JP3663525B2 - 圧電振動ジャイロ用の圧電振動子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ一体型VTR(ビデオテープレコーダ)の手振れ防止や自動車のナビゲーションシステムなどに用いられるジャイロスコープの内、特に、棒状屈曲振動子を用いた圧電振動ジャイロに関し、特にこの圧電振動ジャイロに用いられる圧電振動ジャイロ用の圧電振動子に関する。
【0002】
【従来の技術】
圧電振動ジャイロは、振動している物体に回転角速度が与えられると、その振動方向と直角な方向にコリオリ力を生ずるという力学現象を利用したジャイロスコープである。互いに直交する二つの方向の励振と検出が可能であるように構成した振動系において、一方の振動を励振した状態で、二つの振動面が交わる線と平行な線を中心軸として振動子自身を回転させると、前述のコリオリ力の作用によりあらかじめ励振させていた振動と直角な方向に力が働き、他方の振動が励振される。この他方(出力側)の振動の大きさは入力側の振動の大きさおよび回転角速度に比例するため、入力電圧が一定の場合、この出力側の振動の大きさに比例した出力電圧の大きさから、回転角速度の大きさを求めることが出来る。
【0003】
図4(a)は従来の圧電振動ジャイロ用の圧電振動子をある方向から見た斜視図及びその断面図を示し、図4(b)はこの従来の圧電振動ジャイロ用の圧電振動子を別の方向から見た斜視図及びその断面図を示している。
【0004】
図4(a)及び(b)を参照して、この圧電振動ジャイロ用の圧電振動子は、第1の振動方向Xに振動させている圧電振動子に回転角速度が与えられると、第1の振動方向Xに垂直に生じるコリオリ力によって、圧電振動子に、第1の振動方向Xに垂直な第2の振動方向Yに振動が生じるという力学現象を利用した圧電振動ジャイロに用いられる。
【0005】
この圧電振動子は、中心軸Cとこの中心軸Cに沿って延在する円柱面とを有する円柱状の圧電素子(圧電セラミックス)1と、円柱面に、中心軸Cに平行に帯状に延在して形成され、入力電気信号を供給されて、圧電素子1を、中心軸Cに垂直である第1の振動方向Xに振動させる駆動用電極5と、円柱面に、中心軸Cに平行に帯状に延在して形成され、中心軸Cに垂直でありかつ第1の振動方向Xに垂直である第2の振動方向Yへの圧電素子1の振動を出力電気信号として検出する第1及び第2の検出用電極3及び7と、円柱面に、中心軸Cに平行に帯状に延在しかつ駆動用電極5及び第1の検出用電極3間、駆動用電極5及び第2の検出用電極7間、及び第1及び第2の検出用電極3及び7間に挟まれた状態に、それぞれ形成され、アースされる第1、第2、及び第3のアース用電極4、6、及び2とを有する。第1、第2、及び第3のアース用電極4、6、及び2は図示のように、互に接続されている。
【0006】
この圧電振動子においては、第1の検出用電極3とそれと隣り合う第1及び第3のアース用電極4及び2とで構成されている第1の検出部と、第2の検出用電極7とそれと隣り合う第2及び第3のアース用電極6及び2とで構成されている第2の検出部とが、互に等しい実効的電気機械結合係数kyを持つように、第1の検出部のパターンを中心軸Cのまわりに一定角度(具体的には120°)だけ回転した時に第2の検出部のパターンに一致する位置関係に第1及び第2の検出部が配置され、かつ、駆動用電極5とそれと隣り合う第1及び第3のアース用電極4及び6とで構成されている駆動部が、第1及び第2の検出部の各々の実効的電気機械結合係数kyと等しい実効的電気機械結合係数kxを持つように、駆動部のパターンを中心軸Cのまわりに前記一定角度(即ち、120°)だけ上方及び下方に回転した時に第1及び第2の検出部の各々のパターンに一致する位置関係に駆動部が配置されている。
【0007】
即ち、駆動部及び第1及び第2の検出部は、中心軸Cを対称軸とした回転対象の位置関係にある。
【0008】
このようにして、6本の帯状電極を用いてあらかじめ矢印方向に分極処理された6箇所の電極間の圧電効果を利用して圧電振動ジャイロを実現している。
【0009】
