JPH0573221A - 磁気テープ制御装置 - Google Patents

磁気テープ制御装置

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Publication number
JPH0573221A
JPH0573221A JP26043591A JP26043591A JPH0573221A JP H0573221 A JPH0573221 A JP H0573221A JP 26043591 A JP26043591 A JP 26043591A JP 26043591 A JP26043591 A JP 26043591A JP H0573221 A JPH0573221 A JP H0573221A
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JP
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magnetic tape
data
logical device
virtual volume
logical
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Application number
JP26043591A
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English (en)
Inventor
Toshifumi Nishimura
利文 西村
Takahiko Nakamura
隆彦 中村
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Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1巻の容量が従来型(並みの容量)磁気テー
プの複数巻分の大容量磁気テープ(従来型テープ1巻分
容量毎に仮想ボリューム領域を構成)を用いた制御装置
で、各仮想ボリューム領域に対する並列的な書き込み/
読み取り処理を可能にする。 【構成】 データバッファ2の容量を大容量とし、これ
に、大容量磁気テープ6の従来型テープ容量に相当する
仮想ボリューム領域に対応して、論理デバイス3a,3
b,…を設け、大容量テープ6のデータをボリューム毎
に論理デバイス3a,3b上に吸い上げる。これによっ
て、上位装置からの各仮想ボリューム領域に対する入出
力要求は、データバッファ2上で実行可能となるので、
複数ボリュームの入出力を並列に実行できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データバッファを搭載
し、大容量磁気テープの入出力を制御する磁気テープ制
御装置に係り、特に、複数の処理を効率的に行うことの
できる磁気テープ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気テープサブシステムでは、I
Cメモリによるデータバッファを設け、そのデータバッ
ファ上にデータを蓄わえてからテープ上へ書き込むまと
め書き処理やテープ上のデータをデータバッファ上へあ
らかじめ読み込んでおく先読み処理方式が知られてい
る。また、記録密度の向上やデータブロックの圧縮、デ
ータブロックの連結により磁気テープ1巻の容量は増大
してきており、これまで実用化されて来た磁気テープカ
ートリッジ(以下「従来型磁気テープ」あるいは「並型
磁気テープ」などと称する)の1巻のデータ容量(以下
単に「容量」という)が最高でも200Mバイト程度で
あったのに対し、最近では、その数倍あるいは十数倍の
ような1巻当りの記憶容量を有する磁気テープカートリ
ッジ(以下「大容量磁気テープ」と称する)も現れ始め
て来ている。
【0003】また、データバッファの分割によるデータ
制御方式としては特開昭57−152028号公報に開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公開公報に示され
る従来技術は、上位装置より送られてきたデータをテー
プ上へ書き込む際、一時的にデータをデータバッファ上
に蓄積し、規定時間が経過するか、又はデータバッファ
がデータで満杯になった時にテープ上への書き込みを実
施したり、またテープ上のデータを上位装置へ転送する
際は、テープ上のデータをデータバッファが満杯するま
で読み込んで蓄積しておき、上位装置へ転送する方式で
あるが、この方式を上記大容量磁気テープを使用する磁
気テープ装置に適用しようとすると、以下のような問題
があることがわかった。
【0005】すなわち、上記公開公報に示される方式で
は、従来型の磁気テープ1巻分の容量に比べてきわめて
小容量のデータバッファを使用しているものであるた
め、もしも、この方式を、1巻の容量が従来型(並型)
磁気テープの複数巻分以上の容量を格納できる大容量磁
気テープを使用し、かつ当該大容量磁気テープを従来型
磁気テープ1巻分の容量で論理的に区切って仮想ボリウ
ム領域を作成し、この仮想ボリウム領域の1つ1つを従
来型(並型)磁気テープ1巻のボリュームと等価に見せ
かける記録方式を用いた磁気テープ装置(マルチボリュ
ーム磁気テープ装置)に適用しようとすると、当該大容
量磁気テープ上の異なる仮想ボリューム領域に対して、
書き込み/読み込み処理を実行するには片方の仮想ボリ
ューム領域の処理を実行し、その処理が終了後、もう片
方の仮想ボリューム領域の処理を実行するというような
シーケンシャルな処理しかできず、当該磁気テープ上の
複数の仮想ボリューム領域に一度に(同時に)処理が集
中すると処理の待ち時間が増大し、システムの性能に影
響を与える。
【0006】また、上記公報による従来技術ではデータ
