JP2007011673A - ホスト間データ転送方法、プログラム及びシステム - Google Patents

ホスト間データ転送方法、プログラム及びシステム Download PDF

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Abstract

【課題】別々のRAID装置に接続された異種のホスト間でデータ変換を伴う高速なデータ転送を可能とする。
【解決手段】転送元のグローバルサーバ10と転送先のオープンサーバ12の各々にリモートコピー機能を備えたRAID装置14,16を接続すると共に、RAID装置間を筐体間パス18で接続する。転送元のグローバルサーバ10は、運用開始時に、転送元RAID装置14に対しリモートコピーの開始指示とセッション情報を発行し、転送元RAID装置14の中継ボリューム56をコピー元とし転送先RAID装置16の中継ボリューム76をコピー先としたリモートコピーのセッションを確立させる。データ転送が指示されると、グローバル用ボリューム54からデータ転送指示で指定されたデータを読み出し、データ変換部66で変換して中継ボリューム56の中継バッファ領域62に書込んでリモートコピーにより筐体間パス18により転送する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、データ形式の異なるボリュームを備えたホスト間で高速にデータを転送するホスト間データ転送方法、プログラム及びシステムに関し、特にホストに接続したRAID装置の間の筐体間パスを利用してホスト間でデータを高速転送するホスト間データ転送方法、プログラム及びシステムに関する。
近年におけるインターネットを中心としたネットワークの進化に伴い、メインフレームとして機能するグローバルサーバに加え、ウェブ処理はUNIX(R)サーバで、電子メール処理はIAサーバでというように用途に応じて最適なサーバを配置し、更に、複数のサーバを一箇所に集めてデータセンタを構築している。
このようなマルチサーバのシステム環境にあっては、従来からLANを使用してサーバ間で直接データ交換をしてきたが、データ量の増加に伴いLANを使用したデータ転送では、LANやサーバのCPUへの負荷が高くなっており、これを解消するため、データ形式の異なるサーバ間でSAN環境のファイバチャネルを利用して双方向の高速なファイル転送を実現する高速データ交換プログラム(例えば富士通株式会社製のXLデータムーバ)が使用されている。
高速データ交換プログラムは1つのRAID装置とそれに接続された2つのホストとの間でデータを転送するソリューションであり、各ホストから接続されたRAID装置を伝送路として利用するため、ホスト間のLAN接続は不要であり、LAN負荷に影響されない高速データ転送が可能である。
図17は従来の高速データ交換プログラムとして機能するXLデータムーバ206,208を使用したホスト間データ転送システムである。グローバルサーバ200とオープンサーバ202をRAID装置204にファイバチャネルで接続して共用し、RAID装置204のボリューム上に中継バッファ領域を確保し、転送元のグローバルサーバ200からXLデータムーバ206によりファイルのデータを中継バッファ領域に書き込み、続いてオープンサーバ202が中継バッファ領域からデータを読出してファイルを作成する。これにより従来のLANでは2時間以上もかかっていた1GBのデータを最短で2分程度で高速転送することができる。
一方、マルチサーバのシステム環境によっては、データセンタが複数箇所に分かれており、あるデータセンタにはグローバルサーバがRAID装置に接続されて配置され、別のデータセンタにはオープンサーバがRAID装置に接続されて配置されており、このような場合にも異種のサーバ間でデータを共用するため高速データ交換が必要となる。
このように異なるRAID装置に接続されたホスト間のデータ転送を行う方法としては、次のいずれかの方法を取る必要がある。
第1のホスト間データ転送方法は、図18のように、グローバルサーバ200とオープンサーバ202はRAID装置204,210を個別に接続しており、両者の間を結ぶLAN212を使ったファイル転送プロトコル(FTP)によりデータを転送する。
第2のホスト間データ転送方法は、図19のように、グローバルサーバ200からRAID装置204のボリューム214に転送するデータを置き、そのデータをRAID装置204のリモートコピー機能により筐体間パス218を使用してオープンサーバ202のRAID装置のボリューム216に転送し、転送したデータをオープンサーバ202が取り出すという3つのステップを踏むことにより転送する。
特開11−279678号公報
しかしながら、異なるRAID装置に接続されたホスト間を結ぶLANを使ったファイル転送プロトコル(FTP)による第1のホスト間データ転送方法は、LANに負荷が掛かる上に、ファイル転送プロトコル(FTP)転送によりホストCPUに負荷がかかるという問題がある。
またRAID装置のリモートコピー機能を利用した第2のホスト間データ転送方法は、同じOSのサーバ間では問題ないが、グローバルサーバとオープンサーバ間といった異種のサーバ間でのデータ転送となると、データコード系の変換もさることながら、それ以前にグローバルサーバとオープンサーバとのコード形式が異なるため、転送に先立っていずれかのサーバによるコード形式変換が必要となり、サーバのCPU負担が増加する問題がある。
この問題を解消するためには、図17のように、XLデータムーバをサーバに設けることも考えられるが、XLデータムーバは、2つのサーバのボリュームを1つのRAID装置に配置していることを前提に、ボリューム間でのデータ交換を行うものであり、図19のような異なるRAID装置204,210に別々に設けたボリューム間のデータ転送に適用することはできない。
本発明は、別々のRAID装置に接続された異種のホスト間でデータ変換を伴う高速なデータ転送を可能とするホスト間データ転送方法、プログラム及びシステムを提供することを目的とする。
図1は本発明の原理説明図である。本発明は、ホスト間データ転送方法を提供する。即ち、本発明は、転送元ホスト(グローバルサーバ10)と転送先ホスト(オープンサーバ12)の各々にリモートコピー機能を備えたRAID装置14,16を接続すると共に、RAID装置14,16間を筐体間パス18で接続したホスト間データ転送方法に於いて、
転送元ホスト(グローバルサーバ10)は、
運用開始時に、転送元RAID装置14に対しリモートコピーの開始指示とセッション情報を発行し、転送元RAID装置14の中継ボリューム56の特定領域をコピー元とし転送先RAID装置16の中継ボリューム76の特定領域をコピー先としたリモートコピーのセッション、及び転送先RAID装置16の中継ボリューム76の特定領域をコピー元とし転送元RAID装置14の中継ボリューム56の特定領域をコピー先としたリモートコピーのセッションを確立させるリモートコピー指示ステップと、
データ転送を指示された際に、転送元RAID装置14のホスト用ボリューム(グローバル用ボリューム54)からデータ転送指示で指定されたデータを読み出して中継ボリューム56の中継バッファ領域62に書込んでリモートコピーさせる転送元データ交換ステップと、
を備え、
転送先ホスト(オープンサーバ12)は
転送先RAID装置16の中継ボリューム76に対するリモートコピーによる転送データの書込みを監視する書込み監視ステップと、
書込み監視ステップで転送データ書込み完了を検知した際に、中継ボリューム76の中継バッファ領域82の転送データを読み出して転送先ホスト用ボリューム(オープン用ボリューム74)に格納する転送先データ交換ステップと、
を備えたことを特徴とする。
ここで、転送元データ交換ステップは、転送データのリモートコピーに先立ち、データ転送指示情報を転送元RAID装置の中継ボリュームに書込んでリモートコピーにより転送先RAID装置を経由して転送先ホストに通知することを特徴とする。
