JPH0731659B2 - データ記憶装置 - Google Patents

データ記憶装置

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JPH0731659B2
JPH0731659B2 JP60113678A JP11367885A JPH0731659B2 JP H0731659 B2 JPH0731659 B2 JP H0731659B2 JP 60113678 A JP60113678 A JP 60113678A JP 11367885 A JP11367885 A JP 11367885A JP H0731659 B2 JPH0731659 B2 JP H0731659B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は、分類別に記憶させたデータを呼出して表示
させるデータ記憶装置に関する。
[従来技術とその問題点] 近年、半導体メモリ等に予め入力し記憶させた分類別の
データを呼出して表示部に表示させ、電話帳や住所録、
スケジュール表、時刻表及び一般のメモ帳として使用す
る電子メモ機能を有する分類別記憶装置が開発され、製
品化されている。この分類別記憶装置におけるデータの
入力は、「TEL」キーや「MEMO」キーを操作して電話帳
やメモ帳の機能を選択し、続けて入力モードを設定した
後に、通常のキー操作によるキー入力方式や、一部機種
によってはマトリクス状に配されたタッチパネル上に指
で文字を筆記入力するフィンガー入力方式によって行な
われるものであり、入力されたデータは逐次記憶される
ようになっている。そして、記憶したデータを呼出す場
合は、出力モードを設定した後に、電話帳機能選択後な
らば、人名またはそのイニシャルを指定するだけで対応
する電話番号を表示するようになり、また、メモ帳機能
選択後ならば、連続的に操作する「MEMO」キーに応じて
記憶データが入力した順に頭から呼出され表示されるよ
うになるものである。
しかしながら上記のような分類別記憶装置にあっては、
上述したように記憶したデータを呼出す際に、人名また
はそのイニシャルの指定、または、「MEMO」キーの連続
的な操作が必要であり、目的とするデータを一回の操作
で表示させることはできなかった。
[発明の目的] この発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、
所望のデータの入出力操作をワンタッチで行なうことの
できるデータ記憶装置を提供することを目的とする。
[発明の要点」 この発明は、分類キーをマトリクス状に配したキー操作
パネルにおいて、上記各分類キーを複数のデータを記憶
するメモリエリア指定キーとして使用し、操作キー位置
に応じてデータの入出力をワンタッチで行なうようにし
たものである。
[発明の実施例] 以下本発明のデータ記憶装置に小型電子式計算機機能を
付したものについて図面を参照して説明する。第1図は
その外観構成を示すもので、1はケース本体であり、こ
のケース本体1の上面には、電源スイッチ2、液晶表示
素子等からなる表示部3及びキー入力部4が備えられ
る。また、5はケース本体1のための手帳型ケースであ
り、この手帳型ケース5を開いた状態でケース本体1上
面と並設するようにして、分類キーをマトリクス状に配
列したキーボード6が設けられる。上記キー入力部4に
は、通常の数値キー4aやファンクションキー4bの他に、
表示データ位置をシフトするシフト(S)キー4c、記憶
ファイルを変更するファイル(F)キー4d、データの入
力と出力を切換指定する「I/O」キー4e及びキーボード
6のマトリクス指定モードとアルファベット指定モード
とを切換指定する「M/A」キー4fが備えられる。上記キ
ーボード6は、入力部分が例えば7×6のマトリクス状
に配設された分類キーから構成されるもので、その42個
の分類キーのうちの一部には図示するようにアルファベ
ットが付され、上記「M/A」キー4fによってアルファベ
ット指定モード時にはこれらのキーを操作することによ
りアルファベットの文字データ入力を、また、「M/A」
キー4fによってマトリクス指定モード時には記憶ファイ
ルのメモリエリアの位置指定を行なうようになる。
次いで上記ケース本体1内に設けられる電子回路の構成
について第2図により説明する。同図において11は回路
の制御動作を行なうCPUであり、このCPU11からカウンタ
12,13にスキャン信号を送出する。カウンタ12は、CPU11
からの信号によりキー入力部4のキーサンプリングのた
めの計数動作を行なうもので、その計数値データは上記
キー入力部4及びラッチ回路14に送られる。そして、キ
ー入力部4でカウンタ12の計数値データに応じて操作キ
ーのサンプリングが行なわれると、そのキー出力データ
は上記ラッチ回路14に出力される。ラッチ回路14は、CP
U11からの制御指令により、カウンタ12からの計数値デ
ータ及びキー入力部4からのキー出力データを保持し、
エンコーダ15に出力する。このエンコーダ15は、入力さ
れる計数値データ及びキー出力データを対応するキーコ
ードにエンコードし、入力バッファ16にストアする。入
力バッファ16にストアされたコード化されたデータは、
CPU11に入力され、その内容に応じて制御動作が行なわ
れる。このCPU11は、内部にI/Oモードレジスタ11a、M/A
モードレジスタ11bを設けたRAM111、制御部112、データ
比較部113、演算部114及びROM115を備える。一方、CPU1
1からのスキャン信号はまた、上述したようにカウンタ1
3にも入力される。このカウンタ13は、上記カウンタ12
と同じくCPU11からの信号によりキーボード6における
キーサンプリングのための計数動作を行なうもので、そ
のキーボード6への各列単位の計数値信号はキーボード
6の他に、メモリエリアアドレス指定部17及びラッチ回
