JPH07315380A - ガラス板等の板状物用h型積重ね式物流具 - Google Patents

ガラス板等の板状物用h型積重ね式物流具

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JPH07315380A
JPH07315380A JP6105698A JP10569894A JPH07315380A JP H07315380 A JPH07315380 A JP H07315380A JP 6105698 A JP6105698 A JP 6105698A JP 10569894 A JP10569894 A JP 10569894A JP H07315380 A JPH07315380 A JP H07315380A
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plate
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units
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康 猪野
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憲紀 小林
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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OSAKA EKON KENTETSU KK
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化および低重量化を図ることができ、少
量の板状物を収納した場合の物流具サイズを小さくで
き、しかも異なったサイズのガラス板等の板状物を支障
なく収納でき、さらに板状物の収納作業および取出し作
業を容易に行えるガラス板用物流具を提供する。 【構成】 水平に配置されてガラス板Gを支承し得る載
架フレーム2の前後両側に上下に垂直に延びる支柱3、
4が設けられた側面視H型の複数の積重ねユニット1の
組み合わせからなり、一のユニット1の支柱3、4下端
を、そのユニット1の下段に位置する他のユニット1の
支柱3、4上端に載置することにより、各ユニット1を
複数段に積重ね得るように構成され、積重ねられた各ユ
ニット1を相互に分離可能に連結するための連結機構
(クランプ本体40、フック45)が各ユニット1に設
けられてなるガラス板用物流具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばガラス板等の
板状物、特に玄関ドア用合わせガラス等の細長タイプの
ガラス板の保管や運搬用として好適に使用し得る板状物
用積重ね式物流具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラス板等の板状物を運搬する
際、多くの場合はガラス板を複数枚ごとに木箱と呼ばれ
る木製梱包具で梱包していた。そして、運搬後において
は、木製梱包具を分解してガラス板を取出し、梱包材料
自体はほとんどそのまま廃棄していたのが実情である。
【0003】このような木製梱包具は、不経済であるこ
とに加えて、木材資源保護に関する社会的要請に反する
という点においても問題を抱えている。このため、近
時、木製梱包具に代えて、繰り返し使用できる金属製の
梱包物流具が一部実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般
に、従来の金属製物流具は、ガラス板全体を取り囲むよ
うに収納するものであるため、大型化および高重量化を
来し、運搬、保管の際における積載効率が低下するとと
もに、移載作業を良好に行えないという問題があった。
また、異なったサイズのガラス板同士を重ねて収納する
と、ガラス板の固定を確実に行うことができず、運搬時
に位置ずれして破損することがあるので、異なったサイ
ズのガラス板をまとめて収納することは困難であるとい
う問題もあった。
【0005】さらに従来の物流具は、少量のガラス板を
収納した場合でも物流具サイズは変化せず、ガラス板の
収納枚数に比べて物流具の占有スペースが非常に大きく
なり、この点においても、積載効率が低下するという問
題があった。
【0006】またその一方で、上記のような物流分野に
おいて、作業者への負担を軽減させること等を目的とし
て、物流具に対するガラス板の収納作業および取出し作
業を容易に行える技術の開発も切望されている。
【0007】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、小型化および低重量化を図ることができ、さらに少
量のガラス板等の板状物を収納した場合の物流具サイズ
を小さくできて、運搬、保管の際における積載効率の向
上を図り得るとともに、移載作業を良好に行え、しかも
異なったサイズの板状物を支障なく収納でき、さらに板
状物の収納および取出し作業を容易に行えるガラス板等
の板状物用積重ね式物流具を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願第1の発明のガラス板等の板状物用積重ね式H
