JP2007004710A - ストレージアクセス方式、データ転送装置、ストレージアクセス方法、及びプログラム - Google Patents

ストレージアクセス方式、データ転送装置、ストレージアクセス方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ホスト装置とストレージサブシステム間に設けたデータ転送装置が、低速のストレージサブシステムから使用頻度の高いブロックを選択して高速のストレージサブシステムに移動しその後のアクセスを自動的に切り換えてアクセス時間を短縮すること。
【解決手段】 データ転送装置20は、変換のためにアドレス情報対を保持するアドレステーブル23と、アドレス情報とアクセス頻度値を対にして保持するアクセス頻度テーブル26を有し、アクセス頻度テーブル26を参照してアクセス頻度の高いアドレス情報を抽出しそのデータをアクセス速度の速いストレージサブシステム30−2に転送し、転送元と転送先のアドレス情報を対としてアドレステーブル23に登録し、ホスト装置10からの要求に対して、アドレステーブル23でアドレス変換して転送先ストレージサブシステム30を決定するとともにアクセス頻度値に1を加算する。
【選択図】 図1

Description

本発明はストレージアクセス方式、データ転送装置、ストレージアクセス方法、及びプログラムに関し、特に、ストレージの処理速度が異なる場合の性能を向上する技術に関する。
従来のストレージアクセス方式の一例を図8を参照して説明する。従来のストレージアクセス方式は、ホスト装置510とストレージサブシステム530−1及びストレージサブシステム530−1とがファイバーチャネル(以降FCともいう)を制御するFCスイッチ520を介してファイバーチャネルインターフェースで接続される。
FCスイッチ520はホスト装置510をストレージサブシステム530−1或いはストレージサブシステム530−2のいずれかと切り替えて接続する機能を有し、ホスト装置510はFCスイッチ520を介してストレージサブシステム530−1或いはストレージサブシステム530−2のいずれかにアクセスしそこに記憶されるデータの読み出しや書き込みを実行できる。読み出しや書き込みをされるデータを記憶する領域はストレージサブシステム530−1/530−2の任意の記憶領域に割り付けられる。記憶領域のデータをストレージサブシステム530−1とストレージサブシステム530−2間で移動することはホスト装置510で実行されるプログラムにより実現することができる。
例えば、ストレージサブシステム530−1とストレージサブシステム530−2とで処理性能が異なる場合、アクセス頻度の高いデータを処理性能の高いストレージサブシステムに割り付けることにより全体の処理性能を向上できることが知られている。特開平04−237344号公報の発明は、データベースシステムにおいてページ管理テーブル上でページ毎のアクセス回数をカウントしておき、データベースの再編成処理の際にアクセス回数を参照してアクセス回数の大きいページを高速アクセス記憶装置へ再配置することを開示している。
特開平04−237344号公報
従来のストレージアクセス方式は、ストレージサブシステム間でデータを移動するためにはホスト装置上で実行されるプログラムを作成して実行する必要があったため、ストレージサブシステム間のデータ移動のためにホスト装置のCPUに負荷がかかりホスト装置の処理性能を低下させてしまうという問題があった。
また、ストレージサブシステム間で処理性能に差がある場合使用頻度の高いデータを処理性能の高いストレージサブシステムに割り付けて全体の処理性能を向上する技術の一例が特許文献1に開示されているが、割付を変更するのはホスト装置の処理性能への負荷増大に配慮する必要がありデータベースの再配置の際に実行するようにその実行時期に制限があるという問題があった。
本発明の目的は、ホスト装置と処理速度の異なるストレージサブシステム間にデータ転送装置を設け、データ転送装置が処理速度の遅いストレージサブシステムでアクセス頻度の高いデータを処理速度の速いストレージサブシステムに移動し移動後のアクセスを移動先へ自動的に切り換えることによりシステム全体のストレージサブシステムへのアクセス性能を向上したストレージアクセス方式、データ転送装置、ストレージアクセス方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明の第1のストレージアクセス方式は、ホスト装置とアクセス速度の異なるストレージサブシステムとネットワークで接続するデータ転送装置を有するストレージアクセス方式であって、
前記データ転送装置は、ホスト装置から送出された要求のアドレス情報と転送先のアドレス情報とを対にして保持するアドレステーブルと、アドレス情報とアクセス頻度値を対にして保持するアクセス頻度テーブルとを有し、
アクセス頻度テーブルを参照してアクセス速度の遅いストレージサブシステムを指定するアドレス情報の中からアクセス頻度値の高いアドレス情報を抽出し、抽出したアドレス情報のデータをアクセス速度の速いストレージサブシステムに転送するとともに、転送元と転送先のアドレス情報を対としてアドレステーブルに登録し、
ホスト装置からの要求に対して、アドレステーブルに要求アドレス情報があれば要求アドレス情報を変換し変換後のアドレス情報で指定されるストレージサブシステムに要求を送出するとともに、送出したアドレス情報のアクセス頻度テーブル内のアクセス頻度値を更新することを特徴とする。
本発明の第2のストレージアクセス方式は、ホスト装置と複数のストレージサブシステムとネットワークで接続するデータ転送装置を有するストレージアクセス方式であって、
前記データ転送装置は、ホスト装置から送出された要求のアドレス情報と転送先のアドレス情報とを対にして保持するアドレステーブルと、アドレス情報とアクセス頻度値を対にして保持するアクセス頻度テーブルとを有し、
ホスト装置から転送元及び転送先のストレージサブシステムとアクセス頻度値を指定した転送制御要求を受けると、アクセス頻度テーブルを参照して転送制御要求で指定された転送元のストレージサブシステムを指定するアドレス情報のうちアクセス頻度値が転送制御要求で指定されたアクセス頻度値以上のアドレス情報を抽出し、抽出されたアドレス情報のデータを転送制御要求で指定された転送先のストレージサブシステムに転送するとともに、抽出されたアドレス情報と転送した際の転送先のアドレス情報を対としてアドレステーブルに登録し、
