JPS60202446A - ワンシヨツトカラ−電子写真用感光体の製造法 - Google Patents

ワンシヨツトカラ−電子写真用感光体の製造法

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JPS60202446A
JPS60202446A JP5898184A JP5898184A JPS60202446A JP S60202446 A JPS60202446 A JP S60202446A JP 5898184 A JP5898184 A JP 5898184A JP 5898184 A JP5898184 A JP 5898184A JP S60202446 A JPS60202446 A JP S60202446A
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red
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ink
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Toshio Sakai
捷夫 酒井
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Ricoh Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は特にワンショットカラー方式の電子写真用感光
体における3原色モザイクフィルター層の改良形成法に
関する。
従来技術 カラー電子写真法としては従来、カールソンプロセスを
利用した方法がよく知られている。
この方式で用いられる感光体は通常の白黒電子写真法で
用いられる感光体と同じく導電性基体上に光導電層(但
し可視領域にパンクロマチツクな光感度を有するもの)
を設けたものでよいか、周知の如く、この方式はカラー
原稿画像の無光工程か複雑である上、各色トナーで現像
後の各色可視像の位置合せが困難である等、多くの欠点
を持っている。そこでこれらの欠点を解消するために近
年、1回のカラーJQaiI!iI像の露光によりカラ
ー画像が得られ、しかも前記位置合せの問題もない、い
わゆるワンショットカラ一方式の電子写真法か提案され
ている。このような簡便な方式に用いられる感光体とし
ては例えば特開昭52−74341号公報に記載される
ように、導電性基体上に光導電層とその上に3原色モザ
イクフィルターMを設けたものが知られている。また本
発明者が先に提案した新規なワンショットカラー電子写
真法では導電性基体」二に互いに分光感度又は光感度の
異なる2つの光導電層とその上に同様なモザイクフィル
ター層を設けた複合感光体が使用されている。
以上のようなワンショットカラー電子写真用感光体にお
いて、3原色モザイクフィルター層はいずれも透明絶縁
性フイルムに各色のカラーインク(赤、緑、青の各色素
を樹脂バインダーと共に適当な溶媒に溶解した溶液)を
モザイク状に印刷し、これを透明接着剤で光導電層面と
貼合せることにより形成される。このため従来のモザイ
クフィルター層の形成法では1)絶縁性フイルムや接着
剤によってフィルター層が厚くなるので、窩解像力のカ
ラー画像は形成できない、2)エンドレスのモザイク模
様を形成できないので、ドラム状感光体は作れず、従っ
てコピー速度の向上は望めない、3)工程が複雑なので
、収軍が低く、またコスト尚である等の欠点があった。
目的 本発明の目的は薄く、シかもエンドレスのモザイクフィ
ルター層を簡単、月つ安価に形成でき、従って高解像力
のカラ一画像が得られ、且つコピー速度の早い感光体を
製造できるワンショットカラー電子写真用感光体の製造
法を提供することである。
構成 本発明方法は導電性基体上に光導電層及び3原色モザイ
クフィルター層を順次設けるワンショットカラー電子写
真用感光体の製造法において、前記フィルター層を、赤
、緑、宵の各色素及び樹脂ノ9インダーを溶解した溶液
(以下、インク溶液Aという)、又は前記各色素及び重
合ψ1〃;・、 体樹脂とを化学的に結合し71V#*it’CIWit
’A’;’,−’,.でなる重合体結合色素を溶解した
溶液(以下、インク溶液Bという)をインクジェット方
式により光導1、層上に直接、モザイク状又はストライ
プ状に吹付けた後、乾燥することにより形成することを
特徴とするものである。
このように本発明方法は従来の印刷方式をインクジェッ
ト方式に変え、且つこのインクジェット方式で絶縁性フ
イルムを介さすに直接、光インクインク 導vL層上へ溶液A又Cは?液Bを吹付けてモザイクフ
ィルターfaヲ形成する点に・特徴がある。
本発明において、モザイクフィルター層の形成工程で使
用されるインク溶液Aは従来のカラーインクと同じく、
赤、緑、青の各色素、樹脂バインダー及び必要あれば電
荷移動物質(ドナー又はアクセゾター)を適当な溶媒に
溶解して作られる。なお亦、緑、宵の各色素はカラー画
像を形成する必要上、夫々赤、縁、青領域の波長の他、
各色素同志、又はある1種の色素(例えば縁色素)と他
の2sの色素(例えば赤及び宵色素)とは可視領域外の
互いに異なる波長の光に対し透過性を有することが必安
である。
このような赤色素としてはキシレンレツドB1C.I.
