JPH07315684A - ケーブルドラムの移動兼用ケーブル繰り出し装置 - Google Patents
ケーブルドラムの移動兼用ケーブル繰り出し装置Info
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- JPH07315684A JPH07315684A JP13806094A JP13806094A JPH07315684A JP H07315684 A JPH07315684 A JP H07315684A JP 13806094 A JP13806094 A JP 13806094A JP 13806094 A JP13806094 A JP 13806094A JP H07315684 A JPH07315684 A JP H07315684A
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- drum
- cable
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 細長い二本一対の主枠をその中央付近に枢支
した転子を支点としてそれぞれシーソ式に傾けてケーブ
ルドラムをその二つのフランジで一対の主枠上に転がり
載せることと、主枠両端を固定したまま主枠上のドラム
支持ローラをジャッキなどで上げることで、ドラムを浮
上させてドラムからケーブルを容易に繰り出すこと。 【構成】 金属板で横断面ほぼU字形に作った二本一対
の細長い主枠1 の各中間部左右両側に転子3 を枢設し、
主枠1 の先端 1a付近に形成した切欠部 1b上における
主枠上板4 にキャスタ5 を下向きに備え、かつ前記切欠
部 1bの近傍における主枠側板間に前ローラ6 を枢支
し、また前記一対の主枠1,1 の各先端 1a同士を連結し
て主枠先端を床に定位する固定脚7 と、主枠後部に連結
してこの後部を床に定位すると共に後ローラ8 をその枢
支片 8aで上動させるねじ式ジャッキ9 とを備えた。
した転子を支点としてそれぞれシーソ式に傾けてケーブ
ルドラムをその二つのフランジで一対の主枠上に転がり
載せることと、主枠両端を固定したまま主枠上のドラム
支持ローラをジャッキなどで上げることで、ドラムを浮
上させてドラムからケーブルを容易に繰り出すこと。 【構成】 金属板で横断面ほぼU字形に作った二本一対
の細長い主枠1 の各中間部左右両側に転子3 を枢設し、
主枠1 の先端 1a付近に形成した切欠部 1b上における
主枠上板4 にキャスタ5 を下向きに備え、かつ前記切欠
部 1bの近傍における主枠側板間に前ローラ6 を枢支
し、また前記一対の主枠1,1 の各先端 1a同士を連結し
て主枠先端を床に定位する固定脚7 と、主枠後部に連結
してこの後部を床に定位すると共に後ローラ8 をその枢
支片 8aで上動させるねじ式ジャッキ9 とを備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高圧大電力ケーブル
を巻装した大重量のケーブルドラムを移動したり、ドラ
ムからケーブルを繰り出すために、ケーブルドラムを回
転可能に支持できるケーブルドラムの移動兼用ケーブル
繰り出し装置に関する。
を巻装した大重量のケーブルドラムを移動したり、ドラ
ムからケーブルを繰り出すために、ケーブルドラムを回
転可能に支持できるケーブルドラムの移動兼用ケーブル
繰り出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】故障不動車輪を台車上に載せて故障車両
を移動するものとしては、従来例えば、実開昭61−1
41160号公報や実開昭62−110069号公報記
載のものが有った。これらの従来の技術は、ローラスケ
ート状の四輪台車やキャスタ付き三輪台車であり、その
上に重い故障車輪を持ち上げ載せて故障車両を移動した
り向き変えをするものである。
を移動するものとしては、従来例えば、実開昭61−1
41160号公報や実開昭62−110069号公報記
載のものが有った。これらの従来の技術は、ローラスケ
ート状の四輪台車やキャスタ付き三輪台車であり、その
上に重い故障車輪を持ち上げ載せて故障車両を移動した
り向き変えをするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の技術
