JPH11237959A - 多重書き込み記憶装置 - Google Patents

多重書き込み記憶装置

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JPH11237959A
JPH11237959A JP10041694A JP4169498A JPH11237959A JP H11237959 A JPH11237959 A JP H11237959A JP 10041694 A JP10041694 A JP 10041694A JP 4169498 A JP4169498 A JP 4169498A JP H11237959 A JPH11237959 A JP H11237959A
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Mitsuhiko Yashiro
光彦 矢代
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数個の記憶デバイスに同一のデータを書き
込む多重書き込み記憶装置において、ホストへ書き込み
完了を早く通知できるようにすること。 【解決手段】 ホストから書き込みデータが送られてき
た時、書き込みデータを記憶デバイス5−1,5−2,
5−3に書き込みデータを書き込む。2個の記憶デバイ
スに対する書き込みが完了した時、ホストに完了通知を
送る。残りの記憶デバイスへの書き込み中にエラーが検
出された場合には、書き込み完了の2個の記憶デバイス
の中の一方の記憶デバイスから書き込みデータを読み出
し、読み出しデータをエラーが検出された記憶デバイス
に書き込む。この書き込み中にホストから例えば読み出
し要求が送られて来た時には、書き込み完了の他方の記
憶デバイスからデータを読み出して、ホストに送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1個のデータをm
個(mは3以上の自然数)の記憶デバイスに書き込む多
重書き込み記憶装置において、上記m個の記憶デバイス
の中のn個(nは2以上でmより小の自然数)の記憶デ
バイスに書き込みデータ又は書き戻しデータが書き込ま
れた時に、完了と見做すようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】計算機システムのデータの信頼性や可用
性の向上のために、一つのデータを複数個の記憶デバイ
スへ書き込んでおく方法が従来から実施されている。こ
のようにすることで、或る記憶デバイスに故障が発生し
ても、別の記憶デバイスからデータの読み書きが可能で
あり、データの信頼性が向上する。また、或るデータが
同時期に複数のユーザからアクセスされても、異なる記
憶デバイスを使用することで、データの読み書きが可能
となり、データの可用性が向上する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、データを複数
個の記憶デバイスへ書き込む場合、一つの記憶デバイス
に比べて、処理時間が増大すると言う問題がある。ま
た、複数個の記憶デバイスにデータの書き込みを行って
いる最中に、或る記憶デバイスで障害が発生した場合、
従来の技術では対処が考慮されていないと言う問題があ
った。
【0004】更に、データを一時的に記憶装置内のキャ
ッシュ・メモリに格納しておき、適当な時点で複数の記
憶デバイスへ書き戻す処理を行う場合、一つの記憶デバ
イスに比べて、処理時間が増加すると言う問題がある。
更に、複数の記憶デバイスにデータの書き戻しを行って
いる最中に、或る記憶デバイスに障害が発生した場合、
従来の技術ではやはり対処が考慮されていなかった。
【0005】本発明の第1の目的は、複数個の記憶デバ
イスに同一のデータを書き込む多重書き込み記憶装置に
おいて、ホストへ書き込み完了を早く通知できるように
することにある。本発明の第2の目的は、書き込み完了
をホストに通知した後に記憶デバイスにエラーが発生し
た時に、記憶装置内のデータを使用して、当該エラーに
対処できるようにすることにある。
【0006】本発明の第3の目的は、キャッシュ・メモ