ピグメント81等が挙げられる。
緑色素としてはマラカイトグリーン、銅フタロシアニン
グリーン(0,I,屑PG−7,PG−36)等が挙げ
られる。
青色素としてはO.I.ダイレクトブノレー86、銅フ
タロシアニンブル−(0,I./l6FB−15α形,
PB−15j形,PB−15−1モノクロJレ)、銅フ
タロシアニンレーキ青色顔料(ファストスカイブノレ−
C,I,慮PB−17)、カルパゾーノレジオキサジン
ノ々イオレット(0,I,APV−23)、インダンス
レンブルー(PB−60,PB−22,PB−21,P
B−61)等が挙げられる。
また樹脂ノ々インダーとしてはアクリノレ樹脂、スチレ
ン〜アクリノレ酸共重合体、セノレo−ス及びその誘導
体(例えばヒドロキシプ口ピlレセlレロース、メチル
セルロース、PVA,/IJヒニIレヒOリ1’ン、N
−ビニル−2−ピロIJドンオリゴマー、スチレンー無
水マレイン酸共重合体、フェノールホルムアルデヒド樹
脂、密ろう、シエラツク等が挙げられる。
なお各色素と,6インダーとの割合Gま1:1〜10(
重量比)程度が適幽である。溶媒としてはメチルアルコ
ール、エチルアノレコーノレ、フロビルアルコール、モ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ジメチルホ
ルムアミド、エチレングリコール、グリセリン、酢酸エ
チル、アセトン、ビロリドン、水等が挙げられる。
電荷移動物質、即ちアクセプター又はドナーとしては公
知のものか全て使用でき、例えばアクセプターについて
はα−メチルアントラキノン、2,4.7−トリニトロ
フルオレノン、p−クロラニル、p−ニトロフェノール
、1−クロロー2,4−ジニトロベンゼン、テトラシア
ノメタン等が挙げられる。ドナーについては後述する通
りである。
一方、インク溶液Bは沖、緑、宵の各色素とポリエステ
ル樹脂とを化学的に結合させた重合体結合色素を適当な
溶媒に溶解して作られる。
こ\で使用される重合体結合色素の作り方については例
えば化学と工業、第20巻316〜320頁に紹介され
ている。この方法によれば色素のアミン誘導体そジアゾ
化し、これを付加重合性モノマーの存在下に加熱して重
合反応を行なうことにより重合体結合色素が得られる。
従って色素としてはアミン化可能のもの(例えば實色素
では銅フタ口シアニン)が使用される。彼た重合性モノ
マとしては(メタ)アクリル酸又はそのエステル、アク
リロニトリル、アクリル酸アミド、スチレン等が使用さ
れる。なお重合体結合色素中の色素成分と重合体樹脂成
分との割合は1:3〜6(重量比)程度か適当である。
溶媒としては水、エタノール、ペンジルアルコール、メ
チルエチルケトン、シクロヘキサノン、ベンゼン、ジメ
チルホルムアミド、塩化メチレン、酢酸等が使用できる
本発明では以上のような重合体結合色累を含む溶液Bを
用いると、乾燥工程(但しこの場合は加熱乾慄)で重合
体結合色素同志か自己架橋化し、談だ光導電層中にバイ
ンダー樹脂か含才れる場合は重合体結合色素は同時にこ
の樹脂とインク 反応架橋することにより、溶液Ai用いた場合△ よりも強力な皮膜を形成し、これによりモザイクフィル
ター層の耐久性を大巾に向上すると共にい比(透過率の
最大値と最小値との比で、この値が高い程、良質のカラ
一画像が得られる。)も向上する。またハザードに対す
る変化(環境変化、即ち温湿度変化;長期保存;及び露
光・帯電の繰返し等による変質)もなくなる。
以,上のようなインク溶液A又はBを吹付けるための手
段としては本発明ではインクジェット方式が採用される
。この方式は周知のようにインクジェットノズルから液
を吹付ける方式であり、一般のインクジェット装置か使
用される。
吹付け後の溶媒の乾燥は前述のようにインク溶液Bを用
いた場合は加熱して行なわれるか、インク溶液Aを用い
た場合は常温でも或いは加熱して行なってもよい。
以上のようにして形成されるモザイクフィルター層の厚
さは0.5〜2..Qpm程度か適当であり、才た各イ
