JPH0728929A - 文字入力装置 - Google Patents

文字入力装置

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JPH0728929A
JPH0728929A JP5130716A JP13071693A JPH0728929A JP H0728929 A JPH0728929 A JP H0728929A JP 5130716 A JP5130716 A JP 5130716A JP 13071693 A JP13071693 A JP 13071693A JP H0728929 A JPH0728929 A JP H0728929A
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景泰 宮原
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 入力・表示手段と、手書き文字を認識する文
字認識手段と、認識結果を格納する認識結果格納手段
と、入力対象の単語を格納した単語辞書と、認識結果と
単語辞書から候補単語を抽出する単語照合抽出手段と、
単語毎に優先度を設定した優先度テーブルと、入力単語
の入力頻度を記憶しておく頻度テーブルと、装置全体の
制御並びに選択された候補単語を入力単語とする制御手
段。 【効果】 単語入力の途中でも、入力された範囲内の文
字の認識結果から候補単語を表示し、選択された候補単
語を入力単語とするため、少ない文字入力で単語の入力
ができ、さらに認識対象外の文字を含む単語も簡単に入
力できる。また優先度テーブルを用い、入力することの
多い単語の優先度を高く設定することで、効率良く単語
入力ができる。また頻度テーブルを使用することで、連
続して単語入力を行っていくと、入力頻度の多い単語の
入力が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、手書き文字を1文字
入力する毎に処理をする文字入力装置に関するものであ
り、特に住所、氏名等あらかじめ入力する単語が単語辞
書に登録されている文字入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図23は例えば特開平3−175593
に示された従来の文字入力装置を示すブロック図であ
り、図において1はタブレット等の入力・表示手段、2
は手書き入力された文字を認識して候補文字や入力した
文字と候補文字との距離を出力する文字認識手段、3は
文字認識手段より出力された候補文字と距離とを格納す
る認識結果格納手段、63は文字のグループ化情報を格
納した文字グループテーブル、8は装置全体を制御する
制御手段である。
【0003】次に動作について説明する。筆記者は単語
を入力する場合、入力・表示手段1に1文字ずつ手書き
で記入する。まず単語の先頭の文字が記入されると、こ
の手書き文字の筆跡データが制御手段8を通して文字認
識手段2にわたされる。文字認識手段は入力されたデー
タから文字認識を行い、その結果得られた候補文字と距
離が認識結果格納手段3に格納される。
【0004】制御手段8は文字グループテーブル63を
参照し、認識結果格納手段3に格納された候補文字に文
字グループテーブル63の代表文字が有れば、対応する
文字グループの構成文字を候補文字に付加して入力・表
示手段1に表示させ、もし無ければ候補文字のみを表示
させる。文字グループテーブル63は図24に示される
ようなものであり、64は文字グループの代表文字、6
5は文字グループの構成文字である。筆記者は1位の候
補文字に誤読や棄却がある場合、表示された文字中の正
解文字を選択する。そうすると、その選択された文字が
入力文字となる。
【0005】単語の2文字目以降についても、同様の手
順で、文字認識、候補文字表示、文字修正が行われる。
このようにして単語を構成する文字をすべて入力するこ
とにより、一つの単語が入力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の文字入力装置は
以上のように、1文字ずつ文字認識させて単語を入力し
ているため、県名等あらかじめ入力される単語が決まっ
ている場合でも全文字入力しなければならず、入力効率
が悪いという課題があった。また、入力しようとする単
語の中に認識対象外の文字が含まれる場合は、その文字
を文字認識によって入力することはできないため文字グ
ループテーブルのグループ構成文字としなければならな
いが、その代表文字として適当な、字形の類似した認識
対象文字が存在しない場合、当該認識対象外文字に対応
させた字形の異なる代表文字を筆記者が覚えておかねば
ならず、筆記者に対して大きな負担となるといった課題
があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、県名等あらかじめ入力される単
語が決まっている場合に、筆記者が全文字記入しなくて
も正しく単語入力が行え、また入力しようとする単語に
認識対象外文字が含まれる場合でも筆記者に負担を強い
ること無く、効率良く単語が入力できる文字入力装置を
