JPH07319779A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH07319779A
JPH07319779A JP6110668A JP11066894A JPH07319779A JP H07319779 A JPH07319779 A JP H07319779A JP 6110668 A JP6110668 A JP 6110668A JP 11066894 A JP11066894 A JP 11066894A JP H07319779 A JPH07319779 A JP H07319779A
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JP6110668A
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Inventor
Daisuke Shomura
大助 正村
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は情報処理装置に関し、入出力機器の
障害情報(エラーロギング情報、及びトレース情報)を
正確に、且つ効率的に収集して管理できるようにするこ
とを目的とする。 【構成】 ホスト5A、6Aが各入出力機器10A−1
〜10A−nで収集したエラーロギング情報を取り込ん
で、DASD7、8に格納する装置において、各入出力
機器に、収集したエラーロギング情報の中へ、自装置固
有の識別情報を設定するエラー管理部24を備えた。各
入出力機器に、エラーを検出時にエラーに関係ない箇所
のトレース収集を抑制してトレース情報を収集する制御
を行うトレース制御手段を備えた。各入出力機器に、イ
メージメモリ19Aのエラーを、描画時に発生したエラ
ーか読み出し時に発生したエラーかを区別して検出し、
その検出結果に応じて処理の中断/継続を制御するメモ
リ管理部21を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホストコンピータに複
数の入出力機器を接続したCTS(CTS:Computeriz
ed Type Setting )システム等に利用可能な情報処理装
置に関する。特に、本発明は、各入出力機器で収集した
障害情報を、ホスト側へ取り込んで管理する情報処理装
置に関する。
【0002】近年、コンピュータシステムの信頼性向上
に伴い、効率的な障害情報管理が要望されている。ま
た、特に、障害発生に伴う障害事象の管理を適切に行う
ことが要望されてきている。本発明は、このような要望
に応えるためになされたものである。
【0003】
【従来の技術】図9は、従来例の説明図であり、図9
中、1はCTS(Computerized Type Setting )システ
ム、2は記事入力システム、3は編集システム、4は画
像システム、5は出力システム(A系)、6は出力シス
テム(B系)、7、8はDASD(Direct Access Stor
age Device)、10−1〜10−4は紙面展開装置、1
1は印刷機器を示す。
【0004】§1:CTSシステムの構成の説明 従来、複数の入出力機器をホストコンピュータに接続
し、前記ホストコンピュータ側で、各入出力機器の障害
情報を収集するシステムが知られていた。その1例とし
て、CTSシステムがある。
【0005】前記CTSシステムは、新聞制作、書籍印
刷等の印刷物を作成するためのシステムであり、素材
(記事、図形、画像等)を編集出力する統合システムで
ある。このシステムは、システムの性格上、各ハードウ
ェア機器は、二重化構成(A系、及びB系)となってい
る。
【0006】図示のように、CTSシステム1のネット
ワークには、記事入力システム2、編集システム3、画
像システム4、出力システム5(A系)、出力システム
6(B系)等が接続されている。
【0007】そして、出力システム5(A系)にはDA
SD7が接続され、出力システム6(B系)には、DA
SD8が接続されている。また、出力システム5(A
系)、及び出力システム6(B系)には、紙面展開装置
10−1、10−2、10−3、10−4・・・が接続
され、前記各紙面展開装置には、それぞれ、印刷機器1
1が接続されている。
【0008】この場合、出力システム5(A系)では、
紙面展開装置10−1、10−2が現用系であり、紙面
展開装置10−3、10−4が予備系である。また、出
力システム6(B系)では、紙面展開装置10−3、1
0−4が現用系であり、紙面展開装置10−1、10−
2が予備系である。このように、CTSシステムでは、
システムが二重化構成となっている。前記各部は次の通
りである。
【0009】(1) :記事入力システム2は、紙面記事の
文字情報を作成したり、管理したりするシステムであ
る。 (2) :編集システム3は、紙面を構成する文字、写真、
カット等の素材を、紙面上に編集したり、確認したりす
るシステムである。
【0010】(3) :画像システム4は、紙面の写真、カ
ット、広告等のイメージ情報を作成したり、管理するシ
ステムである。 (4) :出力システム5、6は、前記編集システム3によ
り割り付けられた情報を基に、文字、写真、カット等の
素材を出力したり、管理したりするシステムである。な
お、この出力システム5、6では、各紙面展開装置の制
御を行う。
【0011】(5) :紙面展開装置10−1〜10−4
は、出力システム5、6により制御される装置である。
この紙面展開装置の内部には、イメージ描画用のビット
マップメモリ(BMM)を備えており、各素材(記事、
図形、画像等)を、前記ビットマップメモリ上に実展開
する。
【0012】(6) :印刷機器11は、紙面展開装置10
−1〜10−4により、ビットマップメモリに展開され
