JPH07318722A - カラーフィルタおよびその製造方法 - Google Patents

カラーフィルタおよびその製造方法

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JPH07318722A
JPH07318722A JP28195394A JP28195394A JPH07318722A JP H07318722 A JPH07318722 A JP H07318722A JP 28195394 A JP28195394 A JP 28195394A JP 28195394 A JP28195394 A JP 28195394A JP H07318722 A JPH07318722 A JP H07318722A
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color filter
light
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pattern
latent image
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JP28195394A
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English (en)
Inventor
Atsushi Sasaki
淳 佐々木
Eizaburo Watanabe
英三郎 渡辺
Tenjiyuurou Masui
典十郎 増井
Nobuaki Ike
伸顕 池
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電子写真を応用してカラーフィルタの遮光パタ
ーンあるいは着色画素を形成するのに、遮光パターンと
着色画素との間に生じた隙間の為に光学特性やコントラ
ストの低下を招いたりせず、しかも電子写真方式の長所
を兼ね具え、高生産性で、透明性が高いカラーフィルタ
とその製造方法を提供する。 【構成】遮光パターンあるいは着色画素の材料中に光導
電材料を使用し、それらが光導電性を持たせたことを特
徴とし、光導電材料の好例は複素環式化合物あるいは無
機酸化物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製造方法として電子写真
(又は通称「静電写真」)を応用したカラーフィルタお
よびその製造方法に関するものであり、カラーフィルタ
の具体的用途の例を挙げると、個体撮像素子や液晶表示
装置あるいはプラズマディスプレイパネル等々に搭載し
て、色分解、色再生あるいは反射率低減、等々の目的に
使用できる。
【0002】
【従来の技術】本発明が適用される分野の例として、例
えば液晶表示装置に用いられるカラーフィルタについて
述べた場合、カラーフィルタについては数多くの製造方
法が提案され既にそのうちのいくつかの方法は実用化さ
れている。
【0003】前記の方法のいくつかを例示すると、ま
ず、透明基板上に感光性樹脂を塗布し常法に従って所望
のパターンを形成し、該パターンを例えばレッドに染
色、以下同様にしてグリーン、ブルーを形成してカラー
フィルタを製造する方法(一般に染色法と称する)があ
る。このほかにも、予め顔料等の色素を分散した感光性
樹脂を使用して、常法に従って所望のパターンを形成
し、レッド、グリーン、ブルーの着色パターンを順次形
成する方法(一般に「顔料分散法」と称する。)、透明
基板上に透明導電層からる所望のパターンを形成したの
ち、着色すべきパターンのみに通電しながら電着して着
色パターンを形成する方法(一般に「電着法」と称す
る。)、オフセット印刷等によってカラーフィルタを製
造する方法(一般に「印刷法」と称する。)が提案され
ている。
【0004】従来から実用化されているカラーフィルタ
の製造方法のうち、染色法及び顔料分散法は、一般に感
光液の塗布、ソフトベーク、露光、現像、染色(顔料分
散法では染色工程を含まない)そしてハードベークから
なる工程を3回乃至4回繰り返してレッド、グリーン、
ブルーさらに場合によってはブラックからなるカラーフ
ィルタを製造する。ここで、感光液の塗布及びそのソフ
トベーク、ハードベークは比較的長時間を要するため
に、製造所要時間が長くなる。また、大型基板のカラー
フィルタを製造する際には、大型の基板に対して感光液
を順次・均一に塗布していくことになるが、高生産性と
高品質とを共に維持したうえでこれを継続実施してゆく
ことははなはだ困難といわざるを得ない。
【0005】また、前記電着法では、透明基板上に透明
導電層として所謂ITO(Indium−Tin−Ox
ide)が一般に多用される。このITOを成膜して各
色パターンにあわせて微細加工したのち、各色ごとに前
記ITOに通電して色材を電着する。したがって、IT
Oは端子部で導通をとるために同色の画素同士が接続し
ていなければならず、画素形状や画素配列に制約が生じ
る。また、異なる色間ではITOは通電してしていては
ならず、ITOのパターン化には高度な微細加工技術が
必要となる。また、前記印刷法では、感光液の塗布、露
光、現像といった所謂フォトリソグラフィーの必要がな
く製造工程は比較的短い。しかし、パターンの形状や位
置精度を高度に維持しなければならず、この要求を十分
に満たすには、極めて高度で特殊な印刷技術が必須とな
ってしまう。
【0006】そこで、より簡便なカラーフィルタ製造方
法として、電子写真方式によるカラーフィルタの製造に
関する方法が、特開昭48−16529号公報、特開昭
56−69604号公報、特開昭56−117210号
公報あるいは特開昭63−234203号公報に示され
ている。
【0007】これらにおいては、ガラス等の透明基板上
に透明導電層と透明光導電層から構成される電子写真感
光体基板の透明光導電層表面に帯電を行う工程と、露光
によりカラーフィルタの画素形状の静電潜像を描く工程
と画素部分に当たる静電潜像へトナーを付着させ画素を
形成する現像工程、以上の一連の工程を、例えばブラッ
ク、レッド、グリーンそしてブルーのトナーに対して順
次繰り返してカラーフィルタを作成している。
【0008】尚、前記現像工程には、透明光導電層表面
の静電潜像の電荷に対して逆極性の電荷を持つトナーを
付着させる正現像法(前記)と静電潜像の電荷に対して
同極性の電荷を持つトナーを付着させる反転現像法とが
ある。反転現像法は、入色すべき画素部分に該当する部
位の電荷を除去し、この部位に同極性の電荷を持つトナ
ーを付着させる方法である。また、液体現像トナーを使
用する理由、つまり湿式現像を行う理由は、乾式現像の
場合と比較して、湿式現像の場合の方が微粒子トナーを
使用して微細で高精細なパターンを形成し易いからであ
る。
【0009】ところで、カラーフィルタの画素となる液
体トナーの材料は、有機色素と溶媒に可溶な結着樹脂を
分散させて使用するため結着樹脂よりはむしろ有機色素