は、いずれも台車台板の両側に転子やキャスタが存在す
るので、故障車両の重い不動車輪を地面から台車台板上
に人手またはネジ式ジャッキなどで持ち上げ載せなけれ
ばならず、台車台板上に車輪やケーブルドラムを転がし
ながら載せ上げることができないため、車やケーブルド
ラムのせ作業が面倒かつ危険であったという第1の問題
点が有った。
は、いずれも台車台板の両側に転子やキャスタが存在す
るので、故障車両の重い不動車輪を地面から台車台板上
に人手またはネジ式ジャッキなどで持ち上げ載せなけれ
ばならず、台車台板上に車輪やケーブルドラムを転がし
ながら載せ上げることができないため、車やケーブルド
ラムのせ作業が面倒かつ危険であったという第1の問題
点が有った。
【0004】また、上記各従来例のものでは、台車台板
上で車輪やケーブルドラムを回転させることができない
という第2の問題点があった。
上で車輪やケーブルドラムを回転させることができない
という第2の問題点があった。
【0005】この発明は前記した各問題点を除去するた
めに、細長い二本一対の主枠をその中央付近に枢支した
転子を支点としてそれぞれシーソ式に傾けてケーブルド
ラムをその二つのフランジで一対の主枠上に転がり載せ
ることと、主枠両端を固定したまま主枠上のドラム支持
ローラをジャッキなどで上げることで、トラムを浮上さ
せてドラムからケーブルを容易に繰り出すことを目的と
する。
めに、細長い二本一対の主枠をその中央付近に枢支した
転子を支点としてそれぞれシーソ式に傾けてケーブルド
ラムをその二つのフランジで一対の主枠上に転がり載せ
ることと、主枠両端を固定したまま主枠上のドラム支持
ローラをジャッキなどで上げることで、トラムを浮上さ
せてドラムからケーブルを容易に繰り出すことを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記したこの発明の目的
は、金属板で横断面ほぼU字形に作った二本一対の細長
い主枠の各中間部左右両側上縁を部分的に折返して下向
きの折返し片を形成するとともに、これら折返し片と主
枠側面との間にそれぞれ転子を枢設し、主枠の先端付近
に形成した切欠部上における主枠上板にキャスタを下向
きに備えて、このキャスタと前記転子とで主枠を移動可
能となし、かつ前記切欠部の近傍における主枠側板間に
前ローラを枢支し、また前記一対の主枠の各先端同士を
連結して主枠先端を床に定位する固定脚と、主枠後部に
連結してこの後部を床に定位すると共に後ローラをその
枢支片で上動させるねじ式ジャッキとを備えて前記一対
の主枠の前後のローラでそれぞれケーブルドラムのドラ
ムフランジを回転支持できるようにしたことで達成でき
た。
は、金属板で横断面ほぼU字形に作った二本一対の細長
い主枠の各中間部左右両側上縁を部分的に折返して下向
きの折返し片を形成するとともに、これら折返し片と主
枠側面との間にそれぞれ転子を枢設し、主枠の先端付近
に形成した切欠部上における主枠上板にキャスタを下向
きに備えて、このキャスタと前記転子とで主枠を移動可
能となし、かつ前記切欠部の近傍における主枠側板間に
前ローラを枢支し、また前記一対の主枠の各先端同士を
連結して主枠先端を床に定位する固定脚と、主枠後部に
連結してこの後部を床に定位すると共に後ローラをその
枢支片で上動させるねじ式ジャッキとを備えて前記一対
の主枠の前後のローラでそれぞれケーブルドラムのドラ
ムフランジを回転支持できるようにしたことで達成でき
た。
【0007】
【作用】二本一対の主枠の後端から先端のキャスタの方
向に向け大電力ケーブルドラム(直径2m、約1.5ト
ン)の両方のフランジを同時に転がし載せ始めると、主
枠はその中央両側の転子を支点として上記後端が接地す
る方向にシーソ式に回動し、キャスタが浮上すると共に
主枠に極く緩い斜面部が生じてドラムフランジを矢方方
向に転がし載せ易くすることができる。
向に向け大電力ケーブルドラム(直径2m、約1.5ト
ン)の両方のフランジを同時に転がし載せ始めると、主
枠はその中央両側の転子を支点として上記後端が接地す
る方向にシーソ式に回動し、キャスタが浮上すると共に
主枠に極く緩い斜面部が生じてドラムフランジを矢方方
向に転がし載せ易くすることができる。
【0008】ドラムフランジの前進で、その前側下部が
それぞれ主枠の前部ローラに当接すると、主枠上の重量
物の重心は転子に近いキャスタ側となり、キャスタに加
