JP2002137728A - 荷物運搬装置 - Google Patents

荷物運搬装置

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JP2002137728A
JP2002137728A JP2000336171A JP2000336171A JP2002137728A JP 2002137728 A JP2002137728 A JP 2002137728A JP 2000336171 A JP2000336171 A JP 2000336171A JP 2000336171 A JP2000336171 A JP 2000336171A JP 2002137728 A JP2002137728 A JP 2002137728A
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茂 福田
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NISHIYAMA KK
Nishiyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷物を積み込んだり、荷降ろししたりすると
きの省力化を図り得る荷物運搬装置を提供する。 【解決手段】 荷物運搬装置は、鉄道用の軌道を走行す
るボギー台車と、上下方向に移動可能にボギー台車に支
持されるフレーム12と、荷物が載置されると共に軌道
の延伸方向に対して直交する幅方向にスライド移動可能
にフレームに支持されるプレート13と、フレームを上
下移動する第1駆動手段14と、プレートをスライド移
動する第2駆動手段15と、を有し、荷物を搬入出する
プラットホーム16上に、スライド移動したプレートを
掛け渡すように構成されている。フレームはさらに、プ
ラットホームに向かう方向に傾斜可能にボギー台車に支
持され、第1駆動手段はさらに、フレームを傾斜移動す
るように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行路を走行する
車体を備える荷物運搬装置に係り、さらに詳しくは、例
えば鉄道用の軌道を走行する車体を備え、駅のプラット
ホームとの間で荷物の搬入や搬出を行う荷物運搬装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、地下鉄の既設の駅構内にエスカ
レータなどの構造物を追加工事により新設する場合に
は、まず、地上の基地局などにおいて、軌道上を走行す
る車体を備える荷物運搬装置に、工事に必要な資材や機
材を積み込む。次いで、荷物運搬装置を、工事を行う駅
まで走行させる。そして、荷物運搬装置からプラットホ
ーム上に資材や機材を降ろし、これら資材などを工事現
場に運び込んでいる。
【0003】この種の従来の荷物運搬装置は、プラット
ホームの高さに略一致するように車体の上に角材を組み
上げ、当該角材の上に資材や機材などの荷物を積み込ん
でいる。荷物運搬装置が工事を行う駅に到着すると、ま
ず、箱ジャッキにより高さを微調整して、車体とプラッ
トホームとの間に鉄板を掛け渡す。そして、荷物の下に
コロ台車を入れ、荷物運搬装置からプラットホーム上に
荷物を運び降ろしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の荷物運搬装置に
あっては、高さの微調整作業や鉄板を掛け渡す作業を人
力で行っているため、作業手順が煩雑であり、さらに、
安全性を確保するために多くの作業員を手配しなければ
ならないという問題がある。
【0005】鉄道に関連する工事では、線路を閉鎖して
いる深夜の間に工事を完了しなければならないという時
間的制約があるため、荷物を積み込んだり、荷降ろした
りするときの省力化を一層図ることが要請されている。
【0006】本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決
するためになされたものであり、荷物を積み込んだり、
荷降ろししたりするときの省力化を図り得る荷物運搬装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、請求項ごとに次のように構成される。
【0008】(1)走行路を走行する車体と、上下方向
に移動可能に前記車体に支持されるフレームと、荷物が
載置されると共に前記走行路の延伸方向に対して直交す
る幅方向にスライド移動可能に前記フレームに支持され