リを有し、且つ複数個の記憶デバイスに同一のデータを
書き込む多重書き込み記憶装置において、キャッシュ・
メモリのデータを複数個の記憶デバイスに書き戻す際
に、キャッシュ・メモリを早く開放できるようにするこ
とにある。本発明の第4の目的は、キャッシュ・メモリ
を開放した後に記憶デバイスにエラーが発生した時に、
記憶装置内のデータを使用して、当該エラーに対処でき
るようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1にシステム全体の構
成を示す。計算機システムは、データ・アクセスを行う
ホストと,記憶装置とから成る。記憶装置は、記憶デバ
イス及びコントローラから構成される。ホストから記憶
装置へデータの読み書きが要求されると、コントローラ
が対象の記憶デバイスからデータを読み出してホストに
送ったり、対象の記憶デバイスへデータを書き込んだり
する。
【0008】記憶デバイスはコントローラにk台接続し
ており、データ書き込みがホストから記憶装置に指示さ
れると、その中の対象となるm台に書き込みが行われ
る。ここでkとmはk≧m≧3となる自然数である。ま
た、幾つかの物理的な記憶デバイスを論理的にk個に分
割したものでも良い。
【0009】図2〜5に記憶デバイスの構成例を示す。
同図において、HIFMはホスト・インタフェース・モ
ジュール、DIFMはディスク・インタフェース・モジ
ュールをそれぞれ示す。また、データを記憶しておく装
置を記憶デバイス、記憶デバイスを制御する装置をコン
トローラと呼ぶことにする。
【0010】コントローラの内部には、コントローラ全
体を制御する制御装置とその制御記憶,ホストとのイン
タフェースを制御するHIFM,記憶デバイスとのイン
タフェースを制御するDIFMが含まれる。更に、コン
トローラ内部には、キャッシュ・メモリが含まれること
もある。
【0011】HIFMやDIFMを複数個備えることも
可能である。DIFMを複数個備えた場合、k台の記憶
デバイスを各DIFMへ接続した構成にすることも可能
である。記憶デバイスの例としては、磁気ディスクや光
ディスクなどのディスク装置やテープ装置などが挙げら
れる。
【0012】ホストからの書き込み要求があった場合、
それをm台の記憶デバイスに書き込む際に、従来の方法
では、m台全ての書き込みが終了してから、ホストへ書
き込み終了の完了を報告していた。このため、1台の記
憶デバイスへ書き込みを行う場合と比較して、処理時間
が延びると言う問題があった。
【0013】そこで、本発明では、m台の記憶デバイス
の中のn台の記憶デバイスへの書き込みが終了した時点
で、書き込み処理の完了をホストへ報告するものとす
る。ここで、m>n≧2となる自然数である。そして、
書き込み処理の完了報告後、残りの(m−n)台の記憶
デバイスへの書き込み処理中に、その書き込みが失敗し
たならば、すでに書き込みが完了しているn台の記憶デ
バイスの1台又は複数台から書き込みデータを読み出
し、失敗した記憶デバイスへの再書き込みを実行する。
【0014】この方法により、n台の書き込み完了時点
で、残りの記憶デバイスへの書き込みが失敗しても、記
憶装置内部で再試行を行うため、ホストから書き込みデ
ータを再度転送する必要が無く、ホストからの次のアク
セスが可能となる。
【0015】また、ホストからの書き込みデータをキャ
ッシュ・メモリを用いて一時的に格納しておき、適当な
時点でm台の記憶デバイスへ書き戻す方法を記憶装置が
実行している場合、従来の技術では、m台全ての書き戻
しが完了した時点で、書き戻し処理完了としていた。そ
して、完了後、使用されていたキャッシュ・メモリを開
放し、別の書き込みデータに使用していた。
【0016】しかしながら、この場合もn台の記憶デバ
イスへの書き戻しが終わった時点で処理を完了として、
キャッシュ・メモリを開放することで、キャッシュ・メ
モリを有効に活用できるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】図6は本発明の第1実施例のブロ
ック図である。同図において、1は記憶装置、2はコン