ホスト装置からアクセス要求を受けるとアドレステーブルを参照し、アクセス要求のアドレス情報がアドレステーブルに登録されていれば転送先のアドレス情報に変換して転送先のストレージサブシステムに要求を送出し、アクセス要求のアドレス情報がアドレステーブルに登録されていなければアクセス要求のアドレス情報で指定されたストレージサブシステムに要求を送出し、送出したアドレス情報に該当するアクセス頻度テーブル内のアクセス頻度値を更新することを特徴とする。
本発明の第3のストレージアクセス方式は、本発明の第1又は第2のストレージアクセス方式において、前記アドレス情報は要求先の前記ストレージサブシステムを指定する情報と、前記ストレージサブシステム内のファイル装置を指定する情報と、ファイル装置内のアクセス単位の領域であるブロックを指定する情報から構成され、前記アドレステーブル及び前記アクセス頻度テーブルはブロック単位で登録されることを特徴とする。
本発明の第4のストレージアクセス方式は、本発明の第1又は第2のストレージアクセス方式において、前記アクセス頻度テーブルを更新する際、すでに該当する前記アドレス情報と前記アクセス頻度値が登録されている場合前記アクセス頻度値に1を加算して前記アクセス頻度値を更新し、該当する前記アドレス情報と前記アクセス頻度値が登録されていない場合前記アクセス頻度値を1として該当する前記アドレス情報と対にして前記アクセス頻度テーブルに登録することを特徴とする。
本発明の第5のストレージアクセス方式は、本発明の第2のストレージアクセス方式において、前記転送制御要求で指定された転送先の前記ストレージサブシステムのアクセス速度が前記転送制御要求で指定された転送元の前記ストレージサブシステムのアクセス速度よりも高速であることを特徴とする。
本発明の第1のデータ転送装置は、ホスト装置とアクセス速度の異なるストレージサブシステムとネットワークで接続し、
ホスト装置から送出された要求のストレージサブシステムを指定する情報を含むアドレス情報と転送先のアドレス情報とを対にして保持するアドレステーブルと、アドレス情報とアクセス頻度値を対にして保持するアクセス頻度テーブルとを有し、
アクセス頻度テーブルを参照してアクセス速度の遅いストレージサブシステムを指定するアドレス情報の中からアクセス頻度値の高いアドレス情報を抽出し、抽出したアドレス情報のデータをアクセス速度の速いストレージサブシステムに転送するとともに、転送元と転送先のアドレス情報を対としてアドレステーブルに登録し、
ホスト装置からの要求に対して、アドレステーブルに要求アドレス情報があれば要求アドレス情報を変換し変換後のアドレス情報で指定されるストレージサブシステムに要求を送出するとともに、送出したアドレス情報のアクセス頻度テーブル内のアクセス頻度値を更新することを特徴とする。
本発明の第2のデータ転送装置は、ホスト装置と複数のストレージサブシステムとネットワークで接続し、
ホスト装置から送出された要求のアドレス情報と転送先のアドレス情報とを対にして保持するアドレステーブルと、アドレス情報とアクセス頻度値を対にして保持するアクセス頻度テーブルとを有し、
ホスト装置から転送元及び転送先のストレージサブシステムとアクセス頻度値を指定した転送制御要求を受けると、アクセス頻度テーブルを参照して転送制御要求で指定された転送元のストレージサブシステムを指定するアドレス情報のうちアクセス頻度値が転送制御要求で指定されたアクセス頻度値以上のアドレス情報を抽出し、抽出されたアドレス情報のデータを転送制御要求で指定された転送先のストレージサブシステムに転送するとともに、抽出されたアドレス情報と転送した際の転送先のアドレス情報を対としてアドレステーブルに登録し、
ホスト装置からアクセス要求を受けるとアドレステーブルを参照し、アクセス要求のアドレス情報がアドレステーブルに登録されていれば転送先のアドレス情報に変換して転送先のストレージサブシステムに要求を送出し、アクセス要求のアドレス情報がアドレステーブルに登録されていなければアクセス要求のアドレス情報で指定されたストレージサブシステムに要求を送出し、送出したアドレス情報に応じたアクセス頻度テーブル内のアクセス頻度値を更新することを特徴とする。
本発明の第3のデータ転送装置は、本発明の第1又は第2のデータ転送装置に置いて、前記アドレス情報は要求先の前記ストレージサブシステムを指定する情報と、前記ストレージサブシステム内のファイル装置を指定する情報と、ファイル装置内のアクセス単位の領域であるブロックを指定する情報から構成され、前記アドレステーブル及び前記アクセス頻度テーブルはブロック単位で登録されることを特徴とする。
本発明の第4のデータ転送装置は、本発明の第1又は第2のデータ転送装置に置いて、前記アクセス頻度テーブルを更新する際、すでに該当する前記アドレス情報と前記アクセス頻度値が登録されている場合前記アクセス頻度値に1を加算して前記アクセス頻度値を更新し、該当する前記アドレス情報と前記アクセス頻度値が登録されていない場合前記アクセス頻度値を1として該当する前記アドレス情報と対にして前記アクセス頻度テーブルに登録することを特徴とする。
本発明の第1のストレージアクセス方法は、ホスト装置とアクセス速度の異なるストレージサブシステムとネットワークで接続するデータ転送装置を有するストレージアクセス方法であって、
前記データ転送装置は、ホスト装置から送出された要求のアドレス情報と転送先のアドレス情報とを対にして保持するアドレステーブルと、アドレス情報とアクセス頻度値を対にして保持するアクセス頻度テーブルとを有し、
アクセス頻度テーブルを参照してアクセス速度の遅いストレージサブシステムを指定するアドレス情報の中からアクセス頻度値の高いアドレス情報を抽出し、抽出したアドレス情報のデータをアクセス速度の速いストレージサブシステムに転送するとともに、転送元と転送先のアドレス情報を対としてアドレステーブルに登録し、
ホスト装置からの要求に対して、アドレステーブルに要求アドレス情報があれば要求アドレス情報を変換し変換後のアドレス情報で指定されるストレージサブシステムに要求を送出するとともに、送出したアドレス情報に該当するアクセス頻度テーブル内のアクセス頻度値を更新することを特徴とする。
本発明の第2のストレージアクセス方法は、ホスト装置とアクセス速度の異なるストレージサブシステムとネットワークで接続するデータ転送装置を有するストレージアクセス方法であって、
前記データ転送装置は、ホスト装置から送出された要求のアドレス情報と転送先のアドレス情報とを対にして保持するアドレステーブルと、アドレス情報とアクセス頻度値を対にして保持するアクセス頻度テーブルとを有し、
