JP2003167684A - ディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式 - Google Patents

ディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式

Info

Publication number
JP2003167684A
JP2003167684A JP2001369697A JP2001369697A JP2003167684A JP 2003167684 A JP2003167684 A JP 2003167684A JP 2001369697 A JP2001369697 A JP 2001369697A JP 2001369697 A JP2001369697 A JP 2001369697A JP 2003167684 A JP2003167684 A JP 2003167684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
disk array
array device
copy
update data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001369697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3730907B2 (ja
Inventor
Hirohiko Koike
裕彦 小池
Masahiro Kono
政弘 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
NEC Solution Innovators Ltd
Original Assignee
NEC Corp
NEC System Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp, NEC System Technologies Ltd filed Critical NEC Corp
Priority to JP2001369697A priority Critical patent/JP3730907B2/ja
Publication of JP2003167684A publication Critical patent/JP2003167684A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3730907B2 publication Critical patent/JP3730907B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 更新データの送信プロトコルにおけるオーバ
ヘッドを小さくし、かつデータ更新の順序保証機能およ
びコピー停止機能を実現する。 【解決手段】 プライマリサイト1のディスクアレイ装
置11では、コンセントレータ111のコピー手段11
12がキャッシュ113上の更新データを送信状態の格
納バッファ1113に先頭から順にパッキングするよう
にコピーし、送信手段1111が格納バッファ1113
のパッキングデータをセカンダリサイト2のディスクア
レイ装置21に転送する。セカンダリサイト2のディス
クアレイ装置21では、受信手段2111が転送されて
きたパッキングデータを受信バッファ2113に受信
し、コピー手段2112がパッキングデータ内の更新デ
ータをパッキング順に1多重でキャッシュ212にコピ
ーする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスクアレイ装置
間の遠隔データコピー方式に関し、特に遠隔地に設置さ
れたディスクアレイ装置間を通信回線で相互に接続し、
上位装置であるホストコンピュータ(以下、単にホスト
という)を経由せずにディスクアレイ装置間でデータの
複製を作成するための遠隔データコピー方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ホストを経由せずにディスクア
レイ装置間でデータの複製を作成する場合、データの整
合性をディスクアレイ装置の機能で保証するためには、
セカンダリサイトのディスクアレイ装置でのデータ更新
の順序をプライマリサイトのディスクアレイ装置でのデ
ータ更新と同様な順序で行う必要がある(データ更新の
順序保証機能)。また、セカンダリサイトのディスクア
レイ装置での更新データのコピー失敗時に以降の更新デ
ータのコピーを全て停止する必要がある(コピー停止機
能)。
【0003】従来のディスクアレイ装置間の遠隔データ
コピー方式は、図7に示すように、プライマリサイト
(コピー元のサイト)71のディスクアレイ装置711
とセカンダリサイト(コピー先のサイト)72のディス
クアレイ装置721とが通信回線73を介して接続され
て構成されていた。
【0004】このような従来のディスクアレイ装置間の
遠隔データコピー方式では、プライマリサイト71のホ
スト712から更新データの書き込み要求があると、デ
ィスクアレイ装置711は、自装置内の論理ディスクに
更新データを書き込むと同時に、更新データを通信回線
73を介してセカンダリサイト72のディスクアレイ装
置721に転送し、更新データをディスクアレイ装置7
21内の論理ディスクにコピーしていた。
【0005】これにより、プライマリサイト71のディ
スクアレイ装置711が災害となった場合、セカンダリ
サイト72のディスクアレイ装置721にデータの複製
が残されているので、セカンダリサイト72のディスク
アレイ装置721のデータの複製を用いて、プライマリ
サイト1のディスクアレイ装置711のデータを復元す
ることを可能にしていた。
【0006】ところで、ディスクアレイ装置間でデータ
の複製を作成するための遠隔データコピー方式には、同
期モードと非同期モードとの2種類のコピーモードがあ
る。
【0007】同期モードは、プライマリサイトの論理デ
ィスクとセカンダリサイトの論理ディスクとがコピー実
行状態のとき、セカンダリサイトのディスクアレイ装置
でのデータ更新処理の完了後にプライマリサイトのホス
トに終了応答するモードである。よって、両サイトの距
離が離れている場合は、伝送遅延により、プライマリサ
イトのディスクアレイ装置の応答遅延が発生する。
【0008】非同期モードは、プライマリサイトのディ
スクアレイ装置でのデータ更新処理が終わり次第、プラ
イマリサイトのホストに終了応答し、セカンダリサイト
のディスクアレイ装置でのデータ更新処理は、非同期に
行うモードである。よって、プライマリサイトのディス
クアレイ装置の応答遅延は小さい。
【0009】非同期モードでの遠隔データコピー方式を
採用する先行技術文献として、特開2000−3058
56,特開2001−209565,特開2001−2
82628等がある。
【0010】特開2000−305856に開示された
「ディスクサブシステム及びこれらの統合システム」で
は、各センターのディスクサブシステムのリモートコピ
ーの対象となるボリュームとゲートウェイサブシステム
の任意のボリュームとの間は同期型リモートコピーでデ
ータの二重化が行われ、メインセンターのゲートウェイ
サブシステムは自サブシステム内のボリュームが更新さ
れた順番に従い更新データをリモートセンターのゲート
ウェイサブシステムに送付し、リモートセンターのゲー
トウェイサブシステムは受け取った順番に従い更新デー
タを自サブシステム内のボリュームに反映することによ
り、非同期型のリモートコピーでデータの二重化が行わ
れるようになっている。
【0011】特開2001−209565に開示された
「サブシステム及びこれらの統合システム」では、上位
装置からデータを受取り、このデータを記憶手段に格納
し、マスタサブシステムがデータをリモートセンタに転
送する状態かをマスタサブシステムに問い合わせ、マス
タサブシステムが転送する状態の場合にはデータをリモ
ートセンターに転送し、マスタサブシステムが転送しな
い状態の場合にはデータの格納位置に関する情報を保持
し、マスタサブシステムが転送する状態となってからリ
モートセンターに転送することでメインセンターとリモ
ートセンターとのデータの整合性をとるようにした非同
期型のリモートコピー機能が開示されている。
【0012】特開2001−282628に開示された
「記憶サブシステムのデータ二重化方法及びデータ二重
化システム」では、メインセンタのディスクサブシステ
ムが、そのディスク記憶装置にデータ書き込みをすると
ともに該データに通番および時刻を付与し、リモートセ
ンタのディスクサブシステムへ転送し、リモートセンタ
のディスクサブシステムが、受け取った複数のデータを
通番の順に配列し、ディスクサブシステム間の通信によ
って各ディスクサブシステムについてそれぞれ付与され
た最新の時刻の中で最古の時刻を決定し、決定された最
古の時刻以前の時刻が付与されたデータを各々のディス
ク記憶装置へのデータ書き込み対象とするようにした非
同期型のリモートコピー機能が開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のいずれの先行技術でも、図2(b)に示すよう
に、プライマリサイトから更新データをコマンドを付け
てセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送し、セ
カンダリサイトのディスクアレイ装置からの正常終了ス
テータスまたは異常終了ステータスの報告を待ち、正常
終了ステータスの報告を受信してから次の更新データを
コマンドを付けてセカンダリサイトのディスクアレイ装
置に転送することを繰り返していたので、通信回線の遅
延による更新データの送信プロトコルに大きなオーバヘ
