JP3789587B2 - 移送台車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、床上に置かれた機器を床面から浮かせて支持し、所望位置まで移送する移送台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は例えば実公昭63−30161号公報に記載された従来の移送台車を示す斜視図である。
図において、移送台車1は、フレーム2に4個の自在車輪としてのキャスタ3が設けられており、リフタ4がフレーム2を挿通して上下動可能に配設されており、さらに偏心カム5がフレーム2の上面に配置されている。
リフタ4は、下端に水平片4bを有するL字状に成形され、該水平片4bの上面にピン4cが固設されている。また、偏心カム5は、主面が長方形に成形され、その一隅にローラ6を有し、軸方向が水平な軸7によってフレーム2から延出しているリフタ4の鉛直片4aの上端部と回動可能に軸結合されている。そして、偏心カム5には、操作レバー8が挿脱自在に挿入されている。さらに、フレーム2には、上方からピン4bを視認するための窓9が設けられている。
【0003】
つぎに、この移送台車1の動作について図8を参照しつつ説明する。
操作レバー8を図8中矢印で示す方向に押し下げることにより、偏心カム5は90度回動する。この時、リフタ4は鉛直方向に上下動可能に配設されているので、偏心カム5はローラ6が回転しながらフレーム2の上面を図8中右方向に走行移動し、図8中点線で示すように、90度回動する。
偏心カム5は直方体に成形されているので、図8中実線で示される初期状態と、図8中点線で示される回動後の状態とでは、フレーム2からの軸7の高さ位置が異なる。つまり、この偏心カム5の回動動作により、軸7の高さの差分hだけリフタ4の水平片4cが上昇される。
また、図8中点線の状態から、操作レバー8を引き上げると、偏心カム5は逆方向に90度回動し、初期状態に復帰する。そして、リフタ4の水平片4cがhだけ下降され、初期状態に戻る。
なお、この移送台車1は、キャスタ3が設けられており、前後左右に自在に走行することができる。
【0004】
ついで、この移送台車1を用いた機器の移送動作について図9および図10を参照しつつ説明する。
この機器11の両側面の下端に、奥行の前後に延出させて転倒防止片12がボルト13により締着固定されている。この転倒防止片12は、山形鋼のように断面L字状の鋼材でなり、機器11に取り付けられる刃面12aが下向きで、刃面12aの下辺が機器11の底面、即ち床面14とほぼ同一平面上にあるように、断面逆L字状に設置されている。そこで、他方の刃面12bは床面14と間隔を有して水平となっており、両端部にリフタ4に設けられているピン4cが係脱するピン孔15がそれぞれ穿設されている。
【0005】
このように転倒防止片12が取り付けられた機器11が輸送トラック(図示せず)から荷下ろしされ、床面14上に置かれる。移送台車1は4台用意され、それぞれ転倒防止片12の両端部に配置される。そして、リフタ4の水平片4bを転倒防止片12の水平な刃面12bの下方に挿入し、窓9から視認してピン4cの位置をピン孔15の真下の位置に合わせる。その後、操作レバー8を押し下げて偏心カム5を回動させ、リフタ4を上昇させる。このリフタ4の上昇により、ピン4cがピン孔15に挿入され、水平片4bが転倒防止片12の水平な刃面12bに宛てがわれ、ついには機器11が持ち上げられる。
このように、機器11は4台の移送台車1により床面14から浮かされて、キャスタ3を利用して荷下ろし位置から据え付けベース(図示せず)へ搬入される。この間、ピン4cがピン孔15に係入されているので、移送台車1が転倒防止辺12から外れることはない。据え付けベース位置に機器11を搬入したら、操作レバー8を押し上げてリフタ4を下降させ、機器11を据え付けベースに載せ、移送台車1を機器11から離す。ついで、ボルト13を外して転倒防止片12を機器11から取り外し、機器11を据え付けベースに固定する。
【0006】