ホスト装置から転送元及び転送先のストレージサブシステムとアクセス頻度値を指定した転送制御要求を受けると、アクセス頻度テーブルを参照して転送制御要求で指定された転送元のストレージサブシステムを指定するアドレス情報の中からアクセス頻度値が転送制御要求で指定されたアクセス頻度値以上のアドレス情報を抽出し、抽出されたアドレス情報のデータを転送制御要求で指定された転送先のストレージサブシステムに転送するとともに、抽出されたアドレス情報と転送した際の転送先のアドレス情報を対としてアドレステーブルに登録し、
ホスト装置からアクセス要求を受けるとアドレステーブルを参照し、アクセス要求のアドレス情報がアドレステーブルに登録されていれば転送先のアドレス情報に変換して転送先のストレージサブシステムに要求を送出し、アクセス要求のアドレス情報がアドレステーブルに登録されていなければアクセス要求のアドレス情報で指定されたストレージサブシステムに要求を送出し、送出したアドレス情報に応じたアクセス頻度テーブル内のアクセス頻度値を更新することを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、アドレス情報とアクセス頻度値を対にして保持するアクセス頻度テーブルを参照して、アクセス速度の遅いストレージサブシステムを指定するアドレス情報の中からアクセス頻度値の高いアドレス情報を抽出する手順と、抽出したアドレス情報のデータをアクセス速度の速いストレージサブシステムに転送する手順と、転送元と転送先のアドレス情報を対としてアドレステーブルに登録する手順と、ネットワークで接続するホスト装置からの要求に対して、アドレステーブルに要求アドレス情報があれば要求アドレス情報を変換し変換後のアドレス情報で指定されるストレージサブシステムに要求を送出する手順と、送出したアドレス情報に該当するアクセス頻度テーブル内のアクセス頻度値を更新する手順とをコンピュータに実行させる。
本発明の第2のプログラムは、ネットワークで接続するホスト装置から転送元及び転送先のストレージサブシステムとアクセス頻度値を指定した転送制御要求を受けると、アドレス情報とアクセス頻度値を対にして保持するアクセス頻度テーブルを参照して転送制御要求で指定された転送元のストレージサブシステムのアドレス情報の中からアクセス頻度値が転送制御要求で指定されたアクセス頻度値以上のアドレス情報を抽出する手順と、抽出されたアドレス情報のデータを転送制御要求で指定された転送先のストレージサブシステムに転送する手順と、抽出されたアドレス情報と転送した際の転送先のアドレス情報を対としてアドレステーブルに登録する手順と、
ホスト装置からアクセス要求を受けるとアドレステーブルを参照し、アクセス要求のアドレス情報がアドレステーブルに登録されていれば転送先のアドレス情報に変換して転送先のストレージサブシステムに要求を送出し、アクセス要求のアドレス情報がアドレステーブルに登録されていなければアクセス要求のアドレス情報で指定されたストレージサブシステムに要求を送出する手順と、送出したアドレス情報に該当するアクセス頻度テーブル内のアクセス頻度値を更新する手順とをコンピュータに実行させる。
本発明はアクセス速度の異なるストレージサブシステムとホスト装置が接続するシステムにおいて、ホスト装置とストレージサブシステム間にデータ転送装置を設け、データ転送装置がアクセス速度の遅いストレージサブシステムにありアクセス頻度の高いブロックをアクセス速度の速いストレージサブシステムに移動し移動後のアクセスを自動的に切り換えるようにしたので、ホスト装置に負荷をかけずに全体のストレージサブシステムへのアクセス性能を向上できるという効果がある。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照すると、本発明のストレージアクセス方式は、ホスト装置10がネットワークX40によりデータ転送装置20に接続され、またデータ転送装置20がネットワークX41によりストレージサブシステム30−1に接続されネットワークX42によりストレージサブシステム30−2に接続されたシステムで構成される。
なお、ストレージサブシステム30−1と30−2の任意の一方又は両方を指す場合ストレージサブシステム30と記載することにする。これは各ストレージサブシステム30内の構成要素等の符号に「−1」や「−2」等を付加した構成要素も同様である。
図1では、ネットワークX40〜42はファイバーチャネルインターフェースで接続されるが、他のインターフェースで接続してもよく限定しない。また、図1ではホスト装置10は1つのみ示しているが複数のホスト装置10がデータ転送装置20に接続する構成であってもよい。また、ストレージサブシステム30は30−1と30−2の2つを示しているが、3以上接続する構成であってもよい。
また、図1では、データ転送装置20とストレージサブシステム30−1又は30−2とは、それぞれネットワークX41とX42により直接接続されているが、これらを1つのFCスイッチを介して相互に接続するように構成してもよい。すなわち、図8のホスト装置510をデータ転送装置20に置き換えた接続としてもよい。また、ホスト装置10が複数接続する構成でも同様に複数のホスト装置10とデータ転送装置20の間をFCスイッチを介して接続するように構成してもよい。
ホスト装置10はプログラムを実行するCPU11と、プログラムやデータを記憶するメモリ12と、ネットワークX40との接続インターフェースであるホストバスアダプタHBA(ホストバスアダプタ)13を有する情報処理装置である。図示しないがホスト装置10はキーボードや表示装置や印刷装置のような入出力装置や、ネットワークX40とは別の通信手段と接続する通信装置を含むことができる。
ホスト装置10はデータ転送装置20を介してストレージサブシステム30に対してデータの読み出しや書き込みを要求し、ストレージサブシステム30が要求を実行し結果を返送する。ホスト装置10はデータの読み出し要求や書込要求をパケットとして組み立ててネットワークX40上に送出する。
データ転送装置20は、ファイバーチャネルインターフェースであるFCポート28−1〜28−3によりそれぞれネットワークX40〜X42に接続され、転送装置制御部21、ブロック転送部22、アドレステーブル23、アドレス変換部24、アクセス制御部25、アクセス頻度テーブル26、アクセス頻度集計部27を有している。
図2は、本実施例のネットワーク接続に用いるFibre Channel Protocol(FCPという)のパケットのフォーマットである。FCPパケットはヘッダ部の「ID」とデータ部と転送時のエラーを処理するためのコードであるCRCを含む。「ID」はストレージサブシステム30を識別する情報であり例えば「id−A」はストレージサブシステム30−1を示し、「id−B」はストレージサブシステム30−2を示す。