転送元データ交換ステップは、転送元ホスト用ボリュームから読み出した転送データのコード体系を転送先ホストに適合したコード体系に変換し、転送元RAID装置の中継ボリュームに配置した中継バッファ領域に転送データを書込んでリモートコピーさせ、転送先データ交換ステップは、転送先RAID装置の中継ボリュームに配置した中継バッファ領域にリモートコピーにより書込まれた転送データを読出して転送先ホスト用ボリュームに書込む。
また、転送元ホスト用ボリュームは転送元ホスト10に接続されたRAID装置(またはDISK装置)であれば転送元RAID装置14である必要はなく、転送先ホスト用ボリュームにおいても、転送先ホスト12に接続されたRAID装置(またはDISK装置)であれば転送先RAID装置16である必要はない。
リモートコピー指示ステップは、リモートコピー停止指示を受けた際に、転送元RAID装置に停止コマンドとセッション情報を発行してリモートコピーのセッションを開放させる。
本発明のホスト間データ転送方法の転送元ホストと転送先ホストは、グローバルサーバとオープンサーバ、グローバルサーバとグローバルサーバ、又はオープンサーバとオープンサーバである。
本発明は、転送元ホストのコンピュータで実行されるプログラムを提供する。即ち本発明は、転送先ホストに接続された転送先RAID装置を筐体間パスを介して接続した転送元RAID装置をアクセスする転送元ホストのコンピュータに、
運用開始時に、転送元RAID装置に対しリモートコピーの開始指示とセッション情報を発行し、転送元RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー元とし転送先RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー先としたリモートコピーのセッション、及び転送先RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー元とし転送元RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー先としたリモートコピーのセッションを確立させるリモートコピー指示ステップと、
データ転送を指示された際に、転送元ホスト用ボリュームからデータ転送指示で指定されたデータを読み出して中継ボリュームの中継バッファ領域に書込んでリモートコピーさせる転送元データ交換ステップと、
を実行させることを特徴とする。
また本発明は、転送先ホストのコンピュータで実行されるプログラムを提供する。即ち、本発明は、転送元ホストに接続された転送元RAID装置を筐体間パスを介して接続した転送先RAID装置をアクセスする転送先ホストのコンピュータに、
転送先RAID装置の中継ボリュームに対するリモートコピーによる転送データの書込みを監視する書込み監視ステップと、
書込み監視ステップで転送データ書込み完了を検知した際に、中継ボリュームの転送データを読み出して転送先ホスト用ボリュームに格納する転送先データ交換ステップと、
を実行させることを特徴とする。
本発明は、ホスト間データ転送システムを提供する。即ち本発明は、転送元ホストと転送先ホストの各々にリモートコピー機能を備えたRAID装置14,16を接続すると共に、RAID装置間14,16を筐体間パス18で接続したホスト間データ転送システムに於いて、
転送元ホスト(グローバルサーバ10)は、
運用開始時に、転送元RAID装置14に対しリモートコピーの開始指示とセッション情報を発行し、転送元RAID装置14の中継ボリューム56の特定領域をコピー元とし転送先RAID装置16の中継ボリューム76の特定領域をコピー先としたリモートコピーのセッション、及び転送先RAID装置16の中継ボリューム76の特定領域をコピー元とし転送元RAID装置14の中継ボリューム56の特定領域をコピー先としたリモートコピーのセッションを確立させるリモートコピー指示部64と、
データ転送を指示された際に、転送元ホスト用ボリュームからデータ転送指示で指定されたデータを読み出して中継ボリューム56の中継バッファ領域62に書込んでリモートコピーさせるデータ交換部66と、
を備え、
転送先ホスト(オープンサーバ12)は
転送先RAID装置16の中継ボリューム76に対するリモートコピーによる転送データの書込みを監視する書込み監視部85と、
書込み監視部で転送データ書込み完了を検知した際に、中継ボリュームの転送データを読み出して転送先ホスト用ボリュームに格納するデータ交換部86と、
を備えたことを特徴とする。
なお、本発明のプログラム及びホスト間データ転送システムの詳細は、本発明のホスト間データ転送方法と基本的に同じになる。
本発明によれば、RAID装置間が筐体間パスで直接接続されていることから、筐体間パスを利用してホスト間でRAID装置のリモートコピー機能によりデータを交換することで、ホスト間を接続するLANやホストのCPUに負担をかけることなく、高速でデータ転送できる。
また転送元RAID装置と転送先RAID装置に、ホストの専用ボリューム以外に中継ボリュームを配置してそこに中継バッファ領域を設けることで、同一のRAID装置に接続した異種の2つのホスト間でのデータ交換機能をもつ高速データ交換部(XLデータムーバ)を、個別のRAID装置を接続した異種のホスト間のリモートコピーに連携して動作させることができる。
即ち、転送元ホストに設けた高速データ交換部(XLデータムーバ)は、転送元ホスト専用のボリュームから転送データを読み出して中継バッファに書き込む際に、転送データのコード体系を転送先ホストに適合した形式に変換することができ、ホストのCPUによるコード形式及びデータ形式の変換処理を不要とし、ホストCPUの負担を低減し、高速データ交換ができる。
また転送元のRAID装置に配置した中継ボリュームの中継バッファ領域に対する変換済み転送データの書き込みと並行してリモートコピーによるデータ転送により転送先のRAID装置の転送先中継ボリューム(コピー先ボリューム)に書き込んでいるため、転送データ読出し、データ変換及びリモートコピーによる転送書込みを高速に処理することができる。
図2は本発明によるホスト間データ転送システムのブロック図である。図2において、本発明のホスト間データ転送システムにあっては、ホストとしてグローバルサーバ10とオープンサーバ12を設けており、グローバルサーバ10に対してはRAID装置14が接続され、またオープンサーバ12に対してはRAID装置16が接続されている。
RAID装置14とRAID装置16は筐体間パス18で接続されており、遠距離の場合にはネットワーク20を経由して筐体間パス18により接続されることになる。グローバルサーバ10とオープンサーバ12のデータ交換は、本発明にあっては、RAID装置14,16に設けられたリモートコピー機能を利用して、筐体間パス18を使用した経路でデータ交換を行う。
図2におけるグローバルサーバ10としては、例えば富士通株式会社製のGS21シリーズなどが使用される。一方、オープンサーバ12としては、サン・マイクロ・システムズ社製のソラリスOS(Solaris OS)を搭載したソラリスサーバが使用される。また本発明は、グローバルサーバ10とオープンサーバ12の間のデータ交換に限定されず、OSの異なるグローバルサーバ相互間、オープンサーバ相互間についても、それぞれのサーバに設ける高速データ変換機能を対応させることで、本発明を適用することができる。
図3は図2のRAID装置14のハードウェア構成のブロック図である。なおRAID装置16も同じ構成を備える。図3において、RAID装置14には、2系統に分けてチャネルアダプタ22−11,22−12とチャネルアダプタ22−21,22−22が設けられており、チャネルアダプタ22−11にグローバルサーバ10を接続している。一方、チャネルアダプタ22−21には、筐体間パス18を介して、図2に示した他のRAID装置16が接続される。
またRAID装置14には、この実施形態にあっては、2重化された制御モジュール24−1,24−2を設けている。制御モジュール24−1,24−2に対してはディスクエンクロージャ26−1,26−2が設けられ、それぞれ磁気ディスク装置を用いた5台のディスク装置34−11〜34−15及びディスク装置34−21〜34−25が設けられている。