が固有に持つ電気抵抗値により、形成した画素の絶縁性
が決定されてしまう。そして、各工程を複数回繰り返し
て電子写真感光体基板上に例えば4色の画素を形成なし
得るためには、絶縁性の高い有機色素を選択し、画素が
光導電層と同時に次の帯電プロセスで十分に帯電するこ
とが必要になってくる。このように、絶縁性の画素を光
導電層上に形成することにより繰り返し帯電が可能とな
り、入色すべき部位の電荷を除去する反転現像法によっ
て、電子写真感光体上に直接4色画素を形成することが
可能になる。
【0010】ところで、前記のようにして作製するカラ
ーフィルタは、遮光パターン(ここで遮光パターンと
は、不要な光を遮光するパターンであり、所謂「ブラッ
クマトリックス」とか「ブラックストライプ」はこれに
当たる。)と着色画素との間や、着色画素同士の間に、
隙間が生じてしまうという大きな問題があった。この問
題の対策案としてまず検討されたものは、遮光パターン
と着色画素との一部が重なるよう、あるいは着色画素同
士の一部が重なるように露光領域に注意を払って製造を
試みるというものであった。しかし、これらがいっこう
に重ならず、結局はやはり前記の隙間が生じていた。こ
の隙間が生じる不良のことを、発明者らは「白抜け」と
称している。
【0011】さて、この「白抜け」が発生すると、本来
は透過させるべきではない光を前記の隙間から透過さ
せ、あるいは本来はそこで反射させるべきではない光を
前記の隙間の部分から反射させてしまう。この為に、例
えばバックライト付きの液晶パネルへこのカラーフィル
タを組み込んで動作させようものなら、バックライト光
がその隙間から漏れてしまい、この際に分光透過率特性
は本来設計していた性能から大きく外れ、またコントラ
スト低下までもきたしてしまい、つまるところ品質が極
めて悪いカラーフィルタとなってしまうことから重大問
題といえる。
【0012】そこで本発明者らは、電子写真方式により
製造するカラーフィルタであり、且つこの重大問題を解
決できる発明として、先にカラーフィルタの製造方法を
特許出願した(特願平5−39790号)。これは、透
明光導電層の上に遮光パターンを形成した後に、第2層
目の透明光導電層を形成し、その上に着色画素を製造す
る方法を開示したものである。この特許出願の中で、透
明光導電層の上に遮光パターンを形成した面上に第2の
透明光導電層を形成し、しかる後にその面を帯電させ、
次いで画素を形成する予定の領域を露光しこれによって
帯電電荷を除去して静電潜像を描いてしまう工程を経
て、遮光パターンとレッド、グリーンそしてブルーの着
色画素が隙間なく形成できることを見いだしたことを示
している。尚このとき、遮光パターンと着色画素とが重
なるように形成できることも見出して示している。これ
は、製造時の位置合わせ精度の厳しさの問題に関係して
おり、それら遮光パターンと着色画素とを隣接させて並
ぶように形成することよりも、前記のようにそれらの端
の一部が重なるように形成することの方が、格段に容易
であり、しかもこれと同時に、前記の白抜けをなす隙間
も無くすことができて好ましいのである。
【0013】しかしながら、その特許出願中の発明によ
るカラーフィルタは、従来は1層であった透明光導電層
の数が2層に増えてしまい、このとき厚さが従来の場合
よりも増してしまう。その結果、カラーフィルタのピー
ク透過率が低下してしまう問題、カラーフィルタの厚さ
が増してしまう問題、それから前記透明光導電層を形成
する工程が必然的に増えてしまうことから製造歩留まり
が低下し易くなる等の新たな問題も発生させてしまって
いる。
【0014】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は前記問題点
に鑑みなされたものでありその目的は、電子写真方式を
用いて製造するカラーフィルタとその製造方法とに関す
るところであり、前記遮光パターンと着色画素との間の
隙間に起因する問題を容易に且つ効果的に防止すること
にある。
【0015】つまり、まずカラーフィルタの製造が、従
来の代表的な製造法よりも簡便で短時間に製造出来、ま
た大型サイズのカラーフィルタの製造への対応も好適で
あるという特徴を失わないこと、つまり電子写真方式に
よる製造方法が本来有している特徴を失わないことであ
る。そのうえでさらに、遮光パターンと画素との間に形
成されてしまっていた隙間によって生じる問題点、つま
り得られたカラーフィルタの実際の分光特性が損なわれ
ること、良好なコントラスト(高コントラスト)が得ら
れなくなること、あるいは光導電層の為に膜厚が厚くな
ってしまい各色のピーク透過率特性が低下してしまうこ
と等の、本来必要とされる性能の範囲から逸脱して不良
品または低品質製品を製造してしまうことを、容易に且
つ効果的に防止することができるカラーフィルタとその
製造方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに本発明が提供する手段とは、まず請求項1に示すよ
うに、支持体上に形成された光導電層上に遮光パターン
と着色画素とが設けられたカラーフィルタであり、且つ
該遮光パターンは黒色色素、光導電性を有する化合物そ
して結着樹脂を主成分とすることを特徴とするカラーフ
ィルタである。
【0017】あるいは請求項2に示すように、支持体上
に形成された光導電層上に着色画素と遮光パターンとが
設けられたカラーフィルタであり、且つ該着色画素は有
機色素または無機色素からなる着色剤、光導電性を有す
る化合物そして結着樹脂を主成分とすることを特徴とす
るカラーフィルタである。
【0018】そして好ましくは請求項3に示すように、
遮光パターンと着色画素とに重なり部分があることを特
徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のカラーフィ
ルタである。
【0019】さらに好ましくは請求項4に示すように、
結着樹脂はブタジエン系樹脂が主成分であることを特徴
とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカラーフィル
タである。
【0020】さらに好ましくは請求項5に示すように、
光導電性を有する化合物に複素環式化合物が使用されて
いることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
のカラーフィルタである。
【0021】あるいは請求項6に示すように、光導電性
を有する化合物に無機酸化物が使用されていることを特
徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のカラーフィ
ルタである。
【0022】それから請求項7に示すように、支持体上
に少なくとも光導電層が設けられた感光体基板の該光導
電層を帯電させた後、次いでこの帯電した光導電層に選
択的露光を施すことにより静電潜像パターンを形成し、