た紙面データを印刷する機器である。この印刷機器の記
録媒体は、印画紙、またはフィルムである。
【0013】(7) :DASD7、8には、各紙面展開装
置10−1〜10−4で収集した障害情報等を格納する
ものである。すなわち、DASD7、8には、それぞ
れ、エラーロギング情報を格納するためのエラーログフ
ァイルと、トレース情報を格納するためのトレースファ
イルが設けてある。この場合、DASD7は出力システ
ム5が管理し、DASD8は出力システム6が管理す
る。
【0014】§2:CTSシステムの動作の説明 CTSシステム1が、図示の二重化構成のシステムとし
て運用されている場合、紙面展開装置10−1、10−
2はA系の出力システム5から動作制御を行い、紙面展
開装置10−3、10−4はB系の出力システム6から
動作制御を行うことにより、運用している。
【0015】このような運用状態において、例えば、紙
面展開装置10−1でエラーが発生すると、A系の出力
システム5が管理するDASD7に、エラーロギング情
報(障害情報)が格納される。
【0016】しかし、A系の出力システム5が故障した
場合は、紙面展開装置10−1は、B系の出力システム
6へ切り換えられ、動作制御が行われる。この時、紙面
展開装置10−1でエラーが発生すると、B系の出力シ
ステム6が管理するDASD8に、エラーロギング情報
が格納される。
【0017】前記のようにして、DASD7、8へエラ
ーロギング情報を格納する場合、例えば、紙面展開装置
の論理機番、或いは物理機番等を付加して管理してい
た。そして、保守時には、前記論理機番、或いは物理機
番等に基づいて、保守対象装置の判定を行っていた。
【0018】また、エラー検出時におけるエラー情報の
収集、特に、装置の動作履歴を把握するためのトレース
情報収集は、紙面展開装置は、出力システムからのコマ
ンドに基づいて実行する。
【0019】この場合、トレース方法としては、:無
条件に収集する、:出力システムより、トレース開始
/停止のコマンドによる指示に基づいて実行する等の方
法で実行していた。そして、各紙面展開装置で収集した
トレースデータは、出力システムへ取り込まれ、DAS
D7、またはDASD8へ格納される。
【0020】更に、各紙面展開装置に設けたビットマッ
プメモリの不良検出は、該ビットマップメモリに対し
て、書き込み/読み出しを行う時、パリティチェック機
構により診断を行い、エラーが発生すれば、直ちに、実
行中の処理を中断し、エラー情報(障害情報)の収集を
行っていた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) :エラーロギング情報の収集を行う場合、論理機
番、或いは物理機番等を付加して管理していた。従っ
て、ホストコンピュータのレベルアップ、システム形態
の変更等により、紙面展開装置の論理機番、或いは物理
機番が変更になると、それまで管理していた障害の発生
履歴情報との関係が崩れてしまい、正確な障害情報(エ
ラー情報)の管理ができなくなる。
【0022】(2) :例えば、前記従来例において、紙面
展開装置10−1でエラーが発生した時は、A系の出力
システム5が管理するDASD7上にエラーロギング情
報が格納されていく。しかし、A系の出力システム5が
故障した場合には、紙面展開装置10−1は、B系の出
力システム6へ切り換え、動作制御が行われる。
【0023】この時、B系の出力システム6が管理する
DASD8上に紙面展開装置10−1のエラーロギング
情報が格納されていくことになる。この場合、出力シス
テム5、6から見た紙面展開装置10−1は、認識方法
が異なったり、紙面展開装置10−1、10−2の接続
形態を交換した時などには、エラーロギング情報と紙面
展開装置との関係が崩れるため、統一した管理ができな
い。
【0024】(3) :トレースデータの収集は、例えば、
出力システムがトレースの開始/停止のコマンドを発行
し、このコマンドを紙面展開装置が受け取り、その内容
を解析することで実行する。
【0025】従って、紙面展開装置でエラーが発生した
場合、紙面展開装置から出力システムに対してエラー報
告を行い、このエラー報告に対して出力システムが停止
コマンドを発行する。その後、前記停止コマンドを紙面
展開装置が受け取り、その内容を解析することで、トレ
ースデータの収集を停止する。
【0026】このように、紙面展開装置でエラーが発生
してから、トレース情報収集を停止するまでの間、かな
りのトレースが走行する。このため、後でトレースデー
タを出力システムへ転送して解析しても、エラー発生近
辺のトレースデータが上書きされてしまい、消失するこ
とがある。
【0027】また、トレースデータの収集を無条件で行
い、エラー発生時に無条件でトレースデータの収集を停
止すると、トレースデータが不十分となり障害管理に問
題がある。
【0028】(4) :各紙面展開装置に設けたビットマッ
プメモリの不良検出は、該ビットマップメモリに対し
て、書き込み/読み出しを行う時、パリティチェック機
構により診断を行い、エラーが発生すれば、直ちに、実
行中の処理を中断し、エラー情報の収集を行うといった
画一的な方法で行っていた。
【0029】従って、描画用のイメージメモリとしての
特性を考慮していないので、効率的なエラー情報の収集
ができなかった。本発明は、このような従来の課題を解
決し、入出力機器の障害情報(エラーロギング情報、及
びトレース情報)を正確に、且つ効率的に収集して管理
できるようにすることを目的とする。
【0030】また、本発明では、入出力機器の接続変更
等があった場合でも、常に入出力機器の障害情報を正確
に管理できるようにすると共に、障害管理に必要なトレ
ース情報が、正確に収集できるようにすることを目的と
