JPH0731731U - ディスク保護ケース供給装置 - Google Patents

ディスク保護ケース供給装置

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JPH0731731U
JPH0731731U JP6483893U JP6483893U JPH0731731U JP H0731731 U JPH0731731 U JP H0731731U JP 6483893 U JP6483893 U JP 6483893U JP 6483893 U JP6483893 U JP 6483893U JP H0731731 U JPH0731731 U JP H0731731U
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嘉智 中村
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有限会社豊友社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 丁合設備の搬送装置2の側方に配置されたケ
ースストック台31に積み上げられた多数のディスク保
護ケース28のうちの最下部に位置するものを搬送装置
2へ向って押し出す供給機構42と、ケースストック台
31に積み上げられた多数のディスク保護ケース28の
うちの最下部に位置するもの以外が搬送装置側へ変位す
るのを抑止するストッパ機構34とを備えている。 【効果】 供給機構42によりケースストック台31の
上の最下部のディスク保護ケース28を搬送装置2へ向
って押し、また、ストッパ機構34により他のディスク
保護ケース28の変位を抑止するので、搬送装置2に対
してディスク保護ケース28を1部ずつ確実に供給する
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はディスク保護ケース供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
雑誌、書籍等の図書の製本は、図書の8〜32頁分の文字あるいは図版が所定 の位置印刷された用紙を頁順になるように折った複数種類の折丁(おりちょう) を、1部ずつ書籍の頁順に対応するように集める丁合(ちょうあい)作業を行っ た後、該丁合作業により集められたそれぞれ種類の異なる複数部の折丁を、糸、 金属線、接着剤等の手段によって一体的に結束させる綴じ作業を行い、更に、綴 じ作業を行った折丁に対して表紙を付ける表紙くるみ作業と、各折丁の天地縁部 分および反背部分を断裁して各頁をめくることができるようにする三方裁断作業 とを、図書の形態に適した順序で行うようにしている。
【0003】 以下、図7から図11によって上述した丁合作業を機械的に行う丁合設備の一 例の機構を説明する。
【0004】 1は折丁取出機であり、該折丁取出機1は、上流A側から下流B側へ向って矢 印S方向へ略水平に移動する搬送装置(チェーンコンベア)2の側方に配置され た折丁ストック台3と、該折丁ストック台3に載置された多数の折丁4を1部ず つ搬送装置2へ供給するためのストッパ機構5、繰り出し機構6、移送機構7と を備えている。
【0005】 折丁ストック台3は、多数の折丁4を積み上げることが可能な矩形平面形状を 有する載置部8と、該載置部8の上流A側縁部および下流B側縁部に折丁4の天 地方向と略等しい間隔を隔てて略垂直に設けた矩形側面形状を有する側板9,9 と、該側板9,9の搬送装置寄りの端部を相互に連結するように略垂直に設けた 端板10とを有している。
【0006】 側板9,9の搬送装置寄りの縁部は、載置部8のよりも搬送装置2に近接する 方向に突出しており、載置部8の搬送装置寄りの縁部と端板10の下側縁部との 間には、折丁4の天地方向と略等しい間隔を有し且つ載置部8に載置した折丁4 を下方へ取り出すことが可能な開口11が形成されている。
【0007】 ストッパ機構5は、端板10に前方側に回動自在に配置された搬送装置2の移 動方向に略水平に延びる回転軸12と、一方のフランジ部が回転軸12に固着さ れ且つ他方のフランジ部が前記の開口11を搬送装置寄りの部分を下方から被覆 し得るアングル材よりなるストッパ部材13とを有している。