るプレートと、前記フレームを上下移動する第1駆動手
段と、前記プレートをスライド移動する第2駆動手段
と、を有し、前記荷物を搬入出するステージ上に、スラ
イド移動した前記プレートを掛け渡すようにしたことを
特徴とする荷物運搬装置である。
【0009】(2)前記フレームはさらに、前記ステー
ジに向かう方向に傾斜可能に前記車体に支持され、前記
第1駆動手段はさらに、前記フレームを傾斜移動するこ
とを特徴とする上記(1)に記載の荷物運搬装置であ
る。
【0010】(3)前記第1駆動手段は、前記幅方向に
沿って対をなすように配置された2つの伸張部材を含
み、前記伸張部材のそれぞれの伸び量を異ならせること
により、前記フレームを傾斜移動することを特徴とする
上記(2)に記載の荷物運搬装置である。
【0011】(4)前記伸張部材の伸び量の差に基づい
て、前記車体に対する前記フレームの傾斜角度を調節自
在であることを特徴とする上記(3)に記載の荷物運搬
装置である。
【0012】(5)第2駆動手段は、前記幅方向の両側
のそれぞれに、前記プレートをスライド移動自在である
ことを特徴とする上記(1)に記載の荷物運搬装置であ
る。
【0013】(6)前記荷物は、ローラを備える台車上
に載置され、当該台車ごと前記プレート上に載置される
ことを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれか一つに
記載の荷物運搬装置である。
【0014】(7)前記台車は、前記荷物の一部に当接
して当該荷物を保持する回動自在な可動ブラケットを備
えていることを特徴とする上記(6)に記載の荷物運搬
装置である。
【0015】(8)前記走行路は、鉄道用の軌道により
構成され、前記ステージは、駅のプラットホームである
ことを特徴とする上記(1)〜(7)のいずれか一つに
記載の荷物運搬装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。
【0017】図1、図2および図3は、それぞれ、本発
明の実施の形態に係る荷物運搬装置10を示す正面図、
平面図および側面図である。図4は、荷物運搬装置10
の要部を示す部分断面図、図5は、図4の5−5線に沿
う断面図、図6は、図5に示される基準姿勢から、フレ
ーム12が傾斜移動し、かつ、プレート13がスライド
移動した姿勢を示す断面図である。図7および図8は、
キャスタ台車61〜63上に載置された荷物としてのエ
スカレータ構造物50、51を、キャスタ台車61〜6
3ごと荷物運搬装置10に積み込んだ状態を示す正面
図、図9(A)(B)は、第1のキャスタ台車61を示
す正面図および側面図、図9(C)(D)は、第2のキ
ャスタ台車62を示す正面図および側面図である。図1
0は、図7および図8に示されるそれぞれのエスカレー
タ構造物50、51を駅のプラットホーム16上で移動
している状態を示す図、図11は、それぞれのエスカレ
ータ構造物50、51を連結したアセンブリ52を駅の
プラットホーム16上で移動している状態を示す図であ
る。
【0018】本実施形態の荷物運搬装置10は、概説す
れば、走行路を走行するボギー台車11(車体に相当す
る)と、上下方向に移動可能にボギー台車11に支持さ
れるフレーム12と、荷物が載置されると共に走行路の
延伸方向に対して直交する幅方向にスライド移動可能に
フレーム12に支持されるプレート13と、フレーム1
2を上下移動する第1駆動手段14と、プレート13を
スライド移動する第2駆動手段15と、を有し、荷物を
搬入出するステージ上に、スライド移動したプレート1
3を掛け渡すように構成されている。フレーム12はさ
らに、ステージに向かう方向に傾斜可能にボギー台車1
1に支持され、第1駆動手段14はさらに、フレーム1
2を傾斜移動するように構成されている。図示する実施
形態においては、前記走行路は鉄道用の軌道17により
構成され、前記ステージは駅のプラットホーム16であ
る。荷物は、例えば、地下鉄の既設の駅構内での工事に
必要な資材や機材であり、具体的には、エスカレータ構
造物50、51である。
【0019】荷物運搬装置10をさらに詳述する。
【0020】図1を参照して、ボギー台車11上に取り
付けられたベース20に、3個のフレーム12がそれぞ
れ独立して上下方向に移動可能に支持されている。図2
にも示すように、3個のフレーム12のそれぞれに、プ
レート13が独立して幅方向(図2においては上下方向