得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係わる文字入力装置は、下記の要素を有するものであ
る。 (a)手書き文字の入力と画面表示及び表示画面上の選
択を行なう入力・表示手段 (b)上記入力・表示手段より入力した手書き文字を認
識して複数の候補文字と距離又は類似度を出力する文字
認識手段 (c)上記文字認識手段が出力した候補文字と距離又は
類似度を順次格納する認識結果格納手段 (d)入力対象の単語を格納した単語辞書 (e)上記認識結果格納手段に格納された候補文字と距
離又は類似度を用いて上記単語辞書内の単語と照合して
候補単語を抽出する単語照合抽出手段 (f)上記単語照合抽出手段の抽出した候補単語を上記
入力・表示手段に表示すると共に表示された候補単語が
上記入力・表示手段により選択された候補単語を入力単
語とする制御手段。
【0009】請求項2に記載の発明に係わる文字入力装
置は、上記制御手段に、入力された文字の候補文字の表
示の際に、他の候補文字を選択する手段と、上記入力・
表示手段により選択された文字に上記認識結果格納手段
の内容を変更する手段を設けて、修正内容に応じて候補
単語を抽出し直して表示するようにしたものである。
【0010】請求項3に記載の発明に係わる文字入力装
置は、請求項1または請求項2に記載の発明に加えて、
単語毎に優先度を設定した優先度テーブルを備えるよう
したものである。
【0011】請求項4に記載の発明に係わる文字入力装
置は、入力された単語毎に入力頻度を記憶する頻度テー
ブルを備えるようにしたものである。
【0012】請求項5に記載の発明に係わる文字入力装
置は、単語毎に優先度を設定した優先度テーブルと入力
された単語の入力頻度を記憶する頻度テーブルを備える
ようにしたものである。
【0013】請求項6に記載の発明に係わる文字入力装
置は、上記単語辞書の単語の情報として優先度テーブル
と頻度テーブルを備えるようにしたものである。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明に係わる文字入力装置に
おいては、入力された文字の認識結果が順次格納される
認識結果格納手段に格納された候補文字と距離又は類似
度を用いて候補単語を抽出する単語照合抽出手段を設け
たことを特徴がある。このことにより、単語入力の途中
でも入力された範囲内の文字の候補文字と距離又は類似
度を用いて得られる候補単語を表示することができ、候
補単語の中に入力単語があれば、選択すれば選択された
単語を入力単語とするようにしたので単語を全文字入力
することなく正しく単語入力ができ、更に認識対象外の
文字を含む単語をも効率良く入力することができる。
【0015】請求項2に記載の発明に係わる文字入力装
置においては、制御装置に、入力された文字の候補文字
の表示に際して他の候補文字を選択する手段と、入力・
表示手段により選択された文字に認識結果格納手段の内
容を変更する手段を設けるようにしたことに特徴があ
る。このことにより文字修正を行えば、入力したい単語
が候補単語に含まれる確率が高くなり単語入力が容易に
なる。
【0016】請求項3に記載の発明に係わる文字入力装
置においては、単語毎に優先度を設定した優先度テーブ
ルを設けたことに特徴がある。このことにより入力され
ることの多い単語の優先度を高くしておけば、その単語
が候補単語の上位に含まれる確率が高くなり単語入力が
容易になる。
【0017】請求項4に記載の発明に係わる文字入力装
置においては、単語の入力頻度を記憶する頻度テーブル
を設けたことに特徴がある。このことにより多数の単語
を入力するにつれて、入力頻度の多い候補単語が候補単
語の上位に含まれる確率が高くなり、単語入力がより容
易になる。
【0018】請求項5に記載の発明に係わる文字入力装
置においては、前記優先度テーブルと頻度テーブルの両
方を設けるようにしたことに特徴がある。この両方のテ
ーブルを用いて候補単語の抽出を行なうのでより一層単
語入力が容易となる。
【0019】請求項6に記載の発明に係わる文字入力装
置においては、単語辞書に単語情報として優先度テーブ
ルと頻度テーブルを備えるようにしたことに特徴があ
る。このことにより単語辞書、優先度テーブルおよび頻
度テーブルを格納する記憶装置の容量を少なくすること
ができる。
【0020】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は文字入力装置の一実施例を示す構成図であ
る。図1において、従来例と同一のものは、同一符号を
付して説明を省略する。4は候補単語を抽出する単語照
合抽出手段、5は入力対象の単語を格納した公知の記憶
装置に記憶された単語辞書、6,7は、各々図示してい
ない記憶装置上の単語毎の優先度を格納した優先度テー
ブルと各単語の入力頻度を記憶する頻度テーブルであ
る。
【0021】次に図により動作を説明する。ここでは認
識結果として候補文字と距離を用い、”東久留米市”と
いう単語を入力する例を用いて説明する。図2は本発明
の文字入力装置の処理フロー図である。まず筆記者は”
東久留米市”の最初の文字である”東”を入力・表示手
