JPH07210439A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

Info

Publication number
JPH07210439A
JPH07210439A JP6290947A JP29094794A JPH07210439A JP H07210439 A JPH07210439 A JP H07210439A JP 6290947 A JP6290947 A JP 6290947A JP 29094794 A JP29094794 A JP 29094794A JP H07210439 A JPH07210439 A JP H07210439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
dump
storage device
area
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6290947A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohiro Kanda
基博 神田
Takao Sato
孝夫 佐藤
Akira Yamamoto
山本  彰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6290947A priority Critical patent/JPH07210439A/ja
Publication of JPH07210439A publication Critical patent/JPH07210439A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】CPUを介在させずにダンプ処理を行うことが
出来ると共に、ダンプ開始からダンプ終了までの間にデ
ータ更新を行なっても、ダンプ開始時点でのダンプ対象
データを完全にダンプすることが出来る記憶装置を提供
する。 【構成】ダンプ機能つきディスク装置30は、磁気ディ
スク100のデータ未更新領域のデータを所定の順にダ
ンプ先のディスク装置31へ転送する。ダンプ開始から
ダンプ終了までの間にデータ更新要求を受けると、ライ
ト対象データの領域がデータ未更新領域以外であればラ
イト対象データを磁気ディスク100に書き込み、前記
データ未更新領域であれば更新前データブロックをバッ
ファ70に退避し、その後でライト対象データを磁気デ
ィスク100に書き込む。その後、バッファ70に退避
したデータ量が所定量を越えた契機か又は当該データに
対する更新要求がなかった場合に当該データをダンプ先
のディスク装置31へ転送する契機のいずれか早い方
に、バッファ70に退避したデータをダンプ先のディス
ク装置31へ転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記憶装置に関し、さら
に詳しくは、CPUを介在させずにダンプ処理を行うこ
とが出来ると共に、ダンプ開始からダンプ終了までの間
にデータ更新を行なっても、ダンプ開始時点でのダンプ
対象データを完全にダンプできる記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】「最新SCSIマニュアル 1989年
CQ出版社 177頁」には、SCSI規格で定義さ
れた「COPYコマンド」を用いることで、CPU(S
CSI規格ではイニシエータと呼ばれる)が介入するこ
となく、一つの記憶装置から別の記憶装置へダンプ処理
を行う機能が記載されている。
【0003】また、特開平5−210555号公報に
は、記憶媒体に格納されているデータを別の記憶装置へ
ダンプする機能を有する記憶装置が開示されている。こ
の記憶装置では、ダンプ対象のデータを所定の順序でC
PUにコピーさせ、そのコピーしたデータをCPUが別
の記憶装置に転送する。ダンプ処理と並行して行った他
のジョブにより、ダンプ対象でありながら未だダンプを
行っていないデータの更新要求が発生した場合、更新前
データをサイドファイルに退避した後、当該データの更
新を実行する。その後、サイドファイル内に退避したデ
ータをCPUにコピーさせる。CPUは、当該データに
対する更新要求がなかった場合に当該データをダンプ先
の記憶装置へ転送する契機と同じ契機で、当該データを
ダンプ先の記憶装置へ転送する。
【0004】他の関連する従来技術は、例えば特開昭5
7−90770号公報や、特開平1−231150号公
報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記SCSI規格で定
義された「COPYコマンド」を用いてダンプ処理を行
う従来技術では、CPUに負担をかけずにダンプ処理を
行うことが出来る。しかし、ダンプ開始からダンプ終了
までの間に、記憶媒体のダンプ対象領域中の未だダンプ
を行っていない領域のデータ更新を行なうと、更新前の
データが失われてしまう。このため、ダンプ開始からダ
ンプ終了までデータ更新を行なえず、ダンプ対象の記憶
装置を他のジョブの処理に使えない問題点がある。
【0006】一方、上記特開平5−210555号公報
に開示された従来の記憶装置では、ダンプ開始からダン
プ終了までの間にデータ更新を行なっても、更新前のデ
ータが失われないから、ダンプ対象の記憶装置を他のジ
ョブの処理に使うことが出来る。しかし、CPUを介在
させてダンプ処理を行うため、CPUに負担をかける問
題点がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、CPUを介在さ
せずにダンプ処理を行うことが出来ると共に、ダンプ開
始からダンプ終了までの間にデータ更新を行なっても、
ダンプ開始時点でのダンプ対象データを完全にダンプで
きる記憶装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、記憶媒体に格納されているデータを別の記憶装置へ
ダンプする機能を有する記憶装置において、記憶媒体の
ダンプ対象領域を、ダンプを行ったダンプ済み領域とダ
ンプを行っていない未ダンプ領域とに分けて認識し、且
つ、前記未ダンプ領域を、データを更新したデータ更新
済み領域とデータを更新していないデータ未更新領域と
に分けて認識する領域認識手段と、ダンプ開始からダン
プ終了までの間に、前記データ未更新領域以外のデータ
に対するデータ更新要求を受けたときは当該データを更
新し、一方、前記データ未更新領域のデータに対するデ
ータ更新要求を受けたときは当該データをバッファに退
避し、その後で前記データを更新し、当該データの記憶
領域をデータ未更新領域からデータ更新済み領域に変更
するデータ更新手段と、記憶媒体のデータ未更新領域の
データを、所定の順にダンプ先の記憶装置へ転送し、転
送したデータの記憶領域を未ダンプ領域からダンプ済み
領域に変更するデータ転送手段と、前記バッファに退避
したデータを所定の契機でダンプ先の記憶装置へ転送す
ると共に、当該データの記憶領域を未ダンプ領域からダ
ンプ済み領域に変更し、当該データをバッファから実質
的に消去する退避データ転送手段とを具備したことを特
徴とする記憶装置を提供する。
【0009】第2の観点では、本発明は、記憶媒体に格
納されているデータを別の記憶装置へダンプする機能を
有する記憶装置において、記憶媒体のダンプ対象領域
を、ダンプを行ったダンプ済み領域とダンプを行ってい
ない未ダンプ領域とに分けて認識する領域認識手段と、
記憶媒体の未ダンプ領域のデータを所定の順にダンプ先
の記憶装置へ転送し、転送したデータの記憶領域を未ダ
ンプ領域からダンプ済み領域に変更すると共に、ダンプ
開始からダンプ終了までの間に未ダンプ領域のデータに
対するデータ更新要求を受けたときは当該データをダン
プ先の記憶装置へ優先的に転送し、当該データの記憶領
域を未ダンプ領域からダンプ済み領域に変更するするデ
ータ転送手段と、ダンプ開始からダンプ終了までの間
に、前記未ダンプ領域以外のデータに対するデータ更新
要求を受けたときは当該データを更新し、一方、前記未
ダンプ領域のデータに対するデータ更新要求を受けたと
きは前記優先的転送の後で前記データを更新するデータ
更新手段とを具備したことを特徴とする記憶装置を提供
する。
【0010】
【作用】上記第1の観点による記憶装置では、ダンプを
行っていない未ダンプ領域中の、データを更新していな
いデータ未更新領域を、領域認識手段により認識し、そ
のデータ未更新領域のデータに対する更新要求があった
ときは、データ更新手段により更新前データをバッファ
に退避してから更新を行うようにした。そして、ダンプ
元の記憶媒体のデータはデータ転送手段によりダンプ先
の記憶装置に転送し、バッファに退避したデータは退避
データ転送手段によりダンプ先の記憶装置に転送するよ
うにした。
【0011】このため、CPUを介在させずにダンプ処
理を行うことが出来ると共に、ダンプ開始からダンプ終
了までの間にデータ更新を行なっても、ダンプ開始時点
でのダンプ対象データを完全にダンプすることが出来
る。
【0012】なお、バッファに待避した更新前データを
ダンプ先の記憶装置に転送する契機は、バッファの容
量、ダンプ処理に要求される信頼性、あるいは、ダンプ
処理と並行して行われる更新処理の応答時間性能などを
考慮して、最適なものに定めればよい。