路18にも入力される。キーボード6では、カウンタ13か
らの列単位の計数値信号に応じて行単位の操作キーのサ
ンプリングが行なわれ、その行単位のキー出力信号は、
上記メモリエリアアドレス指定部17及びラッチ回路18に
出力される。ラッチ回路18は、CPU11からの制御指令に
より、アルファベット指定モード時のキーボード6のキ
ー操作データ、すなわち、カウンタ13からの列単位の計
数値信号とキーボード6からの行単位のキー出力信号を
保持するもので、その保持したデータはCPU11及び上記
ラッチ回路14と同じくエンコーダ15に送られる。上記メ
モリエリアアドレス指定部17は、CPU11からの切換信号
に応じて、カウンタ13からの列単位の計数値信号とキー
ボード6からの行単位のキー出力信号から、マトリクス
指定モード時のキーボード6のキー操作位置を判断し、
これをメモリエリアアドレス指定データとして分類別メ
モリ19に送出する。この分類別メモリ19は、例えばキー
ボード6に対応したファイルを20枚分有するメモリであ
る。この分類別メモリ19のファイルアドレス制御は、フ
ァイルアドレス指定部20によってなされる。このファイ
ルアドレス指定部20は、CPU11の制御により番号「0」
〜「19」のファイルの管理を行なうファイル管理ブロッ
ク21からのデータに応じて、分類別メモリ19のファイル
アドレスを指定する。分類別メモリ19では、ファイルア
ドレス指定部20にアドレス指定されたファイル内におけ
る、メモリエリアアドレス指定部17にアドレス指定され
るメモリエリアのデータが、読出し/書込み(R/W)制
御部22によって入出力制御されるもので、この読出し/
書込み制御部22に読出されたメモリエリアのデータは、
レコードメモリ23に送られる。このレコードメモリ23
は、上記メモリエリア一つ分に相当する記憶容量を有す
るもので、上記メモリエリアは、複数、例えば10個のレ
コードを記憶できるようになるものとする。さて、この
レコードメモリ23は、CPU11制御による内部にレコード
アドレス(Ad)レジスタ241を設けたレコードアドレス
指定部24からの指定アドレスにおいて、CPU11との間で
レコードデータの読出し/書込みを行なう。そして、CP
U11は、レコードメモリ23との入出力に応じて、そのレ
コードデータを表示制御部25とも入出力する。この表示
制御部25は、メモリエリアの行列位置を記憶するAレジ
スタ251、同じくそのメモリエリア内でのレコードデー
タの項目数を記憶するBレジスタ252、レコードデータ
を記憶するCレジスタ253を備え、CPU11からの制御によ
り、マトリクス指定モードを示す文字「M」またはアル
ファベット指定モードを示す文字「A」、入力モードを
示す文字「IN」または出力モードを示す文字「OUT」、
メモリエリアの行列位置を示す数値、メモリエリア内で
のレコードデータの項目数を示す数値及びレコードデー
タ内容を表示部3に表示させる。
第3図はマトリクス状に配列された複数の分類キーを有
するキーボード6の使用例を示すものである。キーボー
ド6は、第1図にも示したように7×6の計42個のマト
リクス状に配された分類キーからなるもので、この最上
行と一番左の列に対して、表の項目名を付すことができ
るようにさらに1行1列分だけダミーのキーが配され、
この部分に項目名を記入したカード等を嵌合させること
により、キーボード6を表として使用するようになるも
のである。第3図(a)は、電話帳として使用したもの
を示すもので、キーボード6の第1及び第2行目を知
人、第4行目を商社、第5及び第6行目をメーカと設定
し、また、第1列目をア行、第2列目をカ行、第3列目
をサ行及びタ行、第4列目をナ行、第5列目をハ行及び
マ行、第6列目をヤ行、ラ行及びワ行と設定して、個々
の名称とそれに対応する電話番号を入力して記憶させる
ものである。この場合、出力モード時においては、例え
ば第1行第1列(以下「1−1」というように略する)
に位置する「赤井」さんの分類キーを操作することによ
り、その「赤井」さんの電話番号が表示部3に表示され
るようになるものである。
第3図(b)は同じく電話帳として使用したものを示す
もので、この場合は7×6の計42個の記憶エリアそれぞ
れにア〜ワの文字を配し、名前とその電話番号を、対応
する記憶エリアに入力して記憶させるものである。1つ
の記憶エリアには、上述したように4つのレコードデー
タを記憶させることができるので、ここで1つの記憶エ
リアには4人分の電話番号を記憶させることができるこ
とになる。出力モード時には、特定の記憶エリアの分類
キーの操作により、その記憶エリアに記憶されている名
前とその電話番号が順次入力した順に表示部3に表示さ
れるようになる。
第3図(c)は売上げ表として使用した例を示すもの
で、キーボード6の第1行目から第5行目までをそれぞ
れ「モデルA」「モデルB」「モデルC」「モデルD」
「モデルE」、第7行目を「その他」として設定し、ま
た、第1列目を昭和57年の上半期、第2列目を昭和57年
の下半期、第3列目を昭和58年の上半期、第4列目を昭
和58年の下半期、第5列目を昭和59年の上半期、第6列
目を昭和59年の下半期と設定して、個々のモデルの時期
に対応する売上げ額を入力して記憶させるものである。
この場合、出力モード時においては、例えば「1−1」
に位置する分類キーを操作することにより、「モデル
A」の昭和57年の上半期における売上げ額が表示部3に
表示されるようになるものである。
第3図(d)は月間スケジュール表として使用したもの
を示すもので、キーボード6の第1行目から第7行目ま
でをそれぞれ「日曜日(Su)」「月曜日(Mo)」「火曜
日(Tu)」「水曜日(We)」「木曜日(Th)」「金曜日
(Fr)」「土曜日(Sa)」として、マトリクスの分類キ
ー部分に、例えば、1985年6月の暦を割当てたものであ
る。以下この第3図(d)の月間スケジュール表の入出