する。
【0031】更に、本発明では、描画用のイメージメモ
リとしての特性を考慮した効率的な障害情報の管理がで
きるようにすることを目的としている。
【0032】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1中、5A、6Aはホスト(ホストコンピ
ュータ)、7、8はエラーログファイルと、トレースフ
ァイルを備えたDASD、10A−1〜10A−nは入
出力機器、19Aはイメージメモリ、21はメモリ管理
部、23はトレース管理部、24はエラー管理部、36
は制御部(複数の制御部)を示す。
【0033】本発明は前記の目的を達成するため、情報
処理装置を、ホスト5A、6Aと、前記各ホストに接続
した複数の入出力機器10A−1〜10A−nと、前記
各ホストに接続したDASD7、8で構成した。
【0034】そして、前記各入出力機器には、処理対象
の情報を実展開するためのイメージメモリ19A、前記
イメージメモリ19Aの管理を行うメモリ管理部21、
トレース情報の管理を行うトレース管理部23、エラー
ロギング情報の管理を行うエラー管理部24、各種制御
を行う制御部36等を設けた。また、各入出力機器に
は、自装置固有の識別情報を設定しておく。
【0035】
【作用】前記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づ
いて説明する。 (1) :各入出力機器に設けてある自装置固有の識別情報
は、予め装置内に設定しておく。そして、装置運用時に
エラーが発生すると、各入出力機器では、エラーロギン
グ情報を収集するが、この時、エラー管理部24では、
装置に設定されている装置固有の識別番号を、収集した
エラーロギング情報の中に設定する。
【0036】その後、ホスト5A、又は6Aの発行した
コマンドにより、前記収集したエラーロギング情報は入
出力機器からホストへ転送し、ホストがDASD7、ま
たは8に格納して管理する。
【0037】このようにすれば、入出力機器の接続変更
等があった場合でも、常に入出力機器のエラーロギング
情報が正確に、且つ効率的に管理できるようになる。 (2) :各入出力機器のトレース管理部23では、複数の
トレース実施箇所に対応して、トレースを実施するか否
かを示すトレース収集有無情報の管理を行う。そして、
制御部36では、エラーを検出した時、前記トレース収
集有無情報を更新する。
【0038】この場合、各制御部36では、エラーに関
係した箇所のトレース収集有無情報を、トレース有りに
しておき、エラーに関係しない箇所のトレース収集有無
情報を、全てトレース無しに更新する。
【0039】そして、制御部36では、前記トレース収
集有無情報を基に、トレースを実施する。従って、エラ
ーに関係しない箇所のトレースは実施しないで、エラー
に関係した箇所のみについて、トレースを実施する。
【0040】前記トレースの実施により収集したトレー
ス情報は、トレース管理部23内のトレース情報格納部
に格納しておき、その後、ホストの発行したコマンドに
より、ホストへ転送され、DASD7、または8のトレ
ースファイルに格納される。
【0041】このようにすれば、各入出力機器では、ト
レース管理部23内に設けたトレース情報格納部を有効
利用でき、エラー発生以降は、エラーの調査に必要な情
報のみを効率良く収集することができる。
【0042】(3) :各入出力機器のメモリ管理部21で
は、イメージメモリ19Aのエラーを、描画時に発生し
たエラーか、読み出し時に発生したエラーかを区別して
検出する。
【0043】そして、イメージメモリ19Aの読み出し
時に発生したエラーの場合、そのエラー発生回数を、内
部のカウンタで計数しておき、その計数値が、予め設定
した回数より少ない場合は、読み出し処理を継続させ、
前記回数以上の場合は、読み出し処理を中断させる制御
を行う。このようにすれば、イメージメモリの特性に合
わせた効率的なエラー情報の管理ができる。
【0044】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図8は、本発明の実施例を示した図であ
り、図2〜図8中、図1、図9と同じものは、同一符号
で示してある。
【0045】また、10は紙面展開装置、14は主制御
部、15は入出力制御部、16は文字展開制御部、17
は図形展開制御部、18はイメージ展開制御部、19は
ビットマップメモリ(BMM)、20は印刷出力制御
部、21はメモリ管理部、22は不揮発性メモリ、23
はトレース管理部、24はエラー管理部、25はエラー
ロギング情報格納部、26、27、28、37、38、
39はエラー検出部、29、30、31、40、41、
42はトレース情報収集部、32はトレース制御テーブ
ル、33はトレース情報格納部、34はパリティエラー
回数カウンタ、35はパリティエラー管理部を示す。
【0046】§1:実施例装置の説明・・・図2〜図5
参照 図2は実施例の装置構成図である。図3は各部の詳細図
1であり、A図は文字展開制御部の詳細図、B図は図形
展開制御部の詳細図、C図はイメージ展開制御部の詳細
図である。図4は各部の詳細図2であり、A図は入出力
制御部の詳細図、B図は主制御部の詳細図、C図は印刷
出力制御部の詳細図である。
【0047】図5は各部の詳細図3であり、A図は不揮
発性メモリの詳細図、B図はエラー管理部の詳細図、C
図はトレース管理部の詳細図、D図はメモリ管理部の詳
細図である。以下、図2〜図5に基づいて、実施例の装
置を説明する。
【0048】本実施例は、CTSシステムに適用した例
であり、図9に示したCTSシステムの構成は、本実施
例でも同じなので、図9も援用しながら説明する。前記
CTSシステムを構成する各紙面展開装置10−1〜1