わる荷重は転子に加わる荷重に対して約4分の1と小さ
くなり、主枠は水平復帰して安定する。
それぞれ主枠の前部ローラに当接すると、主枠上の重量
物の重心は転子に近いキャスタ側となり、キャスタに加
わる荷重は転子に加わる荷重に対して約4分の1と小さ
くなり、主枠は水平復帰して安定する。
【0009】そこで、二本一対の主枠上のケーブルドラ
ムをキャスタの方向に押し出すことで、かなり重いケー
ブルドラムを主枠と共に転子とキャスタにより、楽に移
動したり、前記のようにキャスタ側の荷重が転子よりも
小さいので、ドラムの向き換えもできる。
ムをキャスタの方向に押し出すことで、かなり重いケー
ブルドラムを主枠と共に転子とキャスタにより、楽に移
動したり、前記のようにキャスタ側の荷重が転子よりも
小さいので、ドラムの向き換えもできる。
【0010】ケーブルドラムが主枠で所望位置に設置で
きたら、今度は、二本一対の主枠先端同士を固定脚で連
結して床に固定するとともに、主枠後部にジャッキを連
結して後部ローラをジャッキで持ち上げることで、重い
ケーブルドラムをそのフランジで主枠上の前後のローラ
上に回転可能に支持できるので、ケーブルドラムの上部
から主枠の後部方向に向けてケーブルを安全かつスムー
ズに繰り出すことができる。
きたら、今度は、二本一対の主枠先端同士を固定脚で連
結して床に固定するとともに、主枠後部にジャッキを連
結して後部ローラをジャッキで持ち上げることで、重い
ケーブルドラムをそのフランジで主枠上の前後のローラ
上に回転可能に支持できるので、ケーブルドラムの上部
から主枠の後部方向に向けてケーブルを安全かつスムー
ズに繰り出すことができる。
【0011】ケーブル繰り出し終了後、主枠からドラム
フランジを降ろすときは、各主枠からジャッキを外した
後、ケーブルドラムを主枠後端方向に転がすことで、転
子は大荷重が掛っていて小径のため不動となり、上記ド
ラムフランジの転がり移動で、そのフランジ重心が主枠
の転子を通過した地点で、主枠の後端は接地して主枠は
若干傾き、ドラムフランジを容易に転がし降ろせる。
フランジを降ろすときは、各主枠からジャッキを外した
後、ケーブルドラムを主枠後端方向に転がすことで、転
子は大荷重が掛っていて小径のため不動となり、上記ド
ラムフランジの転がり移動で、そのフランジ重心が主枠
の転子を通過した地点で、主枠の後端は接地して主枠は
若干傾き、ドラムフランジを容易に転がし降ろせる。
【0012】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。本
発明の構成は、図1、図2に示すように、鉄板などの金
属板で横断面ほぼU字形に作った二本一対の細長い主枠
1 の各中間部左右両側上縁を部分的に折返して下向きの
折返し片2,2 を形成するとともに、これら折返し片2 と
主枠側面との間にそれぞれ転子3 を枢設する。そして、
これら各主枠1 の先端 1a付近に形成した切欠部 1b上
における主枠上板4 にそれぞれキャスタ5 を下向きに備
えて、このキャスタと前記転子3,3 とで主枠1 を移動可
能となす。
発明の構成は、図1、図2に示すように、鉄板などの金
属板で横断面ほぼU字形に作った二本一対の細長い主枠
1 の各中間部左右両側上縁を部分的に折返して下向きの
折返し片2,2 を形成するとともに、これら折返し片2 と
主枠側面との間にそれぞれ転子3 を枢設する。そして、
これら各主枠1 の先端 1a付近に形成した切欠部 1b上
における主枠上板4 にそれぞれキャスタ5 を下向きに備
えて、このキャスタと前記転子3,3 とで主枠1 を移動可
能となす。
【0013】また、前記切欠部 1bの近傍における主枠
側板間に前ローラ6 を枢支するとともに、前記一対の主
枠1,1 の各先端 1a同士を図6のように連結して主枠先
端を図7のように床に定位する固定脚7 を用意する。
側板間に前ローラ6 を枢支するとともに、前記一対の主
枠1,1 の各先端 1a同士を図6のように連結して主枠先
端を図7のように床に定位する固定脚7 を用意する。
【0014】さらに、主枠後部に図5のように連結して
この後部を床に図7のように定位すると共に、後ローラ
8 をその枢支片 8aで図7のように上動させるねじ式ジ
ャッキ9 とを備えて、前記一対の主枠1,1 の前後のロー
ラ6,8 でそれぞれケーブルドラムdのドラムフランジf