力を例にとって、上記実施例の動作を説明する。
第4図は上記第3図(d)に示した1985年6月の月間ス
ケジュール表に入力すべきデータを示すもので、スケジ
ュール内容は、「7−1」位置の1日に商品会議、「2
−2」位置の3日に部内会議、「3−2」位置の4日に
室内会議、「1−3」位置の9日にゴルフコンペ、「2
−4」位置の17日にA社来客「9 00〜」、B社来客(11
00〜)、新製品発表(13 00〜)及び反省会(16 00
〜)、「1−5」位置の23日にソフトボール大会となる
ものとする。
上記のようなスケジュールデータを入力する場合、まず
初めに、第5図(1)に示すように、入力モードを指定
するためにキー入力部4の「I/O」キー4eを操作する。
キー入力部4でのキー出力データは、カウンタ12からの
計数値データによりサンプリングされ、計数値データと
共にラッチ回路14にラッチされた後にエンコーダ15に入
力される。エンコーダ15は、入力されたキー操作データ
(計数値データ及びキー出力データ)から操作キーであ
る「I/O」キー4eのキーコードデータをエンコードし、
入力バッファ16にストアさせる。この入力バッファ16に
ストアされた「I/O」キー4eのキーコードデータが、CPU
11に入力されると、CPU11はこれによりRAM111のI/Oモー
ドレジスタ11aの内容を反転して入力モードを設定す
る。これに伴って表示制御部25は、入力モードであるこ
とを示す「I」の文字を表示部3に表示させる。
次いで、ファイル名を入力設定するために、第5図
(2)に示すようにキー入力部4の「M/A」キー4fを操
作すると、上記「I/O」キー4eの場合と同様にして、CPU
11のRAM111のM/Aモードレジスタ11bの内容が反転し、ア
ルファベット指定モードが設定される。これに伴って表
示制御部25は、アルファベット指定モードであることを
示す「A」の文字を表示部3に表示させる。この設定に
より、キーボード6はアルファベット指定モードとな
り、分類キーがアルファベット入力キーとなるので、実
際のファイル名である「SCH(JUNE)」(6月のスケジ
ュールの意)を分類キーを操作して入力する。分類キー
を操作すると第6図に示す処理が行なわれる。すなわ
ち、同図において、まず、ステップA01でキーボード6
で操作されたキー操作信号と、カウンタ13の出力するキ
ーサンプリングのための計数値信号が行列データとして
ラッチ回路18にラッチされる。次いでステップA02で、M
/Aモードレジスタ11bの内容により、現時点のキーボー
ド6がマトリクス指定モードであるか、または、アルフ
ァベット指定モードであるかが判断される。この場合、
キーボード6はアルファベット指定モードであるので、
ステップA03に進み、操作キーに応じて「SCH(JUNE)」
のデータがラッチ回路18からエンコーダ15を介してエン
コードされた後に入力バッファ16に送られ、分類キー操
作に対応する処理を終了する。そして、次にファイル名
の設定完了を指示するためにキー入力部4のファイルキ
ー4dを操作すると、入力バッファ16にストアされていた
「SCH(JUNE)」のキーコードデータがCPU11に入力さ
れ、ファイル管理ブロック21に例えば第2番目のファイ
ル「1」のファイル名として設定されると共に、表示制
御部25のCレジスタ253に入力され、表示部3に表示さ
れる。
次に第5図(3)に示すように、実際のデータの入力を
行なうためにキー入力部4の「M/A」キー4fを再度操作
すると、CPU11のRAM111のM/Aモードレジスタ11bの内容
が反転し、マトリクス指定モードが設定されると共に、
メモリエリアアドレス指定部17に切換信号が入力され
て、メモリエリアアドレス指定部17が動作状態となる。
これに続いて、メモリエリアを指定するために、キーボ
ード6の「7−1」位置の「(6月)1日」の分類キー
を操作すると、再度第6図の処理が行なわれる。この場
合、ステップA01で「7−1」位置の分類キーのキー操
作信号が、メモリエリアアドレス指定部17及びラッチ回
路18に入力される。ラッチ回路18で入力した信号をラッ
チすると、次にステップA02に進んでCPU11が、M/Aモー
ドレジスタ11bの内容により、現時点のキーボード6が
マトリクス指定モードであるか否かを判断する。この場
合、キーボード6はマトリクス指定モードであるので、
判断の結果、次にステップA04に進む。ステップA04で
は、操作された分類キーがその前回に操作された分類キ
ーと同一であるか否かを判断するもので、ここではま
だ、前回の分類キー操作は行なわれていないので、判断
結果は「否」となり、次にステップA05に進む。このス
テップA05ではメモリエリアアドレス指定部17が、カウ
ンタ13からの信号とキーボード6からの信号からキーボ
ード6の「7−1」位置の分類キーの操作を判断し、こ
れにより分類別メモリ19に「7−1」位置のメモリエリ
アの指定がなされる。この分類別メモリ19においては、
ファイル管理ブロック21の制御により、ファイルアドレ
ス指定部20が「0」〜「19」のファイルのうち、上記第
5図(2)でファイル名「SCH(JUNE)」を設定した第
2番目のファイル「1」を指定するので、ファイル
「1」の「7−1」位置のメモリエリアのレコードデー
タが読出し/書込み制御部22によりレコードメモリ23に
読出される。ステップA05の処理が終わると、次にステ
ップA06において、ラッチ回路18にラッチされているキ
ーボード6の「7−1」位置の分類キーのキー操作信号
が、直接CPU11に入力され、これによりCPU11は表示制御
部25のAレジスタ251に行列データ「7−1」を入力す
る。その後CPU11は、ステップA07に示すようにレコード
アドレス指定部24のレコードアドレスレジスタ241をク
リアして「0」とした後に、ステップA08で、RAM111のI
/Oモードレジスタ11aの内容により、現時点が入力モー
