JP2014191399A - 情報処理システム、記憶装置、およびバックアップ方法 - Google Patents

情報処理システム、記憶装置、およびバックアップ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セキュリティを確保しながら通常の環境と同様に仮想環境から記憶装置へのコピー指示を行なえるようにする。
【解決手段】処理装置2によってアクセスされる記憶装置1は、記憶部70,受付部31Aおよびコピー制御部31Bを有する。受付部31Aは、仮想デバイス70Aを構築し、処理装置2からの仮想デバイス70Aに対する入出力要求を、記憶部70に対するコピー要求として受け付ける。コピー制御部31Bは、受付部31Aによって受け付けられたコピー要求に応じて、記憶部70に対するコピー指示を行なう。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理システム、記憶装置、およびバックアップ方法に関する。
コンピュータからストレージ装置に対してバックアップ指示(コピー指示)を行なう場合、ストレージ装置への固有コマンド(ベンダ固有のSCSI(Small Computer System Interface)コマンド)によるバックアップ指示、または、IP(Internet Protocol)アドレスを指定することによるバックアップ指示が行なわれている。
特表2007−533030号公報
ユーザに対して仮想マシンの操作を提供する仮想システムにおいては、セキュリティの観点から、仮想システム環境を支えるハードウェアの情報は極力開示しない状態での運用が望ましい。つまり、仮想システムにおいて、ストレージ装置に対し直接アクセス可能な実デバイス名やIPアドレスを、仮想マシンのユーザに提供することによって、ユーザにバックアップ処理(コピー処理)を行なわせることは、セキュリティの観点から適切ではない。
また、近年、セキュリティの観点から、仮想マシンを構築するハイパーバイザが、仮想マシンからストレージ装置への直接アクセスを禁止することが広く行なわれている。例えば図16に示すように、仮想ホスト上の仮想環境Aからストレージ装置への、ベンダ固有のSCSIコマンドによるコピー指示は、ハイパーバイザによってブロック(制限)される。
したがって、仮想マシンの環境において、ユーザは、通常の環境と同様にストレージ装置に対しバックアップ指示(コピー指示)を行なうことができない。
一つの側面で、本発明は、セキュリティを確保しながら通常の環境と同様に仮想環境から記憶装置へのコピー指示を行なえるようにすることを目的とする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的の一つとして位置付けることができる。
本件の情報処理システムは、処理装置と、前記処理装置によってアクセスされる記憶装置と、を備え、前記記憶装置は、記憶部と、仮想デバイスを構築し、前記処理装置からの前記仮想デバイスに対する入出力要求を、前記記憶部に対するコピー要求として受け付ける受付部と、前記受付部によって受け付けられた前記コピー要求に応じて、前記記憶部に対するコピー指示を行なうコピー制御部と、を有する。
一実施形態によれば、セキュリティを確保しながら通常の環境と同様に仮想環境から記憶装置へのコピー指示を行なうことができる。
本実施形態の情報処理システムおよびストレージ装置のハードウエア構成を示すブロック図である。 本実施形態のホストおよびストレージ装置の機能構成を示すブロック図である。 本実施形態のポリシー情報テーブルの例を示す図である。 本実施形態のセッション情報テーブルの例を示す図である。 ホストを説明する図である。 (A)は通常の書込み要求と当該書込み要求によって書き込まれるデータとについて説明する図、(B)は通常の読込み要求と当該読込み要求によって読み込まれるデータとについて説明する図である。 本実施形態の情報処理システムの機能を説明する図である。 本実施形態の情報処理システムにおけるポリシー情報テーブルの作成手順を説明する図である。 本実施形態の情報処理システムにおける仮想マシンの動作を説明するフローチャートである。 本実施形態の情報処理システムにおける仮想マシンとストレージ装置との間でやり取りされる書込み/読込み指示およびデータを説明する図である。 本実施形態の情報処理システムにおけるストレージ装置の動作を説明するフローチャートである。 図11のコピー処理を説明するフローチャートである。 図11の解放処理を説明するフローチャートである。 図11の読込み処理を説明するフローチャートである。 (A),(B)は、本実施形態におけるポリシー情報テーブルを用いたコマンド内容の妥当性判断について具体的に説明する図である。 仮想マシンからストレージ装置へのコピー指示のブロック(制限)について説明する図である。
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。
〔1〕本実施形態の構成
〔1−1〕情報処理システムおよびストレージ装置のハードウエア構成
図1は、本実施形態の情報処理システム100およびストレージ装置1のハードウエア構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の情報処理システム100は、ストレージ装置(記憶装置)1と、ストレージ装置1にアクセスするホストコンピュータ(以下、単に「ホスト」という;処理装置)2とを有している。ストレージ装置1は、例えばディスクアレイ装置(RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)装置)であって、ホスト2からの各種要求を受け、当該要求に応じた各種処理を行なう。ストレージ装置1は、複数のチャネルアダプタ(CA)10,複数のコントローラモジュール(CM)30,複数のデバイスアダプタ(DA)50および複数のHDD(Hard Disk Drive;記憶部)70を有している。
各CA10は、ホスト2とのインタフェース制御を行ない、ホスト2との間でデータ通信を行なう。
各DA50は、HDD70とのインタフェース制御を行ない、HDD70との間でデータ通信を行なう。
各CM30は、CA10とDA50との間に介装され、ストレージ装置1における資源の管理を行なうもので、各CM30は、CPU(Central Processing Unit;処理部)31およびメモリ33を有している。CPU31は、オペレーティングシステム(OS)等に従って処理を実行し各種制御を行なうもので、メモリ33に保存されるプログラムを実行することで、図2を参照しながら後述する機能を果たす。メモリ33は、上記プログラムのほか、図2を参照しながら後述するテーブル33A,33B等を保存する。また、メモリ33は、ホスト2からHDD70へ書き込まれるデータや、HDD70からホスト2へ読み出されるデータを一時的に保持するキャッシュメモリとして機能する。
各HDD70は、ホスト2によってアクセスされ利用されるユーザデータや、各種制御情報などを格納・記憶する。
なお、本実施形態のストレージ装置1では、記憶部としてHDD70が用いられているが、SSD(Solid State Device)等の記憶装置が用いられてもよい。
