JPH06131123A - 計算機の外部記憶装置 - Google Patents

計算機の外部記憶装置

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JPH06131123A
JPH06131123A JP4283380A JP28338092A JPH06131123A JP H06131123 A JPH06131123 A JP H06131123A JP 4283380 A JP4283380 A JP 4283380A JP 28338092 A JP28338092 A JP 28338092A JP H06131123 A JPH06131123 A JP H06131123A
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disk
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JP4283380A
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Haruo Momose
晴男 百瀬
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】転送バッファメモリおよびキャッシュメモリを
備えた計算機の外部記憶装置に関し、上位装置からの書
込みデータが中断した場合に、ディスク媒体上あるいは
不揮発性キャッシュメモリ上に書込み中断データを残さ
ずに書込み直前のデータを保障する。 【構成】ディスク制御装置10の書込転送制御手段16
−1は、上位装置12からの転送バッファ手段22に対
するデータ転送が正常終了した後に下位のディスク装置
14の書込を開始し、データ転送が異常終了した場合に
は転送バッファ手段22に格納した転送データを無効化
して書込みを抑止する。またキャッシュ制御手段16−
2は、キャッシャ記憶手段24のデータ書込時に、新た
な書込領域を確保して新規データを書込み、書込後に旧
データの存在を検索した場合には、データ転送の正常終
了を条件に旧データを無効化して新たに書込んだ新規デ
ータを有効とし、データ転送が異常終了した場合には、
新規データを無効化して旧データを有効データとして残
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転送バッファメモリお
よびキャッシュメモリを備えた計算機の外部記憶装置に
関する。計算機のサブシステムとして使用される磁気デ
ィスク装置や光ディスク装置を記憶装置として使用した
外部記憶装置にあっては、書込データの転送中に上位装
置に障害が起きてダウンしてしまうと、システム動作を
再開したときに転送中にあった箇所の論理ブロックがデ
ータ・エラーで喪失してしまう問題があり、この点の改
善が望まれる。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスク装置や光ディスク装
置などの記憶装置は汎用大型コンピュータからパーソナ
ル・コンピュータまで重要な不揮発性の外部記憶装置で
ある。特に、汎用大型コンピュータでは磁気ディスク装
置は必要不可欠な存在であるとともに、磁気ディスク装
置上のデータが失われることは、被害とその影響度が多
大である。
【0003】従って、ソフトウェアおよびハードウェア
の両面からデータ喪失を防ぐ方法が種々採られている。
例えばディスク媒体の欠陥についてはECC(エラー検
出訂正符号)の付加やその能力強化、更には欠陥回避の
ための交代ブロックや交代トラックの具備などがある。
またディスク装置のトラブルに関してはソフト的な二重
化ファイル構成やハード的な二重化構成、データ経路の
障害については経路の二重化あるいは多重化などがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなトラブル回避策を行っていても、上位の中央処理装
置などが何らかのトラブルで停止したあと、再度、シス
テム動作を開始した場合、ディスク媒体障害でデータ喪
失することが発生する。これは実際にはディスク媒体の
障害ではなく、ディスク媒体やディスク装置は正常なの
に上位の中央処理装置などの停止に伴って、上位からデ
ィスク装置への書込中のデータが中断したため、ディス
ク媒体上に書込みを中断したデータが不完全な形で残っ
てしまい、これが原因となる。