段1に手書き入力(工程S1)する。図4はその時点の
入力・表示手段の画面を示す一例であり、9は手書き入
力や認識結果表示に用いられる文字枠であり、10は記
入された文字”東”の筆跡を示すイメージである。ここ
で入力された筆跡データは制御手段8を介して文字認識
手段2にわたされる。
【0022】文字認識手段2では、従来装置と同様に、
その筆跡データから文字認識を行い(工程S2)、認識
結果として複数の候補文字と、各候補文字との距離を出
力し、認識結果格納手段3に格納する(工程S3)。図
5は認識結果格納手段3の内容を示す例である。11は
単語の1文字目の認識結果格納領域であり、12は候補
文字、13は各候補文字の距離を示す。入力文字”東”
10に対する認識結果として、1位の候補文字”更”、
その距離が30、2位の候補文字”東”、その距離45
が格納されている。
【0023】次に単語照合抽出手段4は、認識結果格納
手段3に格納された認識結果と単語辞書5との照合を行
い、候補単語を抽出(工程S4)する。候補単語抽出に
おいては、記入された文字数以上の文字を含む単語に対
して、それぞれ求めた単語評価値を用いる。文字数が記
入文字数未満である単語は除外する。この単語評価値W
は、単語のk番目の文字評価値をDk 、記入文字数をn
とすると、例えば以下の式で求められる。
【0024】
【数1】
【0025】ただし文字評価値Dk は、以下の値とす
る。 (1)対応する入力文字に候補文字が存在しない(棄
却)場合…C1 (あらかじめ定めた定数) (2)候補文字は存在するが、単語の構成文字が含まれ
ていない場合…C2 (あらかじめ定めた定数) (3)単語の構成文字が候補文字に含まれている場合…
認識結果として候補文字と距離を用いる場合は該当する
候補文字の距離、候補文字と類似度を用いる場合は、該
当する候補文字の類似度値を絶対値とした負の値
【0026】図6は単語辞書5を示す一例であり、図5
に示した候補文字と距離から各単語の評価値が算出され
る。ここで上記算出式のC1 を100、C2 を255と
すると、単語”更埴市”と単語”更級市”の単語評価値
は、候補文字”更”の距離が30であるので30とな
る。また、単語”東根市”等の1文字目が”東”である
単語については、候補文字”東”の距離が45となるの
で単語評価値も45となる。それ以外の単語に関して
は、単語構成文字が候補文字内に含まれていないため単
語評価値はすべて255(C2 )となる。単語照合抽出
手段4は、このようにして算出した単語評価値の小さい
ものから順に、あらかじめ定めておいた個数までの単語
を候補単語として抽出するが、単語評価値の等しい単語
に関しては単語辞書5の格納順に準ずるものとする。こ
こで、単語照合抽出手段4は最大4個の候補単語を抽出
するとすると、図5の認識結果と図6の単語辞書5か
ら、”更埴市”、”更級市”、”東根市”、”東田川
郡”の4つの単語が候補単語となる。
【0027】その後、制御手段8は抽出された候補単語
を入力・表示手段1に表示(工程S5)させる。図7
は、その時点の入力・表示手段1の画面表示の例であ
り、14は工程S1で入力した単語の先頭文字”東”の
1位の候補文字である”更”、15は単語入力終了を指
示する終了ボタン、16は候補単語表示領域であり、”
更埴市”、”更級市”、”東根市”、”東田川郡”の4
つの候補単語が表示されている。この時点では、オンラ
イン文字入力装置は、次の文字の入力が開始されたか
(工程S6)、表示中の候補単語のどれかがペン等で選
択されたか(工程S7)、終了ボタン15がペン等で選
択されたか(工程S8)を検知している。ここで、候補
単語のどれかが選択された時は選択された候補単語が入
力となり、終了ボタン15が選択された場合は、各入力
文字の文字認識結果から構成される単語が入力単語とな
る。しかし、本実施例では入力単語が候補単語内に含ま
れていないため、次の文字の入力(工程S6)を行う。
【0028】”東久留米市”の2文字目の”久”が手書
き入力(工程S1)されると、1文字目の時と同様に文
字認識手段2が文字認識を行い(工程S2)、その結果
が認識結果格納手段3に格納(工程S3)される。図8
は2文字目の認識結果が格納された後の認識結果格納手
段3の内容を示す例であり、1文字目の認識結果は保持
されている。17は単語の2文字目の認識結果格納領域
であり、18は候補文字、19は各候補文字の距離であ
る。
【0029】単語照合抽出手段4は、今度は1文字目と
2文字目の認識結果を用いて単語辞書5との照合を行
い、新たに候補単語を抽出(工程S4)する。ここで前
記の算式で再び単語評価値を計算する。単語”更埴市”
に対しては、1文字目の文字評価値は候補文字”更”の
距離の30となるが、2文字目は候補文字に”埴”が含
まれていないため文字評価値は255(C2 )となり、
合計285が単語評価値となる。同様に他の単語の単語
評価値も算出し、その小さな順に候補単語を4つ抽出す
ると、最も単語評価値の小さなもので”東久留米市”
(単語評価値は候補文字”東”と”久”の距離の和9
5)、以下順に”東大和市”(単語評価値は候補文字”
東”と”大”の距離の和105)、”東大阪市”(単語