トローラ、3はホスト・インタフェース部、4−1ない
し4−3はディスク・インタフェース部、5−1ないし
5−3は記憶デバイス、6は制御装置、7は制御記憶、
8は演算処理部、9はカウンタ比較部をそれぞれ示して
いる。おな、点線は制御線を示し、太線はデータ線を示
す。また、HIFMはホスト・インタフェース・モジュ
ールの略であり、DIFMはディスク・インタフェース
・モジュールの略である。
【0018】記憶装置1は、コントローラ2及び記憶デ
バイス5−1ないし5−3を有している。コントローラ
2は、ホスト・インタフェース部3,ディスク・インタ
フェース部4−1ないし4−3及び制御装置6を有して
いる。ホスト・インタフェース部3は、ホストとのイン
タフェースを制御するものである。ディスク・インタフ
ェース部4−1は記憶デバイス5−1とのインタフェー
スを制御し、ディスク・インタフェース部4−2は記憶
デバイス5−2とのインタフェースを制御し、ディスク
・インタフェース部4−3は記憶デバイス5−3とのイ
ンタフェースを制御する。制御装置6は制御記憶7を有
しており、機能的には演算処理部8やカウンタ比較部9
を有している。
【0019】第1実施例では、k=m=3,n=2とす
る。即ち、3台の記憶デバイスに対して、データの3重
書き込みを行い、その内の2台の書き込みが終了した時
点で書き込み処理完了をホストに報告する。
【0020】ホストからデータの書き込みが記憶装置1
へ行われると、その要求がホスト・インタフェース部3
を経由してコントローラ2の制御装置6へ伝えられる。
制御装置6は、制御記憶7の中の書き込み完了通知数を
0にセットして、ホスト・インタフェース部3が受け取
った書き込みデータを3個のディスク・インタフェース
部4−1,4−2,4−3に渡し、それぞれの記憶デバ
イスへ書き込むよう指示を出す。各ディスク・インタフ
ェース部4−1,4−2,4−3は、受け取ったデータ
を対応する記憶デバイスに書き込み、書き込みが完了し
たら制御装置6へ書き込み完了の通知を行う。
【0021】書き込み完了の通知を受け取った制御装置
6は、制御記憶7の中の書き込み完了通知数に1を加え
て、前以って制御記憶内に記憶していた完了報告を行う
ための数(第1実施例では2)と比較する。この時、書
き込み完了通知数がnより小さければ、制御装置6は別
のディスク・インタフェース部からの完了通知を待つ。
比較を行った時に書き込み完了通知数とnが等しけれ
ば、制御装置はホスト・インタフェース部3に書き込み
完了報告をホストに送出するよう指示を出す。
【0022】ホスト書き込み完了報告後、書き込みが完
了していない記憶デバイスでエラーが起きた場合には、
以下の処理を行う。ここでは、書き込みが完了した記憶
デバイスを5−1と5−2,書き込みが完了してない記
憶デバイスを5−3と仮定する。
【0023】制御装置6は、書き込みの完了した記憶デ
バイス5−1に接続されているディスク・インタフェー
ス部4−1に対して、書き込みデータの読み出しと,書
き込みエラーとなった記憶デバイス5−3に接続されて
いるディスク・インタフェース部4−3にデータを転送
する指示を出す。書き込み完了となった記憶デバイスの
中から、何れをデータ読出しに使用するかの判断は、例
えば書き込み完了報告を最初に報告した記憶デバイスと
すると言うように行う。
【0024】さらに、制御装置6は、書き込みエラーと
なった記憶デバイス5−3に接続されているディスク・
インタフェース部4−3に対して、前述のディスク・イ
ンタフェース部4−1からのデータを受け取って記憶デ
バイス5−3へ再書き込みを行うよう指示を出す。この
ように、再書き込み処理が必要な場合でも、すでに書き
込み済のデータを使用することで、ホストに再度書き込
みデータを要求する必要がなくなる。
【0025】再書き込みの処理の間に、ホスト・インタ
フェース部3と,使用されていない記憶デバイス5−2
を用いて、ホストからのアクセス要求に応えることも可
能である。すなわち、記憶デバイス5−1のデータを記
憶デバイス5−3に転送している途中にホストから読み
出し要求が送られて来た時には、コントローラ2は当該