を図7のように回転可能に支持できるようにしたもので
ある。
この後部を床に図7のように定位すると共に、後ローラ
8 をその枢支片 8aで図7のように上動させるねじ式ジ
ャッキ9 とを備えて、前記一対の主枠1,1 の前後のロー
ラ6,8 でそれぞれケーブルドラムdのドラムフランジf
を図7のように回転可能に支持できるようにしたもので
ある。
【0015】なお、固定脚7 と主枠先端 1aとの連結手
段としては、図1のように、固定脚7 に突設した二対の
連結耳 7aをその係合溝 7bで主枠先端 1aの側面に突
設した係止ピン 1cに挿着するなどして連結するととも
に、固定脚7 の両側のボルト脚 7cに螺装した雌ねじ 7
d(図6、図7参照)をスパナなどで回転させること
で、主枠先端 1aを床に対し図7のように強固に定位
し、かつ二本一対の主枠前部の平行度を保持できるよう
にしてある。
段としては、図1のように、固定脚7 に突設した二対の
連結耳 7aをその係合溝 7bで主枠先端 1aの側面に突
設した係止ピン 1cに挿着するなどして連結するととも
に、固定脚7 の両側のボルト脚 7cに螺装した雌ねじ 7
d(図6、図7参照)をスパナなどで回転させること
で、主枠先端 1aを床に対し図7のように強固に定位
し、かつ二本一対の主枠前部の平行度を保持できるよう
にしてある。
【0016】また、主枠1 の後部には、その側面係止ピ
ン 1d,1dにジャッキ9 の側片係合溝 9aを縦横から図
5のように挿入して、主枠後部にジャッキ9 を同図のよ
うに連結することができるとともに、ジャッキ9 の雄ね
じ 9bに螺装した雌ねじ 9cを周知のラチエット式スパ
ナなどで回転させることで、後ローラ8 をその枢支片8
aと共に昇降させるようにしてある。
ン 1d,1dにジャッキ9 の側片係合溝 9aを縦横から図
5のように挿入して、主枠後部にジャッキ9 を同図のよ
うに連結することができるとともに、ジャッキ9 の雄ね
じ 9bに螺装した雌ねじ 9cを周知のラチエット式スパ
ナなどで回転させることで、後ローラ8 をその枢支片8
aと共に昇降させるようにしてある。
【0017】さらに、ジャッキ9 には図8のような周知
のパンタグラフPGを用いた雄ねじ操作ジャッキを用い
てもよい。なお、各図において、符号nで示すものは、
ねじなどの係止部材、符号aはすべて枢軸であり、また
折返し片2 はコ字形材やL形材等を溶接等で後付けして
形成してもよい。
のパンタグラフPGを用いた雄ねじ操作ジャッキを用い
てもよい。なお、各図において、符号nで示すものは、
ねじなどの係止部材、符号aはすべて枢軸であり、また
折返し片2 はコ字形材やL形材等を溶接等で後付けして
形成してもよい。
【0018】本発明の構成は、以上のようなもので、以
下にその使用例を説明する。二本一対の主枠1 の後端 1
cから先端のキャスタ5 の方向に向け大電力ケーブルド
ラム(直径2m、約1.5トン)の両方のフランジf,
fを同時に転がし載せ始めると、主枠1 はその中央両側
の転子3 を支点として上記後端 1eが接地する方向にシ
ーソ式に回動し、キャスタ5 が浮上すると共に主枠に極
く緩い斜面部1d(図3)が生じてドラムフランジfを
矢方方向に転がし載せ易くする。
下にその使用例を説明する。二本一対の主枠1 の後端 1
cから先端のキャスタ5 の方向に向け大電力ケーブルド
ラム(直径2m、約1.5トン)の両方のフランジf,
fを同時に転がし載せ始めると、主枠1 はその中央両側
の転子3 を支点として上記後端 1eが接地する方向にシ
ーソ式に回動し、キャスタ5 が浮上すると共に主枠に極
く緩い斜面部1d(図3)が生じてドラムフランジfを
矢方方向に転がし載せ易くする。
【0019】ドラムフランジfの前進で、その前側下部
がそれぞれ主枠1,1 の前部ローラ6に図4のように当接
すると、主枠1 上の重量物aの重心P(図4)は転子3
に近いキャスタ5 側となり、キャスタ5 に加わる荷重は
転子3 に加わる荷重に対して約4分の1と小さくなり、
主枠1 は同図4のように水平復帰して安定する。
がそれぞれ主枠1,1 の前部ローラ6に図4のように当接
すると、主枠1 上の重量物aの重心P(図4)は転子3
に近いキャスタ5 側となり、キャスタ5 に加わる荷重は
転子3 に加わる荷重に対して約4分の1と小さくなり、
主枠1 は同図4のように水平復帰して安定する。