評価値は候補文字”東”と”大”の距離の和10
5)、”東八代郡”(単語評価値は候補文字”東”と”
八”の距離の和145)となる。
【0030】その後、制御手段8は抽出された候補単語
を入力・表示手段に表示(工程S5)させる。図9は、
その時点の入力・表示手段1の画面表示の例であり、2
0は入力2文字目の1位の候補文字である”久”、21
は候補単語”東久留米市”、22は候補単語”東大和
市”、23は候補単語”東大阪市”、24は候補単語”
東八代郡”である。今度は候補単語の中に、入力したい
単語である”東久留米市”21が含まれているため、筆
記者はペン等で”東久留米市”21を選択する。制御手
段8は、この操作を検出(工程S7)し、単語”東久留
米市”21を入力単語とする(工程S9)。
【0031】本実施例では以上の工程を経ることで、”
東久留米市”という5文字単語が、最初の2文字だけの
手書き入力で入力できる。本発明によれば、このように
入力したい単語の構成文字数よりも少ない文字入力で単
語入力ができる。
【0032】なお、本実施例では、抽出する候補単語を
最大4つまでとしたが、これはいくつでも良い。また、
抽出した全候補単語を同時に画面上に表示したが、画面
上には一時に候補単語中の一部の単語のみを表示するよ
うにしても良い。さらに、本実施例では固有名詞を入力
単語としているが、単語辞書に格納できる文字列ならば
何でもよく、例えば”拝啓、貴社ますますご清栄のこと
とお慶び申し上げます。”といった文字列にも容易に適
用できることは言うまでもない。
【0033】実施例2.ここでは、この発明の他の実施
例として、文字認識における認識対象外文字が含まれて
いる単語を入力する例を説明する。具体的には単語”東
頸城郡”を入力するものとし、その2番目の文字”頸”
は文字認識における認識対象文字に含まれていないもの
とする。また、認識結果として候補文字と距離を用いる
場合で説明する。処理フロー図は実施例1と同様に図2
である。
【0034】次に動作を図により説明する。まず、実施
例1と同様の手順で”東頸城郡”の最初の2文字”東”
と”頸”が既に記入されているものとする。図10は、
入力2文字目の認識結果が認識結果格納手段3に格納さ
れた(工程S3)直後の格納内容を示す例であり、25
は入力1文字目の候補文字、26は各候補文字に対する
距離であり、27、28は各々2文字目の候補文字と距
離である。図10に示すように、認識対象外文字である
2番目の文字の文字認識結果は棄却(認識不能)となっ
ており、候補文字は一つも出力されていない。また1番
目の文字に関しても、文字認識の結果”東”を”束”に
誤読している。これらの認識結果から候補単語が抽出
(工程S4)され、表示(工程S5)される。候補単語
は実施例1と同様の方法で抽出されるものとする。図1
1は、この時点の入力・表示手段1の画面表示の例であ
り、29は1文字目の1位の候補文字”束”、30は2
文字目の認識結果である棄却を示すマーク”?”であ
り、候補単語表示領域16には1、2文字目の認識結果
から求められた4つの候補単語が表示されている。
【0035】ここで筆記者は、候補単語の中に入力した
い単語”東頸城郡”は存在しないため、工程S6を経て
3文字目の”城”の入力を行う(工程S1)。その後文
字認識手段2が入力3文字目の認識を行い(工程S
2)、その結果が認識結果格納手段3に格納(工程S
3)される。図12は、3文字目の認識結果が格納され
た直後の認識結果格納手段3の内容を示す例であり、3
1は3番目の入力文字の認識結果格納領域であり、32
は候補文字、33は各候補文字に対する距離である。3
文字目の文字認識の結果としては、”城”が”阪”に誤
読していることが分かる。ここで単語照合抽出手段4は
1〜3文字目の認識結果を用いて単語辞書5と照合し、
実施例1で示した算出で単語評価値を求めて、候補単語
を抽出(工程S4)する。図6の単語辞書5と図12の
認識結果から単語評価値を求めると、単語評価値最小の
ものが”東大阪市”(単語評価値は、候補文字”東”の
距離[50]とC1 [100]と候補文字”阪”の距離
[50]の総和200)となり、以下順に”東頸城郡”
(単語評価値は、候補文字”東”の距離[50]とC1
[100]と候補文字”城”の距離[55]の総和20
5)、”東茨城郡”(単語評価値は、候補文字”東”の
距離[50]とC1 [100]と候補文字”城”の距離
[55]の総和205)、”東大和市”(単語評価値
は、候補文字”東”の距離[50]とC1 [100]と
候補文字”和”の距離[90]の総和240)の4つの
単語が候補単語となる。
【0036】その後、制御手段8は抽出された候補単語
を入力・表示手段1に表示(工程S5)させる。図13
は、その時点の表示された画面の例であり、34は3文
字目の1位の候補文字”阪”、35〜38は各々候補単
語”東大阪市”、”東頸城郡”、”東茨城郡”、”東大
和市”である。ここで筆記者は入力したい単語”東頸城
郡”が候補単語に含まれているため、ペン等で”東頸城
郡”36を選択する。制御手段8はこの操作を検出(工
程S7)し、単語”東頸城郡”を入力単語とする(工程
S9)。
【0037】本実施例では以上の工程を経ることで、認
