JPH07315645A - 帯状紙払出方法及び装置 - Google Patents

帯状紙払出方法及び装置

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JPH07315645A
JPH07315645A JP11867894A JP11867894A JPH07315645A JP H07315645 A JPH07315645 A JP H07315645A JP 11867894 A JP11867894 A JP 11867894A JP 11867894 A JP11867894 A JP 11867894A JP H07315645 A JPH07315645 A JP H07315645A
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JP
Japan
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torque
strip
paper
coil
mechanical loss
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Withdrawn
Application number
JP11867894A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Narihara
和昭 成原
Tomohiro Jinnai
知宏 陣内
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイル状に巻かれた帯状紙を払出装置から払
い出して巻取機に巻き取る際の、帯状紙に発生する皺を
防止する。 【構成】 帯状紙払出装置3に装着された帯状紙コイル
4を払い出してコイル状に巻き取る方法において、前記
帯状紙払出装置3に渦流継手付き誘導電動機6を連結し
て設け、前記帯状紙コイル4の径と帯状紙の設定張力の
積によって設定トルクを求め、該設定トルクから機械損
トルクを減算して指令トルクを求め、該指令トルクに応
じて前記渦流継手の励磁力を制御し、前記設定トルクが
機械損トルクと等しくなる近傍以降において、前記渦流
継手5に周期的な変動をもった励磁電流を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイル状に巻かれた帯
状紙を連続的に払い出して巻き取る際に、この帯状紙に
発生する皺を防止する方法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】鋼帯等の製造において鋼帯をコイル状に
巻取る際には、鋼帯同士の擦れによって鋼帯表面に擦り
疵が生じ易いため、鋼帯コイルの層間に帯状紙を挿入す
る場合がある。また帯状紙の製造においては、コイル状
に巻かれた帯状紙を一旦巻解いた後、巻取機によって再
度コイル状に巻取る工程がある。
【0003】このようにして巻取られる帯状紙は張力が
過大であったり、あるいは弛みが生じていると幅方向で
の張力のアンバランスなどによって、巻取られる帯状紙
に縦方向の皺が生じ易い。皺が生じた状態でそのまま巻
取ると、鋼帯の巻取においては皺が鋼帯の表面に転写さ
れて鋼帯の表面品質を損ない、また帯状紙の製造におい
ては帯状紙自体の品質を損なう。
【0004】帯状紙の皺発生を防止するためには、帯状
紙に過大な張力が付加されないように、また帯状紙に弛
みなどが発生しないように、帯状紙の張力を制御して払
い出している。しかし、例えば払出装置のトルクが一定
の場合は、帯状紙の張力はコイル径の減少に伴って増加
していくために、コイル径の減少に伴ってトルクを減少
させる、いわゆるコイル径補償が必要である。
【0005】また、帯状紙の巻取りにおいては、払出装
置のリール軸や減速機などの摩擦による機械損トルクが
発生する。この機械損トルクは、帯状紙に余分の張力を
付加するために、必要トルクから減じる機械損トルクの
補償が必要である。
【0006】従来、帯状紙のコイル径や機械損トルクを
補償する方法としては、帯状紙コイルの払出装置にエア
ーブレーキとトルク制御機能を有する渦流継手付き誘導
電動機とを連結して設け、この渦流継手付き誘導電動機
へのトルク制御信号に帯状紙のコイル径の補償や機械損
トルクの補償を付加し、帯状紙の張力を適切に保つこと
で、帯状紙の皺発生を防止する方法が、例えば特開昭6
3−8154号公報によって知られている。
【0007】しかし、この方法はエアーブレーキ式の払
出装置に渦流継手付き誘導電動機を連結し、相互の発生
トルクを対抗させることで機械損トルクを補償し紙皺を
防止する方法であるためにエアー供給源を必要とし、コ
ンプレッサー及び空気配管が必要になり、装置が複雑に
なる。
【0008】一方、帯状紙の皺発生を防止する他の方法
として、例えば、帯状紙に偏心ロールを当てがって帯状
紙に振動を与えるか、またはクランク付きロールを当て