0−4(以下、紙面展開装置10として説明する)の構
成は、図2に示した通りである。
【0049】すなわち、図2に示したように、紙面展開
装置10には、主制御部14、入出力制御部15、文字
展開制御部16、図形展開制御部17、イメージ展開制
御部18、ビットマップメモリ(BMM)19、印刷出
力制御部20、メモリ管理部21、不揮発性メモリ2
2、トレース管理部23、エラー管理部24等が設けて
ある。
【0050】そして、図3に示したように、前記文字展
開制御部16にはエラー検出部26と、トレース情報収
集部29が設けてあり、図形展開制御部17にはエラー
検出部27と、トレース情報収集部30が設けてあり、
イメージ展開制御部18にはエラー検出部28と、トレ
ース情報収集部31が設けてある。
【0051】また、図4に示したように、入出力制御部
15にはエラー検出部37と、トレース情報収集部40
が設けてあり、主制御部14にはエラー検出部38と、
トレース情報収集部41が設けてあり、印刷出力制御部
20にはエラー検出部39と、トレース情報収集部42
が設けてある。
【0052】更に、図5に示したように、エラー管理部
24には、エラーロギング情報格納部25が設けてあ
り、トレース管理部23には、トレース制御テーブル3
2と、トレース情報格納部33が設けてあり、メモリ管
理部21には、パリティエラー回数カウンタ34と、パ
リティエラー管理部35が設けてある。
【0053】また、不揮発性メモリ22には、装置製造
番号が格納されている。前記各部は次の通りである。 (1) :主制御部14は、紙面展開装置の各種制御を行う
ものである。例えば、入出力制御部15、文字展開制御
部16、図形展開制御部17、イメージ展開制御部1
8、印刷出力制御部20等に対して、起動/終了を指示
したり、動作シーケンスの制御を行ったりする。また、
メモリ管理部21、トレース管理部23等の制御も行
う。
【0054】この主制御部14には、エラー検出部38
と、トレース情報収集部41を備えており、エラーの検
出と、トレース情報の収集を行う。この場合、トレース
情報収集部41によるトレース情報の収集は、各制御部
への起動/終了単位で、動作履歴をトレースする。
【0055】(2) :入出力制御部15は、紙面展開装置
の入出力制御を行うものである。例えば、入出力制御部
15は、出力システム5(または6)からの紙面展開デ
ータ(文字情報、図形情報、イメージ情報等を含むデー
タ)の受信をしたり、前記出力システムに対して、処理
結果を報告したりする。
【0056】この入出力制御部15には、エラー検出部
37と、トレース情報収集部40を備えており、エラー
の検出と、トレース情報の収集を行う。この場合、トレ
ース情報収集部40によるトレース情報の収集時には、
出力システムからの動作依頼で、動作履歴をトレースす
る。
【0057】(3) :文字展開制御部16は、入出力制御
部15で受信した文字情報を解析し、ビットマップメモ
リ19上に文字パターンを展開するものである。また、
文字展開制御部16には、エラー検出部26と、トレー
ス情報収集部29を備えており、エラーの検出と、トレ
ース情報の収集を行う。この場合、トレース情報の収集
は、1文字の展開単位で、動作履歴をトレースする。
【0058】(4) :図形展開制御部17は、入出力制御
部15で受信した図形情報を解析し、ビットマップメモ
リ19上に図形パターンを展開するものである。また、
図形展開制御部17には、エラー検出部27と、トレー
ス情報収集部30を備えており、エラーの検出と、トレ
ース情報の収集を行う。この場合、トレース情報の収集
は、1図形の展開単位で、動作履歴をトレースする。
【0059】(5) :イメージ展開制御部18は、入出力
制御部15で受信したイメージ情報を解析し、ビットマ
ップメモリ19上にイメージパターンを展開(ビット展
開)するものである。
【0060】また、イメージ展開制御部18には、エラ
ー検出部28と、トレース情報収集部31を備えてお
り、エラーの検出と、トレース情報の収集を行う。この
場合、トレース情報の収集は、1イメージの展開単位
で、動作履歴をトレースする。
【0061】(6) :ビットマップメモリ(BMM)19
は、紙面(例えば、新聞紙面)を描画展開(ビット展
開)するためのメモリ(イメージメモリ)である。 (7) :印刷出力制御部20は、ビットマップメモリ(B
MM)19上に展開された紙面データを読み出して、印
刷機器11へ出力する制御を行うものである。この印刷
出力制御部20には、エラー検出部39と、トレース情
報収集部42を備えており、エラーの検出と、トレース
情報の収集を行う。
【0062】この場合、トレース情報収集部42による
トレース情報の収集時には、印刷機器への動作制御単位
で、動作履歴をトレースする。 (8) :メモリ管理部21は、ビットマップメモリ(BM
M)19に対するアクセスを管理し、パリティ情報の生
成と、パリティエラーのチェックを実施し、パリティエ
ラーが発生した場合には、各制御部に対して異常通知を
行うものである。
【0063】(9) :不揮発性メモリ22は、図5のA図
に示したように、各紙面展開装置に固有のIDコードと
して、例えば、「装置製造番号」を工場出荷時に記憶し
ておくものである。
【0064】(10):トレース管理部23は、トレース制
御テーブル32と、トレース情報格納部33を備えてい
る。そして、前記トレース制御テーブル32によって、
前記各制御部のトレース収集の有無を管理し、前記トレ
ース情報格納部33に、各制御部でトレースした結果の
データを格納するものである。
【0065】なお、CTSシステムの各紙面展開装置に
は、DASD等が接続していないので、各紙面展開装置
におけるトレース情報、エラーロギング情報は、内部の