また、図1において、CA10,CM30,DA50,HDD70およびホスト2は、それぞれ複数図示されているが、これらの数はそれぞれ任意である。
〔1−2〕ホストおよびストレージ装置の機能構成
次に、図2〜図8を参照しながら、本実施形態のホスト2およびストレージ装置1の機能構成等について説明する。
ここで、図2は、本実施形態のホスト2およびストレージ装置1の機能構成を示すブロック図である。図3は、本実施形態のポリシー情報テーブル33Aの例を示す図である。図4は、本実施形態のセッション情報テーブル33Bの例を示す図である。図5は、ホスト2の動作を説明する図である。図6(A)は、通常の書込み要求と当該書込み要求によって書き込まれるデータとについて説明する図、図6(B)は、通常の読込み要求と当該読込み要求によって読み込まれるデータとについて説明する図である。図7は、本実施形態の情報処理システム100の機能を説明する図である。図8は、本実施形態の情報処理システム100におけるポリシー情報テーブル33Aの作成手順を説明する図である。なお、図2において、CA10,CM30,DA50,HDD70およびホスト2は、それぞれ1台ずつ図示されているが、これらの数はそれぞれ任意である。
〔1−2−1〕ホストの機能
図2に示すように、ホスト2においては、ハイパーバイザ2Cによって2つの仮想マシン2A,2Bが構築されている。なお、仮想マシン2A,2Bは、それぞれ、仮想マシン2A,2Bを特定する仮想マシン名である「仮想環境A」,「仮想環境B」と表記される場合がある。また、ここでは、仮想マシンの数が2である場合について説明するが、仮想マシンの数はこれに限定されるものではない。
ストレージ装置1のコピー機能を利用したバックアップソフトウェアは、通常、SAN(Storage Area Network)を利用してベンダ固有のSCSIコマンドを発行してストレージ装置1にコピー指示を行なう。しかし、図5や図16に示すように、仮想環境(Hyper-V, Solaris zone等)においては、セキュリティの観点から、ベンダ固有のSCSIコマンドによるコピー指示は、ハイパーバイザ2Cによってブロックされている。そのため、仮想環境A,Bにおけるバックアップソフトウェアは、ストレージ装置1に対するコピー指示を行なうことができない。
ただし、図5に示すように、仮想ホスト2A,2Bは、ハイパーバイザ2Cを介し、ストレージ装置1の論理ボリュームに対して標準SCSIコマンドや入出力要求(読込み要求/書込み要求;Read/Write I/O)を発行することは可能である。仮想ホスト2A,2Bが通常の読込み要求/書込み要求を発行して読込み/書込みを行なう場合にやり取りされるデータを図6(A)および図6(B)に示す。データの書込みを行なう場合、仮想マシン2A,2Bは、論理ボリューム(通常ディスク)での書込み位置と、書込みデータのデータ長とを含む書込み要求(Write I/O)をストレージ装置1に発行する(図6(A)のA1参照)。この後、仮想マシン2A,2Bは、書込みデータをストレージ装置1に送信して論理ボリュームの指定書込み位置に書き込む(図6(A)のA2参照)。一方、データの読込みを行なう場合、仮想マシン2A,2Bは、論理ボリューム(通常ディスク)での読込み位置と、読込みデータのデータ長とを含む読込み要求(Read I/O)をストレージ装置1に発行する(図6(B)のB1参照)。この後、仮想マシン2A,2Bは、ストレージ装置1における論理ボリューム(通常ディスク)の指定読込み位置から指定データ長分のデータを読み込み受信する(図6(B)のB2参照)。
そこで、本実施形態における各仮想マシン2A,2Bは、通常の書込み要求/読込み要求を用いて、ストレージ装置1に対するコピー要求や読込み要求や解放要求を行なう。
各仮想マシン2A,2Bは、コピー要求を行なう場合、図9や図10を参照しながら後述するごとく、仮想制御用ディスク70A(後述)のオフセット0を書込み位置として指定する第1書込み要求を発行する(図10(A)参照)。この後、各仮想マシン2A,2Bは、コピー要求の内容を第1書込みデータとしてストレージ装置1に送信し、指定書込み位置(仮想制御用ディスク70Aのオフセット0)に書き込む。コピー要求の内容には、後述するマジックコード,オペコード(コピー指示),コピー対象デバイス名,返却域オフセットなどが含まれる(図10(B)参照)。このような第1書込み要求および第1書込みデータが、図7に示すように、ストレージ装置1の受付部31A(後述)によって受け付けられ、仮想制御用ディスク70Aのオフセット0に書き込まれると、ストレージ装置1のコピー制御部31B(後述)によってHDD70でのコピー処理が開始される。
また、各仮想マシン2A,2Bは、仮想制御用ディスク70Aに係るデータを読み込む場合、図9や図10を参照しながら後述するごとく、仮想制御用ディスク70Aの所定位置を読込み位置として指定する読込み要求を発行する(図10(C),(E)参照)。この後、各仮想マシン2A,2Bは、指定読込み位置から指定データ長分のデータを読み込んで受信する。このとき、受信する読込みデータの内容には、後述するセッションID,結果,返却域オフセット,返却域長などが含まれるほか(図10(D)参照)、後述する返却データが含まれる(図10(F)参照)。
さらに、各仮想マシン2A,2Bは、コピー要求に応じたコピー処理後にストレージ装置1でコピー指示のために使用した領域を解放する場合、図9や図10を参照しながら後述するごとく、仮想制御用ディスク70Aのオフセット0を書込み位置として指定する第2書込み要求を発行する(図10(G)参照)。この後、各仮想マシン2A,2Bは、解放に係る情報を第2書込みデータとしてストレージ装置1に送信し、指定書込み位置(仮想制御用ディスク70Aのオフセット0)に書き込む。解放に係る情報には、後述するマジックコード,オペコード(解放指示),セッションIDなどが含まれる(図10(H)参照)。
〔1−2−2〕ストレージ装置の機能
ついで、図2〜図4および図8を参照しながら、ストレージ装置1の機能構成について説明する。
本実施形態による処理を開始するに先立ち、ストレージ装置1のメモリ33には、図3に示すようなポリシー情報テーブル33Aが、例えば図8に示す手順C1〜C3に従って予め作成・登録されている。ここで、ポリシー情報テーブル33Aには、下記項目(1)〜(3)の情報が対応付けられポリシー情報として登録される。
(1)ホスト2において第1書込み要求(コピー要求)を発行する仮想マシン2A,2Bを特定する仮想マシン名(仮想環境A,B)
(2)各仮想マシン2A,2Bにおいてコピー要求の対象となるデバイスを特定するコピー対象デバイス名(/dev/vda, /dev/vdb)
(3)当該コピー要求の対象のコピー元LUN(Logical Unit Number;コピー元情報)およびコピー先LUN(コピー先情報)
