JPH07317328A - はね出し部の構築工法 - Google Patents

はね出し部の構築工法

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JPH07317328A
JPH07317328A JP11092694A JP11092694A JPH07317328A JP H07317328 A JPH07317328 A JP H07317328A JP 11092694 A JP11092694 A JP 11092694A JP 11092694 A JP11092694 A JP 11092694A JP H07317328 A JPH07317328 A JP H07317328A
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JP11092694A
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Shozo Maeda
祥三 前田
Yoshio Fukada
良雄 深田
Shigeru Haniyuda
茂 羽入田
Kazuhiro Hanaoka
和弘 花岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既存の建物、或いは既存の公園、池等に妨げ
られずに建物のはね出し部をきわめて安全に構築できる
はね出し部の構築工法を提供する。 【構成】 建物の母屋部3より既存建物若しくは既存施
設の上側に迫り出して構築されるはね出し部4を、前記
母屋部3より斜め上向き若しくは斜め下向きに突設され
た複数の支持ジャッキ5によって支持しつつ、かつ、前
記支持ジャッキ5によって前記はね出し部4のレベルを
調整しつつ構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、既存の建物や施設を
壊すことなく建物のはね出し部を構築するはね出し部の
構築工法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、図10(a),(b) に図示するように、限られた敷地内に
既存の建物11や公園12等の施設を壊すことなく容積率一
杯に増築したい場合、或いは道路を挟んで両側の敷地内
に構築される建物を、道路の往来を妨げずに行き来でき
るようにしたい場合、既存の建物や公園、道路等の施設
の上に迫り出すようにはね出し部13を構築する方法がよ
く行われる。
【0003】従来、この種のはね出し部を構築するに
は、構築されるはね出し部の下に地上より支保工を構築
し、この支保工に支持させてはね出し部の躯体を構築
し、また、躯体にはたわまないように仮設ブレースを取
り付け、工事完了と同時に支保工及び仮設ブレースを撤
去している。
【0004】しかし、このようなはね出し部の構築工法
では、はね出し部の下に既存の建物、或いは公園、池等
の施設があると、はね出し部13を支持する支保工を構築
出来ない場合、問題があった。
【0005】また、仮設ベレースは、はねだし部13の工
事完了と共に撤去されるが、仮設ブレースには、はね出
し部13の重量による大きな軸力が作用しているので、撤
去する際には細心の注意を払う必要があり、撤去方法を
一歩間違うと、思わぬ大事故を招くおそれがあった。
【0006】この発明は、以上説明したような課題を解
決するためになされたもので、既存の建物、或いは既存
の公園、池等に妨げられずに建物のはね出し部をきわめ
て安全に構築できるはね出し部の構築工法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るはね出し
部の構築工法は、建物の母屋部より既存建物等の上側に
迫り出して構築されるはね出し部を、前記母屋部より斜
め上向き若しくは斜め下向きに突設された複数の支持ジ
ャッキによって支持しつつ、かつ、前記支持ジャッキに
よって前記はね出し部のレベルを調整しつつ構築するこ
とを特徴とする。
【0008】
【実施例】
実施例1.図1〜図7は、この発明に係るはね出し部の
構築工法によって構築中の建物の一例を示し、図におい
て、符号1は構築される建物の柱、2はこの柱1,1 間に
架け渡される各階の梁、3と4はこの柱1と梁2とによ
って構築される建物の母屋部とはね出し部、5は地上階
の母屋部3の柱脚部3aよりはね出し部4の先端部4aに斜
め上向きに突設され、はね出し部4の先端部を押し上げ
るように支持すると共に、母屋部3及びはね出し部4の
構築とともに進行するはね出し部3のたわみを修正する
支持ジャッキ、そして、符号6は母屋部3に設置され、
支持ジャッキ5を作動させることにより生ずる母屋部3
及びはね出し部4の変形を防止する仮設ブレースであ
る。尚、支持ジャッキ5には、例えば第7図に図示する
ような油圧ジャッキ等が使用されている。
【0009】このような構成において、この発明に係る
はね出し部の構築工法を順を追って説明する。
【0010】(1) 最初に、地上1〜3階分の母屋部3及
びはね出し部4の躯体を構築し、かつ、母屋部3の柱脚
部3aよりはね出し部4の先端方向に、支持ジャッキ5を
斜め上向きに突設してはね出し部4の先端部4aを支持
し、また、母屋部3の躯体に母屋部3及びはね出し部4
が変形しないように仮設ブレース6を取り付ける(図1
参照)。また、必要に応じて、1〜3階部分の床スラブ
及び壁体を構築する。
【0011】(2) 次に、支持ジャッキ5を適当に伸縮さ
せて、はね出し部4のレベル調整を行う(図2参照)。
【0012】(3) 次に、構築された1〜3階分の母屋部