【0008】 繰り出し機構6は、載置部8の下方側に回動自在に配置された搬送装置2の移 動方向に略水平に延びる回転軸14と、基端部が回転軸14に固着された搬送装 置2の移動方向に略直交する方向へ延びるアーム15と、該アーム15の先端部 に上向きに取り付けられた吸着具16とを有している。
【0009】 移送機構7は、搬送装置2の上方側に回動自在に配置された搬送装置2の移動 方向に略水平に延びる回転軸17と、基端部が回転軸17に固着された上下方向 へ延びるアーム18と、該アーム18の先端部に取り付けられた上下に開閉する 把持具19とを有している。
【0010】 上記のストッパ機構5と繰り出し機構6と移送機構7は、相互に連動するよう に構成されている。
【0011】 以下、折丁取出機1の作動を説明する。
【0012】 折丁4を1部ずつ搬送装置2へ供給する際には、各折丁4の背部分が端板10 と対峙するように多数の折丁4を折丁ストック台3の載置部8に積み上げた後、 ストッパ機構5、繰り出し機構6、移送機構7を作動させると、図7に示すよう に、繰り出し機構6の吸着具16が載置部8に積み上げられた折丁4のうちの最 下部に位置するものを吸着するとともに、回転軸14を中心にアーム15が反時 計方向に回動し、図8に示すように吸着具16に吸着された折丁4の背部分が開 口11を経て折丁ストック台3の下方へ折り曲げられる。
【0013】 このとき、回転軸12を中心にストッパ機構5のストッパ部材13が反時計方 向に回動し、ストッパ部材13は図7に示す開口11の搬送装置寄りの部分を被 覆していない待避位置から図8に示す開口11の搬送装置寄りの部分を被覆する 作動位置へ移動し、現在繰り出し機構6により繰り出されている折丁4の上に載 置されている次位の折丁4の背部分が折丁ストック台3の下方へ突出することが 防止される。
【0014】 また、前記の繰り出し機構6による折丁4の繰り出しに伴い図8及び図9に示 すように、回転軸17を中心に移送機構7のアームが反時計方向に回動し、繰り 出し機構6により繰り出されている折丁4の背部分に把持具19が接近し、該把 持具19が折丁4の背部分に対し所定距離まで近接すると、前記の吸着具16に よる折丁4の吸着が解除されるとともに、把持具19が折丁4の背部分を把持す る。
【0015】 把持具19が折丁4を把持すると、図9に示すように、回転軸17を中心に移 送機構7のアームが時計方向に回動し、把持具19に把持された折丁4が折丁ス トック台3から完全に引出されるとともに搬送装置2へ向って移送され、この折 丁4が搬送装置2の直上に位置した時点で把持具19が開放され搬送装置2に折 丁4が供給される。
【0016】 このとき、回転軸12を中心にストッパ機構5のストッパ部材13が時計方向 に回動することによりストッパ部材13が先に述べた作動位置へ移動し、また、 同時に回転軸14を中心にアーム15が時計方向に回動することにより繰り出し 機構6の吸着具16が載置部8に積み上げられた折丁4のうちの最下部に位置す るものに対峙する。
【0017】 よって、上述した作動が繰り返されると、折丁ストック台3に積み上げられた 多数の折丁4が1部ずつ搬送装置2へ順次供給される。
【0018】 丁合設備は、図11に示すように、上述したような機能を有する折丁取出機1 を搬送装置2に沿って20〜24台設けた構成を有しており、搬送装置2の移動 速度に対応するように順次各折丁取出機1から異なる種類の折丁を搬送装置2へ 供給することにより図書の丁合作業を連続的に行うようになっている。
【0019】 一方、近年、コンパクトディスクやフロッピーディスクを付録として図書に綴 じ込むために、ディスク保護ケースが開発されている。
【0020】 図5及び図6はディスク保護ケースの一例を示すもので、該ディスク保護ケー スは、屈曲しにくい厚さ3mm程度の段ボール紙によって形成される第1の保護 板紙20と、該第1の保護板紙20の一側面に接着された厚さ0.5mm程度の 第1の表装紙21と、屈曲しにくい厚さ3mm程度の段ボール紙によって形成さ れ且つ保護すべきコンパクトディスクやフロッピーディスク等のディスク22の 平面形状に合せたくりぬき部23を有する厚さ0.5mm程度の第2の保護板紙 24と、該第2の保護板紙24の一側面に接着され且つ前記のくりぬき部23の 内周縁部に沿うようにミシン25を形成した第2の表装紙26とから構成されて いる。