ドであるか否か判断する。この場合、I/Oモードレジス
タ11aは上記第5図(1)での「I/O」キー4eの操作によ
り入力モードであるので、次にステップA09に進み、入
力バッファ16に入力データがあるかどうかを判断する。
ここでは、まだ、入力データがないため、続いてステッ
プA10に進み、今度はレコードメモリ23にレコードデー
タがあるかどうか判断する。ここでも、まだ、レコード
データがないので、次にはステップA11に進み、表示制
御部25のCレジスタ253に、レコードデータの入力がな
く、今回の分類キーの操作は無効であることを示す
「?」の文字のコードデータを入力する。次いでステッ
プA12でレコードアドレスレジスタ241の値を表示制御部
25のBレジスタ252に入力する。この場合、レコードア
ドレスレジスタ241の値は「0」であるので、Bレジス
タ252には「0」が入力される。こうしてAレジスタ25
1、Bレジスタ252、Cレジスタ253の入力が終了した
ら、続くステップA13においてAレジスタ251、Bレジス
タ252、Cレジスタ253の保持するデータにより表示制御
部25が、メモリエリアの行列データ「7−1」、項目数
データ「0」及びレコードデータが未入力であることを
示す文字「?」を、マトリクス指定モードを示す文字
「M」及び入力モードを示す文字「IN」とともに、表示
部3に表示させ、以上で分類キーの操作に対する処理を
終了する。
そして、表示部3に表示されたレコードデータが未入力
であることを示す文字「?」に対して、第5図(4)に
示すように「M/A」キー4fを操作してアルファベット指
定モードとした後に、キーボード6で6月1日のスケジ
ュールである商品会議、すなわち「SYOHIN−KAIGI」を
レコードデータとしてキー操作し、入力すると、このキ
ー操作信号は、上記第5図(2)の「SCH(JUNE)」の
データと同じく、まず、ステップA01でラッチ回路18に
ラッチされ、ステップA02でアルファベット指定モード
であると判断された後に、ステップA03でアルファベッ
ト入力処理としてラッチ回路18からエンコーダ15を経て
入力バッファ16にストアされる。次いで、再び「M/A」
キー4fを操作してマトリクス指定モードとし、キーボー
ド6の「7−1」位置の「(6月)1日」の分類キーを
操作すると、ステップA01で「7−1」位置の分類キー
のキー操作信号がメモリエリアアドレス指定部17及びラ
ッチ回路18に入力される。そして、ステップA02でマト
リクス指定モードであると判断された後に、ステップA0
4でキーボード6の操作キーである「7−1」位置の分
類キーが、前回に操作された分類キーと同一であるかど
うか判断される。ここで、前回に操作された分類キーは
今回の分類キー「7−1」と同一であるが、前回の分類
キー操作時におけるデータの書込みはなく、分類キーの
操作は無効として処理されているので、この場合は、同
一ではないと判断され、次にステップA05に進む。ステ
ップA05では、操作された分類キーに相当する記憶エリ
ア「7−1」のレコードデータを読出し/書込み制御部
22によりレコードメモリ23に読出す。次いで、ステップ
A06で行列データ「7−1」を表示制御部25のAレジス
タ251に入力した後に、ステップA07でレコードアドレス
指定部24のレコードアドレスレジスタ241をクリアして
「0」とする。そして、続くステップA08でRAM111のI/O
モードレジスタ11aの内容により現時点が入力モードで
あると判断され、次にステップA09で入力データが入力
バッファ16にあると判断されると、続くステップA14で
その入力データの書込み処理が行なわれる。
第7図はこの入力データの書込み処理のサブルーチンを
示すものであり、その動作当初には、まず、ステップB0
1に示すようにその時点での指定ファイルが「TEL」ファ
イルであるか否かをファイル管理ブロック21の出力によ
りCPU11が判断する。ここでは、「TEL」ファイルではな
いので、次にステップB02に進み、レコードメモリ23内
の、レコードアドレスレジスタ241に指定されるエリア
に入力データを書込む。ここで、レコードアドレスレジ
スタ241の内容は、上記第5図(3)でのステップA07に
おいて「0」となっているので、入力バッファ16にスト
アされている入力データ「SYOHIN−KAIGI」は、レコー
ドメモリ23のアドレス「0」すなわち最上位位置に書込
まれる。その後、ステップB03において、レコードメモ
リ23の内容が、読出し/書込み制御部22によって分類別
メモリ19のファイルアドレス指定部及びメモリエリアア
ドレス指定部17にアドレス指定される位置に書込まれ、
この入力データの書込み処理を終了する。ここでは、フ
ァイルアドレス指定部及びメモリエリアアドレス指定部
17に指定されるアドレスは、ファイルアドレス「1」、
メモリエリアアドレス「7−1」であるので、このアド
レス位置に書込まれるものとなる。なお、上記ステップ
B01においてその時点での指定ファイルが「TEL」ファイ
ルであると判断された場合には、入力バッファ16にスト
アされている入力データを、CPU11がレコードメモリ23
内にアルファベット順にソーティングして入力設定し、
その後に上記ステップB03でレコードメモリ23の内容を
分類別メモリ19の指定アドレス位置に書込む。
こうしてステップA14の入力データの書込み処理のサブ
ルーチンを終了すると、その後に、ステップA15でレコ
ードアドレスレジスタ241の内容を「+1」更新設定す
る。続いて、次のステップA12で、この更新設定したレ
コードアドレスレジスタ241の値「1」を、Bレジスタ2
52に入力する。そして、最後にステップA13で、Aレジ
スタ251、Bレジスタ252、Cレジスタ253の保持するデ
ータにより表示制御部25が、メモリエリアの行列データ
「7−1」、項目数データ「1」及び入力データ「SYOH