ディスクエンクロージャ26−1,26−2の5台のディスク装置34−11〜34−15,34−21〜34−25は、所定のRAIDレベル例えばRAIDレベル4あるいはRAIDレベル5といったRAID構成によるディスクアレイを構成している。
制御モジュール24−1,24−2には、CPU28−1,28−2、DMAコントローラ30−1,30−2、キャッシュメモリ32−1,32−2、デバイスインタフェース36−11,36−12,36−21,36−22が設けられている。
なおRAID装置14としては、制御モジュール24−1,24−2を備えた2重化構成以外に、更に複数例えば8台の制御モジュールを備えた多重化構成とすることもできる。
図4は図2のRAID装置14の機能構成のブロック図であり、RAID装置16も同じ機能構成を持つ。図4において、RAID装置14のチャネルアダプタ22−11に続いて設けられた制御モジュール24−1には、図3のCPU28−1のプログラム制御により実現される機能として、通信ドライバ40、リソース処理部42、キャッシュ制御部44、RAID制御部46、ディスクドライバ48、更にリモートコピー処理部50が設けられている。
通信ドライバ40は、チャネルアダプタ22−11を介してグローバルサーバ10との間でネットワーク処理を実行すると同時に、チャネルアダプタ22−21を介して筐体間パス18を経由した他のRAID装置16との間でリモートコピーのためのネットワーク処理を実行する。
リソース処理部42、キャッシュ制御部44、RAID制御部46及びディスクドライバ48は、デバイスインタフェース36を介して接続されたディスクエンクロージャ26−1,26−2のディスク装置群によって構成される複数のボリューム35−1,35−2に対するファイル処理を実行する。
リモートコピー処理部50は、例えばグローバルサーバ10を転送元、筐体間パス18を介して接続しているオープンサーバ12を転送先とした場合、データ転送要求の発生時にグローバルサーバ10からリモートコピーの開始指示の開始コマンドとセッション情報を受け、コピー元となるRAID装置14とコピー先となるRAID装置16の間にリモートコピーのために複数のセッションを確立し、RAID装置14の特定領域をコピー元、RAID装置16の特定領域をコピー先として、およびRAID装置16の特定領域をコピー元、RAID装置14の特定領域をコピー先として、リモートコピーを実行する。
この本発明におけるリモートコピーの基本的な処理を説明すると次のようになる。本発明におけるリモートコピーは、リモート等価性コピー(Remote Equivalent Copy)であり、コピー元として指定したRAID装置14のコピー元ボリュームの全体または部分のデータを、コピー先として指定したRAID装置16のコピー先ボリュームの同じトラック位置(CCHH)に、筐体間パス18を経由したデータ転送によりコピーする機能である。
このリモートコピーは、コピー元のRAID装置14とコピー先のRAID装置16との間に筐体間パス18を介してリモートコピーのセッションが確立された後は、コピー元ボリュームに対するデータ書込みが行われると自動的にコピー先ボリュームに対するデータ転送が開始され、コピー元ボリュームとコピー先ボリュームに同じデータが書き込まれた2重化状態で運用される。
これを2重化ペアという。本発明のホスト間データ転送は、リモートコピーの持つ等価性機能を利用している。即ち、転送元の中継ボリュームに転送データを書込むと、これがリモートコピーの等価性機能により転送先の中継ボリュームに反映される。一度、確立したリモートコピーのセッションは、グローバルサーバ10からの停止コマンドにより開放することができる。
図5は図2のグローバルサーバ10を構成するコンピュータのハードウェア環境のブロック図であり、オープンサーバ12側も同じ構成となる。図5においてCPU150のバス152には、RAM154,ROM156、ハードディスクドライブ158、キーボード162とディスプレイ164を接続した入出力デバイスコントローラ160、及びチャネルパス用のネットワークを接続するネットワークアダプタ166が接続される。
ハードディスクドライブ158には、グローバルサーバ10の例えば基幹業務を実行する処理プログラム及び本発明のホスト間データ転送を実現するためのリモートコピー制御プログラムと異種のサーバ間でのデータ交換を行うデータ交換プログラムをローディングしており、コンピュータの起動時にハードディスクドライブ158から各プログラムを読み出してRAM154に展開し、CPU150により実行する。
図6は、グローバルサーバ10を転送元としオープンサーバ12を転送先とした本発明によるホスト間データ転送処理の機能構成のブロック図である。図6において、グローバルサーバ10に接続されたRAID装置14にはリモートコピー処理部50が設けられ、リモートコピー処理部50にはコピー元処理部52としての機能が設けられる。
またRAID装置14には、グローバルサーバ10の入出力を受けるボリュームとしてグローバル用ボリューム54を設けることができる。グローバル用ボリュームはグローバルサーバ10に接続された別のRAID装置内もしくはDISK装置内のボリュームでも構わない。
更にRAID装置14には、リモートコピーのコピー元ボリュームを構成する中継ボリューム56が設けられる。中継ボリューム56には、グローバルサーバ制御領域58、オープンサーバ制御領域60、更に中継バッファ領域62が割り当てられている。またグローバルサーバ10には、リモートコピー指示部64とデータ交換部66の機能が設けられている。
一方、転送先のオープンサーバ12に接続されたRAID装置16には、同様にリモートコピー処理部70を設けられ、リモートコピー処理部70は転送先であることからコピー先処理部72としての機能が有効となっている。またRAID装置16には、オープンサーバ12の入出力処理を受けるオープン用ボリューム74を設けることができる。オープン用ボリュームはオープンサーバに接続された別のRAID装置内もしくはDISK装置内のボリュームでも構わない。
更にRAID装置16には、リモートコピーの際のコピー先ボリュームとして使用する中継ボリューム76が設けられ、中継ボリューム76には、グローバルサーバ制御領域78、オープンサーバ制御領域80、更に中継バッファ領域82が割り当てられている。
RAID装置14とRAID装置16との間でリモートコピーのために必要なセッション65−1,65−2,65−3が確立した状態にあっては、筐体間パス18を介してコピー元の中継ボリューム56とコピー先の中継ボリューム76は2重化ペアを構成し、グローバルサーバ制御領域58,78、オープンサーバ制御領域60,80、更に中継バッファ領域62,82の格納データは、リモートコピーにより同一データとなる等価性が保証される。
転送先となるオープンサーバ12には、リモートコピー指示部84、書込み監視部85及びデータ交換部86の機能が設けられる。なお、書込み監視部85はデータ交換部86に含まれる機能であるが、取り出して示している。
転送元となるグローバルサーバ10に設けたリモートコピー指示部64は、例えばバッチ処理としてユーザからのデータ転送の指示によりデータ転送要求が発生した時に、転送元のRAID装置14に対しリモートコピーの開始指示となる開始コマンドとセッション情報を発行し、リモートコピー処理部50のコピー元処理部52の機能により、RAID装置14の中継ボリューム56をコピー元とし、転送先のRAID装置16の中継ボリューム76をコピー先としたリモートコピーのために2つのセッション65−1及び65−3を確立させ、またRAID装置14の中継ボリューム76をコピー元とし、RAID装置14の中継ボリューム56をコピー先としたリモートコピーのためのセッション65−2を確立させる。