識対象外文字”頸”を含む単語”東頸城郡”を3回の文
字入力だけで正しく入力することができる。また、入力
した文字の認識結果がすべて正しくないにもかかわら
ず、認識結果を修正することなく正しい単語入力を行う
ことができる。
【0038】実施例3.ここでは、この発明の他の実施
例を図について説明する。処理フロー図は図3であり、
図3において工程T1〜T9までは図2における工程S
1〜S9と同一である。
【0039】次に動作を図により説明する。ここでは”
東八代郡”という単語を入力する例で説明する。また、
認識結果として候補文字と距離を用いる場合で説明す
る。まず、実施例1と同様の手順で”東八代郡”の最初
の2文字”東”と”八”が既に記入されているものとす
る。図14は、2文字目の認識結果が格納(工程T3)
された直後の認識結果格納手段3の内容を示す例であ
る。39は入力1文字目の候補文字、40はその距離を
示す。また、41は入力2文字目の候補文字、42はそ
の距離である。図14から、入力1文字目は正しく認識
されているが、2文字目は正解文字が3位の候補文字と
なっていることが分かる。これらの認識結果から、実施
例1と同様の手順で図6に示す単語辞書5から候補単語
が抽出(工程T4)され、入力・表示手段1に表示(工
程T5)される。図15は、この時点の入力・表示手段
1の画面表示の例であり、43は入力1文字目の1位候
補文字”東”、44は入力2文字目の1位候補文字”
大”であり、45、46は入力文字の候補文字を表示さ
せるための候補ボタンである。候補単語表示領域16に
は、候補単語として抽出された”東大和市”、”東大阪
市”、”東山梨郡”、”東山区”の4つの単語が表示さ
れており、入力したい単語”東八代郡”は含まれていな
い。
【0040】ここで筆記者は、誤読している2文字目の
認識結果を修正するため、入力2文字目に対応する候補
ボタン46をペン等で選択する。そして制御手段8は、
その操作を検出(工程T101)し、図16に示すよう
に候補文字を表示(工程T102)する。図16におい
て、47は入力・表示手段1に表示された候補文字であ
り、認識結果格納手段3に格納されている入力2文字目
の候補文字41が順に表示されている。筆記者が表示さ
れている候補文字47の中から正解である”八”を選択
すると、制御手段8はこの操作を検出(工程T103)
して認識結果の修正(工程T104)を行う。認識結果
の修正は、認識結果格納手段3内の該当する文字の認識
結果格納領域に対して、その1位候補文字を指定された
正解文字、その距離を0とし、2位以下の候補文字を消
去することで行う。図17は、認識結果修正後の認識結
果格納手段3の内容を示す例である。48は修正後の入
力2文字目の候補文字、49はその距離である。認識結
果修正により、1位の候補文字が指定された文字”
八”、その距離が0となっており、さらに2位以下の候
補文字がなくなっている。
【0041】その後、単語照合抽出手段4は修正された
認識結果を用いて単語辞書5との照合を行い、新たな候
補単語を抽出し直す(工程T4)。この時、実施例1に
示した算式で単語評価値を計算し、その小さなものから
順に候補単語を抽出すると、この例の場合単語評価値が
最小の単語として”東八代郡”(単語評価値は、候補文
字”東”の距離[50]と候補文字”八”の距離[0]
との和50)、以下順に”東根市”(単語評価値は、候
補文字”東”の距離[50]とC2 [255]の和30
5)、”東田川郡”(単語評価値は、候補文字”東”の
距離[50]とC2 [255]の和305)、”東大和
市”(単語評価値は、候補文字”東”の距離[50]と
2 [255]の和305)の4単語となる。
【0042】次に制御手段8は、抽出された候補単語を
入力・表示手段1に表示(工程T5)させる。図18
は、その時点の画面表示の例であり、50は修正後の2
文字目の1位候補文字”八”、51〜54は各々候補単
語”東八代郡”、”東根市”、”東田川郡”、”東大和
市”である。ここで筆記者は入力したい単語”東八代
郡”が候補単語に含まれているため、ペン等で”東八代
郡”51を選択する。制御手段8はこの操作を検出(工
程T7)し、単語”東八代郡”を入力単語とする(工程
T9)。
【0043】本実施例では以上の工程を経ることで、4
文字単語”東八代郡”を、最初の2文字を手書き入力
し、そのうち1文字の認識結果を修正するだけで正しく
単語入力を行うことができる。
【0044】実施例4.ここではこの発明のさらに他の
実施例を図について説明する。処理フロー図は図2であ
る。
【0045】次に動作を図により説明する。実施例1と
同様に認識結果として候補文字と距離を用い、”東久留
米市”という単語を入力する例で説明する。実施例1と
同様に、”東久留米市”の最初の文字である”東”が手
書き入力(工程S1)されると、文字認識手段2が文字
の認識を行い(工程S2)、その認識結果が認識結果格
納手段3に格納(工程S3)される。図5は実施例1と
同じ、認識結果が認識結果格納手段3に格納された例で
ある。
【0046】単語照合抽出手段4は、この認識結果から
単語辞書5と照合し、単語評価値を求めて候補単語を抽
