JPH07318352A - 振動ジャイロ - Google Patents
振動ジャイロInfo
- Publication number
- JPH07318352A JPH07318352A JP6108428A JP10842894A JPH07318352A JP H07318352 A JPH07318352 A JP H07318352A JP 6108428 A JP6108428 A JP 6108428A JP 10842894 A JP10842894 A JP 10842894A JP H07318352 A JPH07318352 A JP H07318352A
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- JP
- Japan
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- vibrating body
- vibrating
- fixed
- gyro
- vibration
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】感度的に良好な特性を有する振動ジャイロを提
供する。 【構成】略正三角柱状の第1の振動体2と、第1の振動
体2のノード点2a付近に固着される支持部材7,8
と、第1の振動体2に対向するように、そのノード点9
a付近で前記支持部材7,8に固着される第2の振動体
9とを有することを特徴とする。
供する。 【構成】略正三角柱状の第1の振動体2と、第1の振動
体2のノード点2a付近に固着される支持部材7,8
と、第1の振動体2に対向するように、そのノード点9
a付近で前記支持部材7,8に固着される第2の振動体
9とを有することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動ジャイロに関し、特
に例えば、回転角速度を検知することにより移動体の位
置を検出し、適切な誘導を行うナビゲーションシステ
ム、または外的振動を検知し、適切な制振を行う手振れ
防止装置などの除振システムなどに応用できる振動ジャ
イロに関する。
に例えば、回転角速度を検知することにより移動体の位
置を検出し、適切な誘導を行うナビゲーションシステ
ム、または外的振動を検知し、適切な制振を行う手振れ
防止装置などの除振システムなどに応用できる振動ジャ
イロに関する。
【0002】
【従来の技術】図4(A)は従来の振動ジャイロの一例
を示す斜視図であり、図4(B)はその断面図である。
振動ジャイロ20は、例えば略正三角形状の振動体21
を含む。振動体21の側面には、それぞれ圧電素子22
a,22b,22cが形成される。圧電素子22a,2
2b,22cは、それぞれ磁器などからなる圧電層23
を含む。そして、圧電層23の両面に電極24が形成さ
れる。これらの電極24の一方が、振動体21に接着剤
などで接着される。さらに、振動体21のノード点21
a付近の稜線部分には、支持部材25が固着される。支
持部材25は、例えば金属線などで、略コ字状に形成さ
れ、溶接や接着剤などによって振動体21に固着され
る。そして、支持部材25の端部が、支持基板(図示せ
ず)などに取り付けられる。
を示す斜視図であり、図4(B)はその断面図である。
振動ジャイロ20は、例えば略正三角形状の振動体21
を含む。振動体21の側面には、それぞれ圧電素子22
a,22b,22cが形成される。圧電素子22a,2
2b,22cは、それぞれ磁器などからなる圧電層23
を含む。そして、圧電層23の両面に電極24が形成さ
れる。これらの電極24の一方が、振動体21に接着剤
などで接着される。さらに、振動体21のノード点21
a付近の稜線部分には、支持部材25が固着される。支
持部材25は、例えば金属線などで、略コ字状に形成さ
れ、溶接や接着剤などによって振動体21に固着され
る。そして、支持部材25の端部が、支持基板(図示せ
ず)などに取り付けられる。
【0003】この振動ジャイロ20では、圧電素子22
a,22bと圧電素子22cとの間に発振回路(図示せ
ず)が接続される。この発振回路によって、振動体21
は圧電素子22c形成面に直交する方向に屈曲振動す
る。この状態で、振動体21の軸を中心として回転する
と、コリオリ力によって屈曲振動の方向が変わる。それ
によって、圧電素子22a,22bの出力信号に差が生