【0020】そこで、二本一対の主枠1,1 上のケーブル
ドラムをキャスタ5 の方向に押し出すことで、かなり重
いケーブルドラムを主枠1,1 と共に転子3,3 とキャスタ
5 により、楽に移動したり、前記のようにキャスタ5 側
の荷重が転子3,3 よりも小さいので、ドラムの向き換え
も自由かつ容易にできる。
ドラムをキャスタ5 の方向に押し出すことで、かなり重
いケーブルドラムを主枠1,1 と共に転子3,3 とキャスタ
5 により、楽に移動したり、前記のようにキャスタ5 側
の荷重が転子3,3 よりも小さいので、ドラムの向き換え
も自由かつ容易にできる。
【0021】ケーブルドラムが主枠1,1 で所望位置に設
置できたら、今度は図1のように、固定脚7 に突設した
二対の連結耳 7aをその係合溝 7bで主枠先端 1aの側
面に突設した係止ピン 1cに挿着して2本の主枠1,1 の
先端同士を連結するとともに、固定脚7 の両側のボルト
脚 7cに螺装した雌ねじ 7d(図6、図7参照)をスパ
ナなどで回転させることで、主枠先端 1aを床に対し図
7のように強固に定位し、かつ二本一対の主枠前部の平
行度を確保する。
置できたら、今度は図1のように、固定脚7 に突設した
二対の連結耳 7aをその係合溝 7bで主枠先端 1aの側
面に突設した係止ピン 1cに挿着して2本の主枠1,1 の
先端同士を連結するとともに、固定脚7 の両側のボルト
脚 7cに螺装した雌ねじ 7d(図6、図7参照)をスパ
ナなどで回転させることで、主枠先端 1aを床に対し図
7のように強固に定位し、かつ二本一対の主枠前部の平
行度を確保する。
【0022】また、主枠1 の後部には、その側面係止ピ
ン 1d,1dにジャッキ9 の側片係合溝 9aを縦横から図
5のように挿入して、主枠後部にジャッキ9 を同図のよ
うに連結するとともに、ジャッキ9 の雄ねじ 9bに螺装
した雌ねじ 9cを周知のラチエット式スパナなどで回転
させることで、後ローラ8 を図7のようにドラムフラン
ジfと共に若干寸法だけ上昇させ、ドラムフランジfの
最下部foを主枠1 の上面に対し僅かに浮上させ、ドラ
ムの両フランジfを前後のローラ6,8 で回転可能に支持
することができる(図7)。
ン 1d,1dにジャッキ9 の側片係合溝 9aを縦横から図
5のように挿入して、主枠後部にジャッキ9 を同図のよ
うに連結するとともに、ジャッキ9 の雄ねじ 9bに螺装
した雌ねじ 9cを周知のラチエット式スパナなどで回転
させることで、後ローラ8 を図7のようにドラムフラン
ジfと共に若干寸法だけ上昇させ、ドラムフランジfの
最下部foを主枠1 の上面に対し僅かに浮上させ、ドラ
ムの両フランジfを前後のローラ6,8 で回転可能に支持
することができる(図7)。
【0023】次いで、ドラムの上部からケーブルを主枠
1 のジャッキ側に繰り出し始めると、ドラムフランジf
は前述のように前後のローラ6,8 上に有るので、各ロー
ラ共ども図7の矢示方向に回転し、ドラムからケーブル
を繰出し続けることができる。
1 のジャッキ側に繰り出し始めると、ドラムフランジf
は前述のように前後のローラ6,8 上に有るので、各ロー
ラ共ども図7の矢示方向に回転し、ドラムからケーブル
を繰出し続けることができる。
【0024】ケーブル繰り出し終了後、主枠1 からドラ
ムフランジfを降ろすときは、主枠1 からジャッキ9 を
外した後、ケーブルドラムを主枠後端 1e方向に転がす
ことで、転子3 は大荷重が掛っていて小径のため不動と
なり、上記ドラムフランジfの転がり移動で、そのフラ
ンジ重心が主枠の転子3 を通過した地点で、主枠1 の後
端は図3のように接地して主枠1 は若干傾き、ドラムフ
ランジを容易に降ろせる。
ムフランジfを降ろすときは、主枠1 からジャッキ9 を
外した後、ケーブルドラムを主枠後端 1e方向に転がす
ことで、転子3 は大荷重が掛っていて小径のため不動と
なり、上記ドラムフランジfの転がり移動で、そのフラ
ンジ重心が主枠の転子3 を通過した地点で、主枠1 の後
端は図3のように接地して主枠1 は若干傾き、ドラムフ
ランジを容易に降ろせる。
【0025】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成した
ので、以下に記載の効果を奏する。細長い主枠1 にはそ
の長さ方向のほぼ中央の両側折返し片2,2 と主枠側面と