ンク溶液で形成されるモザイク模様の各要素(q!r微
小フィルター)の大きさ(巾)は3.0〜39pm程度
か適当である。
次に光導電層の形成法について説明する。この光導電層
はA7,ステンレス等の導電性基体上に常法、即ち真空
蒸着、スパッタリング、塗布等の手段により形成される
。これらの手段は光導電層の種類や使用材料によって適
宜選択されるものである。こ一で光導電層の種類として
は一般のカラー電子写真用感光体で使われるような単一
型のもの(1種類の光導゛α層からなるもので、それ自
体が光導電層からなる単層型と、電荷発生層及び電荷移
動層からなる積層型とに分けられる)と本発明者が提案
したような複合型のもの(互いに分光感度又は光感鹿が
異なる2種類の光導電層からなるもので、各党導電層は
前述のような単層型と槓庖型とに分けられるか、積層型
では中間層を設けた場合は蒐荷発生層は′銃荷移動層の
両面に設けることかある。〕とがある。な3以上の単一
型又は複合型光導・魁層はカラー寛子写真用なので、い
ずれも可視領域にパンクロマナツクな光感度を持ってい
なければならない。
次に単一型又は抜合型光導゛延層の形成に用いられる材
料について例示する。
人.単一型光導電層の材料例: A−1単層型: 8e;8e−Te;Se−As;Se−Te−As:Z
nO、Od81Zn8,Zn8sOds,Cd−Se,
Tidy又は銅フタ口シアニンとブチラール樹脂、ポリ
エステル、ポリカボネート等の樹脂ノ々インダーとの混
合系;ポリピニルカルノ々ゾール(PVK)と2.4.
7−}リニトロフルオレノン(TNF)とのCT錯体;
PVK;プロムノ臂イレン;アモルファスシリコン等が
使用される。
A−2積層型 A−2−1K荷発生層: 電荷発生層の形成に用いられる篭荷発生物質としてはB
e,8e−Te,Se−Te−As、Be−As1Cd
81銅フタ口シアニンや下記構造式の化合物等が挙げら
れる。
リカーボネート樹脂との共晶錯体 6)λtat−フタ口シアニン+cz)なお電荷発生層
にはその他、前述したような樹脂バインダーを併用する
ことができる。ノ9インダーを用いた場合は電荷発住物
質とノ々インダーとの割合はl:0、5〜2(重1m)
程度が適当である。
A−2−2電荷移動層: 電荷移動層は電荷移動物質及び前述のような樹脂,Rイ
ンダーを主成分として構成される。
こ一で使用される電荷移動物質(ドナー)としてはポリ
ビニル力ルパゾール(PVK)や下記化合物が挙げられ
る。
なお電荷移動ノー中の電荷移動物質とAイングーとの割
合は1:0.5〜2(重i−)程度か適当である。
B複台型光導竃層の材料例: B−12つの元導電層が共に単層型の場合二B−1−1
一方の単層型元導電層: 第一光導電層(下方の光導電層)として前記A−1の材
料か全て使用できる。
B−1−2他方の単層型光導電層: 第二光導電層(上方の光纒vL層)としてZnO一樹脂
dインダー、(Ed8、Zn8、Zn8十OdS10d
Se,TIOI、PVKSPVK−TNF,銅フタ口シ
アニン、プロムパイレン等が使用される。
B−2一方の光導電層が単層型で他方の光導電層が横1
一型.の場合: B−2−2一方の単層型光尋電層: 第一光導電層として前記A−1の材料が全て使用できる
B−2−3他方の積層型光導電層: B−2−3−1電荷発生層: 第二九導電層として前記A−2−1の材料か全て使用で
きる。
B−2−3−2電荷移動層: 第二光4電層として前記A−2−2の材料の全てが使用
できる。
B−32つの光導電層が共に積層型の場合:B−3−1
一方の積層型光導電層: B−3−1−1電荷発生層: 第二光導電層として前記A−2−1の材料の全てが使用
できる。
B−3−1−2電荷移動層: 第二元導電層として前記A−2−2の材料の全てか使用
できる。
B−3−2他方の積層型光導電層: B−3−2−1電荷発生層: 第一光導電層として前記A−2−1の材料が全て使用で
きるが、第一、第二光導電層間に中間層を設けた場合は