このとき、まず、手順C1において、仮想マシン2A(仮想環境A)が、仮想マシン2Aのデバイス一覧をストレージ装置1に送信する。仮想マシン2Aのデバイス一覧は、バックアップを有効化すべきデバイスのデバイス名の一覧である。仮想マシン2Aの使用者は、仮想マシン2Aのデバイス一覧を送信するとともに、ストレージ管理者に対して、仮想環境Aのバックアップの有効化を依頼する。そして、手順C2において、ストレージ装置1では、仮想マシン2Aから受信したデバイス一覧に基づきポリシー情報テーブル33Aにレコードが追加される。図8に示す例では、二つのレコードが追加される。一つ目のレコードでは、仮想環境Aとデバイス名/dev/vdaとが対応付けられて登録され、二つ目のレコードでは、仮想環境Aとデバイス名/dev/vdbとが対応付けられて登録されている。この時点で、各レコードにおいて、コピー元LUNおよびコピー先LUNは未だ登録されていない。この後、手順C3において、ストレージ管理者によりコピー元LUNおよびコピー先LUNが設定される。これにより、ポリシー情報テーブル33Aが、メモリ33に予め作成・登録される。このように、ストレージ管理者がポリシー情報を設定することで、仮想マシン2Aがバックアップ可能となる。仮想マシン2Aの使用者は、インフラの情報を意識しない。バックアップ処理(コピー処理)は、ポリシー情報テーブル33Aに登録された情報に基づいて実行され、バックアップ処理に必要な情報(例えばコピー元LUNおよびコピー先LUN)がポリシー情報テーブル33Aに設定されていない場合には、エラー通知(エラー処理)が実行される。ここでは、仮想マシン2Aのポリシー情報を設定する場合について説明しているが、仮想マシン2Bのポリシー情報も同様にしてポリシー情報テーブル33Aに登録される。図8では、二つのレコードが登録されたポリシー情報テーブル33Aの例が示されているが、図3や図15では、一つのレコードのみが登録されたポリシー情報テーブル33Aの例が示されている。
なお、LUNは、ストレージ装置1内で一意に特定することのできる論理ボリュームの番号である。ストレージ装置1は、複数の物理ディスク(HDD70)によってRAID形式で構成され、当該複数の物理ディスクから論理ボリュームを切り出すもので、ホスト2側からは、論理ボリュームが一つの物理ディスクとして見える。
さて、本実施形態のストレージ装置1においては、CPU31が、メモリ33に保存されるプログラムを実行することで、受付部31A,コピー制御部31B,読込制御部31Cおよび解放制御部31Dとして機能する。
受付部31Aは、仮想デバイスとして仮想制御用ディスク70Aを構築し、ホスト2の仮想マシン2A,2Bからの仮想制御用ディスク70Aに対する書込み要求(入出力要求)を、HDD70に対するコピー要求として受け付ける。ここで、仮想制御用ディスク70Aは、Read/Write I/Oによりコピー要求を発行するための仮想的なディスクであり、仮想環境A,BからはHDD70上における通常のディスクとして見える。第1書込み要求に従って、仮想制御用ディスク70Aの指定書込み位置(ここではオフセット0)に第1書込みデータが書き込まれると、受付部31Aは、書き込まれた第1書込みデータを参照する。そして、受付部31Aは、第1書込みデータにマジックコード(MagicCode)が設定され且つオペコード(OpeCode)がコピー指示である場合に、第1書込み要求をコピー要求として受け付ける。ここで、マジックコードは、第1書込みデータを通常のWrite I/Oと区別すべく、第1書込みデータが仮想制御用デバイス70Aに対するものであることを示す識別子である。なお、受付部31Aは、マジックコードが設定されていない場合にはエラー通知等のエラー処理を行なう。
コピー制御部31Bは、受付部31Aがオペコードとしてコピー指示を含む書込み要求を受け付けると、メモリ33における図4に示すようなセッション情報テーブル33Bにレコードを一つ追加し、今回のコピー指示についてのセッションを特定するセッションID(IDentification)を割り当て、追加したレコードに設定する。なお、セッション情報テーブル33Bは、後述するように、コピー要求に応じた処理の結果と、コピー要求に対する返却データとをセッションIDに対応付けて保持する。仮想制御用ディスク70Aの仮想アドレスで情報を受け渡すために、セッション情報テーブル33Bは、返却データがどの領域を利用しているかも、セッションIDに対応付けて保持する。
また、コピー制御部31Bは、コピー要求の内容に含まれる返却域オフセットが既に使用されているか否かを判断し、使用されている場合にはエラー通知等のエラー処理を行なう。一方、コピー制御部31Bは、返却域オフセットが使用されていない場合には、追加したレコードの仮想アドレス欄に、返却域オフセットを設定する。ここで、返却域は、オペコードで指定した操作結果の詳細を返すための、仮想制御用ディスク70Aの仮想的な返却域である。返却域としては実際にディスクの領域があるわけでなく、ホスト2に対し、返却域に返却情報があるかのように見せて、通常のRead I/Oによって返却情報を仮想環境A,Bに返すことを可能にしている。
さらに、コピー制御部31Bは、受付部31Aによって受け付けたコピー要求の内容とポリシー情報テーブル33Aの内容とに基づき、前記コピー要求の内容の妥当性を判断する。そして、コピー制御部31Bは、コピー要求の内容が妥当であると判断した場合にコピー要求(第1書込み要求)に応じたコピー指示を行なう。このとき、コピー制御部31Bは、ポリシー情報テーブル33Aを参照し、コピー要求を発行した仮想マシン2Aまたは2Bの仮想マシン名とコピー要求の内容に含まれるコピー対象デバイス名とコピー元LUNおよびコピー先LUNとが保存されている場合にコピー要求の内容が妥当であると判断する。
コピー制御部31Bは、受付部31Aがコピー要求の内容が妥当であると判断した場合に、ポリシー情報テーブル33Aにおいてコピー対象デバイス名に対応付けられているコピー元LUNおよびコピー先LUNを読み出す。そして、コピー制御部31Bは、読み出したコピー元LUNから読み出したコピー先LUNのコピー指示を行ない、コピー元LUNからコピー先LUNへのコピー処理(バックアップ処理)を実行する。この後、コピー制御部31Bは、図4に示すように、セッション情報テーブル33Bの追加レコードにおける結果領域および返却データ領域に、コピー処理の実施結果を設定する。
このとき、セッション情報テーブル33Bの結果領域には、図4に示すように、コピー処理が正常終了した場合に例えば“1”が設定される一方、エラー終了した場合に例えば“0”が設定される。また、セッション情報テーブル33Bの返却データ領域には、図4に示すように、正常終了時には何も設定されないが、エラー終了時にエラー内容が設定される。
一方、コピー制御部31Bは、コピー要求の内容が妥当でないと判断した場合にはエラー通知等のエラー処理を行なう。なお、コピー制御部31Bは、ポリシー情報テーブル33Aにおいて、コピー対象デバイス名が登録されていない場合や、コピー対象デバイス名は登録されているがコピー元LUNおよび/またはコピー先LUNが登録されていない場合などに、コピー要求の内容が妥当でないと判断する。