この圧電振動子においては、駆動用電極5及び第1及び第2の検出用電極3及び7は、振動子の屈曲振動のノードからノードまで同じピッチかつ同じ幅で形成されており、駆動用電極5とそれと隣り合うアース電極4及び6とで構成されている駆動部と、第1の検出用電極3とそれと隣り合うアース用電極4及び2とで構成されている第1の検出部とで形状は等しく、同様に、駆動部は、第2の検出用電極7とそれと隣り合うアース用電極6及び2とで構成されている第2の検出部とで形状は等しい。よって、駆動部の実効的電気機械結合係数kxと第1及び第2の検出部の各々の実効的電気機械結合係数kyとの関係はkx=kyである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このような圧電振動ジャイロの検出感度は、駆動部の実効的電気機械結合係数kxと第1及び第2の検出部の各々の実効的電気機械結合係数kyとの関係によって決まる。上述したように、図4の圧電振動子は、駆動部の実効的電気機械結合係数kxと第1及び第2の検出部の各々の実効的電気機械結合係数kyとの関係がkx=kyであり、図4の圧電振動子では、圧電振動ジャイロの検出感度を高くするために、kx>kyとすることができない。
【0011】
それ故、本発明の課題は、圧電振動ジャイロの検出感度を高くすることができる圧電振動ジャイロ用の圧電振動子を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、円柱状の圧電素子の円柱面に、該圧電素子の軸方向と平行に、駆動用電極、検出用電極、及びアース用電極として、複数個の帯状電極を形成した圧電振動ジャイロ用の圧電振動子において、前記駆動用電極とそれと隣り合う前記アース用電極とで構成されている駆動部と、前記検出用電極とそれと隣り合う前記アース用電極とで構成されている検出部とを、前記検出用電極の本体部分を、長さに関して、前記駆動用電極の本体部分より小さくして、異なる形状にしたことを特徴とする圧電振動ジャイロ用の圧電振動子が得られる。
また、本発明によれば、円柱状の圧電素子の円柱面に、該圧電素子の軸方向と平行に、駆動用電極、検出用電極、及びアース用電極として、複数個の帯状電極を形成した圧電振動ジャイロ用の圧電振動子において、前記駆動用電極とそれと隣り合う前記アース用電極とで構成されている駆動部と、前記検出用電極とそれと隣り合う前記アース用電極とで構成されている検出部とを、前記検出用電極の本体部分を、幅に関して、前記駆動用電極の本体部分より大きくして、異なる形状にしたことを特徴とする圧電振動ジャイロ用の圧電振動子が得られる。
【0013】
更に本発明によれば、第1の振動方向に振動させている圧電振動子に回転角速度が与えられると、前記第1の振動方向に垂直に生じるコリオリ力によって、前記圧電振動子に、前記第1の振動方向に垂直な第2の振動方向に振動が生じるという力学現象を利用した圧電振動ジャイロにおける前記圧電振動子であって、中心軸とこの中心軸に沿って延在する円柱面とを有する円柱状の圧電素子と、前記円柱面に、前記中心軸に平行に延在して形成され、入力電気信号を供給されて、前記圧電素子を、前記中心軸に垂直である前記第1の振動方向に振動させる駆動用電極と、前記円柱面に、前記中心軸に平行に延在して形成され、前記中心軸に垂直でありかつ前記第1の振動方向に垂直である前記第2の振動方向への前記圧電素子の振動を出力電気信号として検出する第1及び第2の検出用電極と、前記円柱面に、前記中心軸に平行に延在しかつ前記駆動用電極及び前記第1の検出用電極間、前記駆動用電極及び前記第2の検出用電極間、及び前記第1及び前記第2の検出用電極間に挟まれた状態に、それぞれ形成され、アースされる第1、第2、及び第3のアース用電極とを有する前記圧電振動子において、前記第1の検出用電極とそれと隣り合う前記第1及び前記第3のアース用電極とで構成されている第1の検出部と、前記第2の検出用電極とそれと隣り合う前記第2及び前記第3のアース用電極とで構成されている第2の検出部とが、前記第1の検出部のパターンを前記中心軸のまわりに一定角度だけ回転した時に前記第2の検出部のパターンに一致する位置関係に前記第1及び前記第2の検出部が配置され、かつ、前記駆動用電極とそれと隣り合う前記第1及び前記第3のアース用電極とで構成されている駆動部が、前記駆動部のパターンを前記中心軸のまわりに前記一定角度だけ回転した時に前記第1及び前記第2の検出部の各々のパターンに、前記駆動用電極の本体部分と前記第1及び前記第2の検出用電極の各々の本体部分とが長さ及び幅の少なくとも一方に関して不一致であることを除いて、一致する位置関係に前記駆動部が配置されている前記圧電振動子であって、前記第1及び前記第2の検出用電極の本体部分は、長さ及び幅に関して、互に等しく、前記第1及び前記第2の検出用電極の各々の本体部分は、幅に関して、前記駆動用電極の本体部分に等しく、かつ、長さに関して、前記駆動用電極の本体部分より小さいことを特徴とする圧電振動ジャイロ用の圧電振動子が得られる。
