JPH073168U - 制御ボックス - Google Patents
制御ボックスInfo
- Publication number
- JPH073168U JPH073168U JP3920993U JP3920993U JPH073168U JP H073168 U JPH073168 U JP H073168U JP 3920993 U JP3920993 U JP 3920993U JP 3920993 U JP3920993 U JP 3920993U JP H073168 U JPH073168 U JP H073168U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- box
- lid
- temperature
- heat sink
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- Granted
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外気温が低下しても放熱板2の内側に結露が
発生せず、しかもボックス1内部の温度が下がり過ぎる
ことなく適温に保てる。 【構成】 断熱を有する密閉可能なボックス1には、そ
の少なくとも上部に放熱板2を設ける。又、該放熱板2
を覆う蓋体3を開閉自在に設ける。そして蓋体33が自
動開閉手段4を備えている。
発生せず、しかもボックス1内部の温度が下がり過ぎる
ことなく適温に保てる。 【構成】 断熱を有する密閉可能なボックス1には、そ
の少なくとも上部に放熱板2を設ける。又、該放熱板2
を覆う蓋体3を開閉自在に設ける。そして蓋体33が自
動開閉手段4を備えている。
Description
【0001】
本考案は、内部に電子機器,電源装置等を収容する密閉型の制御ボックスに関 し、特に内部の発熱を冷却する放熱板を設けたものに関する。
【0002】
一般に、制御ボックス内には電子機器,電源装置,各種電子制御装置等が組込 まれ、それらを保護するためボックスを密閉型として外気やダスト等が入らない ようにしたものであるが、ボックス内部には上記の機器や装置から熱が発生し、 内部温度が上昇し装置故障の原因となっていた。
【0003】 従って、従来はこのボックス内部の熱を放熱するためにボックスの周囲に放熱 板を設けて外部に放熱する方式のものがある。
【0004】
従来の外周に単に放熱板を設けた制御ボックスでは、内部の熱を放熱する役目 を成すが、内部の温度と外気温との差が著しい冬期においては、放熱板が外気で 冷却され過ぎて放熱板の内側つまりボックス内に結露が生じる。この結露の発生 は、ボックス内部の電子機器や回路に時として落下し、それが基で不良発生を起 す原因ともなっていた。又、冬場では放熱板が冷却され過ぎると、放熱板による 放熱も多くなり、ボックス内部の温度も適温より下がり過ぎて電子機器や回路に 悪影響を及ぼすことにもなる等の問題点を有していた。
【0005】 本考案は上記問題点に鑑み、外気温が低下しても放熱板の内側に結露が発生せ ず、しかもボックス内部の温度が下がり過ぎることなく適温に保てる制御ボック スを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案は、断熱を有し密閉可能なボックス(1) には、その少なくとも上部に放熱板(2)を設ける。又、該放熱板(2)を覆う 蓋体(3)を開閉自在に設ける。そして蓋体(3)が自動開閉手段(4)を具備 する。
【0007】
通常、ボックス(1)内部に収容した電子機器,電源装置,回路等から発生す る熱は、上部の放熱板(2)からボックス(1)外に放熱され、ボックス(1) 内部は適温に保たれる。しかし、冬場において外気温度が低下すると、放熱板( 2)が低温の外気で冷却され過ぎ、放熱板(2)とボックス(1)内部の温度と に相当の差が生じ、放熱板(2)の内側に結露が発生するが、この状態になると 、自動開閉手段(4)の感熱駆動体が外気温を感知し、蓋体(3)の開閉蓋(3b )を閉鎖する。それによって、蓋体(3)内は外気から遮断され、その内部の放 熱板(2)の温度が上昇し、ボックス(1)内部の温度差も小さくなり、放熱板 (2)への結露の発生を防止するのである。そして蓋体(3)内の温度がある一 定以上になると、再び自動開閉手段(4)の感熱駆動体が作動し開閉蓋(3b)を 開き、放熱板(2)を外気で冷却し、ボックス(1)内の熱を放熱する。以後こ れを繰り返して放熱板(2)の結露の防止とボックス(1)内部の温度調節を行 っているのである。
【0008】