【0005】同様に不揮発性のキャッシュメモリを備え
たディスク装置でも、上位からキャッシュメモリへの書
込中のデータが中断することによって、キャッシュメモ
リ上に書込みを中断したデータが残ってしまうことが問
題である。従来は、このような書込み中断した箇所のブ
ロックはそれ自身意味をなさないので、このブロックデ
ータは上位から読込み命令に対しディスク媒体上あるい
はメモリ媒体上のデータエラーとして報告している。デ
ータエラーということは書込み直前までのデータも失わ
れるわけで、回復処理は非常に複雑で時間がかかる。こ
のような場合は、ディスク媒体上もしくは不揮発性キャ
ッシュメモリ上にある書込み直前のデータを保障するこ
とが要求されてきている。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、上位装置からの書込みデータが中断
した場合に、ディスク媒体上に書込み中断データを残さ
ずに書込み直前のデータを保障する計算機の外部記憶装
置を提供することを目的とする。また本発明は、不揮発
性のキャッシュメモリを持つディスク装置についても、
同様に、上位装置からの書込みデータが中断した場合
に、メモリ媒体上に書込み中断データを残さずに書込み
直前のデータを保障する計算機の外部記憶装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明は、上位装置12からの入出力命
令に基づいてディスク装置14の読み書きを行うディス
ク制御装置10を備えた計算機の外部記憶装置を対象と
する。
【0008】まず本発明は、図1(a)に示すように、
ディスク制御装置10に、上位装置12からの書込デー
タを一時的に格納する転送バッファ手段22を設けた場
合であり、この場合には、書込制御手段16−1によ
り、上位装置12からのデータ転送が正常終了した後に
ディスク装置14の書込みを開始する。上位装置12か
らのデータ転送が異常終了した場合には転送バッファ手
段22に格納した転送データを無効化してディスク装置
の書込みを抑止することを特徴とする。
【0009】ここで上位装置12から所定単位長の複数
のブロックデータが連続的に転送される場合は、最初の
単位長データのデータ転送が正常終了した後にディスク
装置14への書き込みを開始し、その後は上位装置14
からのデータ転送が正常終了するごとにブロックデータ
のディスク装置14への書き込みを繰り返し、(転送ブ
ロック数+1)分のブロックデータの転送時間で書込み
を終了させる。
【0010】また本発明は、ディスク制御装置10に、
ディスク装置14に格納している所定単位長のデータご
とに同一データを格納した不揮発性のキュッシュ記憶手
段24を設けた場合であり、キャッシュ制御手段16−
2により、キャッシャ記憶手段24のデータ書込時に、
新たな書込領域を確保して新規データを書込み、書込後
に旧データの存在を検索した場合には、データ転送の正
常終了を条件に旧データを無効化して新たに書込んだ新
規データを有効とし、データ転送が異常終了した場合に
は、新規データを無効化して旧データを有効データとし
て残すことを特徴とする。
【0011】更に本発明は、キャッシュ制御手段16−
2によって、キャッシャ記憶手段24のデータ書込時
に、新たな書込領域を2つ確保して新規データを交互に
書込み、データ転送の正常終了を条件に旧データを無効
化して新たに書込んだ新規データを有効とし、データ転
送が異常終了した場合には、新規データを無効化して前
に書込んだ旧データを有効データとして残すことを特徴
とする。
【0012】
【作用】このような構成を備えた本発明による計算機の
外部記憶装置によれば次の作用が得られる。まず転送バ
ッファを設けている場合、従来は上位からのデータ転送
開始とディスク装置へのデータ書き込みを同時に開始し
ていたが、これに対して本発明は、上位からのデータは
一度ディスク制御装置内のバッファに格納し、上位から
の転送が終了した後に下位のバッファからディスク装置
への書込みを開始するため、もし、上位からのデータ転
送が正常に終了しないことを検出した場合は、バッファ
のデータを無効にして、ディスク媒体への書き込み開始
を抑止する。
【0013】また不揮発性のキャッシュメモリを設けて
いる場合には、従来はキャッシュヒット効果を引き出す
ためにキャッシュメモリ上の元のデータが格納されてい
る領域に上書きしていたが、本発明では、不揮発性キャ
