JP3223766B2 - 加速度センサ - Google Patents
加速度センサInfo
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加速度センサに関
し、特に、バイモルフ構造の振動体を含む片持ち梁構造
の加速度センサに関する。
し、特に、バイモルフ構造の振動体を含む片持ち梁構造
の加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の加速度センサの振動子を示
す斜視図である。この振動子1は、例えば短冊状の振動
体3を含む。振動体3の長手方向における中央部から一
端部側の部分の両主面には、2つの圧電素子5a及び5
bが対向するように形成される。同様に、振動体3の長
手方向における中央部から他端部側の部分の両主面に
も、2つの圧電素子5c及び5dが対向するように形成
される。これらの圧電素子5a乃至5dは、短冊状の圧
電体層と、圧電体層の両主面に形成された電極とから成
り、圧電体層の一方主面の電極が、振動体3の主面に接
着されている。そして、圧電素子5a及び5bは、それ
ぞれ外側から振動体3側へ厚み方向に分極されている。
逆に、圧電素子5c及び5dは、それぞれ振動体3側か
ら外側へ厚み方向に分極されている。
す斜視図である。この振動子1は、例えば短冊状の振動
体3を含む。振動体3の長手方向における中央部から一
端部側の部分の両主面には、2つの圧電素子5a及び5
bが対向するように形成される。同様に、振動体3の長
手方向における中央部から他端部側の部分の両主面に
も、2つの圧電素子5c及び5dが対向するように形成
される。これらの圧電素子5a乃至5dは、短冊状の圧
電体層と、圧電体層の両主面に形成された電極とから成
り、圧電体層の一方主面の電極が、振動体3の主面に接
着されている。そして、圧電素子5a及び5bは、それ
ぞれ外側から振動体3側へ厚み方向に分極されている。
逆に、圧電素子5c及び5dは、それぞれ振動体3側か
ら外側へ厚み方向に分極されている。
【0003】また、振動体3の長手方向における一端部
側には、振動体3を支持するために、断面L字状の2つ
の支持部材7,7が形成される。ここでは、2つの支持
部材7,7は、それぞれ振動体3の長手方向における一
端部と一端部側のノード部分とから、振動体3の幅方向
に延びる2つの細い接続部9,9を介して、振動体3と
一体的に形成されている。
側には、振動体3を支持するために、断面L字状の2つ
の支持部材7,7が形成される。ここでは、2つの支持
部材7,7は、それぞれ振動体3の長手方向における一
端部と一端部側のノード部分とから、振動体3の幅方向
に延びる2つの細い接続部9,9を介して、振動体3と
一体的に形成されている。
【0004】さらに、振動体3の長手方向における他端
部側には、平面コ字状の取付部材11が形成される。こ
こでは、取付部材11は、その平面コ字状の両端部が、
それぞれ外側から振動体3の他端部側へ延びて接続し、
振動体3と一体的に形成されている。そして、取付部材
11の両主面には、加速度による振動体3の撓みを大き
くするための重り13,13が、溶接、或いは半田付け
等によって取り付けられる。
部側には、平面コ字状の取付部材11が形成される。こ
こでは、取付部材11は、その平面コ字状の両端部が、
それぞれ外側から振動体3の他端部側へ延びて接続し、
振動体3と一体的に形成されている。そして、取付部材
11の両主面には、加速度による振動体3の撓みを大き
くするための重り13,13が、溶接、或いは半田付け
等によって取り付けられる。
【0005】このような振動子1を備える加速度センサ
では、支持部材7,7を取付け基板(図示せず)に固定
して振動体3の一端部側を支持するとともに、4つの圧
電素子5a乃至5dに同位相の駆動信号を印加すれば、
振動体3が長手方向に振動する。つまり、圧電素子5a
及び5bと、圧電素子5c及び5dとは、互いに逆方向
に分極されているので、互いに逆方向に変位する。その
ため、振動体3の長手方向における中央から一端部側の
部分が伸びるときには、振動体3の長手方向における中
央から他端部側の部分が縮む。逆に、振動体3の長手方
向における中央から一端部側の部分が縮むときには、振
