JPH07318637A - レーダ装置 - Google Patents
レーダ装置Info
- Publication number
- JPH07318637A JPH07318637A JP6116385A JP11638594A JPH07318637A JP H07318637 A JPH07318637 A JP H07318637A JP 6116385 A JP6116385 A JP 6116385A JP 11638594 A JP11638594 A JP 11638594A JP H07318637 A JPH07318637 A JP H07318637A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- transmission signal
- transmission
- phase
- section
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】送信信号の廻り込みによる受信部への過大入力
を防止する。 【構成】送信信号を分離する方向性結合器5と、分離さ
れた送信信号の位相を変化させる移相器6と、送信信号
の廻り込み信号と位相を変えた分離信号とを合成するハ
イブリッド7とを設け、送信信号の一部を廻り込み信号
に対して位相を3/4λだけずらしてハイブリッドにて
合成することにより、廻り込み信号のもつ電力を相殺
し、高電力の廻り込み信号が受信部に入力するのを防止
する。
を防止する。 【構成】送信信号を分離する方向性結合器5と、分離さ
れた送信信号の位相を変化させる移相器6と、送信信号
の廻り込み信号と位相を変えた分離信号とを合成するハ
イブリッド7とを設け、送信信号の一部を廻り込み信号
に対して位相を3/4λだけずらしてハイブリッドにて
合成することにより、廻り込み信号のもつ電力を相殺
し、高電力の廻り込み信号が受信部に入力するのを防止
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人工衛星等の飛翔体に
搭載されるレーダ装置に関する。
搭載されるレーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーダ装置は、図3に示すように
送信信号を作り出す送信部1と、送信信号を発射し目標
物からの反射信号を受信するアンテナ部2と、送信信号
と反射信号とを分離するデュプレクサ3と反射信号を受
信し観測データとして信号処理をする受信部4と、送信
信号の受信部への廻り込み信号が、受信部4に過大入力
しないように振幅制限する振幅制限器10とを有してい
る。
送信信号を作り出す送信部1と、送信信号を発射し目標
物からの反射信号を受信するアンテナ部2と、送信信号
と反射信号とを分離するデュプレクサ3と反射信号を受
信し観測データとして信号処理をする受信部4と、送信
信号の受信部への廻り込み信号が、受信部4に過大入力
しないように振幅制限する振幅制限器10とを有してい
る。
【0003】送信部1の出力は、デュプレクサ3を介し
てアンテナ部2から目標物に対して発射される。目標物
から反射してきた電波は、アンテナ部2で受信され、デ
ュプレクサ3で受信部4の方へと送られ、受信部4に入
力した受信信号は観測データとして信号処理され、地上
へと伝送される。
てアンテナ部2から目標物に対して発射される。目標物
から反射してきた電波は、アンテナ部2で受信され、デ
ュプレクサ3で受信部4の方へと送られ、受信部4に入
力した受信信号は観測データとして信号処理され、地上
へと伝送される。
【0004】このようなレーダ装置においては、高電力
な送信信号がデュプレクサ3を介して受信部4へと廻り
込むので、受信部4に対する過大入力防止の為、デュプ
レクサ3と受信部4の間に振幅制限器5を設け、廻り込
み信号の電力を抑圧していた。
な送信信号がデュプレクサ3を介して受信部4へと廻り
込むので、受信部4に対する過大入力防止の為、デュプ
レクサ3と受信部4の間に振幅制限器5を設け、廻り込
み信号の電力を抑圧していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
レーダ装置にあっては、振幅制限器10には、ダイオー
ドを使用して振幅制限機能をもたせている為、耐電力性
を高く設定できず、また振幅制限量にも限界があるの
で、より高い送信電力を必要とするレーダ装置には、使
用できないという問題点があった。
レーダ装置にあっては、振幅制限器10には、ダイオー
ドを使用して振幅制限機能をもたせている為、耐電力性
を高く設定できず、また振幅制限量にも限界があるの
で、より高い送信電力を必要とするレーダ装置には、使
用できないという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のレーダ装置は、
送信信号を作る送信部と、送信信号を発射し、目標物か
らの反射信号を受信するアンテナ部と送信信号と反射信
号とを分離するデュプレクサと、分離された反射信号を
受信して信号処理する受信部とを備えたレーダ装置にお
いて、送信部で作られた送信信号を分離する方向性結合
器と、その分離信号の位相を変える移相器とデュプレク
サと受信部の間にハイブリッドを備え、送信部から受信
部へと廻り込む信号と移相器によって位相を制御した信