【0013】また、バッファを多重化すれば、いずれか
のバッファが故障してもデータ消失を回避できる。さら
に、バッファを不揮発性とすれば、主電源に障害が発生
してもデータ消失を回避でき、ダンプ処理の信頼性を向
上できる。
【0014】上記第2の観点による記憶装置では、領域
認識手段により、ダンプを行っていない未ダンプ領域を
認識し、データ転送手段により、前記未ダンプ領域のデ
ータを所定の順にダンプ先の記憶装置へ転送し、ダンプ
開始からダンプ終了までの間に未ダンプ領域のデータに
対するデータ更新要求を受けたときは当該データをダン
プ先の記憶装置へ優先的に転送し、その後、データ更新
手段により、データを更新するようにした。
【0015】このため、CPUを介在させずにダンプ処
理を行うことが出来ると共に、ダンプ開始からダンプ終
了までの間にデータ更新を行なっても、ダンプ開始時点
でのダンプ対象データを完全にダンプすることが出来
る。さらに、やや応答時間は長くなるが、バッファを不
要とすることも出来る。
【0016】なお、ダンプ対象データを転送するダンプ
先の記憶装置における記憶領域を、当該データに対する
更新要求がなかった場合にデータ未更新領域の当該デー
タを転送する記憶領域と等しくすれば、ダンプ先の記憶
装置がランダムアクセスに適したものである場合に好適
となる。
【0017】一方、ダンプ対象データを転送するダンプ
先の記憶装置における記憶領域を、当該データの転送の
直前に他のデータが転送されていた記憶領域の次の記憶
領域とすれば、ダンプ先の記憶媒体がシーケンシャルア
クセスに適したものである場合に好適となる。このと
き、ダンプ対象データに対してそのデータの元の記憶媒
体上の記憶領域を指すLBA(Logical Block Addres
s)を含む識別子を付加してダンプ先の記憶装置に転送す
れば、当該データの位置の復元も可能となる。さらに、
前記識別子に時刻情報を含めれば、更新前データと更新
後データとを重複してダンプしても識別可能となる。
【0018】また、ダンプ先の記憶装置において、デー
タ更新要求により待避する必要の生じた更新前データを
格納する記憶媒体と、それ以外の通常のダンプ処理によ
るデータを格納する記憶媒体とを別にすれば、通常のダ
ンプ処理によるデータの格納が、更新前データの格納に
より中断されることなく、ダンプ処理を高速に行うこと
ができる。さらに、前記記憶媒体が、シーケンシャルア
クセスに適したものである場合には、更新前データには
LBAを含む識別子を付加して格納する必要がある一
方、通常のダンプ処理によるデータは識別子を付加する
ことなく、ダンプ元の記憶媒体上の記憶領域の位置の順
に格納しても、データの復元が可能である。これは、前
記2種類のデータを、別々の記憶媒体に格納するためで
ある。
【0019】
【実施例】以下、図に示す実施例によりこの発明をさら
に詳しく説明する。なお、これによりこの発明が限定さ
れるものではない。
【0020】(実施例1)図1は、本発明の第1実施例
の記憶装置を含む計算機システムの要部構成図である。
CPU10とCPU11は、SCSIバス20を介し
て、本発明の第1実施例の記憶装置であるダンプ機能つ
きディスク装置30と、公知のダンプ機能なしディスク
装置31とに接続されている。ダンプ機能つきディスク
装置30およびダンプ機能なしディスク装置31は、ど
ちらもブロック長512バイト,容量100MBを持っ
ている。
【0021】なお、説明の都合上、ダンプ機能つきディ
スク装置30のデータをデータブロックごとにダンプ機
能なしディスク装置31へダンプするものとする。ただ
し、これに限定されず、例えば複数ブロックずつダンプ
してもよい。
【0022】ダンプ機能つきディスク装置30は、SC
SIインタフェース制御部40と、マイクロプロセッサ
50と、制御メモリ60と、2重化されたバッファ7
0、71と、無停電電源80と、デバイスインタフェー
ス制御部90と、磁気ディスク100とを有している。
また、ダンプ機能つきディスク装置30は、SCSIで
定義された「COPYコマンド」処理中であっても、新
たなコマンドの要求があった場合に、それをデバイスビ
ジーステータスでエラー終了させることなく、正常に処
理する機能を有している。
【0023】SCSIインタフェース制御部40は、ダ
ンプ機能つきディスク装置30とSCSIバス20との
間で、各種の信号を授受する。マイクロプロセッサ50
は、各部の作動を制御する。
【0024】制御メモリ60は、マイクロプロセッサ5
0のプログラムや制御データを格納する半導体メモリで
あり、更新前データ情報保持テーブル700と、コピー
ポインタ820とを備える。更新前データ情報保持テー
ブル700については、図2を参照して後で説明する。
コピーポインタ820は、ダンプを行っていない未ダン
プ領域の先頭ブロックのLBA(Logical Block Addr
ess)を指すポインタである。
【0025】バッファ70、71は、データを一時的に
格納する半導体メモリであり、容量5120バイトの更
新前データ保持用領域110、111を有し、それらに
最大10個の更新前データブロックを2重化して保持で
きる。
【0026】無停電電源80は、バッテリを備え、ディ
スク装置30の主電源(図示せず)が故障しても、制御
メモリ60、バッファ70、71への電力供給を維持
し、半導体メモリを不揮発性メモリ化する。デバイスイ
ンタフェース制御部90は、磁気ディスク100との間
で読出データや書込データの授受を行なう。
【0027】図2は、更新前データ情報保持テーブル7
00の構成図である。更新前データ情報保持テーブル7
00は、更新前データ保持用領域110,111(図
1)に保持された更新前データブロックごとに対応する
エントリを持つ。エントリは、エントリ状態フィールド
700aと、LBAフィールド700bと、更新前デー
タブロックアドレスフィールド700cと、更新前デー
タブロックアドレスフィールド700dとを持つ。
【0028】エントリ状態フィールド700aには、
“未使用”、“未ダンプ”、“ダンプ済み”のいずれか
1つを格納する。“未使用”は、当該エントリが使用さ
れていないことを示す。“未ダンプ”は、未だダンプし
ていない更新前データブロックが更新前データ保持用領
域110,111に保持されていることを示す。“ダン
プ済み”は、更新前データブロックが、既にダンプした
更新前データブロックが更新前データ保持用領域11
0,111に保持されていることを示す。
【0029】LBAフィールド700bには、更新前デ
ータブロックの磁気ディスク100における記憶領域を
指すLBAを格納する。
【0030】更新前データブロックアドレスフィールド
700cには、更新前データブロックが保持されている
更新前データ保持用領域110におけるアドレスを格納
する。 更新前データブロックアドレスフィールド70
0dには、更新前データブロックが保持されている更新
前データ保持用領域111におけるアドレスを格納す
る。
【0031】図3は、ダンプ処理の手順を説明するフロ
ーチャートである。ステップ210では、CPU10
は、SCSI規格で定義された「RESERVEコマン
ド」により、ダンプ先であるダンプ機能なしディスク装
置31を排他制御し、他のCPU11からのアクセスを
禁止する。ただし、ダンプ元であるダンプ機能つきディ
スク装置30に対しては、排他制御をしない。
【0032】ステップ220では、CPU10は、ダン
プ機能つきディスク装置30に、「COPYコマンド」
を発行する。この「COPYコマンド」では、ブロック
デバイスからブロックデバイスへのダンプであること
と、ダンプ機能つきディスク装置30およびダンプ機能
なしディスク装置31のSCSI_idと、LU(Logi
cal Unit)番号と、コピー開始LBAと、ダンプするブ
ロック数とが指定される。数値例として、ダンプ機能つ
きディスク装置30およびダンプ機能なしディスク装置
31におけるコピー開始LBAはいずれも“0”とし、
ダンプするブロック数は100MB/512バイト=2
04,800個とする。
【0033】ステップ230では、ダンプ機能つきディ
スク装置30は、CPU10から「COPYコマンド」
を受けとり、SCSI規格で定義された「DISCON
NECTコマンド」をCPU10に発行し、SCSIバ
ス20との接続を切断する。これは、ダンプ処理に長時
間を要するため、CPU10とSCSIバス20を占有
しないようにするためである。
【0034】ステップ235では、ダンプ機能つきディ
スク装置30は、図4に示すCOPYコマンド処理を実
行する。
【0035】図4は、COPYコマンド処理のフローチ
ャートである。ステップ320では、「COPYコマン
ド」で指定されたコピー開始LBAを、制御メモリ60
のコピーポインタ820(図1)に設定する。また、更
新前データ情報保持テーブル700(図2)のすべての
エントリのエントリ状態フィールド700aを“未使
用”に設定する。
【0036】ステップ330では、更新前データ情報保
持テーブル700の全てのエントリを調べ、エントリ状
態フィールド700aが“ダンプ済み”または“未ダン
プ”であり且つコピーポインタ820の指すLBAをL
BAフィールド700bに持つエントリを検索する。前
記エントリが見つからなければステップ340に進み、
見つかればステップ345に進む。なお、更新前データ