動体3の長手方向における中央から他端部側の部分が伸
びる。また、この場合、振動体3の長手方向における中
央から一端部側の部分の伸縮量と、振動体3の長手方向
における中央から他端部側の部分の伸縮量とが相殺され
るので、振動体3の長手方向における両端部間の距離は
ほとんど変化しない。さらに、振動体3は、圧電素子5
a及び5b間の中央部分と、圧電素子5c及び5d間の
中央部分とをノード部分として振動する。また、振動体
3は、その長手方向における両端部分を腹として振動す
る。
では、支持部材7,7を取付け基板(図示せず)に固定
して振動体3の一端部側を支持するとともに、4つの圧
電素子5a乃至5dに同位相の駆動信号を印加すれば、
振動体3が長手方向に振動する。つまり、圧電素子5a
及び5bと、圧電素子5c及び5dとは、互いに逆方向
に分極されているので、互いに逆方向に変位する。その
ため、振動体3の長手方向における中央から一端部側の
部分が伸びるときには、振動体3の長手方向における中
央から他端部側の部分が縮む。逆に、振動体3の長手方
向における中央から一端部側の部分が縮むときには、振
動体3の長手方向における中央から他端部側の部分が伸
びる。また、この場合、振動体3の長手方向における中
央から一端部側の部分の伸縮量と、振動体3の長手方向
における中央から他端部側の部分の伸縮量とが相殺され
るので、振動体3の長手方向における両端部間の距離は
ほとんど変化しない。さらに、振動体3は、圧電素子5
a及び5b間の中央部分と、圧電素子5c及び5d間の
中央部分とをノード部分として振動する。また、振動体
3は、その長手方向における両端部分を腹として振動す
る。
【0006】そして、振動体3に、その主面に直交する
方向に加速度を加えると、その加速度に応じて振動体3
が圧電素子5a乃至5dとともに撓み、その撓みに応じ
た電圧が圧電素子5a乃至5dに発生する。そのため、
圧電素子5a乃至5dのいずれかを測定することによっ
て、加速度を検出することができる。
方向に加速度を加えると、その加速度に応じて振動体3
が圧電素子5a乃至5dとともに撓み、その撓みに応じ
た電圧が圧電素子5a乃至5dに発生する。そのため、
圧電素子5a乃至5dのいずれかを測定することによっ
て、加速度を検出することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の加速
度センサでは、振動体3から支持部材7に振動が漏れ
て、振動体3の振動が妨げられるのを防ぐために、支持
部材7の接続部9を細く形成し、振動体3の振動を接続
部9で吸収することによって、支持部材7に振動が伝わ
らないようにしている。
度センサでは、振動体3から支持部材7に振動が漏れ
て、振動体3の振動が妨げられるのを防ぐために、支持
部材7の接続部9を細く形成し、振動体3の振動を接続
部9で吸収することによって、支持部材7に振動が伝わ
らないようにしている。
【0008】ところが、そのように支持部材7の接続部
9が細いと、振動体3を支持する強度が弱くなり、外部
からの衝撃や振動で振動子1が破損しやすいという問題
点がある。
9が細いと、振動体3を支持する強度が弱くなり、外部
からの衝撃や振動で振動子1が破損しやすいという問題
点がある。
【0009】それゆえ、本発明の目的は、上述の問題点
を解決することであり、振動体の振動を妨げず、且つ支
持強度が大きい支持構造を有する加速度センサを提供す
ることである。
を解決することであり、振動体の振動を妨げず、且つ支
持強度が大きい支持構造を有する加速度センサを提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、長手方向に振動する振動体と、振動体の
一端部側のノード部分近傍にそれぞれ設けられた第1及
び第2の支持部材と、振動体の一端部に設けられた第3
の支持部材とを含み、第1及び第2の支持部材は、折り
曲げ部を有し、該折り曲げ部は、振動体から第1及び第
2の支持部材に伝わる振動の節に当たる部分に位置する
ことを特徴とする。
に、本発明は、長手方向に振動する振動体と、振動体の
一端部側のノード部分近傍にそれぞれ設けられた第1及
び第2の支持部材と、振動体の一端部に設けられた第3