の間にそれぞれ転子3 を枢支したので、横断面U形の主
枠1 のドラムフランジのせ高さを転子3 の半径以下に低
くできると共に、主枠1 の後端 1eから大電力ケーブル
ドラムフランジfを転がし載せ始めると、主枠1 はその
中央の転子3 を支点として上記後端 1eが接地する方向
にシーソ式に回動し、主枠に極く緩い斜面部1fが生じ
て主枠1 にドラムフランジfを転がし載せ易いという第
1の効果が有る。
ので、以下に記載の効果を奏する。細長い主枠1 にはそ
の長さ方向のほぼ中央の両側折返し片2,2 と主枠側面と
の間にそれぞれ転子3 を枢支したので、横断面U形の主
枠1 のドラムフランジのせ高さを転子3 の半径以下に低
くできると共に、主枠1 の後端 1eから大電力ケーブル
ドラムフランジfを転がし載せ始めると、主枠1 はその
中央の転子3 を支点として上記後端 1eが接地する方向
にシーソ式に回動し、主枠に極く緩い斜面部1fが生じ
て主枠1 にドラムフランジfを転がし載せ易いという第
1の効果が有る。
【0026】また、二本一対の主枠1,1 上のケーブルド
ラムをキャスタ5 の方向に押し出すことで、かなり重い
ケーブルドラムを主枠1,1 と共に転子3,3 とキャスタ5
により、楽に移動したり、前記のようにキャスタ5 側の
荷重が転子3,3 よりも小さいので、ドラムの向き換えも
自由かつ容易にできるという第2の効果も有る。
ラムをキャスタ5 の方向に押し出すことで、かなり重い
ケーブルドラムを主枠1,1 と共に転子3,3 とキャスタ5
により、楽に移動したり、前記のようにキャスタ5 側の
荷重が転子3,3 よりも小さいので、ドラムの向き換えも
自由かつ容易にできるという第2の効果も有る。
【0027】特にこの発明では、二本一対の主枠先端同
士を固定脚7 で連結して床に固定するとともに、主枠後
部にジャッキ9 を連結して後部ローラ8 をジャッキ9 で
持ち上げることで、重いケーブルドラムをそのフランジ
fで主枠上の前後のローラ6,8 上に回転可能に支持でき
るので、ケーブルドラムの上部から主枠1 の後部方向に
向けてケーブルを安全かつスムーズに繰り出すことがで
きるという第3の効果も有る。
士を固定脚7 で連結して床に固定するとともに、主枠後
部にジャッキ9 を連結して後部ローラ8 をジャッキ9 で
持ち上げることで、重いケーブルドラムをそのフランジ
fで主枠上の前後のローラ6,8 上に回転可能に支持でき
るので、ケーブルドラムの上部から主枠1 の後部方向に
向けてケーブルを安全かつスムーズに繰り出すことがで
きるという第3の効果も有る。
【0028】主枠1 からドラムフランジfを降ろすとき
は、各主枠1 からジャッキ9 を外した後、主枠後端 1e
方向にドラムフランジfを転がすことで、転子3 は大荷
重が掛っていて小径のため不動であり、上記ドラムフラ
ンジfの転がり移動で、そのフランジ重心が主枠の転子
3 を通過した地点で、主枠1 の後端は接地して主枠1は
若干傾き、斜面部 1fが生じて1人でも大重量のドラム
フランジを容易に転がし降ろせるという第4の効果も有
る。
は、各主枠1 からジャッキ9 を外した後、主枠後端 1e
方向にドラムフランジfを転がすことで、転子3 は大荷
重が掛っていて小径のため不動であり、上記ドラムフラ
ンジfの転がり移動で、そのフランジ重心が主枠の転子
3 を通過した地点で、主枠1 の後端は接地して主枠1は
若干傾き、斜面部 1fが生じて1人でも大重量のドラム
フランジを容易に転がし降ろせるという第4の効果も有
る。
【図1】この発明の実施例を示す斜視図
【図2】図1の断線における拡大断面図
【図3】本発明の使用例を示す側面図
【図4】本発明の使用例を示す側面図
【図5】本発明の使用例を示す側面図
【図6】本発明の使用例を示す側面図
【図7】本発明の使用例を示す側面図
【図8】本発明に用いて好適なジャッキの他の例を示す
斜視図
斜視図
1 主枠 1a 主枠の先端 1b 主枠の切欠部 1c,1d 係止ピン 1e 主枠の後端 1f 斜面部 2 折返し片 3 転子 4 上板 5 キャスタ 6 前ローラ 7 固定脚 7a 連結耳 7b,9a 係合溝 8 後ローラ 8a 枢支片 9 ジャッキ 9b 雄ねじ 9c 雌ねじ a 枢支部 n 係止部材
Claims (1)
- 【請求項1】 金属板で横断面ほぼU字形に作った二本