液体現像剤を用いて該静電潜像パターンに応じて現像す
る工程を経るカラーフィルタの製造方法において、
(イ)前記光導電層を帯電させた後に遮光パターン現像
用の選択的露光を施して静電潜像パターンを形成し、次
いで少なくとも黒色色素、光導電性を有する化合物そし
て結着樹脂を主成分とする液体現像剤を用いて、この静
電潜像パターンに応じて遮光パターンを現像する工程、
(ロ)その後、前記遮光パターンが形成されてある光導
電層の領域を帯電させた後に、ある色の着色画素現像用
の選択的露光を施して静電潜像パターンを形成し、少な
くとも着色剤と結着樹脂とを主成分とする液体現像剤を
用いて、この静電潜像パターンに応じて着色画素を現像
する工程であり、必要により他の色についても色の数だ
け工程(ロ)を繰り返す、以上(イ)及び(ロ)を具備
することを特徴とするカラーフィルタの製造方法であ
る。
【0023】そして好ましくは請求項8に示すように、
各色の着色画素現像用の選択的露光の際に、遮光パター
ン上の少なくとも該当する色の着色画素の周辺側の部分
も露光領域に含めて露光することを特徴とする請求項7
記載のカラーフィルタの製造方法である。
【0024】あるいは請求項9に示すように、支持体上
に少なくとも光導電層が設けられた感光体基板の該光導
電層を帯電させた後、次いでこの帯電した光導電層に選
択的露光を施すことにより静電潜像パターンを形成し、
液体現像剤を用いて該静電潜像パターンに応じて現像す
る工程を経るカラーフィルタの製造方法において、
(ハ)該光導電層を帯電させた後に、ある色の着色画素
現像用の選択的露光を施して静電潜像パターンを形成
し、次いで少なくとも着色剤、光導電性を有する化合物
そして結着樹脂を主成分とする液体現像剤を用いて、こ
の静電潜像パターンに応じて着色画素を現像する工程で
あり、必要により他の色についても色の数だけ工程
(ハ)を繰り返す、(ニ)その後、前記着色画素が形成
されてある光導電層の領域を帯電させた後に遮光パター
ン現像用の選択的露光を施して静電潜像パターンを形成
し、少なくとも黒色色素と結着樹脂とを主成分とする液
体現像剤を用いて、この静電潜像パターンに応じて遮光
パターンを現像する工程、以上(ハ)及び(ニ)を具備
することを特徴とするカラーフィルタの製造方法であ
る。
【0025】そして好ましくは請求項10に示すよう
に、遮光パターン現像用の選択的露光の際に、着色画素
上の周辺寄りの部分も露光領域に含めて露光することを
特徴とする請求項9記載のカラーフィルタの製造方法で
ある。
【0026】さらに好ましくは請求項11に示すよう
に、結着樹脂がブタジエン系樹脂を主成分とすることを
特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載のカラー
フィルタの製造方法である。
【0027】さらに好ましくは請求項12に示すよう
に、光導電性を有する化合物が複素環式化合物であるこ
とを特徴とする請求項7乃至11のいずれかに記載のカ
ラーフィルタの製造方法である。
【0028】あるいは請求項13に示すように、光導電
性を有する化合物が無機酸化物であることを特徴とする
請求項7乃至11のいずれかに記載のカラーフィルタの
製造方法である。
【0029】これらは、本発明者らは鋭意研究を重ね現
象を確認しつつ考察を進めた結果、次の見解を得るに至
ったことによる。つまり、次色形成のために行なうコロ
ナ帯電による電荷が絶縁性のトナーからなるパターン
(遮光パターンあるいは着色画素)にも帯電し、もはや
静電潜像パターン形成の為の露光を行ってもこの帯電電
荷は除去し難く、電荷が残留してしまう。そしてこのた
めに、前記の反転現像法では、同極性トナーが電気的斥
力の反発の影響を受けてしまうことから、前の画素(ま
たは遮光パターン)と隙間なくまたは一部を重ねて形成
できないことを明らかにすることができた。
【0030】そこで、形成画素が高い絶縁性(誘電性)
を有するために帯電が可能で、かつ露光すると通常の感
光体と同様に帯電電荷が光減衰を呈することが出来るべ
く、遮光パターンまたは着色画素の材料に、光導電性を
呈する材料を使用した。これによると、光導電層上に形
成した遮光パターンの材料あるいは着色画素の材料にも
感光性の機能を付与させてあることから、これらが光導
電性(電子写真特性)を発現することによって、遮光パ
ターンと着色画素とを隙間無く隣接配置することが可能
となり、況んや遮光パターンと着色画素とを重ねて形成
することまでも可能となる。遮光パターンと着色画素と
の何れかを他方の上部に部分的に重ねるようにすると
は、遮光パターンと着色画素とを重ねること無く互いに
隣接して形成させるよりは、製造の際のパターン位置合
わせが格段に容易になることから、大変に好都合とな
る。
【0031】そして、カラーフィルタの製造にあたって
は、光導電性を呈する材料を液体現像トナー中に使用
し、これによりこの液体現像トナーから形成されたいず
れかのパターン(前記の遮光パターンあるいは着色画素
を指す。)を、すでに形成してあるもう一方のパターン
(着色画素あるいは遮光パターン)に対して、互いに隙
間なく隣接して形成できることは勿論のこと、さらには
それら着色画素と遮光パターンとを部分的に重ねて形成
することすらも可能になることを見い出し、本発明を完
成するに至ったものである。
【0032】また、本発明に使用される前記光導電性を
有する好適な材料としては、複素環式化合物や無機酸化
物も挙げられる。それらの好ましい具体例はいかに示
す。まず前記複素環式化合物の例としては、カルバゾー
ル、ピラゾリン、オキサジアゾール、インドールあるい
はイミダゾールなど、それからこれらの化合物の誘導体
が用いられる。この中でも、通常ホモポリマーとして混
合した形で電子写真感光体に使用されているN−カルバ
ゾールは、特に好ましく用いられる。また無機酸化物の
例としては、ZnO、MgO、Y2 3 、Al2 3
るいはBeO等が好ましく用いることが出来る。この中
でもバインダーポリマーと混合した態様で電子写真感光
体に通常使用される場合も多い酸化亜鉛(ZnO)は、
優れた光導電性を有することから特に好ましい一例とい
える。
【0033】本発明の液体現像トナーの製造方法として
は、光導電性を呈する材料として酸化亜鉛を例にとる
と、(a)着色材(好ましくは有機色素)、結着樹脂
(好ましくは熱硬化性樹脂)および上記の光導電性材料
の出発原料である塩基性炭酸亜鉛を低温減圧下で分解し
て得た酸化亜鉛粉末を、電気絶縁性キャリアー液体中で
混合し分散させる方法、(b)着色材(好ましくは有機
色素)、結着樹脂(好ましくは熱硬化性樹脂)および上
記の酸化亜鉛粉末を混練、分散して粉砕したものを、電
気絶縁性キャリアー液体中にて再分散させる方法、など
の例により、安定した帯電が可能な液体現像トナーが作
成できる。尚、これら(a)または(b)の中で、酸化
亜鉛(またはその材料・製法)に対応する部分を、その
他の光導電性を呈する材料等(前記の無機酸化物あるい