の支持部材とを含み、第1及び第2の支持部材は、折り
曲げ部を有し、該折り曲げ部は、振動体から第1及び第
2の支持部材に伝わる振動の節に当たる部分に位置する
ことを特徴とする。
【0011】すなわち、本発明の加速度センサは、振動
体の振動を妨げずに振動体を支持するために、まず、最
も変位の少ない振動体のノード部分近傍に第1及び第2
の支持部材を設ける。しかし、振動体のノード部分近傍
といっても、実際にはまったく変位しないわけではな
く、第1及び第2の支持部材には振動体から振動が伝わ
るため、第1及び第2の支持部材を外部からの衝撃や振
動に十分耐え得る太さに形成すれば、当然振動体の振動
を妨げることになる。そこで、第1及び第2の支持部材
を、振動体から第1及び第2の支持部材に伝わる振動の
節に当たる部分で折り曲げる。これにより、第1及び第
2の支持部材に伝わる振動は、振動体側から折り曲げ部
までの部分で吸収され、折り曲げ部以降へは振動が伝わ
りにくい構造になる。そのため、従来の加速度センサの
振動子の支持部材のように、細い接続部を介して振動を
吸収しなくともよくなり、第1及び第2の支持部材を太
くすることで、支持強度を大きくできる。
体の振動を妨げずに振動体を支持するために、まず、最
も変位の少ない振動体のノード部分近傍に第1及び第2
の支持部材を設ける。しかし、振動体のノード部分近傍
といっても、実際にはまったく変位しないわけではな
く、第1及び第2の支持部材には振動体から振動が伝わ
るため、第1及び第2の支持部材を外部からの衝撃や振
動に十分耐え得る太さに形成すれば、当然振動体の振動
を妨げることになる。そこで、第1及び第2の支持部材
を、振動体から第1及び第2の支持部材に伝わる振動の
節に当たる部分で折り曲げる。これにより、第1及び第
2の支持部材に伝わる振動は、振動体側から折り曲げ部
までの部分で吸収され、折り曲げ部以降へは振動が伝わ
りにくい構造になる。そのため、従来の加速度センサの
振動子の支持部材のように、細い接続部を介して振動を
吸収しなくともよくなり、第1及び第2の支持部材を太
くすることで、支持強度を大きくできる。
【0012】よって、本発明によれば、振動体の振動を
妨げず、且つ支持強度が大きい支持構造を有する加速度
センサを得ることができる。
妨げず、且つ支持強度が大きい支持構造を有する加速度
センサを得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明による加速度センサ
の実施例の一つを図面を用いて説明する。本実施例の加
速度センサは、長手方向に振動する振動子21を含む。
図1は、この振動子21を示す斜視図であり、図2は、
その側面図である。
の実施例の一つを図面を用いて説明する。本実施例の加
速度センサは、長手方向に振動する振動子21を含む。
図1は、この振動子21を示す斜視図であり、図2は、
その側面図である。
【0014】振動子21は、例えば短冊状の振動体23
を含む。振動体23は、例えばニッケル、鉄、クロム、
チタン、或いはそれらの合金(例えばエリンバ、鉄−ニ
ッケル合金)等の恒弾性金属材で形成される。なお、振
動体23は、例えば石英、ガラス、水晶、セラミック等
のように一般的に機械的な振動を生じる金属以外の材料
で形成されてもよい。
を含む。振動体23は、例えばニッケル、鉄、クロム、
チタン、或いはそれらの合金(例えばエリンバ、鉄−ニ
ッケル合金)等の恒弾性金属材で形成される。なお、振
動体23は、例えば石英、ガラス、水晶、セラミック等
のように一般的に機械的な振動を生じる金属以外の材料
で形成されてもよい。
【0015】振動体23の長手方向における中央部から
一端部側の部分の両主面には、2つの圧電素子25a及
び25bが対向するように形成される。一方の圧電素子
25aは、例えばセラミックからなる圧電体層41aを
含み、圧電体層41aの両主面には、電極43a及び4
5aがそれぞれ形成される。そして、電極43aが、振
動体23の一方主面に例えば接着材等で接着される。同
様に、他方の圧電素子25bは、例えばセラミックから
なる圧電体層41bを含み、圧電体層41bの両主面に
は、電極43b及び45bがそれぞれ形成される。そし
て、電極43bが、振動体23の他方主面に例えば接着