受付部31Aが、オペコードとして読込み指示を含む仮想制御用ディスク70Aに対する読込み要求を受け付けた場合、読込制御部31Cは、以下の処理を行なう。このとき、読込み要求は、コピー要求に応じた処理結果に係る情報の保存領域情報(指定読込み位置および指定データ長;図10(C),(E)参照)を含んでいる。読込制御部31Cは、セッション情報テーブル33Bを参照し、前記保存領域情報がセッション情報テーブル33Bの仮想アドレスとして登録されている場合、前記処理結果に係る情報(図10(D),(F)参照)をHDD70から読み出し仮想マシン2Aまたは2Bへ送信するように制御を行なう。
また、第2書込み要求に従って、仮想制御用ディスク70Aの指定書込み位置(ここではオフセット0)に第2書込みデータが書き込まれると、受付部31Aは、書き込まれた第2書込みデータを参照する。そして、受付部31Aは、第2書込みデータにマジックコードとセッションIDと解放指示を示すオペコード(解放指示情報)とが設定されている場合に、第2書込み要求を解放要求として受け付ける。ここで、マジックコードは、第2書込みデータを通常のWrite I/Oと区別すべく、第2書込みデータが仮想制御用デバイス70Aに対するものであることを示す識別子である。なお、受付部31Aは、マジックコードが設定されていない場合にはエラー通知等のエラー処理を行なう。
受付部31Aが第2書込み要求を解放要求として受け付けると、解放制御部31Dは、セッションIDによって特定されるセッション情報テーブル33Bのレコード(セッションID,結果,返却データ,仮想アドレスを保存する領域)を解放するように制御を行なう。
〔2〕本実施形態の情報処理システムの動作
次に、上述のごとく構成された本実施形態の情報処理システム100(ホスト2およびストレージ装置1)の動作について、図9〜図15を参照しながら説明する。
〔2−1〕ホスト(仮想マシン)の動作
まず、本実施形態のホスト2(仮想マシン2A,2B)の動作について、図9および図10を参照しながら説明する。ここで、図9は、本実施形態の情報処理システム100における仮想マシン2A,2B(仮想環境A,B)の動作を説明するフローチャート(ステップS1〜S8)である。図10は、本実施形態の情報処理システム100における仮想マシン2A,2Bとストレージ装置1との間でやり取りされる書込み/読込み指示およびデータを説明する図である。
ここでは、仮想マシン2A(仮想環境A)が、通常の書込み要求/読込み要求を用いて、ストレージ装置1に対するコピー要求や読込み要求や解放要求を行なう手順について説明する。なお、仮想マシン2B(仮想環境B)も、同様の手順でストレージ装置1に対するコピー要求や読込み要求や解放要求を行なうことができる。
仮想マシン2Aは、コピー要求を行なう場合、まず、仮想制御用ディスク70Aのオフセット0への第1書込み要求(Write I/O)を発行する(図9のステップS1)。第1書込み要求では、図10(A)に示すように、書込み位置として、仮想制御用ディスク70Aのオフセット0が指定されるとともに、書込みデータ長として、図10(B)に示す第1書込みデータのデータ長が指定される。
仮想マシン2Aは、第1書込み要求とともに、コピー要求の内容を、当該第1書込み要求によって書き込まれるべき第1書込みデータとしてストレージ装置1に送信する(図9のステップS2)。第1書込みデータには、図10(B)に示すように、マジックコードと、コピー指示を示すオペコードと、仮想マシン2Aのコピー対象デバイス名(例えば/dev/vda)と、仮想制御用ディスク70Aの返却域オフセット(例えば0x0f)とが含まれる。返却域オフセットは、第1書込み要求に応じて、ストレージ装置1から仮想マシン2Aに返却されるべきデータ(図10(D)参照)を保存する、仮想制御用ディスク70Aの領域を示すもので、仮想マシン2Aによって指定される。
このように、仮想マシン2Aが、第1書込み要求とともに第1書込みデータを送信することにより、ストレージ装置1の論理ボリューム(仮想制御用ディスク70A)のオフセット0に、図10(B)に示すような第1書込みデータが書き込まれる。そして、ストレージ装置1側では、第1書込みデータに基づきコピー処理(図11のステップS14;図12参照)が実行され、セッション情報テーブル33Bに、セッションID,処理の結果,返却データ,仮想アドレス(返却域オフセット)が登録される。
また、ストレージ装置1側では、第1書込みデータで指定される返却域オフセット0x0fに、ストレージ装置1から仮想マシン2Aに返却されるべきデータ(図10(D)参照)が作成保存される。当該データには、図10(D)に示すように、マジックコードと、今回のコピー要求のセッションに割り当てられたセッションIDと、処理の結果(1または0)と、返却域オフセット(例えば0x1f)と、返却域長(例えば0x10)とが含まれる。
ここで、返却域オフセット0x1fは、セッション情報テーブル33Bの仮想アドレス領域に設定されるもので、図10(E)に示す読込み要求に応じてストレージ装置1から仮想マシン2Aに返却されるべき返却データ(図10(F)参照)を保存する、仮想制御用ディスク70Aの領域を示す。また、返却域長0x10は、返却データ(図10(F)参照)のデータ長を示す。
仮想マシン2Aは、第1書込要求および第1書込みデータを発行・送信した後、仮想制御用ディスク70Aの所定位置から固定長分のデータの読込み要求(Read I/O)を発行する(図9のステップS3)。ここで発行される読込み要求では、図10(C)に示すように、所定位置(読込み位置)として、第1書込みデータの返却域オフセット0x0fが指定されるとともに、固定長(読込みデータ長)として、図10(D)に示すデータのデータ長が指定される。
仮想マシン2Aから図10(C)に示す読込み要求を受けたストレージ装置1側では、仮想制御用ディスク70Aの返却域オフセット0x0fから固定長分のデータ、つまり図10(D)に示すデータが読み出されて仮想マシン2Aに送信される。これに応じて、仮想マシン2Aは、セッションID,結果,返却域オフセット,返却域長を含む図10(D)に示すデータを受信する(図9のステップS4)。
そして、受信したデータにおける処理の結果が“0”である場合(コピー処理がエラー終了した場合)、エラー内容を含む返却データをストレージ装置1から読み込むべく、仮想マシン2Aは、読込み要求(Read I/O)を発行する(図9のステップS5)。ここで発行される読込み要求では、図10(E)に示すように、読込み位置として、ステップS4で受信したデータの返却域オフセット0x1fが指定されるとともに、読込みデータ長として、ステップS4で受信したデータの返却域長0x10つまり図10(E)に示す返却データのデータ長が指定される。
仮想マシン2Aから図10(E)に示す読込み要求を受けたストレージ装置1側では、仮想制御用ディスク70Aの返却域オフセット0x1fから返却域長0x10分のデータ、つまり図10(F)に示す返却データが読み出されて仮想マシン2Aに送信される。これに応じて、仮想マシン2Aは、図10(E)に示す返却データを受信する(図9のステップS6)。
仮想マシン2Aは、ストレージ装置1から図10(D)や図10(F)に示すデータを受信すると、第1書込みデータによって指示したコピー処理を完了したものと判断する。そして、仮想マシン2Aは、ストレージ装置1でコピー指示のために使用した領域を解放すべく、仮想制御用ディスク70Aのオフセット0への第2書込み要求(Write I/O)を発行する(図9のステップS7)。第2書込み要求では、図10(G)に示すように、書込み位置として、仮想制御用ディスク70Aのオフセット0が指定されるとともに、書込みデータ長として、図10(H)に示す第2書込みデータのデータ長が指定される。