ッドが生じるという問題点があった。
【0014】本発明の目的は、図2(a)に示すよう
に、プライマリサイトのディスクアレイ装置で複数の更
新データをパッキングして、パッキングデータにコマン
ドを付けてセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転
送することにより、更新データの送信プロトコルにおけ
るオーバヘッドを小さくするようにしたディスクアレイ
装置間の遠隔データコピー方式を提供することにある。
【0015】また、本発明の他の目的は、セカンダリサ
イトのディスクアレイ装置でパッキングデータから更新
データをパッキング順に1つずつ読み出してコピーし、
更新データのコピーに異常があれば直ちに異常終了ステ
ータスをプライマリサイトのディスクアレイ装置に報告
することにより、データ更新の順序保証機能およびコピ
ー停止機能を実現するようにしたディスクアレイ装置間
の遠隔データコピー方式を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のディスクアレイ
装置間の遠隔データコピー方式は、プライマリサイトの
ディスクアレイ装置とセカンダリサイトのディスクアレ
イ装置とが通信回線を介して接続されてなるシステムに
おいて、前記プライマリサイトのディスクアレイ装置
が、上位装置から更新データの書き込み要求があったと
きに該更新データをキャッシュに書き込むI/O処理部
と、データの整合性を保証する論理ディスクのグループ
を登録するグループ登録手段と、論理ディスクのグルー
プ毎に複数の格納バッファを有し、上位装置からの更新
データの書き込み要求に同期して前記キャッシュに書き
込まれた更新データを受信状態の格納バッファに先頭か
ら順にパッキングするようにコピーし該格納バッファに
複数の更新データがパッキングされた段階で該格納バッ
ファのパッキングデータを前記セカンダリサイトのディ
スクアレイ装置に転送するコンセントレータとを備え、
前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置が、受信し
たパッキングデータから更新データをパッキング順に読
み出してキャッシュにコピーするディストリビュータを
備えることを特徴とする。
【0017】また、本発明のディスクアレイ装置間の遠
隔データコピー方式は、プライマリサイトのディスクア
レイ装置とセカンダリサイトのディスクアレイ装置とが
通信回線を介して接続されてなるシステムにおいて、前
記プライマリサイトのディスクアレイ装置が、上位装置
から更新データの書き込み要求があったときに該更新デ
ータをキャッシュに書き込むI/O処理部と、データの
整合性を保証する論理ディスクのグループを登録するグ
ループ登録手段と、論理ディスクのグループ毎に複数の
格納バッファを有し、上位装置からの更新データの書き
込み要求に同期して前記キャッシュに書き込まれた更新
データを制御情報とともに受信状態の格納バッファに先
頭から順にパッキングするようにコピーし該格納バッフ
ァに複数の制御情報および更新データがパッキングされ
た段階で該格納バッファのパッキングデータを前記セカ
ンダリサイトのディスクアレイ装置に転送するコンセン
トレータとを備え、前記セカンダリサイトのディスクア
レイ装置が、受信したパッキングデータから制御情報を
パッキング順に読み出し、この制御情報に基づき更新デ
ータをキャッシュにコピーするディストリビュータを備
えることを特徴とする。
【0018】さらに、本発明のディスクアレイ装置間の
遠隔データコピー方式は、前記制御情報が、論理ディス
ク番号,論理ブロックアドレスおよびデータ長からなる
ことを特徴とする。
【0019】さらにまた、本発明のディスクアレイ装置
間の遠隔データコピー方式は、前記コンセントレータ
が、複数の格納バッファと、前記キャッシュ上の更新デ
ータを受信状態の格納バッファに先頭から順にパッキン
グするようにコピーするコピー手段と、該格納バッファ
のパッキングデータを前記セカンダリサイトのディスク
アレイ装置に転送する送信手段とを備えることを特徴と
する。
【0020】また、本発明のディスクアレイ装置間の遠
隔データコピー方式は、前記送信手段が、前記複数の格
納バッファの1つの格納バッファを受信状態から送信状
態に変更すると同時に他の1つの格納バッファを送信状
態から受信状態に変更することにより、前記コピー手段
が、前記上位装置からの更新データの書き込み要求を待
たせることなく、更新データのコピーを前記他の1つの
格納バッファに対して継続ができることを特徴とする。
【0021】さらに、本発明のディスクアレイ装置間の
遠隔データコピー方式は、前記ディストリビュータが、
受信バッファと、前記プライマリサイトのディスクアレ
イ装置から転送されてきたパッキングデータを前記受信
バッファに受信する受信手段と、前記受信バッファのパ
ッキングデータ内の更新データをパッキング順に1多重
でキャッシュにコピーするコピー手段とを備えることを
特徴とする。
【0022】一方、本発明のディスクアレイ装置間の遠
隔データコピー方法は、プライマリサイトのディスクア
レイ装置での処理が、キャッシュ上の更新データを順次
パッキングする工程と、複数の更新データがパッキング
されたパッキングデータをセカンダリサイトのディスク
アレイ装置に転送する工程とを含み、前記セカンダリサ
イトのディスクアレイ装置での処理が、受信したパッキ
ングデータからパッキング順に更新データを順次取り出
す工程と、取り出した更新データをキャッシュに書き込
む工程とを含むことを特徴とする。
【0023】また、本発明のディスクアレイ装置間の遠
隔データコピー方法は、上位装置から更新データの書き
込み要求があったときにコンセントレータのコピー状態
を判定する工程と、コンセントレータのコピー状態がO
Nであればキャッシュから更新データを受信状態の格納
バッファに先頭から順にパッキングするようにコピーす
る工程と、該格納バッファが一杯であるかどうかを判定
する工程と、該格納バッファが一杯であれば該格納バッ
ファのパッキングデータをセカンダリサイトのディスク
アレイ装置に転送する工程と、該格納バッファに一定期
間転送されずに滞留している更新データがあるかどうか
を判定する工程と、該格納バッファに滞留している更新
データがあれば該格納バッファが一杯でなくても該格納
バッファのパッキングデータをセカンダリサイトのディ
スクアレイ装置に転送する工程と、プライマリサイトの
ディスクアレイ装置からのパッキングデータを前記セカ
ンダリサイトのディスクアレイ装置内の受信バッファに
受信する工程と、前記受信バッファのパッキングデータ
からパッキング順に更新データを読み出してキャッシュ
にコピーする工程と、更新データのコピーが失敗したと
きに前記受信バッファの残りの更新データのコピーを実
施せずに処理を中断して前記プライマリサイトのディス
クアレイ装置に異常終了ステータスを報告する工程と、
更新データのコピーが正常に終了したときに前記受信バ
ッファのパッキングデータ内の全ての更新データをコピ
ーしたかどうかを判定する工程と、前記受信バッファの
パッキングデータ内の全ての更新データのコピーが完了
したときにプライマリサイトのディスクアレイ装置に正
常終了ステータスを報告する工程と、送信状態の格納バ
ッファのパッキングデータの転送に対して前記セカンダ
リサイトのディスクアレイ装置から正常終了ステータス
が報告されたときに前記上位装置に対して正常終了応答
を行う工程と、該格納バッファのパッキングデータの転
送に対して前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置
から異常終了ステータスが報告されたときに自コンセン
トレータのコピー状態をOFFとして前記プライマリサ
イトのディスクアレイ装置および前記セカンダリサイト
のディスクアレイ装置をコピー停止状態として該格納バ
ッファのパッキングデータの転送を停止する工程とを含
むことを特徴とする。
【0024】さらに、本発明のディスクアレイ装置間の
遠隔データコピー方法は、前記複数の格納バッファのう
ちの1つの格納バッファを受信状態から送信状態に変更
すると同時に他の1つの格納バッファを送信状態から受
信状態に変更することにより、前記上位装置からの更新
データの書き込み要求を待たせることなく、更新データ
のコピーを前記他の1つの格納バッファに対して継続が
できることを特徴とする。
【0025】他方、本発明のプログラムは、コンピュー
タに、上位装置から更新データの書き込み要求があった
ときにコンセントレータのコピー状態を判定する手順
と、コンセントレータのコピー状態がONであればキャ
ッシュから更新データを受信状態の格納バッファに先頭
から順にパッキングするようにコピーする手順と、該格
納バッファが一杯であるかどうかを判定する手順と、該
格納バッファが一杯であれば該格納バッファのパッキン
グデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転
送する手順と、該格納バッファに一定期間転送されずに
滞留している更新データがあるかどうかを判定する手順
と、該格納バッファに滞留している更新データがあれば
該格納バッファが一杯でなくても該格納バッファのパッ
キングデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装置
に転送する手順と、送信状態の格納バッファのパッキン
グデータの転送に対して前記セカンダリサイトのディス
クアレイ装置から正常終了ステータスが報告されたとき
に前記上位装置に対して正常終了応答を行う手順と、該
格納バッファのパッキングデータの転送に対して前記セ
カンダリサイトのディスクアレイ装置から異常終了ステ