材等で接着される。また、これら圧電素子25a及び2
5bの圧電体層41a及び41bは、電極45a及び4
5bから電極43a及び43bに向かって、すなわち外
側から振動体23側に向かって厚み方向に分極されてい
る。
一端部側の部分の両主面には、2つの圧電素子25a及
び25bが対向するように形成される。一方の圧電素子
25aは、例えばセラミックからなる圧電体層41aを
含み、圧電体層41aの両主面には、電極43a及び4
5aがそれぞれ形成される。そして、電極43aが、振
動体23の一方主面に例えば接着材等で接着される。同
様に、他方の圧電素子25bは、例えばセラミックから
なる圧電体層41bを含み、圧電体層41bの両主面に
は、電極43b及び45bがそれぞれ形成される。そし
て、電極43bが、振動体23の他方主面に例えば接着
材等で接着される。また、これら圧電素子25a及び2
5bの圧電体層41a及び41bは、電極45a及び4
5bから電極43a及び43bに向かって、すなわち外
側から振動体23側に向かって厚み方向に分極されてい
る。
【0016】さらに、振動体23の長手方向における中
央部から他端部側の部分の両主面には、2つの圧電素子
25c及び25dが対向するように形成される。一方の
圧電素子25cは、例えばセラミックからなる圧電体層
41cを含み、圧電体層41cの両主面には、電極43
c及び45cがそれぞれ形成される。そして、電極43
cが、振動体23の一方主面に例えば接着材等で接着さ
れる。同様に、他方の圧電素子25dは、例えばセラミ
ックからなる圧電体層41dを含み、圧電体層41dの
両主面には、電極43d及び45dがそれぞれ形成され
る。そして、電極43dが、振動体23の他方主面に例
えば接着材等で接着される。また、これら圧電素子25
c及び25dの圧電体層41c及び41dは、電極43
c及び43dから電極45c及び45dに向かって、す
なわち振動体23側から外側に向かって厚み方向に分極
されている。
央部から他端部側の部分の両主面には、2つの圧電素子
25c及び25dが対向するように形成される。一方の
圧電素子25cは、例えばセラミックからなる圧電体層
41cを含み、圧電体層41cの両主面には、電極43
c及び45cがそれぞれ形成される。そして、電極43
cが、振動体23の一方主面に例えば接着材等で接着さ
れる。同様に、他方の圧電素子25dは、例えばセラミ
ックからなる圧電体層41dを含み、圧電体層41dの
両主面には、電極43d及び45dがそれぞれ形成され
る。そして、電極43dが、振動体23の他方主面に例
えば接着材等で接着される。また、これら圧電素子25
c及び25dの圧電体層41c及び41dは、電極43
c及び43dから電極45c及び45dに向かって、す
なわち振動体23側から外側に向かって厚み方向に分極
されている。
【0017】この振動体23は、圧電素子25a乃至2
5dに同位相の駆動信号を印加すれば、長手方向に振動
する。この場合、圧電素子25a及び25bと、圧電素
子25c及び25dとは、互いに逆方向に分極されてい
るので、互いに逆方向に変位する。そのため、図2の実
線矢印で示すように、振動体23の長手方向における中
央から一端部側の部分が伸びるときには、振動体23の
長手方向における中央から他端部側の部分が縮む。逆
に、図2の一点鎖線の矢印で示すように、振動体23の
長手方向における中央から一端部側の部分が縮むときに
は、振動体23の長手方向における中央から他端部側の
部分が伸びる。また、この場合、振動体23の長手方向
における中央から一端部側の部分の伸縮量と、振動体2
3の長手方向における中央から他端部側の部分の伸縮量
とが相殺されるので、振動体23の長手方向における両
端間の距離はほとんど変化しない。さらに、振動体23
は、圧電素子25a及び25b間の中央部分と、圧電素
子25c及び25d間の中央部分とをノード部分として
振動する。また、振動体23は、その長手方向における
両端部分を腹として振動する。
5dに同位相の駆動信号を印加すれば、長手方向に振動
する。この場合、圧電素子25a及び25bと、圧電素
子25c及び25dとは、互いに逆方向に分極されてい
るので、互いに逆方向に変位する。そのため、図2の実