出する(工程S4)。その際、単語評価値は優先度テー
ブル6の内容を加味して、例えば以下の算式で求める。
【0047】
【数2】
【0048】ただしDk は文字評価値であり、実施例1
で示した方法と同様の方法で求めることができる。また
Pは優先度テーブル内の優先度である。
【0049】例えば図19は優先度テーブルの内容を示
すものであり、単語辞書5内の各単語に対応して、あら
かじめ設定された優先度が格納されている。ここで優先
度の大きな値を持つ単語が高い優先度を持つように定義
されているものとする。図19において”東久留米市”
の優先度は20となっており、それ以外の単語は優先度
として0という値が設定されている。
【0050】単語照合抽出手段4が、この優先度テーブ
ルから単語評価値を求めて、その小さな順に候補単語を
抽出すると、最小となるのが単語”東久留米市”(単語
評価値は、候補文字”東”の距離[45]と優先度[2
0]との差25)であり、次に”更埴市”と”更級市”
(共に単語評価値は、候補文字”更”の距離[30]と
優先度[0]との差30)、続いて、”東根市”(単語
評価値は、候補文字”東”の距離[45]と優先度
[0]との差45)となる。
【0051】そこで制御手段8は、抽出された候補単語
を入力・表示手段1に表示(工程S5)する。図20
は、その時点の画面表示の例であり、55〜58は各々
候補単語”東久留米市”、”更埴市”、”更級市”、”
東根市”である。ここで筆記者は入力したい単語”東久
留米市”が候補単語に含まれているため、ペン等で”東
久留米市”55を選択する。制御手段8はこの操作を検
出(工程S7)し、単語”東久留米市”を入力単語とす
る(工程S9)。
【0052】本実施例に示す発明では、あらかじめ各単
語の優先度を設定しておいた優先度テーブルを用いるこ
とによって、1文字の入力だけで、優先度の高い5文字
単語”東久留米市”を入力できるため、単語入力作業が
高速に行える。
【0053】実施例5.ここではこの発明のさらに他の
実施例を図について説明する。処理フロー図は図2であ
る。
【0054】次に動作を図により説明する。実施例1と
同様に認識結果として候補文字と距離を用い、”東久留
米市”という単語を入力する例で説明する。実施例1と
同様に、”東久留米市”の最初の文字である”東”が手
書き入力(工程S1)されると、文字認識手段2が文字
認識を行い(工程S2)、その認識結果が認識結果格納
手段3に格納(工程S3)される。ここで、実施例1と
同じく図5に示される認識結果が、認識結果格納手段3
に格納されているものとする。
【0055】単語照合抽出手段4は、この認識結果から
単語辞書5と照合し、単語評価値を求めて候補単語を抽
出する(工程S4)。その際、単語評価値は頻度テーブ
ル7の値を加味して、例えば以下の算式で求める。
【0056】
【数3】
【0057】ただしDk は文字評価値であり、実施例1
で示した方法で求める。またFは頻度テーブル内の単語
の入力頻度であり、CF はあらかじめ定めた定数であ
る。
【0058】図21は頻度テーブルの一例を示すもので
あり、単語辞書5内の各単語に対応して、それまでの入
力頻度が格納されている。入力頻度の多い単語が優先的
に抽出されることになる。図21において”東久留米
市”の入力頻度は5、”東大和市”の入力頻度は2とな
っており、それ以外の単語は入力頻度0となっている。
この頻度テーブルを使って単語評価値を求め、その小さ
な順に候補単語を抽出する。上記算式の定数CF を5と
すると、単語評価値が最小となるのが単語”東久留米
市”(単語評価値は、候補文字”東”の距離[45]と
入力頻度×CF [5×5=25]との差20)であり、
次に”更埴市”と”更級市”(共に単語評価値は、候補
文字”更”の距離[30]と入力頻度×CF [0×5=
0]との差30)、続いて”東大和市”(単語評価値
は、候補文字”東”の距離[45]と入力頻度×CF
[2×5=10]との差35)となる。
【0059】次に制御手段8は、抽出された候補単語を
入力・表示手段1に表示(工程S5)させる。図22
は、その時点の画面表示の例であり、59〜62は各々
候補単語、”東久留米市”、”更埴市”、”更級
市”、”東大和市”である。ここで筆記者は入力したい
単語”東久留米市”が候補単語に含まれているため、ペ
ン等で”東久留米市”59を選択する。制御手段8はこ
の操作を検出(工程S7)し、単語”東久留米市”を入
力単語とする(工程S9)。同時に制御手段8は頻度テ
ーブル7を更新し、入力単語”東久留米市”に対応する
入力頻度を1だけ増やして次回の単語入力に備える。
【0060】本実施例では、各単語の入力頻度を記憶し
ておく頻度テーブルを用いることによって、1文字の入
力だけで5文字単語”東久留米市”を入力できる。この
ように、使用頻度の高い単語を高速に入力でき、入力作
業を効率的に行うことができる。
【0061】なお、以上の実施例1ないし実施例5では
認識結果として候補文字と距離を用いる例で説明した
が、これは候補文字と類似度を用いるようにしても良
い。
【0062】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、単語