ータスが報告されたときに自コンセントレータのコピー
状態をOFFとして前記プライマリサイトのディスクア
レイ装置および前記セカンダリサイトのディスクアレイ
装置をコピー停止状態として該格納バッファのパッキン
グデータの転送を停止する手順とを実行させることを特
徴とする。
【0026】また、本発明のプログラムは、コンピュー
タに、プライマリサイトのディスクアレイ装置からのパ
ッキングデータを前記セカンダリサイトのディスクアレ
イ装置内の受信バッファに受信する手順と、前記受信バ
ッファのパッキングデータからパッキング順に更新デー
タを読み出してキャッシュにコピーする手順と、更新デ
ータのコピーが失敗したときに前記受信バッファの残り
の更新データのコピーを実施せずに処理を中断して前記
プライマリサイトのディスクアレイ装置に異常終了ステ
ータスを報告する手順と、更新データのコピーが正常に
終了したときに前記受信バッファのパッキングデータ内
の全ての更新データをコピーしたかどうかを判定する手
順と、前記受信バッファのパッキングデータ内の全ての
更新データのコピーが完了したときにプライマリサイト
のディスクアレイ装置に正常終了ステータスを報告する
手順とを実行させることを特徴とする。
【0027】さらに、本発明のプログラムは、コンピュ
ータに、上位装置から更新データの書き込み要求があっ
たときにコンセントレータのコピー状態を判定する手順
と、コンセントレータのコピー状態がONであればキャ
ッシュから更新データを受信状態の格納バッファに先頭
から順にパッキングするようにコピーする手順と、該格
納バッファが一杯であるかどうかを判定する手順と、該
格納バッファが一杯であれば該格納バッファのパッキン
グデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装置に転
送する手順と、該格納バッファに一定期間転送されずに
滞留している更新データがあるかどうかを判定する手順
と、該格納バッファに滞留している更新データがあれば
該格納バッファが一杯でなくても該格納バッファのパッ
キングデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装置
に転送する手順と、プライマリサイトのディスクアレイ
装置からのパッキングデータを前記セカンダリサイトの
ディスクアレイ装置内の受信バッファに受信する手順
と、前記受信バッファのパッキングデータからパッキン
グ順に更新データを読み出してキャッシュにコピーする
手順と、更新データのコピーが失敗したときに前記受信
バッファの残りの更新データのコピーを実施せずに処理
を中断して前記プライマリサイトのディスクアレイ装置
に異常終了ステータスを報告する手順と、更新データの
コピーが正常に終了したときに前記受信バッファのパッ
キングデータ内の全ての更新データをコピーしたかどう
かを判定する手順と、前記受信バッファのパッキングデ
ータ内の全ての更新データのコピーが完了したときにプ
ライマリサイトのディスクアレイ装置に正常終了ステー
タスを報告する手順と、送信状態の格納バッファのパッ
キングデータの転送に対して前記セカンダリサイトのデ
ィスクアレイ装置から正常終了ステータスが報告された
ときに前記上位装置に対して正常終了応答を行う手順
と、該格納バッファのパッキングデータの転送に対して
前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置から異常終
了ステータスが報告されたときに自コンセントレータの
コピー状態をOFFとして前記プライマリサイトのディ
スクアレイ装置および前記セカンダリサイトのディスク
アレイ装置をコピー停止状態として該格納バッファのパ
ッキングデータの転送を停止する手順とを実行させるこ
とを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0029】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第
1の実施の形態に係るディスクアレイ装置間の遠隔デー
タコピー方式の構成を示すブロック図である。本実施の
形態に係るディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方
式は、ディスクアレイ装置11およびホスト12からな
るプライマリサイト1と、ディスクアレイ装置21およ
びホスト22からなるセカンダリサイト2とが、通信回
線(図示せず)を介して接続されて、その主要部が構成
されている。
【0030】ディスクアレイ装置11は、コンセントレ
ータ111および112と、キャッシュ113と、グル
ープ登録手段114と、I/O(Input/Outp
ut)処理部115と、論理ディスクA,B,Cからな
るグループ116と、論理ディスクD,Eからなるグル
ープ117とを含んで構成されている。
【0031】コンセントレータ111は、非同期転送に
おいてデータ更新の順序保証を制御する送信機能を備え
るソフトウェア手段であり、送信手段1111と、コピ
ー手段1112と、格納バッファ1113および111
4とから構成されている。
【0032】コンセントレータ112は、コンセントレ
ータ111と同様に構成されている。
【0033】格納バッファ1113および1114は、
セカンダリサイト2のディスクアレイ装置21に転送す
る制御情報および更新データを先頭から順にパッキング
するバッファである。格納バッファ1113または11
14が一杯となった場合、あるいは格納バッファ111
3または1114に制御情報および更新データを先頭か
ら順にパッキング後に一定時間が経過すると、送信手段
1111により、セカンダリサイト2のディスクアレイ
装置21へ格納バッファ1113または1114のパッ
キングデータが転送される。格納バッファ1113およ
び1114は、受信状態または送信状態を相互に保持
し、ダブルバッファとして交互に使用される。このよう
に、2つ以上の格納バッファ1113および1114を
有することにより、セカンダリサイト2のディスクアレ
イ装置21へのパッキングデータの転送中にも、プライ
マリサイト1のディスクアレイ装置11での制御情報お
よび更新データのパッキングを継続することができる。
【0034】グループ登録手段114は、データの整合
性を保証する論理ディスクのグループを登録する手段で
ある。ディスクアレイ装置11,21内に、複数のデー
タベースが格納されている場合、複数の論理ディスクの
グループ116,117が登録され、各論理ディスクの
グループ毎にコンセントレータ111,112がそれぞ
れ割り当てられる。
【0035】I/O処理部115は、ホスト12から更
新データの書き込み要求があったときに、更新データを
ディスクアレイ装置11のキャッシュ113に書き込
む。
【0036】キャッシュ113は、ディスクアレイ装置
11の内部キャッシュである。更新データは、キャッシ
ュ113に一旦記憶され、バックグランド処理で物理デ
ィスクに書き込まれる。
【0037】コピー手段1112は、キャッシュ113
上の更新データをコンセントレータ111,112内の
格納バッファ1113,1114に先頭から順にパッキ
ングするようにコピーする。このコピー動作が完了した
後で、ホスト12へ終了応答を行う。
【0038】送信手段1111は、格納バッファ111
3および1114の送信/受信状態を判断して、送信状
態の格納バッファ1113または1114のパッキング
データをセカンダリサイト2のディスクアレイ装置21
に転送する。セカンダリサイト2のディスクアレイ装置
21から正常終了ステータスが報告されたときには、送
信手段1111は、送信状態の格納バッファ1113ま
たは1114を受信状態にして返却する。セカンダリサ
イト2のディスクアレイ装置21から異常終了ステータ
スが報告されたときには、送信手段1111は、以降の
パッキングデータのセカンダリサイト2のディスクアレ
イ装置21への転送を停止する。
【0039】論理ディスクA,B,C,D,Eは、ホス
ト12からアクセスされるディスクで、物理ディスクを
複数組み合わせて冗長性を持たせたものである。プライ
マリサイト1およびセカンダリサイト2の論理ディスク
A,B,Cは、1つのデータベースを構成しており、デ
ータの整合性を保証する論理ディスクのグループ116
として登録される。論理ディスクD,Eも1つのデータ
ベースを構成しており、データの整合性を保証するグル
ープ117として登録される。
【0040】ディスクアレイ装置21は、ディストリビ
ュータ211と、キャッシュ212と、論理ディスク
A,B,Cからなるグループ213と、論理ディスク
D,Eからなるグループ214とを含んで構成されてい
る。
【0041】ディストリビュータ211は、プライマリ
サイト1から転送されてきたパッキングデータを受信し
て、受信したパッキングデータ内の更新データをパッキ
ング順にキャッシュ212にコピーする機能を備えるソ
フトウェア手段であり、受信手段2111と、コピー手
段2112と、受信バッファ2113とから構成されて
いる。
【0042】キャッシュ212は、ディスクアレイ装置
21の内部キャッシュである。更新データは、キャッシ
ュ212に一旦記憶され、バックグランド処理で物理デ
ィスクに書き込まれる。
【0043】受信手段2111は、パッキングデータを
受信バッファ2113に受信し、しかる後に受信バッフ
ァ2113のパッキングデータをコピー手段2112に
引き渡す。また、受信手段2111は、コピー手段21
12からコピーの成功または失敗を応答されると、プラ
イマリサイト1のディスクアレイ装置11へ正常終了ス
テータスまたは終了ステータスの報告を行う。
【0044】コピー手段2112は、パッキングデータ