線矢印で示すように、振動体23の長手方向における中
央から一端部側の部分が伸びるときには、振動体23の
長手方向における中央から他端部側の部分が縮む。逆
に、図2の一点鎖線の矢印で示すように、振動体23の
長手方向における中央から一端部側の部分が縮むときに
は、振動体23の長手方向における中央から他端部側の
部分が伸びる。また、この場合、振動体23の長手方向
における中央から一端部側の部分の伸縮量と、振動体2
3の長手方向における中央から他端部側の部分の伸縮量
とが相殺されるので、振動体23の長手方向における両
端間の距離はほとんど変化しない。さらに、振動体23
は、圧電素子25a及び25b間の中央部分と、圧電素
子25c及び25d間の中央部分とをノード部分として
振動する。また、振動体23は、その長手方向における
両端部分を腹として振動する。
【0018】また、この振動体23の長手方向における
一端部側のノード点近傍には、第1の支持部材27a及
び第2の支持部材27bが、振動体23と一体的に形成
される。この場合、第1の支持部材27a及び第2の支
持部材27bは、それぞれ振動体23の両側部から外側
へ幅方向に沿って延びて、途中、振動体23から伝わる
振動の節に当たる部分で、略へ字状に折り曲げられる。
また、この振動体23の長手方向における一端部には、
第3の支持部材27cが、振動体23と一体的に形成さ
れる。この場合、第3の支持部材27cも、振動体23
の一端部から外側に長手方向に沿って延びて、略へ字状
に折り曲げられる。
一端部側のノード点近傍には、第1の支持部材27a及
び第2の支持部材27bが、振動体23と一体的に形成
される。この場合、第1の支持部材27a及び第2の支
持部材27bは、それぞれ振動体23の両側部から外側
へ幅方向に沿って延びて、途中、振動体23から伝わる
振動の節に当たる部分で、略へ字状に折り曲げられる。
また、この振動体23の長手方向における一端部には、
第3の支持部材27cが、振動体23と一体的に形成さ
れる。この場合、第3の支持部材27cも、振動体23
の一端部から外側に長手方向に沿って延びて、略へ字状
に折り曲げられる。
【0019】さらに、振動体23の長手方向における他
端部側には、平面コ字状の取付部材31が形成される。
この場合、取付部材31は、その平面コ字状の両端部
が、それぞれ外側から振動体23の他端部側へ延びて接
続し、振動体23と一体的に形成されている。そして、
取付部材31の両主面には、加速度による振動体23の
撓みを大きくするための重り33,33が、溶接、或い
は半田付け等によって取り付けられる。
端部側には、平面コ字状の取付部材31が形成される。
この場合、取付部材31は、その平面コ字状の両端部
が、それぞれ外側から振動体23の他端部側へ延びて接
続し、振動体23と一体的に形成されている。そして、
取付部材31の両主面には、加速度による振動体23の
撓みを大きくするための重り33,33が、溶接、或い
は半田付け等によって取り付けられる。
【0020】本実施例の加速度センサでは、第1の支持
部材27a及び第2の支持部材27bが、振動体23か
ら第1の支持部材27a及び第2の支持部材27bに伝
わる振動の節に当たる部分で折り曲げられているため、
第1の支持部材27a及び第2の支持部材27bに伝わ
る振動は、振動体23側から折り曲げ部までの部分で吸
収され、折り曲げ部以降へは振動が伝わりにくく、振動
体23の振動を妨げない構造となっている。したがっ
て、第1の支持部材27a及び第2の支持部材27bを
ある程度まで太くすることができ、外部からの衝撃や振
動に強い支持構造を実現できる。
部材27a及び第2の支持部材27bが、振動体23か
ら第1の支持部材27a及び第2の支持部材27bに伝
わる振動の節に当たる部分で折り曲げられているため、
第1の支持部材27a及び第2の支持部材27bに伝わ
る振動は、振動体23側から折り曲げ部までの部分で吸
収され、折り曲げ部以降へは振動が伝わりにくく、振動
体23の振動を妨げない構造となっている。したがっ
て、第1の支持部材27a及び第2の支持部材27bを
ある程度まで太くすることができ、外部からの衝撃や振
動に強い支持構造を実現できる。
【0021】なお、本実施例では、第1の支持部材27