ここで、機器11は、一例として水処理場などの中央制御部に設置される電気系のコントロール盤である。この種のコントロール盤は、例えば幅1400mm、奥行600mm、高さ2300mmで重量が約700Kgというように、高さに比べ奥行が短く、かつ、重心が高いことから、運搬、移動の操作時に転倒しないように、十分の配慮が必要となる。そして、機器11を持ち上げる際、あるいは機器11を降ろす際には、移送台車1を1台づつ操作してリフタ4を昇降させている。そこで、1台の移送台車1のリフタ4を上昇、あるいは下降させる際に、該リフタ4の揚程量が大きすぎると、機器11が転倒する恐れがあり、さらには機器11の重量が約700Kgと重いことから、人力により操作レバー8を押し下げて機器11ごと持ち上げるリフタ4の揚程量には限度があり、この揚程量は、通常30〜50mm程度である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の移送台車1は以上のように、カム5の主面が長方形に成形され、リフタ4の揚程量が30〜50mmの1揚程となっているので、据え付けベース位置に設置台が置かれているような場合には機器11の床面14からの浮き上がり量が不足し、該設置台上に据え付けできないという課題があった。さらに、機器11の床面14からの浮き上がり量が少ないので、移送中に床面14に突起があると、その突起部を迂回して移動させる必要があり、移送作業性が低下するという課題もあった。
【0008】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、リフタを2揚程できるようにして機器の床面からの浮き上がり量を大きくし、設置台上にも機器を据え付けることができ、床面の突起を迂回することなく機器を移動させることができる移送台車を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の発明に係る移送台車は、フレームと、下端に水平片を有するL字状に成形され、その鉛直片を該フレームの下面側から上面側に挿通させて上下動可能に配設されたリフタと、該フレームの下面に該リフタを包囲して配設された少なくとも3個の自由車輪と、主面を鉛直として該フレームの上面に配設され、かつ、該リフタの鉛直片の上端側に軸心が水平な軸により回動可能に軸結合され、周面を該フレームの上面に接触させて回動し、該軸を鉛直方向に上下動させる偏心カムと、該偏心カムの周面に設けられた挿入穴と、該挿入穴に挿入されて該偏心カムを回動させる操作レバーとを備えた移送台車において、該偏心カムは、その主面形状が、第1の辺、この第1の辺に連らなる第2の辺、この第2の辺に連なる第3の辺、この第3の辺に連なる第4の辺および第1の辺と第4の辺とをつなぐ少なくとも1つの辺からなる多角形状に形成され、該第1の辺の周面が該フレームに接する状態で、該軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第1の辺の周面の両端接触部間を通り、かつ、該フレームの上面からの該軸の軸心の高さ位置が最下高さとなる初期位置をとり、該第2の辺の周面が該フレームに接する状態で、該軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第2の辺の周面の両端接触部間を通り、かつ、該フレームの上面からの該軸の軸心の高さ位置が最下高さより高い第1の揚程高さとなる第1の揚程位置をとり、該第4の辺の周面が該フレームに接する状態で、該軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第4の辺の周面の両端接触部間を通り、かつ、該フレームの上面からの該軸の軸心の高さ位置が第1の揚程高さより高い第2の揚程高さとなる第2の揚程位置をとり、さらに、該第3の辺の周面が該フレームに接する状態で、該軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第3の辺の周面の該第2の辺側の端部接触部もしくは該第2の辺側を通り、該第1の揚程位置と該第2の揚程位置との過渡位置をとるように構成されているものである。
【0010】
また、この発明の第2の発明に係る移送台車は、フレームと、下端に水平片を有するL字状に成形され、その鉛直片を該フレームの下面側から上面側に挿通させて上下動可能に配設されたリフタと、該フレームの下面に該リフタを包囲して配設された少なくとも3個の自由車輪と、主面を鉛直として該フレームの上面に配設され、かつ、該リフタの鉛直片の上端側に軸心が水平な軸により回動可能に軸結合され、周面を該フレームの上面に接触させて回動し、該軸を鉛直方向に上下動させる偏心カムと、該偏心カムの周面に設けられた挿入穴と、該挿入穴に挿入されて該偏心カムを回動させる操作レバーとを備えた移送台車において、該偏心カムは、その主面形状が、第1の辺、この第1の辺に連らなる第2の辺、この第2の辺に連なる第3の辺、この第3の辺に連なる第4の辺および第1の辺と第4の辺とをつなぐ少なくとも1つの辺からなる多角形状に形成され、該第1の辺の周面が該フレームに接する状態で、該軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第1の辺の周面の両端接触部間を通り、かつ、該フレームの上面からの該軸の軸心の高