の受信バッファ2113への受信後に、パッキングデー
タ内の更新データをパッキング順に1多重でキャッシュ
212にコピーすることによりデータ更新の順序保証を
行う。更新データのコピーが途中で失敗した場合には、
以降のコピーを停止することにより、データの整合性を
維持する。
【0045】受信バッファ2113は、プライマリサイ
ト1から転送されてきたパッキングデータを格納するバ
ッファである。
【0046】図3に例示するように、格納バッファ11
3に格納されたパッキングデータは、複数組の制御情報
および更新データが先頭から順にパッキングされて構成
されている。制御情報は、固定長であり、論理ディスク
番号,論理ブロックアドレスおよびデータ長からなる。
【0047】図4を参照すると、コンセントレータ11
1の処理は、コピー状態判定ステップS101と、制御
情報+更新データパッキングステップS102と、格納
バッファ一杯判定ステップS103と、パッキングデー
タ転送ステップS104と、ステータス報告受信ステッ
プS105と、終了判定ステップS106と、コピー状
態OFFステップS107と、コピー状態判定ステップ
S108と、一定時間経過更新データ有無判定ステップ
S109とからなる。
【0048】図5を参照すると、ディストリビュータ2
11の処理は、パッキングデータ受信ステップS201
と、更新データコピーステップS202と、正常終了判
定ステップS203と、全更新データコピー完了判定ス
テップS204と、正常終了ステータス報告ステップS
205と、異常終了ステータス報告ステップS206と
からなる。
【0049】次に、このように構成された第1の実施の
形態に係るディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方
式の動作について、図1ないし図6を参照して詳細に説
明する。
【0050】(1) グループ登録 データ更新動作を実施する前に、データの整合性を保証
する論理ディスクのグループをグループ登録手段114
に登録する。グループ登録手段114には、各論理ディ
スクのグループに所属する論理ディスク番号と、対応す
るコンセントレータ番号とが記憶される。ここでは、論
理ディスクA,B,Cがデータの整合性を保証する論理
ディスクのグループ116として論理ディスク番号を登
録され、対応するコンセントレータ番号としてコンセン
トレータ111の番号が記憶されたものとする。また、
論理ディスクD,Eがデータの整合性を保証する論理デ
ィスクのグループ117として論理ディスク番号を登録
され、対応するコンセントレータ番号としてコンセント
レータ112の番号が記憶されたものとする。
【0051】(2) データ更新動作 プライマリサイト1のホスト12から論理ディスクA,
B,Cのいずれかに更新データaの書き込みが要求され
たとすると、ディスクアレイ装置11内のI/O処理部
115は、ディスクアレイ装置11内のキャッシュ11
3の該当領域に更新データaを書き込み(ディスクアレ
イ装置11内の符号参照)、該当する論理ディスクの
論理ディスク番号に対応するコンセントレータ番号を有
するコンセントレータ111に制御を渡す。
【0052】コンセントレータ111は、コピー状態を
判定し(ステップS101)、コピー状態がONであれ
ば、コピー手段1112により、キャッシュ113の該
当領域から更新データaを受信状態の格納バッファ11
13にコピーする(ステップS102)(ディスクアレ
イ装置11内の符号参照)。このコピーにおいては、
図3に示すように、制御情報(論理ディスク番号,論理
ブロックアドレス,データ長)および更新データaを格
納バッファ1113に先頭から順にパッキングする。コ
ピー手段1112による更新データaのコピーが完了す
ると、コンセントレータ111は、I/O処理部115
にコピー完了を報告し、I/O処理部115は、I/O
処理の終了をホスト12に応答する(ディスクアレイ装
置11内の符号参照)。
【0053】この後、コンセントレータ111は、格納
バッファ1113が一杯であるかどうかを判定し(ステ
ップS103)、一杯でなければ、処理を終了する。な
お、格納バッファ1113が一杯であるかどうかは、次
の制御情報および更新データを格納する領域が残されて
いるかどうかの観点から判断される。
【0054】次に、プライマリサイト1のホスト12か
ら論理ディスクA,B,Cのいずれかに更新データbの
書き込みが要求されたとすると、ディスクアレイ装置1
1内のI/O処理部115は、ディスクアレイ装置11
内のキャッシュ113の該当領域に更新データbを書き
込み(ディスクアレイ装置11内の符号参照)、論理
ディスク番号に対応するコンセントレータ番号を有する
コンセントレータ111に制御を渡す。
【0055】コンセントレータ111は、コピー状態を
判定し(ステップS101)、コピー状態がONであれ
ば、コピー手段1112により、キャッシュ113の該
当領域から更新データbを受信状態の格納バッファ11
13にコピーする(ステップS102)(ディスクアレ
イ装置11内の符号参照)。このコピーにおいては、
図3に示すように、制御情報(論理ディスク番号,論理
ブロックアドレス,データ長)および更新データbを格
納バッファ1113に更新データaに続けて順番に詰め
てパッキングする。コピー手段1112による更新デー
タbのコピーが完了すると、コンセントレータ111
は、I/O処理部115にコピー完了を報告し、I/O
処理部115は、I/O処理の終了をホスト12に応答
する(ディスクアレイ装置11内の符号参照)。
【0056】この後、コンセントレータ111は、格納
バッファ1113が一杯であるかどうかを判定し(ステ
ップS103)、一杯でなければ、処理を終了する。
【0057】続いて、プライマリサイト1のホスト12
から論理ディスクA,B,Cのいずれかに更新データc
の書き込みが要求されたとすると、ディスクアレイ装置
11内のI/O処理部115は、ディスクアレイ装置1
1内のキャッシュ113の該当領域に更新データcを書
き込み(ディスクアレイ装置11内の符号参照)、論
理ディスク番号に対応するコンセントレータ番号を有す
るコンセントレータ111に制御を渡す。
【0058】コンセントレータ111は、コピー状態を
判定し(ステップS101)、コピー状態がONであれ
ば、コピー手段1112により、キャッシュ113の該
当領域から更新データcを受信状態の格納バッファ11
13にコピーする(ステップS102)(ディスクアレ
イ装置11内の符号参照)。このコピーにおいては、
図3に示すように、制御情報(論理ディスク番号,論理
ブロックアドレス,データ長)および更新データcを格
納バッファ1113に更新データbに続けて順番に詰め
てパッキングする。コピー手段1112による更新デー
タcのコピーが完了すると、コンセントレータ111
は、I/O処理部115にコピー完了を報告し、I/O
処理部115は、I/O処理の終了をホスト12に応答
する(ディスクアレイ装置11内の符号参照)。
【0059】この後、コンセントレータ111は、格納
バッファ1113が一杯であるかどうかを判定し(ステ
ップS103)、一杯でなければ、処理を終了する。ま
た、格納バッファ1113が一杯であれば、コンセント
レータ111は、送信手段1111により、格納バッフ
ァ1113のパッキングデータの転送処理を起動する
(ステップS104)。
【0060】一方、コンセントレータ111は、ポーリ
ングにより定期的に呼び出されると、コピー状態を判定
し(ステップS108)、コピー状態がONであれば、
格納バッファ1113に一定期間転送されずに滞留して
いる更新データがあるかどうかを判定し(ステップS1
09)、滞留している更新データがあれば、格納バッフ
ァ1113が一杯でなくても、送信手段1111によ
り、格納バッファ1113のパッキングデータの転送処
理を起動する(ステップS104)。
【0061】(3) パッキングデータのセカンダリサ
イト2のディスクアレイ装置21への転送 格納バッファ1113のパッキングデータの転送処理が
起動されると、送信手段1111は、格納バッファ11
13を受信状態から送信状態に変更するとともに、格納
バッファ1113のパッキングデータをコマンドを付し
てセカンダリサイト2のディスクアレイ装置21に転送
する(ステップS104)。図1では、格納バッファ1
113に更新データaをパッキング後に一定時間が経過
したため、送信手段1111が、更新データa,b,c
からなるパッキングデータをセカンダリサイト2のディ
スクアレイ装置21に転送している。
【0062】なお、送信手段1111は、格納バッファ
1113を受信状態から送信状態に変更すると同時に格
納バッファ1114を送信状態から受信状態に変更す
る。これにより、コピー手段1112は、以降も、ホス
ト12からの更新データの書き込み要求を待たせること
なく、更新データのコピーを格納バッファ1114に対
して継続することができる。
【0063】(4) セカンダリサイト2のディスクア
レイ装置21でのパッキングデータの受信 セカンダリサイト2では、ディスクアレイ装置21内の
ディストリビュータ211が、受信手段2111によ
り、更新データa,b,cからなるパッキングデータを
受信すると、これを受信バッファ2113に一旦格納す
る(ステップS201)。
【0064】この後、ディストリビュータ211は、コ
ピー手段2112により、受信バッファ2113のパッ
キングデータからパッキング順に更新データaの制御情
報を読み出し、この制御情報に基づき更新データaをキ
ャッシュ212にコピーする(ステップS202)(デ
ィスクアレイ装置21内の符号参照)。パッキングさ
れている複数の更新データをパッキング順に1つずつコ
ピーすることにより、更新データの順序保証を行う。