に示される)にスライド移動可能に支持されている。各
プレート13上には、積み込んだ荷物の転倒を防止する
転倒防止柵21が着脱自在に取り付けられている。転倒
防止柵21は、幅方向に沿って対向するように設けられ
ている。
【0021】図4に示すように、プレート13のスライ
ド移動を案内するリニアベアリング23が、フレーム1
2の両側に、幅方向に伸びて取り付けられている。ベー
ス20には、フレーム12の下面に当接して荷重を受け
る支持ボルト26が設けられている。当該支持ボルト2
6は、ベース20上面からの突出寸法を調節自在となっ
ている。
【0022】第1駆動手段14は、油圧シリンダ30a
〜30dから構成され、伸張部材としてのロッド31を
含んでいる。油圧シリンダ30a〜30dは、ボギー台
車11上に取り付けられた電動油圧ユニット22から所
定油圧に調整された作動油が供給され、ロッド31を進
退移動する。以下の説明では、第1駆動手段14を構成
する油圧シリンダを、「傾斜用シリンダ」とも言う。
【0023】本実施形態では、図2に破線で示すよう
に、フレーム12ごとに4個の傾斜用シリンダ30a〜
30dを設けてある。傾斜用シリンダ30aと30cと
が幅方向に沿って対をなし、傾斜用シリンダ30bと3
0dとが幅方向に沿って対をなしている。傾斜用シリン
ダ30aと30b、および、傾斜用シリンダ30cと3
0dは、軌道17の延伸方向に沿って配置されている。
【0024】図4〜図6に示すように、各傾斜用シリン
ダ30(30a〜30dの総称)の本体32は、軌道1
7の延伸方向と平行に配置される回動軸33を中心にし
て回動自在に、軸受部34を介してベース20に取り付
けられている。各傾斜用シリンダ30のロッド31の先
端は、軌道17の延伸方向と平行に配置される回動軸3
5を中心にして回動自在に、軸受部36を介してフレー
ム12に取り付けられている。
【0025】ロッド31の伸び量が同じになるように各
傾斜用シリンダ30を作動すると、フレーム12は、ベ
ース20に対して平行な状態を維持したまま上下移動す
る。また、幅方向に沿って対をなす傾斜用シリンダ30
aと30c(30bと30d)を、それぞれのロッド3
1の伸び量が異なるように、作動を制御することもでき
る。図6に示すように、ロッド31の伸び量を異ならせ
ることにより、フレーム12が傾斜移動する。ボギー台
車11に対するフレーム12の傾斜角度は、ロッド31
の伸び量の差に基づいて調節自在である。なお、軌道1
7の延伸方向に沿って配置された傾斜用シリンダ30a
と30b(30cと30d)同士は、ロッド31の伸び
量が同じとなるように、作動が制御される。
【0026】第2駆動手段15も、油圧シリンダ40か
ら構成され、当該油圧シリンダ40は、電動油圧ユニッ
ト22から所定油圧に調整された作動油が供給され、ロ
ッド41を進退移動する。以下の説明では、第2駆動手
段15を構成する油圧シリンダを、「横行用シリンダ」
とも言う。
【0027】本実施形態では、図5および図6に示すよ
うに、横行用シリンダ40は、フレーム12ごとに1個
ずつ設けてある。横行用シリンダ40の本体42は、幅
方向に沿ってフレーム12内に取り付けられている。横
行用シリンダ40のロッド41の先端は、プレート13
の下面側に連結されている。
【0028】図5に示される基準姿勢において、横行用
シリンダ40のロッド41は、最大移動量(例えば、8
00mm)の1/2の寸法だけ伸びた位置にある。この
基準姿勢からロッド41を後進限位置まで後進させるこ
とにより、図6に示されるように、プレート13は40
0mmだけ左行する。一方、基準姿勢からロッド41を
前進限位置まで前進させることにより、プレート13は
400mmだけ右行する。このように、横行用シリンダ
40は、幅方向の両側のそれぞれにプレート13をスラ
イド移動自在であり、所望の側から荷物の積み込みや荷
降ろしを行うことができる。
【0029】図7および図8に示すように、荷物として
のエスカレータ構造物50、51は、キャスタ台車61
〜63上に載置され、キャスタ台車61〜63ごと荷物
運搬装置10に積み込まれる。図7に示されるエスカレ
ータ構造物50は屈曲体形状を呈する上部フレームであ
り、図8に示されるエスカレータ構造物51は直方体形
状を呈する中間フレームである。積み込まれた上部フレ
ーム50および中間フレーム51は、緊縛用のウィンチ
ワイヤ24により、荷物運搬装置10に固定される。ウ
ィンチワイヤ24は、電動ウィンチ25により巻き取ら