またグローバルサーバ10に設けたデータ交換部66は、リモートコピーのセッション65−1〜65−3が確立された状態で、データ転送指示情報を中継ボリューム56のグローバルサーバ制御領域58に書き込んでリモートコピーにより転送する。
ここでデータ交換部66が生成するデータ転送指示情報は、
(1)転送元データセット名
(2)中継ボリューム56のボリューム通し番号
(3)転送方向
(4)オープンサーバ12のサーバ名
(5)転送先ファイル名
で構成されている。なお、グローバルサーバのデータセットはオープンサーバのファイルに相当する概念である。
中継ボリューム56を経由したデータ転送指示情報のリモートコピーに対し転送先から受領応答が得られると、データ交換部66はグローバル用ボリューム54から指定されたデータセットのデータを読み出して中継ボリューム56の中継バッファ領域62に書き込んでリモートコピーにより転送させる。
ここで中継バッファ領域62はスライス領域62−1,62−2に分けられており、スライス領域62−1に対するデータ書き込みが終了すると、スライス領域62−2のデータ書き込みに切り替わる。同時にデータが書き込まれているスライス62−1のデータは、順次、スライス領域62−1からデータを読出してリモートコピーによる転送が行われる。
グローバルサーバ10からのデータの書き込みとリモートコピーによるデータ転送は、スライス領域62−1にデータが書き終えてからデータ転送するのではなく、転送性能を上げるために順序性を保証しながら非同期にデータを転送する。以後、これをサイクリックに繰り返す。このため中継バッファ領域62の容量を越えるデータセットであっても、中継バッファ領域62の容量による制約を受けることなくリモートコピーにより転送できる。
更に、データ交換部66によるリモートコピーを使用したデータ転送は、データ転送要求が発生するごとに、中継元の中継ボリューム56及び中継先の中継ボリューム76の空き領域に別のグローバルサーバ制御領域、オープンサーバ制御領域及び中継バッファ領域の組を割当て、その間で3つのセッションを確立し、多重処理によるリモートコピーを利用したデータ転送を行う。このリモートコピーを利用したデータ交換の多重化数は、RAID装置14,16で張ることの出来る最大セッション数の範囲で実現できる。
ここでグローバルサーバ10を転送元、オープンサーバ12を転送先としているが、データ交換は逆にオープンサーバ12からグローバルサーバ10にデータを転送する場合もあり、この場合はオープンサーバ12が転送元、グローバルサーバ10が転送先として逆の関係が確立されることになる。
グローバルサーバ10に設けているデータ交換部66は、必要な場合はコード体系の変換を行うことが可能である。例えばグローバルサーバ10のEBCDICコード体系をオープンサーバ12のEUCコード体系に変換する。
データ交換部66は具体的には、富士通株式会社製のXLデータムーバが使用される。XLデータムーバは、例えば富士通株式会社製GS21シリーズのグローバルサーバとサンマイクロシステムズ社製のソラリスOSを搭載したソラリスサーバとの間のデータ交換を行う。またオープンサーバ同士のデータ交換としてソラリスOSサーバと他のUNIX(R)サーバ、あるいはIAサーバ、あるいはリナックスサーバとの間のデータ交換も可能である。
図6のように、グローバルサーバ10を転送元とし、オープンサーバ12を転送先としてデータ交換をする場合、グローバルサーバ10に設けたデータ交換部66がデータ交換を主導し、この場合にはデータ交換部66に対するバッチジョブとしてデータ転送が行われる。このとき、転送先のオープンサーバ12に設けたデータ交換部86は、デーモンプロセスとして従属的に機能する。
またソラリスOSサーバと他のUNIX(R)サーバ、あるいはソラリスOSサーバとIAサーバのオープンサーバ同士のデータ交換については、転送元のオープンサーバに設けているデータ交換部66に対するコマンドの発行でデータ交換が実行されることになる。
図7は図6におけるホスト間データ転送処理のタイムチャートである。図7において、グローバル10においてバッチ処理等によりデータ転送要求が発生すると、グローバルサーバ10のリモートコピー指示部64が、処理92でリモートコピーの開始コマンドとセッション情報を、データ交換部66を介してRAID装置14に発行する。このリモートコピーの開始コマンドとセッション情報は更に転送先のRAID装置16にも筐体間パス18を通じて転送される。
これを受けてRAID装置14は、自分自身の中継ボリューム56に図6のようにグローバルサーバ制御領域58、及び中継バッファ領域62をコピー元として割り当て、オープンサーバ制御領域60をコピー先として割り当てる。また相手先となるRAID装置16は中継ボリューム76にはグローバルサーバ制御領域78及び中継バッファ領域82をコピー先として割り当て、オープンサーバ制御領域80をコピー元として割り当てる。そしてRAID装置14,16はリモートコピーのためにセッション65−1,65−2,65−3を確立する。
このようにしてRAID装置14とRAID装置16間でリモートコピーのセッション65−1〜65−3が確立されると、それ以降、RAID装置14とRAID装置16の間の筐体間コピー18を経由したデータ交換のためのリモートコピーが可能となる。
続いてデータ交換部66は処理104のようにデータ転送指示情報を発行し、コピー元のRAID装置14に設けている中継ボリューム56のグローバルサーバ制御領域58に変換済のデータ転送指示情報が書き込まれ、書込完了でリモートコピー機能によりRAID装置16に、処理106のようにデータ転送指示情報の転送が行われて書き込まれる。
一方、転送先のオープンサーバ12の書込み監視部85は、グローバルサーバ制御領域78に対するデータ転送指示を検出するためのポーリング100−1〜100−12を一定時間間隔で行っている。このためポーリング100−2において、グローバルサーバ制御領域78に対するデータ転送指示情報の書込みが認識される。
続いて、グローバルサーバ10のデータ交換部66は、指定されたデータセットのデータ転送処理を開始する。即ち、グローバル用ボリューム54の指定されたデータセットの先頭アドレスから読み出しを開始し、処理108−1〜108−nのようにRAID装置12の中継ボリューム56に割り当てている中継バッファ領域62の一方のスライス領域62−1に書き込む。
このスライス領域62−1への書き込みに連動してリモートコピーによるデータ転送110−1〜110−nが行われ、RAID装置16の中継バッファ82のスライス領域82−1に書き込まれる。
ここで処理108−nでスライス領域62−1へのデータセットの全データの書き込みが完了したとすると、データ交換部66は書込完了フラグをオンした書込完了通知112を中継ボリューム56のグローバルサーバ制御領域58に書き込む。
グローバルサーバ制御領域58の書込み完了通知114はリモートコピーによりRAID装置16のグローバルサーバ制御領域78に書き込まれる。転送先の書込み監視部85はグローバルサーバ制御領域78の書込完了通知をポーリング100−12で認識すると、データ交換部86が処理116−1〜116−nのようにスライス領域82−1からデータを読出してオープン用ボリューム74に書込む。
データ変換部86はデータ転送指示情報から転送データ長を認識しており、オープン用ボリューム74に対する書込データ量が転送データ長に一致すると、データ転送完了を認識し、書込完了応答118をオープンサーバ制御領域78に書込み、リモートコピーによりオープンサーバ制御領域60に反映させ、グローバルサーバ10のデータ交換部66に認識させる。これによってデータ転送指示102に基づく一連のグローバルサーバ10からのオープンサーバ12に対するデータ転送処理を完了する。
データ交換部66からデータ転送処理完了の通知を受けたリモートコピー指示部64は、処理120のように停止コマンドと停止対象となったセッション情報をRAID装置14に発行し、更にRAID装置14を経由してRAID装置16に発行する。これによりRAID装置14,16でリモートコピーのセッション開放122,124が行われ、一連のデータ転送処理が終了する。