【0065】更新データaのコピーが正常終了したのを
確認後(ステップS203)、ディストリビュータ21
1は、パッキングデータ内の全ての更新データa,b,
cをコピーしたかどうかを判定し(ステップS20
4)、全ての更新データa,b,cをコピーしていない
ので、ステップS202に制御を戻す。
【0066】次に、ディストリビュータ211は、コピ
ー手段2112により、受信バッファ2113のパッキ
ングデータから次の更新データbの制御情報を読み出
し、この制御情報に基づき更新データbをキャッシュ2
12にコピーする(ステップS202)(ディスクアレ
イ装置21内の符号参照)。
【0067】ここで、更新データbのコピーが失敗した
とすると(ステップS203)、ディストリビュータ2
11は、コピー手段2112による残りの更新データc
のコピーは実施せずに処理を中断して、プライマリサイ
ト1のディスクアレイ装置11へ異常終了ステータスを
報告する(ステップS206)。このように制御するこ
とで、更新データbがコピーされずに更新データcがコ
ピーされることがないように、データ更新の順序保証を
している。これにより、データの整合性が保証される
(更新データbのコピーが失敗したならば、更新データ
cもコピーしない。これにより、更新データbが書き込
まれていないのに、更新データcが書き込まれることを
防いでいる)。
【0068】一方、更新データbのコピーが成功したと
すると(ステップS203)、ディストリビュータ21
1は、以下、同様にして更新データcのコピーも行い
(ステップS202)(ディスクアレイ装置21内の符
号参照)、パッキングデータ内の全ての更新データ
a,b,cのコピーが完了すると(ステップS20
4)、プライマリサイト1のディスクアレイ装置11へ
正常終了ステータスを報告する(ステップS205)。
【0069】(5) プライマリサイト1のディスクア
レイ装置11でのステータスの受信 格納バッファ1113のパッキングデータの転送に対し
てセカンダリサイト2のディスクアレイ装置21から正
常終了ステータスの報告を受信すると(ステップS10
5)、コンセントレータ111は、この報告に基づいて
正常終了か異常終了かを判定し(ステップS106)、
正常終了であるので処理を終了する。
【0070】他方、格納バッファ1113のパッキング
データの転送に対してセカンダリサイト2のディスクア
レイ装置21から異常終了ステータスの報告を受信する
と(ステップS105)、コンセントレータ111は、
この報告に基づいて正常終了か異常終了かを判定し(ス
テップS106)、異常終了であるのでコピー状態をO
FFとして(ステップS107)、プライマリサイト1
のディスクアレイ装置11およびセカンダリサイト2の
ディスクアレイ装置21をコピー停止状態とし、以降の
格納バッファ1114のパッキングデータの転送も停止
して、処理を終了する。
【0071】(6) プライマリサイト1の災害 プライマリサイト1のディスクアレイ装置11が災害と
なった場合、セカンダリサイト2のディスクアレイ装置
21に整合性のあるデータの複製が記憶されているの
で、セカンダリサイト2のディスクアレイ装置21のデ
ータの複製を用いて、プライマリサイト1のディスクア
レイ装置11のデータを復元することが可能である。た
だし、非同期モードでの更新データの転送であるため、
災害発生の直前の更新データは損失する可能性があるこ
とはいうまでもない。
【0072】[第2の実施の形態]図6は、本発明の第
2の実施の形態に係るディスクアレイ装置間の遠隔デー
タコピー方式の構成を示すブロック図である。図6を参
照すると、第2の実施の形態に係るディスクアレイ装置
間の遠隔データコピー方式は、図1に示した第1の実施
の形態に係るディスクアレイ装置間の遠隔データコピー
方式に対して、ディスクアレイ装置11および21に遠
隔データコピー制御プログラム100および200がそ
れぞれ備えられている点だけが異なっている。したがっ
て、その他の特に言及しない部分については、同一符号
を付して、それらの詳しい説明を省略する。
【0073】このように構成された第2の実施の形態に
係るディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式で
は、遠隔データコピー制御プログラム100は、ディス
クアレイ装置11に読み込まれ、当該ディスクアレイ装
置11の動作をコンセントレータ111,112,グル
ープ登録手段114等として制御する。また、遠隔デー
タコピー制御プログラム200は、ディスクアレイ装置
21に読み込まれ、当該ディスクアレイ装置21の動作
をディストリビュータ211等として制御する。遠隔デ
ータコピー制御プログラム100および200の制御に
よるディスクアレイ装置11および21の動作は、第1
の実施の形態に係るディスクアレイ装置間の遠隔データ
コピー方式におけるディスクアレイ装置11および21
の動作と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛す
る。
【0074】ところで、遠隔データコピー制御プログラ
ム100および200をディスクアレイ装置11および
21に供給するための媒体は、フロッピー(登録商標)
ディスク,CD−ROM等の物理媒体に限られるもので
はなく、通信回線,通信ネットワーク,通信システムの
ような一時的かつ流動的にプログラムを保持する通信媒
体であってもよい。
【0075】
【発明の効果】本発明の第1の効果は、ホストの性能低
下が少ない非同期モードの更新データの転送において、
セカンダリサイトのディスクアレイ装置でのデータ更新
の順序を高いコピー能力を維持して保証することが可能
となることである。その理由は、プライマリサイトのデ
ィスクアレイ装置にコンセントレータを、セカンダリサ
イトのディスクアレイ装置にディストリビュータをそれ
ぞれ搭載し、プライマリサイトのディスクアレイ装置で
キャッシュ上の更新データを順次パッキングして複数の
更新データがパッキングされたパッキングデータをセカ
ンダリサイトのディスクアレイ装置に転送し、セカンダ
リサイトのディスクアレイ装置で受信したパッキングデ
ータからパッキング順に更新データを順次取り出してキ
ャッシュに書き込むことにより、更新データの送信プロ
トコルにおけるオーバヘッドを小さくするようにしたか
らである。
【0076】本発明の第2の効果は、コピー異常が発生
した以降の更新データのコピーを停止することも可能と
なるため、データの整合性が保証されることである。そ
の理由は、セカンダリサイトのディスクアレイ装置で更
新データのコピー異常が発生した場合に、直ちに異常終
了ステータスをプライマリサイトのディスクアレイ装置
に報告するようにしたからである。
【0077】本発明の第3の効果は、データの整合性を
維持する必要がある論理ディスクのグループを複数グル
ープ登録することができ、複数の論理ディスクのグルー
プのコピー動作を並行して実施可能であることである。
その理由は、ディスクアレイ装置に複数のコンセントレ
ータを搭載できるようにしたからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るディスクアレ
イ装置間の遠隔データコピー方式の構成を示すブロック
図である。
【図2】第1の実施の形態に係るディスクアレイ装置間
の遠隔データコピー方式におけるデータ転送方法を、従
来のデータ転送方法と比較して説明する図である。
【図3】図1中の格納バッファにおけるパッキングデー
タのフォーマットを説明する図である。
【図4】図1中のコンセントレータの処理を示すフロー
チャートである。
【図5】図1中のディストリビュータの処理を示すフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るディスクアレ
イ装置間の遠隔データコピー方式の構成を示すブロック
図である。
【図7】ディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式
の概要を説明する図である。
【符号の説明】
1 プライマリサイト 2 セカンダリサイト 11 ディスクアレイ装置 12 ホスト 21 ディスクアレイ装置 22 ホスト 100,200 遠隔データコピー制御プログラム 111,112 コンセントレータ 113 キャッシュ 114 グループ登録手段 115 I/O処理部 116,117 グループ 211 ディストリビュータ 212 キャッシュ 213,214 グループ 1111 送信手段 1112 コピー手段 1113,1114 格納バッファ 2111 受信手段 2112 コピー手段 2113 受信バッファ A,B,C,D,E 論理ディスク S101 コピー状態判定ステップ S102 制御情報+更新データパッキングステップ S103 格納バッファ一杯判定ステップ S104 パッキングデータ転送ステップ S105 ステータス報告受信ステップ S106 終了判定ステップ S107 コピー状態OFFステップ S108 コピー状態判定ステップ S109 一定時間経過更新データ有無判定ステップ S201 パッキングデータ受信ステップ S202 更新データコピーステップ S203 正常終了判定ステップ S204 全更新データコピー完了判定ステップ S205 正常終了ステータス報告ステップ S206 異常終了ステータス報告ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 政弘 大阪府大阪市中央区城見一丁目4番24号 エヌイーシーシステムテクノロジー株式会 社内 Fターム(参考) 5B065 BA01 CA12 CA15 CC08 CE05 CE12 CE22 CH02 EA35