【0021】 上記の構成を有するディスク保護ケースを使用する際には、保護すべきディス ク22をくりぬき部23に入れたうえ、第1の保護板紙20と第2の保護板紙2 4の非表装紙接着面の周縁部近傍を相互に接着した前記のディスク22を被覆保 護する。
【0022】 また、ディスク保護ケースからディスク22を使用する際には、第2の表装紙 26のミシン25によって取り囲まれた部分を取り除いて開口を形成させ、該開 口からディスク22を取り出すようにする。
【0023】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したディスク保護ケースを用いてディスク22を付録とし て図書に綴じ込む場合、ディスク保護ケースの第1の保護板紙20と第2の保護 板紙24は屈曲しにくい段ボール紙によって形成されているので、先に述べた図 7から図10に示す丁合装置の折丁取出機1によって搬送装置2へ前記のディス ク保護ケースを供給することができない。
【0024】 このため、丁合作業を行う際に、ディスク保護ケースだけを手作業により搬送 装置2に対して供給しなければならず、丁合作業の効率が低下してしまう。
【0025】 本考案は上述した実情を解消するもので、ディスク保護ケースを1部ずつ確実 に搬送装置へ供給できるようにすることを目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案のディスク保護ケース供給装置においては、 丁合設備の搬送装置の側方に配置され且つディスク保護ケースを上面に積み上げ ることが可能なケースストック台と、該ケースストック台に積み上げられた多数 のディスク保護ケースのうちの最下部に位置するものを搬送装置へ向って押し出 す供給機構と、前記のケースストック台に積み上げられた多数のディスク保護ケ ースのうちの最下部に位置するもの以外が搬送装置側へ変位するのを抑止するス トッパ機構とを備えている。
【0027】 前記のケースストック台は、例えば、搬送装置の側方に配置され且つディスク 保護ケースを上面に積み上げることが可能な載置部に搬送装置の移動方向に対し 略直交する方向へ延びる切欠部を形成した構成とする。
【0028】 一方、前記の供給機構は、例えば、搬送装置の移動方向に対し略平行に延び且 つケースストック台の搬送装置寄りの端部の下方に回転可能に配置された駆動軸 と、該駆動軸に固着された駆動輪と、前記の駆動軸に対し略平行に延び且つケー スストック台の反搬送装置寄りの端部の下方に回転可能に配置された従動軸と、 該従動軸に固着された従動輪と、上側部分が前記の切欠部にまた下側部分がケー スストック台の下方に位置するように配置され且つ前記の駆動輪と従動輪とに巻 き掛けられた屈曲性を有する無端状帯体と、前記の搬送装置に対して供給すべき 保護ケースの1部の厚さよりも小さい高さ寸法を有し無端状帯体の外周部に装着 された押し出し部材とによって構成する。
【0029】 また、前記のストッパ機構は、例えば、前記の載置部の上面との間にディスク 保護ケースの1部に厚さよりも大きく且つディスク保護ケースの2部の厚さより も小さい高さ寸法を有する間隙が形成されるようにストッパ部材を支持部材を介 してケースストック台の搬送装置側端部に設けた構成とする。
【0030】 このストッパ機構は、上下へ延びる一対のアングル材をストッパ部材とし、両 ストッパ部材の下端とケースストック台の上面との間に、ディスク保護ケースの 1部に厚さよりも大きく且つディスク保護ケースの2部の厚さよりも小さい高さ 寸法を有する間隙が形成されるように、前記の両ストッパ部材を支持部材を介し てケースストック台の搬送装置側端部にディスク保護ケースの寸法に対応する間 隔を隔てて固着することが好ましい。
【0031】 一方、前記の供給機構は、駆動輪及び従動輪にスプロケットを用い、無端状帯 体に無端状チェーンを用いることが好ましい。