は複素環式化合物)に対応すべく置換すれば、別の好ま
しい液体現像トナーを得ることが出来る。
【0034】本発明に係わる液体現像トナーの、光導電
性を持つトナーとしての感度は、電子写真方式によるカ
ラーフィルタの基板に通常設けられる感光体層の感光体
感度と比較して同程度である必要は決してない。つま
り、光導電性を持つトナーとしての感度は、慨ね半分以
上の感度があれば十分であり、画素上のコロナ帯電が半
減するに要する露光エネルギーで示すと数mJ/cm2
となる程度である。この際に、光導電性を持つ液体現像
トナーの感度は低く電位減衰量が少ないことからトナー
付着量が減少する。しかしながら、重ねて形成される次
色のパターンはその重なりの分だけ突起とならないの
で、表面の平滑性の点では優れたものが得られる。
【0035】ちなみに、このときの形成画素の感度は、
液体現像剤の構成成分である光導電性を有する前記の複
素環式化合物あるいは無機酸化物の含有比率に依存す
る。この複素環式化合物あるいは無機酸化物の含有比率
はトナーとしての帯電特性が損なわれない範囲で種々選
定することができ、遮光パターンあるいは着色画素上の
コロナ帯電電荷が半減するに要する露光エネルギーで数
十mJ/cm2 以下になるように配合するか、あるいは
結着樹脂へ共重合させることが好ましい。
【0036】以下には、本発明に係わるカラーフィルタ
およびその製造方法について、図面を参照しつつ説明す
る。尚、図面には負帯電のトナーを用いて反転現像を用
いた趣向得パターンおよび着色画素の形成のようすを示
しているが、本発明はこれら図面に示される例のみに限
定されるものではない。例えば、正帯電トナーを用いて
電子写真感光体基板に正帯電を行うことによる反転現像
でもよく、あるいはいずれかの色(例えば一色目)の工
程で画素を正現像で形成し他の色の工程では反転現像を
行なうとか、各様な工程での適応が可能である。
【0037】さて、まず支持体1上に導電層2、光導電
層3を積層して設けたカラーフィルタ用電子写真感光体
基板4に帯電を施し、遮光パターン用マスク5を介して
紫外線6で露光を行い遮光パターンの静電潜像を描く
(図1)。なお、その際には電子写真感光体基板の導電
層2はアース7に繋がれている。それから、支持体、導
電層そして光導電層は、これらがカラーフィルタの構成
部材をなし且つ透過型カラーフィルタである場合には、
これらが透明性を有する必要があることは言うまでもな
い。。また同様に、もしも反射型カラーフィルタであれ
ば、支持体自体に反射性の高い材料(一例/ アルミニ
ウム)を使用するか、支持体上に高反射性の材料(一例
/ アルミニウム)からなる層を形成する必要がある。
それから、可撓性を必要とするカラーフィルタである場
合には、支持体自体に可撓性をもたせる必要があり、支
持体材料としては例えば樹脂製フィルムや薄い金属製フ
ィルムが代表例となる。この他にも、前記透過性と可撓
性や、前記反射性と可撓性とを組み合わせて使用する要
求があれば、前記の材料を適宜に組み合わせればよい。
【0038】次いで、負帯電のブラックトナー8を用い
て現像を行い、光導電性の遮光パターン9を形成する。
(図2) さらに、コロナ放電用電源10に接続した帯電器11を
用いて負帯電を行い、画素用マスク12を用いて、遮光
パターン9を含む領域から2色目の画素部分に紫外線6
を照射し、遮光パターン9上の帯電電荷及び光導電層上
の画素に相当する部位の電荷を除去し静電潜像を描く。
(図3)
【0039】この後、負帯電のレッドトナー13を用い
て現像を行い、レッド画素14を形成する。電荷の除去
された遮光パターン上からトナーが付着して、隙間なく
着色画素を重ねて形成する。(図4) 以下同様にして、3色目のグリーン画素15と4色目の
ブルー画素16を形成することにより電子写真方式によ
るカラーフィルタ17を形成することができる。(図
5)
【0040】あるいは、カラーフィルタ用電子写真感光
体基板4に帯電を施し、着色画素用マスク12を介して
紫外線6で露光を行い着色画素の静電潜像を描く。(図
6) 次いで、負帯電のレッドトナー13を用いて現像を行
い、光導電性のレッド画素14を形成する。(図7) 以下同様にして、グリーン画素15とブルー画素16を
形成する。(図8)
【0041】この後、負帯電を行い遮光パターン用マス
ク5を介して、レッド画素14、グリーン画素15、ブ
ルー画素16を含む領域から紫外線6で露光を行いこれ
ら着色画素上の帯電電荷及び光導電層上の遮光パターン
に相当する部位の電荷を除去し静電潜像を描く。(図
9) しかる後に、負帯電のブラックトナー8を用いて現像を
行い、遮光パターン9を形成することにより(図1
0)、電子写真方式によるカラーフィルタ17を形成す
ることができる。(図11)
【0042】露光光源には、透明導電層つきガラス基板
にポリビニルカルバゾール系の光導電組成物を膜形成し
たカラーフィルタ用電子写真感光体の感光波長域に、前
記の複素環式化合物あるいは無機酸化物の感光波長域が
一致することから紫外光を使用することが好ましい。例
えば、無機酸化物の一つである前記酸化亜鉛が単独で使
用される場合は、その顕著な一例といえる。勿論、可視
領域に吸収を持つ色素を吸着させて、任意の波長光に感
度をもたせることなども可能である。
【0043】液体現像トナー中の前記光導電材料の構成
比率は、少なくとも着色剤と結着樹脂とから構成される
分散粒子の重量に対して、10重量%以上含有していれ
ば差し支えないが、好ましくは10乃至50重量%の範
囲である。というのは、光導電材料が、構成する粒子重
量に対して10重量%未満の場合には、これにより形成
された画素の電子写真特性が発現されず、このため重ね
画像を隙間なく隣接させたり、あるいは重ねて形成する
ことが不可能となるからである。また前記光導電材料の
構成比率が50重量%を超えた場合には、電気絶縁性キ
ャリアー液体と当該粒子からなる材料系への分散が飽和
に達して沈降・凝集などが起こる原因となり、このため
トナー現像性が影響を受けて画質が低下してしまう傾向
があるからである。
【0044】本発明に用いられる液体トナーに用いられ
る着色材は、得られるカラーパターン形成物の用途によ
り適宜に材料選択してよいが、例えば液晶表示装置や固
体撮像素子に使用するカラーフィルタ用としては有機色
素が良く、その中でもアゾレーキ系、不溶性アゾ系、縮
合アゾ系、フタロシアニン系、キナクリドン系、ジオキ
サジン系、イソインドリノン系、アントラキノン系、ペ
リレン系、チオインジゴ系あるいはペリレン系等の、十
分な分光透過率特性を呈することが可能な有機顔料が好
適である。
【0045】また一方、本発明に用いられる液体現像ト
ナーに用いられる結着樹脂としては、熱硬化性樹脂が好
適であり、例えばアクリル樹脂、スチレン樹脂、ポリア
ミド樹脂、ゴム系樹脂、環化ゴム、ロジン誘導体、エポ
キシ樹脂、セルロース類、ブタジエン樹脂、ポリイミド
樹脂、メラミン樹脂あるいは尿素樹脂等が好ましく用い