バッファ上には当該仮想ボリューム領域の一部のデータ
しか蓄わえられない為、当該磁気テープ上の仮想ボリュ
ーム領域を別の仮想ボリューム領域へコピーする場合、
当該磁気テープにおいてコピー元仮想ボリューム領域と
コピー先仮想ボリューム領域への位置付けを何度も繰り
返すことが必要になり、従来のテープコピーよりも処理
時間が増大し、システムの性能を低下させる。
【0007】従って、本発明の目的は、上記従来技術の
問題を解消し、書き込み/読み取り要求され、またはマ
ウント要求されたテープ上の複数の仮想ボリューム領域
での処理を上位装置に負担をかけることなく、上位装置
における従来型磁気テープの管理、及び処理方法を変更
することなく、同一の大容量磁気テープ上の複数の仮想
ボリューム領域に対する処理を同時にパラレルに行なう
ことにより、処理効率を向上するようにした磁気テープ
制御装置を提供することにある。
【0008】なお、本明細書で、マウント/デマウント
(ロード/アンロードともいう)は、通常のように、磁
気テープを磁気テープ駆動装置(物理デバイス)に投入
し(取り付け)/取りはずすことの意味で用いると共
に、データを仮想ボリウム単位で磁気テープ(磁気テー
プ駆動装置)からデータバッファへ転送し(マウン
ト)、またはデータバッファから磁気テープ(磁気テー
プ駆動装置)へ転送する(デマウント)意味でも用いて
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、1巻の容量が並型磁気テープの少なくと
も複数巻分の容量を格納できる大容量磁気テープが使用
され、前記大容量磁気テープを並型磁気テープ1巻分の
容量で論理的に複数の仮想ボリューム領域に区切って、
各仮想ボリューム領域を並型磁気テープ1巻分のボリュ
ームと等価に見せかける記録方式が用いられ、かつ上位
装置と磁気テープ駆動装置の間で転送されるデータが一
時格納されるデータバッファを有する磁気テープ制御装
置において、前記データバッファ全体として大容量のバ
ッファが使用され、前記論理的に区切られた容量を単位
として、前記データバッファを複数の論理デバイスに分
割する手段を備える。この場合、1つのデータバッファ
を複数の論理デバイスに分割する代りに、1つ1つが各
論理デバイスを収容できる容量をもつデータバッファを
複数枚用いてもよい。
【0010】また、前記データバッファ上の論理デバイ
スは、磁気テープ制御装置が接続することができる最大
構成の物理デバイス数である磁気テープ駆動装置の数ま
で拡張できるようにする。
【0011】磁気テープのマウント要求時には、前記デ
ータバッファ上の論理デバイスに、当該磁気テープ上の
並型磁気テープ1巻分の容量で区切られた仮想ボリウム
領域から1ボリューム分のデータを読み込み、その後、
当該仮想ボリウム領域に対する書き込み/読み込み処理
は、当該論理デバイス上で実行し、磁気テープのデマウ
ント要求時には、論理デバイス上の1ボリューム分のデ
ータを当該磁気テープ上の対応する仮想ボリューム領域
へ書き込むように構成する。
【0012】前記複数の論理デバイスと物理デバイスで
ある磁気テープ駆動装置との対応付けは、磁気テープ制
御装置が自動的に割当てるように構成する。
【0013】磁気テープ制御装置は、論理デバイスに対
応する管理情報として、論理デバイス上に格納している
ボリューム領域に対応した当該磁気テープがマウントさ
れている物理デバイスアドレス、論理デバイス上に格納
している仮想ボリューム領域の磁気テープ上の位置情
報、ボリューム名、及びボリューム管理情報を持つよう
にする。
【0014】磁気テープのデマウントの際に当該磁気テ
ープ上の対応する仮想ボリューム領域へのデータ書き込
みに障害が発生したときには、このデータを当該磁気テ
ープ上の空の仮想ボリューム領域へ書き込み、障害が発
生した仮想ボリューム領域を無効とするように構成す
る。
【0015】前記データバッファ上の論理デバイスにお
いて、読み込んだ論理デバイス上のデータの更新が行な
われていないときには、論理デバイスに対応した当該磁
気テープ上の仮想ボリューム領域へのデータの書き込み
は行なわないように構成する。
【0016】前記データバッファ上の論理デバイスは、
当該論理デバイス上のデータを他の論理デバイス上へコ
ピーする機能を持っている。
【0017】前記データバッファ上の論理デバイスは、
当該論理デバイス上のデータを他の論理デバイス上のデ
ータの後へシーケンシャルに併合し、1つの論理デバイ
ス上へ書き込むことができる。
【0018】
【作用】上記構成に基づく作用を説明する。
【0019】本発明によれば、1本の大容量磁気テープ
を複数の仮想ボリウム領域(各領域が並型磁気テープ1
巻分に相当)に区切った磁気テープ装置において、大容
量のデータバッファを用い、このデータバッファをそれ
ぞれが前記仮想ボリューム領域(従ってそれぞれが並型
磁気テープの1巻分)に対応させて複数の論理デバイス
に分割するように構成したので、上位装置から当該磁気
テープ上の複数の仮想ボリューム領域への書き込み/読
み込み処理(入出力処理)要求が発生した場合において
も、当該磁気テープ制御装置内のデータバッファの異な
る論理デバイス上へ当該磁気テープより異なる仮想ボリ
ューム領域のデータを読み込み格納しておくことがで
き、これにより、その後の複数の論理デバイス上に読み
込まれているデータに対する入出力処理要求は、いずれ
も論理デバイス上で行うことが可能となり、データバッ
ファ上の複数の論理デバイスに対する同時処理が可能と
なる結果、シーケンシャルな処理ではなく、同一テープ
上の複数の仮想ボリューム領域に対して実質的に同時に
パラレルな処理が実行できる。
【0020】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を用いて説明