さ位置が最下高さとなる初期位置をとり、該第2の辺の周面が該フレームに接する状態で、該軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第2の辺の周面の両端接触部間を通り、かつ、該フレームの上面からの該軸の軸心の高さ位置が最下高さより高い第1の揚程高さとなる第1の揚程位置をとり、該第4の辺の周面が該フレームに接する状態で、該軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第4の辺の周面の両端接触部間を通り、かつ、該フレームの上面からの該軸の軸心の高さ位置が第1の揚程高さより高い第2の揚程高さとなる第2の揚程位置をとり、さらに、該第3の辺の周面が該第2の辺の周面との交差部から該第4の辺の周面との交差部に該軸の軸心からの距離を漸次増加する曲面形状に形成されているものである。
【0011】
また、ローラが、第3の辺の周面に水平軸回りに回動可能に周方向に複数並設されているものである。
【0012】
また、ローラが、第1の辺の周面と第2の辺の周面との交差部、第2の辺の周面と第3の辺の周面との交差部および第3の辺の周面と第4の辺の周面との交差部に、それぞれ水平軸回りに回動可能に取り付けられているものである。
【0013】
また、リフタの水平片の上面にピンが立設されているものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る移送台車を示す斜視図、図2の(a)〜(d)はそれぞれこの発明の実施の形態1に係る移送台車における偏心カムの初期位置、第1の揚程位置、過渡位置および第2の揚程位置を示す側面図であり、図において図7に示した従来の移送台車と同一または相当部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
各図において、移送台車50は主面が第1の辺20a、第2の辺20b、第3の辺20c、第4の辺20dおよび第5の辺20eからなる5角形状に形成された偏心カム20を備えている。この偏心カム20は、第1、第2、第3および第4の辺20a、20b、20c、20dの周面の交差部にそれぞれローラ21、22、23が水平軸回りに回転可能に取り付けられ、第4および第5の辺20d、20eの周面にそれぞれ操作レバー8が挿入される挿入穴24、25が設けられている。また、偏心カム20は、その主面を鉛直としてフレーム2の上面に配設され、リフタ4の鉛直片4aの上端側に軸心が水平な軸7により回動可能に軸結合されている。そして、この偏心カム20は、図2の(a)に示される初期位置、図2の(b)に示される第1の揚程位置、図2の(c)に示される過渡位置および図2の(d)に示される第2の揚程位置をとるように構成されている。
【0015】
初期位置では、図2の(a)に示されるように、偏心カム20は第1の辺20aが隅部(接点A)とローラ21の外周面(接点B)とでフレーム2に接しており、リフタ4を介して軸7の軸心に鉛直下方に作用する荷重Wが接点A、B間に位置している。そこで、偏心カム20の回動動作が阻止されている。そして、フレーム2の上面からの軸7の軸心位置の高さがh0となっている。
また、第1の揚程位置では、図2の(b)に示されるように、偏心カム20は第2の辺20bがローラ21、22の外周面(接点C、D)とでフレーム2に接しており、リフタ4を介して軸7の軸心に鉛直下方に作用する荷重Wが接点C、D間に位置している。そこで、偏心カム20の回動動作が阻止されている。そして、フレーム2の上面からの軸7の軸心位置の高さがh1となっており、第1の揚程位置における初期位置からの揚程量は(h1−h0)となっている。
また、過渡位置では、図2の(c)に示されるように、偏心カム20は第3の辺20cがローラ22、23の外周面(接点E、F)とでフレーム2に接しており、リフタ4を介して軸7の軸心に鉛直下方に作用する荷重Wが接点E、F間を通らず、第2の辺20b側に位置している。そこで、荷重Wが接点Eを支点として偏心カム20を図2の(c)中時計回りに回動させるように作用し、外力が作用していない状態では、第1の揚程位置に戻ってしまう。
さらに、第2の揚程位置では、図2の(d)に示されるように、偏心カム20は第4の辺20dがローラ23の外周面(接点G)と隅部(接点H)とでフレーム2に接しており、リフタ4を介して軸7の軸心に鉛直下方に作用する荷重Wが接点G、H間に位置している。そこで、偏心カム20の回動動作が阻止されている。そして、フレーム2の上面からの軸7の軸心位置の高さがh2となっており、第2の揚程位置における第1の揚程位置からの揚程量は(h2−h1)となっている。
