JPH06174474A - 振動子の支持構造 - Google Patents

振動子の支持構造

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JPH06174474A
JPH06174474A JP4352642A JP35264292A JPH06174474A JP H06174474 A JPH06174474 A JP H06174474A JP 4352642 A JP4352642 A JP 4352642A JP 35264292 A JP35264292 A JP 35264292A JP H06174474 A JPH06174474 A JP H06174474A
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JP
Japan
Prior art keywords
vibrating body
vibrator
vibration
axial direction
vibrating
Prior art date
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Pending
Application number
JP4352642A
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English (en)
Inventor
Kenjiro Okaguchi
口 健 二 朗 岡
Akira Mori
章 森
Kiyoshi Iwai
井 清 岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 柱状の振動体の軸方向に振動が加わっても十
分な強度を得ることができる、振動子の支持構造を得
る。 【構成】 振動ジャイロ10は、振動子11を含む。振
動子11は、3角柱状の振動体12を含み、その3つの
側面に圧電素子14a,14b,14cを形成する。振
動体12のノード点付近の稜線部に、支持部材22,2
4を形成する。支持部材22,24はコ字状に形成し、
その振動体12の軸方向に延びるように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は振動子の支持構造に関
し、特にたとえば、自動車などに搭載されるナビゲーシ
ョンシステムなどに用いられる振動ジャイロの振動子の
支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6(A)は従来の振動子の支持構造を
有する振動ジャイロの一例を示す斜視図であり、図6
(B)はその断面図である。振動ジャイロ1は、振動子
2を含む。振動子2は、たとえば正3角柱状の振動体3
を含む。振動体3の3つの側面には、それぞれ圧電素子
4a,4b,4cが形成される。圧電素子4a,4b,
4cは、それぞれ磁器などからなる圧電層5を含む。そ
して、圧電層5の両面に電極6が形成される。これらの
電極6の一方が、振動体3に接着される。さらに、振動
体3のノード点付近の稜線部には、支持部材7が固着さ
れる。支持部材7は、たとえば金属線などで形成され、
溶接などにより振動体3に固着される。この支持部材7
はコ字状に形成され、その端部が振動体3の軸に対して
直交する向きに延びるように配置される。そして、支持
部材7の端部が、支持台などに取り付けられる。
【0003】この振動ジャイロ1では、圧電素子4a,
4bと圧電素子4cとの間に発振回路が接続される。こ
の発振回路によって、振動体3は圧電素子4c形成面に
直交する方向に屈曲振動する。この状態で、振動体3の
軸を中心として回転すると、コリオリ力によって屈曲振
動の方向が変わる。それによって、圧電素子4a,4b
の出力信号に差が生じる。したがって、圧電素子4a,
4b間の出力電圧の差を測定すれば、回転角速度を検出
することができる。
【0004】この振動ジャイロ1を自動車のナビゲーシ
ョンシステムなどに利用する場合、自動車の回転を検出
するために、図7に示すように、振動体3の軸が鉛直方
向に配置される。自動車は、鉛直線を中心として回転す
るため、振動ジャイロ1によってその回転角速度を検出
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、道路の
凹凸などにより、自動車は鉛直方向に振動する。振動体
の軸が鉛直方向に配置された場合、支持部材は水平方向
に延びるように配置されるため、支持部材は鉛直方向の
振動に対して強度的に弱くなる。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、振
動体の軸方向に振動が加わっても十分な強度を得ること
ができる、振動子の支持構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、柱状の振動
体を有する振動子と、振動体のノード点付近に固着され
る支持部材とを含み、支持部材は振動体の軸方向に延び
るように取り付けられる、振動子の支持構造である。
【0008】
【作用】支持部材が振動体の軸方向に延びているため、
振動体の軸方向に振動が加わると、振動による力は支持
部材の長手方向で支えられる。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、振動体の軸方向に振
動が加わった場合、振動による力が支持部材の長手方向
で支えられるため、支持部材に直交する方向で支える場
合に比べて、大きい強度を得ることができる。そのた
め、自動車のナビゲーションシステムなどに用いても、
振動ジャイロが破損する可能性を小さくすることが出来
る。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1(A)はこの発明の振動子の支持構造を
用いた振動ジャイロの一例を示す斜視図であり、図1
(B)はその断面図である。振動ジャイロ10は、振動
子11を含む。振動子11は、たとえば正3角柱状の振
動体12を含む。振動体12は、たとえばエリンバなど
の恒弾性金属材料で形成される。振動体12の3つの側
面には、それぞれ圧電素子14a,14bおよび14c
が形成される。
【0012】圧電素子14aは磁器などからなる圧電層
16aを含み、この圧電層16aの両面に電極18a,
20aが形成される。そして、一方の電極18aが、振
動体12の側面に接着される。同様に、圧電素子14
b,14cは、それぞれ圧電層16b,16cを含む。
そして、圧電層16bの両面に電極18b,20bが形
成され、圧電層16cの両面に電極18b,20cが形
成される。これらの圧電素子14b,14cの一方の電
極18b,18cが、振動体12の側面に接着される。
【0013】振動体12のノード点付近の稜線部分に
は、支持部材22,24が形成される。支持部材22,
24は、たとえば金属線などで形成され、振動体12に
溶接やはんだ付けなどによって取り付けられる。支持部
材22,24はコ字状に形成され、その端部は振動体1