れ、緊張状態に維持される。図1、図2、図4および図
5に示すように、電動ウィンチ25は、両端に位置する
フレーム12に1個ずつ、ベース20に6個の合計8個
設けられている。
【0030】本実施形態のキャスタ台車61〜63に
は、図7の左手側に示される第1のキャスタ台車61、
図7および図8の右手側に示される第2のキャスタ台車
62、図8の左手側に示される第3のキャスタ台車63
の3種類がある。図9(A)(B)には第1のキャスタ
台車61が示され、図9(C)(D)には第2のキャス
タ台車62が示される。なお、第3のキャスタ台車63
は、載置台が平坦な一般的なキャスタ台車であるため詳
細な図示および説明は省略する。
【0031】図9(A)(B)に示すように、第1のキ
ャスタ台車61は、4個のローラ65を備え、各ローラ
65は、360度旋回自在な旋回部材66を介して載置
台67の下面に取り付けられている。載置台67の上面
には、受溝70が形成された受け座71が取り付けられ
ている。受け座71は、硬質ゴムから形成されている。
【0032】図9(C)(D)に示すように、第2のキ
ャスタ台車62は、第1のキャスタ台車61と同様のロ
ーラ65および旋回部材66を備え、載置台67の上面
には、上部フレーム50および中間フレーム51の一部
に当接して各フレーム50、51を保持する可動ブラケ
ット72が支軸73を中心に回動自在に設けられてい
る。可動ブラケット72には、各フレーム50、51を
ピン連結するボルトが挿通される通孔74が形成されて
いる。
【0033】図7に示すように、上部フレーム50は、
図中左端の下端エッジが受け座71に保持された状態で
第1のキャスタ台車61上に載置され、図中右端の下端
部が可動ブラケット72にピン連結された状態で第2の
キャスタ台車62上に載置されている。
【0034】図8に示すように、中間フレーム51は、
図中左端寄りの下部が第3のキャスタ台車63上に載置
され、図中右端の下端部が可動ブラケット72にピン連
結された状態で第2のキャスタ台車62上に載置されて
いる。
【0035】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0036】上部フレーム50および中間フレーム51
を積み込んだ荷物運搬装置10が工事を行う駅のプラッ
トホーム16に到着すると、まず、上部フレーム50お
よび中間フレーム51を緊縛しているウィンチワイヤ2
4を若干緩める。
【0037】次いで、幅方向に沿って対をなすように配
置された傾斜用シリンダ30aと30c(30bと30
d)を、プラットホーム16の高さに合致するように高
さの微調整を行いつつ、ロッド31の伸び量が異なるよ
うに作動させる。これにより、フレーム12は、図6に
示すように、基準姿勢(図5)から傾斜移動する。ボギ
ー台車11に対するフレーム12の傾斜角度は、ロッド
31のそれぞれの伸び量の差に基づいて調節される。
【0038】フレーム12の傾斜移動が終了すると、横
行用シリンダ40のロッド41を後進限位置まで後進さ
せる。これにより、プレート13は、図6に示すよう
に、基準姿勢(図5)から所定寸法(例えば、400m
m)だけ左行する。荷物運搬装置10と駅のプラットホ
ーム16との間には隙間があるが、スライド移動したプ
レート13が荷物運搬装置10からプラットホーム16
に掛け渡される。
【0039】そして、ウィンチワイヤ24を徐々に緩め
ていくと、上部フレーム50および中間フレーム51
は、キャスタ台車61〜63ごと、その自重によって、
傾斜移動したプレート13に沿ってプラットホーム16
に向けて移動する。
【0040】図10には、プラットホーム16上にキャ
スタ台車61〜63ごと降ろされた上部フレーム50お
よび中間フレーム51が示される。上部フレーム50お
よび中間フレーム51は、図中矢印で示す方向に、図示
しないワイヤなどで牽引され、プラットホーム16上を
移動する。牽引に伴って、進行方向前側の部分がキャス
タ台車61、63から持ち上がることがある。この前側
部分の持ち上がりに応じて、進行方向後側の部分にピン
連結された可動ブラケット72の角度が変化する。これ
により、第2のキャスタ台車62が上部フレーム50お
よび中間フレーム51から外れる事態を防止することが
できる。
【0041】図11には、上部フレーム50の図中右端
と中間フレーム51の図中左端とを連結したアセンブリ
52が示される。このようなアセンブリ52を形成する
場合、上部フレーム50の図中左端の下端エッジが受け