じる。したがって、圧電素子22a,22b間の出力電
圧の差を測定すれば、回転角速度を検出することができ
る。
a,22bと圧電素子22cとの間に発振回路(図示せ
ず)が接続される。この発振回路によって、振動体21
は圧電素子22c形成面に直交する方向に屈曲振動す
る。この状態で、振動体21の軸を中心として回転する
と、コリオリ力によって屈曲振動の方向が変わる。それ
によって、圧電素子22a,22bの出力信号に差が生
じる。したがって、圧電素子22a,22b間の出力電
圧の差を測定すれば、回転角速度を検出することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の振動ジャイロ20では、振動体21のノード
点21aは振動体21の断面の重心付近に存在するた
め、その上方の振動体21の稜線部分に支持部材25を
固着したのでは、支持部材25から外部に振動が漏れ、
本来得られるべき感度特性が得られない。
うな従来の振動ジャイロ20では、振動体21のノード
点21aは振動体21の断面の重心付近に存在するた
め、その上方の振動体21の稜線部分に支持部材25を
固着したのでは、支持部材25から外部に振動が漏れ、
本来得られるべき感度特性が得られない。
【0005】それゆえ、本発明の主たる目的は、感度的
に良好な特性を有する振動ジャイロを提供することであ
る。
に良好な特性を有する振動ジャイロを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、柱状の第1の振動体と、該第1の振動
体のノード点付近に固着される支持部材と、前記第1の
振動体に対向するように、そのノード点付近で前記支持
部材に固着される第2の振動体とを有することを特徴と
する。
めに、本発明は、柱状の第1の振動体と、該第1の振動
体のノード点付近に固着される支持部材と、前記第1の
振動体に対向するように、そのノード点付近で前記支持
部材に固着される第2の振動体とを有することを特徴と
する。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、第1の振動体と第2の振
動体を互いに対向するように、各々ノード点付近で同一
の支持部材に取り付けることにより、支持部材から外部
に漏れる振動を互いに干渉させる。
動体を互いに対向するように、各々ノード点付近で同一
の支持部材に取り付けることにより、支持部材から外部
に漏れる振動を互いに干渉させる。
【0008】
【実施例】図1(A)は本発明の振動ジャイロの一例を
示す斜視図であり、図1(B)はその断面図である。振
動ジャイロ1は、例えば略正三角柱状の第1の振動体2
を含む。第1の振動体2は、例えばエリンバ,42Ni
合金などの恒弾性金属材、或いは、石英、ガラス、水
晶、セラミック等の一般的に機械的振動を生じる材料で
形成される。振動体2の3つの側面には、それぞれ圧電
素子3a,3b及び3cが形成される。
示す斜視図であり、図1(B)はその断面図である。振
動ジャイロ1は、例えば略正三角柱状の第1の振動体2
を含む。第1の振動体2は、例えばエリンバ,42Ni
合金などの恒弾性金属材、或いは、石英、ガラス、水
晶、セラミック等の一般的に機械的振動を生じる材料で
形成される。振動体2の3つの側面には、それぞれ圧電
素子3a,3b及び3cが形成される。
【0009】圧電素子3aは磁器などからなる圧電層4
aを含み、この圧電層4aの両面に電極5a,6aが形
成される。そして、一方の電極5aが、第1の振動体2
の側面に接着される。同様に、圧電素子3b,3cは、
それぞれ圧電層4b,4cを含む。そして、圧電層4b
の両面に電極5b,6bが形成され、圧電層4cの両面
に電極5c,6cが形成される。これらの圧電素子3
b,3cの一方の電極5b,5cが、第1の振動体2の
側面に接着される。
aを含み、この圧電層4aの両面に電極5a,6aが形
成される。そして、一方の電極5aが、第1の振動体2
の側面に接着される。同様に、圧電素子3b,3cは、
それぞれ圧電層4b,4cを含む。そして、圧電層4b
の両面に電極5b,6bが形成され、圧電層4cの両面
に電極5c,6cが形成される。これらの圧電素子3
b,3cの一方の電極5b,5cが、第1の振動体2の
側面に接着される。
【0010】第1の振動体2のノード点2a付近の稜線
部分には、支持部材7,8が形成される。支持部材7,
8は、例えば、金属線などで形成され、溶接、或いは、