情報保持テーブル700にハッシュやビットマップやイ
ンデクスなどのデータ構造を採用すれば、上記検索を高
速に行うことが出来る。
【0037】ステップ340では、コピーポインタ82
0が指すLBAに対応したデータブロックを磁気ディス
ク100から読み出し、SCSI規格で定義された「W
RITEコマンド」によりダンプ機能なしディスク装置
31へ転送する。この「WRITEコマンド」では、ダ
ンプ機能なしディスク装置31のLU番号と、転送する
データブロックのLBAと、転送長“1ブロック”とを
指定する。そして、ステップ380に進む。
【0038】ステップ345では、上記ステップ330
で見つかったエントリのエントリ状態フィールド700
aを調べ、“未ダンプ”であればステップ350に進
み、“ダンプ済”であればステップ370に進む。
【0039】ステップ350では、当該“未ダンプ”の
エントリが指すバッファ70の更新前データ保持用領域
110の更新前データブロック(またはバッファ71の
更新前データ保持用領域111の更新前データブロック
のいずれか)を読み出し、「WRITEコマンド」によ
りダンプ機能なしディスク装置31へ転送する。この
「WRITEコマンド」では、ダンプ機能なしディスク
装置31のLU番号と、ダンプ先のLBAと、転送長
“1ブロック”とを指定する。ダンプ機能なしディスク
装置31のようにダンプ先がランダムアクセスに適した
記憶媒体である場合には、ダンプ先のLBAは、磁気デ
ィスク100で当該更新前データブロックが書き込まれ
ていたLBAと一致させる。これにより、ダンプ元とダ
ンプ先とで、更新前データブロックの書き込み領域(位
置)を一致させることが出来る。
【0040】ステップ360では、当該更新前データブ
ロックを、更新前データ保持用領域110と更新前デー
タ保持用領域111の両方から消去する。ステップ37
0では、前記ステップ335における“ダンプ済”のエ
ントリまたはステップ360において消去した更新前デ
ータブロックを指すエントリのエントリ状態フィールド
700aを“未使用”に変更する。
【0041】ステップ380では、制御メモリ60のコ
ピーポインタ820を、次のデータブロックのLBAを
指すように設定する。ステップ390では、コピーポイ
ンタ820とコピー終了LBA(=コピー開始LBA+
ダンプするブロック数)とを比較する。コピーポインタ
820≧コピー終了LBAでないならば、前記ステップ
330に戻る。コピーポインタ820≧コピー終了LB
Aならば、COPYコマンド処理を終了する。
【0042】図3に戻り、ステップ240、ステップ2
50が、上記COPYコマンド処理と並行して実行され
る。ステップ240では、例えばCPU11は、ダンプ
機能つきディスク装置30に「WRITEコマンド」を
発行し、磁気ディスク100のデータブロックを更新し
ようとする。この「WRITEコマンド」では、ダンプ
機能つきディスク装置30のLU番号と、ライト対象デ
ータのLBAと、ライトするブロック数とが指定され
る。
【0043】ステップ250では、ダンプ機能つきディ
スク装置30は、図5に示すWRITEコマンド処理を
実行する。
【0044】図5は、WRITEコマンド処理のフロー
チャートである。ステップ510では、CPU11から
WRITEコマンドを受けとる。ステップ515では、
COPYコマンド処理中でなければステップ516に進
み、COPYコマンド処理中であればステップ520に
進む。
【0045】ステップ516では、「WRITEコマン
ド」で指定されたライト対象データを、デバイスインタ
フェース制御部90を経由して、磁気ディスク100に
書き込む。これは従来の書き込み方法と同じである。
【0046】ステップ518では、CPU11に、ステ
ータスバイトとコマンドコンプリートメッセージを送
り、WRITEコマンドの完了を報告して、WRITE
コマンド処理を終了する。
【0047】ステップ520では、コピーポインタ82
0の示すLBA≦ライト対象データのLBA≦コピー終
了LBAであるなら(これは、ライト対象データが未ダ
ンプ領域のデータであることを意味する)、ステップ5
25に進む。コピーポインタ820の示すLBA≦ライ
ト対象データのLBA≦コピー終了LBAでないなら
(これは、ライト対象データが未ダンプ領域のデータで
ないことを意味する)、ステップ541に進む。
【0048】ステップ525では、更新前データ情報保
持テーブル700の全てのエントリを調べ、エントリ状
態フィールド700aが“ダンプ済み”または“未ダン
プ”であり且つライト対象データのLBAを含むLBA
をLBAフィールド700bに持つエントリを検索す
る。前記エントリが見つからなければ(これは、ライト
対象データがデータ未更新領域のデータであることを意
味する)、ステップ530に進む。見つかれば(これ
は、ライト対象データがデータ更新済領域のデータであ
ることを意味する)、ステップ341に進む。
【0049】ステップ530では、ライト対象データの
更新前データを含む更新前データブロックを、バッファ
70、71の更新前データ保持用領域110、111に
読み込む。
【0050】ステップ540では、当該更新前データブ
ロックに対応するエントリを、更新前データ情報保持テ
ーブル700に追加登録する。具体的には、新たなエン
トリを確保し、そのエントリのエントリ状態フィールド
700aに“未ダンプ”を格納し、LBAフィールド7
00bに当該更新前データブロックのLBAを格納し、
更新前データブロックアドレスフィールド700c、7
00dに当該更新前データブロックの更新前データ保持
用領域110、111におけるアドレスをそれぞれ格納
する。
【0051】ステップ541では、当該ライト対象デー
タを磁気ディスク100に書き込む。 ステップ543
では、「WRITEコマンド」で指定された全てのライ
ト対象データを磁気ディスク100に書き込んだか否か
判定する。全てのライト対象データを書き込んでいれば
ステップ560に進み、書き込んでいないライト対象デ
ータがあれば前記ステップ520に戻る。
【0052】ステップ560では、CPU11に、ステ
ータスバイトとコマンドコンプリートメッセージを送
り、WRITEコマンド処理の完了を報告する。
【0053】ステップ570では、更新前データ保持用
領域110、111が更新前データブロックで“フル”
になったか否か判定する。“フル”になっていればステ
ップ580に進み、“フル”でなければWRITEコマ
ンド処理を終了する。具体的には、更新前データ情報保
持テーブル700の各エントリを調べ、エントリ状態フ
ィールド700aに“未ダンプ”が格納されているエン
トリの数が“10”(=更新前データ保持用領域110
の最大のブロック数)に等しければ“フル”と判定し、
“10”未満であれば“フル”でないと判定する。
【0054】ステップ580では、ダンプ機能つきディ
スク装置30は、バッファ70(またはバッファ71の
いずれでもよい)に保持された更新前データブロックを
ダンプ機能なしディスク装置31に転送し、バッファ7
0、71を空にするフラッシュ処理を行なう。CPU1
1へコマンドコンプリートメッセージを送信した後(前
記ステップ560)で、このフラッシュ処理を行なうの
は、フラッシュ処理に長時間を要するので、その完了ま
でCPU11を占有しないためである。
【0055】図6は、フラッシュ処理のフローチャート
である。ステップ600では、更新前データ情報保持テ
ーブル700の最初のエントリを処理対象のエントリと
して指定する。
【0056】ステップ605では、処理対象のエントリ
のエントリ状態フィールド700aが“未ダンプ”であ
ればステップ610に進み、“未使用”または“ダンプ
済み”であればステップ640に進む。
【0057】ステップ610では、処理対象のエントリ
の更新前データブロックアドレスフィールド700c
(または700d)が指すバッファ70の更新前データ
保持用領域110の更新前データブロック(またはバッ
ファ71の更新前データ保持用領域111の更新前デー
タブロック)を読み出し、先述のステップ350と同様
にして「WRITEコマンド」によりダンプ機能なしデ
ィスク装置31へ転送する。
【0058】ステップ620では、転送した更新前デー
タブロックをバッファ70、71の更新前データ保持用
領域110、111の両方から消去する。ステップ63
0では、更新前データ情報保持テーブル700の当該更
新前データブロック対応のエントリのエントリ状態フィ
ールド700aを“ダンプ済み”に変更する。
【0059】ステップ640では、処理対象のエントリ
が更新前データ情報保持テーブル700の最後のエント
リであればフラッシュ処理を終了し、最後のエントリで
なければステップ650に進む。ステップ650では、
処理対象のエントリとして次のエントリを指定して、前
記ステップ605に戻る。
【0060】図3に戻り、ステップ260では、ダンプ
機能つきディスク装置30は、SCSI規格で定義され
た「RESELECT」をCPU10に発行し、SCS
Iバス20に再び接続する。ステップ270では、ダン
プ機能つきディスク装置30は、CPU10にステータ
スバイトとコマンドコンプリートメッセージとを送り、
COPYコマンド処理の終了を通知する。
【0061】ステップ280では、CPU10は、CO
PYコマンド処理の終了を受領すると、ダンプ機能なし