また本発明によれば、第1の振動方向に振動させている圧電振動子に回転角速度が与えられると、前記第1の振動方向に垂直に生じるコリオリ力によって、前記圧電振動子に、前記第1の振動方向に垂直な第2の振動方向に振動が生じるという力学現象を利用した圧電振動ジャイロにおける前記圧電振動子であって、中心軸とこの中心軸に沿って延在する円柱面とを有する円柱状の圧電素子と、前記円柱面に、前記中心軸に平行に延在して形成され、入力電気信号を供給されて、前記圧電素子を、前記中心軸に垂直である前記第1の振動方向に振動させる駆動用電極と、前記円柱面に、前記中心軸に平行に延在して形成され、前記中心軸に垂直でありかつ前記第1の振動方向に垂直である前記第2の振動方向への前記圧電素子の振動を出力電気信号として検出する第1及び第2の検出用電極と、前記円柱面に、前記中心軸に平行に延在しかつ前記駆動用電極及び前記第1の検出用電極間、前記駆動用電極及び前記第2の検出用電極間、及び前記第1及び前記第2の検出用電極間に挟まれた状態に、それぞれ形成され、アースされる第1、第2、及び第3のアース用電極とを有する前記圧電振動子において、前記第1の検出用電極とそれと隣り合う前記第1及び前記第3のアース用電極とで構成されている第1の検出部と、前記第2の検出用電極とそれと隣り合う前記第2及び前記第3のアース用電極とで構成されている第2の検出部とが、前記第1の検出部のパターンを前記中心軸のまわりに一定角度だけ回転した時に前記第2の検出部のパターンに一致する位置関係に前記第1及び前記第2の検出部が配置され、かつ、前記駆動用電極とそれと隣り合う前記第1及び前記第3のアース用電極とで構成されている駆動部が、前記駆動部のパターンを前記中心軸のまわりに前記一定角度だけ回転した時に前記第1及び前記第2の検出部の各々のパターンに、前記駆動用電極の本体部分と前記第1及び前記第2の検出用電極の各々の本体部分とが長さ及び幅の少なくとも一方に関して不一致であることを除いて、一致する位置関係に前記駆動部が配置されている前記圧電振動子であって、前記第1及び前記第2の検出用電極の本体部分は、長さ及び幅に関して、互に等しく、前記第1及び前記第2の検出用電極の各々の本体部分は、長さに関して、前記駆動用電極の本体部分に等しく、かつ、幅に関して、前記駆動用電極の本体部分より大きいことを特徴とする圧電振動ジャイロ用の圧電振動子が得られる。
なお、検出用電極及び駆動用電極の各々の本体部分が接続のための延長部分や切り欠きを含まないことは明らかである。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0015】
図1(a)は本発明の一実施例による圧電振動ジャイロ用の圧電振動子をある方向から見た斜視図及びその断面図を示し、図1(b)はこの圧電振動ジャイロ用の圧電振動子を別の方向から見た斜視図及びその断面図を示している。
【0016】
図1(a)及び(b)を参照して、この圧電振動ジャイロ用の圧電振動子は、第1の振動方向Xに振動させている圧電振動子に回転角速度が与えられると、第1の振動方向Xに垂直に生じるコリオリ力によって、圧電振動子に、第1の振動方向Xに垂直な第2の振動方向Yに振動が生じるという力学現象を利用した圧電振動ジャイロに用いられる。
【0017】
この圧電振動子は、中心軸Cとこの中心軸Cに沿って延在する円柱面とを有する円柱状の圧電素子(圧電セラミックス)1と、円柱面に、中心軸Cに平行に帯状に延在して形成され、入力電気信号を供給されて、圧電素子1を、中心軸Cに垂直である第1の振動方向Xに振動させる駆動用電極11と、円柱面に、中心軸Cに平行に帯状に延在して形成され、中心軸Cに垂直でありかつ第1の振動方向Xに垂直である第2の振動方向Yへの圧電素子1の振動を出力電気信号として検出する第1及び第2の検出用電極9及び13と、円柱面に、中心軸Cに平行に帯状に延在しかつ駆動用電極11及び第1の検出用電極9間、駆動用電極11及び第2の検出用電極13間、及び第1及び第2の検出用電極9及び13間に挟まれた状態に、それぞれ形成され、アースされる第1、第2、及び第3のアース用電極10、12、及び8とを有する。第1、第2、及び第3のアース用電極10、12、及び8は図示のように、互に接続されている。