【0032】 また、前記の供給機構の駆動輪及び従動輪にプーリーを用い、無端状帯体に無 端状ゴムベルトを用いることもできる。
【0033】
【作用】 本考案のディスク保護ケース供給装置では、供給機構により搬送装置の側方に 配置されたケースストック台に積み上げられた多数のディスク保護ケースのうち の最下部に位置するものを搬送装置へ向って押し出すようにし、また、ストッパ 機構により前記のケースストック台に積み上げられた多数のディスク保護ケース のうちの最下部に位置するもの以外が搬送装置側へ変位するのを抑止しているの で、搬送装置に対してディスク保護ケースを1部ずつ確実に供給できる。
【0034】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0035】 図1から図3は本考案のディスク保護ケース供給装置の一実施例を示すもので 、図7から図11と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0036】 27は載置部であり、該載置部27は、上面に図5及び図6に示すものと同一 構造のディスク保護ケース28を多数積み上げることが可能な平面形状を有し、 上流A側から下流B側へ向って矢印S方向へ略水平に移動する搬送装置(チェー ンコンベア)2の側方の該搬送装置2よりも高い位置に配置されている。
【0037】 この載置部27には、平面的に見て搬送装置2の移動方向(矢印S方向)と直 交する方向へ延びる互いに平行な2条の切欠部29,29が形成されている。
【0038】 上記の切欠部29,29によって3つに分割される載置部27の各部分は、そ れぞれ切欠部29,29の延長方向に延び且つ上向きに開口するチャンネル材よ りなる連結部材30,30によって隣接するもの同士が相互に固着されており、 前記の載置部27とこの連結部材30,30とによってケースストック台31を 形成している。
【0039】 本実施例においては、載置部27は切欠部29,29によって3つに分割され ているが、切欠部29,29を凹陥溝状に形成して載置部27が分割されないよ うにすれば、前記の連結部材30,30は不要となる。
【0040】 32,32はアングル材よりなる2本一対のストッパ部材であり、該ストッパ 部材32,32は、前記の載置部27の搬送装置寄りの端部にブラケット等の支 持部材33,33を介しディスク保護ケース28の天地方向と略等しい間隔を隔 てて略垂直に立設されている。
【0041】 このストッパ部材32,32の下端部と前記の載置部27の上面との間隔Gは 、ディスク保護ケース28の1部に厚さよりも大きく且つディスク保護ケース2 8の2部分の厚さよりも小さく設定されており、前記のストッパ部材32,32 とこの支持部材33,33とによってストッパ機構34を形成している。
【0042】 35は駆動軸であり、該駆動軸35は、前記の載置部27の搬送装置寄りの端 部の下方に搬送装置2の移動方向(矢印S方向)と平行に且つ回転自在に設けら れている。
【0043】 この駆動軸35の一端部には、モータ等の駆動装置(図示せず)が連結されて いる。
【0044】 36,36はスプロケットよりなる駆動輪であり、該駆動輪36,36は、前 記の切欠部29,29にはまり込むように駆動軸35に固着されている。
【0045】 37は従動軸であり、該従動軸37は、前記の載置部27の反搬送装置寄りの 端部の下方に駆動軸35と平行に且つ図1において反時計方向に回動するように 設けられている。
【0046】 38,38はスプロケットよりなる従動輪であり、該従動輪38,38は、前 記の切欠部29,29にはまり込むように従動軸37に固着されている。
【0047】 39,39は無端状チェーンよりなる無端状帯体であり、該無端状帯体39, 39は、上側部分が前記の切欠部29,29にはまり込むように且つ下側部分が 載置部27の下方に位置するように搬送装置2の移動方向上流A側に位置する駆 動輪36、従動輪38と下流B側に位置する駆動輪36、従動輪38のそれぞれ に巻き掛けられている。