られる。ただし、カラーフィルタ用の結着樹脂材料とし
て好適な例としては、低誘電率、高絶縁性のトナー溶媒
に対する溶解性と、着色剤としての有機色素との相互作
用とにより、明瞭な荷電粒子が得られる、という理由か
らブタジエン樹脂が挙げられる。
【0046】前記液体現像トナーの溶媒である電気絶縁
性キャリアー液体としては、好ましくはその電気抵抗値
が慨ね1010Ω−cm以上であり、比誘電率が3以下の
環式飽和炭化水素系あるいは芳香族系炭化水素が用いら
れる。なお具体的な材料としては、例えばn−ペンタ
ン、シクロヘキサン、パラフィン、シクロパラフィン、
塩素化パラフィン、ナフサあるいはケロシン軽油等のも
のが好適に用いられる。
【0047】また、本発明の液体現像トナーには、電荷
を調整するための電荷制御剤の添加が可能であり、例え
ばナフテン酸コバルト、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸
銅、ナフテン酸マンガン、オクチル酸コバルト、オクチ
ル酸ジルコニウム、レシチンあるいはステベライトロジ
ンのアルミニウム塩のような従来から公知のものでも好
適に用いることができる。
【0048】尚、本発明にかかわる液体現像トナーに含
まれる粒子の平均粒径としては、特に数値限定すべき明
確な範囲はないが、出来るだけ小さい粒径のものが好ま
しい。というのは、電子写真方式に用いることから小粒
径になるに従い、パターンの形状や画質が良好に形成で
きることから、特に好ましくなる。さらに述べると、カ
ラーフィルタ用に使用する際は、カラーフィルタに特に
高い透明性を求める場合(一般に、高透明性のものが好
まれるが。)には、前記粒子の目安として、平均粒径が
5ミクロン以下という小ささであることが好ましい。と
いうのは、完成品であるカラーフィルタが液晶表示装置
等に使用された際を想定すると、カラーフィルタに入射
した光の散乱が減少するので、透明性の高いカラーフィ
ルタが得られることになるからである。
【0049】
【作用】本発明に係わる液体現像トナーは、前記の粒子
の構成成分に光導電性物質を含有していることから、こ
れを用いて形成したパターンは光導電性(電子写真特
性)を示す。この為、先に形成したパターンを帯電させ
たうえで選択的露光を行うことにより、露光された領域
は電荷が失われることから、次に形成されるパターンは
先に形成したパターンと隙間無く隣接して形成すること
が出来る。そしてさらには、先に形成したパターンの上
にも、次のパターンを重ねて形成することすら可能にな
る。
【0050】ここで、カラーフィルタを製造する場合を
例に挙げると、先に形成したブラックトナーからなる遮
光パターンに対して、カラートナーからなる着色画素
を、隙間無く隣接して/あるいは遮光パターンに一部を
重ねて形成することが出来る。そして、これと逆の順序
で、先に形成した着色画素に対して、遮光パターンを、
隙間無く隣接して/あるいは着色画素に一部を重ねて、
形成することもできる。また、これらと同様にして、先
に形成した着色画素に対して次の着色画素を、やはり、
隙間無く隣接して/あるいは先に形成した着色画素に一
部を重ねて、形成することも勿論出来る。
【0051】
【実施例】
<実施例1>透明支持体として1mm厚の石英ガラスを
用い、片面にITOをスパッタリング法により製膜し透
明導電層とした。透明支持体の材質としては特に限定す
るものではなく、透明なガラス基板、透明な樹脂の基
板、もしくはフィルム等が適応可能である。尚、一般の
カラーフィルタには低膨張ガラスが頻繁に用いられるこ
とは公知の通りである。また、透明導電層にはITOを
使用したが、特にこれに限定されず、公知のもので差し
支えない。例えば、無機金属導電膜(Ta、等の金属薄
膜)、無機金属酸化物導電膜(SnO2 、MgO、Al
2 3 等の薄膜)、あるいは四級アンモニウム塩等の有
機導電膜等でも適応可能である。このような透明導電層
の形成方法としては、透明支持体上に蒸着法、スパッタ
リング法、CVD法、コーティング法、めっき法、ディ
ピィング法あるいは電解重合法等を適宜適応してよい。
【0052】次いで、ビニルカルバゾール、N−ブトキ
シメチルアクリルアミドから構成される特開平5−80
547号公報記載の透明な光導電組成物を透明導電層つ
きガラス基板に形成した電子写真感光体へコロナ帯電器
を用いて−6kVを印加し、表面へコロナ放電を施して
帯電を行った。帯電の終了した電子写真感光体の上か
ら、遮光パターン用マスクを介して紫外線を照射し遮光
パターン状に電荷を除去し、静電潜像を描いた。
【0053】この後、次に示す材料 ・黒色有機顔料(三菱マテリアル製:チタンブラック−13R) 1重量部 ・ポリブタジエン(出光石油化学製:R−45−EPT) 1重量部 ・N−ビニルカルバゾール 0.6重量部 ・レシチン 0.1重量部 をアイソパ−H(エッソ化学製)998重量部中に加え
十分に分散し、混合して得られた負帯電の液体現像剤に
より現像を行い、光導電性を有する遮光パターンを形成
した。
【0054】つづいて2色目の着色画素を形成するため
に、遮光パターンを形成した感光体へコロナ放電により
帯電を行った上で、遮光パターンの境界領域も露光でき
る2色目画素用のマスクを位置合わせし露光を行い、該
当する画素部分の電荷を除去した。この部位にポリブタ
ジエン樹脂とアクリル樹脂に赤色有機顔料と黄色有機顔
料を混合、分散した特許出願平成5−242299号記
載のレッドトナーでレッド画素を形成した。ついで、同
様の手順で帯電、露光、現像を繰り返してグリーン、ブ
ルー画素を形成した。
【0055】透明光導電層の帯電電荷が残留電位に到達
する光量に対して、遮光パターンの帯電電荷は、半減す
る程度にしか光減衰しておらず現像性に差が生じるもの
であったが、レッド、グリーン、ブルー何れも画素境界
を遮光パターン上に重ねて形成できていた。この現象
は、重ね部ではトナーの付着が少なくなり、カラーフィ
ルタの要求性能である平滑性の観点から好ましいもので
あった。また、分光透過率に優れ、ピーク透過率の高い
カラーフィルタを得ることができた。
【0056】<実施例2>前記<実施例1>と同じカラ
ーフィルタ用電子写真感光体基板へコロナ帯電器を使っ
て負のコロナ帯電を行って、画素用マスクの上から露光
を行い画素状に電荷を除去した静電潜像パターンを形成
した。
【0057】この後に、次に示す材料: ・赤色有機顔料(BASF製:クロモフタルレッドA2B) 0.7重量部 ・黄色有機顔料(大日本インキ化学製:ファーストゲンイエローGRO) 0.3重量部 ・ポリブタジエン(出光石油化学製:Rー45ーEPT) 9重量部 ・N−ビニルカルバゾール 3重量部 ・レシチン 0.1重量部 をアイソパ−H(エッソ化学製)987重量部中に加え
十分に分散し、混合した液体現像剤により現像を行い、
レッド画素を形成した。
【0058】この後、再度負帯電を行いレッド画素に隣
接するよう位置合わせを行い、次色の画素部位の電荷を