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プライマリサイトのディスクアレイ装置
    とセカンダリサイトのディスクアレイ装置とが通信回線
    を介して接続されてなるシステムにおいて、前記プライ
    マリサイトのディスクアレイ装置が、上位装置から更新
    データの書き込み要求があったときに該更新データをキ
    ャッシュに書き込むI/O処理部と、データの整合性を
    保証する論理ディスクのグループを登録するグループ登
    録手段と、論理ディスクのグループ毎に複数の格納バッ
    ファを有し、上位装置からの更新データの書き込み要求
    に同期して前記キャッシュに書き込まれた更新データを
    受信状態の格納バッファに先頭から順にパッキングする
    ようにコピーし該格納バッファに複数の更新データがパ
    ッキングされた段階で該格納バッファのパッキングデー
    タを前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送
    するコンセントレータとを備え、前記セカンダリサイト
    のディスクアレイ装置が、受信したパッキングデータか
    ら更新データをパッキング順に読み出してキャッシュに
    コピーするディストリビュータを備えることを特徴とす
    るディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式。
  2. 【請求項2】 プライマリサイトのディスクアレイ装置
    とセカンダリサイトのディスクアレイ装置とが通信回線
    を介して接続されてなるシステムにおいて、前記プライ
    マリサイトのディスクアレイ装置が、上位装置から更新
    データの書き込み要求があったときに該更新データをキ
    ャッシュに書き込むI/O処理部と、データの整合性を
    保証する論理ディスクのグループを登録するグループ登
    録手段と、論理ディスクのグループ毎に複数の格納バッ
    ファを有し、上位装置からの更新データの書き込み要求
    に同期して前記キャッシュに書き込まれた更新データを
    制御情報とともに受信状態の格納バッファに先頭から順
    にパッキングするようにコピーし該格納バッファに複数
    の制御情報および更新データがパッキングされた段階で
    該格納バッファのパッキングデータを前記セカンダリサ
    イトのディスクアレイ装置に転送するコンセントレータ
    とを備え、前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置
    が、受信したパッキングデータから制御情報をパッキン
    グ順に読み出し、この制御情報に基づき更新データをキ
    ャッシュにコピーするディストリビュータを備えること
    を特徴とするディスクアレイ装置間の遠隔データコピー
    方式。
  3. 【請求項3】前記制御情報が、論理ディスク番号,論理
    ブロックアドレスおよびデータ長からなることを特徴と
    する請求項2記載のディスクアレイ装置間の遠隔データ
    コピー方式。
  4. 【請求項4】前記コンセントレータが、複数の格納バッ
    ファと、前記キャッシュ上の更新データを受信状態の格
    納バッファに先頭から順にパッキングするようにコピー
    するコピー手段と、該格納バッファのパッキングデータ
    を前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置に転送す
    る送信手段とを備えることを特徴とする請求項1,請求
    項2,または請求項3記載のディスクアレイ装置間の遠
    隔データコピー方式。
  5. 【請求項5】前記送信手段が、前記複数の格納バッファ
    の1つの格納バッファを受信状態から送信状態に変更す
    ると同時に他の1つの格納バッファを送信状態から受信
    状態に変更することにより、前記コピー手段が、前記上
    位装置からの更新データの書き込み要求を待たせること
    なく、更新データのコピーを前記他の1つの格納バッフ
    ァに対して継続ができることを特徴とする請求項4記載
    のディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式。
  6. 【請求項6】前記ディストリビュータが、受信バッファ
    と、前記プライマリサイトのディスクアレイ装置から転
    送されてきたパッキングデータを前記受信バッファに受
    信する受信手段と、前記受信バッファのパッキングデー
    タ内の更新データをパッキング順に1多重でキャッシュ
    にコピーするコピー手段とを備えることを特徴とする請
    求項1,請求項2,または請求項3記載のディスクアレ
    イ装置間の遠隔データコピー方式。
  7. 【請求項7】プライマリサイトのディスクアレイ装置で
    の処理が、キャッシュ上の更新データを順次パッキング
    する工程と、複数の更新データがパッキングされたパッ
    キングデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装置
    に転送する工程とを含み、前記セカンダリサイトのディ
    スクアレイ装置での処理が、受信したパッキングデータ
    からパッキング順に更新データを順次取り出す工程と、
    取り出した更新データをキャッシュに書き込む工程とを
    含むことを特徴とするディスクアレイ装置間の遠隔デー
    タコピー方法。
  8. 【請求項8】上位装置から更新データの書き込み要求が
    あったときにコンセントレータのコピー状態を判定する
    工程と、コンセントレータのコピー状態がONであれば
    キャッシュから更新データを受信状態の格納バッファに
    先頭から順にパッキングするようにコピーする工程と、
    該格納バッファが一杯であるかどうかを判定する工程
    と、該格納バッファが一杯であれば該格納バッファのパ
    ッキングデータをセカンダリサイトのディスクアレイ装
    置に転送する工程と、該格納バッファに一定期間転送さ
    れずに滞留している更新データがあるかどうかを判定す
    る工程と、該格納バッファに滞留している更新データが
    あれば該格納バッファが一杯でなくても該格納バッファ
    のパッキングデータをセカンダリサイトのディスクアレ
    イ装置に転送する工程と、プライマリサイトのディスク
    アレイ装置からのパッキングデータを前記セカンダリサ
    イトのディスクアレイ装置内の受信バッファに受信する
    工程と、前記受信バッファのパッキングデータからパッ
    キング順に更新データを読み出してキャッシュにコピー
    する工程と、更新データのコピーが失敗したときに前記
    受信バッファの残りの更新データのコピーを実施せずに
    処理を中断して前記プライマリサイトのディスクアレイ
    装置に異常終了ステータスを報告する工程と、更新デー
    タのコピーが正常に終了したときに前記受信バッファの
    パッキングデータ内の全ての更新データをコピーしたか
    どうかを判定する工程と、前記受信バッファのパッキン
    グデータ内の全ての更新データのコピーが完了したとき
    にプライマリサイトのディスクアレイ装置に正常終了ス
    テータスを報告する工程と、送信状態の格納バッファの
    パッキングデータの転送に対して前記セカンダリサイト
    のディスクアレイ装置から正常終了ステータスが報告さ
    れたときに前記上位装置に対して正常終了応答を行う工
    程と、該格納バッファのパッキングデータの転送に対し
    て前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置から異常
    終了ステータスが報告されたときに自コンセントレータ
    のコピー状態をOFFとして前記プライマリサイトのデ
    ィスクアレイ装置および前記セカンダリサイトのディス
    クアレイ装置をコピー停止状態として該格納バッファの
    パッキングデータの転送を停止する工程とを含むことを
    特徴とするディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方
    法。
  9. 【請求項9】前記複数の格納バッファのうちの1つの格
    納バッファを受信状態から送信状態に変更すると同時に
    他の1つの格納バッファを送信状態から受信状態に変更
    することにより、前記上位装置からの更新データの書き
    込み要求を待たせることなく、更新データのコピーを前
    記他の1つの格納バッファに対して継続ができることを
    特徴とする請求項8記載のディスクアレイ装置間の遠隔
    データコピー方法。
  10. 【請求項10】コンピュータに、上位装置から更新デー
    タの書き込み要求があったときにコンセントレータのコ
    ピー状態を判定する手順と、コンセントレータのコピー
    状態がONであればキャッシュから更新データを受信状
    態の格納バッファに先頭から順にパッキングするように
    コピーする手順と、該格納バッファが一杯であるかどう
    かを判定する手順と、該格納バッファが一杯であれば該
    格納バッファのパッキングデータをセカンダリサイトの
    ディスクアレイ装置に転送する手順と、該格納バッファ
    に一定期間転送されずに滞留している更新データがある
    かどうかを判定する手順と、該格納バッファに滞留して
    いる更新データがあれば該格納バッファが一杯でなくて
    も該格納バッファのパッキングデータをセカンダリサイ
    トのディスクアレイ装置に転送する手順と、送信状態の
    格納バッファのパッキングデータの転送に対して前記セ
    カンダリサイトのディスクアレイ装置から正常終了ステ
    ータスが報告されたときに前記上位装置に対して正常終
    了応答を行う手順と、該格納バッファのパッキングデー
    タの転送に対して前記セカンダリサイトのディスクアレ
    イ装置から異常終了ステータスが報告されたときに自コ
    ンセントレータのコピー状態をOFFとして前記プライ
    マリサイトのディスクアレイ装置および前記セカンダリ
    サイトのディスクアレイ装置をコピー停止状態として該
    格納バッファのパッキングデータの転送を停止する手順
    とを実行させるためのプログラム。
  11. 【請求項11】コンピュータに、プライマリサイトのデ
    ィスクアレイ装置からのパッキングデータを前記セカン
    ダリサイトのディスクアレイ装置内の受信バッファに受
    信する手順と、前記受信バッファのパッキングデータか
    らパッキング順に更新データを読み出してキャッシュに
    コピーする手順と、更新データのコピーが失敗したとき
    に前記受信バッファの残りの更新データのコピーを実施
    せずに処理を中断して前記プライマリサイトのディスク
    アレイ装置に異常終了ステータスを報告する手順と、更
    新データのコピーが正常に終了したときに前記受信バッ
    ファのパッキングデータ内の全ての更新データをコピー
    したかどうかを判定する手順と、前記受信バッファのパ
    ッキングデータ内の全ての更新データのコピーが完了し
    たときにプライマリサイトのディスクアレイ装置に正常
    終了ステータスを報告する手順とを実行させるためのプ
    ログラム。
  12. 【請求項12】コンピュータに、上位装置から更新デー
    タの書き込み要求があったときにコンセントレータのコ
    ピー状態を判定する手順と、コンセントレータのコピー
    状態がONであればキャッシュから更新データを受信状
    態の格納バッファに先頭から順にパッキングするように
    コピーする手順と、該格納バッファが一杯であるかどう
    かを判定する手順と、該格納バッファが一杯であれば該
    格納バッファのパッキングデータをセカンダリサイトの
    ディスクアレイ装置に転送する手順と、該格納バッファ
    に一定期間転送されずに滞留している更新データがある
    かどうかを判定する手順と、該格納バッファに滞留して
    いる更新データがあれば該格納バッファが一杯でなくて
    も該格納バッファのパッキングデータをセカンダリサイ
    トのディスクアレイ装置に転送する手順と、プライマリ
    サイトのディスクアレイ装置からのパッキングデータを
    前記セカンダリサイトのディスクアレイ装置内の受信バ
    ッファに受信する手順と、前記受信バッファのパッキン
    グデータからパッキング順に更新データを読み出してキ
    ャッシュにコピーする手順と、更新データのコピーが失
    敗したときに前記受信バッファの残りの更新データのコ
    ピーを実施せずに処理を中断して前記プライマリサイト
    のディスクアレイ装置に異常終了ステータスを報告する
    手順と、更新データのコピーが正常に終了したときに前
    記受信バッファのパッキングデータ内の全ての更新デー
    タをコピーしたかどうかを判定する手順と、前記受信バ
    ッファのパッキングデータ内の全ての更新データのコピ
    ーが完了したときにプライマリサイトのディスクアレイ
    装置に正常終了ステータスを報告する手順と、送信状態
    の格納バッファのパッキングデータの転送に対して前記
    セカンダリサイトのディスクアレイ装置から正常終了ス
    テータスが報告されたときに前記上位装置に対して正常
    終了応答を行う手順と、該格納バッファのパッキングデ
    ータの転送に対して前記セカンダリサイトのディスクア
    レイ装置から異常終了ステータスが報告されたときに自
    コンセントレータのコピー状態をOFFとして前記プラ
    イマリサイトのディスクアレイ装置および前記セカンダ
    リサイトのディスクアレイ装置をコピー停止状態として
    該格納バッファのパッキングデータの転送を停止する手
    順とを実行させるためのプログラム。
JP2001369697A 2001-12-04 2001-12-04 ディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式 Expired - Lifetime JP3730907B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001369697A JP3730907B2 (ja) 2001-12-04 2001-12-04 ディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001369697A JP3730907B2 (ja) 2001-12-04 2001-12-04 ディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003167684A true JP2003167684A (ja) 2003-06-13
JP3730907B2 JP3730907B2 (ja) 2006-01-05

