JPH08152326A - 振動ジャイロ - Google Patents

振動ジャイロ

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Publication number
JPH08152326A
JPH08152326A JP6294750A JP29475094A JPH08152326A JP H08152326 A JPH08152326 A JP H08152326A JP 6294750 A JP6294750 A JP 6294750A JP 29475094 A JP29475094 A JP 29475094A JP H08152326 A JPH08152326 A JP H08152326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibrating body
vibrating
stress
vibration
gyro
Prior art date
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Pending
Application number
JP6294750A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeto Yamamoto
滋人 山本
Naohisa Nakagawa
直寿 仲川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP6294750A priority Critical patent/JPH08152326A/ja
Publication of JPH08152326A publication Critical patent/JPH08152326A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】耐衝撃性に優れ、感度的に良好な特性を得る振
動ジャイロを提供する。 【構成】柱状の振動体2と、該振動体2をノード点付近
で支持する支持部材7とを備え、支持部材7は、一対の
脚部8,8と、該脚部8,8間を連絡する連絡部9から
なり、該連絡部9は第1の接合部11と第2の接合部と
からなる応力分散手段10を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動ジャイロに関し、特
に例えば、回転角速度を検知することにより移動体の位
置を検出し、適切な誘導を行うナビゲーションシステ
ム、または外的振動を検知し、適切な制振を行う手振れ
防止装置などの除振システムなどに応用できる振動ジャ
イロに関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、振動ジャイロ20は
例えば略正三角柱状の振動体21を含み、振動体21の
側面には、それぞれ圧電素子22a,22b,22cが
形成される。圧電素子22a,22b,22cは、それ
ぞれ磁器などからなる圧電層23を含み、圧電層23の
両面に電極24が形成されて、これらの電極24の一方
が、振動体21に接着剤などで接着される。さらに、振
動体21の2つのノード点付近の稜線部分には、タング
ステン等の高い弾性率を有する細い線材からなる支持部
材25,25が固着される。支持部材25は、一対の脚
部25a,25aと、脚部25a,25a間を連絡する
連絡部25bからなる略コ字状に形成され、連絡部25
bの中央付近で溶接や接着剤などによって振動体21に
接合される。そして、支持部材25の脚部25a,25
aの端部が、支持基板(図示せず)などに取り付けられ
る。ここで、支持部材25を高い弾性率を有する細い線
材から形成しているのは、振動体21の振動を支持基板
に漏洩させず、また振動体21の振動を妨げない振動吸
収効果を得るためである。
【0003】この振動ジャイロ20では、圧電素子22
a,22bと圧電素子22cとの間に発振回路(図示せ
ず)が接続される。この発振回路によって、振動体21
は圧電素子22c形成面に直交する方向に屈曲振動す
る。この状態で、振動体21の軸を中心として回転が加
わると、コリオリ力によって振動体21の屈曲振動の方
向が変わる。それによって、圧電素子22a,22bの
出力信号に差が生じる。したがって、圧電素子22a,
22b間の出力電圧の差を測定すれば、振動ジャイロ2
0に加わった回転角速度を検出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の振動ジャイロ20では、外部から過剰な衝撃
を受けた場合、支持部材25が細い線材からなるため、
振動体21との接合部分に応力がかかって変形し、その
結果、安定した振動が得られず、振動特性の劣化や誤検
知などを生じる恐れがあった。
【0005】それゆえ、本発明の主たる目的は、従来の
振動子の支持構造と変わらない振動吸収効果を維持しつ
つ、外部からの過剰衝撃による変形を防止できる支持構
造をを備える振動ジャイロを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、柱状の振動体と、該振動体をノード点
付近で支持する支持部材とを備え、支持部材は、一対ま
たは複数対の脚部と、該脚部間を連絡する連絡部からな
り、該連絡部は振動体と接合され、振動体との接合部分
にかかる応力を分散する応力分散手段を有することを特
徴とする。そして、応力分散手段は複数の線材、或いは
平板からなることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、支持部材の連絡部が複数
の線材、或いは平板からなる応力分散手段を有すること
により、外部から過剰な衝撃を受けた場合でも、これら
の応力分散手段が振動体との接合部分にかかる応力を分
散するため、支持部材が変形するには至らない。
【0008】
【実施例】以下、本発明による振動ジャイロの実施例を
図面を参照して説明する。図1に示すように、振動ジャ
イロ1は例えば略正三角柱状の振動体2を含む。振動体
2は例えばエリンバ,42Ni合金などの恒弾性金属
材、或いは、石英、ガラス、水晶、セラミック等の一般
的に機械的振動を生じる材料で形成される。
【0009】振動体2の3つの側面には、それぞれ圧電
素子3a,3b,3cが形成される。圧電素子3aは磁
器などからなる圧電層4aを含み、この圧電層4aの両
面に電極5a,6aが形成される。そして、一方の電極
5aが振動体2の側面に接着される。同様に、圧電素子
3b,3cはそれぞれ圧電層4b,4cを含み、圧電層
4bの両面には電極5b,6bが形成され、圧電層4c
の両面には電極5c,6cが形成される。そして、これ
らの圧電素子3b,3cの一方の電極5b,5cが、振
動体2の側面に接着される。
【0010】さらに、振動体2には圧電素子3a,3b
と圧電素子3cとの間に発振回路(図示せず)が接続さ
れる。この発振回路によって、振動体2は圧電素子3c