除去しておき、赤色顔料の代わりに、 ・緑色有機顔料(BASF製:ヘリオゲングリーンL9
361) 0.8重量部だけ使用した以外は<実施例1
>と同様にして得られたグリーントナーと、次に示す材
料: ・青色有機顔料(BASF製:ヘリオゲンブルーL6700F) 0.8重量部 ・紫色有機顔料(大日精化製:クロモファインバイオレッドRE)0.2重量部 ・ポリブタジエン(出光石油化学製:R−45−EPT) 9重量部 ・N−ビニルカルバゾール 3重量部 ・レシチン 0.1重量部 をアイソパーH987重量部中に加え分散し得られたブ
ルートナーを用いて反転現像を繰り返し行い、光導電性
のグリーンおよびブルー画素を形成した。
【0059】さらに、前記と同様の帯電を行い、レッ
ド、グリーン、ブルーの着色画素のエッジ上部から露光
域となる遮光パターン用のマスクを位置合わせし露光を
行い、着色画素エッジ領域を含めて電荷を除去し、<実
施例1>と同様なブラックトナーで遮光パターンを着色
画素上部に形成した。なお、Nービニルカルバゾールを
配合せず光導電性を有さないブラックトナーを用いるこ
とも可能である。
【0060】このようにして、作製したカラーフィルタ
はレッド、グリーン、ブルーの着色画素上に遮光パター
ンを重ねて形成できており、ピーク透過率の高いカラー
フィルタを得ることができた。
【0061】<実施例3>塩基性炭酸亜鉛を低温減圧下
で分解してして得たZnO粉末を、500℃、24時間
空気中で処理した。この後微粉砕を行ったZnO透光性
焼結体を0.6重量部と、それから次の材料すなわち ・黒色有機顔料 (三菱マテリアル製、商品名:チタンブラック−13R) 1重量部 ・ポリブタジエン (出光石油化学社 製、商品名:R−45−EPT) 1重量部 ・オクテン酸ジルコニウム 0.4重量部 を、電気絶縁性キャリアー液体(エッソ化学製、商品
名:アイソパーH)997重量部中に加えて十分に分散
・混合し液体現像トナーを作製した。この後、ゼータ電
位を測定したしたところ安定した電荷量で良好な正帯電
ブラックトナーとなっていることが確認できた。
【0062】次いで、ビニルカルバゾールとN−ブトキ
シメチルアクリルアミドから構成される特開平5−80
547号公報記載の透明な光導電組成物を、透明導電層
つきガラス基板に膜形成した電子写真感光体を用意し、
その表面へコロナ帯電器を用いて+6kVを印加してコ
ロナ放電を施し帯電を行った。帯電の終了した前記電子
写真感光体の上から、遮光パターン用マスクを介して紫
外線を照射し遮光パターン状に電荷を除去することによ
り静電潜像を描き、上記ブラックトナーで現像し光導電
性を有する遮光パターンを形成した。これは、形状や光
学濃度が良好で、非画素部に汚れのない優れたものが得
られていた。
【0063】続いて、この上から前記と同様の帯電を行
った上で、2色目の画素が形成されるべく遮光パターン
中の特定の空き領域と、遮光パターンのエッジから僅か
に内側迄の周辺領域を露光できる照射エリアを持つマス
ク(2色目画素用マスク)で、所定の位置にアライメン
トした。次いで紫外光で露光を行い、これにより当該画
素を形成すべき領域の電荷と遮光パターン中の前記周辺
領域の電荷とを選択的に除去し、ブタジエン樹脂とアク
リル樹脂に赤色有機顔料と黄色有機顔料を混合・分散し
たレッドトナー(特願平5−242299号)を用いて
現像を行いレッド画素を形成した。ここで、レッドトナ
ーとしては敢えて光導電性のあるのもを使用しなかった
が、本発明に係わるような光導電性のあるレッドトナー
を使用しても差し支えない。次いで、グリーンとブルー
についても、使用するトナーが各色用であることを除
き、他はレッドの場合と同様の手順で帯電・露光・現像
を繰り返すことによりグリーンおよびブルーの画素を形
成した。
【0064】このようにして得られた、カラーフィルタ
の外観を光学顕微鏡で観察したところ、遮光パターンと
レッド、グリーン、ブルーの着色画素とをエッジ部で重
ねて形成できており、ピーク透過率やコントラストが高
くトータル膜厚の薄い優れたカラーフィルタを得ること
ができた。
【0065】<実施例4> <実施例3>で得られた酸亜鉛の透光性焼結体粉末 3重量部 そして次に示す材料 ・赤色有機顔料 (BASF製、商品名:クロモフタルレッドA2B) 0.7重量部 ・黄色有機顔料 (大日本インキ化学製、商品名:ファーストゲンイエローGRO) 0.3重量部 ・ポリブタジエン (出光石油化学製、商品名:R−45−EPT) 9重量部 ・レシチン 1重量部 これらを電気絶縁性キャリアー液体(エッソ化学製、商
品名:アイソパーH)986重量部中に加えて十分に分
散・混合して液体現像トナーを作製した。この後にゼー
タ電位を測定したところ、安定した電荷量で良好な負帯
電レッドトナーとなっていることが確認できた。
【0066】<実施例3>と同じカラーフィルタ用電子
写真感光体基板へコロナ帯電器を使って−6kVを印加
し負のコロナ帯電を行い、画素用マスクの上から露光し
画素状に電荷を除去した後、上記負帯電レッドトナー液
中に浸漬現像して1色目に光導電性レッド画素を形成し
た。
【0067】この後に、再度負帯電を行いレッド画素に
隣接するよう位置合わせを行い、次色の画素部位の電荷
を露光し除去しておいた。次いで、赤色有機顔料の代わ
りに緑色有機顔料(BASF製、商品名:ヘリオゲング
リーンL9361)を0.8重量部だけ使用したことを
除いて、その他は<実施例3>と同様にして得られたグ
リーントナーと、次の材料 ・酸化亜鉛の透光性焼結体粉末 3重量部 ・青色有機顔料 (BASF製、商品名:ヘリオゲンブルーL6700F) 0.8重量部 ・紫色有機顔料 (大日精化製、商品名:クロモファインバイオレッドRE)0.2重量部 ・ポリブタジエン (出光石油化学製、商品名:R−45−EPT) 9重量部 ・レシチン 1重量部 を電気絶縁性キャリアー液体(エッソ化学製、商品名:
アイソパーH)986重量部中に加え分散して得られた
ブルートナーを用いて反転現像を繰り返し行い、光導電
性のグリーンおよびブルー画素を形成した。
【0068】続いて、前記と同様の帯電を行った上で、
レッド、グリーン、ブルーの各着色画素上の周辺をなす
領域(エッジ領域)を含めた領域を露光域として、遮光
パターン用のマスクを位置合わせしたうえで露光を行
い、着色画素上のエッジ領域を含めて電荷を除去し、<
実施例3>と同様なブラックトナーで遮光パターンを着
色画素上部に形成した。なお、このときには、酸化亜鉛
を配合せず光導電性を有さないブラック用トナーを用い
ることも可能である。
【0069】この様にして得られた、カラーフィルタの
外観を光学顕微鏡で観察したところ、レッド、グリーン
そしてブルーの各着色画素のエッジ部分から、遮光パタ
ーンが重ねられて形成できており、つまり前記の隙間が
無く、ピーク透過率やコントラストが高く且つトータル
の膜厚が薄いという、優れたカラーフィルタを得ること
ができた。