ここで、揚程量(h1−h0)、(h2−h1)がそれぞれ50mmとし、2揚程動作により100mmの揚程量を得るように偏心カム20が構成されている。
なお、他の構成は、従来の移送台車1と同様に構成されている。
【0016】
つぎに、移送台車50のリフタ4の昇降動作について図3を参照しつつ説明する。
まず、偏心カム20は、図3の(a)に示すように、隅部(接点A)とローラ21の外周面(接点B)とでフレーム2に接した状態にある。この時、軸7の軸心に鉛直下方に作用する荷重は接点A、B間に位置し、荷重は偏心カム20を回動させるように作用していない。そこで、リフタ4が最下位置まで下降し、初期位置に安定に位置している。
ついで、操作レバー8を挿入穴24に挿入し、該操作レバー8を図3の(a)中反時計回りに押し下げる。すると、偏心カム20は隅部(接点A)が上昇し、軸7が鉛直方向上方に移動し、ローラ21が回転しつつフレーム2上を図3の(b)中右方向に走行する。そして、ローラ21とフレーム2との接点が軸7の鉛直下方位置を越えると、軸7に作用する荷重がローラ21とフレーム2との接点を支点として偏心カム20を図3の(b)中反時計回りに回動させるように作用し、偏心カム20は一気に回動して図3の(c)の状態となる。
図3の(c)の状態では、偏心カム20はローラ21、22の外周面(接点C、D)とでフレーム2に接し、リフタ4を介して軸7の軸心に鉛直下方に作用する荷重方向が接点C、D間に位置していることから、偏心カム20の回動動作が阻止され、第1の揚程位置に安定に位置している。この第1の揚程位置における軸7の高さ位置は、図3の(a)に示される初期位置における軸7の高さ位置より高くなっている。
【0017】
ついで、操作レバー8を挿入穴25に挿入し直し、該操作レバー8を図3の(c)中反時計回りに押し下げる。すると、偏心カム20はローラ21が上昇し、軸7が鉛直方向上方に移動し、ローラ22が回転しつつフレーム2上を図3の(d)中右方向に走行する。そして、ローラ22とフレーム2との接点が軸7の鉛直下方位置に至る直前で、ローラ23がフレーム2に接触し、過渡位置となる。この時、軸7の軸心に鉛直下方に作用する荷重方向がローラ22、23とフレーム2との接点E、F間に位置していない、即ち第2の辺20b側に位置していることから、操作レバー8の押し下げを止めると、軸7に作用する荷重がローラ22とフレーム2との接点Eを支点として偏心カム20を図3の(d)中時計回りに回動させるように作用する。即ち、操作レバー8を押し下げるのを止めると、図3の(c)の状態に戻ってしまう。そこで、操作レバー8の押し下げ続ける。すると、偏心カム20はローラ22が上昇し、軸7が鉛直方向上方に移動し、ローラ23が回転しつつフレーム2上を図3の(e)中右方向に走行する。そして、ローラ23とフレーム2との接点が軸7の鉛直下方位置を越えると、軸7に作用する荷重がローラ23とフレーム2との接点を支点として偏心カム20を図3の(e)中反時計回りに回動させるように作用し、偏心カム20は一気に回動して図3の(f)の状態となる。
【0018】
ここで、第1の揚程位置から第2の揚程位置に変位する過程において、軸7にかかる荷重がローラ22とフレーム2との接点を支点として偏心カム20を時計回りに回動させるように作用する。そして、偏心カム20が反時計回りに回動するにつれ、ローラ22とフレーム2との接点が軸7の軸心を通る鉛直線に近づき、偏心カム20を時計回りに回動させるモーメントが小さくなる。即ち、操作レバー8による押下力は、第1の揚程位置から過渡位置側に回動させる時最大で、徐々に小さくなり、過渡位置で最小となる。同様に、操作レバー8による押下力は、過渡位置から第2の揚程位置側に回動させる時最大となり、徐々に小さくなり、図3の(e)の状態でゼロとなる。
なお、図3の(f)の状態では、偏心カム20はローラ23の外周面(接点G)と隅部(接点H)とでフレーム2に接し、リフタ4を介して軸7の軸心に鉛直下方に作用する荷重方向が接点G、H間に位置していることから、偏心カム20の回動動作が阻止され、第2の揚程位置に安定に位置している。この第2の揚程位置における軸7の高さ位置は、図3の(c)に示される第1の揚程位置における軸7の高さ位置よりさらに高くなっている。
また、第2の揚程位置から第1の揚程位置を経由して初期位置に戻すには、操作レバー8を押し上げて偏心カム20を時計回りに回動させればよい。
このように、この移送台車50では、操作レバー8の押し下げ操作あるいは押し上げ操作により偏心カム20を回動させ、リフタ4の2段階揚程を行わせるものである。
【0019】
つぎに、この移送台車50を用いた機器の移送動作について図4を参照しつつ説明する。