一時的な記憶領域に格納させることで確保している。こ
のため、前記情報は、上位システムへ転送してDASD
に格納させて管理する方式を採用している。
【0066】(11):エラー管理部24は、各制御部のエ
ラー検出部が収集したエラーロギング情報を取り込ん
で、エラーロギング情報の管理を行うものである。この
ため、エラー管理部24には、エラーロギング情報格納
部25を備えている。
【0067】§2:エラーロギング情報の説明・・・図
6参照 図6はエラーロギング情報の説明図である。以下、図6
に基づき、エラーロギング情報について説明する。
【0068】図9に示したCTSシステムにおいて、紙
面展開装置のように二重化構成で運用されている時、例
えば、紙面展開装置10−1、10−2は、A系の出力
システム5から動作制御を行う。この場合、紙面展開装
置10−3、10−4は、B系の出力システム6から動
作制御を行って運用している。
【0069】このような接続形態において、例えば、紙
面展開装置10−1で障害が発生した時は、A系の出力
システム5が管理するDASD7のエラーログファイル
上にエラーロギング情報が格納されていく。しかし、A
系の出力システム5が故障した場合には、紙面展開装置
10−1は、B系の出力システム6へ切り換え、動作制
御が行われる。
【0070】この時、紙面展開装置10−1の障害情報
は、B系の出力システム6が管理するDASD8のエラ
ーログファイル上にエラーロギング情報が格納されてい
くことになる。この場合、出力システム5、6から見た
紙面展開装置10−1は、認識方法が異なったり、紙面
展開装置10−1、10−2の接続形態を交換した時な
どには、障害情報と紙面展開装置との関係が崩れるた
め、統一した管理ができない。
【0071】そこで本実施例では、図6に示したよう
に、エラーロギング情報1件分の中に、エラーコード、
エラー詳細情報と一緒に、紙面展開装置の製造番号(装
置個別にユニークな個別情報であれば良い)を設定す
る。例えば、図示の例は紙面展開装置10−n(#nの
装置)で収集したエラーロギング情報であるから、この
エラーロギング情報中には、紙面展開装置10−n(#
nの装置)の製造番号を設定する。
【0072】このようにすれば、紙面展開装置10−n
の制御形態、システム構成が変動しても、常に、確実に
紙面展開装置10−nが認識できることになる。すなわ
ち、DASDのエラーログファイルに格納するエラーロ
ギング情報1件分を、それぞれエラーコードと、紙面展
開装置の製造番号と、エラー詳細情報で構成する。ま
た、前記紙面展開装置10−n以外の紙面展開装置10
−1、10−2、10−3等についても同様にする。
【0073】前記DASDのエラーログファイルへの格
納処理は、次のようにして行う。通常運用時にエラーが
発生すると、各制御部のエラー検出部ではエラーロギン
グ情報を収集する。そして、各制御部のエラー検出部で
収集したエラーロギング情報は、エラー管理部24のエ
ラーロギング情報格納部25に格納する。
【0074】この時、エラー管理部24は、不揮発性メ
モリ22に格納されている装置の製造番号を読み出し
て、前記収集したエラーロギング情報の中に、前記装置
の製造番号を設定する。
【0075】その後、出力システムの発行したコマンド
により、前記エラーロギング情報格納部25に格納して
あるエラーロギング情報を、紙面展開装置から出力シス
テムへ転送し、前記出力システムがDASDのエラーロ
グファイルに格納して管理する。
【0076】このようにすれば、DASDのエラーログ
ファイルには、常に、装置の製造番号を設定したエラー
ロギング情報が格納されるから、確実な障害情報の管理
を行うことができる。
【0077】§3:トレース情報収集方法の説明・・・
図7参照 図7は実施例の処理説明図1であり、A図はトレース制
御テーブル例、B図はエラー検出部の処理フローチャー
ト、C図はトレース情報収集部の処理フローチャートで
ある。以下、図7に基づいて、トレース情報収集方法を
説明する。なお、S1〜S13は各処理ステップを示
す。
【0078】(1) :トレース情報収集方法の説明 紙面展開装置は印刷出力を高速に実現するために、各展
開制御部16、17、18、及び印刷出力制御部20は
並行処理可能な設計になっており、各々独自に動作させ
ることができるように構成されている。このため、紙面
展開装置の障害発生時の障害情報収集、特に、装置の動
作履歴を保存するトレース情報は重要である。
【0079】トレース情報の収集時には、各制御部で収
集したトレース情報を、トレース管理部23に転送し、
トレース情報格納部33に格納していくが、この場合、
上位システムである出力システムからのトレース要求の
順序に従って、トレース情報格納部33の先頭アドレス
から順次格納していく。
【0080】このようにしてトレース情報格納部33に
トレース情報を格納し、トレース情報格納部33の最終
アドレスまで格納すると、次には先頭アドレスに戻り、
再び前記の順序で格納する。すなわち、トレース情報
は、トレース情報格納部33の先頭アドレスから順次格
納し、最終アドレスまで格納したら、再び先頭アドレス
から格納する。この場合、先に格納したトレース情報に
上書きするため、先のデータは消去される。
【0081】ところで、前記トレースデータの収集は、
出力システムがトレースの開始/停止のコマンドを発行
し、このコマンドを紙面展開装置が受け取り、その内容
を解析することで実行する。
【0082】従って、紙面展開装置でエラーが発生した
場合、紙面展開装置から出力システムに対してエラー報
告を行い、このエラー報告に対して出力システムが停止
コマンドを発行する。その後、前記停止コマンドを紙面
展開装置が受け取り、その内容を解析することで、トレ
ース情報の収集を停止する。