接着剤、半田付などにより第1の振動体2に固着され
る。そして、この支持部材7,8は略コ字状に形成さ
れ、その端部が第1の振動体2の中心軸に対して直交す
る向きに延びるように配置され、支持基板(図示せず)
などに取り付けられる。
部分には、支持部材7,8が形成される。支持部材7,
8は、例えば、金属線などで形成され、溶接、或いは、
接着剤、半田付などにより第1の振動体2に固着され
る。そして、この支持部材7,8は略コ字状に形成さ
れ、その端部が第1の振動体2の中心軸に対して直交す
る向きに延びるように配置され、支持基板(図示せず)
などに取り付けられる。
【0011】この第1の振動体2では、圧電素子3a,
3bと圧電素子3cとの間に発振回路(図示せず)が接
続される。この発振回路によって、第1の振動体2は圧
電素子3c形成面に直交する方向に屈曲振動する。この
状態で、第1の振動体2の中心軸を中心として回転する
と、コリオリ力によって屈曲振動の方向が変わる。それ
によって、圧電素子3a,3bの出力信号に差が生じ
る。したがって、圧電素子3a,3b間の出力電圧の差
を測定すれば、振動体2に加わった回転角速度を検出す
ることができる。
3bと圧電素子3cとの間に発振回路(図示せず)が接
続される。この発振回路によって、第1の振動体2は圧
電素子3c形成面に直交する方向に屈曲振動する。この
状態で、第1の振動体2の中心軸を中心として回転する
と、コリオリ力によって屈曲振動の方向が変わる。それ
によって、圧電素子3a,3bの出力信号に差が生じ
る。したがって、圧電素子3a,3b間の出力電圧の差
を測定すれば、振動体2に加わった回転角速度を検出す
ることができる。
【0012】そして、この第1の振動体2に対向するよ
うに、同形状の第2の振動体9を、そのノード点9a付
近の稜線部分で支持部材7,8に固着する。このとき、
第2の振動体9には、第1の振動体2の圧電素子3c形
成面と対応する側面に、圧電素子10aが形成される。
圧電素子10aは磁器などからなる圧電層11aを含
み、この圧電層11aの両面に電極12a,13aが形
成され、一方の電極12aが、第2の振動体9の側面に
接着される。そして、圧電素子10aに発振回路(図示
せず)が接続され、この発振回路によって、第2の振動
体9は圧電素子10aの形成面に直交する方向に屈曲振
動する。
うに、同形状の第2の振動体9を、そのノード点9a付
近の稜線部分で支持部材7,8に固着する。このとき、
第2の振動体9には、第1の振動体2の圧電素子3c形
成面と対応する側面に、圧電素子10aが形成される。
圧電素子10aは磁器などからなる圧電層11aを含
み、この圧電層11aの両面に電極12a,13aが形
成され、一方の電極12aが、第2の振動体9の側面に
接着される。そして、圧電素子10aに発振回路(図示
せず)が接続され、この発振回路によって、第2の振動
体9は圧電素子10aの形成面に直交する方向に屈曲振
動する。
【0013】これら第1の振動体2と第2の振動体9
は、支持部材7,8に固着された各々のノード点2a,
9a付近の稜線部分から外部に振動が漏れる。これを第
1の振動体2と第2の振動体9の稜線部分をトリミング
して、第1の振動体2の共振周波数と第2の振動体9の
共振周波数を一致させることにより、第1の振動体2と
第2の振動体9の支持部材7,8と固着した部分から漏
れる振動を互いに干渉させる。これにより、外部への振
動漏れを抑制でき、第1の振動体2の中心軸を中心とす
る回転角速度をさらに正確に検出することができる。
は、支持部材7,8に固着された各々のノード点2a,
9a付近の稜線部分から外部に振動が漏れる。これを第
1の振動体2と第2の振動体9の稜線部分をトリミング
して、第1の振動体2の共振周波数と第2の振動体9の
共振周波数を一致させることにより、第1の振動体2と
第2の振動体9の支持部材7,8と固着した部分から漏
れる振動を互いに干渉させる。これにより、外部への振
動漏れを抑制でき、第1の振動体2の中心軸を中心とす
る回転角速度をさらに正確に検出することができる。
【0014】なお、上述の実施例では、同形状の略正三
角形状の振動体2,9を用いたが、振動体2,9を、そ
のノード点9a付近の稜線部分で支持部材7,8に固着
するの形状としては四角柱状などの他の角柱状でも、円
柱状であってもよく、図2に示すように、第1の振動体
2を正三角柱状にして第2の振動体9を円柱状にするな