IN−KAIGI」を、マトリクス指定モードを示す文字
「M」及び入力モードを示す文字「IN」とともに、表示
部3に表示させ、以上で処理を終了する。
続いて第5図(5)に示すように次のスケジュールデー
タを入力するために「M/A」キー4fを操作してキーボー
ド6をアルファベット指定モードとし、レコードデータ
「BUNAI−KAIGI」をキー入力すると、この入力データは
上記第5図(4)の場合と同様にして入力バッファ16に
ストアされる。これに続いて、メモリエリアを指定する
ために、キーボード6の「2−2」位置の「(6月)3
日」の分類キーを操作すると、再度上記第5図(4)の
場合と同様の処理が行なわれ、分類別メモリ19のファイ
ルアドレス「1」、メモリエリアアドレス「2−2」の
位置にレコードデータ「BUNAI−KAIGI」が入力設定さ
れ、表示部3に表示がなされる。
以下同様にして第5図(6)、第5図(7)、第5図
(8)に示すようにキー入力することにより、分類別メ
モリ19において、ファイルアドレス「1」、メモリエリ
アアドレス「3−2」の位置にレコードデータ「SHITSU
NAI−KAIGI」が、ファイルアドレス「1」、メモリエリ
アアドレス「1−3」の位置にレコードデータ「GOLF−
CONPE」が、ファイルアドレス「1」、メモリエリアア
ドレス「2−4」の位置にレコードデータ「A−SHA R
AIKYAKU(9 00〜)」がそれぞれ入力設定され、表示部
3に表示される。
次に第5図(9)に示すように「M/A」キー4fでアルフ
ァベット指定モードとした後にレコードデータ「B−SH
A RAIKYAKU(11 00〜)」をキー入力し、これに続いて
再び「M/A」キー4fによりキーボード6をマトリクス指
定モードとして「2−4」位置の「(6月)17日」に相
当する分類キーを操作する。この分類キーの操作に対し
て、ステップA01、A02を経てステップA03で、操作され
た「2−4」位置の分類キーが上記第5図(8)のマト
リクスモードで操作された「2−4」位置の分類キーと
同一であると判断され、次にステップA16に進む。ステ
ップA16では、上記ステップA08と同じくRAM111のI/Oモ
ードレジスタ11aの内容により現在が入力モードである
か否か判断されるもので、ここでは入力モードであるの
で、次にステップA09に進む。そして、ステップA09で入
力データありと判断された後に、ステップA14で入力デ
ータ「B−SHA RAIKYAKU(11 00〜)」を分類別メモリ
19のファイルアドレス「1」、メモリエリアアドレス
「2−4」の位置に書込む。この場合、分類別メモリ19
のファイルアドレス「1」、メモリエリアアドレス「2
−4」のレコードアドレス「0」の位置にはすでに上記
第5図(8)でレコードデータ「A−SHA RAIKYAKU(9
00〜)」が書込まれており、入力データ「B−SHA RA
IKYAKU(11 00〜)」はその次のレコードアドレス
「1」の位置に書込まれる。そして、ステップA15でレ
コードアドレスレジスタ241の値が「+1」更新されて
「2」となり、次のステップA12でこの更新された値
「2」がBレジスタ252に入力された後に、ステップA13
でAレジスタ251、Bレジスタ252、Cレジスタ253の保
持するデータにより表示制御部25が、メモリエリアの行
列データ「2−4」、項目数データ「2」及び入力デー
タ「B−SHA RAIKYAKU(11 00〜)」を、マトリクス指
定モードを示す文字「M」及び入力モードを示す文字
「IN」とともに、表示部3に表示させ、以上で処理を終
了する。
以下同様にして第5図(10)、第5図(11)に示すよう
にキー入力すると、分類別メモリ19のファイルアドレス
「1」、メモリエリアアドレス「2−4」の位置の、レ
コードアドレスレジスタ241に指定される第3番目及び
第4番目のエリアに、レコードデータ「SHINSEIHIN−HA
PPYO(13 00〜)」、「HANSEI−KAI(16 00〜)」が書
込まれ、表示部3に項目数データ「3」、「4」ととも
に表示されるようになる。
そして、最後に第5図(12)に示すように「M/A」キー4
fを操作してキーボード6をアルファベット指定モード
とし、レコードデータ「SOFT−BALL」をキー入力する
と、この入力データは上記第5図(4)の場合と同様に
して入力バッファ16にストアされる。これに続いて、メ
モリエリアを指定するために、キーボード6の「1−
5」位置の「(6月)23日」の分類キーを操作すると、
再度上記第5図(4)の場合と同様の処理が行なわれ、
分類別メモリ19のファイルアドレス「1」、メモリエリ
アアドレス「1−5」の位置にレコードデータ「SOFT−
BALL」が入力設定され、また、Aレジスタ251、Bレジ
スタ252、Cレジスタ253の保持するデータにより表示制
御部25が、メモリエリアの行列データ「1−5」、項目
数データ「1」及び入力データ「SOFT−BALL」を、マト
リクス指定モードを示す文字「M」及び入力モードを示
す文字「IN」とともに、表示部3に表示させる。
以上で入力モードにおけるキー入力処理を終了したこと
となるので、次に第8図を参照して出力モードの動作に
ついて説明する。同図においては、まず、第8図(1)
に示すように、これまでの入力モードを出力モードに変
更させるためにキー入力部4の「I/O」キー4eを操作す
る。すると、この「I/O」キー4eの操作により、RAM111
のI/Oモードレジスタ11aの内容が反転され、出力モード
が設定される。
出力モードの設定ができたら、次にファイルの呼出しを
行なう。これは、第8図(2)に示すように「M/A」キ
ー4fを操作してキーボード6をアルファベット指定モー
ドとし、ファイル名である「SCH(JUNE)」をキー入力
し、その後にファイルキー4dを操作するもので、このキ
ー操作により、ファイル管理ブロック21が内部に保持し
ているファイル名をサーチし、そのサーチの結果として