【0083】このように、紙面展開装置でエラーが発生
してから、停止するまでの間、かなりのトレースが走行
する。このため、後でトレース情報を出力システムへ転
送して解析しても、エラー発生近辺のトレース情報が上
書きされてしまい、消失することがある。
【0084】また、エラー発生時に無条件でトレース情
報の収集を停止すると、トレース情報が不十分となり障
害管理に問題がある。このため、本実施例では、エラー
発生時以降は、その障害調査に必要なトレースデータの
みを収集するように、紙面展開装置側で変更させること
が必要となる。
【0085】トレース情報収集は、各制御部の複数箇所
で収集している。この各トレース情報収集箇所に識別番
号を付与し、その識別番号に対応したトレース制御テー
ブルをトレース管理部23内に設定して管理する。この
場合、トレース制御テーブル32のデータ更新は、出力
システムからのコマンド指示と、各制御部のエラー検出
部により変更できるように構成する。
【0086】前記トレース制御テーブルの1例を図7の
A図に示す。このテーブルには、トレース識別番号(ト
レース情報収集箇所の識別番号)と、トレース収集の有
無を表すフラグ(トレース収集有無フラグ)を設定す
る。トレース収集有無フラグは、トレース無しの場合に
0を設定し、トレースを実行する場合は1に設定する。
【0087】このようなトレース制御テーブルを設定す
れば、トレース箇所と、その箇所でのトレース収集の有
無が直ちに判別できる。 (2) :トレース時の説明 トレース収集を実行する場合、先ず、出力システムは、
トレース管理部23内のトレース制御テーブル32に対
し、トレース識別番号1〜nの各トレース収集有無フラ
グを1(トレース収集有り)に設定する。そして、出力
システムは、該当する紙面展開装置に対してトレースの
開始を指示するコマンドを発行する。
【0088】前記コマンドが発行されると、紙面展開装
置が前記コマンドを受け取って解析し、紙面展開装置の
各制御部に設けたトレース情報収集部では、前記コマン
ドで指示された順序に従って、トレースを走行させる。
【0089】その後、紙面展開装置側のいずれかの箇所
でエラーを検出すると(S1)、エラーを検出した制御
部では、エラー検出部がエラー情報を収集する(S
2)。その後、前記制御部のエラー検出部では、エラー
発生箇所に関係した箇所のトレース情報収集以外を抑制
するように、トレース制御を変更する。
【0090】この場合、エラーを検出したエラー検出部
は、トレース制御テーブル32上のエラー収集に必要な
(エラーに関係した)トレース識別番号以外のトレース
識別番号に対応した全てのトレース収集有無フラグを0
(トレース無し)に設定する(S3)。
【0091】例えば、イメージ展開制御部18のエラー
検出部28がエラーを検出した場合には、イメージ展開
制御部18のトレース情報収集部31が行うトレース箇
所に対応したトレース識別番号のトレース収集有無フラ
グのみを1(トレース収集有り)にしたまま、他の全て
のトレース収集有無フラグを0(トレース収集無し)に
設定する。
【0092】従って、この場合、文字展開制御部、図形
展開制御部、印刷出力制御部等が行うトレース箇所に対
応したトレース識別番号のトレース収集有無フラグは、
全て0に設定される。
【0093】その後、各制御部のトレース情報収集部で
は、トレース収集を行う際、トレース制御テーブル上の
自己のトレース識別番号の所のトレース収集有無フラグ
を参照する(S11)。そして、参照したトレース収集
有無フラグによりトレースを実行するか否かを判断する
(S12)。
【0094】その結果、トレース収集有無フラグが1な
らばトレース収集を実行する(S13)が、0ならばト
レース収集を実行しない。従って、エラー検出時には、
エラー収集に必要なトレース識別番号以外のトレース識
別番号に対応した全てのトレース収集有無フラグを0
(トレース無し)に設定しているので、トレース収集を
行うのは、前記エラー発生に関係した箇所のみに抑制さ
れている。このため、トレース情報格納部の領域が有効
利用される。
【0095】前記のようにして、エラーの発生した箇所
のトレースデータを収集した後、出力システムからのコ
マンドにより、トレースデータ格納部のトレースデータ
が出力システムへ転送された後、DASDのトレースフ
ァイルに格納される。その後、出力システムは、トレー
ス制御テーブルのトレース収集有無フラグを再設定し
て、通常運用を実行する。
【0096】§4:ビットマップメモリ管理の説明・・
・図8参照 図8は実施例の処理説明図2であり、A図は印刷出力制
御部の処理フローチャート、B図はメモリ管理部の処理
フローチャートである。以下、図8に基づいて、ビット
マップメモリ管理の説明をする。なお、S21〜S28
は各処理ステップを示す。
【0097】(1) :パリティエラーの一般的な説明 各紙面展開装置において、文字、図形、イメージの各情
報を実展開し、印刷機器11へ出力するための領域とし
てビットマップメモリ(BMM)19を構成している。
前記ビットマップメモリ(BMM)19は、1紙面分を
展開させるために、大容量、高速アクセス、高信頼性が
要求されている。
【0098】この高信頼性を保つため、メモリ管理部2
1には、ビットマップメモリへのメモリアクセスを行う
時のメモリパリティチェック機能を具備している。しか
し、ビットマップメモリ(BMM)19の使用目的を勘
案した時、ビットマップメモリ(BMM)19へ描画す
る時と、印刷機器11へ出力(読み出し)する時とで
は、同一にパリティエラーを処理する必要はない。すな
わち、1紙面分の印刷出力を行う範囲において、印刷品
質に影響を与えない規定回数分のパリティエラーは、エ
ラー発生情報のみ収集し、処理を続行させる。