この機器11の両側面の下端に、奥行の前後に延出させて転倒防止片12がボルト13により締着固定されている。この転倒防止片12は、山形鋼のように断面L字状の鋼材でなり、機器11に取り付けられる刃面12aが下向きで、刃面12aの下辺が機器11の底面、即ち床面14とほぼ同一平面上にあるように、断面逆L字状に設置されている。そこで、他方の刃面12bは床面14と間隔を有して水平となっており、両端部にリフタ4に設けられているピン4cが係脱するピン孔15がそれぞれ穿設されている。
【0020】
このように転倒防止片12が取り付けられた機器11が輸送トラック(図示せず)から荷下ろしされ、床面14上に置かれる。リフタ4を初期位置とした移送台車50が4台用意され、図4の(a)に示すように、それぞれ転倒防止片12の両端部に配置される。そして、リフタ4の水平片4bを転倒防止片12の水平な刃面12bの下方に挿入し、窓9から視認してピン4cの位置をピン孔15の真下の位置に合わせる。
その後、挿入穴24に挿入された操作レバー8を押し下げて偏心カム20を回動させ、リフタ4を第1の揚程位置まで上昇させる。このリフタ4の上昇により、ピン4cがピン孔15に挿入され、水平片4bが転倒防止片12の水平な刃面12bに宛てがわれ、ついには図4の(b)に示すように機器11が持ち上げられる。
ついで、操作レバー8を挿入穴25に挿入し直し、該操作レバー8を押し下げて偏心カム20を回動させ、リフタ4を第2の揚程位置まで上昇させる。このリフタ4の上昇により、図4の(c)に示すように、機器11がさらに持ち上げられる。
【0021】
ここで、移送台車50は、4台全てが一旦リフタ4を第1の揚程位置まで上昇された後、リフタ4を第2の揚程位置まで上昇される。そこで、機器11は最終的に4台の移送台車50により床面14から約100mm浮かされて、キャスタ3を利用して荷下ろし位置から据え付けベース(図示せず)へ搬入される。この間、ピン4cがピン孔15に係入されているので、移送台車1が転倒防止辺12から外れることはない。据え付けベース位置に機器11を搬入したら、挿入穴25に挿入されている操作レバー8を押し上げてリフタ4を第2の揚程位置から過渡位置を経由して第1の揚程位置まで下降させる。さらに、操作レバー8を挿入穴24に挿入し直し、該操作レバー8を押し上げてリフタ4を初期位置まで下降させ、機器11を据え付けベースに載せ、移送台車50を機器11から離す。ついで、ボルト13を外して転倒防止片12を機器11から取り外し、機器11を据え付けベースに固定する。
【0022】
この実施の形態1によれば、偏心カム20が第1乃至第5の辺20a〜20eからなる5角形の主面形状をなし、ローラ21、22、23が第1、第2、第3および第4の辺20a〜20dの周面の交差部にそれぞれ水平軸回りに回動可能に取り付けられ、さらに偏心カム20が、軸7の軸心を通る鉛直線が第1の辺20aの隅部およびローラ21とフレーム2との両接点間に位置する初期位置、軸7の軸心を通る鉛直線がローラ21およびローラ22とフレーム2との両接点間に位置し、軸7の高さ位置が初期位置の軸7の高さ位置より高い第2の揚程位置、軸7の軸心を通る鉛直線がローラ22、23とフレーム2とが接した状態で第2の辺20b側を通る過渡位置、および、軸7の軸心を通る鉛直線がローラ23および第4の辺20dの隅部とフレーム2との両接点間に位置し、軸7の高さ位置が第1の揚程位置の軸7の高さ位置より高い第2の揚程位置をとるように構成されている。
【0023】
そこで、偏心カム20の回動動作により、リフタ4を2段階に揚程することができるので、1回の揚程量を、高さに比べ奥行が短く、かつ、重心が高い機器でも転倒させず、約700Kgという重い機器でも人力で揚程できる揚程量に抑えて、2回の揚程工程により所望の揚程量を達成することができる。その結果、高さに比べ奥行が短く、かつ、重心が高い機器11でも、重い機器11でも、転倒することなく、簡易に運搬、移動することができる。また、機器11を床面14から十分に浮かすことができるので、床面14に突起物があっても迂回することなく、運搬、移動することができる。
また、第1の揚程位置と第2の揚程位置との間に過渡位置を設けているので、偏心カム20を第1の揚程位置から第2の揚程位置に回動させる際に、ローラ23がフレーム2に接するまではローラ22とフレーム2との接点が支点となり、その後はローラ23とフレーム2との接点が支点となり、軸7にかかる荷重による偏心カム20を第1の揚程位置側に回動させるモーメントが小さくなり、重量い機器11でも第2の揚程位置まで揚程することができる。
また、ローラ21、22、23が第1、第2および第3の辺の周面の交差部にそれぞれ水平軸回りに回動可能に取り付けられているので、偏心カム20の回動動作の際に、各ローラが回転しつつフレーム2上を走行するので、機器11の揚程過程での偏心カム20の回動動作をスムーズに行うことができる。