FCPパケットのデータ部はFCPのUpper Layer ProtocolであるSCSIのCommon Descriptor Block(CDBという)で構成される。CDBは読み出しや書き込みや転送制御等の要求内容を示すコマンドを識別する「Operation Code」とストレージサブシステム30内のファイル装置33の1つの装置を識別する「LUN」と、ファイル装置33上の記憶領域を指定するブロックアドレス「BLOCK」を含む。
その他の部分は図示しないがSCSI規約所定の値(ブロック長など)が設定される。SCSIの仕様はANSI標準に規定されているので、図2には本発明に関連する部分のみを記載している。
なお、上記実施例では、ネットワーク接続に用いるプロトコルとしてFCPを使用しているが、IPプロトコルを使用したiSCSIやFCIPなどを用いても良い。また、Fibre Channel ProtocolのUpper Layer ProtocolであるSCSIコマンドの他に、使用可能なHIPPIなどを使用して良く、本発明はネットワークプロトコルを限定しない。
転送装置制御部21は、ホスト装置10からのFCPパケットによるコマンドを受けて素に指示内容を実行し、ブロック転送部22、アドレス変換部24、アクセス頻度集計部27を含み、アドレステーブル23、アクセス頻度テーブル26の制御も行う。なお、転送装置制御部21はプログラムで実現され、ブロック転送部22、アドレス変換部24、アクセス頻度集計部27もプログラムで実現されるが、これらの一部又は全てをハードウェアの回路により実現してもよい。
ブロック転送部22は、転送装置制御部21の指示により、ストレージサブシステム30−1又はストレージサブシステム30−2に対してブロックを単位としてデータの読み取り/書込みを行い、ストレージサブシステム30−1とストレージサブシステム30−2間のデータ転送を行う。
アドレステーブル23はホスト装置10から要求されたアドレスを変換するためのテーブルである。図3はアドレステーブル23の一例を示した図である。図3に示すように、アドレステーブル23は、IDとLUNとBLOCKで構成されるアドレス情報を変換前と変換後のアドレス情報対にし、これを一つのエントリとして保持している。
アドレス変換部24は、転送装置制御部21の指示に従って、ホスト装置10からストレージサブシステム30−1又は30−2へ送出された書込み又は読出し操作を行うコマンドに対してアドレステーブル23を参照してアドレス情報を変換する。アドレス変換部24は、ホスト装置10から送出されたFCPパケットからアドレス情報のID、LUN、BLOCKを抽出し、アドレステーブル23を参照し、該当するID、LUN、BLOCKのアドレス情報があれば(ヒットしたという)そのエントリから変換後のアドレス情報を取りだしてアクセス制御部25に送出する。なお、コマンドのアドレスがアドレステーブル23に無ければ(ミスヒットという)変換せずにそのままコマンドのアドレス情報をアクセス制御部25へ送出する。
アクセス制御部25は、ホスト装置10から送出されたFCPパケットに対してアドレス情報部分をアドレス変換部24から送出されたアドレス情報に置き換えて、置換後のアドレス情報のIDに対応するFCポート28−2又は28−3に送出する。例えば、「id−A」ならばFCポート28−2を介してストレージサブシステム30−1へFCPパケットを送出し、「id−B」ならばFCポート28−3を介してストレージサブシステム30−2へFCPパケットを送出する。
アクセス頻度テーブル26は、図4に示すように、アクセス制御部25からストレージサブシステム30へ送出される書込み又は読出しコマンドに対してその送出回数であるアクセス頻度値をアドレス情報毎に計数して保持する。アクセス頻度集計部27は転送装置制御部21の指示に従って、アクセス制御部25から送出されるFCPパケットを監視し、そのアドレス情報が未登録ならアクセス頻度テーブル26へ登録し、登録済みならアクセス頻度値に1を加算する。
例えば、アクセス制御部25がストレージサブシステム30−1へID=id−A、LUN=lun−A1、BLOCK=block−A101というアドレス情報を持った読み出しコマンドのFCPパケットを送出する際、アクセス頻度集計部27はFCPパケットからID=id−A、LUN=lun−A1、BLOCK=block−A101というアドレス情報を抽出しアクセス頻度テーブル26を参照する。アクセス頻度テーブル26にすでにID=id−A、BLOCK=block−A101というアドレス情報が登録されていればそのアクセス頻度値に1を加算し、登録されていなければID=id−A、BLOCK=block−A101というアドレス情報をアクセス頻度値を1として登録する。
ストレージサブシステム30−1とストレージサブシステム30−2は基本構成が同じであり、性能に差があっても機能は同一なのでストレージサブシステム30としてまとめて説明する。ストレージサブシステム30は、ファイル装置33へのデータの読み取り、書込み操作を行うファイル制御部32を有し、ファイル制御部32はネットワーク接続インターフェースであるFCポート31により、ネットワークX41又はX42を介してデータ転送装置20に接続する。なお、ファイル装置33は通常は複数の装置で構成され、磁気ディスク装置や光ディスク装置や電子ディスク装置等の記憶装置であればよく、機種を限定するものではない。
ストレージサブシステム30は、ファイル装置33を構成する機種や数量、又はファイル制御部32の構成が全く同一であれば、同じアクセス速度を持つが、これらに差があるとアクセス速度に差が生じる。例えば、ストレージサブシステム30は、磁気ディスク装置で構成した場合でも磁気ディスク装置の接続数や個々の磁気ディスク装置の性能差やファイル制御部32の性能差によっても差が生じる。本実施の形態においては、ストレージサブシステム30−2のアクセス速度の方が高速であるものとする。
ストレージサブシステム30は、ホスト装置10からFCPパケットにより読み出しや書き込みコマンドを受け付けて処理し、そのアドレスは上述のようにファイル装置33を構成する例えば磁気ディスク装置の1つを識別する「LUN」と、その磁気ディスク装置上の記憶領域を指定するブロックアドレス「BLOCK」で指定される。実際にどの磁気ディスク装置をどのLUNとして割り付けるかはファイル制御部32で制御するので、ホスト装置10は物理的なファイル装置を意識する必要はない。
次に、本発明を実施するための最良の形態の動作について図面を参照して説明する。