ディスク装置31に「RELEASEコマンド」を発行
して、排他制御を解除する。
【0062】図7は、以上の動作を模式的に示す概念図
である。ダンプ機能つきディスク装置30は、制御メモ
リ60のコピーポインタ820を、ダンプ元の磁気ディ
スク100のダンプ対象領域のダンプ開始LBAかダン
プ終了LBAまで1ブロックずつ順に移動させながら、
ポイントされたデータブロックをダンプ先の磁気ディス
ク800の同じLBAの領域に転送する。
【0063】ダンプ開始からダンプ終了までの間(CO
PYコマンド処理中)に、「WRITEコマンド」を受
けとると、ライト対象データに対応する更新前データブ
ロック850を更新前データ保持用領域110(および
111)の領域851に退避する。
【0064】更新前データブロック850が書き込まれ
ていた領域P1までコピーポインタ820が来た時か又
は更新前データ保持用領域110が“フル”になった時
のいずれか早い方の契機に、更新前データ保持用領域1
10(または111)の領域851に退避していた更新
前データブロック850をダンプ先の磁気ディスク80
0の領域852に転送する。
【0065】上記第1実施例のダンプ機能つきディスク
装置30によれば、CPUを介在させずにダンプ処理を
行うことが出来ると共に、ダンプ開始からダンプ終了ま
での間にデータ更新を行なっても、ダンプ開始時点での
ダンプ対象データを完全にダンプすることが出来る。
【0066】また、バッファ70、71によりバッファ
を2重化しているので、一方が故障してもデータ消失を
回避でき、さらに、無停電電源80によりバッファ7
0、71を不揮発性メモリ化しているので、主電源に障
害が発生してもデータ消失を回避でき、ダンプ処理の信
頼性を向上できる。
【0067】上記第1実施例は、次のように変形しても
よい。 上記第1実施例では、バッファに退避したデータをダ
ンプ先の記憶装置へ転送する契機が、バッファが“フ
ル”になった契機か又は当該データに対する更新要求が
なかった場合に当該データをダンプ先の記憶装置へ転送
する契機のいずれか早い方であったが、単純に、バッフ
ァ使用量が所定量(例えばバッファ容量の80%)を越
えた契機としてもよい。この場合、COPYコマンド処
理(図4)で、コピーポインタ820の示すLBAが更
新前データ情報保持テーブル700にあったとき(ステ
ップ330)でも、ダンプ先への書き込みを行なわずに
ステップ380に進み、バッファ使用量が所定量を越え
た契機でフラッシュ処理(図6)を行なえばよい。
【0068】上記第1実施例では、更新前データ保持
用領域110、111の記憶容量を10データブロック
分としたが、バッファを充分大きな記憶容量のものとす
れば、バッファに退避したデータをダンプ先の記憶装置
へ転送する契機を、単純に、所定時間ごと(例えば30
秒)としたり、当該データに対する更新要求がなかった
場合に当該データをダンプ先の記憶装置へ転送する契機
としたり、当該データをバッファに退避した直後から当
該データに対する更新要求の完了直前までの間の契機と
することが出来る。
【0069】上記第1実施例では、更新前データ保持
用領域110、111の記憶容量を固定としたが、更新
前データブロックの格納量に応じて記憶容量を増大させ
るようにしてもよい。この場合、バッファに退避したデ
ータをダンプ先の記憶装置へ転送する契機は、上記と
同じに出来る。
【0070】上記第1実施例では、WRITEコマン
ド処理(図5)の中でフラッシュ処理を行なったが、W
RITEコマンド処理やCOPYコマンド処理とは非同
期に独立して行ってもよい。
【0071】上記第1実施例では、ダンプ先の記憶装
置としてディスク装置31を使用したが、ディスク装置
31以外の記憶媒体を使用してもよい。 上記第1実施例では、SCSIインタフェース40を
備えたが、その代りに又はそれに加えて、SCSI以外
のインタフェースを備えてもよい。
【0072】上記第1実施例では、ダンプ元とダンプ
先とを別々のディスク装置としたが、ダンプ機能つきデ
ィスク装置30(図1)に、ダンプ先の記憶媒体を設け
ることも出来る。例えば、デバイスインタフェース部9
0に、磁気ディスク100に加えて、ダンプ先の記憶媒
体を接続してもよい。
【0073】(実施例2)図8は、本発明の第2実施例
による記憶装置を含む計算機システムの要部構成図であ
る。
【0074】本発明の第2実施例の記憶装置であるダン
プ機能つきディスク装置30’の構成は、基本的に、第
1実施例のダンプ機能つきディスク装置30からバッフ
ァ70、71を省略すると共に、第1実施例の制御メモ
リ60と若干異なる制御メモリ60’を具備した構成で
ある。
【0075】この制御メモリ60’は、マイクロプロセ
ッサ50のプログラムや制御データを格納する半導体メ
モリであり、ダンプ済みデータ情報保持テーブル70
0’と、コピーポインタ820とを備える。ダンプ済み
データ情報保持テーブル700’は、通常のダンプ順よ
りも優先してダンプを行ったデータブロックのLBAを
保持するテーブルである。コピーポインタ820は、ダ
ンプを行っていない未ダンプ領域の先頭ブロックのLB
Aを指すポインタである。
【0076】図9、図10および図11は、上記ダンプ
機能つきディスク装置30’のダンプ処理、COPYコ
マンド処理およびWRITEコマンド処理のフローチャ
ートである。また、図12は、上記ダンプ機能つきディ
スク装置30’の動作を模式的に示す概念図である。
【0077】図9〜図12より理解されるように、この
ダンプ機能つきディスク装置30’では、ダンプ開始か
らダンプ終了までの間に、未ダンプ領域のデータに対す
るデータ更新要求を受けたときは、優先的に当該データ
をダンプ先のダンプ機能なしディスク装置31へ転送
し、その後で前記データを更新する。すなわち、ダンプ
中にCPU11から未ダンプ領域のデータに対するWR
ITEコマンドを受けると、優先的に磁気ディスク10
0から更新前データを読み出してダンプ機能なしディス
ク装置31へ転送する。そして、ライト対象データを磁
気ディスク100に書き込み、CPU11へWRITE
コマンドの完了を通知する。また、優先的にダンプした
データブロックのLBAをダンプ済みデータ情報保持テ
ーブル700’に登録しておき、通常の順でのダンプ処
理をスキップさせる。
【0078】この第2実施例のダンプ機能つきディスク
装置30’によれば、WRITEコマンドに対する応答
時間は長くなるが、バッファ70、71が不要になり、
構成が簡単になる。さらに、WRITEコマンドが完了
した後は、更新前と更新後のデータがいずれもディスク
装置に格納されるため、停電などのためにデータが失わ
れることはない。従って、安価で且つ高信頼性のシステ
ムが得られる。
【0079】(実施例3)図13は、本発明の第3実施
例による記憶装置を含む計算機システムの要部構成図で
ある。
【0080】CPU10とCPU11は、SCSIバス
20を介して、本発明の第3実施例のダンプ機能つきデ
ィスク装置30”と,磁気テープ装置900とに接続さ
れる。磁気テープ装置900は、データブロックごとの
アクセスをサポートするものとする。
【0081】ダンプ機能つきディスク装置30”は、上
記第1実施例のダンプ機能つきディスク装置30とほぼ
同じ構成であるが、ダンプするデータブロックにダンプ
元のLBAを付加する「拡張COPYコマンド」をサポ
ートする点と、ダンプ先のデータブロックをダンプ元に
復元する「RESTOREコマンド」をサポートする点
が異なっている。
【0082】次に、ダンプ処理の手順を説明する。ま
ず、CPU10は、ダンプ機能つきディスク装置30”
に「拡張COPYコマンド」を発行して、ダンプ元の磁
気ディスク(図示せず)のデータブロックをダンプ先の
磁気テープ装置900にダンプするように指示する。
【0083】ダンプ機能つきディスク装置30”は、図
3と同様のダンプ処理を実行する(図3の「ダンプ機能
なしディスク装置31」を「磁気テープ装置900」に
置換し、「ダンプ機能つきディスク装置30」を「ダン
プ機能つきディスク装置30”」に置換し、「COPY
コマンド」を「拡張COPYコマンド」に置換し、「C
OPYコマンド処理」を「拡張COPYコマンド処理」
に置換する)。
【0084】拡張COPYコマンド処理は、図4と同様
である(図4のステップ340、350で、データブロ
ックにダンプ元のLBAを付加したLBA付加型データ
ブロックをダンプ先へWRITEする)。
【0085】図14に、LBA付加型データブロックの
一例を示す。LBA付加型データブロック1110(例
えば、長さ516バイト)は、ダンプ元のLBA110
2と、データブロック1103(例えば、データ長51
2バイト)とを組み合せた構造である。
【0086】拡張COPYコマンド処理中に受けたWR
ITEコマンドに対するWRITEコマンド処理は、図
5と同様である(図5の「COPYコマンド処理」を
「拡張COPYコマンド処理」に置換する)。
【0087】フラッシュ処理は、図6と同様である(図
6のステップ610で、LBA付加型データブロック
を、当該データブロックの転送の直前に他のデータブロ
ックが転送されていた記憶領域の次の記憶領域にWRI
TEする)。
【0088】図15は、上記ダンプ機能つきディスク装
置30”の動作を模式的に示す概念図である。制御メモ
リ60のコピーポインタ820を、ダンプ元の磁気ディ