ここで、図7にあっては、データセットのサイズがスライス領域62−1のサイズ以下の場合を例にとっているが、スライス領域62−1を越えている場合には、スライス領域62−1のデータ書込みが完了したらグローバルサーバ領域58に書込完了通知を書き込んでリモートコピーによりコピー先のグローバルサーバ制御領域78に反映させることで、次のスライス領域62−2へデータ書き込みを行い、リモートコピーによりスライス領域82−2にデータを書込む。スライス領域62−2への書き込みが終了したら先の処理と同様にグローバルサーバ制御領域58にスライス領域62−2への書込完了通知を書き込んでリモートコピーによりコピー先のグローバルサーバ制御領域78に反映させる。
即ち、コピー元にあっては、スライス領域62−1,62−2をサイクリックに切替えて書込み、これをリモートコピーによりデータ転送してスライス領域82−1,82−2に反映せる。またコピー先にあっては、書込完了通知を参照しながらスライス領域82−1,82−2をサイクリックに切替ながら転送データを読み出してオープン用ボリューム74に書込むことになる。
この場合、コピー先におけるスライス領域82−1,82−2の読出完了通知はオープンサーバ領域80に書き込むことでコピー元のオープンサーバ領域60にリモートコピーにより反映されており、このためスライス領域62−2の書き込みが終了した場合、コピー先のスライス領域82−1の読出完了通知を待ってスライス領域62−1の書込みに切替ることになる。
なお、図7はグローバルサーバ10で発生した1つのデータ転送要求を例にとっており、実際には、複数のデータ転送要求が多重的に発生し、図7の処理が並列的に実行されることとなる。
図8は図6のグローバルサーバ10における転送元ホスト処理のフローチャートである。図8において、転送元ホスト処理は、ステップS1でユーザのデータ転送指示の有無をチェックしており、データ転送指示があると、ステップS2でリモートコピーの開始コマンドとセッション情報を自己のRAID装置14に対し発行し、ステップS3でリモートコピーのセッション情報の確立応答を待ち、確立応答があるとステップS3に進む。
ステップS3ではデータ転送指示情報をRAID装置14の中継ボリューム56におけるグローバルサーバ制御領域58に書き込んで、リモートコピーにより転送先のRAID装置16の中継ボリューム76のグローバルサーバ制御領域78に書き込ませる。
続いてステップS5で転送先からのデータ転送指示情報の受領応答の有無をチェックしており、受領応答を判別すると、ステップS6で転送元ホスト用ボリュームであるグローバル用ボリューム54から指定されたデータセットのデータを読み出し、中継ボリューム56の中継バッファ領域62に書き込み、リモートコピーにより転送先のRAID装置16の中継ボリューム76の中継バッファ領域82に書き込む。
次にステップS7で全転送データの処理済みか否かチェックしており、未処理であればステップS6に戻り、同様な処理を繰り返す。全転送データの処理済を判別すると、ステップS8で書込完了フラグをオンして、RAID装置14の中継ボリューム56におけるグローバルサーバ制御領域58に書き込み、これにより、リモートコピーにより転送先のRAID装置16の中継ボリューム76におけるグローバルサーバ制御領域78に書き込んで転送側に通知する。
この状態で、ステップS9で転送先から書込完了応答を判別すると、ステップS10に進み、停止コマンドと停止対象となるセッションのセッション情報をRAID装置14に発行することで、動作中のリモートコピーのセッションを開放させる。そして、ステップS11で停止指示があるまでステップS1に戻り、次のデータ転送要求を待つことになる。
図9は図6の転送先となるオープンサーバにおける転送先ホスト処理のフローチャートである。図9において、オープンサーバ12は、ステップS1でリモートコピーのセッション確立通知をチェックしており、セッションが確立するとステップS2に進み、自己の中継ボリューム76に対し一定時間間隔で行っているポーリングによりデータ転送指示情報を認識すると、ステップS3でデータ転送指示情報に基づく転送先処理と受領応答を行う。
また中継ボリューム76に対するポーリングによりステップS4で書込完了通知を認識すると、ステップS5で中継バッファ領域82から一定サイズの転送データを読み出して転送先ホスト用ボリュームとしてのオープン用ボリューム74に書き込む。
このオープン用ボリューム74に対する中継バッファ領域82からの転送データの書込みにつき、ステップS6で全データの書込完了の有無をチェックしており、データ転送指示情報から認識した転送データ長の書込み完了を判別すると、ステップS7で書込完了応答を転送元に対し行う。このようなステップS2〜S7の処理を、ステップS8で停止指示があるまで繰り返す。
図10は図6の転送元のRAID装置14におけるコピー元処理のフローチャートである。図10において、コピー元処理は、ホストであるグローバルサーバ10からの開始コマンドとセッション情報を受領した後、ステップS2で開始コマンドによりコピー先との間にセッションを確立してリモートコピーを実行する。
また、ステップS3でホストとしてのグローバルサーバ10側から停止コマンドを受領した場合には、ステップS4で停止コマンドによりセッションを開放し、コピー元とコピー先に等価性を維持したボリュームを確立する。このステップS1〜S4の処理を、ステップS5で停止指示があるまで繰り返すことになる。
図11は図6の転送先のRAID装置16におけるコピー先処理のフローチャートである。図11においてコピー先処理は、ステップS1でコピー元からの開始コマンドとセッション情報を監視しており、これを取得すると、ステップS2でコピー元との間にセッションを確立してコピーを実行する。
またステップS3でコピー元からの停止コマンドの有無をチェックしており、停止コマンドを受信すると、ステップS4でセッション情報を削除して正常終了を応答する。このステップS1〜S4の処理を、ステップS5で停止指示があるまで繰り返す。
図12は図6のグローバルサーバ10に設けたリモートコピー指示部64のコマンドインタフェースで提供される開始コマンド130の説明図である。開始コマンド130はリモートコピーを開始するための登録及び実行を行うもので、次の機能を有する。
(1)コピー元ボリュームとコピー先ボリュームを2重化ペアとして認識して設定する(2重化ペアの設定)。
(2)2重化ペアの設定後、ホストから指定された領域のデータをコピー元ボリュームからコピー先ボリュームへとコピーする(コピーの実施)。
(3)コピー完了後もコピー元ボリュームとコピー先ボリュームの同期を取る(等価性維持)。
このようなリモートコピーを開始させる開始コマンド130はバイト0〜15で構成されており、バイト0〜1がコマンドコード「X’01D0’」であり、開始コマンドであることを示している。バイト0はイニシャルコピースキップの指定であり、リモートコピーにあってはイニシャルコピースキップ指定として「X’00’」を指定することで、リモートコピーの登録・実行を行うことができる。
図13は図12の開始コマンド130により転送されるセッション情報132の説明図である。セッション情報132には主なものとして
(1)X’08’以降のデータ長
(2)プライマリセッションIDとセカンダリセッションID
(3)「1」の設定でリモートコピーとするフラグ
(4)コピー処理間隔を指定する内部コピー間隔
(5)プライマリ側筐体識別子
(6)セカンダリ側筐体識別子
(7)ホストのアプリケーションのための任意の情報を設定するシステム定義
(8)コピー対象ボリュームのタイプを指定するコピー対象ボリュームタイプ
(9)コピー対象プライマリホストデバイス識別子
(10)コピー対象セカンダリホストデバイス識別子
(11)0で全ボリューム領域がコピー対象として指定され、1以上で域数が指定される指定領域数
(12)コピー開始トラック番号/コピー終了トラック番号による領域情報。なお、領域情報は指定領域数分だけ存在する。