図6、図7は本発明の実施の形態の動作を示したフローチャートであり、主に転送装置制御部21によって制御される。図6はアドレス変換部24とアクセス頻度集計部27の動作を含めて示しており、図7はブロック転送部22の動作を含めて示している。
まず、初期状態においては、アドレステーブル23とアクセス頻度テーブル26に登録されているエントリは無いものとする。この状態に置いてホスト装置10がストレージサブシステム30−1よりデータを読み出す際の動作を例に図6を参照して説明する。
ホスト装置10はFCPパケットのIDにはストレージサブシステム30−1を示すid−Aを設定し、データ部にはSCSI CDBを設定する。ホスト装置10はSCSI CDBのOperation Code部には読出し操作を意味するコマンド(読み出しコマンドという)を設定し、LUN部、ブロックアドレス部にはそれぞれ対象ファイル装置33のLUNとして例えばlun−A1を、読出しのブロックアドレスであるBLOCKには例えばblock−A11を、その他の部分にはSCSI規約所定の値(ブロック長など)を設定する。
ホスト装置10は上記パケットを、HBA13よりネットワークX40経由でデータ転送装置20に送出する。送出されたFCPパケットはネットワークX40とデータ転送装置20のFCポート28−1を経て、転送装置制御部21とアクセス制御部25に入力される。転送装置制御部21はホスト装置10からFCPパケットを受け取ると転送制御コマンドか判断する(S61)。この場合読み出しコマンドなのでステップS62へ進みアドレス変換部24を起動する。
アドレス変換部24はアドレステーブル23を参照し(S63)、アドレステーブル23に読み出しコマンドのアドレス情報である「id−A、lun−A1、block−A11」が変換前のアドレス情報として登録されているか判断する(S64)。アドレス変換部24はアドレステーブル23に「id−A、lun−A1、block−A11」が変換前のアドレス情報として登録されていれば(ヒットという)アドレステーブル23の変換後のアドレス情報をFCPパケットのアドレス情報としてアクセス制御部25へ送出する(S65)。ヒットでない場合はアドレスを変換せず元のままのアドレス情報をアクセス制御部25へ送出する。
なお、変換後のアドレス情報はアドレス変換部24ではなくアドレステーブル23から送付してアドレス変換部24がアクセス制御部25に変換後のアドレス情報を受け取るように指示してもよい。そして、ヒットでない場合はアクセス制御部25がホスト装置10から受け取ったFCPパケットのアドレス情報をそのまま使用するようにアドレス変換部24が支持してもよい。
変換処理が終わると転送装置制御部21はアクセス制御部25に対してFCPパケットの送出を指示する(S66)。アクセス制御部25は転送装置制御部21の指示によりIDに該当するFCポート28を介してストレージサブシステム30へFCPパケットを送出する。初期状態ではアドレステーブル23に登録されているエントリは無いので、アドレステーブル23はヒットせずアドレス変換は実行されない。転送装置制御部21はホスト装置10から送出されたFCPパケットをそのままアクセス制御部25に送り、アクセス制御部25はIDがid−Aなので該当するストレージサブシステム30−1へFCポート28−2を介して読み出しコマンドを送る。ストレージサブシステム30−1へ送られる読み出しコマンドのアドレス情報は元のままの「id−A、lun−A1、block−A11」である。
ストレージサブシステム30−1のFCPパケットを受信するとアドレス情報のLUNから読み出し先のファイル装置33−1を特定し、BLOCKで指定された領域からデータを読み出して応答FCPパケットを生成しデータ転送装置20へ返送する。例えば、ファイル制御部32−1はlun−A1で指定されるファイル装置33−1のblock−A11で特定される領域からデータを読み出す。
アクセス制御部25はストレージサブシステム30−1から読み出しデータを含む応答FCPパケットが返送されるとFCポート28−1を介してホスト装置10へ返送する。なお、書き込みコマンドの場合、ストレージサブシステム30へ送出するFCPパケットには書き込みデータが含まれ、ファイル制御部32−1は書き込みデータをLUNとBLOCKで特定されるファイル装置33−1の領域に書き込み、応答FCPパケットには読み出しデータは含まれない。
アクセス制御部25の処理と並行して転送装置制御部21はコマンドが読み出し又は書き込みであるか判断し(S66)、その場合はアクセス頻度集計部27を起動する(S67)。なお、読み出し/書き込みコマンド以外でも転送装置制御部21はアクセス頻度集計部27を起動するようにしてもよいが、下記で述べる転送制御コマンドの場合転送装置制御部21はアクセス頻度集計部27を起動しない。
アクセス頻度集計部27は起動されると転送装置制御部21からアドレス変換処理後のアドレス情報に基づいてアクセス頻度テーブル26を参照し、アドレス情報が登録されていなければアクセス頻度値を“1”としてアドレス変換処理後のアドレス情報をアクセス頻度テーブル26に登録し、アドレス情報が登録済みであれば対応するアクセス頻度値を読み出して1を加算した値にして書き戻す。これにより、読み出し/書き込みのアクセス毎に各ブロックへのアクセス回数を計数し記憶することができる。
次に、ストレージサブシステム30−1からストレージサブシステム30−2へデータを転送する場合について図6と図7のフローチャートを参照して説明する。データの転送の指示はホスト装置10から転送制御コマンドのFCPパケットをデータ転送装置20へ送出することで実行する。
本実施の形態ではストレージサブシステム30−1はストレージサブシステム30−2に比べて処理時間が大きいので、アクセス頻度の高いブロックをアクセス時間の短いストレージサブシステム30−2へ置いた方が全体の性能が向上できるために実行される。一般にブロック毎のアクセス頻度はどのような利用者がシステムを使用するか、又はどのような業務がシステムで実行されるかにより時間とともに変動するので、一定間隔或いは定時に或いはシステム管理者の判断で転送制御コマンドを実行することが考えられる。
まず、ホスト装置10は図5(FCPパケットのSCSI CDB部分のみ表示)に示すような転送制御コマンドを、SCSIの書込みコマンドを使用し、データ転送装置20にネットワークX40を経由して送出する。図5を参照すると、転送制御コマンドはOperation Codeに転送制御コマンドを示すコードが設定され、転送元IDと転送先IDと転送を実行する条件となるブロック毎のアクセス回数であるアクセス頻度値Kを含む。ストレージサブシステム30−1からストレージサブシステム30−2へデータを転送する場合、転送元IDはid−Aで転送先IDはid−Bとなる。