仮想マシン2Aは、第2書込み要求とともに、当該第2書込み要求によって書き込まれるべき第2書込みデータをストレージ装置1に送信する(図9のステップS8)。第2書込みデータには、図10(H)に示すように、マジックコードと、解放指示を示すオペコードと、解放対象のコピー処理セッションを特定するセッションIDとが含まれる。ここで、セッションIDは、ステップS4で受信した図10(D)に示すデータに含まれている。
このように、仮想マシン2Aが、第2書込み要求とともに第2書込みデータを送信することにより、ストレージ装置1の論理ボリューム(仮想制御用ディスク70A)のオフセット0に、図10(H)に示すような第2書込みデータが書き込まれる。そして、ストレージ装置1側では、第2書込みデータに基づき解放処理(図11のステップS15;図13参照)が実行され、セッション情報テーブル33Bにおいて、第2書込みデータによって指定されるセッションIDに対応するレコード(セッションID,処理の結果,返却データ,仮想アドレス)が解放される。
〔2−2〕ストレージ装置の動作
次に、本実施形態のストレージ装置1の動作について、図11〜図15を参照しながら説明する。
まず、図11に示すフローチャート(ステップS11〜S18)に従って、本実施形態の情報処理システム100におけるストレージ装置(記憶装置)1の動作について説明する。
ストレージ装置1においては、まず、仮想制御用ディスク70Aに対する書込み要求を受信したか否かが判断される(ステップS11)。このとき、書込み要求に従って、仮想制御用ディスク70Aの指定書込み位置(オフセット0)に書込みデータが書き込まれた場合、仮想制御用ディスク70Aに対する書込み要求を受信したものと判断される。書込みデータが仮想制御用ディスク70Aのオフセット0に書き込まれると(ステップS11のYESルート)、受付部31Aは、当該書込みデータを参照し、書込みデータにマジックコードが設定されているか否かを判断する(ステップS12)。マジックコードが設定されていない場合(ステップS12のNOルート)、受付部31は、書込みデータは仮想制御用ディスク70Aに対するものではないと判断し、仮想マシン2Aに対するエラー通知等のエラー処理を行なう(ステップS16)。この後、CPU31は、ステップS11の処理に戻る。
また、書込みデータにマジックコードが設定されている場合(ステップS12のYESルート)、受付部31Aは、仮想制御用ディスク70Aのオフセット0に書き込まれた書込みデータを参照し、オペコードとしてコピー指示と解放指示のいずれが設定されいるかを判断する(ステップS13)。オペコードとしてコピー指示が設定されている場合(ステップS13のコピー指示ルート)、受付部31は、書込み要求(第1書込み要求)をコピー要求として受け付け、コピー制御部31Bは、コピー処理を実行する(ステップS14)。ステップS14で実行されるコピー処理については、図12および図15を参照しながら後述する。この後、CPU31は、ステップS11の処理に戻る。
一方、オペコードとして解放指示が設定されている場合(ステップS13の解放指示ルート)、受付部31は、書込み要求(第2書込み要求)を解放要求として受け付け、解放制御部31Dは、解放処理を実行する(ステップS15)。ステップS15で実行される解放処理については、図13を参照しながら後述する。この後、CPU31は、ステップS11の処理に戻る。
仮想制御用ディスク70Aに対する書込み要求を受信していない場合(ステップS11のNOルート)、仮想制御用ディスク70Aに対する読込み要求を受信したか否かが判断される(ステップS17)。読込み要求を受信していない場合(ステップS17のNOルート)、CPU31は、ステップS11の処理に戻る。また、受付部31Aが、仮想制御用ディスク70Aに対する読込み要求を受信し受け付けると、読込制御部31Cは、読込み処理を実行する(ステップS18)。ステップS18で実行される読込み処理については、図14を参照しながら後述する。この後、CPU31は、ステップS11の処理に戻る。
ついで、図12に示すフローチャート(ステップS21〜S29)に従って、図15を参照しながら、図11のステップS14で実行される本実施形態のコピー処理について説明する。なお、図15(A),(B)は、本実施形態におけるポリシー情報テーブル33Aを用いたコマンド内容の妥当性判断について具体的に説明する図である。
受付部31Aがオペコードとしてコピー指示を含む書込み要求(第1書込み要求)を受け付けると、コピー制御部31Bは、メモリ33におけるセッション情報テーブル33Bにレコードを一つ追加する(ステップS21)。そして、コピー制御部31Bは、今回のコピー指示についてのセッションを特定するセッションIDを割り当て、追加したレコードに設定する(ステップS22)。
また、コピー制御部31Bは、コピー要求の内容に含まれる返却域オフセットが既に使用されているか否かを判断する(ステップS23)。返却域オフセットが既に使用されている場合(ステップS23のYESルート)、コピー制御部31Bは、仮想マシン2Aに対するエラー通知等のエラー処理を行なう(ステップS29)。この後、CPU31は、図11のステップS11の処理に戻る。一方、返却域オフセットが使用されていない場合(ステップS23のNOルート)、コピー制御部31Bは、追加したレコードの仮想アドレス欄に、返却域オフセット(例えば0x0f)を設定する(ステップS24)。
さらに、コピー制御部31Bは、受付部31Aによって受け付けたコピー要求の内容とポリシー情報テーブル33Aの内容とに基づき、前記コピー要求の内容の妥当性を判断する(ステップS25,S26)。このとき、コピー制御部31Bは、受付部31Aによって受け付けたコピー要求の内容を参照し、コピー対象デバイス名(例えば/dev/vda)を読み出す(ステップS25)。そして、コピー制御部31Bは、読み出したコピー対象デバイス名に係る設定情報がポリシー情報テーブル33Aに登録されているか否かを判断することで、前記コピー要求の内容の妥当性を判断する(ステップS26)。
コピー制御部31Bは、コピー要求の内容が妥当であると判断した場合(ステップS26のYESルート)、コピー要求に応じたコピー指示を行なうを行なう。つまり、コピー制御部31Bは、ポリシー情報テーブル33Aを参照し、ポリシー情報テーブル33Aにおいてコピー対象デバイス名に対応付けられているコピー元LUNおよびコピー先LUNを読み出す。コピー制御部31Bは、読み出したコピー元LUNから読み出したコピー先LUNのコピー指示を行ない、コピー元LUNからコピー先LUNへのコピー処理(バックアップ処理)を実行する(ステップS27)。そして、コピー制御部31Bは、図4に示すように、セッション情報テーブル33Bの追加レコードにおける結果領域および返却データ領域に、コピー処理の実施結果を設定する(ステップS28)。この後、CPU31は、図11のステップS11の処理に戻る。