第一光導1!層の電荷移動層が第一電荷発生層のキャリ
アを輸送する時は電荷発生層は電荷移動層の両面に設け
なければならない。(′#L荷発生層を中間層側にも設
けないと、一次帯電時、電荷が中間層才で来ない。) B−3−2−2電荷移動層: 第一光導電層として前記A−2−2の材料の全てが使用
できる。
なお複合型光導電層の場合は2つの光導電層間にホール
をトラッゾするために塗布、浸漬等の手段により透明絶
縁性中間層を設けることかできる。この中間層の形成に
使用される材料としてはボリアミド、ポリエステル、ポ
リウレタン、PVA,ポリピニルビロリドン、アクリル
樹脂、フエノキシ樹脂、パラプレン、PVK1エルノ9
サイト、サラン、パリレン等が挙げられる。
以上の説明から判るように本発明方法によれば第1〜2
図(図中、1は導電性基体,2.2’は光導電層、3は
モザイクフィルター層、81G1Bは夫々、モザイク模
様を形成する赤、緑、青の微小フィルターを表わす。)
に示すようなワンショットカラー電子写真用感光体か得
られるが、これらの感光体にカラー画像を形成するには
第1図のような単一型光導電層を有する感光体の場合は
特開昭52−74341号に記載されるように感光体表
面に所定極性に一次帯電せしめ、引続き一次帯電とは逆
極性に二次帯電させ、この二次帯電とほゾ同時にカラー
画像露光を行ない、ついで現像すべき特定の色と補色関
係にある色調の光で露光した後、所定の色のトナーで現
像する工程を所定の色数について繰返せばよい。抜た第
2図のような複合型光導電層(但し2つの光導電層2,
2′は互いに光感度又は分光感度が異なる)を有する感
光体の場合は一方の光導電層を所定極性に帯電せしめ、
引続き他方の光導電層を前記極性とは逆の極性に帯電せ
しめた後又はこの帯電と同時にカラー画像露光を行ない
、ついで3原色モザイクフィルターの現像すべき特定の
色のフィルターの下の一方の光導電層の充電状態を主と
して解消するような均一露光を行なった後、前記特定の
色と補色関係にある色のトナーで現像し、次に前記特定
の色のフィルターの下の充電状態を解消するような光に
よる均一露光と、現像すべき別の色のフィルターの下の
一方の光導電層の充電状態を主として解消するような均
一露光とを行なった後、前記別の色とは補色関係にある
色のトナーで現像し、更に前記別の色のフィルターの下
の充電状態を解消するような光による均一露光と、現像
スべき他の色のフィルターの下の一方の光導電層の充電
状態を主として解消するような均一露光とを行なった後
、前記他の色と補色関係にある色のトナーで現像すれば
よい。
効果 本発明方法はモザイクフィルター層の形成にインクジェ
ット方式を採用したため、薄く、シかもエンドレス状の
モザイクフィルター層を簡単、且つ安価に形成でき、従
ってドラム状感光体も製造できる上、カラ一画像の解像
力及びコピー速度を向上することかできる。また重合体
結合色素を用いた場合は少くともフィルター層は架a構
造となるので、フィルター層の耐久性は大巾に向上L1
またS/N比も向上していっそう良質のカラ一画像を形
成できる上、ハザードに対する変化もなくなる。
以下に本発明を実施例によって説明する。なお部は全て
重量部である。
実施例! Aj基板上にAal8el合金を真空蒸着法で蒸着して
60μ厚の第一光導電層を形成した後、その上にポリア
ミド樹脂を浸漬法によりコーティングして0.5〜15
μ厚の透明中間層を形成し、更にその上にアゾ顔料(前
記例示した電荷発生物質中の構造式/165の化合物)
100部及びブチラール樹脂50部よりなる混合物を同
様にコーティングして0.1μ厚の第二光導電層用電荷
発生層を形成し、最後にその上にドナーとして前記例示
した電荷移動物質中の構造式洗5の化合物90部及びポ
リエステル衝脂100部よりなる混合物を同様にコーテ
ィングして12μ厚の第二光導電層用電荷移動層を形成
した。これら第一及び第二光導電層の分光感度を第3図