転送装置制御部21はホスト装置10からFCPパケットを受信してそれが転送制御コマンドあると判断すると(図6のS61)、まずアクセス頻度テーブル26から先頭のエントリを抽出する(図7のS71)。次に抽出したエントリのIDが転送制御コマンドで指定した転送元IDと一致するか判断する(S72)。例えばエントリのIDがid−Aであるかを判断する。
S72で一致すれば、転送装置制御部21は、さらに抽出したエントリのアクセス頻度値がコマンドで指定したアクセス頻度値のK以上であるかを比較して判断する(S73)。例えば、図4に示すアクセス頻度テーブル26でエントリ58はIDがid−AではないためS72で不一致となり、エントリ54〜57がid−Aで一致する。さらにn1、n4がK以上でありn2、n3がK未満であるとするとエントリ54、57が転送されるブロックと決定する。
S72で不一致となるか又はS73でエントリのアクセス頻度値がK以上でなかった場合転送装置制御部21はステップS79へ進め、さらにステップS71へ戻り次のエントリの抽出を始める。
S73でエントリのアクセス頻度値がK以上の場合、転送装置制御部21はそのブロックに対する転送先のLUNとBLOCKを取得する(S74)。転送先のLUNとBLOCKの取得方法については特に限定しないが、以下に一例を示す。例えば、予めストレージサブシステム30毎に転送先として使用するための専用の領域を設けておき、その領域から転送先のLUNとBLOCKを選択して使用することにより実現できる。
或いは、データ転送装置20が各ストレージサブシステム30毎(ID毎)に未使用領域となっているLUNとBLOCKの情報を管理する手段を設け、転送先IDの未使用領域を管理手段から抽出して転送先アドレス情報として割り付けるという方法でも実現できる。
転送装置制御部21はブロック転送部22を起動し、転送元のアドレス情報と転送先のアドレス情報のアドレス情報対を与える(S75)。ブロック転送部22は、転送元のアドレス情報に対する読み出しコマンドのFCPパケットを生成してブロックの読み出しをアクセス制御部25に指示する(S76)。アクセス制御部25はFCPパケットを該当するストレージサブシステム30に送出しブロックのデータを読み出しブロック転送部22へ返送する。転送元IDがid−Aの場合アクセス制御部25はストレージサブシステム30−1に対して生成された読み出しのFCPパケットを送出する。
次に、ブロック転送部22は読み出したブロックのデータを書き込みデータとして転送先のアドレス情報に対する書き込みコマンドのFCPパケットを生成しアクセス制御部25に書き込みを指示する(S77)。転送先IDがid−Bの場合アクセス制御部25はストレージサブシステム30−2に対して生成した書き込みのFCPパケットを送出する。ストレージサブシステム30−2は書き込みのFCPパケットを受信するとアドレス情報で特定されたファイル装置33−2のブロックへデータを書き込み応答する。応答を確認するとブロック転送部22は制御を転送装置制御部21へ戻す。
例えば、転送元のアドレス情報が「id−A、lun−A1、block−A101」で転送先のアドレス情報が「id−B、lun−B2、block−B211」とすると、ブロック転送部22はストレージサブシステム30−1のlun−A1、block−A101のブロックを読み出して、これをストレージサブシステム30−1のlun−B2、block−B211へ書き込むことにより転送を行う。
次に、転送装置制御部21は転送されたブロックのアドレス情報対をアドレステーブル23に登録する(S78)。このとき転送装置制御部21は転送元のアドレス情報を変換前のアドレス情報とし、転送先のアドレス情報を変換後のアドレス情報として登録する。例えば上記の例では「id−A、lun−A1、block−A101」を変換前のアドレス情報とし、「id−B、lun−B2、block−B211」を変換後のアドレス情報として登録する。
次に転送装置制御部21はアクセス頻度テーブル26の全エントリが抽出されたかを判断する(S79)。S79では転送先の領域が確保できるか否かも判断し、転送先の領域が確保できなくなった場合も全エントリの抽出が終了したものと判断する。
まだ抽出されていないエントリが残っていればステップS71へ戻り、次の未抽出のエントリを抽出して(S71)上記の処理を全エントリに対して実行する。全エントリの抽出が終了していればアクセス頻度テーブル26のエントリを消去し(S80)、転送制御コマンド処理を終了する。転送制御コマンド処理の終了時点でアクセス頻度値は0回にリセットされたことになるので、その後のアクセス状況に応じたアクセス頻度値が計数されることになる。
以上説明した転送制御コマンドの実行によりアドレステーブル23にエントリが登録された後の動作について説明する。例えば転送制御コマンドにより上記例のように図3のエントリ51が登録され、次にそのエントリに該当する「id−A、lun−A1、block−A101」というアドレス情報を持った読み出しコマンドのFCPパケットを転送装置制御部21が受信した場合について説明する。
図6を参照すると、転送装置制御部21は読み出しコマンドなので(S61)、アドレス変換部24を起動する(S62)。アドレステーブル23を参照すると(S63)、エントリ51がヒットする(S64)ので、アドレス変換部24は送信先アドレス情報を「id−A、lun−A1、block−A101」から「id−B、lun−B2、block−B211」に変換する(S65)。
転送装置制御部21は変換後のアドレス情報に差し換えたFCPパケットの送出をアクセス制御部25に指示する(S66)。ホスト装置10が送出したFCPパケットでは読み出し先はストレージサブシステム30−1であるが、アクセス制御部25は差し換え後のFCPパケットのIDがid−Bであるので、ストレージサブシステム30−2に対してFCPパケットを送出する。続いて転送装置制御部21はアクセス頻度集計部27を起動し(S67)、アクセス頻度集計部27は「id−B、lun−B2、block−B211」のエントリがアクセス頻度テーブル26になければアクセス頻度値を1としてアクセス頻度テーブル26に登録し、すでに登録済みならばアクセス頻度値に1を加算する(S69)。
このように、本発明では、データ転送装置20がアクセス頻度の高いブロックを転送制御コマンドによりアクセス速度の速いストレージサブシステム30に移動させ、移動後のアクセスを自動的にアドレス変換して移動先のブロックにアクセスを切り換えるようにしたので、ホスト装置10が移動先を意識することなく全体のアクセス性能を向上することができる。