する。
【0021】図1(a)は磁気テープ制御装置のデータ
バッファに対して、本発明による論理デバイスの制御方
式を適用したデータバッファの一実施例を示した図、図
1(b)は本発明が適用される場合に使用される磁気テ
ープのテープフォーマットの一実施例を示した図、図2
は本実施例を実現するためのシステム構成図、図3〜図
4は磁気テープ制御装置のマイクロプロセッサにより管
理されている制御テーブルを示した図、図5〜図9はマ
イクロプロセッサでの処理フローを示した図である。
【0022】まず、具体的な説明に先だち、図1を用い
て本発明の概要を説明する。図1において、同図(a)
の磁気テープ制御装置内のデータバッファの構造は本発
明の適用により論理アドレス毎に分割した時のデータバ
ッファの構造の一例を示し、同図(b)の磁気テープフ
ォーマットは本発明が適用される場合に使用される磁気
テープ上のテープフォーマットの一例を示している。
【0023】本発明は、磁気テープ制御装置(以下、M
TCと略す)1内のデータバッファ2上を従来型磁気テ
ープ1巻の容量を単位として、複数の領域(論理デバイ
ス)に分割し、上位装置より当該ボリュームに対しての
マウント要求が発行された場合に磁気テープ6上の従来
型磁気テープ1巻の容量で論理的に区切られた領域(仮
想ボリューム領域)のデータを当該論理デバイス上へ格
納し、以後の上位装置からのデータの書き込みやデータ
の読み込みはデータバッファ上の論理デバイスで行な
う。また上位装置より当該ボリュームが収納されている
テープに対してデマウント要求が発行された場合は当該
論理デバイス上のデータをテープ上の仮想ボリューム領
域へ書き込んでテープをデマウントする。さらに本実施
例ではテープ1巻に格納されている仮想ボリューム領域
のボリューム名、仮想ボリューム領域の位置付け情報、
ボリューム上のデータ管理情報がテープ上の仮想ボリュ
ーム領域内の制御情報領域に書き込まれており、テープ
のマウント要求が発生した場合、当該制御情報によって
ボリュームを検索でき、かつ位置付け情報によって目標
の仮想ボリューム領域への位置付けができるようになっ
ている。
【0024】次に図2〜図8により、本発明の実施例を
詳細に説明する。図2は本実施例におけるシステム構成
のの一例を示したものであり、上位装置(CPU)1
0、及びこれに接続される磁気テープ制御装置(MT
C)1、複数台の磁気テープ駆動装置(物理デバイス、
又はMTU)11a〜11bとで構成される。
【0025】CPU10とMTC1は制御線24、及び
データ線20により接続されており、これによりCPU
10からMTC1へのデータ転送、又はMTC1からC
PU10へのデータ転送が行なわれる。さらにMTC1
とMTU11a〜11bとは制御線25、及びデータ線
21により接続されており、これによりMTC1からM
TU11a〜11bへのデータ転送、及びMTU動作の
制御が行なわれる。
【0026】また、前記のMTC1は、CPU10との
データ転送を制御する上位装置側転送回路13、MTU
11a〜11bとのデータ転送を制御するMTU側転送
回路14、本発明においてテープ上の仮想ボリューム領
域のデータを格納し、入出力動作を実行するデータバッ
ファ2、プログラム及びテーブルやテープ上より読み取
った情報を格納するメモリ16、メモリ16に格納され
たプログラムに従って、MTC1の制御を行なうマイク
ロプロセッサ15より構成されている。マイクロプロセ
ッサ15は制御線24〜29により各々CPU10,M
TU11a〜11b、上位装置側転送回路13、メモリ
16、データバッファ2、MTU側転送回路14と接続
されており、制御が可能となっている。さらにマイクロ
プロセッサ15はデータ線22〜23により各々データ
バッファ2、メモリ16と接続され、上位装置側転送回
路13はデータ線20によりCPUと接続されている。
また、MTU側転送回路14はデータ線21によりMT
U11a〜11bと接続されている。CPU10とデー
タバッファ2の間のデータ転送は、マイクロプロセッサ
15から制御線26を介して、データ転送のための制御
情報を上位装置側転送回路13に指示することにより行
なわれる。データ転送のための制御情報としては、転送
の方向、転送データのデータバッファ2上のアドレス、
転送開始及び終了指示情報が受け渡しされる。またデー
タバッファ2とMTU11a〜11bとの間のデータ転
送は、マイクロプロセッサ15から制御線25を介し
て、データ転送のための制御情報をMTU側転送回路1
4に指示することにより実行される。このMTU側転送
回路14に指示される制御情報には、記録フォーマッ
ト、転送方向、転送データのデータバッファ2上のアド
レス、位置付け情報等がある。
【0027】また、マイクロプロセッサ15は、データ
線22、及び制御線28を介してデータバッファ2のア
クセスが可能で、テープ上より読み取った制御情報を読
み取り、メモリ16へデータ線23、及び制御線27を
介して書き込むことが可能である。また、メモリ16上
に格納されている制御情報をデータ線23、及び制御線
27を介して読み取り、データバッファ2へデータ線2
2、及び制御線28を介して書き込むことが可能であ
る。
【0028】さらに、マイクロプロセッサ15は、制御
線25を介してMTU11a〜11bの動作開始、停止
及び位置付け動作指示、位置付け完了報告等の制御を行
なう。
【0029】その上、さらに、マイクロプロセッサ15
はメモリ16内に持っている論理デバイス管理テーブ
ル、及び物理デバイス(MTU)管理テーブルを、制御
線27、データ線23を介してアクセスすることが可能
である。
【0030】図3〜図4に各々論理デバイス管理テーブ