3及びはね出し部4の躯体の上に、新たに4〜6階分の
母屋部3及びはね出し部4の躯体を構築する(図3参
照)。
【0013】また、必要に応じて、4〜6階部分の床ス
ラブ及び壁体を構築する。
【0014】(4) 次に、支持ジャッキ5を適当に伸縮さ
せて、4〜6階分の躯体の構築に伴って撓んだはね出し
部4のレベル調整を行う(図4参照) 。
【0015】以下、同様にして複数階分ずつの母屋部3
及びはね出し部4の躯体の構築と、支持ジャッキ5によ
るはね出し部4のレベル調整を交互に繰り返し行って母
屋部3及びはね出し部4の全階の躯体を構築する。
【0016】(5) そして、母屋部3及びはね出し部4の
躯体工事が全て完了したら、支持ジャッキ5と仮設ブレ
ース6を撤去する。
【0017】実施例2.図8及び図9は、この発明に係
るはね出し部の構築工法の他の実施例を示し、図におい
て、実施例1と同一部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。
【0018】符号7は、母屋部3の2階部分の柱頭部3b
よりはね出し部4の先端部4aに斜め下向きに突設され、
はね出し部4の先端部を引っ張って支持すると共に、母
屋部3及びはね出し部4の構築とともに進行するはね出
し部3のたわみを修正する支持ジャッキ、そして、符号
8は母屋部3に設置され、支持ジャッキ7を作動させる
ことにより生ずる母屋部3及びはね出し部4の変形を防
止する仮設ブレースである。尚、支持ジャッキ7には、
例えば第9図に図示するような油圧ジャッキ等が使用さ
れている。
【0019】このような構成において、はね出し部4の
構築は、実施例1の場合と同様に、複数階分ずつの母屋
部3及びはね出し部4の躯体の構築と、支持ジャッキ7
によるはね出し部4のレベル調整を交互に繰り返し行っ
て母屋部3及びはね出し部4の全階の躯体を構築する。
【0020】そして、全階の躯体工事が完了したら支持
ジャッキ7及び仮設ブレース8は撤去される。
【0021】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れ、この発明に係るはね出し部の構築工法は、建物の母
屋部より既存建物等の上側に迫り出して構築されるはね
出し部を、前記母屋部より斜め上向き若しくは斜め下向
きに突設された複数の支持ジャッキによって支持しつつ
構築するので、はね出し部の下に既存建物や公園等の既
存施設があっても、これらが何ら障害とならずにはね出
し部を構築できる効果がある。
【0022】また、躯体工事の進行と共に、避けられな
いはね出し部の撓み等も、その都度支持ジャッキによっ
て修正できるので、躯体工事の施工精度の向上が図れる
効果がある。また、計算による解析では追いきれないよ
うな変形状況を測定することにより、施工誤差の低減が
図れる効果がある。
【0023】更に、建物の躯体に作用する支持ジャッキ
の力は、微小な範囲まで自由に調整できるので、構築中
及び支持ジャッキ、仮設ブレースの撤去中の躯体に急激
に大きな力が作用するようなこともなく、施工時の安全
性が図れる効果がある。
【0024】また、前記支持ジャッキによって前記はね
出し部のレベル調整をしつつ、前記はね出し部を構築す
ること工事の進行と共に進行するはね出し部の撓みを支
持ジャッキによって簡単に修正できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るはね出し部の構築工法によって
構築中の建物を示す一部側面図である。
【図2】この発明に係るはね出し部の構築工法によって
構築中の建物を示す一部側面図である。
【図3】この発明に係るはね出し部の構築工法によって
構築中の建物を示す一部側面図である。
【図4】この発明に係るはね出し部の構築工法によって
構築中の建物を示す一部側面図である。
【図5】この発明に係るはね出し部の構築工法によって
構築中の建物を示す一部側面図である。
【図6】この発明に係るはね出し部の構築工法によって
構築中の建物を示す一部側面図である。
【図7】支持ジャッキの取付状態を示す支持ジャッキの
側面図である。
【図8】この発明に係るはね出し部の構築工法の他の実
施例を示す構築中の建物の一部側面図である。
【図9】支持ジャッキの取付状態を示す支持ジャッキの
側面図である。
【図10】はね出し部を有する建物の概要図である。
【符号の説明】
1…建物の柱、2…各階の梁、3…母屋部、4…はね出
し部、5…支持ジャッキ、6…仮設ブレース、7…支持
ジャッキ、8…仮設ブレース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花岡 和弘 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の母屋部より既存建物若しくは既存
    施設の上側に迫り出して構築されるはね出し部の構築工
    法において、前記はね出し部を、前記母屋部より斜め上
    向き若しくは斜め下向きに突設された複数の支持ジャッ
    キによって支持しつつ、かつ、前記支持ジャッキによっ
    て前記はね出し部のレベルを調整しつつ構築することを
    特徴とするはね出し部の構築工法。
JP6110926A 1994-05-25 1994-05-25 はね出し部を有する建物の構築工法 Expired - Fee Related JP2853570B2 (ja)

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Cited By (2)

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