第2番目のファイル「1」をファイルアドレス指定部20
に指定させる。表示部3では、I/Oモードレジスタ11a、
M/Aモードレジスタ11bの内容により、アルファベット指
定モードを示す文字「A」と出力モードを示す文字「OU
T」を表示するとともに、ファイル名「SCH(JUNE)」を
表示する。
次いで、第8図(3)に示すように再度「M/A」キー4f
を操作してキーボード6をマトリクス指定モードとし、
続けて「(6月)3日」に相当する「2−2」位置の分
類キーを操作すると、第6図に示す処理が行なわれる。
すなわち、初めにステップA01でラッチ回路18に操作さ
れた分類キーの行列データ「2−2」がラッチされる。
次にステップA02でマトリクス指定モードであると判断
されて、ステップA04に進み、ここで操作された分類キ
ーが前回に操作されたものと同一であるか否か判断され
る。ここで操作された分類キーが前回に操作されたもの
と同一ではないと判断され、次のステップA05におい
て、分類別メモリ19のファイルアドレス指定部20及びメ
モリアドレス指定部17にアドレス指定されるメモリエリ
アのレコードデータが、読出し/書込み制御部22により
レコードメモリ23に読出される。ここで、ファイルアド
レス指定部20は上記第8図(2)でのキー操作により第
2番目のファイル「1」の「SCH(JUNE)」を指定し、
また、メモリアドレス指定部17は分類キーの操作により
「2−2」位置のメモリエリアのレコードデータを指定
するので、分類別メモリ19ではそのメモリエリアに書込
まれている唯一のレコードデータ「BUNAI−KAIGI」のみ
が読出し/書込み制御部22によってレコードメモリ23に
読出される。その後、ステップA06で上記ステップA01で
ラッチ回路18にラッチされた分類キーの行列データ「2
−2」が表示制御部25のAレジスタ251に入力される。
そして、続くステップA07でレコードアドレス指定部24
のレコードアドレスレジスタ241がクリアされると、次
にステップA08でRAM111のI/Oモードレジスタ11aの内容
により、入力モードであるか否かが判断される。ここで
は、上記第8図(1)の「I/O」キー4e操作により出力
モードを設定しているため、判断の結果として入力モー
ドではないということとなり、次にステップA17に至
る。このステップA17では、入力データがあるか否かを
判断するもので、この場合、メモリエリアの位置指定の
分類キー操作のみであり、入力データはないので、次に
ステップA18に進み、レコードメモリ23からレコードア
ドレス指定部24のレコードアドレスレジスタ241に指定
されるレコードデータ「BUNAI−KAIGI」を表示制御部25
のCレジスタ253に入力する。その後、ステップA19で項
目数表示のために、レコードアドレス指定部24のレコー
ドアドレスレジスタ241の内容「0」に「+1」した値
「1」を、項目数データとして表示制御部25のBレジス
タ252に入力設定する。そして、このステップA19の処理
が終了したら、次にステップA13で、表示制御部25のA
レジスタ251、Bレジスタ252、Cレジスタ253に入力し
た行列データ「2−2」、項目数データ「1」及びレコ
ードデータ「BUNAI−KAIGI」を、マトリクス指定モード
を示す文字「M」、出力モードを示す文字「OUT」とと
もに表示部3に表示し、この「2−2」位置の分類キー
操作に対する処理を終了する。
次に第8図(4)に示すようにキーボード6の「(6
月)5日」に相当する「4−2」位置の分類キーを操作
すると、このキー操作に対して、まず第6図のステップ
A01で操作した分類キーの行列データ「4−2」がラッ
チ回路18にラッチされた後に、ステップA02、A04を介し
てステップA05で指定されたメモリエリアのレコードデ
ータの読出しが読出し/書込み制御部22により行なわれ
る。ここで、分類別メモリ19の第2番目のファイル
「1」の「SCH(JUNE)」の「4−2」位置のメモリエ
リアにはレコードデータの入力がなされていないので、
読出し/書込み制御部22はデータの読出しを行なうこと
ができず、レコードメモリ23には何のレコードデータも
書込まれない。その後、ステップA06でラッチ回路18の
ラッチしていた行列データ「4−2」が表示制御部25の
Aレジスタ251に書込まれ、ステップA07でレコードアド
レス指定部24のレコードアドレスレジスタ241の内容が
クリアされてから、ステップA08で入力モードではない
と判断され、ステップA17に進む。このステップA17で、
メモリエリアの位置指定以外にデータ入力がなされてい
ないと判断されると、次にステップA18に進み、レコー
ドアドレスレジスタ241の内容「0」に応じてレコード
メモリ23から対応するレコードデータを読出し、表示制
御部25のCレジスタ253に書込む。この場合、レコード
メモリ23には対応するデータがないため、CPU11は代わ
りに入力データがないことを示す文字「?」のキーコー
ドデータをCレジスタ253に書込むこととなる。その
後、ステップA19でレコードアドレス指定部24のレコー
ドアドレスレジスタ241の内容「0」に「+1」した値
「1」を項目数データとして表示制御部25のBレジスタ
252に入力設定し、ステップA13で表示制御部25のAレジ
スタ251、Bレジスタ252、Cレジスタ253に入力した行
列データ「4−2」、項目数データ「1」及びレコード
データ「?」を表示部3に表示し、このキーボード6の
「4−2」位置の分類キー操作に対する処理を終了す
る。
以下同様にして第8図(5)、第8図(6)に示すよう
にキーボード6の「(6月)9日」、「(6月)17日」
に相当する「1−3」位置、「2−4」位置の分類キー
を操作することにより、分類別メモリ19の第2番目のフ
ァイル「1」の「SCH(JUNE)」の「1−3」位置、
「2−4」位置のメモリエリアからレコードデータ「GO