形成面に直交する方向に屈曲振動する。この状態で、振
動体2の中心軸を中心として回転が加わると、コリオリ
力によって屈曲振動の方向が変わる。それによって、圧
電素子3a,3bの出力信号に差が生じ、圧電素子3
a,3b間の出力電圧の差を測定すれば、振動体2の中
心軸を中心とした回転角速度を検出することができる。
【0011】次に、振動体2の支持構造について説明す
る。振動体2は2つのノード点付近の稜線部分で、タン
グステン等の高い弾性率を有する細い線材からなる支持
部材7,7に支持される。支持部材7は一対の脚部8,
8と、脚部8,8間を連絡する連絡部9からなる。連絡
部9は応力分散手段10として直線状の第1の接合部1
1と、振動体2の端部側に向かって略く字状に折曲した
第2の接合部12を有する。すなわち、第1の接合部1
1及び第2の接合部12は各々の中央付近で溶接、接着
剤、或いは半田付などによって振動体2に接合され、こ
れら2つの接合点によって振動体2との接合部分にかか
る応力を分散する。また、脚部8,8は各々の端部がそ
れぞれ支持基板(図示せず)などに固着される。
【0012】なお、上述の実施例においては、第2の接
合部12を振動体2の端部側に向かって略く字状に折曲
するが、振動体2の中央部側に向かって略く字状に折曲
してもよい。
【0013】また、応力分散手段10の形状は振動体2
との接合部分にかかる応力を分散する効果を有すればど
のような形状でもよく、図2に示すように、従来のよう
な略コ字状の支持部材、つまり、一対の脚部8,8と、
脚部8,8間を連絡する連絡部9を有する支持部材7を
2つ並べて一体成型し、2つの接合部を設けてもよい。
【0014】勿論、応力分散手段10は接合部を増やせ
ば振動体2との接合部分にかかる応力を分散する効果が
増すことは明白であり、図3に示すように、図1で示し
た構成の連絡部9の第1の接合部11及び第2の接合部
12に、振動体2の中央部側に向かって略く字状に折曲
した第3の接合部13を付加することにより、接合部を
増してもよい。
【0015】また、図4に示すように、一対の脚部8,
8と、脚部8,8間を連絡する連絡部9とからなる支持
部材7において、連絡部9に例えば略菱形状の平板14
からなる応力分散手段10を設け、その一方主面で振動
体2と接合することにより、振動体2との接合部分にか
かる応力を分散してもよい。
【0016】これら応力分散手段10を有する支持構造
であれば、外部から過剰な衝撃を受けた場合でも、支持
部材7と振動体2との接合部分にかかる応力を分散する
ため、1つの接合点で支持する従来の支持構造のように
支持部材7が変形するには至らない。また、いずれの支
持構造も、支持部材7と振動体2との接合部分がノード
点付近にあれば、振動体2の振動を支持基板に漏洩させ
ず、また振動体2の振動を妨げない振動吸収効果を有す
ることが確認されている。したがって、本実施例の振動
ジャイロ1であれば、常に安定して感度的に良好な特性
を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
支持部材の連絡部が複数の線材、或いは平板からなる応
力分散手段を有することにより、外部から過剰な衝撃を
受けた場合でも、これらの応力分散手段が振動体との接
合部分にかかる応力を分散するため、支持部材が変形す
るには至らない。その結果、常に安定して感度的に良好
な特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明の振動ジャイロの一実施例を
示す要部斜視図であり、(B)はその要部断面図であ
る。
【図2】本発明の振動ジャイロの他の実施例を示す要部
斜視図である。
【図3】本発明の振動ジャイロのさらに他の実施例を示
す要部斜視図である。
【図4】本発明の振動ジャイロの別の実施例を示す要部
斜視図である。
【図5】(A)は、本発明の背景となる従来の振動ジャ
イロの一例を示す要部斜視図であり、(B)はその要部
断面図である。
【符号の説明】
1 振動ジャイロ 2 振動体 3a,3b,3c 圧電素子 4a,4b,4c 圧電層 5a,5b,5c 電極 6a,6b,6c 電極 7,7 支持部材 8,8 脚部 9 連絡部 10 応力分散手段 11 第1の接続部 12 第2の接続部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柱状の振動体と、該振動体をノード点付近
    で支持する支持部材とを備え、 前記支持部材は、一対または複数対の脚部と、該脚部間
    を連絡する連絡部からなり、該連絡部は前記振動体と接
    合され、前記振動体との接合部分にかかる応力を分散す
    る応力分散手段を有することを特徴とする振動ジャイ
    ロ。
  2. 【請求項2】前記応力分散手段は複数の線材を並設して
    なることを特徴とする請求項1記載の振動ジャイロ。
  3. 【請求項3】前記応力分散手段は平板からなることを特
    徴とする請求項1記載の振動ジャイロ。
JP6294750A 1994-11-29 1994-11-29 振動ジャイロ Pending JPH08152326A (ja)

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JP6294750A JPH08152326A (ja) 1994-11-29 1994-11-29 振動ジャイロ

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JP6294750A JPH08152326A (ja) 1994-11-29 1994-11-29 振動ジャイロ

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ID=17811826

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JP6294750A Pending JPH08152326A (ja) 1994-11-29 1994-11-29 振動ジャイロ

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JP (1) JPH08152326A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002054929A (ja) * 2000-08-11 2002-02-20 Murata Mfg Co Ltd 振動ジャイロ及びそれを用いた電子装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002054929A (ja) * 2000-08-11 2002-02-20 Murata Mfg Co Ltd 振動ジャイロ及びそれを用いた電子装置

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