【0048】 40は押し出し部材であり、該押し出し部材40は、搬送装置2の移動方向( 矢印S方向)に平行に延びる棒状に且つ高さがディスク保護ケース28の1部に 厚さよりも低く形成され、取付座41,41を介して両無端状帯体39,39に その外周側に位置するように装着されており、前記の駆動軸35、駆動輪36, 36、従動軸37、従動輪38,38、無端状帯体39,39、押し出し部材4 0、取付座41,41によって供給機構42を形成している。
【0049】 上記の押し出し部材40は、取付座41,41が駆動輪36,36と従動輪3 8,38との間の上側に位置しているときには、前記の載置部27の上面に沿っ て移動するようになっている。
【0050】 また、駆動軸35の回転と搬送装置2の移動は同期するように構成されている 。
【0051】 本実施例においては、駆動輪36,36と従動輪38,38にスプロケットを 用い、また、無端状帯体39に無端状チェーンを用いるようにしているが、駆動 輪36,36と従動輪38,38にプーリーを用い、また、無端状帯体39に無 端状ゴムベルトを用いるようにすることもできる。
【0052】 43は下部ガイド板であり、該下部ガイド板43は、前記の載置部27の搬送 装置寄りの端部から搬送装置2へ向って設置されている。
【0053】 44は上部ガイド板であり、該上部ガイド板44は、前記の下部ガイド板43 の直上に設置されている。
【0054】 前記の下部ガイド板43及び上部ガイド板44には、搬送装置2の移動方向( 矢印S方向)と平行な軸を中心に回動する送りローラ45,46が設けられてお り、送りローラ45は、駆動装置(図示せず)により図1において反時計方向に 回動するように、また送りローラ46は、駆動装置(図示せず)により時計方向 に回動するようになっている。
【0055】 以下、本実施例の作動を説明する。
【0056】 ディスク保護ケース28を1部ずつ搬送装置2へ供給する際には、各ディスク 保護ケース28の背部分が搬送装置側に位置するように多数のディスク保護ケー ス28をケースストック台31の載置部27に積み上げる。
【0057】 このとき、予め押し出し部材40が載置部27のディスク保護ケース28が積 み上げられる部分に位置しないようにさせておく。
【0058】 ディスク保護ケース28を載置部27に積み上げたならば、搬送装置2を作動 させるとともに、駆動装置(図示せず)を作動させて駆動軸35と送りローラ4 5とを図1において反時計方向へ回動させ、また、送りローラ46を図1におい て時計方向へ回動させる。
【0059】 駆動軸35が回動すると該駆動軸35に固着された駆動輪36,36によって 両無端状帯体39,39が周回し、図1において両無端状帯体39,39の長円 形の軌跡に沿うように押し出し部材40が反時計方向に移動する。
【0060】 この押し出し部材40の移動によって該押し出し部材40が載置部27に積み 上げられたディスク保護ケース28のうちの最下部に位置するものの反搬送装置 寄りの端部に当接すると、ディスク保護ケース28が押し出し部材40の移動に 伴い搬送装置2へ向って押し出され、このディスク保護ケース28がストッパ部 材32,32の下端部と前記の載置部27の上面との間から突出しはじめる。
【0061】 このとき、押し出し部材40は高さがディスク保護ケース28の1部に厚さよ りも低く形成されているので、載置部27に載置されている複数部のディスク保 護ケース28が押し出し部材40により搬送装置2へ向って同時に押し出される ことはない。
【0062】 また、載置部27の搬送装置寄りの端部には、ストッパ機構34のストッパ部 材32,32がディスク保護ケース28の天地方向と略等しい間隔を隔ててスト ッパ部材32,32の下端部と載置部27の上面との間に所定の間隔Gが保たれ るように立設されているので、現在押し出し部材40によって押し出されている ディスク保護ケース28とその上方に載置されている他のディスク保護ケース2 8が押し出されているディスク保護ケース28とともに搬送装置側へ移動するこ とはない。
【0063】 押し出し部材40が載置部27の搬送装置寄りの端部に至ると、上記のディス ク保護ケース28は押し出し部材40によって下部ガイド板43と上部ガイド板 44との間に送り出される。