スク100の先頭LBAから1ブロックずつシーケンシ
ャルに移動させ、ポイントされたデータブロックにLB
Aを付加したLBA付加型データブロックをダンプ先の
磁気テープ900aに順に書き込む。図示の斜線部分
は、ダンプ済の領域を示す。
【0089】ダンプ開始からダンプ終了までの間(拡張
COPYコマンド処理中)に、「WRITEコマンド」
を受けると、更新前データブロック1010を更新前デ
ータブロック保持用領域110の領域1011に退避す
る。領域1011のアドレスは更新前データ情報保持テ
ーブル700に格納しておく。バッファ71についても
同じことを2重に行う。
【0090】更新前データブロック1010が書き込ま
れていた領域Paまでコピーポインタ820が来た契機
か又は更新前データ保持用領域110が“フル”になっ
た契機のいずれか早い方の契機で、退避していた更新前
データブロック1010にLBAを付加したLBA付加
型データブロックを磁気テープ900aの領域1012
に書き込む。領域1012は、直前の書き込み領域に続
く領域であり、更新前データブロック1010のLBA
とは無関係になってしまう。このため、LBAを付加し
ている。
【0091】図16は、ダンプ機能つきディスク装置3
0”によるRESTOREコマンド処理のフローチャー
トである。ステップ1200では、CPU10から「R
ESTOREコマンド」を受領し、直ちにCPU10に
「DISCONNECT」を発行し、SCSIバス20
との接続を切断する。
【0092】ステップ1210では、磁気テープ装置9
00に「LOCATEコマンド」を発行し、磁気テープ
900aを先頭に位置づける。ステップ1220では、
磁気テープ装置900に「READコマンド」を発行
し、1つのLBA付加型データブロックをバッファ70
(バッファ71でもよい)に読み込む。
【0093】ステップ1230では、磁気ディスク10
0に「WRITEコマンド」を発行し、LBA付加型デ
ータブロック1100のデータブロックだけを、当該L
BAの領域に書き込む。これにより、磁気テープ900
aに書き込まれたデータブロックがLBAの順序どおり
に磁気テープ900a上で並んでいなくとも、磁気ディ
スク100には元のLBAに対応した領域(位置)にデ
ータブロックを復元できる。
【0094】ステップ1240では、磁気テープ900
aに書き込まれたLBA付加型データブロックをすべて
読み終えたか否か判定する。読み終えていればステップ
1250に進み、読み終えていなければ前記ステップ1
220に戻る。ステップ1250では、CPU10に
「RESELECT」を発行し、ステータスとコマンド
コンプリートメッセージを送り、RESTOREコマン
ドを終了する。
【0095】上記第3実施例のダンプ機能つきディスク
装置30”によれば、データブロックにダンプ元のLB
Aを付加したLBA付加型データブロックを磁気テープ
900aにダンプするので、ダンプ元のLBAと磁気テ
ープ900aの書き込み領域とが無関係であっても、デ
ータブロックの元の領域(位置)の情報を欠落させるこ
となく、ダンプ開始時点でのダンプ対象のデータブロッ
クを完全にダンプすることが出来る。また、ダンプ先の
LBA付加型データブロックを用いて、元のLBAに対
応した領域にデータブロックを復元するので、ダンプ開
始時点でのダンプ対象のデータブロックを完全に復元す
ることが出来る。
【0096】上記第3実施例は、次のように変形しても
よい。 LBA付加型データブロックに、さらに当該データブ
ロックの「更新時刻」や「ダンプ時刻」などの時刻識別
子を付加すれば、同じLBAのデータブロックが複数あ
っても、どれがダンプ開始時点のデータブロックかを特
定できるので、フラッシュ処理で既にダンプ済みとされ
た領域についても、LBA順のダンプ処理で再びダンプ
を行なってよい。
【0097】LBA付加型データブロックに、さらに
当該データブロックの「更新時刻」や「ダンプ時刻」な
どの時刻識別子を付加すれば、同じLBAのデータブロ
ックが複数あっても、どれがダンプ開始時点のデータブ
ロックかを特定できるので、データ更新済み領域をダン
プする順が来た時に、バッファに退避していた更新前デ
ータブロックを無視し、磁気ディスクの更新後データブ
ロックをダンプ先に転送し、その後、適当な契機(例え
ばフラッシュ処理)で、バッファに退避していた更新前
データブロックをダンプ先に転送してもよい。
【0098】上記によれば、拡張COPYコマンド
処理とフラッシュ処理とを全く独立に(2つの処理で共
用するバッファなどのデータ構造を持たずに)動作させ
ることが出来る。 その他、第1実施例と同様の変形が可能である。
【0099】(実施例4)図17は、本発明の第4実施
例の記憶装置を含む計算機システムの要部構成図であ
る。
【0100】本発明の第4実施例の記憶装置であるダン
プ機能つきディスク装置30'''の構成は、基本的に第
2実施例と同様な構成であるが、第2実施例のダンプ機
能つきディスク装置30’の制御メモリ60’と若干異
なる制御メモリ60''を具備した構成である。
【0101】この制御メモリ60''は、マイクロプロセ
ッサ50のプログラムや制御データを格納する半導体メ
モリであり、コピーポインタ820を備える。第2実施
例のダンプ機能つきディスク装置30’の制御メモリ6
0’とは異なり、ダンプ済みデータ情報保持テーブル7
00’は備えない。
【0102】テープ装置2000は、SCSIインタフ
ェース制御部40、マイクロプロセッサ50、制御メモ
リ2030、デバイスインタフェース制御部90、磁気
テープ2010と2020を有している。制御メモリ2
030は、マイクロプロセッサ50のプログラムや制御
データを格納する半導体メモリである。
【0103】図18、図19および図20は、上記ダン
プ機能つきディスク装置30'''のダンプ処理、COP
Yコマンド処理およびWRITEコマンド処理のフロー
チャートである。
【0104】図18〜図20により理解されるように、
このダンプ機能つきディスク装置30'''では、ダンプ
開始からダンプ終了までの間に、未ダンプ領域のデータ
に対するデータ更新要求を受けたときは、当該データを
ダンプ先の磁気テープ2020へ優先的に転送し、その
後、前記データを更新する。すなわち、ダンプ中にCP
U11から未ダンプ領域のデータに対するWRITEコ
マンドを受けると、磁気ディスク100から更新前デー
タを優先的に読み出して、当該データのLBAを付加し
たうえで磁気テープ2020へ転送し、格納する。そし
て、ライト対象データを磁気ディスク100に書き込
み、CPU11へWRITEコマンドの完了を通知す
る。
【0105】一方、コピーポインタ820に従って、シ
ーケンシャルに行われるCOPYコマンド処理では、磁
気ディスク100のデータは前記更新前データとは異な
る磁気テープ2010に格納される。データには、LB
Aなどの識別子は付加されない。COPYコマンド処理
235''では、対象とするデータが、ダンプ開始以来、
更新されていた場合には、更新後のデータを磁気テープ
2010に格納する。このため、ダンプ開始時の磁気デ
ィスク100の内容を回復するためには、磁気テープ2
010の内容に、磁気テープ2020に待避されている
更新前データを反映させなければならない。これを行う
のが、図21に示すRESTOREコマンド処理であ
る。
【0106】ステップ1200では、CPU10から
「RESTOREコマンド」を受け取って、直ちにCP
U10に「DISCONNECT」を発行し、SCSI
バス20との接続を切断する。ステップ2100では、
テープ装置2000に「LOCATEコマンド」を発行
し、磁気テープ2010を先頭に位置づける。
【0107】ステップ2110では、テープ装置200
0に「READコマンド」を発行し、磁気テープ201
0から1つのブロックを読み込む。ステップ2120で
は、磁気ディスク100に「WRITEコマンド」を発
行し、ブロックを書き込む。
【0108】ステップ2130では、磁気テープ201
0に書き込まれたブロックをすべて読み終えたか否かを
判定する。読み終えていればステップ2140に進み、
読み終えていなければ前記ステップ2110に戻る。ス
テップ2140では、テープ装置2000に「LOCA
TEコマンド」を発行し、磁気テープ2020を最終ブ
ロックに位置づける。
【0109】ステップ2150では、テープ装置200
0に「READ REVERSEコマンド」を発行し、
磁気テープ2020から、媒体の後ろから前方向に向か
って、1つのLBA付加型データブロックを読む。ステ
ップ2160では、READ REVERSEコマンド
で読まれたデータのバイト順を逆転させる。これは、R
EAD REVERSEコマンドが、ブロックを逆順に
読むばかりでなく、ブロック内のバイト順も逆になった
データを返すからである。
【0110】ステップ2170では、磁気ディスク10
0に「WRITEコマンド」を発行し、LBA付加型デ
ータブロック1100のデータブロックだけを、当該L
BAの領域に書き込む。ステップ2180では、磁気テ
ープ2020に書き込まれたLBA付加型データブロッ
クをすべて読み終えたか否か判定する。読み終えていれ
ばステップ1250に進み、読み終えていなければ前記
ステップ2150に戻る。
【0111】ステップ1250では、CPU10に「R