読み出し要求で指定されたデータを記憶デバイス5−2
から読み出し、ホストへ送るための制御を行う。
【0026】また、記憶デバイス5−1のデータを記憶
デバイス5−3に転送している途中にホストから書き込
み要求が送られて来た時には、コントローラ2は当該要
求に付加されている書き込みデータを当該要求で指定さ
れた記憶デバイス5−2の記憶場所に書き込み、次いで
記憶デバイス5−2に書き込まれたデータを読み出して
記憶デバイス5−1,5−3に書き込むための制御を行
う。
【0027】図7は第1実施例における書き込み処理フ
ローを示す図である。この処理はコントローラによって
実行される。ステップS1では、mに3を書き込み、n
に2を書き込む。ステップS2では、cを0にする。ス
テップS3では、ディスク・インタフェース部4−1,
4−2,4−3に対して書き込み開始指示を出す。
【0028】ステップS4では、ディスク・インタフェ
ース部から完了通知があるか否かを調べる。yesの場
合はステップS5 に進み、noの場合は完了通知が通知
されるのを待つ。ステップS5では、cの値を1だけ増
やす。ステップS6では、cがnに等しいか否かを調べ
る。yesの場合はステップS7に進み、noの場合は
ステップS4に戻る。ステップS7では、ホストに完了
通知報告を行う。
【0029】ステップS8では、ディスク・インタフェ
ース部から完了通知があるか否かを調べる。yesの場
合はステップS9 に進み、noの場合はステップS11
に進む。ステップS9では、cの値を1だけ増やす。ス
テップS10では、cの値がmに等しいか否かを調べ
る。yesの場合は処理終了とし、noの場合はステッ
プS8に戻る。ステップS11では、エラーが発生して
いるか否かを調べる。yesの場合はステップS12に
進み、noの場合はステップS14に進む。
【0030】ステップS12では、書き込み完了デバイ
スからのデータの読み出しを指示する。ステップS13
では、エラー発生デバイスへの書き込みを指示する。次
にステップS14に進む。ステップS14では、ホスト
・アクセスありか否かを調べる。yesの場合はステッ
プS15に進み、noの場合はステップS8に戻る。ス
テップS15では、アクセス可能なデバイスへホスト・
アクセス処理を指示する。次にステップS8に戻る。
【0031】図8は本発明の第2実施例のブロック図で
ある。同図において、10はキャッシュ・メモリ、11
はキャッシュ・メモリ管理テーブルを示す。なお、図6
と同一符号は同一物を示す。
【0032】図8の実施例では、k=m=3,n=2で
ある。即ち、図8の実施例は、キャッシュ・メモリから
記憶デバイスへ書き戻し処理を行う場合、3台の記憶デ
バイスに対して、データの3重書き戻しを行い、その内
の2台に書き戻しが終了した時点で、書き戻し処理完了
と見做す例である。
【0033】記憶装置1の中には、ホスト・インタフェ
ース部3があり、3個の記憶デバイス5−1,5−2,
5−3があり、記憶デバイス5−1,5−2,5−3の
それぞれに1対1に対応する3個のディスク・インタフ
ェース部4−1,4−2,4−3が存在しているものと
する。
【0034】図9はキャッシュ・メモリ管理テーブルを
説明する図、図10は新規ブロック・アクセス時のテー
ブル内容の変更を示す図である。キャッシュ・メモリ管
理テーブルはデータの書き戻し単位(以下、ブロックと
呼ぶ)の管理を行うためのテーブルであり、優先度順に
ブロックのエントリが並べられている。ブロックは、記
憶デバイス上のデータの一部のコピーである。
【0035】ホストから読み出し要求されたデータがキ
ャッシュ・メモリ上にあれば、そこから転送する。キャ
ッシュ・メモリ上に無ければ、記憶デバイスから読み出
して転送する。
【0036】ホストが書き込み要求したデータがキャッ
シュ・メモリ上にあれば、そこに書き込む。キャッシュ
・メモリ上になければ、記憶デバイスから対象となるデ
ータをキャッシュ・メモリ上に読み出して更新するか,
或いはキャッシュ・メモリへ直接書き込みを行う。キャ
ッシュ・メモリへ書き込まれたデータは、例えばそのデ
ータを含むブロックがキャッシュ・メモリ上から追い出