また、本発明の構成はデータ転送装置20にブロックの移動機能と移動後のアクセスの切り換え機能を集中して搭載しているので、従来の構成を大幅に変更する必要がなく適用することができ、従来の構成への可用性が高い。例えば従来のホスト装置510は転送制御コマンドを適時データ転送装置20に送出するようにするだけでよく、ストレージサブシステム530はそのままの構成で適用することができる。
本発明の実施の形態の構成を示した図である。 本発明の実施の形態のFCPパケットの構成を示した図である。 本発明の実施の形態のアドレステーブル23の構成を示した図である。 本発明の実施の形態のアクセス頻度テーブル26の構成を示した図である。 本発明の実施の形態の転送制御コマンドの構成を示した図である。 本発明の実施の形態の動作を示した図である。 本発明の実施の形態の主に転送動作を示した図である。 従来の構成を示した図である。
符号の説明
10 ホスト装置
11 CPU
12 メモリ
13 HBA
20 データ転送装置
21 転送装置制御部
22 ブロック転送部
23 アドレステーブル
24 アドレス変換部
25 アクセス制御部
26 アクセス頻度テーブル
27 アクセス頻度集計部
28 FCポート
30 ストレージサブシステム
31 FCポート
32 ファイル制御部
33 ファイル装置
510 ホスト装置
520 FCスイッチ
530 ストレージサブシステム

Claims (13)

  1. ホスト装置とアクセス速度の異なるストレージサブシステムとネットワークで接続するデータ転送装置を有するストレージアクセス方式であって、
    前記データ転送装置は、ホスト装置から送出された要求のアドレス情報と転送先のアドレス情報とを対にして保持するアドレステーブルと、アドレス情報とアクセス頻度値を対にして保持するアクセス頻度テーブルとを有し、
    アクセス頻度テーブルを参照してアクセス速度の遅いストレージサブシステムを指定するアドレス情報の中からアクセス頻度値の高いアドレス情報を抽出し、抽出したアドレス情報のデータをアクセス速度の速いストレージサブシステムに転送するとともに、転送元と転送先のアドレス情報を対としてアドレステーブルに登録し、
    ホスト装置からの要求に対して、アドレステーブルに要求アドレス情報があれば要求アドレス情報を変換し変換後のアドレス情報で指定されるストレージサブシステムに要求を送出するとともに、送出したアドレス情報のアクセス頻度テーブル内のアクセス頻度値を更新することを特徴とするストレージアクセス方式。
  2. ホスト装置と複数のストレージサブシステムとネットワークで接続するデータ転送装置を有するストレージアクセス方式であって、
    前記データ転送装置は、ホスト装置から送出された要求のアドレス情報と転送先のアドレス情報とを対にして保持するアドレステーブルと、アドレス情報とアクセス頻度値を対にして保持するアクセス頻度テーブルとを有し、
    ホスト装置から転送元及び転送先のストレージサブシステムとアクセス頻度値を指定した転送制御要求を受けると、アクセス頻度テーブルを参照して転送制御要求で指定された転送元のストレージサブシステムを指定するアドレス情報のうちアクセス頻度値が転送制御要求で指定されたアクセス頻度値以上のアドレス情報を抽出し、抽出されたアドレス情報のデータを転送制御要求で指定された転送先のストレージサブシステムに転送するとともに、抽出されたアドレス情報と転送した際の転送先のアドレス情報を対としてアドレステーブルに登録し、
    ホスト装置からアクセス要求を受けるとアドレステーブルを参照し、アクセス要求のアドレス情報がアドレステーブルに登録されていれば転送先のアドレス情報に変換して転送先のストレージサブシステムに要求を送出し、アクセス要求のアドレス情報がアドレステーブルに登録されていなければアクセス要求のアドレス情報で指定されたストレージサブシステムに要求を送出し、送出したアドレス情報に該当するアクセス頻度テーブル内のアクセス頻度値を更新することを特徴とするストレージアクセス方式。
  3. 前記アドレス情報は要求先の前記ストレージサブシステムを指定する情報と、前記ストレージサブシステム内のファイル装置を指定する情報と、ファイル装置内のアクセス単位の領域であるブロックを指定する情報から構成され、前記アドレステーブル及び前記アクセス頻度テーブルはブロック単位で登録されることを特徴とする請求項1又は2のストレージアクセス方式。
  4. 前記アクセス頻度テーブルを更新する際、すでに該当する前記アドレス情報と前記アクセス頻度値が登録されている場合前記アクセス頻度値に1を加算して前記アクセス頻度値を更新し、該当する前記アドレス情報と前記アクセス頻度値が登録されていない場合前記アクセス頻度値を1として該当する前記アドレス情報と対にして前記アクセス頻度テーブルに登録することを特徴とする請求項1又は2のストレージアクセス方式。
  5. 前記転送制御要求で指定された転送先の前記ストレージサブシステムのアクセス速度が前記転送制御要求で指定された転送元の前記ストレージサブシステムのアクセス速度よりも高速であることを特徴とする請求項2のストレージアクセス方式。
  6. ホスト装置とアクセス速度の異なるストレージサブシステムとネットワークで接続し、
    ホスト装置から送出された要求のストレージサブシステムを指定する情報を含むアドレス情報と転送先のアドレス情報とを対にして保持するアドレステーブルと、アドレス情報とアクセス頻度値を対にして保持するアクセス頻度テーブルとを有し、
    アクセス頻度テーブルを参照してアクセス速度の遅いストレージサブシステムを指定するアドレス情報の中からアクセス頻度値の高いアドレス情報を抽出し、抽出したアドレス情報のデータをアクセス速度の速いストレージサブシステムに転送するとともに、転送元と転送先のアドレス情報を対としてアドレステーブルに登録し、
    ホスト装置からの要求に対して、アドレステーブルに要求アドレス情報があれば要求アドレス情報を変換し変換後のアドレス情報で指定されるストレージサブシステムに要求を送出するとともに、送出したアドレス情報のアクセス頻度テーブル内のアクセス頻度値を更新することを特徴とするデータ転送装置。
  7. ホスト装置と複数のストレージサブシステムとネットワークで接続し、
    ホスト装置から送出された要求のアドレス情報と転送先のアドレス情報とを対にして保持するアドレステーブルと、アドレス情報とアクセス頻度値を対にして保持するアクセス頻度テーブルとを有し、