【0070】<比較例1>N−ビニルカルバゾール、あ
るいは酸化亜鉛を含有させなかったこと以外は、<実施
例1>と同様にして作製したブラックトナーを用いて、
電子写真感光体基板に遮光パターンを形成した。次い
で、さらに、前記透明な光導電組成物を2μmの膜厚に
なるようにスピンコートを使用して第2層目の透明光導
電層を形成した。
【0071】続いて、帯電を行い遮光パターン上部に位
置する領域から2色目画素用のマスクを位置合わせし露
光を行い、該当する画素部分の電荷を除去し、ポリブタ
ジエン樹脂とアクリル樹脂に赤色有機顔料と黄色有機顔
料を混合、分散した特許出願平成5−242299号記
載のレッドトナーでレッド画素を形成した。ついで、同
様の手順で帯電、露光、現像をグリーントナー、ブルー
トナーについて繰り返しグリーン、ブルー画素を形成し
た。
【0072】このようにして、作成したカラーフィルタ
の外観を光学顕微鏡で観察したところ、遮光パターン
と、レッド・グリーン・ブルーの着色画素のエッジ部が
重なっていたが、透明光導電層の膜厚が厚くなるために
ピーク透過率が低いものになっていた。
【0073】<比較例2>遮光パターンを形成した後
に、第2層目の透明光導電層を形成せずに、前記と同様
の帯電を行った上で、遮光パターン上部の領域も露光で
きる2色目画素用のマスクを位置合わせし露光を行い、
<実施例1>記載のレッドトナーでレッド画素を形成し
た。ついで、同様の手順で帯電、露光、現像をグリーン
トナー、ブルートナーについて繰り返しグリーン、ブル
ーの画素を形成した。
【0074】このようにして、作成したカラーフィルタ
の外観を光学顕微鏡で観察したところ、遮光パターンと
レッド、グリーン、ブルー着色画素のエッジ部が重なら
ず遮光パターンと着色画素周囲が3〜5μmの隙間が生
じ、設計した分光透過率特性とコントラストが得られな
かった。
【0075】<比較例3>酸化亜鉛粉末を含有させなか
ったことを除き、それ以外は<実施例3>と同様にして
作製したブラックトナーを用いて、電子写真感光体基板
に遮光パターンを形成した。次いで、ビニルカルバゾー
ルとN−ブトキシメチルアクリルアミドとから構成され
る前記透明な光導電組成物を、スピンコート法により2
μmの膜厚になるように第2層目の透明光導電層を形成
した。
【0076】次いで、前記と同様の帯電を行ったうえ
で、第2層目の透明光導電層を介して、遮光パターン上
部に位置する領域から2色目画素用のマスクを位置合わ
せし露光を行い、該当する画素部分の電荷を除去し、ブ
タジエンと樹脂とアクリル樹脂とに、赤色有機顔料と黄
色有機顔料とを混合し分散したレッドトナー(特願平5
−242299号記載)でレッド画素を形成した。次い
で、このレッドと同様の手順で、帯電、露光そして現像
を、グリーントナー、ブルートナーについて繰り返し、
グリーンおよびブルーの各画素を形成した。
【0077】このようにして、作製したカラーフィルタ
の外観を光学顕微鏡で観察したところ、遮光パターンと
レッド、グリーン、ブルー着色画素のエッジ部が重なっ
ていたが、透明光導電層の膜厚が厚くなるためにピーク
透過率が低いものになっていた。
【0078】<比較例4>遮光パターンを形成した後
に、第2層目の透明光導電層を形成せずに、前記と同様
の帯電を行った上で、遮光パターン上部の領域も露光で
きる2色目画素用のマスクを位置合わせし露光を行い、
<実施例1>記載のレッドトナーでレッド画素を形成し
た。次いで、同様の手順で帯電、露光そして現像をグリ
ーントナーとブルートナーについてそれぞれ繰り返し、
グリーンとブルーの各画素を形成した。
【0079】このようにして、作製したカラーフィルタ
の外観を光学顕微鏡で観察したところ、遮光パターンと
レッド、グリーンそしてブルーの着色画素の端部領域が
重ならず、遮光パターンと着色画素との間(つまり着色
画素の周囲)に幅3〜5μmの隙間が生じていた。ま
た、このカラーフィルタの特性評価を行ったところ、設
計した分光透過率特性やコントラストが得られていなか
った。
【0080】以上、前記の<実施例1乃至2>および<
比較例1乃至2>のそれぞれにより得られたカラーフィ
ルタについて、各色のピーク透過率を測定した結果と、
光学顕微鏡を用いて遮光パターンと着色画素との重ねの
状態を観察した結果とを(表1)に示した。
【0081】さて、前記の<実施例1>乃至<実施例4
>および<比較例1>乃至<比較例4>により得られた
カラーフィルタについて、それぞれの各色のピーク透過
率を測定した結果を(表1)に、また、光学顕微鏡観察
により遮光パターンと着色画素の重ねの状態を観察した
様子を(図13)に示した。
【0082】
【表1】
【0083】
【発明の効果】本発明に係わる液体現像トナーは、帯電
安定性を十分に維持しながら、電子写真特性として要求
される光導電性を十分に有するものである。従って、本
発明の液体現像トナーを用いることにより、良好なカラ
ーパターン形成を簡便に行えると同時に画素パターン上
部から静電潜像パターンを描くことができ、電子写真感
光体の機能を合わせ持つことが可能になる。そのため、
本発明に係わる液体現像トナーは、カラーフィルタの製
造に適用した場合には、従来のカラーフィルタの製造方
法と比較して、より簡便に製造できカラーフィルタの大
型画面への対応の好適である、という電子写真方式が有
する特徴を発揮でき、且つ遮光パターンと着色画素との
間の隙間の為に発生していた不要な光の漏れによる分光
特性の劣化やコントラストの低下が無く、さらにカラー
フィルタのトータル膜厚が薄くピーク透過率が低下しな
い前記の課題が解決された液体現像トナーを提供するこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラーフィルタの製造方法に係わる一
実施例について、断面図を用いて概略の工程を示す説明
図である。
【図2】本発明のカラーフィルタの製造方法に係わる一
実施例について、断面図を用いて概略の工程を示す説明
図である。
【図3】本発明のカラーフィルタの製造方法に係わる一
実施例について、断面図を用いて概略の工程を示す説明
図である。
【図4】本発明のカラーフィルタの製造方法に係わる一
実施例について、断面図を用いて概略の工程を示す説明
図である。
【図5】本発明のカラーフィルタの製造方法に係わる一
実施例について、断面図を用いて概略の工程を示す説明
図である。
【図6】本発明のカラーフィルタの製造方法に係わる一
実施例について、断面図を用いて概略の工程を示す説明
図である。
【図7】本発明のカラーフィルタの製造方法に係わる一
実施例について、断面図を用いて概略の工程を示す説明
図である。
【図8】本発明のカラーフィルタの製造方法に係わる一
実施例について、断面図を用いて概略の工程を示す説明
図である。
【図9】本発明のカラーフィルタの製造方法に係わる一
実施例について、断面図を用いて概略の工程を示す説明
図である。
【図10】本発明のカラーフィルタの製造方法に係わる