LF−CONPE」、「A−SHA RAIKYAKU(9 00〜)」が、行
列データ「1−3」、「4−2」のそれぞれと項目数デ
ータ「1」と共に、表示部3に表示される。
次に第8図(7)に示すようにキーボード6の「(6
月)17日」に相当する「2−4」位置の分類キーを再度
操作すると、ステップA01、A02を経てステップA03でこ
の操作分類キーが前回の第8図(6)の操作分類キーと
同一であると判断されて、次にステップA16に進む。こ
のステップA16でRAM111のI/Oモードレジスタ11aの内容
により現在が入力モードではなく出力モードであると判
断されると、次にステップA20に進む。このステップA20
では、上記ステップA17と同じくメモリエリアの位置指
定以外にデータ入力があるか否かを判断するもので、こ
こではデータ入力はなされていないので、次にステップ
A21に至る。ステップA21においては、同一位置の分類キ
ーの操作に対してレコードアドレス指定部24のレコード
アドレスレジスタ241の内容を「+1」更新設定するも
ので、ここではレコードアドレスレジスタ241の内容は
「0」であったので、新たに「1」が設定される。そし
て、この後に、ステップA18で更新設定されたレコード
アドレスレジスタ241の内容「1」に従ってレコードメ
モリ23から第2番目のレコードアドレスのレコードデー
タ「B−SHA RAIKYAKU(11 00〜)」が表示制御部25の
Cレジスタ253に入力される。次いでステップA19でレコ
ードアドレスレジスタ241kの内容「1」に「+1」した
値「2」が表示制御部25のBレジスタ252に入力され、
最後にステップA13で表示制御部25のAレジスタ251、B
レジスタ252、Cレジスタ253に入力した行列データ「4
−2」、項目数データ「2」及びレコードデータ「B−
SHA RAIKYA(11 00〜)」を表示部3に表示し、このキ
ーボード6の2度目の「4−2」位置の分類キー操作に
対する処理を終了する。
その後、第8図(8)、第8図(9)に示すようにキー
ボード6の「(6月)17日」に相当する「2−4」位置
の分類キーをまたも続けて操作すると、上記第8図
(7)の場合と同様にしてレコードアドレス指定部24の
レコードアドレスレジスタ241の内容が順次「+1」更
新設定され、これに伴ってレコードメモリ23のレコード
アドレスに「2」、「3」に位置するレコードデータ
「SHINSEIHIN−HAPPYO(13 00〜)」、「HANSEI−KAI
(16 00〜)」次々読出され、行列データ「4−2」及
び項目数データ「2」、「3」とともに、表示部3に表
示される。
続いて今度は第8図(10)に示すように一度「M/A」キ
ー4fを操作してアルファベット指定モードにしてキーボ
ード6の文字「S」に相当する分類キーを操作した後
に、再び「M/A」キー4fによりマトリクス指定モードを
設定してキーボード6の「(6月)17日」に相当する
「2−4」位置の分類キーを操作すると、「(6月)17
日」に相当する分類別メモリ19のファイルアドレス
「1」の「2−4」位置のメモリエリア内における頭文
字文字「S」のレコードデータのイニシャルサーチが行
なわれる。すなわち、まず初めのアルファベット指定モ
ードでのキーボード6の文字「S」に相当する分類キー
の操作に対してステップA01、A02を介してステップA03
でこの文字「S」のアルファベット入力処理を行なって
これを記憶する。そして、次のマトリクス指定モードで
のキーボード6の「(6月)17日」に相当する「2−
4」位置の分類キーの操作に対しては、ステップA01、A
02を介してステップA04でこの操作分類キーが第8図
(9)の前回のマトリクス指定モードでの操作分類キー
と同一である「2−4」位置の分類キーと判断されて、
ステップA16に進む。そして、このステップA16で入力モ
ードではないと判断された後に、ステップA20でマトリ
クス指定モードのメモリエリア指定以外の入力データが
あるか否か判断される。ここでは、アルファベット指定
モードでのキーボード6の文字「S」に相当する分類キ
ーの操作のために入力データありと判断されて、次にス
テップA22に進む。このステップA22では、イニシャルサ
ーチを行なうために、レコードアドレス指定部24のレコ
ードアドレスレジスタ241の内容を初期設定すべく、上
記ステップA07と同じくクリアするもので、このレコー
ドアドレスレジスタ241のクリア処理が終了したら、次
にステップA23に進む。このステップA23では、上記アル
ファベット指定モードでの分類キーの操作で記憶した文
字のデータと、レコードアドレス指定部24のレコードア
ドレスレジスタ241の指定によるレコードメモリ23のレ
コードアドレスのレコードデータ頭文字のデータとが、
CPU11のデータ比較部113で比較されるもので、その比較
の結果、両データが一致したか否かが次のステップA24
で判断される。この場合、アルファベット指定モードで
の入力文字データは「S」であり、レコードアドレスレ
ジスタ241の指定するレコードデータ「A−SHA RAIKYA
KU(9 00〜)」の頭文字データは「A」であるので、比
較の結果としては両データが一致しないと判断され、次
にステップA25に至る。ステップA25では、レコードアド
レスレジスタ241の指定するアドレス位置にレコードデ
ータが無いか否かを判断する。ここでは、レコードデー
タ「A−SHA RAIKYAKU(9 00〜)」が入力されている
ので、判断結果は「否」となり、次にステップA26で、
レコードアドレスレジスタ241の内容「0」を「+1」
更新して「1」とし、再び上記ステップA23に至る。こ
うしてこのステップA23〜A26の処理を繰返し行ない、2
度目のステップA26でレコードアドレスレジスタ241の内
容が「2」とされると、続くステップA23でアルファベ
ット指定モードでの入力文字データ「S」と、レコード