一方、コピー制御部31Bは、ポリシー情報テーブル33Aにおいて、コピー対象デバイス名が登録されていない場合や、コピー対象デバイス名は登録されているがコピー元LUNおよび/またはコピー先LUNが登録されていない場合などに、コピー要求の内容が妥当でないと判断する。コピー要求の内容が妥当でないと判断した場合(ステップS26のNOルート)、コピー制御部31Bは、仮想マシン2Aに対するエラー通知等のエラー処理を行なう(ステップS29)。この後、CPU31は、図11のステップS11の処理に戻る。
ここで、図15(A),(B)を参照しながら、本実施形態におけるポリシー情報テーブル33Aを用いたコマンド内容の妥当性判断について具体的に説明する。
まず、仮想マシン2Aが、コピー対象デバイス名/dev/vdaのデバイスについてバックアップを指示する場合、コピー対象デバイス名/dev/vdaを含む書込みデータを、ストレージ装置1の仮想制御用デバイス70Aに書き込む(図15(A)のD1参照)。このとき、ポリシー情報テーブル33Aにおいて、仮想マシン2Aのコピー対象デバイス名/dev/vdaが、コピー元LUN0x01およびコピー先LUN0x02に対応付けられて登録されている。このため、コピー制御部31Bは、コピー元LUN0x01およびコピー先LUN0x02へのコピー処理(バックアップ処理)を実施する(図15(A)のD2参照)。
一方、仮想マシン2Aが、コピー対象デバイス名/dev/vdbのデバイスについてバックアップを指示する場合、コピー対象デバイス名/dev/vdbを含む書込みデータを、ストレージ装置1の仮想制御用デバイス70Aに書き込む(図15(B)のE1参照)。このとき、ポリシー情報テーブル33Aにおいて、仮想マシン2Aのコピー対象デバイス名/dev/vdbのコピー元LUNおよびコピー先LUNが登録されていない。このため、コピー制御部31Bは、仮想マシン2Aに対するエラー通知等のエラー処理を実施する(図15(B)のE2参照)。
ついで、図13に示すフローチャート(ステップS31,S32)に従って、図11のステップS15で実行される本実施形態の解放処理について説明する。
受付部31Aが第2書込み要求を解放要求として受け付けると、解放制御部31Dは、第2書込みデータのセッションIDを参照する(ステップS31)。そして、解放制御部31Dは、セッション情報テーブル33Bにおいて、参照したセッションIDによって特定されるレコード(セッションID,結果,返却データ,仮想アドレスを保存する領域)を解放するように制御を行なう(ステップS32)。
ついで、図14に示すフローチャート(ステップS41,S42)に従って、図11のステップS18で実行される本実施形態の読込み処理について説明する。
受付部31Aがオペコードとして読込み指示を含む仮想制御用ディスク70Aに対する読込み要求を受け付けると、読込制御部31Cは、読込み要求における読込み位置および読込みデータ長を参照する(ステップS41)。そして、読込制御部31Cは、読込み要求によって指定された読込み位置から、読込み要求によって指定された読込みデータ長分のデータを読み出して、仮想マシン2Aへ送信するように制御を行なう(ステップS42)。これにより、例えば図10(D),(F)に示す処理結果に係る情報(返却データ等)が、仮想マシン2Aに返却される。
〔3〕まとめ
本実施形態の情報処理システム100によれば、ストレージ装置1において、ディスクアレイ(HDD70)で実サイズのない仮想的な制御用ディスク70Aが実装される。仮想環境(仮想マシン2A,2B)では、仮想制御用ディスク70Aが接続され、仮想制御用ディスク70Aに対し通常のWrite I/O(第1書込み要求,入出力要求)によってコピー指示が書き込まれる。仮想環境であっても、Write I/Oはハイパーバイザ2Cによってブロックされない。ストレージ装置1では、仮想制御用ディスク70Aへの書込みが発生したタイミングで、書込みデータに含まれるオペコードがコピー指示であるか否かが判断され、コピー指示である場合、実際にコピー処理(バックアップ処理)が実施される。
このように、本実施形態では、仮想マシン2A,2Bの利用者からのコピー指示が、仮想制御用ディスク70Aで受け付けられる。これにより、ハイパーバイザ2C等による固有コマンドのアクセス制限の影響を受けることなく、且つ、実デバイス名や実アドレスを明示することなく、仮想マシン2A,2Bからストレージ装置1へバックアップ指示(コピー指示)を伝えることができる。したがって、セキュリティを確保しながら通常の環境と同様に仮想環境2A,2Bからストレージ装置1へのコピー指示を行なうことができる。また、パブリッククラウドのように仮想環境を貸し出すような環境においても、インフラの情報を一切見せることなく、且つ、セキュリティを確保した状態で、バックアップを行なうことができる。
このとき、本実施形態では、仮想環境の利用者は事前にバックアップの有効化をストレージ管理者に依頼し、依頼を受けたストレージ管理者がポリシー情報をポリシー情報テーブル33Aに予め設定する。そして、コピー処理を実行するに先立ち、ポリシー情報に基づきコピー要求の内容の妥当性があると判断された場合に、コピー処理(バックアップ処理)が実行される。これにより、仮想環境において、セキュリティを確保したバックアップ運用が実現される。また、複数の仮想マシン2A,2Bからのアクセスが、相互に影響を及ぼさないようにすることができる。
また、本実施形態では、仮想制御用ディスク70Aに対し通常のWrite I/O(第2書込み要求,入出力要求)によって解放指示が書き込まれる。これにより、コピー処理後に、当該コピー処理に際して使用した、セッション情報テーブル33BのレコードをセッションIDによって特定して解放することができる。
さらに、本実施形態では、仮想制御用ディスク70Aに対し、通常のRead I/O(読込み要求,入出力要求)を用いて読込み要求が発行される。これにより、コピー処理(バックアップ処理)に伴って発生した返却データ等(図10(D),(F)参照)をストレージ装置1から仮想マシン2A,2Bへ送り返すことができる。
〔4〕その他
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形、変更して実施することができる。
上述した受付部31A,コピー制御部31B,読込制御部31Cおよび解放制御部31Dとしての機能の全部もしくは一部は、コンピュータ(CPU,情報処理装置,各種端末を含む)が所定のアプリケーションプログラムを実行することによって実現される。
また、上記アプリケーションプログラムは、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RWなど),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD−RW,DVD+R,DVD+RWなど),ブルーレイディスク等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。