【0099】本実施例の場合、印刷機器11は、印刷媒
体が印画紙、またはフィルムであり、印刷のための露光
を開始すると途中で休止できない機構の装置である。こ
のため、紙面展開装置の制御方法は、各展開制御部1
6、17、18と、印刷出力制御部20は、独立に動作
させている。
【0100】そこで、ビットマップメモリ19へのアク
セス時に検出されたパリティエラーが、ビットマップメ
モリ19への描画時(文字展開制御部、図形展開制御
部、イメージ展開制御部からのアクセス時)か、読み出
し時(印刷出力制御部からのアクセス時)かを判断す
る。
【0101】そして、読み出し時(出力時)に発生した
場合には、1紙面当たりのパリティエラー発生回数をカ
ウントし、カウントしたパリティエラー発生回数が規定
回数内であれば、そのまま読み出しを続行させ、規定回
数以上の場合は、読み出し処理を中断させる。
【0102】(2) :フローチャートによるエラー検出時
の処理説明 印刷出力制御部20は、1紙面分の出力(読み出し)毎
に、メモリ管理部21内のパリティエラー回数カウンタ
34の初期化処理を行い、該パリティエラー回数カウン
タの値を0にする(S21)。
【0103】一方、メモリ管理部21のパリティエラー
管理部35は、ビットマップメモリ19の描画時(入力
時)、及び読み出し時(出力時)にパリティエラーが発
生したか否かをチェックしている。
【0104】そして、パリティエラー管理部35は次の
ように処理を行う。先ず、パリティエラー管理部35
は、パリティエラーを検出すると(S22)、そのエラ
ーが、ビットマップメモリ19からの印刷出力の時(読
み出し時)に検出されたか、ビットマップメモリ19へ
の描画時に検出されたのかを判断する(S23)。
【0105】その結果、ビットマップメモリ19への描
画時に検出された場合は、現在実行中の処理を全て中断
させる(S27)。そして、パリティエラー管理部35
が各制御部へエラー通知を行うことにより、各制御部の
エラー検出部では、該当する箇所のエラー情報を収集す
る(S28)。前記収集したエラー情報は、エラー管理
部のエラーロギング情報格納部25に格納しておく。
【0106】また、前記S23の処理で、ビットマップ
メモリ19からの印刷出力の時(読み出し時)にパリテ
ィエラーが検出されたら、更に、パリティエラー管理部
35は、パリティエラー回数カウンタ34の値を読み出
すことにより、紙面単位の印刷出力(読み出し)で、規
定回数以上パリティエラーが検出されたか否かを判断す
る(S24)。
【0107】その結果、紙面単位の印刷出力で規定回数
以上パリティエラーが検出された場合は、現在実行中の
処理を全て中断させる(S27)。そして、パリティエ
ラー管理部35が各制御部へエラー通知を行うことによ
り、各制御部のエラー検出部では、該当する箇所のエラ
ー情報を収集する(S28)。前記収集したエラー情報
は、エラー管理部のエラーロギング情報格納部25に格
納しておく。
【0108】しかし、前記S24の処理で、紙面単位の
印刷出力で規定回数以上パリティエラーが検出されない
場合は、パリティエラー管理部35は、パリティエラー
管理部35が各制御部へエラー通知を行うことにより、
各制御部のエラー検出部では、該当する箇所のエラー情
報を収集する(S25)。前記収集したエラー情報は、
エラー管理部のエラーロギング情報格納部25に格納し
ておく。
【0109】またこの時、パリティエラー管理部35
は、パリティエラー回数カウンタ34を+1(インクリ
メント)する(S26)。以上の処理により、エラーロ
ギング情報格納部25に格納されたエラー情報は、その
後、出力システムの発行したコマンドにより、出力シス
テムへ転送され、DASDのエラーログファイルに格納
される。
【0110】このようにしてパリティエラー発生時の処
理を行うので、紙面展開装置、及び印刷機器に対して、
メモリのリトライ機構を持つ必要がない。また、データ
の品質保証と処理の高速性が確保される。
【0111】(他の実施例) 以上実施例について説明したが、本発明は次のようにし
ても実施可能である。 (1) :不揮発性メモリに格納しておく装置の製造番号
は、自装置を識別できる装置固有の情報ならば、他の任
意の識別情報で良い。
【0112】(2) :不揮発性メモリに格納した装置の製
造番号は、例えば、各紙面展開装置内のプリント板に設
けたスイッチ等を用いて設定することも可能である。 (3) :入出力機器は、紙面展開装置以外の装置(例え
ば、イメージデータの入力装置)にも同様に適用可能で
ある。
【0113】(4) :CTSシステム以外の他の同様なシ
ステムにも実施可能である。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) :各入出力機器(例えば、紙面展開装置)では、エ
ラー検出時に収集したエラーロギング情報の中へ、自装
置固有の識別情報(例えば、装置の製造番号)を設定
し、このエラーロギング情報を出力システムのエラーロ
グファイルへ格納して管理する。
【0115】従って、入出力機器の接続変更等があった
場合でも、常に入出力機器の障害情報(エラーロギング
情報)が正確に、且つ効率的に管理できる。 (2) :各入出力機器(例えば、紙面展開装置)では、エ
ラーを検出した際、エラーに関係ない箇所のトレース収
集を抑制し、エラーに関係した箇所のみ、トレース情報
を収集する制御を行うように制御している。
【0116】従って、各入出力機器のトレース情報格納
部を有効利用することができ、その結果、障害(エラ
ー)調査に必要なトレース情報が、効率的に、かつ正確
に収集できる。
【0117】(3) :各入出力機器(例えば、紙面展開装
置)では、イメージメモリ(ビットマップメモリ)のエ
ラーを、描画時に発生したエラーか、読み出し時に発生