される時に記憶デバイスへ書き戻される。
【0037】エントリの管理をLRU方式で行うと、読
み出し要求や書き込み要求があったブロックのエントリ
が優先度の最も高い所に動かされる(図9(b) 及び図9
(c)を参照)。キャッシュ・メモリが全て使用されてい
る状態で、ホストからの読み出し要求や書き込み要求に
よって新たなブロック記憶域が必要になると、図10の
ようにキャッシュ・メモリ管理テーブル上で最も優先度
の低いブロックが占めているキャッシュ・メモリのブロ
ック記憶域を開放する。開放されたブロック記憶域に更
新されたデータがあれば、記憶デバイスへの書き戻しが
行われる。
【0038】或るブロックの書き戻し処理は、コントロ
ーラ2の制御装置6によって以下のように実行される。
制御装置6は、制御記憶内の書き戻し完了通知数を0に
セットして、キャッシュ・メモリ10に格納されている
書き戻しデータを3個のディスク・インタフェース部4
−1,4−2,4−3に渡し、それぞれの記憶デバイス
へ書き戻すよう指示を出す。各ディスク・インタフェー
ス部4−1,4−2,4−3は、受け取ったデータを記
憶デバイスへ書き戻し、書き戻しが完了したら、制御装
置6へ書き戻し完了の通知を行う。
【0039】書き戻し完了の通知を受け取った制御装置
6は、制御記憶内の書き戻し完了通知数に1を加えて、
前もって制御記憶内に記憶していたキャッシュ・メモリ
の開放を行うための数n(本実施例では2)と比較す
る。このとき、書き戻し完了通知数がnより小さけれ
ば、制御装置は別のディスク・インタフェース部からの
完了通知を待つ。
【0040】比較を行った時に書き戻し完了通知数がn
と等しければ、制御装置6はキャッシュ・メモリ管理テ
ーブル11から該当するブロックのエントリを追い出
し、キャッシュ・メモリ10上の該当する部分を開放し
て、別のブロックのキャッシュ・メモリへの使用に備え
る。
【0041】キャッシュ・メモリの開放後、書き戻しが
完了していない記憶デバイスで書き戻しエラーが起きた
場合、以下の処理を行う。ここでは、書き戻しが完了し
た記憶デバイスを記憶デバイス5−1と5−2、書き戻
しが完了してない記憶デバイスを5−3と仮定する。
【0042】制御装置6は、書き戻しが完了した記憶デ
バイスに接続しているディスク・インタフェース部4−
1に対して、書き戻しデータの読み出しと,書き戻しエ
ラーとなった記憶デバイス5−3に接続されているディ
スク・インタフェース部4−3にデータを転送する指示
を出す。書き込み完了となった記憶デバイスの中から何
れをデータ読み出しに使用するかの判断は、例えば書き
戻し完了を最初に報告した記憶デバイスとするように行
う。
【0043】更に、制御装置6は、書き戻しエラーとな
った記憶デバイス5−3に接続されているディスク・イ
ンタフェース部4−3対して、前述のディスク・インタ
フェース部4−1からのデータを受け取って記憶デバイ
ス5−3への再書き込みを行うよう指示を出す。このよ
うに、再書き戻し処理が必要な場合でも、すでに書き戻
し済のデータを使用することで、キャッシュ・メモリの
早期開放と別データへの使用が可能となる。
【0044】再書き込みの処理の間に、ホスト・インタ
フェース部3と,使用されていない記憶デバイス5−2
とを用いて、ホストからのアクセス要求に応えることも
可能である。すなわち、記憶デバイス5−1のデータを
記憶デバイス5−3に転送している途中でホストから読
み出し要求が送られて来た時には、当該読み出し要求で
指定されたデータがキャッシュ・メモリ10に存在する
か否かを調べる。読み出し要求で指定されたデータがキ
ャッシュ・メモリ10に存在しない場合には、読み出し
要求で指定されたデータを含むブロックを記憶デバイス
5−2から読み出し、読み出したブロックをキャッシュ
・メモリ10に書き込むと共に、読み出し要求で指定さ
れたデータをホストに送る。この際、必要に応じて書き
戻し処理が行われる。なお、このような制御は、コント
ローラ2の制御の下で行われる。
【0045】記憶デバイス5−1のデータを記憶デバイ
ス5−3に転送している途中でホストから書き込み要求