2の軸方向に延びるように形成される。そして、これら
の支持部材22,24の端部が、ケースに取り付けられ
た支持台などに取り付けられる。
【0014】この振動ジャイロ10は、たとえば自動車
などに搭載されるナビゲーションシステムなどに使用さ
れる。この場合、自動車の回転方向を測定するために
は、図2に示すように、振動体12の軸が鉛直方向にな
るように配置される。そして、圧電素子14a,14b
と圧電素子14cとの間に発振回路が接続される。この
発振回路によって、振動体12は、圧電素子14c形成
面に直交する方向に屈曲振動する。この状態で、自動車
が回転すると、振動体12の軸を中心として回転するこ
とになる。それにより、振動体12にコリオリ力が働
き、屈曲振動の方向が変わる。そのために、圧電素子1
4aと圧電素子14bの出力信号に差が生じ、これらの
信号の差を測定することによって回転角速度を検出する
ことができる。
【0015】自動車のナビゲーションシステムなどに振
動ジャイロ10を使用する場合、道路の凹凸などによる
自動車の鉛直方向の振動によって、振動体12は軸方向
に振動する。この振動ジャイロ10では、支持部材2
2,24が振動体12の軸方向に延びるように形成され
ているため、振動体12の軸方向の振動は、支持部材2
2,24の長手方向で支えることができる。そのため、
支持部材と直交する方向で振動体12の振動を支える従
来のものに比べて、振動に対して大きい強度を得ること
ができる。さらに、従来の支持構造を用いた振動ジャイ
ロに比べて、支持部材22,24を取り付けるための支
持台などの大きさを小さくすることができる。
【0016】なお、振動子11の支持構造としては、図
3に示すように、一方の支持部材22のみを振動体12
の軸方向に延びるように形成してもよい。また、図4に
示すように、支持部材22,24は、振動体12の軸方
向に延びるとともに、振動体12の軸方向に直交する方
向に延びるように形成してもよい。このような支持構造
を採用すれば、振動体12の軸に直交する方向の振動に
対しても、大きい強度を得ることができる。さらに、図
5に示すように、振動体12のノード点付近の全ての稜
線部を環状に支持し、その環状部の複数の部分から振動
体12の軸方向に延びるようにしてもよい。このような
支持構造を採用すれば、あらゆる方向の振動に対して
も、大きい強度を得ることができる。
【0017】上述の各実施例では、正3角柱状の振動体
12を用いたが、振動体12の形状としては4角柱状な
ど他の角柱状でもよく、円柱状であってもよい。また、
圧電素子の数は3つに限らず、必要に応じて圧電素子を
増減してもよい。つまり、柱状の振動体の軸方向に延び
るように支持部材を取り付けることによって、外部から
振動子にかかる振動に対して、大きい強度を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の支持構造を用いた振動ジャ
イロの一例を示す斜視図であり、(B)はその断面図で
ある。
【図2】図1に示す振動ジャイロを鉛直方向に取り付け
た状態を示す斜視図である。
【図3】この発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図4】この発明のさらに他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図5】この発明の別の実施例を示す斜視図である。
【図6】(A)はこの発明の背景となる従来の支持構造
を用いた振動ジャイロの一例を示す斜視図であり、
(B)はその断面図である。
【図7】図6に示す従来の振動ジャイロを鉛直方向に取
り付けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 振動ジャイロ 11 振動子 12 振動体 22 支持部材 24 支持部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状の振動体を有する振動子と、前記振
    動体のノード点付近に固着される支持部材とを含み、 前記支持部材は前記振動体の軸方向に延びるように取り
    付けられる、振動子の支持構造。
JP4352642A 1992-12-09 1992-12-09 振動子の支持構造 Pending JPH06174474A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4352642A JPH06174474A (ja) 1992-12-09 1992-12-09 振動子の支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4352642A JPH06174474A (ja) 1992-12-09 1992-12-09 振動子の支持構造

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Publication Number Publication Date
JPH06174474A true JPH06174474A (ja) 1994-06-24

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ID=18425444

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JP4352642A Pending JPH06174474A (ja) 1992-12-09 1992-12-09 振動子の支持構造

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JP (1) JPH06174474A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0800057A2 (en) * 1996-04-04 1997-10-08 Murata Manufacturing Co., Ltd. Vibrating gyroscope
US6720714B2 (en) 1997-05-28 2004-04-13 Murata Manufacturing Co., Ltd. Vibrating gyroscope

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0800057A2 (en) * 1996-04-04 1997-10-08 Murata Manufacturing Co., Ltd. Vibrating gyroscope
EP0800057A3 (en) * 1996-04-04 1998-11-11 Murata Manufacturing Co., Ltd. Vibrating gyroscope
US6720714B2 (en) 1997-05-28 2004-04-13 Murata Manufacturing Co., Ltd. Vibrating gyroscope

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