ル50、物理デバイス管理テーブル80の例を示す。図
3はマイクロプロセッサ15がメモリ16上に管理して
いるデータバッファ上の論理デバイスの制御情報を格納
している論理デバイス管理テーブル50を示している。
論理デバイス管理テーブル50は、データバッファの論
理デバイスと対応するテープ上の仮想ボリューム領域の
情報を管理するもので、論理デバイスアドレス51、当
該論理デバイス3a〜3cが使用されている時に設定さ
れる論理デバイス使用中フラグ52、当該論理デバイス
3a〜3cに対応した仮想ボリューム領域の磁気テープ
がマウントされているMTU11a〜11b(物理デバ
イス)のアドレスが格納される物理デバイスアドレス5
3、さらにテープ上の当該仮想ボリューム領域の位置情
報が格納される仮想ボリューム領域位置情報54、当該
仮想ボリューム領域のボリューム名55、当該仮想ボリ
ュームのボリューム管理情報56があり、当該ボリュー
ムのマウント要求時、テープ上の仮想ボリューム領域の
データをデータバッファ2上の当該論理デバイスに格納
する際に情報55,56がセットされ(テーブルに取込
まれ)、該ボリュームのデマウント要求時、データバッ
ファ2上の当該論理デバイスからテープ上の当該仮想ボ
リューム領域へデータを書き込む際に情報のリセット
(消去すること)が行なわれる。
【0031】また図4はマイクロプロセッサ15がメモ
リ16上に管理情報として持っている物理デバイス管理
情報テーブル80を示している。物理デバイス管理情報
テーブル80には、「物理デバイスアドレス」81、当
該物理デバイスが使用されている時に設定される「物理
デバイス使用中フラグ」82、テープ上の当該仮想ボリ
ューム領域上に書かれている制御情報4aのコピーが格
納されている「磁気テープ上の制御情報」83があり、
磁気テープが物理デバイスにマウントされ、テープ上の
仮想ボリューム領域のデータが読み込まれた時にセット
され、磁気テープのデマウント時にテープ上に書かれた
際にリセットされる。
【0032】図5〜図9はマイクロプロセッサ15の処
理フローである。処理要求のない状態ではアイドルルー
プ100をまわっている。CPU10からのコマンド
(処理要求)を処理101で検出すると、ルート120
を通り、コマンドがテープをマウントすることを要求す
るメッセージ表示コマンド(以下、ロードディスプレイ
コマンドと略す)か否か判定する処理102へ進む。処
理102ではコマンドがロードディスプレイであるなら
ば、ルート127を通り処理200へ進み、コマンドが
ロードディスプレイでないならばルート121を通って
処理103へ進む。処理200では図6に示す処理フロ
ーに従い、テープがMTU(物理デバイス)にマウント
され、当該仮想ボリューム領域よりデータバッファ上の
当該論理デバイスへデータを格納する処理を行なう。処
理終了後はルート127を通ってアイドルループ100
へ戻る。
【0033】処理103では、上位装置からのコマンド
がデータの読み込みコマンド(以下、RDコマンドと略
す)か、又はデータの書き込みコマンド(以下、WRコ
マンドと略す)か判定しRD/WRコマンドであるなら
ばルート126を通って処理300へ進み、RD/WR
コマンドでないならばルート123を通って処理105
へ進む。処理300では図7に示す処理フローに従い、
データバッファ上の当該論理デバイスでのRD/WRコ
マンドの処理を行ない、処理終了後はルート128を通
ってアイドルループ100へ戻る。
【0034】また、処理105ではテープをデマウント
するコマンド(以下、アンロードコマンドと略す)か判
定する処理を行ない、アンロードコマンドならばルート
125を通って処理400へ進み、アンロードコマンド
でないならばルート124を通って処理106へ進む。
処理400では図8に示す処理フローに従い、当該ボリ
ュームのデマウント要求時、データバッファ2上の当該
論理デバイス上のデータを磁気テープ上の仮想ボリュー
ム領域へ書き込む処理を行ない、その後、テープをデマ
ウントする処理を行ない、処理終了後はルート128を
通ってアイドルループ100へ戻る。
【0035】処理106ではCPU10からのマウント
要求のローディスプレイコマンド、RD/WRコマン
ド、アンロードコマンド以外のコマンド処理を行なった
後、ルート128を通ってアイドルループ100へ戻
る。
【0036】図6はCPU10からマウント要求のロー
ドディスプレイコマンドが発行された場合に、テープ上
の仮想ボリューム領域よりデータバッファ2上の当該論
理デバイス上へデータを読み込む処理フローである。ま
ず、処理201ではCPU10からの要求されているデ
バイスアドレスに対応する当該論理デバイスが使用中か
どうかを、メモリ16上で管理している論理デバイス管
理テーブル50上の論理デバイス使用中フラグ52を制
御線27、データ線23を使用して読み出すことでチェ
ックし、更に、当該論理デバイスが使用中であることを
示すため、制御線27、及びデータ線23を使用してメ
モリ6上の当該論理デバイス使用中フラグにフラグをセ
ットする。次に、ルート250を通って処理202へ進
み、処理201でチェックした結果、当該論理デバイス
が使用中か判定し、当該論理デバイスが使用中であるな
らば、ルート259を通って処理210へ進み、当該論
理デバイスが使用中でないならば、ルート251を通っ
て処理203へ進む。
【0037】処理203においてメモリ16上の物理デ
バイス管理テーブル80上の磁気テープ上の制御情報を
制御線27、データ線23を使用して読み出し、CPU
10よりマウント要求されている当該ボリュームを検索
し、当該ボリュームを含んだ磁気テープがマウントされ
ているかチェックする処理を行なう。次にルート252
を通って処理204へ進み、処理203で検索した結