ここで、コンピュータとは、ハードウエアとOSとを含む概念であり、OSの制御の下で動作するハードウエアを意味している。また、OSが不要でアプリケーションプログラム単独でハードウェアを動作させるような場合には、そのハードウェア自体がコンピュータに相当する。ハードウエアは、少なくとも、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取る手段とをそなえている。上記アプリケーションプログラムは、上述のようなコンピュータに、受付部31A,コピー制御部31B,読込制御部31Cおよび解放制御部31Dとしての機能を実現させるプログラムコードを含んでいる。また、その機能の一部は、アプリケーションプログラムではなくOSによって実現されてもよい。
〔5〕付記
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
処理装置と、
前記処理装置によってアクセスされる記憶装置と、を備え、
前記記憶装置は、
記憶部と、
仮想デバイスを構築し、前記処理装置からの前記仮想デバイスに対する入出力要求を、前記記憶部に対するコピー要求として受け付ける受付部と、
前記受付部によって受け付けられた前記コピー要求に応じて、前記記憶部に対するコピー指示を行なうコピー制御部と、を有する、情報処理システム。
(付記2)
前記仮想デバイスに対する入出力要求は、前記処理装置において構築された仮想マシンから発行されたものである、付記1記載の情報処理システム。
(付記3)
前記仮想デバイスに対する入出力要求は、前記仮想デバイスに対する第1書込み要求であり、前記仮想デバイスへの第1書込みデータとして、前記記憶部に対する前記コピー要求の内容を含み、
前記コピー制御部は、前記仮想デバイスに書き込まれた前記コピー要求の内容に従って、前記記憶部に対するコピー指示を行なう、付記1または付記2に記載の情報処理システム。
(付記4)
前記受付部は、前記第1書込みデータに、当該第1書込みデータが前記仮想デバイスに対するものであることを示す識別子が設定される場合に、前記第1書込み要求および前記第1書込みデータを受け付ける、付記3に記載の情報処理システム。
(付記5)
前記コピー制御部は、前記コピー要求の内容と予め設定されたポリシー情報とに基づき前記コピー要求の内容の妥当性を判断し、前記コピー要求の内容が妥当であると判断した場合に前記第1書込み要求に応じた前記コピー指示を行なう、付記3または付記4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
(付記6)
前記ポリシー情報は、前記処理装置において前記コピー要求の対象となるデバイスを特定するコピー対象デバイス名と、前記コピー要求の対象のコピー元情報およびコピー先情報とを対応付けて保存するテーブルであり、
前記コピー制御部は、前記テーブルを参照して、前記コピー要求の内容に含まれるコピー対象デバイス名が前記コピー元情報および前記コピー先情報に対応付けられて前記テーブルに保存される場合に前記コピー要求の内容が妥当であると判断する、付記5記載の情報処理システム。
(付記7)
前記コピー制御部は、前記受付部が前記コピー要求の内容が妥当であると判断した場合に、前記テーブルにおいて前記コピー対象デバイス名に対応付けられる前記コピー元情報および前記コピー先情報を読み出し、読み出された前記コピー元情報および前記コピー先情報に基づいて、前記記憶部に対するコピー指示を行なう、付記6記載の情報処理システム。
(付記8)
前記仮想デバイスに対する入出力要求は、前記仮想デバイスに対する読込み要求であり、前記コピー要求に応じた処理結果に係る情報の保存領域情報を含み、
前記記憶装置は、
前記受付部が前記保存領域情報を含む前記読込み要求を受け付けると、前記読込み要求に含まれる前記保存領域情報に基づいて、前記処理結果に係る情報を前記記憶部から読み出し前記処理装置へ送信する読込制御部を有する、付記1〜付記7のいずれか一項に記載の情報処理システム。
(付記9)
前記仮想デバイスに対する入出力要求は、前記仮想デバイスに対する第2書込み要求であり、前記仮想デバイスへの第2書込みデータとして、前記コピー要求に係るセッションを特定するセッション識別情報と、解放指示情報とを含み、
前記記憶装置は、
前記受付部が前記解放指示情報を含む前記第2書込み要求を受け付けると、前記セッション識別情報によって特定されるセッションに係る情報を保存する領域を解放する解放制御部を有する、付記1〜付記8のいずれか一項に記載の情報処理システム。
(付記10)
前記受付部は、前記第2書込みデータに、当該第2書込みデータが前記仮想デバイスに対するものであることを示す識別子が設定される場合に、前記第2書込み要求および前記第2書込みデータを受け付ける、付記9記載の情報処理システム。
(付記11)
処理装置によってアクセスされる記憶装置であって、
記憶部と、
仮想デバイスを構築し、前記処理装置からの前記仮想デバイスに対する入出力要求を、前記記憶部に対するコピー要求として受け付ける受付部と、
前記受付部によって受け付けられた前記コピー要求に応じて、前記記憶部に対するコピー指示を行なうコピー制御部と、を有する、記憶装置。
(付記12)
前記仮想デバイスに対する入出力要求は、前記処理装置において構築された仮想マシンから発行されたものである、付記11記載の記憶装置。
(付記13)
前記仮想デバイスに対する入出力要求は、前記仮想デバイスに対する第1書込み要求であり、前記仮想デバイスへの第1書込みデータとして、前記記憶部に対する前記コピー要求の内容を含み、
前記コピー制御部は、前記仮想デバイスに書き込まれた前記コピー要求の内容に従って、前記記憶部に対するコピー指示を行なう、付記11または付記12に記載の記憶装置。
(付記14)
前記受付部は、前記第1書込みデータに、当該第1書込みデータが前記仮想デバイスに対するものであることを示す識別子が設定される場合に、前記第1書込み要求および前記第1書込みデータを受け付ける、付記13記載の記憶装置。
(付記15)
前記コピー制御部は、前記コピー要求の内容と予め設定されたポリシー情報とに基づき前記コピー要求の内容の妥当性を判断し、前記コピー要求の内容が妥当であると判断した場合に前記第1書込み要求に応じた前記コピー指示を行なう、付記13または付記14のいずれか一項に記載の記憶装置。
(付記16)
前記ポリシー情報は、前記処理装置において前記コピー要求の対象となるデバイスを特定するコピー対象デバイス名と、前記コピー要求の対象のコピー元情報およびコピー先情報とを対応付けて保存するテーブルであり、
前記コピー制御部は、前記テーブルを参照して、前記コピー要求の内容に含まれるコピー対象デバイス名が前記コピー元情報および前記コピー先情報に対応付けられて前記テーブルに保存される場合に前記コピー要求の内容が妥当であると判断する、付記15記載の記憶装置。
(付記17)
前記コピー制御部は、前記受付部が前記コピー要求の内容が妥当であると判断した場合に、前記テーブルにおいて前記コピー対象デバイス名に対応付けられる前記コピー元情報および前記コピー先情報を読み出し、読み出された前記コピー元情報および前記コピー先情報に基づいて、前記記憶部に対するコピー指示を行なう、付記16記載の記憶装置。
(付記18)