【0024】
また、リフタ4の水平片4bの上面にピン4cが立設されているので、機器11の両側面の下端に前後に延出させて取り付けられた転倒防止片12を水平片4b上に載せて機器11を揚程する際に、転倒防止片12にピン孔15を設けておけば、ピン4cを該ピン孔15に嵌入させて、運搬、移動時の機器11の転倒を確実に阻止することができる。
また、第4の辺20dの周面および第5の辺20eの周面とにそれぞれ挿入穴24、25を設けているので、偏心カム20の状態に合わせて偏心カム20からの操作レバー8の延出方向を選べ、偏心カム20の回動操作を簡易に行える。
【0025】
実施の形態2.
この実施の形態2では、偏心カム20は、図5に示されるように、その主面形状が第1の辺20a、第2の辺20b、第3の辺20c、第4の辺20dおよび第5の辺20eからなる5角形状に形成され、第3の辺20cの周面が第2の辺20bの周面との交差部から第4の辺20dの周面との交差部に向かって軸7の軸心からの距離が漸次増加する曲面形状に形成されているものである。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
【0026】
この実施の形態2によれば、偏心カム20が第1の揚程位置から第2の揚程位置に変位する過程で、偏心カム20は第3の辺20cの曲面形状の周面をフレーム2に接しつつ、図6中右方向に走行移動する。そこで、第3の辺20cとフレーム2との接点は軸7の軸心を通る鉛直線の近傍に位置し、軸7にかかる荷重による偏心カム20を第1の揚程位置側に回動させるように作用するモーメントは小さくなり、偏心カム20を回動させる操作レバー8の押下力を低減できる。
【0027】
実施の形態3.
この実施の形態3では、偏心カム20は、ローラを第3の辺20cの周面に水平軸回りに回転可能に周方向に複数並設して構成されているものとしている。
なお、他の構成は、上記実施の形態2と同様に構成されている。
【0028】
この実施の形態3によれば、偏心カム20が第1の揚程位置から第2の揚程位置に変位する過程で、第3の辺20cの周面に配設された複数のローラが、第2の辺20b側のローラから順次フレーム2に接しつつフレーム2上を走行移動して偏心カム20が回動する。この時、フレーム2に接したローラは回転しつつフレーム2上を走行して、次のローラがフレーム2に接すると同時にフレーム2から離反するように動作する。そこで、偏心カム20の回動動作における第3の辺20cのフレーム2上の走行時の摩擦力がローラの回転により著しく軽減され、偏心カム20を回動させる操作レバー8の押下力を一層低減できる。
【0029】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0030】
この発明によれば、偏心カムは、その主面形状が、第1の辺、この第1の辺に連らなる第2の辺、この第2の辺に連なる第3の辺、この第3の辺に連なる第4の辺および第1の辺と第4の辺とをつなぐ少なくとも1つの辺からなる多角形状に形成され、該第1の辺の周面が該フレームに接する状態で、該軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第1の辺の周面の両端接触部間を通り、かつ、該フレームの上面からの該軸の軸心の高さ位置が最下高さとなる初期位置をとり、該第2の辺の周面が該フレームに接する状態で、該軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第2の辺の周面の両端接触部間を通り、かつ、該フレームの上面からの該軸の軸心の高さ位置が最下高さより高い第1の揚程高さとなる第1の揚程位置をとり、該第4の辺の周面が該フレームに接する状態で、該軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第4の辺の周面の両端接触部間を通り、かつ、該フレームの上面からの該軸の軸心の高さ位置が第1の揚程高さより高い第2の揚程高さとなる第2の揚程位置をとり、さらに、該第3の辺の周面が該フレームに接する状態で、該軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第3の辺の周面の該第2の辺側の端部接触部もしくは該第2の辺側を通り、該第1の揚程位置と該第2の揚程位置との過渡位置をとるように構成されているので、リフタを2揚程できるようになり、機器を転倒させることなく床面から大きく浮かせて運搬、移動でき、設置台上にも機器を据え付けることができるとともに、床面の突起を迂回することなく機器を移動させることができる移送台車を得ることができる。