[株]中、aは第一光導電層の分光感度曲線、bは第二
光導電鳩の分光感度曲線を表わす。)に示す。
この図から判るように、謳一、第二光4%層は共に波長
400〜7DOnmの可視領域ではり同程度の分光感度
を有するが、近紫外及び近赤外領域における光感度は異
なっている。
次に下記組成からなる赤、緑、宵の各インクを用意した
。これらのインクの分元透過率を第4図(図中、RIは
赤インク、G工は緑インク、B工は青インクの各分光透
過率を表わす。)に示す。
この図から判るように、赤、緑、青の各インクは夫々、
赤、緑、青の光に対し尚い透過率を有すると共に、赤及
び緑インクと青インクとは可視領域外の互いに異なる波
長(赤及び緑インクは近赤外域、青インクは近紫外域)
に対しある程度の透過率を有している。
赤インク: キシレンレッドBl部及びアクリル酸樹脂5部をメタノ
ール50部に溶解したもの。
緑インク: マラカイトグリーン1部及びアクリル酸樹脂5部をメタ
ノール50部に溶解したもの。
青インク: 銅フタロシアニンゾル−1部及びアクリル酸樹脂5部を
メタノール50部に溶解したもの0 次に前記第二光導電層の電荷移動層上に赤、緑、青の各
インクをインクジェット装置によりモザイク模様の各1
片の巾が100μmになるようモザイク状に吹付けた後
、60℃の温度で乾燥して約1μmgの3原色モザイク
フィルター層を形成し、第2図に示すような複合型光導
電層を有するワンショットカラー電子写真用感光体を作
成した。
この感光体に次のようにしてカラ一画像を形成した。
ます感光体に暗中で−6KVの一次コロナ帯電を行なっ
た。この一次帯電により第二光導電層上には負電荷が、
またこれに対応して基体上に正電荷(ホール)が生じる
か、第一光4這層であるAslSe3j#は正電荷に対
し整流性があるため、基体上のホールは第一光導電層内
に注入され、更に中間層内にトラツプされる。(第δ図
(1)参照、但し中間層は図示せず。)一次帯電時の感
光体の表面電位■8,は−1500Vであった。こうし
て一次帯電された感光体に暗中で+4.7KVの二次コ
ロナ帝1!ヲ行なった。この二次帝寛時の感光体の弐面
篭位■8,は約+lOVになった。この時、第一及び第
二光導電層は夫々、負極性と正極性とに分極された状態
となる(第5図(It)参照)。次にこうして分極され
た感光体に波長400〜7nOnmの光をカラー原稿4
下に露光した。(第5図(III)参照。なお原稿4中
のBL,0,M,Y,Ro,Go,Boは夫々黒、シア
ン、マゼンタ、イエアー、赤、緑、青の各画像部、Wは
白の地肌部を表わす。)この時の露光量は原稿の白地部
分で第一及び第二光導電層の電荷が共に放電する程度と
した。露光後の原稿の各色画像部に対応する電荷分布を
同じく第5図(I)に示す。
次にこの感光体に波長720±10nmの光を均一露光
した。なおこの波長は赤フィルターを選択的に透過し、
且つ第一光導電層には光感度があるが、第二光導電層に
は光感度かない波長である。こうして赤フィルターの下
で電荷か存在した部分(原稿の黒、シアン、緑及び青画
像部分に相当する部分)の表面電位は−600vになる
(第5図(N)参照)。引続き熱発泡性のシアントナー
TCで現像した(第5図(V)参照)。次に赤色光を均
一露光する(これにより表面電位は−50〜−100V
に低下)と同時に、波長760±10nmの光を均一露
光して緑フィルター下の潜像ヲ感光体表面に呼び出し(
第5図(W)参照)、これそ熱発泡性のマゼンタトナ−
TMで現像した(第5図(ロ))参照)。なお760±
10nmの波長は緑フィルターを透過し、且つ第一光導
電層には光感度はあるが、第二光導電層には光感度がな
い波長である。最後に緑色光を均一露光する(これによ
り表面電位は−50〜−100Vに低下)と同時に1波
長380±lOnmの光を均一露光て青フィルター下の
潜像を感光体表面に呼び出し(第5図(ロ)参照)、こ
れそ熱発泡性のイエロートナーTYで現像した(第5図
偉)参照)。なお380±10nmの波長は青フィルタ