が送られて来た時には、当該書き込み要求で指定された
データがキャッシュ・メモリ10に存在するか否かを調
べる。該当するデータがキャッシュ・メモリ10に存在
せず且つキャッシュ・メモリ10に空きブロック記憶域
がある場合には、書き込み要求に付加されている書き込
みデータを空きのブロック記憶域に書き込む。該当する
データがキャッシュ・メモリ10に存在せず且つキャッ
シュ・メモリ10に空きのブロック記憶域が存在しない
場合には、必要に応じて最も優先度の低いブロックを記
憶デバイス5−2に書き戻した後、最も優先度の低いブ
ロックが占めていたキャッシュ・メモリ10のブロック
記憶域に書き込み要求に付加されている書き込みデータ
を書き込む。なお、このような制御は、コントローラ2
の制御の下で行われる。
【0046】図11は本発明の第2実施例における書き
戻し処理フローを示す図である。ステップS1では、m
に3を書き込み、nに2を書き込む。ステップS2で
は、cを0にする。ステップS3では、ディスク・イン
タフェース部4−1,4−2,4−3に対して書き戻し
開始指示を送る。ステップS4では、ディスク・インタ
フェース部から完了通知があるか否かを調べる。yes
の場合はステップS5 に進み、noの場合は完了通知が
通知されるのを待つ。
【0047】ステップS5では、cの値を1だけ増や
す。ステップS6では、cがnに等しいか否かを調べ
る。yesの場合はステップS7に進み、noの場合は
ステップS4に戻る。ステップS7では、キャッシュ・
メモリを開放する。ステップS8では、ディスク・イン
タフェース部から完了通知があるか否かを調べる。ye
sの場合はステップS9 に進み、noの場合はステップ
S11に進む。
【0048】ステップS9では、cの値を1だけ増や
す。ステップS10では、cの値がmに等しいか否かを
調べる。yesの場合は終了とし、noの場合はステッ
プS8に戻る。ステップS11では、エラーが発生して
いるか否かを調べる。yesの場合はステップS12に
進み、noの場合はステップS14に進む。
【0049】ステップS12では、書き戻し完了デバイ
スからのデータの読み出しを指示する。ステップS13
では、エラー発生デバイスへの書き込みを指示する。次
にステップS14に進む。ステップS14では、ホスト
・アクセス有りか否かを調べる。yesの場合はステッ
プS15に進み、noの場合はステップS8に戻る。ス
テップS15では、アクセス可能なデバイスへホスト・
アクセス処理を指示する。次に、ステップS8に戻る。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、ホストからのデータを
複数の記憶デバイスへ書き込むことを行う記憶装置にお
いて、全ての記憶デバイスへの書き込み完了を待たず
に、書き込み完了通知をホストへ通知することが出来る
ため、書き込み処理時間を短縮できる。また、書き込み
完了を通知した後の記憶デバイスのエラーに対して、記
憶装置内の別の記憶デバイスへの書き込みデータを使用
することで、ホストへ書き込みデータを再度要求するこ
とがなくなり、ホストの負荷が減少する。更に、書き込
みエラーが発生した記憶デバイスに対して書き込み完了
の記憶デバイスからのデータを書き込んでいる最中にお
いても、残りの書き込み完了の記憶デバイスを使用し
て、ホストからのアクセス要求に応えることが出来る。
【0051】本発明によれば、記憶装置にキャッシュ・
メモリが設けられている場合、記憶デバイスへの書き戻
し処理を実行する際に、全ての記憶デバイスへの書き戻
し完了を待たずに、書き戻しが終了したものとしてキャ
ッシュ・メモリを開放することが可能となって、キャッ
シュ・メモリの利用効率が向上する。また、キャッシュ
・メモリ開放後の記憶デバイスのエラーに対して、記憶
装置内の別の記憶デバイスへの書き込みデータを使用す
ることで、キャッシュ・メモリの開放が可能となって、
キャッシュ・メモリの利用効率が向上する。更に、書き
戻しエラーが発生した記憶デバイスに対して書き戻し完
了の記憶デバイスからのデータを書き込んでいる最中に
おいても、残りの書き戻し完了の記憶デバイスを使用し