座71の受溝70に係合しているため、第1のキャスタ
台車61が上部フレーム50から外れることはなく、中
間フレーム51の図中右端の下端部が可動ブラケット7
2にピン連結されているため、第2のキャスタ台車62
が中間フレーム51から外れることはない。上部フレー
ム50と中間フレーム51とのアセンブリ52を図中矢
印で示す方向に牽引する場合に、牽引に伴って、進行方
向前側の部分がキャスタ台車61から持ち上がったとし
ても、上述したのと同様にして、第2のキャスタ台車6
2が中間フレーム51から外れる事態を防止することが
できる。
【0042】プラットホーム16から荷物運搬装置10
に荷物を積み込む場合には、荷物運搬装置10とプラッ
トホーム16との間に掛け渡されたプレート13に沿っ
て、キャスタ台車61〜63に載置された荷物をキャス
タ台車61〜63ごと運び込めばよい。荷物が重量物で
ある場合には、電動ウィンチ25を利用して荷物をキャ
スタ台車61〜63ごと牽引すれば、プレート13が昇
り傾斜していても当該荷物を荷物運搬装置10に容易に
積み込むことができる。
【0043】上述のとおり本実施形態の荷物運搬装置1
0によれば、傾斜用シリンダ30により高さの微調整作
業を行うことができ、横行用シリンダ40によりプラッ
トホーム16との間にプレート13を掛け渡すことがで
き、荷物を積み込んだり、荷降ろししたりするときの省
力化を達成でき、時間的制約がある工事などに使用して
好適なものとなる。さらに、人力による作業が減るのに
伴って作業員数を減らすことができ、工費の低減にも寄
与し得る。
【0044】なお、エスカレータ構造物50、51を地
下鉄の駅に運搬する実施形態について説明したが、本発
明はこの場合に限定されるものではなく、走行路を走行
して荷物を運搬する荷物運搬装置に広く適用できる。例
えば、製造、組み立て、保管などを行う各ステージ間で
荷物を運搬する荷物運搬装置にも適用することができ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜請求項
4に記載の発明によれば、第1駆動手段により高さの微
調整作業を行うことができ、第2駆動手段によりステー
ジとの間にプレートを掛け渡すことができ、荷物を積み
込んだり、荷降ろししたりするときの省力化を達成でき
る。
【0046】請求項5に記載の発明によれば、幅方向の
両側のうち所望の側から荷物の積み込みや荷降ろしを行
うことができる。
【0047】請求項6に記載の発明によれば、荷物の積
み込みや荷降ろしをより一層簡単に行うことができる。
【0048】請求項7に記載の発明によれば、荷物の動
きに合わせて可動ブラケットの角度が変化することによ
り、台車が荷物から外れる事態を防止することができ
る。
【0049】請求項8に記載の発明によれば、荷物を積
み込んだり、荷降ろししたりするときの省力化を図るこ
とができるので、時間的制約がある鉄道に関連する工事
などに使用して好適なものとなり、人力による作業が減
るのに伴って作業員数を減らすことができ、工費の低減
にも寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る荷物運搬装置を示
す正面図である。
【図2】 同荷物運搬装置を示す平面図である。
【図3】 同荷物運搬装置を示す側面図である。
【図4】 荷物運搬装置の要部を示す部分断面図であ
る。
【図5】 図4の5−5線に沿う断面図である。
【図6】 図5に示される基準姿勢から、フレームが傾
斜移動し、かつ、プレートがスライド移動した姿勢を示
す断面図である。
【図7】 キャスタ台車上に載置された荷物としてのエ
スカレータ構造物を、キャスタ台車ごと荷物運搬装置に
積み込んだ状態を示す正面図である。
【図8】 キャスタ台車上に載置された荷物としての他
のエスカレータ構造物を、キャスタ台車ごと荷物運搬装
置に積み込んだ状態を示す正面図である。
【図9】 図9(A)(B)は、第1のキャスタ台車を
示す正面図および側面図、図9(C)(D)は、第2の
キャスタ台車を示す正面図および側面図である。
【図10】 図7および図8に示されるそれぞれのエス
カレータ構造物を駅のプラットホーム上で移動している
状態を示す図である。
【図11】 それぞれのエスカレータ構造物を連結した
アセンブリを駅のプラットホーム上で移動している状態
を示す図である。
【符号の説明】