Family

ID=19179047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001369697A Expired - Lifetime JP3730907B2 (ja) 2001-12-04 2001-12-04 ディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3730907B2 (ja)

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005228217A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Hitachi Ltd ディスクアレイ装置及びディスクアレイ装置の制御方法
JP2005292952A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Hitachi Ltd ストレージシステム、ストレージ装置及びリモートコピー方法
JP2006079568A (ja) * 2004-08-09 2006-03-23 Hitachi Ltd ストレージリモートコピー方式
JP2006107450A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Emc Corp トライアングル非同期複製(triangularasynchronousreplication)
JP2006221487A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Hitachi Ltd リモートコピーシステム
JP2007011673A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Fujitsu Ltd ホスト間データ転送方法、プログラム及びシステム
JP2007128414A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Hitachi Ltd ストレージサブシステムのボリューム複製方法
JP2007128412A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Hitachi Ltd ストレージシステム、計算機システム、ホスト計算機及びデータ複製方法
JP2007156597A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Hitachi Ltd ストレージ装置
JP2007249721A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Hitachi Ltd 情報処理システムのデータ入出力方法及び情報処理システム
JP2008040762A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Hitachi Ltd 計算機システム及びそのスナップショット作成方法
CN100437497C (zh) * 2005-03-17 2008-11-26 富士通株式会社 远程复制方法及存储系统
US7607034B2 (en) 2004-03-31 2009-10-20 Nec Corporation Data storage system and control method thereof
JP2010044608A (ja) * 2008-08-13 2010-02-25 Nec Corp ディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方法、システムおよびプログラム
US7689792B2 (en) 2004-04-09 2010-03-30 Hitachi, Ltd. Data replication in a storage system
US7698308B2 (en) 2004-11-19 2010-04-13 Nec Corporation Storage system and method for data replication with reduced redundant data transfer
US7721058B2 (en) 2003-12-03 2010-05-18 Hitachi, Ltd. Storage system and replication creation method thereof
JP2010160764A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Fujitsu Ltd バックアップ制御装置、ストレージシステム、バックアップ制御プログラム及びバックアップ制御方法
US7765197B2 (en) 2006-01-27 2010-07-27 Nec Corporation System and method for producing data replica
JP2010170485A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Toshiba Corp データ記憶システム及び非同期レプリケーション方法
US7925810B2 (en) 2006-02-16 2011-04-12 Nec Corporation Data storage system, method, and recording medium that simultaneously transmits data that was separately generated from pluraity of transfer units to same data location
US8032726B2 (en) 2003-12-03 2011-10-04 Hitachi, Ltd Remote copy system
JP2011222030A (ja) * 2004-02-04 2011-11-04 Sandisk Corp デュアルメディアストレージデバイス
JP2012022645A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Toshiba Corp データ記憶システムおよび非同期レプリケーション方法
US8250240B2 (en) 2003-12-03 2012-08-21 Hitachi, Ltd. Message conversion method and message conversion system
US8438134B2 (en) 2006-03-17 2013-05-07 Fujitsu Limited Computer-readable recording medium containing database copying program, and database copying apparatus and method
US9032161B2 (en) 2008-07-31 2015-05-12 Fujitsu Limited Storage system control method
US9170739B2 (en) 2011-08-17 2015-10-27 Fujitsu Limited Relay apparatus and relay method
US9558083B2 (en) 2004-09-30 2017-01-31 EMC IP Holding Company LLC Triangular asynchronous replication