て、ホストからのアクセス要求に応えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の記憶装置の第1構成例を示す図であ
る。
【図3】本発明の記憶装置の第2構成例を示す図であ
る。
【図4】本発明の記憶装置の第3構成例を示す図であ
る。
【図5】本発明の記憶装置の第4構成例を示す図であ
る。
【図6】本発明の第1実施例のブロック図である。
【図7】本発明の第1実施例の書き込み処理フローを示
す図である。
【図8】本発明の第2実施例のブロック図である。
【図9】キャッシュ・メモリ管理テーブルを説明する図
である。
【図10】新規ブロック・アクセス時のテーブル内容の
変更を示す図である。
【図11】本発明の第2実施例の書き戻し処理フローを
示す図である。
【符号の説明】
1 記憶装置 2 コントローラ 3 ホスト・インタフェース部 4 ディスク・インタフェース部 5 記憶デバイス 6 制御装置 7 制御記憶 8 演算処理部 9 カウンタ比較部 10 キャッシュ・メモリ 11 キャッシュ・メモリ管理テーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 k台の記憶デバイス及びコントローラを
    有し、1つのデータをm台の記憶デバイスへ書き込むこ
    とを行う多重書き込み記憶装置において、 コントローラは、記憶装置に備えられたk台の記憶デバ
    イスの中のm台の記憶デバイスへ同じデータを書き込む
    場合、その中のn台の記憶デバイスへの書き込みが終わ
    った時点で、書き込みが完了したことをホストに通知す
    るための制御を行うことを特徴とする多重書き込み記憶
    装置。但し、k,m,nは、k≧m≧3,m>n≧2と
    なる自然数。
  2. 【請求項2】 コントローラは、n台の書き込みが終了
    した後で、残りの(m−n)台の記憶デバイスへの書き
    込み処理でエラーが発生したならば、書き込みが終了し
    た記憶デバイスから書き込みデータを読み出して、読み
    出したデータをエラーが発生した記憶デバイスヘ書き込
    むための制御を行うことを特徴とする請求項1の多重書
    き込み記憶装置。
  3. 【請求項3】 k台の記憶デバイスおよびコントローラ
    を有し、キャッシュ・メモリに格納された1つのデータ
    をm台の記憶デバイスへ書き戻すことを行う多重書き込
    み記憶装置において、 コントローラは、k台の記憶デバイスの中のm台の記憶
    デバイスへ同じデータを書き戻す場合、その中のn台の
    記憶デバイスへの書き戻しが終わった時点で、キャッシ
    ュ・メモリを開放することを特徴とする多重書き込み記
    憶装置。但し、k,m,nは、k≧m≧3,m>n≧2
    となる自然数。
  4. 【請求項4】 コントローラは、n台の書き戻しが終了
    した後で、残りの(m−n)台の記憶デバイスへの書き
    戻し処理でエラーが発生したならば、書き戻しが終了し
    た記憶デバイスから書き戻しデータを読み出して、読み
    出したデータをエラーが発生した記憶デバイスヘ書き込
    むための制御を行うことを特徴とする請求項3の多重書
    き込み記憶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001195202A (ja) * 2000-01-14 2001-07-19 Nec Corp 二重化記憶装置および二重化記憶方法
JP2012513060A (ja) * 2008-12-19 2012-06-07 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. 均一な読み出し待ち時間のための冗長なデータ記憶
CN108595109A (zh) * 2017-12-29 2018-09-28 郑州云海信息技术有限公司 一种基于Ceph分布式存储系统的多客户端写的方法

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