図14は本発明で使用する停止コマンド134の説明図である。停止コマンド134はコピー元ボリュームとコピー先ボリュームに対するリモートコピー処理を終了する。このコピー終了処理は次の処理を行う。
(1)セッションに関する情報を開放し2重化ペアの対応関係を解消する(2重化ペア解消)。
(2)コピー処理中に2重化ペア解消が指示された場合は、その指示をエラーで返しコピー処理は終了せず、ペア設定状態を維持する。但しペア解消のための停止コマンドで強制終了パラメータ(強制停止フラグ=X‘01’)が指定されている場合は強制的なペア解消と処理終了を行う(コピー終了)。
(3)コピー終了後はコピー元ボリュームとコピー先ボリュームのペア関係は破棄され、セッション情報も削除される。
図15は図14の停止コマンド134により、コピー先に転送するセッション情報136の説明図である。このセッション情報136は停止対象とするセッションのセッション詳細情報138を備えており、その内容は、図13のオフセット0010〜00CCと同じである。
なお、RAID装置14,16のリモートコピーで使用するコマンドとしては、開始コマンド及び停止コマンド以外に、物理情報取得コマンド、セッションID取得コマンド、セッション情報取得コマンド、中断コマンド、再開コマンド等が準備されている。
物理情報取得コマンドは筐体識別子及び物理デバイス番号を取得する。セッションID取得コマンドはリモートコピー処理のセッションIDを取得する。セッション情報取得コマンドはリモートコピーのセッション情報を取得する。中断コマンドはリモートコピーを中断する。再開コマンドは中断したリモートコピーを再開する。更にリモート筐体識別子取得コマンドは、リモートコピーを起動する際に必要な筐体間で通信が許可されたリモートの筐体識別子(ボックスID)を取得する。
図16は、オープンサーバを転送元とし、グローバルサーバを転送先とした本発明によるホスト間データ処理の機能構成のブロック図であり、図6の場合と転送関係が逆になった場合である。
図16において、転送元となったオープンサーバ12にあっては、データ転送要求発生時にリモートコピー指示部84が開始コマンドとセッション情報をRAID装置16のリモートコピー処理部70に発行し、開始コマンドとセッション情報は更にRAID装置14のリモートコピー処理部50に転送され、RAID装置16,14の間でコピー元を中継ボリューム76とし、コピー先を中継ボリューム56としたリモートコピーのセッション85−1,85−2,85−3を確立する。
このリモートコピーのセッション85−1〜85−3が確立すると、オープンサーバ12のデータ交換部86が、例えばアプリケーションの指示によりデータ転送指示情報を中継ボリューム76のオープンサーバ制御領域80に書き込む。
この書込みが行われるとリモートコピーによる等価性機能により筐体間パス18を介してデータ転送指示情報は中継ボリューム56のオープンサーバ制御領域60に書き込まれる。転送先のグローバルサーバ10の書込み監視部65はグローバルサーバ制御領域60をポーリングしており、これによりデータ転送指示情報を認識する。
続いてオープンサーバ12のデータ交換部86はオープン用ボリューム74の指定されたファイルからデータを読み出して中継バッファ領域82に書き込み、リモートコピーの等価性維持機能により筐体間パス18を介して中継ボリューム56の中継バッファ領域62に転送データが書き込まれる。
中継バッファ領域82へのデータ書込みはスライス領域82−1から開始され、スライス領域82−1がフルになると、書込完了通知をオープンサーバ制御領域80に書き込んでスライス領域82−2の書込みに切替える。
スライス領域82ー1、82−2に交互に書き込まれたデータはリモートコピーによりコピー先の中継バッファ領域62の中のスライス領域62−1、62−2に反映される。
グローバルサーバ10の書込み監視部65がリモートコピーによりグローバルサーバ制御領域58に書き込まれた書込完了通知をスライス領域82−1,82−2単位に順次認識すると、中継バッファ領域62のスライス領域62−1,62−2の転送データを順次読み出してグローバル用ボリューム54に書き込み、転送データ長に達した時に書込完了を応答することで転送元のオープンサーバ12側の処理が完了する。
この一連のデータ転送が終了すると、リモートコピー停止部84は停止コマンドと停止対象となったセッション情報を発行し、RAID装置14,16にセッションを解放させる。
この図6及び図16に示したグローバルサーバ10とオープンサーバ12の間のリモートコピーによる双方向のデータ転送機能は、リモートコピーの機能によるセッションが複数同時に確立できることから、実際の運用状態にあっては図6の機能と図16の機能が同時に存在し、それぞれのサーバの転送要求に基づき、必要なデータのリモートコピーによるデータ交換が双方向で行われることになる。
また本発明は、グローバルサーバ10及びオープンサーバ12でホスト間データ転送のために実行されるプログラムを提供するものであり、このプログラムは図8及び図9のフローチャートに示した内容を持つことになる。また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
ここで本発明の特徴をまとめて列挙すると次の付記のようになる。
(付記)
(付記1)
転送元ホストと転送先ホストの各々にリモートコピー機能を備えたRAID装置を接続すると共に、前記RAID装置間を筐体間パスで接続したホスト間データ転送方法に於いて、
転送元ホストは、
運用開始時に、転送元RAID装置に対しリモートコピーの開始指示とセッション情報を発行し、転送元RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー元とし転送先RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー先としたリモートコピーのセッション、及び転送先RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー元とし転送元RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー先としたリモートコピーのセッションを確立させるリモートコピー指示ステップと、
データ転送を指示された際に、転送元RAID装置のホスト用ボリュームからデータ転送指示で指定されたデータを読み出して前記中継ボリュームの中継バッファ領域に書込んでリモートコピーさせる転送元データ交換ステップと、
を備え、
転送先ホストは
前記転送先RAID装置の中継ボリュームに対するリモートコピーによる転送データの書込みを監視する書込み監視ステップと、
前書込み監視ステップで転送データ書込み完了を検知した際に、前記中継ボリュームの転送データを読み出して転送先ホスト用ボリュームに格納する転送先データ交換ステップと、
を備えたことを特徴とするホスト間データ転送方法。(1)
(付記2)
付記1記載のホスト間データ転送方法に於いて、前記転送元データ交換ステップは、転送データのリモートコピーに先立ち、データ転送指示情報を前記転送元RAID装置の中継ボリュームに書込んでリモートコピーにより転送先RAID装置を経由して転送先ホストに通知することを特徴とするホスト間データ転送方法。
(付記3)
付記1記載のホスト間データ転送方法に於いて、前記転送元データ交換ステップは、前記転送元ホスト用ボリュームから読み出した転送データのコードを転送先ホストに適合したコード体系に変換して前記転送元中継ボリュームに書込むことを特徴とするホスト間データ転送方法。(2)
(付記4)
付記1記載のホスト間データ転送方法に於いて、前記転送元データ交換ステップは、前記転送元RAID装置の中継ボリュームに配置した中継バッファ領域に転送データを書込んでリモートコピーさせ、
前記転送先データ交換ステップは、前記転送先RAID装置の中継ボリュームに配置した中継バッファ領域にリモートコピーにより書込まれた転送データを読出して転送先ホスト用ボリュームに書込むことを特徴とするホスト間データ転送方法。