がって、帯状紙の幅方向張力を均等にすることによっ
て、帯状紙の皺発生を防止する方法が、例えば特公昭6
0−31731号公報などによって知られている。
【0009】しかし、この方法は、コイル径や機械損ト
ルクの補償を行わないため、皺発生を十分に防止できな
い他に、偏心ロールやクランク付きロール等を取り付け
るための設置空間の確保が必要であり、また、これらの
ロールが作業の支障になっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コイル状に
巻かれた帯状紙を払出装置から巻解きながら、巻取機に
よって再度コイル状に巻取る際に、巻解かれる帯状紙コ
イルのコイル径の減少に伴って生じる払出装置のトルク
変動を補償し、また帯状紙払出装置のリール軸や減速機
の摩擦など機械損トルクによって帯状紙に付加される余
分な張力を補償することで、帯状紙に発生する皺を防止
して帯状紙を整然と巻取ることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、払出装置に装着された帯状紙コイルを払い出して
コイル状に巻取る方法において、前記帯状紙払出装置に
渦流継手付き誘導電動機を連結して設け、前記帯状紙コ
イルの径と帯状紙の設定張力の積によって設定トルクを
求め、該設定トルクから機械損トルクを減算して指令ト
ルクを求め、該指令トルクに応じて前記渦流継手の励磁
力を制御し、前記設定トルクが機械損トルクより小さく
なる近傍以降において、前記渦流継手に周期的な変動を
もった励磁電流を供給することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、払出装置に装着された帯状紙
コイルを払い出してコイル状に巻取る際に、前記払出装
置を駆動する電動機にトルク制御が可能な渦流継手付き
誘導電動機を用いることで、払出装置のトルクを制御す
る。払出装置のトルク制御は、帯状紙コイルの径と帯状
紙に皺を発生させない大きさの設定張力との積によって
設定トルクを求めて設定トルクから機械損トルクを減じ
て指令トルクを求め、指令トルクに応じて誘導電動機の
トルクを制御することで機械損トルクによる帯状紙の皺
発生防止することができる。
【0013】また、前記設定トルクが機械損トルクより
も小さくなったとき、渦流継手への励磁電流を周期的に
変化させて帯状紙に振動を付与し、コイル状に巻取られ
る帯状紙と帯状紙コイルとの間において空気の捲き込み
と排出とを繰り返すことで帯状紙の皺を解放し、帯状紙
の皺発生を防止することができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。図1は本発明を実施するための装置例を示し
ており、図2は設定トルク、指令トルク及び機械損トル
クの推移を示している。1は鋼帯2をコイル状に巻取る
ための巻取機であり、巻取機1は図示しない電動機によ
って矢印の方向へ回転して鋼帯2を巻き取る。3は帯状
紙コイル4を払い出すための帯状紙払出装置であり、払
出装置3はトルク制御手段としての渦流継手5が付設さ
れた誘導電動機6によって駆動される。7は誘導電動機
6のトルクを制御するためのトルク制御装置であり、8
はトルク制御装置7にトルク指令を出力する演算処理装
置であり、以下のような演算を行い誘導電動機6を制御
する。
【0015】すなわち、演算処理装置8には、コイル径
計測器(図示せず)によって計測された帯状紙コイル4
のコイル径Dの信号が入力され、また帯状紙払出装置3
の機械損トルクτm および帯状紙10に皺を発生させな
い大きさの張力が設定張力Fとして設定されている。演
算処理装置8では、帯状紙コイル4のコイル径Dと設定
張力Fとの積が設定トルクτs として演算され、また設
定トルクτs から機械損トルクτm を減じた指令トルク
τr が演算され、トルク制御信号が制御装置7に入力さ
れて、誘導電動機6の渦流継手5が制御される。また、
演算処理装置8では矩形波状のパターンをもつ電圧信号
が設定されており、設定トルクτs が機械損トルクτm
と等しくなる近傍においてトルク制御装置7に矩形波状
等の周期的変動をもった電圧信号を供給する。機械損ト
ルクτmは、予め実験又は計算によって求めた値であ
る。
【0016】図1に示すように、巻取機1によって鋼帯
2を巻き取るとともに、帯状紙払出装置3から帯状紙1
0を連続的に巻解き、鋼帯コイル9の層間に連続的に挿
入する。このとき、演算処理装置8では、下記の(1)
式及び(2)式のように帯状紙コイル4のコイル径Dと
設定張力Fとの積が設定トルクτs として演算され、設
定トルクτs から機械損トルクτm を減じて指令トルク
τr が演算される。指令トルクτr はトルク制御信号に
変換されてトルク制御装置7に入力され、渦流継手5の
励磁力が制御されることで帯状紙10は皺が発生しない
張力で巻き解かれる。 D×F=τs ・・・・ (1) τs −τm =τr ・・・・ (2)