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6139126A (ja) * 1984-07-31 1986-02-25 Erumu Data:Kk 磁気テ−プ記録装置
JPH07210439A (ja) * 1993-12-03 1995-08-11 Hitachi Ltd 記憶装置
JPH09190292A (ja) * 1996-01-10 1997-07-22 Hitachi Ltd 外部記憶制御装置及び外部記憶制御装置間データ転送方法
JP2000099277A (ja) * 1998-09-18 2000-04-07 Fujitsu Ltd ファイルユニット間のリモート転送方法
JP2003515841A (ja) * 1999-12-06 2003-05-07 レガート・システムズ・インコーポレーテッド 完全な再ミラーリングのないクラッシュリカバリ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6139126A (ja) * 1984-07-31 1986-02-25 Erumu Data:Kk 磁気テ−プ記録装置
JPH07210439A (ja) * 1993-12-03 1995-08-11 Hitachi Ltd 記憶装置
JPH09190292A (ja) * 1996-01-10 1997-07-22 Hitachi Ltd 外部記憶制御装置及び外部記憶制御装置間データ転送方法
JP2000099277A (ja) * 1998-09-18 2000-04-07 Fujitsu Ltd ファイルユニット間のリモート転送方法
JP2003515841A (ja) * 1999-12-06 2003-05-07 レガート・システムズ・インコーポレーテッド 完全な再ミラーリングのないクラッシュリカバリ

Cited By (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8250240B2 (en) 2003-12-03 2012-08-21 Hitachi, Ltd. Message conversion method and message conversion system
US8032726B2 (en) 2003-12-03 2011-10-04 Hitachi, Ltd Remote copy system
US7721058B2 (en) 2003-12-03 2010-05-18 Hitachi, Ltd. Storage system and replication creation method thereof
JP2011222030A (ja) * 2004-02-04 2011-11-04 Sandisk Corp デュアルメディアストレージデバイス
US7925831B2 (en) 2004-02-16 2011-04-12 Hitachi, Ltd. Disk array apparatus and disk array apparatus control method
JP2005228217A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Hitachi Ltd ディスクアレイ装置及びディスクアレイ装置の制御方法
JP4489455B2 (ja) * 2004-02-16 2010-06-23 株式会社日立製作所 ディスク制御装置及びディスク制御装置の制御方法
US7607034B2 (en) 2004-03-31 2009-10-20 Nec Corporation Data storage system and control method thereof
JP2005292952A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Hitachi Ltd ストレージシステム、ストレージ装置及びリモートコピー方法
JP4515132B2 (ja) * 2004-03-31 2010-07-28 株式会社日立製作所 ストレージシステム、ストレージ装置及びリモートコピー方法
US7908449B2 (en) 2004-04-09 2011-03-15 Hitachi, Ltd. Data replication in a storage system
US7689792B2 (en) 2004-04-09 2010-03-30 Hitachi, Ltd. Data replication in a storage system
JP4508798B2 (ja) * 2004-08-09 2010-07-21 株式会社日立製作所 ストレージリモートコピー方式
JP2006079568A (ja) * 2004-08-09 2006-03-23 Hitachi Ltd ストレージリモートコピー方式
US9558083B2 (en) 2004-09-30 2017-01-31 EMC IP Holding Company LLC Triangular asynchronous replication
JP2006107450A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Emc Corp トライアングル非同期複製(triangularasynchronousreplication)
US7698308B2 (en) 2004-11-19 2010-04-13 Nec Corporation Storage system and method for data replication with reduced redundant data transfer
JP2006221487A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Hitachi Ltd リモートコピーシステム
US7971011B2 (en) 2005-03-17 2011-06-28 Fujitsu Limited Remote copy method and storage system
CN100437497C (zh) * 2005-03-17 2008-11-26 富士通株式会社 远程复制方法及存储系统
JP2007011673A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Fujitsu Ltd ホスト間データ転送方法、プログラム及びシステム
JP2007128412A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Hitachi Ltd ストレージシステム、計算機システム、ホスト計算機及びデータ複製方法
JP2007128414A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Hitachi Ltd ストレージサブシステムのボリューム複製方法
JP2007156597A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Hitachi Ltd ストレージ装置
US7765197B2 (en) 2006-01-27 2010-07-27 Nec Corporation System and method for producing data replica
US7925810B2 (en) 2006-02-16 2011-04-12 Nec Corporation Data storage system, method, and recording medium that simultaneously transmits data that was separately generated from pluraity of transfer units to same data location
JP2007249721A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Hitachi Ltd 情報処理システムのデータ入出力方法及び情報処理システム
US8438134B2 (en) 2006-03-17 2013-05-07 Fujitsu Limited Computer-readable recording medium containing database copying program, and database copying apparatus and method
JP2008040762A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Hitachi Ltd 計算機システム及びそのスナップショット作成方法
US8112600B2 (en) 2006-08-04 2012-02-07 Hitachi, Ltd. Creating a snapshot based on a marker transferred from a first storage system to a second storage system
US9128621B2 (en) 2008-07-31 2015-09-08 Fujitsu Limited Storage system control method
US9032161B2 (en) 2008-07-31 2015-05-12 Fujitsu Limited Storage system control method
JP2010044608A (ja) * 2008-08-13 2010-02-25 Nec Corp ディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方法、システムおよびプログラム
US8862843B2 (en) 2009-01-09 2014-10-14 Fujitsu Limited Storage system, backup storage apparatus, and backup control method
JP2010160764A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Fujitsu Ltd バックアップ制御装置、ストレージシステム、バックアップ制御プログラム及びバックアップ制御方法
JP2010170485A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Toshiba Corp データ記憶システム及び非同期レプリケーション方法
JP2012022645A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Toshiba Corp データ記憶システムおよび非同期レプリケーション方法
US9170739B2 (en) 2011-08-17 2015-10-27 Fujitsu Limited Relay apparatus and relay method

Also Published As

Publication number Publication date
JP3730907B2 (ja) 2006-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003167684A (ja) ディスクアレイ装置間の遠隔データコピー方式
FI101432B (fi) Vikasietoinen tietokonejärjestelmä
US7971011B2 (en) Remote copy method and storage system
JP2894676B2 (ja) 非同期式遠隔コピー・システム及び非同期式遠隔コピー方法
JP4124348B2 (ja) 記憶システム
US5787304A (en) Multipath I/O storage systems with multipath I/O request mechanisms
US7613890B1 (en) Consistent replication across multiple storage devices
US8868492B2 (en) Method for maximizing throughput and minimizing transactions response times on the primary system in the presence of a zero data loss standby replica
US8375004B2 (en) Asynchronous remote copy system and storage control method
JP2001282628A (ja) 記憶サブシステムのデータ二重化方法及びデータ二重化システム
JP2002522845A (ja) フォールトトレラント・コンピュータシステム
JP2004013367A (ja) データ記憶サブシステム
JP2005084953A (ja) データ処理システム
JP2000305856A (ja) ディスクサブシステム及びこれらの統合システム
JP2000137638A (ja) 情報記憶システム
EP2759937B1 (en) Method and apparatus for efficient remote copy
JP2001209565A (ja) サブシステム及びこれらの統合システム
JP4546629B2 (ja) 記憶システム、記憶システムの応答方法及び記録媒体
JP4066617B2 (ja) データの完全性を伴いデータネットワークに接続される記憶装置システム
US7246255B1 (en) Method for shortening the resynchronization time following failure in a computer system utilizing separate servers for redundancy
US7181642B1 (en) Method for distributing the processing among multiple synchronization paths in a computer system utilizing separate servers for redundancy
JP2006318491A (ja) 記憶システム
JP2006172243A (ja) フォルトトレラントコンピュータ装置およびその同期化方法
JP2004348174A (ja) 記憶装置システム
JP4249240B2 (ja) 記憶システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041021

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041220

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050124

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3730907

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S633 Written request for registration of reclamation of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313633

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091014

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091014

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101014

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111014

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121014

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131014

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term