(付記5)
付記1記載のホスト間データ転送方法に於いて、前記リモートコピー指示ステップは、前記転送先ホストからデータ転送完了通知を受けた際に、前記転送元RAID装置に停止コマンドとセッション情報を発行してリモートコピーのセッションを開放させることを特徴とするホスト間データ転送方法。
(付記6)
付記1記載のホスト間データ転送方法に於いて、前記転送元ホストと転送先ホストは、グローバルサーバとオープンサーバ、グローバルサーバとグローバルサーバ、又はオープンサーバとオープンサーバであることを特徴とするホスト間データ転送方法。
(付記7)
転送先ホストに接続された転送先RAID装置を筐体間パスを介して接続した転送元RAID装置をアクセスする転送元ホストのコンピュータに、
運用開始時に、転送元RAID装置に対しリモートコピーの開始指示とセッション情報を発行し、転送元RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー元とし転送先RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー先としたリモートコピーのセッション、及び転送先RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー元とし転送元RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー先としたリモートコピーのセッションを確立させるリモートコピー指示ステップと、
データ転送を指示された際に、転送元ホスト用ボリュームからデータ転送指示で指定されたデータを読み出して前記中継ボリュームの中継バッファ領域に書込んでリモートコピーさせる転送元データ交換ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。(3)
(付記8)
付記7記載のプログラムに於いて、前記転送元データ交換ステップは、転送データのリモートコピーに先立ち、データ転送指示情報を前記転送元RAID装置の中継ボリュームに書込んでリモートコピーにより転送先RAID装置を経由して転送先ホストに通知することを特徴とするプログラム。
(付記9)
付記7記載のプログラムに於いて、前記転送元データ交換ステップは、前記転送元ホスト用ボリュームから読み出した転送データのコード体系を転送先ホストに適合したコード体系に変換して前記転送元中継ボリュームに書込むことを特徴とするプログラム。
(付記10)
付記7記載のプログラムに於いて、前記転送元データ交換ステップは、前記転送元RAID装置の中継ボリュームに配置した中継バッファ領域に転送データを書込んでリモートコピーさせることを特徴とするプログラム。
(付記11)
付記7記載のプログラムに於いて、前記リモートコピー指示ステップは、データ転送終了指示を受けた際に、前記転送元RAID装置に停止コマンドとセッション情報を発行してリモートコピーのセッションを開放させることを特徴とするプログラム。
(付記12)
転送元ホストに接続された転送元RAID装置を筐体間パスを介して接続した転送先RAID装置をアクセスする転送先ホストのコンピュータに、
前記転送先RAID装置の中継ボリュームの特定領域に対するリモートコピーによる転送データの書込みを監視する書込み監視ステップと、
前書込み監視ステップで転送データ書込み完了を検知した際に、前記中継ボリュームの転送データを読み出して転送先ホスト用ボリュームに格納する転送先データ交換ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。(4)
(付記13)
付記12記載のプログラムに於いて、前記転送先データ交換ステップは、前記転送先RAID装置の中継ボリュームに配置した中継バッファ領域にリモートコピーにより書込まれた転送データを読出して転送先ホスト用ボリュームに書込むことを特徴とするプログラム。
(付記14)
付記7又は12記載のプログラムに於いて、前記転送元ホストと転送先ホストは、グローバルサーバとオープンサーバ、グローバルサーバとグローバルサーバ、又はオープンサーバとオープンサーバであることを特徴とするプログラム。
(付記15)
転送元ホストと転送先ホストの各々にリモートコピー機能を備えたRAID装置を接続すると共に、前記RAID装置間を筐体間パスで接続したホスト間データ転送システムに於いて、
転送元ホストは、
運用開始時に、転送元RAID装置に対しリモートコピーの開始指示とセッション情報を発行し、転送元RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー元とし転送先RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー先としたリモートコピーのセッション、及び転送先RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー元とし転送元RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー先としたリモートコピーのセッションを確立させるリモートコピー指示部と、
データ転送を指示された際に、転送元RAID装置のホスト用ボリュームからデータ転送指示で指定されたデータを読み出して前記中継ボリュームの中継バッファ領域に書込んでリモートコピーさせる転送元データ交換部と、
を備え、
転送先ホストは
前記転送先RAID装置の中継ボリュームに対するリモートコピーによる転送データの書込みを監視する書込み監視部と、
前書込み監視部で転送データ書込み完了を検知した際に、前記中継ボリュームの転送データを読み出して転送先ホスト用ボリュームに格納する転送先データ交換部と、
を備えたことを特徴とするホスト間データ転送システム。(5)
(付記16)
付記15記載のホスト間データ転送システムに於いて、前記転送元データ交換部は、転送データのリモートコピーに先立ち、データ転送指示情報を前記転送元RAID装置の中継ボリュームに書込んでリモートコピーにより転送先RAID装置を経由して転送先ホストに通知することを特徴とするホスト間データ転送システム。
(付記17)
付記15記載のホスト間データ転送システムに於いて、前記転送元データ交換部は、前記転送元ホスト用ボリュームから読み出した転送データのコード体系を転送先ホストに適合したコード体系に変換して前記転送元中継ボリュームに書込むことを特徴とするホスト間データ転送システム。
(付記18)
付記15記載のホスト間データ転送システムに於いて、前記転送元データ交換部は、前記転送元RAID装置の中継ボリュームに配置した中継バッファ領域に転送データを書込んでリモートコピーさせ、
前記転送先データ交換部は、前記転送先RAID装置の中継ボリュームに配置した中継バッファ領域にリモートコピーにより書込まれた転送データを読出して転送先ホスト用ボリュームに書込むことを特徴とするホスト間データ転送システム。
(付記19)
付記15記載のホスト間データ転送システムに於いて、前記リモートコピー指示部は、前記転送先ホストからデータ転送完了通知を受けた際に、前記転送元RAID装置に停止コマンドとセッション情報を発行してリモートコピーのセッションを開放させることを特徴とするホスト間データ転送システム。
(付記20)
付記15記載のホスト間データ転送システムに於いて、前記転送元ホストと転送先ホストは、グローバルサーバとオープンサーバ、ボリュームデータ形式の異なるグローバルサーバとグローバルサーバ、又はボリュームデータ形式の異なるオープンサーバとオープンサーバであることを特徴とするホスト間データ転送システム。