【0031】
また、偏心カムは、その主面形状が、第1の辺、この第1の辺に連らなる第2の辺、この第2の辺に連なる第3の辺、この第3の辺に連なる第4の辺および第1の辺と第4の辺とをつなぐ少なくとも1つの辺からなる多角形状に形成され、該第1の辺の周面が該フレームに接する状態で、該軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第1の辺の周面の両端接触部間を通り、かつ、該フレームの上面からの該軸の軸心の高さ位置が最下高さとなる初期位置をとり、該第2の辺の周面が該フレームに接する状態で、該軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第2の辺の周面の両端接触部間を通り、かつ、該フレームの上面からの該軸の軸心の高さ位置が最下高さより高い第1の揚程高さとなる第1の揚程位置をとり、該第4の辺の周面が該フレームに接する状態で、該軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第4の辺の周面の両端接触部間を通り、かつ、該フレームの上面からの該軸の軸心の高さ位置が第1の揚程高さより高い第2の揚程高さとなる第2の揚程位置をとり、さらに、該第3の辺の周面が該第2の辺の周面との交差部から該第4の辺の周面との交差部に該軸の軸心からの距離を漸次増加する曲面形状に形成されているので、機器を転倒させることなく床面から大きく浮かせて運搬、移動でき、設置台上にも機器を据え付けることができるとともに、床面の突起を迂回することなく機器を移動させることができる移送台車を得ることができる。
【0032】
また、ローラが、第3の辺の周面に水平軸回りに回動可能に周方向に複数並設されているので、第1の揚程位置から第2の揚程位置への偏心カムの回動動作時にローラが回転しつつフレーム上を走行移動し、操作レバーの回動力を低減させることができる。
【0033】
また、ローラが、第1の辺の周面と第2の辺の周面との交差部、第2の辺の周面と第3の辺の周面との交差部および第3の辺の周面と第4の辺の周面との交差部に、それぞれ水平軸回りに回動可能に取り付けられているので、偏心カムの回動動作時にローラが回転しつつフレーム上を走行移動し、操作レバーの回動力を低減させることができる。
【0034】
また、リフタの水平片の上面にピンが立設されているので、機器の両側面の下端に前後に延出させて取り付けられた転倒防止片にピン孔を設け、ピンをピン孔に嵌入させて機器を揚程することにより、運搬、移動時の機器の転倒を確実に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る移送台車を示す斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る移送台車における偏心カムの状態を説明する図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る移送台車における揚程動作を説明する図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る移送台車による搬送動作を説明する図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係る移送台車における偏心カムを示す正面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係る移送台車における偏心カムの回動動作を説明する図である。
【図7】 従来の移送台車を示す斜視図である。
【図8】 従来の移送台車の揚程動作を説明する図である。
【図9】 機器の搬送状態を示す斜視図である。
【図10】 従来の移送台車による搬送動作を説明する図である。
【符号の説明】
2 フレーム、3 キャスタ(自由車輪)、4 リフタ、4a 鉛直片、4b水平片、4c ピン、7 軸、8 操作レバー、20 偏心カム、20a 第1の辺、20b 第2の辺、20c 第3の辺、20d 第4の辺、21、22、23 ローラ、24、25 挿入穴、50 移送台車。

Claims (5)

  1. フレームと、下端に水平片を有するL字状に成形され、その鉛直片を前記フレームの下面側から上面側に挿通させて上下動可能に配設されたリフタと、前記フレームの下面に前記リフタを包囲して配設された少なくとも3個の自由車輪と、主面を鉛直として前記フレームの上面に配設され、かつ、前記リフタの鉛直片の上端側に軸心が水平な軸により回動可能に軸結合され、周面を前記フレームの上面に接触させて回動し、該軸を鉛直方向に上下動させる偏心カムと、前記偏心カムの周面に設けられた挿入穴と、前記挿入穴に挿入されて前記偏心カムを回動させる操作レバーとを備えた移送台車において、