号をハイブリッドにて合成して、電力を相殺することに
より、受信部への廻り込み信号のレベルを抑圧する機能
を有している。
送信信号を作る送信部と、送信信号を発射し、目標物か
らの反射信号を受信するアンテナ部と送信信号と反射信
号とを分離するデュプレクサと、分離された反射信号を
受信して信号処理する受信部とを備えたレーダ装置にお
いて、送信部で作られた送信信号を分離する方向性結合
器と、その分離信号の位相を変える移相器とデュプレク
サと受信部の間にハイブリッドを備え、送信部から受信
部へと廻り込む信号と移相器によって位相を制御した信
号をハイブリッドにて合成して、電力を相殺することに
より、受信部への廻り込み信号のレベルを抑圧する機能
を有している。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例に係るレーダ装置
の構成を示すブロック図である。
て説明する。図1は本発明の一実施例に係るレーダ装置
の構成を示すブロック図である。
【0008】図において、レーダ装置は、送信信号を作
る送信部1と、送信信号を発射し目標物からの反射信号
を受信するアンテナ部2と送信信号と反射信号とを分離
するデュプレクサ3と、反射信号を受信し観測データと
して信号処理をする受信部4と、送信信号を分離する方
向性結合器5と、分離された送信信号の位相を変化させ
る移相器6と、送信信号の廻り込み信号と位相を変えた
分離信号とを合成するハイブリッド7とから構成されて
いる。
る送信部1と、送信信号を発射し目標物からの反射信号
を受信するアンテナ部2と送信信号と反射信号とを分離
するデュプレクサ3と、反射信号を受信し観測データと
して信号処理をする受信部4と、送信信号を分離する方
向性結合器5と、分離された送信信号の位相を変化させ
る移相器6と、送信信号の廻り込み信号と位相を変えた
分離信号とを合成するハイブリッド7とから構成されて
いる。
【0009】従って、この実施例に係るレーダ装置によ
れば、送信部1の出力信号は、デュプレクサ3を介して
アンテナ部2から目標物に対して発射される。目標物か
ら反射してきた電波は、アンテナ部2で受けられ、デュ
プレクサ3で受信部4へと送られる。このとき送信信号
は、デュプレクサ3を介して受信側へも廻り込み、ハイ
ブリッド7に入力する。
れば、送信部1の出力信号は、デュプレクサ3を介して
アンテナ部2から目標物に対して発射される。目標物か
ら反射してきた電波は、アンテナ部2で受けられ、デュ
プレクサ3で受信部4へと送られる。このとき送信信号
は、デュプレクサ3を介して受信側へも廻り込み、ハイ
ブリッド7に入力する。
【0010】一方、送信部1の出力信号は、一部が方向
性結合器5にて、移相器6へと分離され送られる。分離
信号は、移相器6にて、ハイブリッド7の入力端にて、
廻り込み信号との位相差が3/4λとなるように位相を
変化させられて、ハイブリッド7へと送られる。
性結合器5にて、移相器6へと分離され送られる。分離
信号は、移相器6にて、ハイブリッド7の入力端にて、
廻り込み信号との位相差が3/4λとなるように位相を
変化させられて、ハイブリッド7へと送られる。
【0011】ハイブリッド7の片方の入力端に廻り込み
信号が入力し、廻り込み信号と3/4λずれた分離信号
がもう一方の入力端に入力することにより、図2に示す
ように、受信部4へのポートでは、相方の信号の位相が
逆転して、受信部4への信号はほとんど0(ゼロ)に近
くなる。
信号が入力し、廻り込み信号と3/4λずれた分離信号
がもう一方の入力端に入力することにより、図2に示す
ように、受信部4へのポートでは、相方の信号の位相が
逆転して、受信部4への信号はほとんど0(ゼロ)に近
くなる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレーダ装
置によれば、送信信号の受信部への廻り込み信号を、送
信信号の一部を利用して、位相を意図的に変化させた信
号をハイブリッドにて合成することにより、受信部へ廻
り込む信号レベルを抑圧するので、ダイオードを使った
振幅制限器よりも耐電力性に優れ、かつ能動素子がない
ことにより信頼性も向上できるという効果がある。
置によれば、送信信号の受信部への廻り込み信号を、送
信信号の一部を利用して、位相を意図的に変化させた信
号をハイブリッドにて合成することにより、受信部へ廻
り込む信号レベルを抑圧するので、ダイオードを使った
振幅制限器よりも耐電力性に優れ、かつ能動素子がない
ことにより信頼性も向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るレーダ装置を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】図1に示した実施例のハイブリッドにおける信
号波形を示す図である。
号波形を示す図である。
【図3】従来に係るレーダ装置を示すブロック図であ
る。
る。
1 送信部 2 アンテナ部 3 デュプレクサ 4 受信部 5 方向性結合器 6 移相器 7 ハイブリッド 8 廻り込み信号 9 分離信号 10 振幅制限器
Claims (3)
- 【請求項1】 送信信号を作る送信部と、送信信号を発
射し目標物からの反射信号を受信するアンテナ部と、送