一実施例について、断面図を用いて概略の工程を示す説
明図である。
【図11】本発明のカラーフィルタの製造方法に係わる
一実施例について、断面図を用いて概略の工程を示す説
明図である。
【図12】従来のカラーフィルタの製造方法に係わる一
実施例について、断面図を用いて概略を示す説明図であ
る。
【図13】従来のカラーフィルタで存在していた「白抜
け」の様子を平面図で示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・支持体 2・・・導電層 3・・・光導電層 4・・・カラーフィルタ用電子写真感光体 5・・・遮光パターン用マスク 6・・・紫外光 7・・・アース 8・・・ブラックトナー 9・・・光導電性をもつ遮光パターン 10・・・コロナ放電用電源 11・・・帯電器 12・・・着色画素用マスク 13・・・レッドトナー 14・・・レッド画素 15・・・グリーン画素 16・・・ブルー画素 17・・・カラーフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池 伸顕 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に形成された光導電層上に遮光パ
    ターンと着色画素とが設けられたカラーフィルタであ
    り、且つ該遮光パターンは黒色色素、光導電性を有する
    化合物そして結着樹脂を主成分とすることを特徴とする
    カラーフィルタ。
  2. 【請求項2】支持体上に形成された光導電層上に着色画
    素と遮光パターンとが設けられたカラーフィルタであ
    り、且つ該着色画素は有機色素または無機色素からなる
    着色剤、光導電性を有する化合物そして結着樹脂を主成
    分とすることを特徴とするカラーフィルタ。
  3. 【請求項3】遮光パターンと着色画素とに重なり部分が
    あることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載
    のカラーフィルタ。
  4. 【請求項4】前記結着樹脂はブタジエン系樹脂が主成分
    であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
    載のカラーフィルタ。
  5. 【請求項5】前記光導電性を有する化合物に複素環式化
    合物が使用されていることを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかに記載のカラーフィルタ。
  6. 【請求項6】前記光導電性を有する化合物に無機酸化物
    が使用されていることを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかに記載のカラーフィルタ。
  7. 【請求項7】支持体上に少なくとも光導電層が設けられ
    た感光体基板の該光導電層を帯電させた後、次いでこの
    帯電した光導電層に選択的露光を施すことにより静電潜
    像パターンを形成し、液体現像剤を用いて該静電潜像パ
    ターンに応じた現像を行なう工程を経るカラーフィルタ
    の製造方法において、(イ)前記光導電層を帯電させた
    後に遮光パターン現像用の選択的露光を施して静電潜像
    パターンを形成し、次いで少なくとも黒色色素、光導電
    性を有する化合物そして結着樹脂を主成分とする液体現
    像剤を用いて、この静電潜像パターンに応じて遮光パタ
    ーンを現像する工程、(ロ)その後、前記遮光パターン
    が形成されてある光導電層の領域を帯電させた後に、あ
    る色の着色画素現像用の選択的露光を施して静電潜像パ
    ターンを形成し、少なくとも着色剤と結着樹脂とを主成
    分とする液体現像剤を用いて、この静電潜像パターンに
    応じて着色画素を現像する工程であり、必要により他の
    色についても色の数だけ工程(ロ)を繰り返す、以上
    (イ)及び(ロ)を具備することを特徴とするカラーフ
    ィルタの製造方法。
  8. 【請求項8】各色の着色画素用の選択的露光の際に、遮
    光パターン上の少なくとも該当する色の着色画素の周辺
    側の部分も露光領域に含めて露光することを特徴とする
    請求項7記載のカラーフィルタの製造方法。
  9. 【請求項9】支持体上に少なくとも光導電層が設けられ
    た感光体基板の該光導電層を帯電させた後、次いでこの
    帯電した光導電層に選択的露光を施すことにより静電潜
    像パターンを形成し、液体現像剤を用いて該静電潜像パ
    ターンに応じた現像を経るカラーフィルタの製造方法に
    おいて、(ハ)該光導電層を帯電させた後に、ある色の
    着色画素現像用の選択的露光を施して静電潜像パターン
    を形成し、次いで少なくとも着色剤、光導電性を有する
    化合物そして結着樹脂を主成分とする液体現像剤を用い
    て、この静電潜像パターンに応じて着色画素を現像する
    工程であり、必要により他の色についても色の数だけ工
    程(ハ)を繰り返す、(ニ)その後、前記着色画素が形
    成されてある光導電層の領域を帯電させた後に遮光パタ
    ーン現像用の選択的露光を施して静電潜像パターンを形
    成し、少なくとも黒色色素と結着樹脂とを主成分とする
    液体現像剤を用いて、この静電潜像パターンに応じて遮
    光パターンを現像する工程、以上(ハ)及び(ニ)を具
    備することを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  10. 【請求項10】遮光パターン用の選択的露光の際に、着
    色画素上の周辺寄りの部分も露光領域に含めて露光する
    ことを特徴とする請求項9記載のカラーフィルタの製造
    方法。
  11. 【請求項11】前記結着樹脂にブタジエン系樹脂を主成
    分として使用することを特徴とする請求項7乃至10の
    いずれかに記載のカラーフィルタの製造方法。
  12. 【請求項12】前記光導電性を有する化合物に複素環式
    化合物を使用することを特徴とする請求項7乃至11の
    いずれかに記載のカラーフィルタの製造方法。
  13. 【請求項13】前記光導電性を有する化合物に無機酸化
    物を使用することを特徴とする請求項7乃至11のいず
    れかに記載のカラーフィルタの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009072658A1 (en) * 2007-12-04 2009-06-11 Canon Kabushiki Kaisha Method of manufacturing flat panel display

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