【0018】
この圧電振動子においては、第1の検出用電極9とそれと隣り合う第1及び第3のアース用電極10及び8とで構成されている第1の検出部と、第2の検出用電極13とそれと隣り合う第2及び第3のアース用電極12及び8とで構成されている第2の検出部とが、互に等しい実効的電気機械結合係数kyを持つように、第1の検出部のパターンを中心軸Cのまわりに一定角度(具体的には120°)だけ回転した時に第2の検出部のパターンに一致する位置関係に第1及び第2の検出部が配置され、かつ、駆動用電極11とそれと隣り合う第1及び第3のアース用電極10及び12とで構成されている駆動部が、第1及び第2の検出部の各々の実効的電気機械結合係数kyよりも大きい実効的電気機械結合係数kxを持つように、駆動部のパターンを中心軸Cのまわりに前記一定角度(即ち、120°)だけ回転した時に第1及び第2の検出部の各々のパターンに、駆動用電極11と第1及び第2の検出用電極9及び13の各々とが長さ及び幅の少なくとも一方に関して不一致である(図1には、駆動用電極11と第1及び第2の検出用電極9及び13の各々とが長さに関して不一致である例が示されている)ことを除いて、一致する位置関係に駆動部が配置されている。
【0019】
詳細には、図1に図示の例では、第1及び第2の検出用電極9及び13は、長さ及び幅に関して、互に等しく、第1及び第2の検出用電極9及び13の各々は、幅に関して、駆動用電極11に等しく、かつ、長さに関して、駆動用電極11より小さい。
【0020】
代りに、第1及び第2の検出用電極9及び13は、長さ及び幅に関して、互に等しく、第1及び第2の検出用電極9及び13の各々は、長さに関して、駆動用電極11に等しく、かつ、幅に関して、駆動用電極11より大きくしても良い。
【0021】
このようにして、6本の帯状電極を用いてあらかじめ矢印方向に分極処理された6箇所の電極間の圧電効果を利用して圧電振動ジャイロを実現している。
【0022】
この圧電振動子においては、駆動用電極11は、振動子の屈曲振動のノードからノードまで形成されているが、第1及び第2の検出用電極9及び13の各々は振動子のノードからノードまでの間隔より短く形成されている。駆動用電極11とそれと隣り合うアース用電極10及び12とで構成されている駆動部と、第1の検出用電極9とそれと隣り合うアース用電極10及び8とで構成されている第1の検出部、及び、第2の検出用電極13とそれと隣り合うアース用電極12及び8とで構成されている第2の検出部の各々とが、駆動部の実効的電気機械結合係数kxと第1及び第2の検出部の実効的電気機械結合係数kyの関係がkx>kyとなるように、異なる形状にされている。
【0023】
図2は、図1の圧電振動子の第1及び第2の検出部の実効的電気機械結合係数kyとこれら圧電振動子を用いた圧電振動ジャイロの検出感度の関係を説明するための図であり、図中のBが、図1の圧電振動子の第1及び第2の検出部の実効的電気機械結合係数kyとこれら圧電振動子を用いた圧電振動ジャイロの検出感度の関係を示している。なお、図4の従来の圧電振動子の場合のky及び検出感度は図中Aで示される通りであり、図中Bまでkyを小さくすると検出感度が高くなることがわかる。
【0024】
図3は、図1の圧電振動子の第1及び第2の検出用電極9及び13の各々の長さと実効的電気機械結合係数kyの関係を説明するための図であり、図中のBが、図1の圧電振動子の第1及び第2の検出用電極9及び13の各々の長さと実効的電気機械結合係数kyの関係を示している。なお、図4の従来の圧電振動子の第1及び第2の検出用電極3及び7の各々の長さと実効的電気機械結合係数kyの関係は図中Aで示される通りである。図3からわかるように、第1及び第2の検出用電極9及び13の各々の長さを図中Bで示されるように短くすると実効的電気機械結合係数kyが小さくなる。図2及び図3から、第1及び第2の検出用電極9及び13の各々の長さを上述したように短くすることで、圧電振動ジャイロの検出感度を高くすることが可能である。
【0025】
また、第1及び第2の検出用電極9及び13の幅を広くして、第1及び第2の検出用電極9及び13の各々と隣り合うアース用電極との間隔を狭くしたりすることでも同様に、実効的電気機械結合係数kyを理想的なものとし、圧電振動ジャイロの検出感度を高くすることが可能である。