    前記偏心カムは、その主面形状が、第1の辺、この第1の辺に連らなる第2の辺、この第2の辺に連なる第3の辺、この第3の辺に連なる第4の辺および第1の辺と第4の辺とをつなぐ少なくとも1つの辺からなる多角形状に形成され、
    該第1の辺の周面が前記フレームに接する状態で、前記軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第1の辺の周面の両端接触部間を通り、かつ、該フレームの上面からの該軸の軸心の高さ位置が最下高さとなる初期位置をとり、
    該第2の辺の周面が前記フレームに接する状態で、該軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第2の辺の周面の両端接触部間を通り、かつ、該フレームの上面からの該軸の軸心の高さ位置が最下高さより高い第1の揚程高さとなる第1の揚程位置をとり、
    該第4の辺の周面が該フレームに接する状態で、該軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第4の辺の周面の両端接触部間を通り、かつ、該フレームの上面からの該軸の軸心の高さ位置が第1の揚程高さより高い第2の揚程高さとなる第2の揚程位置をとり、
    さらに、該第3の辺の周面が該フレームに接する状態で、該軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第3の辺の周面の該第2の辺側の端部接触部もしくは該第2の辺側を通り、該第1の揚程位置と該第2の揚程位置との過渡位置をとるように構成されていることを特徴とする移送台車。
  2. フレームと、下端に水平片を有するL字状に成形され、その鉛直片を前記フレームの下面側から上面側に挿通させて上下動可能に配設されたリフタと、前記フレームの下面に前記リフタを包囲して配設された少なくとも3個の自由車輪と、主面を鉛直として前記フレームの上面に配設され、かつ、前記リフタの鉛直片の上端側に軸心が水平な軸により回動可能に軸結合され、周面を前記フレームの上面に接触させて回動し、該軸を鉛直方向に上下動させる偏心カムと、前記偏心カムの周面に設けられた挿入穴と、前記挿入穴に挿入されて前記偏心カムを回動させる操作レバーとを備えた移送台車において、
    前記偏心カムは、その主面形状が、第1の辺、この第1の辺に連らなる第2の辺、この第2の辺に連なる第3の辺、この第3の辺に連なる第4の辺および第1の辺と第4の辺とをつなぐ少なくとも1つの辺からなる多角形状に形成され、
    該第1の辺の周面が前記フレームに接する状態で、前記軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第1の辺の周面の両端接触部間を通り、かつ、該フレームの上面からの該軸の軸心の高さ位置が最下高さとなる初期位置をとり、
    該第2の辺の周面が前記フレームに接する状態で、該軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第2の辺の周面の両端接触部間を通り、かつ、該フレームの上面からの該軸の軸心の高さ位置が最下高さより高い第1の揚程高さとなる第1の揚程位置をとり、
    該第4の辺の周面が該フレームに接する状態で、該軸の軸心を通る鉛直線が該フレームに接する該第4の辺の周面の両端接触部間を通り、かつ、該フレームの上面からの該軸の軸心の高さ位置が第1の揚程高さより高い第2の揚程高さとなる第2の揚程位置をとり、
    さらに、該第3の辺の周面が該第2の辺の周面との交差部から該第4の辺の周面との交差部に該軸の軸心からの距離を漸次増加する曲面形状に形成されていることを特徴とする移送台車。
  3. ローラが、第3の辺の周面に水平軸回りに回動可能に周方向に複数並設されていることを特徴とする請求項2記載の移送台車。
  4. ローラが、第1の辺の周面と第2の辺の周面との交差部、第2の辺の周面と第3の辺の周面との交差部および第3の辺の周面と第4の辺の周面との交差部に、それぞれ水平軸回りに回動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の移送台車。
  5. リフタの水平片の上面にピンが立設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の移送台車。
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