ッシュメモリ上の更新される前の内容を書き込み完了ま
で残しておくようにする。更に本発明は、不揮発性キャ
ッシュメモリのブロックが複数のレコードで構成され、
レコード毎に更新される場合、ブロックを二重化して更
新される前のレコード内容を一方のブロックに残してお
く。もし、上位からのデータ転送が終了しないことを検
出した場合は新しいデータを書いたレコードを無効にす
る。
【0014】このため書込みが中断した場合、ディスク
媒体上あるいは不揮発性キャッシュメモリ上で書き込み
直前のデータを保障することが可能であり、上位からの
書き込みが中断が発生した場合でも、ディスク装置側に
おいて書き込み直前の内容を保障することにより、媒体
エラーとして複雑な回復処理をしていたのが、中断した
処理から再開すればよくなる。
【0015】
【実施例】図2は本発明の第1実施例を示した実施例構
成図であり、この第1実施例にあっては上位装置からの
書込データを一旦、ディスク装置の転送バッファメモリ
に格納した後にディスク装置に書き込むようにしたこと
を特徴とする。図2において、10はディスク制御装置
であり、記憶媒体としてディスク装置14を備えてお
り、ディスク装置14としては磁気ディスク装置あるい
は光ディスク装置等が用いられる。
【0016】ディスク制御装置10にはMPUを用いた
制御部16、上位インタフェース制御部18、下位イン
タフェース制御部20及び転送バッファメモリ22が設
けられる。上位インタフェース制御部18は上位装置と
してのホストコンピュータ12との間のコマンド及びデ
ータのやり取りを行う。下位インタフェース制御部20
はディスク装置14との間でコマンド及びデータのやり
取りを行う。
【0017】制御部16にはプログラム制御により実現
される書込転送制御部16−1が設けられている。書込
転送制御部16−1はホストコンピュータ12からの入
出力命令によりディスク装置14にデータを書き込む際
に、書込データを転送バッファメモリ22に一旦書き込
み、転送バッファメモリ22に対するホストコンピュー
タ12からの書込データの転送が定常に終了した後に、
下位インタフェース制御部20を介してディスク装置1
4に書込コマンドを発行して、転送バッファメモリ22
に一旦格納した書込データのディスク装置14への書込
みを行わせる。
【0018】一方、書込転送制御部16−1はホストコ
ンピュータ12から転送バッファメモリ22に書込デー
タを転送している途中で、何らかの原因によりホストコ
ンピュータ12がダウンしてデータ転送が中断し、デー
タ転送の異常終了を検出した場合には、それまで転送バ
ッファメモリ22に転送して格納された書込データを無
効化し、ディスク装置14に対する書込みを抑止する。
【0019】一般的にホストコンピュータ12からディ
スク装置14へのリード/ライトは、複数のブロックの
場合もある。例えばブロック番号XからNブロックを連
続してリードまたはライトする場合がある。複数ブロッ
クをディスク装置14にライトする場合、本発明にあっ
ては、ブロックごとにホストコンピュータ12からのデ
ータ転送の正常終了を確認し、正常終了したブロックを
順次、ディスク装置14にライトする。もし途中でデー
タ転送が中断した場合は、当該ブロックをディスク装置
14に書き込まないようにする。
【0020】このように複数ブロックを連続転送する際
にブロックごとに処理することで、処理時間を短縮でき
る。仮に全ブロックのデータ転送の正常終了を待ってデ
ィスク装置14に対するライトを開始していた場合に
は、転送ブロック数をNとすると、転送とライトのそれ
ぞれを個別に行うことから(2×N)ブロック分のデー
タ転送に要する処理時間がかかってしまう。
【0021】これに対し本発明では、ポスコンピュータ
12から最初のブロックのデータ転送が正常終了した時
に、ディスク装置14に対するライトを開始すること
で、ホストコンピュータ12からのデータ転送とディス
ク装置14へのライトを並行して行うことができ、(N
+1)ブロック分のデータ転送時間で済ますことができ
る。
【0022】図3は図2の書込転送制御部16−1によ
る処理動作を詳細に示したフローチャートである。図3
において、まずステップS1で上位コマンドを受領する
と、ステップS2でライトコマンドか否かチェックす
る。ライトコマンドであればステップS3で上位装置か
らの書込データの転送を開始し、ステップS4でデータ