a及び第2の支持部材27bを略へ字状に折り曲げた
が、折り曲げ部が振動体23から伝わる振動の節に当た
る部分にあれば、第1の支持部材27a及び第2の支持
部材27bの形状は特に限定されない。
a及び第2の支持部材27bを略へ字状に折り曲げた
が、折り曲げ部が振動体23から伝わる振動の節に当た
る部分にあれば、第1の支持部材27a及び第2の支持
部材27bの形状は特に限定されない。
【0022】また、第3の支持部材27cも略へ字状に
折り曲げたが、振動体23の振動を妨げない形状であれ
ば、第3の支持部材27cの形状も特に限定されない。
例えば、図3に示すように、略短冊状の第3の支持部材
27cと振動体23の長手方向における一端部とを、2
つの細い接続部分51,51を介して接続することによ
り、加速度による振動体23の撓みがより大きくなるよ
うにし、加速度を検出する感度を向上させてもよい。
折り曲げたが、振動体23の振動を妨げない形状であれ
ば、第3の支持部材27cの形状も特に限定されない。
例えば、図3に示すように、略短冊状の第3の支持部材
27cと振動体23の長手方向における一端部とを、2
つの細い接続部分51,51を介して接続することによ
り、加速度による振動体23の撓みがより大きくなるよ
うにし、加速度を検出する感度を向上させてもよい。
【図1】本発明の実施例における加速度センサの振動子
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】図1の振動子の側面図である。
【図3】図1の振動子の変形例を示す斜視図である。
【図4】従来の加速度センサの振動子を示す斜視図であ
る。
る。
23 振動体 27a 第1の支持部材 27b 第2の支持部材 27c 第3の支持部材
Claims (1)
- 【請求項1】長手方向に振動する振動体と、該振動体の
一端部側のノード部分近傍にそれぞれ設けられた第1及
び第2の支持部材と、前記振動体の一端部に設けられた
第3の支持部材とを含む加速度センサであって、 前記第1及び第2の支持部材は、折り曲げ部を有し、該
折り曲げ部は、前記振動体から前記第1及び第2の支持
部材に伝わる振動の節に当たる部分に位置することを特
徴とする加速度センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22405195A JP3223766B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 加速度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22405195A JP3223766B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 加速度センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0968544A JPH0968544A (ja) | 1997-03-11 |
JP3223766B2 true JP3223766B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=16807826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22405195A Expired - Fee Related JP3223766B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 加速度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3223766B2 (ja) |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP22405195A patent/JP3223766B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0968544A (ja) | 1997-03-11 |
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