信信号と反射信号とを分離するデュプレクサと、分離さ
れた反射信号を受信して信号処理する受信部とを備えた
レーダ装置において、送信部からの送信信号を分離する
分離手段と、その分離された信号の位相を変化させる移
相器と、アンテナ部と受信部の中間に配置されたハイブ
リッドとを有し、そのハイブリッドにて送信部からデュ
プレクサを介して受信部へ廻り込む送信信号と移相器を
経てくる信号とを合成させて、廻り込み信号を相殺する
ことを特徴としたレーダ装置。 - 【請求項2】 前記移相器が3/4λの位相差を与える
ことを特徴とする請求項1のレーダ装置。 - 【請求項3】 前記分離手段が方向性結合器で構成され
ることを特徴とする請求項2のレーダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6116385A JPH07318637A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | レーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6116385A JPH07318637A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | レーダ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07318637A true JPH07318637A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=14685714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6116385A Pending JPH07318637A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | レーダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07318637A (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6248840A (ja) * | 1985-07-19 | 1987-03-03 | Fujitsu Ltd | 周波数変換回路 |
JPS6297426A (ja) * | 1985-10-22 | 1987-05-06 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体集積回路装置 |
JPS62183688A (ja) * | 1986-02-08 | 1987-08-12 | Mitsubishi Electric Corp | 水平相関フイルタ |
JPS62235815A (ja) * | 1986-04-07 | 1987-10-16 | Komatsu Ltd | ピンダイオ−ドスイツチ |
JPS62247686A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-28 | Sanyo Electric Co Ltd | 特殊再生回路 |
JPS62252576A (ja) * | 1986-04-25 | 1987-11-04 | Clarion Co Ltd | 雑音除去方式 |
JPH01123180A (ja) * | 1987-11-09 | 1989-05-16 | New Japan Radio Co Ltd | 高周波パルス成形回路 |
-
1994
- 1994-05-30 JP JP6116385A patent/JPH07318637A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6248840A (ja) * | 1985-07-19 | 1987-03-03 | Fujitsu Ltd | 周波数変換回路 |
JPS6297426A (ja) * | 1985-10-22 | 1987-05-06 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体集積回路装置 |
JPS62183688A (ja) * | 1986-02-08 | 1987-08-12 | Mitsubishi Electric Corp | 水平相関フイルタ |
JPS62235815A (ja) * | 1986-04-07 | 1987-10-16 | Komatsu Ltd | ピンダイオ−ドスイツチ |
JPS62247686A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-28 | Sanyo Electric Co Ltd | 特殊再生回路 |
JPS62252576A (ja) * | 1986-04-25 | 1987-11-04 | Clarion Co Ltd | 雑音除去方式 |
JPH01123180A (ja) * | 1987-11-09 | 1989-05-16 | New Japan Radio Co Ltd | 高周波パルス成形回路 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19961224 |