転送の正常終了の有無をチェックする。データ転送が正
常に終了すればステップS5に進み、下位のディスク装
置に対しライトコマンドを発行し、ステップS6で転送
バッファメモリ22から転送済みの書込データを読み出
して下位のディスク装置に転送して、データ書込みを行
う。
【0023】下位のディスク装置へのデータ転送による
書込みの正常終了の有無はステップS7で監視されてお
り、正常終了の応答が得られると、ステップS8で上位
のホストコンピュータ12へステータスを通知し、一連
の書込処理を終了する。また、ステップS7で正常終了
が得られなかった場合には、ステップS9で上位のホス
トコンピュータ12に異常終了を通知する。
【0024】一方、ステップS3における上位のホスト
コンピュータ12からのデータ転送を開始した後の途中
で、ホストコンピュータ12側のダウン等によりデータ
転送が途中で中断した場合には、ステップS4でデータ
転送の異常終了が検出され、この場合にはステップS1
0に進み、転送バッファメモリの格納データを無効化
し、途中で中断した書込データがディスク装置に書き込
まれてしまうことを抑止する。
【0025】図4は本発明の第2実施例を示した実施例
構成図であり、この実施例にあってはディスク制御装置
に設けている不揮発性キャッシュメモリへのデータ書込
みが中断した場合の処理を特徴とする。図4において、
ディスク制御装置10には不揮発性キャッシュメモリ2
4が設けられており、不揮発性キャッシュメモリ24は
制御部16のプログラム制御により実現されるキャッシ
ュ制御部16−2によるキャッシュ書込制御を受ける。
このキャッシュ制御部16−2によりキャッシュメモリ
24に対するデータ書込みの制御は、図5を参照して説
明すると次のようになる。
【0026】図5において、キャッシュメモリ24に対
するデータ書込みが指示されると、まずキャッシュメモ
リ24上に空き領域として未使用ブロック26を確保し
て、に示すように上位からの書込データ用のブロック
28として割り当てる。この割当ブロック28に対し、
に示すように上位からの書込用の更新データを格納す
る。
【0027】次に、更新データの転送が終了した時点で
ディスク装置の同一格納位置に対応する旧データがキャ
ッシュメモリ24に存在するか否かを判定する。ここ
で、キャッシュメモリ24には旧データがに示すよう
にブロック30に存在していたとする。このように旧デ
ータが存在していた場合には、旧データが存在している
ブロック30のデータを無効化して新たな空き領域とし
ての未使用ブロック32として登録する。この結果、
に示す新たな割当ブロック28に格納した新データが有
効となる。
【0028】一方、上位のホストコンピュータでデータ
転送中に何らかの原因で異常が発生し、データ転送が正
常に終了しなかったことを検出した場合は新データを無
効化し、ブロック30の旧データをそのまま残す。この
ようにしてキャッシュメモリ24に対する書込みが中断
しても、不揮発性のキャッシュメモリ上で書き込み直前
のデータを保証することができる。
【0029】尚、キャッシュ制御部16−2は不揮発性
キャッシュメモリ24にデータを格納するとホストコン
ピュータ12との間の動作を終了する。その後、ホスト
コンピュータ12とは非同期にある時間を置いて不揮発
性キャッシュメモリ24からディスク装置14への書き
戻し(ライトバック)が行われ、両者の内容が一致する
ようになる。
【0030】図6は図4の第2実施例におけるキャッシ
ュ制御部の処理動作の詳細を示したフローチャートであ
る。図6において、上位のホストコンピュータより書込
コマンドを受領すると、ステップS1で空き領域を確保
し、ステップS2で空き領域に書込ブロックを割り当
て、ステップS3で割当ブロックに書込データを格納す
る。
【0031】ステップS4で上位装置からのデータ転送
が正常終了するか否か監視しており、正常終了すればス
テップS5で旧データが存在するか否か、キャッシュメ
モリを検索し、旧データが存在するヒット時にはステッ
プS6からS7に進み、旧データの存在するブロックの
データを無効化して空き領域としての未使用ブロックに
登録する。
【0032】また、ステップS6で旧データがキャッシ
ュメモリ上に存在しなかった場合には、この場合は新規
データの登録であることからステップS7の旧データの
ブロックの無効化を行わず、新たな割当ブロックに書き