果、当該ボリュームが含まれているテープがマウント中
であるか判定し、マウント中であるならばルート260
を通って処理211へ進み、マウント中でないならばル
ート253を通って処理205へ進む。処理205では
メモリ16上の物理デバイス管理テーブル80上の物理
デバイス使用中フラグ82を、制御線27、データ線2
3を使用して読み出し、使用中でない物理デバイスがあ
るか検索し、使用する物理デバイスを選択し、使用する
物理デバイスに対応する物理デバイス使用中フラグ82
を制御線27、データ線23を使用してメモリ16へセ
ットする。処理終了後ルート254を通って処理206
へ進み、使用中でない物理デバイスがあるか判定し、使
用中でない物理デバイスがない場合はルート259を通
って処理210へ進み、使用中でない物理デバイスがあ
る場合はルート255を通って処理207へ進む。
【0038】処理207では、選択した物理デバイスア
ドレスをメモリ16上の論理デバイス管理テーブル50
の当該論理デバイスアドレスに対応した物理デバイスア
ドレス53へ物理デバイスのアドレスを制御線27、デ
ータ線23を使用して書き込む処理を行ない、処理終了
後ルート256を通って処理208へ進む。
【0039】次に、処理208において、選択した当該
物理デバイス(MTU)11a〜11bに制御線25及
びデータ線21を介して、MTU11a〜11b上へデ
ィスプレイ表示を指示し、CPU10よりマウント要求
されているボリューム名(仮想ボリューム名)をMTU
11a〜11b上に表示させるロードディスプレイコマ
ンドの処理を実行し、コマンド実行後ルート257を通
って処理209へ進む。処理209では当該MTU11
a〜11bにテープがマウントされたか判断し、テープ
がマウントされている場合はルート261を通って処理
212に進む。また、テープがマウントされていない場
合はルート258を通り、テープがマウントされるまで
ループして待つ。
【0040】処理212ではマウントされているテープ
は何も書かれていない新品のテープであるかの判定を行
ない、新品のテープである場合はルート263を通っ
て、処理を終了する。また、新品のテープでない場合は
ルート264を通って、処理213へ進む。
【0041】処理213では、マウントされた当該テー
プ上の制御情報を制御線25,28〜29、データ線2
1,22を使用して読み出し、メモリ16上の物理デバ
イス管理テーブル80の当該物理デバイスアドレスに対
応したテープ上の制御情報83へ、制御線27、データ
線23を介して書き込む処理を行ない、処理終了後ルー
ト265を通って214へ進む。
【0042】処理214では、メモリ16上の論理デバ
イス管理テーブル50上の当該論理デバイスアドレスに
対応した仮想ボリューム領域位置情報54、ボリューム
名55を制御線27、データ線23を介してテーブルへ
セットし、処理終了後ルート266を通って処理215
へ進む。次に、処理215ではCPU10よりマウント
要求されているボリュームの当該仮想ボリューム領域へ
テープ上の制御情報の当該仮想ボリューム領域位置情報
を制御線25、データ線21を介して指示し、MTU1
1a〜11bを起動し、制御線29を介してMTU側転
送回路14に指示し、当該仮想ボリューム領域のデータ
領域先頭へ位置付ける処理を行ない、処理終了後ルート
267を通って処理216へ進む。
【0043】処理216では、位置付けられた当該仮想
ボリューム領域のデータ領域内のデータをデータバッフ
ァ上の対応した当該論理デバイス上へ制御線25、デー
タ線21を介して指示して起動し、制御線29を介して
MTU側転送回路14を指示して読み込む処理を実行
し、処理を終了する。また、処理210においてはCP
U10へ論理デバイス、又は物理デバイスが使用中であ
ることを報告する処理を実行後、ルート263を通って
処理を終了する。
【0044】さらに、処理211では、メモリ16上の
論理デバイス管理テーブル50の当該論理デバイスアド
レスに対応した物理デバイスアドレス53へCPU10
からマウント要求されているボリュームを格納してある
テープがマウントされている物理デバイスアドレスを制
御線27、データ線23を介して書き込む処理を行なっ
た後、ルート262を通って処理214へ進む。
【0045】図7はCPU10よりRD、又はWRコマ
ンドが発行された場合に、当該論理デバイス上でのデー
タの読み込み、書き込みを示した処理フローである。
【0046】処理301では、CPU10よりのコマン
ドがWRコマンドであるか判定し、WRコマンドである
場合はルート350を通って処理302へ進み、WRコ
マンドでない場合はルート355を通って処理307へ
進む。次に処理302では、CPUよりのWRコマンド
はボリュームの書き込み又は書きかえかを判定し、ボリ
ュームの書き込み、又は書きかえでない場合(ボリュー
ムでない、普通のデータの場合)はルート354を通っ
て処理305へ進む。またボリュームの書き込み、又は
書きかえである場合はルート351を通って処理303
へ進む。
【0047】処理303では、CPU10から制御線2
4、データ線20を介し、制御線26,28、データ線
22を介して上位装置側転送回路13、データバッファ
2へ当該論理デバイスへ書き込む処理を行ない、その際
メモリ16上の物理デバイス管理テーブル80上の磁気
テープ上の制御情報83を制御線27、データ線23を
介して更新する処理を実行し、処理終了後ルヘト352
を通って304へ進む。
【0048】処理304では、メモリ16上の論理デバ
イス管理テーブル50上の当該論理デバイスアドレスに
対応するボリューム名55を制御線27、データ線23
を介して更新、又は追加する処理を行ない、処理を終了
する。