ESELECT」を発行し、ステータスとコマンドコン
プリートメッセージを送り、RESTOREコマンドを
終了する。
【0112】ステップ2150で、磁気テープ2020
のブロックを逆順に読む理由を以下に示す。ダンプ処理
の間に同一ブロックに複数回更新があった場合、磁気テ
ープ2020にも、更新前データが複数個格納される。
これらデータは、磁気テープ2020に発生順に格納さ
れるために、もっとも小さいブロック番号を持つもの
が、ダンプ処理開始時のデータを持つものであり、それ
以外のブロックはRESTORE時には無視すべきであ
る。磁気テープ2020のブロックを逆順に読み、磁気
ディスク100に反映させることによって、同一ブロッ
クの更新前データが複数個あっても、最終的にはもっと
も小さいブロック番号を持つ更新前データが有効とな
る。
【0113】上記第4実施例のダンプ機能つきディスク
装置30'''は、ダンプデータを書き込むための磁気テ
ープと、更新前データを書き込むための磁気テープを別
にしている。さらに、更新前データにはLBAを付加し
て格納し、RESTORE時には格納時と逆順にブロッ
クを読んで、ダンプデータを書き込んだ磁気テープのデ
ータに反映させる。このため、前述の第1から第3実施
例のように更新前データ保持テーブルがなくとも、ダン
プ開始時点でのダンプ対象のデータブロックを完全にダ
ンプし、また復元することが出来る。
【0114】さらに、ダンプデータを書き込むための磁
気テープに格納されるデータブロックには、LBAなど
の余分な識別子が不要であるため、テープの容量が無駄
にならない。また、本実施例においては、ダンプ先の記
憶媒体へのアクセスは、完全にシーケンシャルであるた
め、テープなど、ランダムアクセスに適さない記憶媒体
を使用することができる。ディスクなどランダムアクセ
スに適した記憶媒体であっても、一般的にはシーケンシ
ャルアクセスのほうが、ランダムアクセスに比べて高性
能であるため、ダンプ処理の時間を短縮できる。
【0115】上記第1、第2、第3、および第4実施例
において、CPUとディスク装置ないしテープ装置との
接続は、SCSIバスによって行われる。これを、ES
CON(Enterprise Systems Connection)ディレクタ
によって行う構成も可能である。
【0116】図22は、図1に示す計算機システムのS
CSIバスを、ESCONディレクタに置き換えたもの
であり、第1の実施例に示した動作に類似の動作をす
る。図23は、図8に示す計算機システムのSCSIバ
スを、ESCONディレクタに置き換えたものであり、
第2の実施例に示した動作に類似の動作をする。
【0117】図24は、図13に示す計算機システムの
SCSIバスを、ESCONディレクタに置き換えたも
のであり、第3の実施例に示した動作に類似の動作をす
る。図25は、図17に示す計算機システムのSCSI
バスを、ESCONディレクタに置き換えたものであ
り、第4の実施例に示した動作に類似の動作をする。
【0118】
【発明の効果】本発明の記憶装置によれば、CPUを介
在させずにダンプ処理を行うことが出来ると共に、ダン
プ開始からダンプ終了までの間にデータ更新を行なって
も、ダンプ開始時点でのダンプ対象データを完全にダン
プすることが出来る。このため、記憶装置としての可用
性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の記憶装置を含む計算機シ
ステムの要部構成図である。
【図2】本発明の第1実施例の更新前データ情報保持テ
ーブルの構成図である。
【図3】本発明の第1実施例のダンプ処理の手順を示す
フローチャートである。
【図4】本発明の第1実施例のCOPYコマンド処理の
手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1実施例のWRITEコマンド処理
の手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1実施例のフラッシュ処理の手順を
示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1実施例のダンプ処理の概念を説明
するデータフロー図である。
【図8】本発明の第2実施例の記憶装置を含む計算機シ
ステムの要部構成図である。
【図9】本発明の第2実施例のダンプ処理の手順を示す
フローチャートである。
【図10】本発明の第2実施例のCOPYコマンド処理
の手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施例のWRITEコマンド処
理の手順を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2実施例のダンプ処理の概念を説
明するデータフロー図である。
【図13】本発明の第3実施例の記憶装置を含む計算機
システムの要部構成図である。
【図14】LBA付加型データブロックのデータ構造図
である。
【図15】本発明の第3実施例のダンプ処理の概念を説
明するデータフロー図である。
【図16】本発明の第3実施例のRESTOREコマン
ド処理の手順を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第4実施例の記憶装置を含む計算機
システムの要部構成図である。
【図18】本発明の第4実施例のダンプ処理の手順を示
すフローチャートである。
【図19】本発明の第4実施例のCOPYコマンド処理
の手順を示すフローチャートである。
【図20】本発明の第4実施例のWRITEコマンド処
理の手順を示すフローチャートである。
【図21】本発明の第4実施例のRESTOREコマン
ド処理の手順を示すフローチャートである。
【図22】本発明の記憶装置を含む計算機システムの要
部構成図である。
【図23】本発明の記憶装置を含む計算機システムの要
部構成図である。
【図24】本発明の記憶装置を含む計算機システムの要
部構成図である。
【図25】本発明の記憶装置を含む計算機システムの要
部構成図である。
【符号の説明】
10,11:CPU、 20:SCSIバス、30,3
0’,30”,30''':ダンプ機能つきディスク装
置、31:ダンプ機能なしディスク装置、40:SCS
Iインタフェース制御部、50:マイクロプロセッサ、
60,60’,60”:制御メモリ、70,71:バ
ッファ、 80:無停電電源、90:デバイスインタフ
ェース制御部、 100:磁気ディスク、110,11
1:更新前データ保持用領域、700:更新前データ情
報保持テーブル、700’:ダンプ済みデータ情報保持
テーブル、 820:コピーポインタ、900:磁気テ
ープ装置、 900a:磁気テープ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶媒体に格納されているデータを別の記
    憶装置へダンプする機能を有する記憶装置において、 記憶媒体のダンプ対象領域を、ダンプを行ったダンプ済
    み領域とダンプを行っていない未ダンプ領域とに分けて
    認識し、且つ、前記未ダンプ領域を、データを更新した
    データ更新済み領域とデータを更新していないデータ未
    更新領域とに分けて認識する領域認識手段と、 ダンプ開始からダンプ終了までの間に、前記データ未更
    新領域以外のデータに対するデータ更新要求を受けたと
    きは当該データを更新し、一方、前記データ未更新領域
    のデータに対するデータ更新要求を受けたときは当該デ
    ータをバッファに退避し、その後で前記データを更新
    し、当該データの記憶領域をデータ未更新領域からデー
    タ更新済み領域に変更するデータ更新手段と、 記憶媒体のデータ未更新領域のデータを、所定の順にダ
    ンプ先の記憶装置へ転送し、転送したデータの記憶領域
    を未ダンプ領域からダンプ済み領域に変更するデータ転
    送手段と、 前記バッファに退避したデータを所定の契機でダンプ先
    の記憶装置へ転送すると共に、当該データの記憶領域を
    未ダンプ領域からダンプ済み領域に変更し、当該データ
    をバッファから実質的に消去する退避データ転送手段と
    を具備したことを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の記憶装置において、バッフ
    ァに退避したデータをダンプ先の記憶装置へ転送する契
    機が、バッファに退避したデータ量が所定量を越えた契
    機か又は当該データに対する更新要求がなかった場合に
    当該データをダンプ先の記憶装置へ転送する契機のいず
    れか早い方であることを特徴とする記憶装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の記憶装置において、バッフ
    ァに退避したデータをダンプ先の記憶装置へ転送する契
    機が、バッファに退避したデータ量のバッファ容量に対
    する割合が所定値を越えた契機であることを特徴とする
    記憶装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の記憶装置において、バッフ
    ァに退避したデータをダンプ先の記憶装置へ転送する契
    機が、当該データに対する更新要求がなかった場合に当