したエラーかを区別して検出し、その検出結果に応じ
て、処理の中断/継続を制御している。
【0118】従って、描画用のイメージメモリ(ビット
マップメモリ)としての特性を考慮した効率的な障害
(エラー)情報の管理ができるようになる。 (4) :各入出力機器(例えば、紙面展開装置)では、イ
メージメモリ(ビットマップメモリ)のエラーを、描画
時に発生したエラーか、読み出し時に発生したエラーか
を区別して検出し、その検出結果に応じて、処理の中断
/継続を制御している。
【0119】従って、紙面展開装置の場合、印刷機器に
対して、リトライ機構を持つ必要がなく、品質保証と処
理の高速性が得られる。また、印刷媒体である印画紙、
フィルム等が無駄にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施例の装置構成図である。
【図3】図2の各部の詳細図1である。
【図4】図2の各部の詳細図2である。
【図5】図2の各部の詳細図3である。
【図6】実施例におけるエラーロギング情報の説明図で
ある。
【図7】実施例の処理説明図1である。
【図8】実施例の処理説明図2である。
【図9】従来例の説明図である。
【符号の説明】
5A、6A ホスト(ホストコンピュータ) 7、8 DASD 10A−1〜10A−n 入出力機器 19A イメージメモリ 21 メモリ管理部 23 トレース管理部 24 エラー管理部 36 制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入出力機器(10A−1〜10A
    −n)を、ホストに接続し、 各入出力機器には、エラー検出時にエラーロギング情報
    を収集するエラーロギング情報収集手段を備えると共
    に、 ホストには、エラーロギング情報を格納するエラーログ
    ファイルを備え、 前記ホストが、各入出力機器で収集したエラーロギング
    情報を取り込んで、エラーログファイルに格納すること
    により、エラーロギング情報の管理を行う情報処理装置
    において、 前記各入出力機器に、エラー検出時に収集したエラーロ
    ギング情報の中へ、自装置固有の識別情報を設定するエ
    ラー管理部(24)を備えたことを特徴とする情報処理
    装置。
  2. 【請求項2】 複数の入出力機器(10A−1〜10A
    −n)を、ホストに接続し、 各入出力機器には、複数箇所でエラーを検出するエラー
    検出部と、 装置の動作履歴を、複数箇所でトレースしてトレース情
    報を収集するトレース情報収集手段を備えると共に、 ホストに、トレース情報を格納するトレースファイルを
    備え、 前記ホストが、各入出力機器で収集したトレース情報を
    取り込んで、トレースファイルに格納することにより、
    トレース情報の管理を行う情報処理装置において、 前記各入出力機器に、エラーを検出した際、エラーに関
    係ない箇所のトレース収集を抑制し、エラーに関係した
    箇所のみ、トレース情報を収集する制御を行うトレース
    制御手段を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 複数の入出力機器(10A−1〜10A
    −n)を、ホストに接続し、 各入出力機器には、処理対象情報を実展開するためのイ
    メージメモリ(19A)と、 エラー検出時にエラーロギング情報を収集するエラーロ
    ギング情報収集手段を備えると共に、 ホストには、エラーロギング情報を格納するエラーログ
    ファイルを備え、 前記ホストが、各入出力機器で収集したエラーロギング
    情報を取り込んで、エラーログファイルへ格納すること
    により、エラーロギング情報の管理を行う情報処理装置
    において、 前記各入出力機器に、前記イメージメモリ(19A)の
    エラーを、描画時に発生したエラーか、読み出し時に発
    生したエラーかを区別して検出し、その検出結果に応じ
    て、処理の中断/継続を制御するメモリ管理部(21)
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリ管理部(21)は、 イメージメモリ(19A)の読み出し時に発生したエラ
    ーの場合、そのエラー発生回数を計数しておき、 その計数値が、予め設定した回数より少ない場合は、読
    み出し処理を継続させ、前記回数以上の場合は、読み出
    し処理を中断させる制御を行うメモリ管理部であること
    を特徴とした請求項3記載の情報処理装置。
JP6110668A 1994-05-25 1994-05-25 情報処理装置 Withdrawn JPH07319779A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010205064A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Fujitsu Ltd 障害解析のためのトレース装置およびトレース方法
JP2018014039A (ja) * 2016-07-22 2018-01-25 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
WO2021172715A1 (en) * 2020-02-26 2021-09-02 Kt&G Corporation Error analysis device for aerosol generating device and system for the same

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