【0049】次に処理305では、CPU10から制御
線24、データ線20を介し、制御線26,28、デー
タ線22を介して上位装置側転送回路13、データバッ
ファ2へ当該論理デバイスの制御情報を指示して、デー
タをデータバッファ2上の当該論理デバイスへ書き込む
処理を行ない、その際メモリ16上の物理デバイス管理
テーブル80上の磁気テープ上の制御情報83を制御線
27、データ線23を介して更新する処理を実行し、処
理終了後ルート356を通って処理306へ進む。
【0050】処理306では、メモリ16上の論理デバ
イス管理テーブル50上の当該論理デバイスアドレスに
対応するボリューム管理情報56を制御線27、データ
線23を介して更新、又は追加する処理を行ない、処理
を終了する。
【0051】また、処理307では、データバッファ2
上の当該論理デバイスより制御線24、データ線20を
介し、制御線26,28、データ線22を介して上位装
置側転送回路13、データバッファ2へ当該論理デバイ
スの制御情報を指示して、データをCPU10へ読み出
す処理を行ない、処理終了後ルート356を通って処理
306へ進む。
【0052】図8はCPU10からアンロードコマンド
が発行された場合に当該論理デバイス上のデータを当該
テープ上の対応する仮想ボリューム領域へ書き込む処理
フローである。
【0053】処理401では、メモリ16上の物理デバ
イス管理テーブル80上の磁気テープ上の制御情報83
を制御線27、データ線23を読み出し、当該論理デバ
イス上のデータ(テープ上の当該仮想ボリューム領域の
データ)が更新、又は追加されているか判定し、更新又
は追加が行なわれているならばルート450を通って処
理402へ進み、更新又は追加が行なわれていなければ
459を通って処理500へ進む。
【0054】処理402では、メモリ16上の論理デバ
イス管理テーブル50の当該論理デバイスアドレスに対
応する仮想ボリューム領域位置情報を制御線27、デー
タ線23を介して読み出し、対応するMTU11a〜1
1bに制御線25、データ線21を介して指示して起動
し、制御線29を介してMTU側転送回路14へ当該仮
想ボリューム領域位置情報を指示してテープ上の当該仮
想ボリューム領域へ位置付ける処理を実行し、処理終了
後ルート451を通って処理403へ進む。
【0055】処理403では、データバッファ上の当該
論理デバイスに対応するテープ上の仮想ボリューム領域
へデータ書き込みを、制御線25、データ線21を介
し、制御線28,29、データ線22を介してMTU側
転送回路14、データバッファ2に指示し、データを当
該仮想ボリューム領域のデータ領域へ書き込み後、当該
テープを当該仮想ボリューム領域の制御情報領域へ位置
付け、メモリ16上の物理デバイス管理テーブル80の
磁気テープ上の制御情報83の書き込みを、制御線2
5,27,28,29、データ線21〜23を介してデ
ータバッファ2、MTU側転送回路14に指示し、MT
U11a〜11b上の当該仮想ボリューム領域の制御情
報領域へ書き込む処理を行ない、処理終了後ルート45
2を通って、テープ上への書き込み時、エラーが発生し
ているか否か判定する処理404へ進む。
【0056】処理404では、書き込みエラーが発生し
ている場合はルート453を通って処理405へ進み、
書き込みエラーが発生していない場合はルート459を
通って処理500へ進む。
【0057】処理405ではメモリ16上の物理デバイ
ス管理テーブルの当該物理デバイスアドレスに対応した
磁気テープ上の制御情報を制御線27、データ線23を
介して読み出し、テープ上の空仮想ボリューム領域を検
索し、処理終了後ルート454を通って処理406へ進
む。
【0058】処理406では、テープ上の空仮想ボリュ
ーム領域があるか判定し、空仮想ボリューム領域がない
場合はルート460,461を通って処理411へ進
み、空仮想ボリューム領域がある場合はルート455を
通って処理407へ進む。
【0059】次に処理407では、テープ上の書き込み
エラーが発生した当該仮想ボリューム領域を無効化(消
去)するように制御線25、データ線21を介してMT
U11a〜11bへ指示する処理を実行し、処理終了後
ルート456を通って処理408へ進む。
【0060】処理408では、空仮想ボリューム領域の
位置情報の書き込みを、対応するMTU11a〜11b
に制御線25、データ線21を介して指示して起動し、
制御線29を介してMTU側転送回路14へ指示して空
仮想ボリューム領域へ位置付ける処理を行ない、処理終
了後ルート457を通って処理409へ進む。
【0061】処理409では、データバッファ上の当該
論理デバイスに対応するテープ上の仮想ボリューム領域
へデータの書き込みを、制御線25、データ線21を介
し、制御線28,29、データ線22を介してMTU側
転送回路14、データバッファ2に指示し、位置付けた
空仮想ボリュームの領域のデータ領域へデータを書き込
み後、当該テープを当該空仮想ボリュームの制御情報領
域へ位置付け、メモリ16上の物理デバイス管理テーブ
ル80の磁気テープ上の制御情報83を、制御線27、
データ線23を介して更新し、さらに制御線25,2
7,28,29、データ線21〜23を介してデータバ
ッファ2、MTU側転送回路14に指示し、MTU11
a〜11b上の当該空仮想ボリューム領域の制御情報領
域へ書き込む処理を行ない、処理終了後ルート458を
通って処理410へ進む。
【0062】処理410では、書き込みエラーが発生し
たか判定し、書き込みエラーが発生した場合はルート4
61を通って処理411へ進み、書き込みエラーが発生
しない場合はルート459を通って処理500へ進む。
【0063】処理411では、CPU10へ制御線2