【0017】演算処理装置8では、設定トルクτs と機
械損トルクτm とが連続的に比較されて指令トルクτr
が演算される。帯状紙10の払い出しに伴ってコイル径
Dが小さくなりこれに伴って図2に示すように設定トル
クτs も小さくなる。設定トルクτs が機械損トルクτ
m よりも小さくなると、機械損トルクτm によって帯状
紙10に付加されている張力が過大となって帯状紙10
に皺が発生する。そこで設定トルクτs が機械損トルク
τm と等しくなる近傍において、演算処理装置8に設定
された矩形波状パターンの電圧信号がトルク制御装置7
に出力され、渦流継手5に矩形波状の励磁電流として供
給される。これによって払出装置3へのトルクの伝達が
間欠的に遮断される。この間欠的遮断によって帯状紙1
0は張力が周期的に変動して振動する。この振動によっ
て帯状紙10と鋼帯コイル9との間隙Gにおいて空気の
捲き込みと排出とが繰り返されることで帯状紙の皺が解
放され、帯状紙の皺発生を防止することができる。
【0018】なお、前記説明ではトルク制御装置7に矩
形波状の電圧信号を供給する時期を設定トルクτs が機
械損トルクτm と等しくなる近傍としたのは、この制御
時期には多少の許容範囲があるためである。また、以上
の実施例では鋼帯の巻取りにおける帯状紙の払い出しの
例をあげたが、本発明は帯状紙のみを単に払い出す場合
にも適用することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、帯状紙の巻取りにおけ
る皺発生防止を簡単な装置で、また偏芯ロールなどを設
置することなく確実に達成することができる。このため
帯状紙の皺発生による紙製品の歩留り低下や巻取中の鋼
板への皺の転写による鋼板の表面品質不良を確実に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による帯状紙の巻取方法を説明する図で
ある。
【図2】設定トルク、指令トルクおよび機械損トルクの
推移を示す図である。
【符号の説明】
1 巻取機 2 鋼帯 3 払出装置 4 帯状紙コイル 5 渦流継手 6 誘導電動機 7 トルク制御装置 8 演算処理装置 9 鋼帯コイル 10 帯状紙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 払出装置に装着された帯状紙コイルを払
    い出す方法において、前記払出装置に渦流継手付き誘導
    電動機を連結して設け、前記帯状紙コイルの径と帯状紙
    の設定張力の積によって設定トルクを求め、該設定トル
    クから機械損トルクを減算して指令トルクを求め、該指
    令トルクに応じて前記渦流継手の励磁力を制御し、前記
    設定トルクが機械損トルクと等しくなる近傍以降におい
    て、前記渦流継手に周期的な変動をもった励磁電流を供
    給することを特徴とする帯状紙払出方法。
  2. 【請求項2】 帯状紙コイルを巻き解きながら払い出す
    帯状紙払出装置において、前記払出装置に駆動源として
    渦流継手付き誘導電動機を連結して設け、前記帯状紙コ
    イルの径と帯状紙の設定張力の積によって設定トルクを
    求め該設定トルクから機械損トルクを減算して指令トル
    クを求める演算処理装置を設け、該指令トルクに応じて
    前記渦流継手の励磁力を制御し、前記設定トルクが機械
    損トルクと等しくなる近傍において前記渦流継手に周期
    的な変動をもった矩形波状の励磁電流を供給するトルク
    制御装置を設けたことを特徴とする帯状紙払出装置。
JP11867894A 1994-05-31 1994-05-31 帯状紙払出方法及び装置 Withdrawn JPH07315645A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101329256B1 (ko) * 2011-12-26 2013-11-14 주식회사 포스코 시트 공급 장치
CN105731149A (zh) * 2016-03-18 2016-07-06 深圳易能电气技术股份有限公司 一种放卷机的控制方法、系统及变频器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101329256B1 (ko) * 2011-12-26 2013-11-14 주식회사 포스코 시트 공급 장치
CN105731149A (zh) * 2016-03-18 2016-07-06 深圳易能电气技术股份有限公司 一种放卷机的控制方法、系统及变频器
CN105731149B (zh) * 2016-03-18 2017-08-25 深圳易能电气技术股份有限公司 一种放卷机的控制方法、系统及变频器

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