【0064】 このようにして、押し出し部材40によってディスク保護ケース28がケース ストック台31から下部ガイド板43と上部ガイド板44との間に送り出される と、この送り出されたディスク保護ケースの上に載置されている次位のディスク 保護ケース28が載置部27に当接する。
【0065】 一方、下部ガイド板43と上部ガイド板44との間に送り出されたディスク保 護ケース28は、両送りローラ45,46によって搬送装置2に対して供給され る。
【0066】 よって上述した作動が繰り返されると、ケースストック台31に積み上げられ た多数のディスク保護ケース28が1部ずつ搬送装置2へ順次供給される。
【0067】 このディスク保護ケース28が供給される間隔は、図1において無端状帯体3 9,39の長円形の軌跡に沿うように反時計方向に移動する押し出し部材40の 周回周期によって決定される。
【0068】 図4は図1から図3に示すディスク保護ケース供給装置を用いた丁合設備の一 例を示すもので、図中、47は図1から図3に示すディスク保護ケース供給装置 を表している。
【0069】 図4に示す丁合設備は、搬送装置2に沿って設置された20〜24台の折丁取 出機1(図7から図10参照)の最上流側に、ディスク保護ケース供給装置47 を設置している。
【0070】 このように、多数の折丁取出機1の最上流側にディスク保護ケース供給装置4 7を設置すると、丁合作業により集められる多数の折丁の最後部に図1から図3 に示すディスク保護ケース28が位置するようになる。
【0071】 一方、ディスク保護ケース供給装置47を多数の折丁取出機1の間に適宜設置 すれば、製本すべき図書を構成する折丁の間にディスク保護ケース28を位置さ せることができる。
【0072】 よって、ディスク保護ケース供給装置47と多数の折丁取出機1とを組み合わ せて丁合設備を構成すれば、図5に示すコンパクトディスクやフロッピーディス クのディスク22を付録として図書に綴じ込むことが可能となり、図書の付加価 値を向上させることができる。
【0073】 なお、本考案のディスク保護ケース供給装置は、上述した実施例のみに限定さ れるものではなく、ストッパ機構にアングル材以外の形状の部材を用いるように すること、供給機構の押し出し部材の移動手段に他の機構を適用すること、その 他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で ある。
【0074】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案のディスク保護ケース供給装置によれば、搬送装置 の側方に配置されたケースストック台に積み上げられた多数のディスク保護ケー スのうちの最下部に位置するものを供給機構により搬送装置へ向って押し、また 、前記のケースストック台に積み上げられた多数の平板状のディスク保護ケース のうちの最下部に位置するもの以外が搬送装置側へ変位するのをストッパ機構に より抑止するので、ディスク保護ケースを1部ずつ確実に搬送装置へ供給するこ とができる、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のディスク保護ケース供給装置の一実施
例を示す部分切断側面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1のIII−III矢視図である。
【図4】本考案のディスク保護ケース供給装置の一実施
例を用いた丁合設備の一例を示す平面図である。
【図5】ディスク保護ケースの一例においてディスクを
被覆する前の状態を示す斜視図である。
【図6】ディスク保護ケースの一例においてディスクを
被覆した跡の状態を示す斜視図である。
【図7】従来の折丁取出機の一例において搬送装置に対
し折丁の供給を開始する前の状態を示す部分切断側面図
である。
【図8】従来の折丁取出機の一例において折丁が折丁ス
トック台が繰り出された状態を示す部分切断側面図であ
る。
【図9】従来の折丁取出機の一例において折丁が搬送装
置へ供給される状態を示す部分切断側面図である。