4、データ線20を介してエラーを報告する処理を行な
い、処理を終了する。
【0064】処理500では、図9に示す処理フローに
従い、磁気テープを当該MTUよりデマウントする処理
を行ない、処理を終了する。
【0065】図9は磁気磁気テープをMTU11a〜1
1bより取りはずす(デマウント)処理を示した処理フ
ローである。
【0066】処理501では、CPU10よりのアンロ
ードコマンドによるデマウント要求されている当該ボリ
ュームが格納されている磁気テープ上の他のボリューム
が、他の論理デバイスで使用されていないかどうかを検
索する。すなわち、メモリ16上の論理デバイス管理テ
ーブルの物理デバイスアドレス53に、当該論理デバイ
スで使用している物理デバイスアドレス53と同じでか
つ論理デバイス使用中フラク52にフラグがセットされ
ているものがないかどうか制御線27、データ線23を
介して読み出して検索し、同一アドレスが存在し、使用
中フラグがセットされている場合は他の論理デバイスで
使用されていると判断し、ルート551を通って処理5
03へ進む。また、同一アドレスが存在しなければ使用
されていないと判断し、ルート550を通って処理50
2へ進む。
【0067】処理502では当該磁気テープのデマウン
ト指示を制御線25、データ線21を介してMTU11
a〜11bへ指示して処理を実行させ、処理終了後、処
理503へ進む。
【0068】処理503では、CPU10へ制御線2
4、データ線20を介してアンロードコマンド終了を報
告し、メモリ16上の論理デバイス管理テーブルの当該
論理デバイスアドレスに対応した論理デバイス使用中フ
ラグのリセットを制御線27、データ線23を介して行
ない、処理を終了する。
【0069】以上、本実施例では論理デバイス3a〜3
c数がMTU11a〜11b数より多く、MTU11a
〜11bが不足し、CPU10からのマウント要求に対
してテープをMTUにマウント(取り付け)できない場
合、デバイス使用中をCPU10へ報告する例を示した
が、この場合MTC1がMTU11a〜11bにすでに
マウントされているテープを自動的にデマウント(取り
はずし)した後、CPU10からマウント要求されてい
るボリュームテープをマウントさせ、該ボリウムのデー
タを論理デバイス上に読み込ませて制御する方式もあ
る。この時、MTC1が自動的にデマウントしたボリュ
ームに対してCPU10よりデマウント要求が発生した
場合に、MTU11a〜11bのマウントされているテ
ープをデマウントし、当該ボリュームのテープのマウン
ト要求をMTC1自身で行ない制御する。
【0070】また、CPU10からのマウント要求が発
行された時、テープ上の仮想ボリューム領域のデータを
論理デバイス上に格納し、その後このテープはデマウン
トしておき、(MTUからはずしておき)、CPU10
よりデマウント要求が発行された場合にMTC1自身で
当該ボリュームのマウント要求を表示した後、マウント
された当該ボリューム領域11a〜11bに論理デバイ
ス上の(前記格納された)データを書き込ませる制御方
式もある。
【0071】さらに、テープからテープのコピーを実行
する場合、論理デバイス上に格納されているデータを他
の論理デバイスへコピーし、これを更にテープの対応す
る他のボリュームへ書き込む制御を行なうことで可能に
なる。
【0072】また、データバッファ上のある1つの論理
デバイス上のデータを他の1つの論理デバイス上のデー
タの後へ移して両データをシーケンシャルに併合し(マ
ージを行い)、1つの論理デバイスに合併することもで
きる。この場合、1つの論理デバイス及び他の1つの論
理デバイスを第3の論理デバイス上で合併することもで
きる。
【0073】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、1巻の容量が従来型(並型)磁気テープの少なく
とも複数巻分以上の容量を格納できる大容量テープが使
用され、かつ当該大容量磁気テープを従来型磁気テープ
1巻分の容量で論理的に区切って仮想ボリューム領域を
生成し、当該仮想ボリューム領域を従来型磁気テープ1
巻分のボリュームと等価に見せかける記録方式を用いた
磁気テープ制御装置において、大容量データバッファを
用い、その領域を複数の論理デバイス領域に分割するよ
うに構成したので、上位装置は、テープ上の複数の仮想
ボリューム領域に対する処理を実行する場合、仮想ボリ
ュームに対してシーケンシャルな処理方式ではなく、実
質的に同時にパラレルな処理方式が実行でき、効率がア
ップする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した時のデータバッファ及び磁気
テープ記録媒体フォーマットの実施例を示す説明図であ
る。
【図2】本発明による磁気テープ制御装置の論理ブロッ
ク図である。
【図3】MPUで使用される論理デバイス管理テーブル
の構成図である。
【図4】MPUで使用される物理デバイス管理情報テー
ブルの構成図である。
【図5】MPUの処理を示す流れ図である。
【図6】マウント要求処理を示す流れ図である。
【図7】書き込み/読み取りコマンド処理を示す流れ図
である。
【図8】デマウント要求処理を示す流れ図である。
【図9】テープマウント処理を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ制御装置(MTC) 2 データバッファ 3a〜3c 論理デバイス 4a〜4b 制御情報領域 5a〜5b データ領域 6 磁気テープ 10 CPU 11a〜11b 磁気テープ駆動装置(MTU) 13 上位装置転送回路 14 MTU側転送回路 15 マイクロプロセッサ(MPU) 16 メモリ 20〜23 データ線 24〜29 制御線 50〜56,80〜83 テーブル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1巻の容量が並型磁気テープの少なくと