アドレスレジスタ241の指定するレコードデータ「SHINS
EIHIN−HAPPYO(13 00〜)」の頭文字データ「S」とが
比較される。そして、続くステップA24で比較の結果、
両データが一致したと判断されると、今度はステップA1
8に進み、対応データとしてレコードアドレスレジスタ2
41の指定するレコードデータ「SHINSEIHIN−HAPPYO(13
00〜)」が表示制御部25のCレジスタ253に入力され
る。その後、ステップA19で項目数表示のためにレコー
ドアドレスレジスタ241の内容「2」に「+1」した値
「3」が項目数データとして表示制御部25のBレジスタ
252に入力された後に、ステップA13で、表示制御部25の
Aレジスタ251、Bレジスタ252、Cレジスタ253に入力
した行列データ「2−4」、項目数データ「3」及びレ
コードデータ「SHINSEIHIN−HAPPYO(13 00〜)」を、
マトリクス指定モードを示す文字「M」、出力モードを
示す文字「OUT」とともに表示部3に表示し、この「2
−4」位置のイニシャルサーチ処理を終了する。
なおここでは用いられなかったが、上記ステップA17で
入力データありと判断された場合、すなわち、第8図
(10)のようにそれまでメモリエリアを指定していた
「2−4」位置においての頭文字入力ではなく、新たに
他のメモリエリアを指定した際において、頭文字の入力
がありと判断された場合にもステップA23〜A26のイニシ
ャルサーチの動作がなされるものである。
また、ステップA23〜A26におけるイニシャルサーチ実行
時にステップA25で頭文字に該当するレコードデータが
無いと判断された場合は、頭文字入力またはメモリエリ
アの位置指定が誤りであるということとなり、表示部3
にエラー表示がなされる。
[実施例の効果] このように、本実施例によれば、複数のメモリエリアに
対するデータの入出力がワンタッチで行なえるため、そ
の操作が極めて容易なものとなる。
また、本実施例によれば、分類キーと対応する複数のメ
モリエリアを有する1枚のメモリを複数枚有することが
でき、あるメモリは電話帳として、またあるメモリは売
上げ管理用として、さらにまたあるメモリは月間スケジ
ュール管理用として用いることができ、しかもそのメモ
リの切換が極めて容易である。
また、本実施例によれば、分類キーの機能を容易に切換
えることが可能であり、データ入力の際には各分類キー
をアルファベットキーとして使用可能であり、キー数を
増加せずとも機器の機能アップを計ることができる。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、複数の分類キーを有
し、この各分類キーを複数のデータを記憶するメモリエ
リア指定キーとして使用して、操作キー位置に応じてデ
ータの入出力をワンタッチで行なうようにしたので、目
的とするデータの記憶エリアを分類キーの位置により容
易に認識することができ、且つ、データの入出力に要す
るキー操作が簡単な操作性に優れたデータ記憶装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図は外観
構成を示す斜視図、第2図は電子回路の構成を示すブロ
ック図、第3図(a)〜第3図(d)は分類キーの使用
例を示す図、第4図は第3図(d)に対応したスケジュ
ール表のデータ入力内容を示す図、第5図はデータ入力
モードにおけるキー操作とそれに対応する表示部の状態
を示す図、第6図は分類キーの操作に対する処理を示す
フローチャート、第7図はデータの書込み処理の内容を
示すフローチャート、第8図はデータ出力モードにおけ
るキー操作とそれに対応する表示部の状態を示す図であ
る。 1……ケース本体、3……表示部、4……キー入力部、
4d……ファイルキー、4e……「I/O」キー、4f……「M/
A」キー、6……キーボード、11……CPU、111……RAM、
11a……I/Oモードレジスタ、11b……M/Aモードレジス
タ、112……制御部、113……データ比較部、114……演
算部、115……ROM、12,13……カウンタ、14,18……ラッ
チ回路、15……エンコーダ、16……入力バッファ、17…
…メモリエリアアドレス指定部、19……分類別メモリ、
20……ファイルアドレス指定部、21……ファイル管理ブ
ロック、22……読出し/書込み(R/W)制御部、23……
レコードメモリ、24……レコードアドレス指定部、241
……レコードアドレスレジスタ、25……表示制御部、25
1……Aレジスタ、252……Bレジスタ、253……Cレジ
スタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マトリクス状に配されたキーを有し、文字
    入力と記憶エリアの指定の2つの機能を切換えてキー入
    力するキー入力手段と、 このキー入力手段における2つの機能の一方を選択する
    選択手段と、 表示手段と、 複数の記憶エリアを有する記憶手段と、 データの入力/出力モードを設定する設定手段と、 上記選択手段により文字入力が機能選択された場合に上
    記キー入力手段でキー入力された文字を上記表示手段で
    表示させる表示制御手段と、 上記選択手段により記憶エリアの指定が機能選択された
    場合に上記設定手段で入力モードが設定されていれば上
    記キー入力手段のキー操作によって上記表示制御手段に
    表示されている表示データを上記記憶手段の指定された
    記憶エリアに記憶させ、上記設定手段で出力モードが設
    定されていれば上記キー入力手段のキー操作によって上
    記記憶手段の指定された記憶エリアの記憶データを上記
    表示手段で表示させる制御手段と を具備したことを特徴とするデータ記憶装置。
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