    該データをダンプ先の記憶装置へ転送する契機であるこ
    とを特徴とする記憶装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の記憶装置において、バッフ
    ァに退避したデータをダンプ先の記憶装置へ転送する契
    機が、当該データをバッファに退避した直後から当該デ
    ータに対する更新要求の完了直前までの間の契機である
    ことを特徴とする記憶装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の記憶装置において、バッフ
    ァに退避したデータをダンプ先の記憶装置へ転送する契
    機が、所定の時間ごとであることを特徴とする記憶装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1から請求項6のいずれかに記載の
    記憶装置において、バッファを多重化したことを特徴と
    する記憶装置。
  8. 【請求項8】請求項1から請求項7のいずれかに記載の
    記憶装置において、バッファを不揮発性としたことを特
    徴とする記憶装置。
  9. 【請求項9】記憶媒体に格納されているデータを別の記
    憶装置へダンプする機能を有する記憶装置において、 記憶媒体のダンプ対象領域を、ダンプを行ったダンプ済
    み領域とダンプを行っていない未ダンプ領域とに分けて
    認識する領域認識手段と、 記憶媒体の未ダンプ領域のデータを所定の順にダンプ先
    の記憶装置へ転送し、転送したデータの記憶領域を未ダ
    ンプ領域からダンプ済み領域に変更すると共に、ダンプ
    開始からダンプ終了までの間に未ダンプ領域のデータに
    対するデータ更新要求を受けたときは当該データをダン
    プ先の記憶装置へ優先的に転送し、当該データの記憶領
    域を未ダンプ領域からダンプ済み領域に変更するするデ
    ータ転送手段と、 ダンプ開始からダンプ終了までの間に、前記未ダンプ領
    域以外のデータに対するデータ更新要求を受けたときは
    当該データを更新し、一方、前記未ダンプ領域のデータ
    に対するデータ更新要求を受けたときは前記優先的転送
    の後で前記データを更新するデータ更新手段とを具備し
    たことを特徴とする記憶装置。
  10. 【請求項10】請求項1から請求項9のいずれかに記載
    の記憶装置において、ダンプ対象データを転送するダン
    プ先の記憶装置における記憶領域を、当該データに対す
    る更新要求がなかった場合にデータ未更新領域の当該デ
    ータを転送する記憶領域と等しくすることを特徴とする
    記憶装置。
  11. 【請求項11】請求項1から請求項8のいずれかに記載
    の記憶装置において、ダンプ対象データを転送するダン
    プ先の記憶装置における記憶領域を、当該データの転送
    の直前に他のデータが転送されていた記憶領域の次の記
    憶領域とすることを特徴とする記憶装置。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の記憶装置において、
    ダンプ対象データに対してそのデータの元の記憶媒体上
    の記憶領域を指すLBA(Logical Block Address)を
    含む識別子を付加してダンプ先の記憶装置に転送するデ
    ータとする識別子付加手段を具備したことを特徴とする
    記憶装置。
  13. 【請求項13】請求項1から請求項8のいずれかに記載
    の記憶装置において、ダンプ先の記憶装置において、デ
    ータ未更新領域のデータを格納する記憶媒体と、バッフ
    ァに待避したデータを格納する記憶媒体とが異なること
    を特徴とする記憶装置。
  14. 【請求項14】請求項9に記載の記憶装置において、ダ
    ンプ先の記憶装置において、未ダンプ領域のデータを格
    納する記憶媒体と、データ更新要求を受けたデータを格
    納する記憶媒体とが異なることを特徴とする記憶装置。
  15. 【請求項15】請求項13から請求項14のいずれかに
    記載の記憶装置において、バッファに待避したデータあ
    るいはデータ更新要求を受けたデータに対してそのデー
    タの元の記憶媒体上の記憶領域を指すLBA(Logical
    Block Address)を含む識別子を付加してダンプ先の記
    憶装置に転送するデータとする識別子付加手段を具備し
    たことを特徴とする記憶装置。
  16. 【請求項16】請求項12および請求項15のいずれか
    に記載の記憶装置において、前記識別子が、当該データ
    の「更新時刻」や「ダンプ時刻」などの時刻情報を含む
    ことを特徴とする記憶装置。
  17. 【請求項17】請求項1から請求項16のいずれかに記
    載の記憶装置において、ダンプ先の記憶装置に記憶され
    たデータから、ダンプ開始時点でダンプ元の記憶媒体に
    記憶されていたデータを復元するデータ復元手段を具備
    したことを特徴とする記憶装置。
  18. 【請求項18】請求項1から請求項17のいずれかに記
    載の記憶装置において、SCSI規格の記憶装置である
    ことを特徴とする記憶装置。
JP6290947A 1993-12-03 1994-11-25 記憶装置 Pending JPH07210439A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6290947A JPH07210439A (ja) 1993-12-03 1994-11-25 記憶装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-303669 1993-12-03
JP30366993 1993-12-03
JP6290947A JPH07210439A (ja) 1993-12-03 1994-11-25 記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07210439A true JPH07210439A (ja) 1995-08-11

Family

ID=26558314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6290947A Pending JPH07210439A (ja) 1993-12-03 1994-11-25 記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07210439A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000507014A (ja) * 1996-03-19 2000-06-06 イーエムシー コーポレイション マルチホスト意志決定支援システム
JP2003167684A (ja) * 2001-12-04 2003-06-13 Nec Corp ディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式
US6931485B2 (en) 2001-08-15 2005-08-16 Nec Corporation Disk array apparatus
JPWO2004023308A1 (ja) * 2002-08-29 2005-12-22 富士通株式会社 データ抽出方法およびデータ抽出装置
JP2006260355A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Hitachi Ltd ストレージシステム及び記憶制御方法
EP1734450A2 (en) 2003-12-03 2006-12-20 Hitachi, Ltd. Storage system and replication creation method thereof
EP1770498A2 (en) 2005-09-20 2007-04-04 Hitachi, Ltd. Logical volume transfer method and storage network system
EP1821186A2 (en) 2006-02-13 2007-08-22 Hitachi, Ltd. Virtual storage system and control method thereof
US7302535B2 (en) 2004-04-09 2007-11-27 Hitachi, Ltd. Data replication in a storage system
US7702851B2 (en) 2005-09-20 2010-04-20 Hitachi, Ltd. Logical volume transfer method and storage network system
JP2012008737A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Toshiba Corp ストレージ、同ストレージを備えたストレージシステム及び同ストレージシステムにおける排他的接続方法
WO2018055751A1 (ja) * 2016-09-26 2018-03-29 株式会社日立製作所 計算機システム及び記憶制御方法