ど、異なる形状の振動体を組み合わせてもよい。また、
上述の実施例では、振動体2,9の稜線部分に支持部材
7,8を固着したが、支持部材7,8を固着する場所は
ノード点2a,9a付近であれば稜線部分に限定はされ
ず、図3に示すように、略正三角形状の第2の振動体9
をそのノード点9a付近の側面部分で支持部材7,8に
固着してもよい。
角形状の振動体2,9を用いたが、振動体2,9を、そ
のノード点9a付近の稜線部分で支持部材7,8に固着
するの形状としては四角柱状などの他の角柱状でも、円
柱状であってもよく、図2に示すように、第1の振動体
2を正三角柱状にして第2の振動体9を円柱状にするな
ど、異なる形状の振動体を組み合わせてもよい。また、
上述の実施例では、振動体2,9の稜線部分に支持部材
7,8を固着したが、支持部材7,8を固着する場所は
ノード点2a,9a付近であれば稜線部分に限定はされ
ず、図3に示すように、略正三角形状の第2の振動体9
をそのノード点9a付近の側面部分で支持部材7,8に
固着してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の振動体の共振周波数と第2の振動体の共振周波数
を一致させることにより、第1の振動体と第2の振動体
は、支持部材に固着した部分から外部に漏れる振動を互
いに干渉しあい、その結果、振動の漏れを抑制すること
で、第1の振動体の中心軸を中心とする回転角速度をよ
り正確に検出することができる。
第1の振動体の共振周波数と第2の振動体の共振周波数
を一致させることにより、第1の振動体と第2の振動体
は、支持部材に固着した部分から外部に漏れる振動を互
いに干渉しあい、その結果、振動の漏れを抑制すること
で、第1の振動体の中心軸を中心とする回転角速度をよ
り正確に検出することができる。
【図1】(A)は、本発明の振動ジャイロの一例を示す
斜視図であり、(B)はその断面図である。
斜視図であり、(B)はその断面図である。
【図2】図1に示した振動ジャイロの変形例を示す断面
図である。
図である。
【図3】図1に示した振動ジャイロの他の変形例を示す
断面図である。
断面図である。
【図4】(A)は、本発明の背景となる従来の振動ジャ
イロの一例を示す斜視図であり、(B)はその断面図で
ある。
イロの一例を示す斜視図であり、(B)はその断面図で
ある。
2 第1の振動体 2a ノード点 7 支持部材 8 支持部材 9 第2の振動体 9a ノード点
Claims (1)
- 【請求項1】柱状の第1の振動体と、該第1の振動体の
ノード点付近に固着される支持部材と、前記第1の振動
体に対向するように、そのノード点付近で前記支持部材
に固着される第2の振動体とを有することを特徴とする
振動ジャイロ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6108428A JPH07318352A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 振動ジャイロ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6108428A JPH07318352A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 振動ジャイロ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07318352A true JPH07318352A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=14484529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6108428A Pending JPH07318352A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 振動ジャイロ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07318352A (ja) |
-
1994
- 1994-05-23 JP JP6108428A patent/JPH07318352A/ja active Pending
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