込んだデータを有効とする。一方、ステップS4で上位
装置からのデータ転送が正常に終了しなかった場合に
は、ステップS8で新規の割当ブロックのデータを無効
化して空き領域の未使用ブロックとして再登録する。
【0033】図7は本発明の第3実施例におけるキャッ
シュメモリの制御内容を示した説明図である。第3実施
例にあっては、キャッシュメモリ24に対しブロックを
構成する複数のレコード単位でデータを更新する場合で
ある。これに対し図5に示した第2実施例にあっては、
キャッシュメモリのデータ更新をブロック単位に行って
いる。
【0034】図7の第3実施例はキャッシュメモリ24
におけるレコード単位のデータ構成の際に、ブロックを
二重化して更新される前のレコードの内容を一方のブロ
ックに残しておくようにしたことを特徴とする。図7に
ついて具体的に説明すると、キャッシュメモリ24には
ディスク装置14におけるディスク媒体の1トラック分
のデータであるブロックデータが同一ブロックにつき2
つのブロック34−1,34−2として二重化して登録
されている。
【0035】このようなキャッシュメモリ24の2つの
ブロック34−1,34−2に対し、データ書込みの際
には予め定めた順番に対応するレコードのデータを新デ
ータに更新する。例えば今、書込ブロックとしてブロッ
ク34−1が指定されており、レコードR2のデータ更
新が要求されたとすると、指定されたブロック34−1
に新データR2を書き込む。このため、別のブロック3
4−2の同一レコード位置には旧データR2がそのまま
保存されている。
【0036】次の同じレコードR2の更新については、
指定ブロックがブロック34−2に切り替わり、図の旧
データR2が新データに書き替えられる。このようなデ
ィスク装置の同一ブロックに対応してキャッシュメモリ
24に2つのブロックを設けることで、もしデータ書込
みの途中で中断した場合には、新たにデータを書いてい
たレコードを無効化し、書込み直前のデータを別のブロ
ックの同一位置に確保して保障することができる。
【0037】図8は図7の第3実施例におけるキャッシ
ュ制御の詳細を示したフローチャートである。図8にお
いて、ステップS1でキャッシュメモリに対する新規の
ライトか否か判定する。これはキャッシュメモリに対す
る最初のライトでもよいし、キャッシュメモリのヒット
ミスでディスク装置からステージングする場合でもよ
い。
【0038】今、新規ライトであった場合にはステップ
S2に進み、キャッシュメモリ24に2つのブロックを
確保し、ステップS3でブロック番号を0にセットす
る。次のステップS4ではブロック番号=0で指定され
るブロック内の書込み対象となる指定レコードにデータ
書込みを行う。ステップS5にあっては、データ転送が
正常に終了したか否か監視しており、データ転送が正常
終了すればステップS6でブロック番号をブロック番号
=1に変更して次の処理に備える。一方、データ書込中
に上位装置のダウン等により正常終了しなかった場合に
はステップS7に進み、この場合には2つのブロックを
無効化する。
【0039】次に、既にキャッシュメモリに書き込まれ
たデータの書込処理を説明する。ステップS1で新規ラ
イトでなかった場合にはステップS8に進み、そのとき
のブロック番号による指定ブロックの指定レコードに書
込みを行う。ステップS9にあっては、書込データのデ
ータ転送が正常終了したか否か監視しており、正常終了
すればステップS10で現在のブロック番号が1か否か
チェックし、1であった場合にはステップS11でブロ
ック番号を0に切り替え、また1でなかった場合にはス
テップS12でブロック番号を1に切り替えて次の処理
に備える。
【0040】一方、ステップS9でデータ転送が正常に
終了しなかった場合にはステップS13に進み、新たな
書込レコードを無効化し、他方のブロックの同一レコー
ドに旧データを残すようにする。図9は第3実施例の変
形例を示したもので、第3実施例にあっては、図7に示
したようにレコード単位のデータ書込みに対し対応する
ブロックを2つ、キャッシュメモリ上に確保している
が、図9の変形実施例にあっては、キャッシュメモリ2
4上に2つのブロックを準備せず、2つのレコード単位
で領域を確保し、各レコードのメモリ上の位置について
はポインタテーブル36で管理するようにしたことを特
徴とする。
【0041】例えば今、あるブロックのレコードRnに
対するデータ書込みが発生した場合には、ポインタテー