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000507014A (ja) * 1996-03-19 2000-06-06 イーエムシー コーポレイション マルチホスト意志決定支援システム
US6931485B2 (en) 2001-08-15 2005-08-16 Nec Corporation Disk array apparatus
JP2003167684A (ja) * 2001-12-04 2003-06-13 Nec Corp ディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式
JPWO2004023308A1 (ja) * 2002-08-29 2005-12-22 富士通株式会社 データ抽出方法およびデータ抽出装置
US7461225B2 (en) 2003-12-03 2008-12-02 Hitachi, Ltd. Storage system and replication creation method thereof
US7721058B2 (en) 2003-12-03 2010-05-18 Hitachi, Ltd. Storage system and replication creation method thereof
EP1734450A2 (en) 2003-12-03 2006-12-20 Hitachi, Ltd. Storage system and replication creation method thereof
US7219202B2 (en) 2003-12-03 2007-05-15 Hitachi, Ltd. Cluster storage system and replication creation method thereof
US7908449B2 (en) 2004-04-09 2011-03-15 Hitachi, Ltd. Data replication in a storage system
US7302535B2 (en) 2004-04-09 2007-11-27 Hitachi, Ltd. Data replication in a storage system
US7689792B2 (en) 2004-04-09 2010-03-30 Hitachi, Ltd. Data replication in a storage system
JP2006260355A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Hitachi Ltd ストレージシステム及び記憶制御方法
US8327094B2 (en) 2005-09-20 2012-12-04 Hitachi, Ltd. Logical volume transfer method and storage network system
US7702851B2 (en) 2005-09-20 2010-04-20 Hitachi, Ltd. Logical volume transfer method and storage network system
EP1770498A2 (en) 2005-09-20 2007-04-04 Hitachi, Ltd. Logical volume transfer method and storage network system
US8700870B2 (en) 2005-09-20 2014-04-15 Hitachi, Ltd. Logical volume transfer method and storage network system
US7711908B2 (en) 2006-02-13 2010-05-04 Hitachi, Ltd. Virtual storage system for virtualizing a plurality of storage systems logically into a single storage resource provided to a host computer
EP1821186A2 (en) 2006-02-13 2007-08-22 Hitachi, Ltd. Virtual storage system and control method thereof
US8595436B2 (en) 2006-02-13 2013-11-26 Hitachi, Ltd. Virtual storage system and control method thereof
JP2012008737A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Toshiba Corp ストレージ、同ストレージを備えたストレージシステム及び同ストレージシステムにおける排他的接続方法
WO2018055751A1 (ja) * 2016-09-26 2018-03-29 株式会社日立製作所 計算機システム及び記憶制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6557073B1 (en) Storage apparatus having a virtual storage area
US7412578B2 (en) Snapshot creating method and apparatus
US7587562B2 (en) Data duplication system, data duplication method and program
US7461201B2 (en) Storage control method and system for performing backup and/or restoration
JP5353887B2 (ja) ディスクアレイ装置の制御ユニット、データ転送装置及び復電処理方法
US5555389A (en) Storage controller for performing dump processing
US20090198931A1 (en) Information processing apparatus and data backup method
US20060224639A1 (en) Backup system, program and backup method
US7631156B2 (en) Storage system issuing optimum I/O command to allocation-on-use enabled volume and controlling method therefor
US7971014B2 (en) Information processing apparatus and data recovering method
JP2005011317A (ja) ストレージシステムを初期化する方法と装置
JPS6367686B2 (ja)
US6658541B2 (en) Computer system and a database access method thereof
JP4745465B1 (ja) 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の制御方法
JPH07210439A (ja) 記憶装置
JPS607818B2 (ja) フアイルのバツクアツプ方法
US20080077758A1 (en) Virtual tape device and data management method for virtual tape device
JP4908481B2 (ja) データ記憶装置及び筐体内レプリケーション方法
US20100205482A1 (en) Mirroring controller, storage device, and mirroring control method
JP2002099390A (ja) ディスク制御装置
US6591264B1 (en) Method that allows I/O requests to run concurrently with a rollback from a snapshot in a drive array
US7657719B2 (en) Controller for a copy operation between a host computer and hard disks, a control method thereof, and a recording medium storing a program for executing the control method
JP5204265B2 (ja) 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の制御方法
JP2000293391A (ja) 大規模メモリシステム管理方法および装置
EP0656588B1 (en) Storage device

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040309

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040706