【0026】
上述したように、第1及び第2の検出用電極9及び13の長さを短くして、第1及び第2の検出用電極9及び13の各々と隣り合うアース用電極に対して向かい合う長さを短くしたり、第1及び第2の検出用電極9及び13の幅を広くして、第1及び第2の検出用電極9及び13の各々と隣り合うアース用電極との間隔を狭くしたりすることで、駆動部の実効的電気機械結合係数kxと第1及び第2の検出部の実効的電気機械結合係数kyの関係をkx>kyとでき、圧電振動ジャイロの検出感度を高くすることができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明による圧電振動ジャイロ用の圧電振動子を用いれば、駆動部の電気機械結合係数kxと検出部の電気機械結合係数kyの関係をkx>kyとでき、圧電振動ジャイロの検出感度を高くすることができ、高精度の圧電振動ジャイロを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による圧電振動ジャイロ用の圧電振動子を説明するための図である。
【図2】図1の圧電振動子の第1及び第2の検出部の実効的電気機械結合係数kyとこれら圧電振動子を用いた圧電振動ジャイロの検出感度の関係を説明するための図である。
【図3】図1の圧電振動子の第1及び第2の検出用電極9及び13の各々の長さと実効的電気機械結合係数kyの関係を説明するための図である。
【図4】従来の圧電振動ジャイロ用の圧電振動子を説明するための図である。
【符号の説明】
1 圧電素子(圧電セラミックス)
2 アース用電極
3 検出用電極
4 アース用電極
5 駆動用電極
6 アース用電極
7 検出用電極
8 アース用電極
9 検出用電極
10 アース用電極
11 駆動用電極
12 アース用電極
13 検出用電極
C 中心軸
X 第1の振動方向
Y 第2の振動方向
Claims (4)
- 円柱状の圧電素子の円柱面に、該圧電素子の軸方向と平行に、駆動用電極、検出用電極、及びアース用電極として、複数個の帯状電極を形成した圧電振動ジャイロ用の圧電振動子において、前記駆動用電極とそれと隣り合う前記アース用電極とで構成されている駆動部と、前記検出用電極とそれと隣り合う前記アース用電極とで構成されている検出部とを、前記検出用電極の本体部分を、長さに関して、前記駆動用電極の本体部分より小さくして、異なる形状にしたことを特徴とする圧電振動ジャイロ用の圧電振動子。
- 円柱状の圧電素子の円柱面に、該圧電素子の軸方向と平行に、駆動用電極、検出用電極、及びアース用電極として、複数個の帯状電極を形成した圧電振動ジャイロ用の圧電振動子において、前記駆動用電極とそれと隣り合う前記アース用電極とで構成されている駆動部と、前記検出用電極とそれと隣り合う前記アース用電極とで構成されている検出部とを、前記検出用電極の本体部分を、幅に関して、前記駆動用電極の本体部分より大きくして、異なる形状にしたことを特徴とする圧電振動ジャイロ用の圧電振動子。
- 第1の振動方向に振動させている圧電振動子に回転角速度が与えられると、前記第1の振動方向に垂直に生じるコリオリ力によって、前記圧電振動子に、前記第1の振動方向に垂直な第2の振動方向に振動が生じるという力学現象を利用した圧電振動ジャイロにおける前記圧電振動子であって、中心軸とこの中心軸に沿って延在する円柱面とを有する円柱状の圧電素子と、前記円柱面に、前記中心軸に平行に延在して形成され、入力電気信号を供給されて、前記圧電素子を、前記中心軸に垂直である前記第1の振動方向に振動させる駆動用電極と、前記円柱面に、前記中心軸に平行に延在して形成され、前記中心軸に垂直でありかつ前記第1の振動方向に垂直である前記第2の振動方向への前記圧電素子の振動を出力電気信号として検出する第1及び第2の検出用電極と、前記円柱面に、前記中心軸に平行に延在しかつ前記駆動用電極及び前記第1の検出用電極間、前記駆動用電極及び前記第2の検出用電極間、及び前記第1及び前記第2の検出用電極間に挟まれた状態に、それぞれ形成され、アースされる第1、第2、及び第3のアース用電極とを有する前記圧電振動子において、