入力の途中でも、入力された範囲内の文字の認識結果を
用いて候補単語を抽出・表示し、筆記者が選択した候補
単語を入力単語とするようにしたので、少ない文字入力
で正しく単語入力ができ、さらに認識対象外の文字を含
む単語をも効率良く簡単に入力することができる。
【0063】また、入力された範囲内の文字のどれかが
修正された場合は、修正内容に応じて候補単語を抽出・
表示し直すようにしたので、認識結果の修正により、さ
らに入力効率を上げることができる。
【0064】また、あらかじめ設定した優先度や記憶し
ておいた入力頻度を用いて候補単語を抽出するため、入
力させることの多い単語が候補単語に含まれやくすくな
り、さらに入力作業の効率を上げることができる。
【0065】また、単語辞書の構成要素として優先度や
入力頻度を組み込むことにより、記憶装置の容量を少な
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文字入力装置を示すブロック図であ
る。
【図2】実施例1および2および5における本発明の文
字入力装置のフロー図である。
【図3】実施例3における本発明の文字入力装置のフロ
ー図である。
【図4】実施例1における入力・表示手段の表示例であ
る。
【図5】実施例1における認識結果格納手段の格納内容
の例である。
【図6】単語辞書の内容を示す例である。
【図7】実施例1における入力・表示手段の表示例であ
る。
【図8】実施例1における認識結果格納手段の格納内容
の例である。
【図9】実施例1における入力・表示手段の表示例であ
る。
【図10】実施例2における認識結果格納手段の格納内
容の例である。
【図11】実施例2における入力・表示手段の表示例で
ある。
【図12】実施例2における認識結果格納手段の格納内
容の例である。
【図13】実施例2における入力・表示手段の表示例で
ある。
【図14】実施例3における認識結果格納手段の格納内
容の例である。
【図15】実施例3における入力・表示手段の表示例で
ある。
【図16】実施例3における入力・表示手段の表示例で
ある。
【図17】実施例3における認識結果格納手段の格納内
容の例である。
【図18】実施例3における入力・表示手段の表示例で
ある。
【図19】実施例4における優先度テーブルの例であ
る。
【図20】実施例4における入力・表示手段の表示例で
ある。
【図21】実施例5における頻度テーブルの例である。
【図22】実施例5における入力・表示手段の表示例で
ある。
【図23】従来の文字入力装置を示すブロック図であ
る。
【図24】従来の文字グループテーブルの例である。
【符号の説明】
1 入力・表示手段 2 文字認識手段 3 認識結果格納手段 4 単語照合抽出手段 5 単語辞書 6 優先度テーブル 7 頻度テーブル
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係わる文字入力装置は、下記の要素を有するものであ
る。 (a)手書き文字の入力と画面表示及び表示画面上の選
択を行なう入力・表示手段 (b)上記入力・表示手段より入力した手書き文字を認
識して複数の候補文字と距離又は類似度を出力する文字
認識手段 (c)上記文字認識手段が出力した候補文字と距離又は
類似度を順次格納する認識結果格納手段 (d)入力対象の単語を格納した単語辞書 (e)上記認識結果格納手段に格納された候補文字と距
離又は類似度を用いて上記単語辞書内の単語と照合して
候補単語を抽出する単語照合抽出手段 (f)上記単語照合抽出手段の抽出した候補単語を上記
入力・表示手段に表示すると共に上記入力・表示手段に
より選択された候補単語を入力単語とする制御手段。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】請求項2に記載の発明に係わる文字入力装
置においては、制御装置に、入力された文字の候補文字
の表示に際して他の候補文字を選択する手段と、入力・
表示手段により選択された文字に認識結果格納手段の内
容を変更する手段を設け、修正内容に応じて候補単語を
抽出し直して表示するようにしたことに特徴がある。こ
のことにより文字修正を行えば、入力したい単語が候補
単語に含まれる確率が高くなり単語入力が容易になる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】ただし文字評価値Dk は、以下の値とす
る。 (1)対応する入力文字に候補文字が存在しない(棄
却)場合…C1 (あらかじめ定めた定数) (2)候補文字は存在するが、単語の構成文字が含まれ
ていない場合…C2 (あらかじめ定めた定数) (3)単語の構成文字が候補文字に含まれている場合…
認識結果として候補文字と距離を用いる場合は該当する
候補文字の距離、候補文字と類似度を用いる場合は、該
当する候補文字の類似度値にー1をかけた
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】その後、制御手段8は抽出された候補単語
を入力・表示手段1に表示(工程S5)させる。図7
は、その時点の入力・表示手段1の画面表示の例であ