前記仮想デバイスに対する入出力要求は、前記仮想デバイスに対する読込み要求であり、前記コピー要求に応じた処理結果に係る情報の保存領域情報を含み、
前記受付部が前記保存領域情報を含む前記読込み要求を受け付けると、前記読込み要求に含まれる前記保存領域情報に基づいて、前記処理結果に係る情報を前記記憶部から読み出し前記処理装置へ送信する読込制御部を有する、付記11〜付記17のいずれか一項に記載の記憶装置。
(付記19)
前記仮想デバイスに対する入出力要求は、前記仮想デバイスに対する第2書込み要求であり、前記仮想デバイスへの第2書込みデータとして、前記コピー要求に係るセッションを特定するセッション識別情報と、解放指示情報とを含み、
前記受付部が前記解放指示情報を含む前記第2書込み要求を受け付けると、前記セッション識別情報によって特定されるセッションに係る情報を保存する領域を解放する解放制御部を有する、付記11〜付記18のいずれか一項に記載の記憶装置。
(付記20)
処理装置によってアクセスされる記憶部を有する記憶装置のバックアップ方法であって、
前記記憶装置に構築された仮想デバイスに対する、前記処理装置からの入出力要求を、前記記憶部に対するコピー要求として受け付け、
受け付けられた前記コピー要求に応じて、前記記憶部に対するコピー指示を行なうことにより、前記記憶部におけるデータのバックアップ処理を行なう、バックアップ方法。
1 ストレージ装置(記憶装置)
2 ホスト(処理装置)
2A,2B 仮想マシン(仮想環境)
2C ハイパーバイザ
10 チャネルアダプタ(CA)
30 コントローラモジュール(CM)
31 CPU(処理部)
31A 受付部
31B コピー制御部
31C 読込制御部
31D 解放制御部
33 メモリ
33A ポリシー情報テーブル
33B セッション情報テーブル
50 デバイスアダプタ(DA)
70 HDD(記憶部)
70A 仮想制御用ディスク(仮想デバイス)
100 情報処理システム

Claims (12)

  1. 処理装置と、
    前記処理装置によってアクセスされる記憶装置と、を備え、
    前記記憶装置は、
    記憶部と、
    仮想デバイスを構築し、前記処理装置からの前記仮想デバイスに対する入出力要求を、前記記憶部に対するコピー要求として受け付ける受付部と、
    前記受付部によって受け付けられた前記コピー要求に応じて、前記記憶部に対するコピー指示を行なうコピー制御部と、を有する、情報処理システム。
  2. 前記仮想デバイスに対する入出力要求は、前記処理装置において構築された仮想マシンから発行されたものである、請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記仮想デバイスに対する入出力要求は、前記仮想デバイスに対する第1書込み要求であり、前記仮想デバイスへの第1書込みデータとして、前記記憶部に対する前記コピー要求の内容を含み、
    前記コピー制御部は、前記仮想デバイスに書き込まれた前記コピー要求の内容に従って、前記記憶部に対するコピー指示を行なう、請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記受付部は、前記第1書込みデータに、当該第1書込みデータが前記仮想デバイスに対するものであることを示す識別子が設定される場合に、前記第1書込み要求および前記第1書込みデータを受け付ける、請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記コピー制御部は、前記コピー要求の内容と予め設定されたポリシー情報とに基づき前記コピー要求の内容の妥当性を判断し、前記コピー要求の内容が妥当であると判断した場合に前記第1書込み要求に応じた前記コピー指示を行なう、請求項3または請求項4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  6. 前記ポリシー情報は、前記処理装置において前記コピー要求の対象となるデバイスを特定するコピー対象デバイス名と、前記コピー要求の対象のコピー元情報およびコピー先情報とを対応付けて保存するテーブルであり、
    前記コピー制御部は、前記テーブルを参照して、前記コピー要求の内容に含まれるコピー対象デバイス名が前記コピー元情報および前記コピー先情報に対応付けられて前記テーブルに保存される場合に前記コピー要求の内容が妥当であると判断する、請求項5記載の情報処理システム。
  7. 前記コピー制御部は、前記受付部が前記コピー要求の内容が妥当であると判断した場合に、前記テーブルにおいて前記コピー対象デバイス名に対応付けられる前記コピー元情報および前記コピー先情報を読み出し、読み出された前記コピー元情報および前記コピー先情報に基づいて、前記記憶部に対するコピー指示を行なう、請求項6記載の情報処理システム。
  8. 前記仮想デバイスに対する入出力要求は、前記仮想デバイスに対する読込み要求であり、前記コピー要求に応じた処理結果に係る情報の保存領域情報を含み、
    前記記憶装置は、
    前記受付部が前記保存領域情報を含む前記読込み要求を受け付けると、前記読込み要求に含まれる前記保存領域情報に基づいて、前記処理結果に係る情報を前記記憶部から読み出し前記処理装置へ送信する読込制御部を有する、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  9. 前記仮想デバイスに対する入出力要求は、前記仮想デバイスに対する第2書込み要求であり、前記仮想デバイスへの第2書込みデータとして、前記コピー要求に係るセッションを特定するセッション識別情報と、解放指示情報とを含み、
    前記記憶装置は、
    前記受付部が前記解放指示情報を含む前記第2書込み要求を受け付けると、前記セッション識別情報によって特定されるセッションに係る情報を保存する領域を解放する解放制御部を有する、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  10. 前記受付部は、前記第2書込みデータに、当該第2書込みデータが前記仮想デバイスに対するものであることを示す識別子が設定される場合に、前記第2書込み要求および前記第2書込みデータを受け付ける、請求項9記載の情報処理システム。
  11. 処理装置によってアクセスされる記憶装置であって、
    記憶部と、
    仮想デバイスを構築し、前記処理装置からの前記仮想デバイスに対する入出力要求を、前記記憶部に対するコピー要求として受け付ける受付部と、
    前記受付部によって受け付けられた前記コピー要求に応じて、前記記憶部に対するコピー指示を行なうコピー制御部と、を有する、記憶装置。
  12. 処理装置によってアクセスされる記憶部を有する記憶装置のバックアップ方法であって、
    前記記憶装置に構築された仮想デバイスに対する、前記処理装置からの入出力要求を、前記記憶部に対するコピー要求として受け付け、
    受け付けられた前記コピー要求に応じて、前記記憶部に対するコピー指示を行なうことにより、前記記憶部におけるデータのバックアップ処理を行なう、バックアップ方法。
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