前記第1の検出用電極とそれと隣り合う前記第1及び前記第3のアース用電極とで構成されている第1の検出部と、前記第2の検出用電極とそれと隣り合う前記第2及び前記第3のアース用電極とで構成されている第2の検出部とが、前記第1の検出部のパターンを前記中心軸のまわりに一定角度だけ回転した時に前記第2の検出部のパターンに一致する位置関係に前記第1及び前記第2の検出部が配置され、かつ、前記駆動用電極とそれと隣り合う前記第1及び前記第3のアース用電極とで構成されている駆動部が、前記駆動部のパターンを前記中心軸のまわりに前記一定角度だけ回転した時に前記第1及び前記第2の検出部の各々のパターンに、前記駆動用電極の本体部分と前記第1及び前記第2の検出用電極の各々の本体部分とが長さ及び幅の少なくとも一方に関して不一致であることを除いて、一致する位置関係に前記駆動部が配置されている前記圧電振動子であって、
前記第1及び前記第2の検出用電極の本体部分は、長さ及び幅に関して、互に等しく、前記第1及び前記第2の検出用電極の各々の本体部分は、幅に関して、前記駆動用電極の本体部分に等しく、かつ、長さに関して、前記駆動用電極の本体部分より小さいことを特徴とする圧電振動ジャイロ用の圧電振動子。 - 第1の振動方向に振動させている圧電振動子に回転角速度が与えられると、前記第1の振動方向に垂直に生じるコリオリ力によって、前記圧電振動子に、前記第1の振動方向に垂直な第2の振動方向に振動が生じるという力学現象を利用した圧電振動ジャイロにおける前記圧電振動子であって、中心軸とこの中心軸に沿って延在する円柱面とを有する円柱状の圧電素子と、前記円柱面に、前記中心軸に平行に延在して形成され、入力電気信号を供給されて、前記圧電素子を、前記中心軸に垂直である前記第1の振動方向に振動させる駆動用電極と、前記円柱面に、前記中心軸に平行に延在して形成され、前記中心軸に垂直でありかつ前記第1の振動方向に垂直である前記第2の振動方向への前記圧電素子の振動を出力電気信号として検出する第1及び第2の検出用電極と、前記円柱面に、前記中心軸に平行に延在しかつ前記駆動用電極及び前記第1の検出用電極間、前記駆動用電極及び前記第2の検出用電極間、及び前記第1及び前記第2の検出用電極間に挟まれた状態に、それぞれ形成され、アースされる第1、第2、及び第3のアース用電極とを有する前記圧電振動子において、
前記第1の検出用電極とそれと隣り合う前記第1及び前記第3のアース用電極とで構成されている第1の検出部と、前記第2の検出用電極とそれと隣り合う前記第2及び前記第3のアース用電極とで構成されている第2の検出部とが、前記第1の検出部のパターンを前記中心軸のまわりに一定角度だけ回転した時に前記第2の検出部のパターンに一致する位置関係に前記第1及び前記第2の検出部が配置され、かつ、前記駆動用電極とそれと隣り合う前記第1及び前記第3のアース用電極とで構成されている駆動部が、前記駆動部のパターンを前記中心軸のまわりに前記一定角度だけ回転した時に前記第1及び前記第2の検出部の各々のパターンに、前記駆動用電極の本体部分と前記第1及び前記第2の検出用電極の各々の本体部分とが長さ及び幅の少なくとも一方に関して不一致であることを除いて、一致する位置関係に前記駆動部が配置されている前記圧電振動子であって、
前記第1及び前記第2の検出用電極の本体部分は、長さ及び幅に関して、互に等しく、前記第1及び前記第2の検出用電極の各々の本体部分は、長さに関して、前記駆動用電極の本体部分に等しく、かつ、幅に関して、前記駆動用電極の本体部分より大きいことを特徴とする圧電振動ジャイロ用の圧電振動子。
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| JP11864396A JP3663525B2 (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 圧電振動ジャイロ用の圧電振動子 |
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Family Applications (1)
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-
1996
- 1996-05-14 JP JP11864396A patent/JP3663525B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH09304080A (ja) | 1997-11-28 |
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