【図10】図7のX−X矢視図である。
【図11】図7に示す折丁取出機を用いた丁合設備の一
例を示す平面図である。
【符号の説明】
2 搬送装置 27 載置部 28 ディスク保護ケース 29 切欠部 31 ケースストック台 32 ストッパ部材 33 支持部材 34 ストッパ機構 35 駆動軸 36 駆動輪 37 従動軸 38 従動輪 39 無端状帯体 40 押し出し部材 42 供給機構

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丁合設備の搬送装置の側方に配置され且
    つディスク保護ケースを上面に積み上げることが可能な
    ケースストック台と、該ケースストック台に積み上げら
    れた多数のディスク保護ケースのうちの最下部に位置す
    るものを搬送装置へ向って押し出す供給機構と、前記の
    ケースストック台に積み上げられた多数のディスク保護
    ケースのうちの最下部に位置するもの以外が搬送装置側
    へ変位するのを抑止するストッパ機構とを備えてなるこ
    とを特徴とするディスク保護ケース供給装置。
  2. 【請求項2】 丁合設備の搬送装置の側方に配置され且
    つディスク保護ケースを上面に積み上げることが可能な
    載置部に搬送装置の移動方向に対し略直交する方向へ延
    びる切欠部を形成したケースストック台と、前記の搬送
    装置の移動方向に対し略平行に延び且つケースストック
    台の搬送装置寄りの端部の下方に回転可能に配置された
    駆動軸と、該駆動軸に固着された駆動輪と、前記の駆動
    軸に対し略平行に延び且つケースストック台の反搬送装
    置寄りの端部の下方に回転可能に配置された従動軸と、
    該従動軸に固着された従動輪と、上側部分が前記の切欠
    部にまた下側部分がケースストック台の下方に位置する
    ように配置され且つ前記の駆動輪と従動輪とに巻き掛け
    られた屈曲性を有する無端状帯体と、前記の搬送装置に
    対して供給すべき保護ケースの1部の厚さよりも小さい
    高さ寸法を有し無端状帯体の外周部に装着された押し出
    し部材と、前記の載置部の上面との間にディスク保護ケ
    ースの1部に厚さよりも大きく且つディスク保護ケース
    の2部の厚さよりも小さい高さ寸法を有する間隙が形成
    されるように支持部材を介してケースストック台の搬送
    装置側端部に設けたストッパ部材とを備えてなることを
    特徴とするディスク保護ケース供給装置。
  3. 【請求項3】 上下へ延びる一対のアングル材をストッ
    パ部材とし、両ストッパ部材の下端とケースストック台
    の上面との間に、ディスク保護ケースの1部に厚さより
    も大きく且つディスク保護ケースの2部の厚さよりも小
    さい高さ寸法を有する間隙が形成されるように、前記の
    両ストッパ部材を支持部材を介してケースストック台の
    搬送装置側端部にディスク保護ケースの寸法に対応する
    間隔を隔てて固着したことを特徴とする請求項2に記載
    のディスク保護ケース供給装置。
  4. 【請求項4】 駆動輪及び従動輪にスプロケットを用
    い、また、無端状帯体に無端状チェーンを用いたことを
    特徴とする請求項2あるいは請求項3に記載のディスク
    保護ケース供給装置。
  5. 【請求項5】 駆動輪及び従動輪にプーリーを用い、ま
    た、無端状帯体に無端状ゴムベルトを用いたことを特徴
    とする請求項2あるいは請求項3に記載のディスク保護
    ケース供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007102576A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 商品搬出装置
CN115159139A (zh) * 2022-08-15 2022-10-11 业成科技(成都)有限公司 上下料装置和转运设备
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