ブル36での第1レコードRn1の領域との第2レコ
ードRn2の格納領域を確保してアドレスポインタで示
し、,の順番でレコード単位のデータ書込みを行
う。勿論、レコード単位のデータ書込中にデータ転送が
異常終了すれば書込中のレコードは無効化され、前に書
いたレコードが終了レコードとして残る。
【0042】このようなポインタテーブル36を用いた
レコード単位のキャッシュメモリ24の二重化で、ブロ
ック単位で領域を確保する場合に比べ、占有するメモリ
領域を低減でき、キャッシュメモリ24の利用効率を向
上できる。尚、キャッシュ制御に関する第2及び第3実
施例についても、第1実施例の場合と同様、ホストコン
ピュータ12からディスク装置14へのリード/ライト
は、複数のブロックの場合もあることから、キャッシュ
制御部16−2は、ブロックごとに不揮発性メモリ24
に対する書込み処理を行うようにする。
【0043】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、上位装置からの書込データの転送が途中で中断して
も、ディスク制御装置の転送バッファメモリに一旦格納
した後にディスク装置に書き込んでいるため、途中で中
断したデータをディスク装置に書き込んでしまうことが
なく、直前のデータを保証することができる。
【0044】また、キャッシュメモリに対するデータ書
込みの途中で中断が発生した場合も、キャッシュメモリ
の二重化を行っていることで、途中で中断したデータを
無効化すると同時に直前のデータを保証することができ
る。このため、ディスク装置の書込み途中での中断ある
いはキャッシュメモリに対する書込み途中での中断が起
きても、直前のデータ内容を保証して、媒体エラーとし
ての複雑な回復処理を必要とせず、システムを再動作し
た場合には中断した処理から再生すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の第1実施例を示した実施例構成図
【図3】第1実施例の処理動作を示したフローチャート
【図4】本発明の第2実施例を示した実施例構成図
【図5】図4の処理内容を示した説明図
【図6】第2実施例の処理動作を示したフローチャート
【図7】本発明の第3実施例の処理内容を示した説明図
【図8】本発明の第3実施例の処理動作を示したフロー
チャート
【図9】本発明の第3実施例の変形例を示した処理説明
【符号の説明】
10:ディスク制御装置 12:ホストコンピュータ(上位装置) 14:ディスク装置 16:制御部 16−1:書込転送制御部 16−2:キャッシュ制御部 18:上位インタフェース制御部 20:下位インタフェース制御部 22:転送バッファメモリ 24:不揮発性キャッシュメモリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上位装置(12)と、上位装置(12)か
    らの入出力命令に基づいてディスク装置(14)の読み
    書きを行うディスク制御装置(10)とを備えた計算機
    の外部記憶装置に於いて、 前記ディスク制御装置(10)に、 上位装置(12)からの書込データを一時的に格納する
    転送バッファ手段(22)と、 上位装置(12)からのデータ転送が正常終了した後に
    ディスク装置(14)の書込みを開始し、上位装置(1
    2)からのデータ転送が異常終了した場合には前記転送
    バッファ手段(22)に格納した転送データを無効化し
    てディスク装置(14)への書込みを抑止する書込転送
    制御手段(16−1)と、を設けたことを特徴とする計
    算機の外部記憶装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の計算機の外部記憶装置に於
    いて、前記書込転送手段(16−1)は、上位装置(1
    2)から複数の所定単位長のデータが連続的に転送され
    る場合は、最初の単位長データのデータ転送が正常終了
    した後にディスク装置(14)への書き込みを開始し、
    その後は上位装置(12)からのデータ転送が正常終了
    するごとに単位長データのディスク装置(14)への書
    き込みを繰り返し、上位装置(12)からのデータ転送
    が異常終了した場合には、前記転送バッファ手段(2
    2)に格納した当該単位長データを無効化してディスク