り、14は工程S1で入力した単語の先頭文字”東”の
1位の候補文字である”更”、15は単語入力終了を指
示する終了ボタン、16は候補単語表示領域であり、”
更埴市”、”更級市”、”東根市”、”東田川郡”の4
つの候補単語が表示されている。この時点では、文字入
力装置は、次の文字の入力が開始されたか(工程S
6)、表示中の候補単語のどれかがペン等で選択された
か(工程S7)、終了ボタン15がペン等で選択された
か(工程S8)を検知している。ここで、候補単語のど
れかが選択された時は選択された候補単語が入力とな
り、終了ボタン15が選択された場合は、各入力文字の
文字認識結果から構成される単語が入力単語となる。し
かし、本実施例では入力単語が候補単語内に含まれてい
ないため、次の文字の入力(工程S6)を行う。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】ここで筆記者は、誤読している2文字目の
認識結果を修正するため、入力2文字目に対応する候補
ボタン46をペン等で選択する。そして制御手段8は、
その操作を検出(工程T101)し、図16に示すよう
に候補文字を表示(工程T102)する。図16におい
て、47は入力・表示手段1に表示された候補文字であ
り、認識結果格納手段3に格納されている入力2文字目
の候補文字41が順に表示されている。筆記者が表示さ
れている候補文字47の中から正解である”八”を選択
すると、制御手段8はこの操作を検出(工程T103)
して認識結果の修正(工程T104)を行う。認識結果
の修正は、例えば認識結果格納手段3内の該当する文字
の認識結果格納領域に対して、その1位候補文字を指定
された正解文字、その距離を0とし、2位以下の候補文
字を消去することで行う。図17は、認識結果修正後の
認識結果格納手段3の内容を示す例である。48は修正
後の入力2文字目の候補文字、49はその距離である。
認識結果修正により、1位の候補文字が指定された文
字”八”、その距離が0となっており、さらに2位以下
の候補文字がなくなっている。なお、認識結果として距
離でなく類似度を用いる場合は、該当文字の1位候補文
字を指定された正解文字とし、その類似度をあらかじめ
定めておいた十分大きな定数とすることによって修正を
行なう。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要素を有する文字入力装置 (a)手書き文字の入力と画面表示及び表示画面上の選
    択を行なう入力・表示手段 (b)上記入力・表示手段により入力した手書き文字を
    認識して複数の候補文字と距離又は類似度を出力する文
    字認識手段 (c)上記文字認識手段が出力した候補文字と距離又は
    類似度を順次格納する認識結果格納手段 (d)入力対象の単語を格納した単語辞書 (e)上記認識結果格納手段に格納された候補文字と距
    離又は類似度を用いて上記単語辞書内の単語と照合して
    候補単語を抽出する単語照合抽出手段 (f)上記単語照合抽出手段の抽出した候補単語を上記
    入力・表示手段に表示すると共に表示された候補単語が
    上記入力・表示手段により選択された候補単語を入力単
    語とする制御手段。
  2. 【請求項2】 上記制御手段に、入力された文字の候補
    文字の表示の際に、他の候補文字を選択する手段と、上
    記入力・表示手段により選択された文字に上記認識結果
    格納手段の内容を変更する手段を設けて、修正内容に応
    じて候補単語を抽出し直して表示することを特徴とする
    請求項1に記載の文字入力装置。
  3. 【請求項3】 単語毎に優先度を設定した優先度テーブ
    ルを備え、優先度テーブル内の優先度を用いて候補単語
    の抽出を行なうことを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の文字入力装置。
  4. 【請求項4】 入力された単語毎に入力頻度を記憶する
    頻度テーブルを備えて、頻度テーブル内の頻度情報を用
    いて候補単語の抽出を行なうことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の文字入力装置。
  5. 【請求項5】 単語毎に優先度を設定した優先度テーブ
    ルと入力された単語の入力頻度を記憶する頻度テーブル
    を備えて、上記優先度テーブルと頻度テーブルを用いて
    候補単語の抽出を行なうことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の文字入力装置。
  6. 【請求項6】 上記単語辞書は、単語の情報として優先
    度テーブルと頻度テーブルを備えていることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の文字入力
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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