    ホスト装置から転送元及び転送先のストレージサブシステムとアクセス頻度値を指定した転送制御要求を受けると、アクセス頻度テーブルを参照して転送制御要求で指定された転送元のストレージサブシステムを指定するアドレス情報のうちアクセス頻度値が転送制御要求で指定されたアクセス頻度値以上のアドレス情報を抽出し、抽出されたアドレス情報のデータを転送制御要求で指定された転送先のストレージサブシステムに転送するとともに、抽出されたアドレス情報と転送した際の転送先のアドレス情報を対としてアドレステーブルに登録し、
    ホスト装置からアクセス要求を受けるとアドレステーブルを参照し、アクセス要求のアドレス情報がアドレステーブルに登録されていれば転送先のアドレス情報に変換して転送先のストレージサブシステムに要求を送出し、アクセス要求のアドレス情報がアドレステーブルに登録されていなければアクセス要求のアドレス情報で指定されたストレージサブシステムに要求を送出し、送出したアドレス情報に応じたアクセス頻度テーブル内のアクセス頻度値を更新することを特徴とするデータ転送装置。
  8. 前記アドレス情報は要求先の前記ストレージサブシステムを指定する情報と、前記ストレージサブシステム内のファイル装置を指定する情報と、ファイル装置内のアクセス単位の領域であるブロックを指定する情報から構成され、前記アドレステーブル及び前記アクセス頻度テーブルはブロック単位で登録されることを特徴とする請求項6又は7のデータ転送装置。
  9. 前記アクセス頻度テーブルを更新する際、すでに該当する前記アドレス情報と前記アクセス頻度値が登録されている場合前記アクセス頻度値に1を加算して前記アクセス頻度値を更新し、該当する前記アドレス情報と前記アクセス頻度値が登録されていない場合前記アクセス頻度値を1として該当する前記アドレス情報と対にして前記アクセス頻度テーブルに登録することを特徴とする請求項6又は7のデータ転送装置。
  10. ホスト装置とアクセス速度の異なるストレージサブシステムとネットワークで接続するデータ転送装置を有するストレージアクセス方法であって、
    前記データ転送装置は、ホスト装置から送出された要求のアドレス情報と転送先のアドレス情報とを対にして保持するアドレステーブルと、アドレス情報とアクセス頻度値を対にして保持するアクセス頻度テーブルとを有し、
    アクセス頻度テーブルを参照してアクセス速度の遅いストレージサブシステムを指定するアドレス情報の中からアクセス頻度値の高いアドレス情報を抽出し、抽出したアドレス情報のデータをアクセス速度の速いストレージサブシステムに転送するとともに、転送元と転送先のアドレス情報を対としてアドレステーブルに登録し、
    ホスト装置からの要求に対して、アドレステーブルに要求アドレス情報があれば要求アドレス情報を変換し変換後のアドレス情報で指定されるストレージサブシステムに要求を送出するとともに、送出したアドレス情報に該当するアクセス頻度テーブル内のアクセス頻度値を更新することを特徴とするストレージアクセス方法。
  11. ホスト装置とアクセス速度の異なるストレージサブシステムとネットワークで接続するデータ転送装置を有するストレージアクセス方法であって、
    前記データ転送装置は、ホスト装置から送出された要求のアドレス情報と転送先のアドレス情報とを対にして保持するアドレステーブルと、アドレス情報とアクセス頻度値を対にして保持するアクセス頻度テーブルとを有し、
    ホスト装置から転送元及び転送先のストレージサブシステムとアクセス頻度値を指定した転送制御要求を受けると、アクセス頻度テーブルを参照して転送制御要求で指定された転送元のストレージサブシステムを指定するアドレス情報の中からアクセス頻度値が転送制御要求で指定されたアクセス頻度値以上のアドレス情報を抽出し、抽出されたアドレス情報のデータを転送制御要求で指定された転送先のストレージサブシステムに転送するとともに、抽出されたアドレス情報と転送した際の転送先のアドレス情報を対としてアドレステーブルに登録し、
    ホスト装置からアクセス要求を受けるとアドレステーブルを参照し、アクセス要求のアドレス情報がアドレステーブルに登録されていれば転送先のアドレス情報に変換して転送先のストレージサブシステムに要求を送出し、アクセス要求のアドレス情報がアドレステーブルに登録されていなければアクセス要求のアドレス情報で指定されたストレージサブシステムに要求を送出し、送出したアドレス情報に応じたアクセス頻度テーブル内のアクセス頻度値を更新することを特徴とするストレージアクセス方法。
  12. アドレス情報とアクセス頻度値を対にして保持するアクセス頻度テーブルを参照して、アクセス速度の遅いストレージサブシステムを指定するアドレス情報の中からアクセス頻度値の高いアドレス情報を抽出する手順と、抽出したアドレス情報のデータをアクセス速度の速いストレージサブシステムに転送する手順と、転送元と転送先のアドレス情報を対としてアドレステーブルに登録する手順と、ネットワークで接続するホスト装置からの要求に対して、アドレステーブルに要求アドレス情報があれば要求アドレス情報を変換し変換後のアドレス情報で指定されるストレージサブシステムに要求を送出する手順と、送出したアドレス情報に該当するアクセス頻度テーブル内のアクセス頻度値を更新する手順とをコンピュータに実行させるプログラム。
  13. ネットワークで接続するホスト装置から転送元及び転送先のストレージサブシステムとアクセス頻度値を指定した転送制御要求を受けると、アドレス情報とアクセス頻度値を対にして保持するアクセス頻度テーブルを参照して転送制御要求で指定された転送元のストレージサブシステムのアドレス情報の中からアクセス頻度値が転送制御要求で指定されたアクセス頻度値以上のアドレス情報を抽出する手順と、抽出されたアドレス情報のデータを転送制御要求で指定された転送先のストレージサブシステムに転送する手順と、抽出されたアドレス情報と転送した際の転送先のアドレス情報を対としてアドレステーブルに登録する手順と、
    ホスト装置からアクセス要求を受けるとアドレステーブルを参照し、アクセス要求のアドレス情報がアドレステーブルに登録されていれば転送先のアドレス情報に変換して転送先のストレージサブシステムに要求を送出し、アクセス要求のアドレス情報がアドレステーブルに登録されていなければアクセス要求のアドレス情報で指定されたストレージサブシステムに要求を送出する手順と、送出したアドレス情報に該当するアクセス頻度テーブル内のアクセス頻度値を更新する手順とをコンピュータに実行させるプログラム。
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