以下本考案の実施例を図面を基に説明する。(1)は断熱材を用いたボックス であり、図示しないが、ボックス(1)の一部に電子機器や回路等の組込みや保 守点検のための開閉部を設け、該開閉部を閉鎖するとボックス(1)全体は密閉 される構造としている。(2)はボックス(1)の上部に設けた鉄,アルミ等の 金属製の放熱板であり、該放熱板(2)にはボックス(1)内部の熱が直接伝わ り、且つ放熱板(2)の外部に多数のフィン(2a)を設け、放熱効果を高めてい る。(3)はボックス(1)の上部で、放熱板(2)を覆って設けた蓋体であり 、該蓋体(3)は、ボックス(1)に固着された筒状の蓋本体(3a)と、該蓋本 体(3a)の上部に設けた開閉自在な開閉蓋(3b)と、該開閉蓋(3b)を自動開閉 する自動開閉手段(4)とから成る。又、自動開閉手段(4)としては、蓋本体 (3a)内の温度又は外気温を感知し自動的に開閉蓋(3b)を開閉するもので、例 えばスタンダ−ドトムソン社製のワックスペレットが使用される。尚、蓋体(3 )の全体構造は、上記の構造に限定されず、例えばド−ム状や変形箱状で一部又 は全体が開閉する式でもよく、結論的には放熱板(2)全体を覆う形状で外気が 遮断でき、しかも開閉自在な構造であればよい。更に放熱板(2)の設ける位置 は、ボックス(1)の上部に限らず上部以外に放熱の具合によって横に設ける場 合もある。更に、自動開閉手段(4)においても、上記感熱駆動体以外に温度セ ンサ−と連動する電気や機械的駆動手段、あるいは温度で変形する金属等が使用 される。
【0009】
本考案は、以上説明したように構成されているので、以下の効果を奏する。 放熱板(2)に自動的に開閉する蓋体(3)を設けているため、放熱板(2)の 内側には結露が発生せず、しかも外気温が相当低下した場合であってもボックス (1)内部の温度は適温に保たれる。
【図1】本考案の縦断面図である。
1 ボックス 2 放熱板 3 蓋体 4 自動開閉手段
Claims (2)
- 【請求項1】 断熱を有し密閉可能なボックス(1)に
は、少なくとも上部に放熱板(2)と、該放熱板(2)
を覆う開閉自在な蓋体(3)とを設け、且つ該蓋体
(3)が自動開閉手段(4)を具備したことを特徴とす
る制御ボックス。 - 【請求項2】 前記自動開閉手段(4)が、感熱駆動体
である請求項1記載の制御ボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3920993U JP2517688Y2 (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 制御ボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3920993U JP2517688Y2 (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 制御ボックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH073168U true JPH073168U (ja) | 1995-01-17 |
JP2517688Y2 JP2517688Y2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=12546751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3920993U Expired - Lifetime JP2517688Y2 (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 制御ボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2517688Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017045647A (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | 東洋ゴム工業株式会社 | 温度制御装置 |
CN107817406A (zh) * | 2017-12-13 | 2018-03-20 | 浙江天拓电气有限公司 | 一种新能源汽车驱动系统综合测试仪外壳 |
CN107914890A (zh) * | 2016-10-09 | 2018-04-17 | 海口未来技术研究院 | 临近空间飞行器用吊舱 |
-
1993
- 1993-06-23 JP JP3920993U patent/JP2517688Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017045647A (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | 東洋ゴム工業株式会社 | 温度制御装置 |
CN107914890A (zh) * | 2016-10-09 | 2018-04-17 | 海口未来技术研究院 | 临近空间飞行器用吊舱 |
CN107817406A (zh) * | 2017-12-13 | 2018-03-20 | 浙江天拓电气有限公司 | 一种新能源汽车驱动系统综合测试仪外壳 |
CN107817406B (zh) * | 2017-12-13 | 2024-01-26 | 湖南银河电气有限公司 | 一种新能源汽车驱动系统综合测试仪外壳 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2517688Y2 (ja) | 1996-11-20 |
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