    装置(14)への書き込みを抑止することを特徴とする
    計算機の外部記憶装置。
  3. 【請求項3】上位装置(12)と、上位装置(12)か
    らの入出力命令に基づいてディスク装置(14)の読み
    書きを行うディスク制御装置(10)とを備えた計算機
    の外部記憶装置に於いて、 前記ディスク制御装置(10)に、 所定単位長のデータごとに上位装置(12)からディス
    ク装置(14)への書き込みデータを保持して上位装置
    (12)との動作を完了し、上位装置(12)とは非同
    期に該データをディスク装置(14)に書き戻すための
    不揮発性のキャッシュ記憶手段(24)と、 該キャッシャ記憶手段(24)のデータ書込時に、新た
    な書込領域を確保して新規データを書込み、該書込後に
    旧データの存在を検索した場合には、データ転送の正常
    終了を条件に該旧データを無効化して新たに書込んだ新
    規データを有効とし、データ転送が異常終了した場合に
    は、新規データを無効化して旧データを有効データとし
    て残すキャッシュ書込制御手段(16−2)と、を設け
    たことを特徴とする計算機の外部記憶装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の計算機の外部記憶装置に於
    いて、前記キャッシュ手段(16−2)は、上位装置
    (12)から複数の所定単位長のデータが連続的に転送
    される場合は、最初の単位長データのデータ転送が正常
    終了した後に前記キャッシュ記憶手段(24)の旧デー
    タを無効化して新規データを有効とし、その後は上位装
    置(12)からのデータ転送が正常終了するごとに対応
    する旧データを無効化して新規データを有効とする処理
    を繰り返し、上位装置(12)からのデータ転送が異常
    終了した場合には、当該新規データを無効化して前に書
    込んだ旧データを有効データとして残すことを特徴とす
    る計算機の外部記憶装置。
  5. 【請求項5】上位装置(12)と、上位装置(12)か
    らの入出力命令に基づいてディスク装置(14)の読み
    書きを行うディスク制御装置(10)とを備えた計算機
    の外部記憶装置に於いて、 前記ディスク制御装置(10)に、 所定単位長のデータごとに上位装置(12)からディス
    ク装置(14)への書き込みデータを保持して上位装置
    (12)との動作を完了し、上位装置(12)とは非同
    期に該データをディスク装置(14)に書き戻すための
    不揮発性のキャッシュ記憶手段(24)と、 該キャッシャ記憶手段(24)に論理的に連続する複数
    のブロックデータを纏めて所定単位長として確保すると
    共に各ブロックデータの格納位置をポインタ情報として
    記憶し、上位装置(12)からの新規データは前記所定
    単位長の空き領域にブロックデータ単位に転送して正常
    終了を条件に対応する旧ブロックデータのポインタを無
    効化して新たに書き込んだ新規ブロックデータを有効と
    し、データ転送が異常終了した場合には、対応する旧ブ
    ロックデータのポインタをそのまま残すキャッシュ書込
    制御手段(16−2)と、を設けたことを特徴とする計
    算機の外部記憶装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の計算機の外部記憶装置に於
    いて、前記キャッシュ手段(16−2)は、上位装置
    (12)から複数のブロックデータが連続的に転送され
    る場合は、最初のブロックデータのデータ転送が正常終
    了した後に前記キャッシュ記憶手段(24)の旧ブロッ
    クデータのポインタを無効化して新規ブロックデータを
    有効とし、その後は上位装置(12)からのデータ転送
    が正常終了するごとに対応する旧ブロックデータのポイ
    ンタを無効化して新規ブロックデータを有効とする処理
    を繰り返し、上位装置(12)からのデータ転送が異常
    終了した場合には、対応する旧ブロックデータのポイン
    タをそのまま残すことを特徴とする計算機の外部記憶装
    置。
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