ーを透過し、且つ第一光導電層には光感度はあるが、第
二光導電層には光感度がない波長である。
次にこうして得られた感光体上のカラ一画像を転写紙5
に転写し(第5図(X)参照)、加熱定着して鮮明な高
解像カのカラーコピー5′を得た(第5図(XI)参J
ffl。なオコヒ−5’(7)IBLIcIM,IY,
IR,IG,IBは夫々、黒、シアン、マゼンタ、イエ
ロー、赤、緑、青の定着画像、■wは白の地肌部である
。) 次に感光体の耐久性を調べるため、ブレード・クリーニ
ング装置でテストしたところ、カラー:Iヒ−枚aで1
0〜100枚であった。なおこの感光体には温湿度変化
;長期保存;及び露光・帯電の繰返しによる変質(以下
、「ハザードに対する変化」という)か若干認められた
実施例2 赤インク、緑インク及び宵インクとして各々、大日本精
化社製のポリエステル樹脂結合色素を含むアルコール〜
ケトン混合溶媒溶液を使用し、且つフィルター層形成時
の乾燥温度を100℃とした他は実施例lと同じ方法で
ワンショットカラー電子写真用感光体を作成した。
以下、この感光体を用いて実施例1に記載したカラー画
像形成法を繰返し、φ比の向上により実施例1の場合よ
りも鮮明で高解像力のカラーコピーか得られた。耐久性
の試験結果は10000枚μ上で、実施例1の感光体に
比べて耐久性が飛躍的に向上した。更にこの感光体はハ
ザードに対する変化も々かった。これらの効呆けモザイ
クフィルター層中の重合体結合色素が乾燥時の加熱によ
り架橋化すると同時に、下層の電荷移動層中の樹脂成分
と架橋反応して強固なフイルムを形成するために生じる
ものと考えられる。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は本発明方法で得られる一例のワンショット
カラー電子写真用感光体の構成図、第3図は実施例1で
得られた感光体の第一及び第二光導電層の分光感度、第
4図は同じく実施例lで得られた感光体のモザイクフィ
ルター層の形成に用いられた赤、緑、青の各インクの分
光透過率、第5図は同じく実施例1で得られた感光体に
おけるカラー画像形成過程の説明図である。 1・・・導電性基体2.2′・・・光導電層3・・・3
原色モザイクフィルター層 a・・・夷施例1で得られた感光体の第一光導電層の分
光感度b・・・実施例1で得られた感光体の第二光導電
層の分光感度R・・・赤フィルターRI・・・赤インク
の分光透過率G・・・緑フィルターGI・・・緑インク
の分光透過率B・・・青フィルターBI・・・青インク
の分光透過率4・・・黒(BL),シアン(0),マゼ
ンタCM),イエロー(Y),赤(Ro),緑(Go)
,青(Bn)の各画像部及び白の地肌部(W)を有する
カラー原稿5・・・転写紙 5′・・・黒(IBL)、シアン(IO),マゼンタ(
IM),イエロー(IY).赤(II’L),緑(IG
),青(IB)の各定着画像を有するカラーコピー −319−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1導電性基体上に光導電層及び3原色モザイクフィルタ
    ー層を順次設けるワンショットカラー電子写真用感光体
    の製造法において、前記フィルター層を、赤、緑、青の
    各色素及び樹脂バインダーを溶解した溶液、又は前記各
    色素と重合体樹脂とを化学的に結合し′Cなる重合体結
    合色素を溶解した溶液をインクジェット方式により光導
    電層上に直接モザイク状又はストライプ状に吹付けた後
    、乾燥することにより形成することを特徴とするワンシ
    ョットカラー電子写真用感光体の製造法。
JP5898184A 1984-03-27 1984-03-27 ワンシヨツトカラ−電子写真用感光体の製造法 Pending JPS60202446A (ja)

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