    も複数巻分の容量を格納できる大容量磁気テープが使用
    され、前記大容量磁気テープを並型磁気テープ1巻分の
    容量で論理的に複数の仮想ボリューム領域に区切って、
    各仮想ボリューム領域を並型磁気テープ1巻分のボリュ
    ームと等価に見せかける記録方式が用いられ、かつ上位
    装置と磁気テープ駆動装置の間で転送されるデータが一
    時的に格納されるデータバッファを有する磁気テープ制
    御装置において、前記データバッファ全体として大容量
    のバッファが使用され、前記論理的に区切られた容量を
    単位として、前記データバッファを複数の論理デバイス
    に分割する手段を備えたことを特徴とする磁気テープ制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記データバッファ上の論理デバイス
    は、磁気テープ制御装置が接続することができる最大構
    成の物理デバイス数である磁気テープ駆動装置の数まで
    拡張できるように構成したことを特徴とする請求項1記
    載の磁気テープ制御装置。
  3. 【請求項3】 磁気テープのマウント要求時には、前記
    データバッファ上の論理デバイスに、当該磁気テープ上
    の並型磁気テープ1巻分の容量で区切られた仮想ボリウ
    ム領域から1ボリューム分のデータを読み込み、その
    後、当該仮想ボリウム領域に対する書き込み/読み込み
    処理は、当該論理デバイス上で実行し、磁気テープのデ
    マウント要求時には、論理デバイス上の1ボリューム分
    のデータを当該磁気テープ上の対応する仮想ボリューム
    領域へ書き込むように構成したことを特徴とする請求項
    1または2記載の磁気テープ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の論理デバイスと物理デバイス
    である磁気テープ駆動装置との対応付けは、磁気テープ
    制御装置が自動的に割当てるように構成したことを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれか1記載の磁気テープ
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記論理デバイスに対応する管理情報と
    して、論理デバイス上に格納しているボリューム領域に
    対応した当該磁気テープがマウントされている物理デバ
    イスアドレス、論理デバイス上に格納している仮想ボリ
    ューム領域の磁気テープ上の位置情報、ボリューム名、
    及びボリューム管理情報を持つことを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれか1記載の磁気テープ制御装置。
  6. 【請求項6】 磁気テープのデマウントの際に当該磁気
    テープ上の対応する仮想ボリューム領域へのデータ書き
    込みに障害が発生したときには、このデータを当該磁気
    テープ上の空の仮想ボリューム領域へ書き込み、障害が
    発生した仮想ボリューム領域を無効とするように構成し
    たことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1記載
    の磁気テープ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記データバッファ上の論理デバイスに
    おいて、読み込んだ論理デバイス上のデータの更新が行
    なわれていないときには、論理デバイスに対応した当該
    磁気テープ上の仮想ボリューム領域へのデータの書き込
    みは行なわないように構成したことを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれか1記載の磁気テープ制御装置。
  8. 【請求項8】 前記データバッファ上の論理デバイス
    は、当該論理デバイス上のデータを他の論理デバイス上
    へコピーする機能を持つことを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれか1記載の磁気テープ制御装置。
  9. 【請求項9】 前記データバッファ上の論理デバイス
    は、当該論理デバイス上のデータを他の論理デバイス上
    のデータの後へシーケンシャルに併合し、1つの論理デ
    バイス上へ書き込むことを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれか1記載の磁気テープ制御装置。
JP26043591A 1991-08-29 1991-09-12 磁気テープ制御装置 Pending JPH0573221A (ja)

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JP26043591A JPH0573221A (ja) 1991-09-12 1991-09-12 磁気テープ制御装置
US07/935,843 US5327535A (en) 1991-08-29 1992-08-25 Magnetic recording control apparatus

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Cited By (7)

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