10…荷物運搬装置 11…ボギー台車(車体) 12…フレーム 13…プレート 14…第1駆動手段 15…第2駆動手段 16…駅のプラットホーム(ステージ) 17…鉄道用の軌道(走行路) 30(30a〜30d)…傾斜用シリンダ(第1駆動手
段) 31…ロッド(伸張部材) 40…横行用シリンダ(第2駆動手段) 41…ロッド 50、51…エスカレータ構造物(荷物) 61〜63…キャスター台車(台車) 65…ローラ 72…可動ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B66F 7/22 B66F 7/22 A 7/28 7/28 E (72)発明者 大谷 栄一郎 埼玉県春日部市栄町2−252 Fターム(参考) 3F076 BA03 CA08 DA21 DA28 3F321 AA01 CD00 CD01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行路(17)を走行する車体(11)
    と、 上下方向に移動可能に前記車体(11)に支持されるフ
    レーム(12)と、 荷物(50、51)が載置されると共に前記走行路(1
    7)の延伸方向に対して直交する幅方向にスライド移動
    可能に前記フレーム(12)に支持されるプレート(1
    3)と、 前記フレーム(12)を上下移動する第1駆動手段(1
    4)と、 前記プレート(13)をスライド移動する第2駆動手段
    (15)と、を有し、 前記荷物(50、51)を搬入出するステージ(16)
    上に、スライド移動した前記プレート(13)を掛け渡
    すようにしたことを特徴とする荷物運搬装置。
  2. 【請求項2】 前記フレーム(12)はさらに、前記ス
    テージ(16)に向かう方向に傾斜可能に前記車体(1
    1)に支持され、 前記第1駆動手段(14)はさらに、前記フレーム(1
    2)を傾斜移動することを特徴とする請求項1に記載の
    荷物運搬装置。
  3. 【請求項3】 前記第1駆動手段(14)は、前記幅方
    向に沿って対をなすように配置された2つの伸張部材
    (31)を含み、前記伸張部材(31)のそれぞれの伸
    び量を異ならせることにより、前記フレーム(12)を
    傾斜移動することを特徴とする請求項2に記載の荷物運
    搬装置。
  4. 【請求項4】 前記伸張部材(31)の伸び量の差に基
    づいて、前記車体(11)に対する前記フレーム(1
    2)の傾斜角度を調節自在であることを特徴とする請求
    項3に記載の荷物運搬装置。
  5. 【請求項5】 第2駆動手段(15)は、前記幅方向の
    両側のそれぞれに、前記プレート(13)をスライド移
    動自在であることを特徴とする請求項1に記載の荷物運
    搬装置。
  6. 【請求項6】 前記荷物(50、51)は、ローラ(6
    5)を備える台車(61〜63)上に載置され、当該台
    車(61〜63)ごと前記プレート(13)上に載置さ
    れることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一
    つに記載の荷物運搬装置。
  7. 【請求項7】 前記台車(62)は、前記荷物(50、
    51)の一部に当接して当該荷物(50、51)を保持
    する回動自在な可動ブラケット(72)を備えているこ
    とを特徴とする請求項6に記載の荷物運搬装置。
  8. 【請求項8】 前記走行路(17)は、鉄道用の軌道に
    より構成され、 前記ステージ(16)は、駅のプラットホームであるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一つに記
    載の荷物運搬装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012061880A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Nippon Signal Co Ltd:The ホーム柵搬送装置
CN109017836A (zh) * 2018-09-12 2018-12-18 周军明 一种矿山运输车
KR102045679B1 (ko) * 2018-06-28 2019-11-15 주식회사 포스코 코일 형상 교정장치

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