一対の細長い主枠1の各中間部左右両側上縁を部分的に
折返して下向きの折返し片2,2 を形成するとともに、こ
れら折返し片2 と主枠側面との間にそれぞれ転子3 を枢
設し、主枠1の先端 1a付近に形成した切欠部 1b上に
おける主枠上板4 にキャスタ5 を下向きに備えて、この
キャスタと前記転子3,3 とで主枠1 を移動可能となし、
かつ前記切欠部 1bの近傍における主枠側板間に前ロー
ラ6 を枢支し、また前記一対の主枠1,1 の各先端 1a同
士を連結して主枠先端を床に定位する固定脚7 と、主枠
後部に連結してこの後部を床に定位すると共に後ローラ
8 をその枢支片 8aで上動させるねじ式ジャッキ9 とを
備えて前記一対の主枠1,1 の前後のローラ6,8 でそれぞ
れケーブルドラムdのドラムフランジfを回転支持可能
となしたケーブルドラムの移動兼用ケーブル繰り出し装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6138060A JP2514908B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | ケ―ブルドラムの移動兼用ケ―ブル繰り出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6138060A JP2514908B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | ケ―ブルドラムの移動兼用ケ―ブル繰り出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07315684A true JPH07315684A (ja) | 1995-12-05 |
JP2514908B2 JP2514908B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=15213045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6138060A Expired - Lifetime JP2514908B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | ケ―ブルドラムの移動兼用ケ―ブル繰り出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2514908B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013172538A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Kandenko Co Ltd | ケーブル繰り出し装置、当該装置の設置方法及びこれを用いたケーブル布設工法 |
CN109110561A (zh) * | 2018-09-30 | 2019-01-01 | 广东电网有限责任公司 | 一种电力线缆收放线装置 |
CN111071852A (zh) * | 2019-11-12 | 2020-04-28 | 广州市电力工程有限公司 | 一种移动卧式助力电缆盘架 |
-
1994
- 1994-05-27 JP JP6138060A patent/JP2514908B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013172538A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Kandenko Co Ltd | ケーブル繰り出し装置、当該装置の設置方法及びこれを用いたケーブル布設工法 |
CN109110561A (zh) * | 2018-09-30 | 2019-01-01 | 广东电网有限责任公司 | 一种电力线缆收放线装置 |
CN111071852A (zh) * | 2019-11-12 | 2020-04-28 | 广州市电力工程有限公司 | 一种移动卧式助力电缆盘架 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2514908B2 (ja) | 1996-07-10 |
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