本発明の原理説明図 本発明のシステム構成のブロック図 図2のRAID装置のハードウェア構成のブロック図 図2のRAID装置における機能構成のブロック図 図2のサーバを構成するコンピュータのハードウェア環境のブロック図 グローバルサーバを転送元とした本発明によるホスト間データ転送処理の機能構成のブロック図 図6のホスト間データ転送処理のタイムチャート 図6のグローバルサーバにおける転送元ホスト処理のフローチャート 図6のオープンサーバにおける転送先ホスト処理のフローチャート 図6の転送元のRAID装置におけるコピー元処理のフローチャート 図6の転送先のRAID装置におけるコピー先処理のフローチャート 図6のリモートコピー指示で発行する開始コマンドの説明図 図6のリモートコピー指示で転送するセッション情報の説明図 図6のリモートコピー指示で発行する停止コマンドとセッション情報の説明図 図6の停止コマンドの発行に伴って転送するセッション情報の説明図 オープンサーバを転送元とした本発明によるホスト間データ転送処理の機能構成のブロック図 複数のホストを1つのRAID装置に接続した際にXLデータムーバを使用して高速データ交換をホスト間で行う従来システムの説明図 RAID装置を個別に接続したホスト間データ転送をLANを使用して行う従来システムの説明図 RAID装置を個別に接続したホスト間データ転送をRAID装置のコピー機能を利用して行う従来システムの説明図
符号の説明
10:グローバルサーバ
12:オープンサーバ
14,16:RAID装置
18:筐体間パス
20:ネットワーク
22−11〜22−22:チャネルアダプタ
24−1,24−2:制御モジュール
26−1,26−2:ディスクエンクロージャ
28−1,28−2:CPU
30−1,30−2:DMAコントローラ
32−1,32−2:キャッシュメモリ
34−11〜34−25:ディスク装置
35−1,35−2:ボリューム
36,36−11〜36−22:デバイスインタフェース
40:通信ドライバ
42:リソース処理部
44:キャッシュ制御部
46:RAID制御部
48:ディスクドライバ
50,70:リモートコピー処理部
52,140:コピー元処理部
54:グローバル用ボリューム
56,76:中継ボリューム
58,78:グローバルサーバ制御領域
60,80:オープンサーバ制御領域
62,82:中継バッファ領域
64,84:リモートコピー指示部
65,85:書込み監視部
66,86:データ交換部
72,142:コピー先処理部
74:オープン用ボリューム
90:論理マルチビューボリューム
130:開始コマンド
132,136:セッション情報
134:停止コマンド
138:セッション詳細情報

Claims (5)

  1. 転送元ホストと転送先ホストの各々にリモートコピー機能を備えたRAID装置を接続すると共に、前記RAID装置間を筐体間パスで接続したホスト間データ転送方法に於いて、
    転送元ホストは、
    運用開始時に、転送元RAID装置に対しリモートコピーの開始指示とセッション情報を発行し、転送元RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー元とし転送先RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー先としたリモートコピーのセッション、及び転送先RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー元とし転送元RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー先としたリモートコピーのセッションを確立させるリモートコピー指示ステップと、
    データ転送を指示された際に、転送元RAID装置のホスト用ボリュームからデータ転送指示で指定されたデータを読み出して前記中継ボリュームの中継バッファ領域に書込んでリモートコピーさせる転送元データ交換ステップと、
    を備え、
    転送先ホストは
    前記転送先RAID装置の中継ボリュームに対するリモートコピーによる転送データの書込みを監視する書込み監視ステップと、
    前書込み監視ステップで転送データ書込み完了を検知した際に、前記中継ボリュームの転送データを読み出して転送先ホスト用ボリュームに格納する転送先データ交換ステップと、
    を備えたことを特徴とするホスト間データ転送方法。
  2. 請求項1記載のホスト間データ転送方法に於いて、前記転送元データ交換ステップは、前記転送元ホスト用ボリュームから読み出した転送データのコード体系を転送先ホストに適合したコード体系に変換して前記転送元中継ボリュームに書込むことを特徴とするホスト間データ転送方法。
  3. 転送先ホストに接続された転送先RAID装置を筐体間パスを介して接続した転送元RAID装置をアクセスする転送元ホストのコンピュータに、
    運用開始時に、転送元RAID装置に対しリモートコピーの開始指示とセッション情報を発行し、転送元RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー元とし転送先RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー先としたリモートコピーのセッション、及び転送先RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー元とし転送元RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー先としたリモートコピーのセッションを確立させるリモートコピー指示ステップと、
    データ転送を指示された際に、転送元ホスト用ボリュームからデータ転送指示で指定されたデータを読み出して前記中継ボリュームの中継バッファ領域に書込んでリモートコピーさせる転送元データ交換ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  4. 転送元ホストに接続された転送元RAID装置を筐体間パスを介して接続した転送先RAID装置をアクセスする転送先ホストのコンピュータに、
    前記転送先RAID装置の中継ボリュームの特定領域に対するリモートコピーによる転送データの書込みを監視する書込み監視ステップと、
    前書込み監視ステップで転送データ書込み完了を検知した際に、前記中継ボリュームの転送データを読み出して転送先ホスト用ボリュームに格納する転送先データ交換ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  5. 転送元ホストと転送先ホストの各々にリモートコピー機能を備えたRAID装置を接続すると共に、前記RAID装置間を筐体間パスで接続したホスト間データ転送システムに於いて、
    転送元ホストは、
    運用開始時に、転送元RAID装置に対しリモートコピーの開始指示とセッション情報を発行し、転送元RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー元とし転送先RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー先としたリモートコピーのセッション、及び転送先RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー元とし転送元RAID装置の中継ボリュームの特定領域をコピー先としたリモートコピーのセッションを確立させるリモートコピー指示部と、
    データ転送を指示された際に、転送元RAID装置のホスト用ボリュームからデータ転送指示で指定されたデータを読み出して前記中継ボリュームの中継バッファ領域に書込んでリモートコピーさせる転送元データ交換部と、
    を備え、
    転送先ホストは
    前記転送先RAID装置の中継ボリュームに対するリモートコピーによる転送データの書込みを監視する書込み監視部と、
    前書込み監視部で転送データ書込み完了を検知した際に、前記中継ボリュームの転送データを読み出して転送先ホスト用ボリュームに格納する転送先データ交換部と、
    を備えたことを特徴とするホスト間データ転送システム。
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