型物流具は、水平に配置されてガラス板等の板状物を支
承し得る載架フレームの前部両側および後部両側にそれ
ぞれ上下に垂直に延びる4本の支柱が設けられた側面視
H型の複数の積重ねユニットの組み合わせからなり、一
の積重ねユニットの支柱下端を、他の積重ねユニットの
支柱上端に載置することにより各ユニットを複数段に積
重ね得るように構成され、さらに前記各積重ねユニット
には、積重ねられた各ユニットを相互に分離可能に連結
するための連結機構が設けられてなることを要旨とする
ものである。
【0009】この第1の発明においては、前記支柱の上
端に位置決め用係止手段が設けられるとともに、前記支
柱の下端に位置決め用被係止手段が設けられ、係止手段
と被係止手段との係止によりユニット積重ね状態におけ
る各ユニット間の位置決めが図られる構成を採用するの
が好ましい。
【0010】また本願第2の発明は、上記と同目的を達
成するためになされたものであり、ベースユニット、1
個以上の中間ユニット、およびトップユニットの組み合
わせからなり、これらの各ユニットを上記の順に積重ね
得るガラス板等の板状物用積重ね式物流具であって、前
記ベースユニットは、水平に配置されてガラス板等の板
状物を支承し得る載架フレームと、そのフレームの後端
から上方へ垂直に延びる背受フレームとを有し、前記中
間ユニットは、水平に配置されて板状物を支承し得る載
架兼被せフレームと、そのフレームの前端から下方へ垂
直に延びる前受フレームと、前記載架兼被せフレームの
後端から上方へ垂直に延びる背受フレームとを有し、前
記トップユニットは、水平に配置される被せフレーム
と、そのフレームの前端から下方へ垂直に延びる前受フ
レームとを有し、上記各ユニットを積重ねた状態では、
前記前受フレームおよび背受フレームがそれぞれ垂直線
上に並んで配置される一方、最下段に位置する中間ユニ
ットの前受フレーム下端がベースユニットの載架フレー
ム前端に載置されるとともに、トップユニットの被せフ
レーム後端が最上段に位置する中間ユニットの背受フレ
ーム上端に載置されるよう構成され、さらに前記各ユニ
ットには、積重ねられた各ユニットを相互に分離可能に
連結するための連結機構が設けられてなることを要旨と
するものである。
【0011】この第2の発明においては、前受フレーム
の上端、背受フレームの上端、および載架フレームの前
端に位置決め用係止手段が設けられるとともに、前受フ
レームの下端、背受フレームの下端、および被せフレー
ムの後端に位置決め用被係止手段が設けられ、係止手段
と被係止手段との係止によりユニット積重ね状態におけ
る各ユニット間の位置決めが図られる構成を採用するの
が好ましい。
【0012】
【作用】第1の発明の板状物用積重ね式物流具は、水平
な載架フレームの前部両側および後部両側にそれぞれ上
下に垂直に延びる4本の支柱が設けられた側面視H型の
複数の積重ねユニットの組み合わせからなるとともに、
積重ねられた各ユニットを相互に分離可能に連結する連
結機構が各ユニットに設けられ、積重ねられるユニット
間の各段にガラス板等の板状物が収納されるように構成
しているものである。
【0013】このため、各段ごとに異なるサイズの板状
物を収納することができる。さらに少量の板状物の運搬
や保管を行うような場合には、その量の板状物を収納で
きる程度にユニットの使用個数を少なくしてユニットの
積み上げ段数を少なくすることにより、物流具サイズを
小さくできる。
【0014】さらに板状物をその長さ方向中間領域のみ
を各ユニットによって取り囲むようにして収納できるも
のであるため、板状物全体を取り囲むように収納する従
来の物流具と比較した場合、小型化および低重量化を図
ることができる。
【0015】またユニット積重ね式タイプの物流具では
ユニット積重ね状態において、各ユニットの載架フレー
ム間に板状物を収納するための間隔を形成する必要があ
るが、この第1の発明の物流具では、支柱を載架フレー
ムの下方にも延びるように設けて、支柱の載架フレーム
よりも上部領域と、下部領域とで、ユニット積重ね状態
での載架フレーム間に所定の隙間を形成するようにして
いるため、支柱の載架フレームからの上方突出量を、支
柱の下方突出分だけ短く形成できる。このように支柱の
載架フレームからの上方突出量を短くできるので、載架
フレームにガラス板を載置したり、あるいは載架フレー
ム上の板状物を取り出したりするときに、板状物が支柱
に干渉しにくくなる。
【0016】この第1の発明において、支柱の上端に位
置決め用係止手段が設けられるとともに、支柱の下端に
位置決め用被係止手段が設けられ、係止手段と被係止手
段との係止によりユニット積重ね状態における各ユニッ
ト間の位置決めが図られる構成を採用する場合には、積
重ね時における各ユニットの位置決めを正確かつ簡単に
行えるものとなる。
【0017】第2の発明の板状物用積重ね式物流具は、
載架フレームの後端に背受フレームが設けられたベース
ユニットと、載架兼被せフレームの前端に前受フレーム
が、後端に背受フレームがそれぞれ設けられた1個以上
の中間ユニットと、被せフレームの前端に前受フレーム
が設けられたトップユニットとの組み合わせからなると
ともに、積重ねられた各ユニットを相互に分離可能に連
結する連結機構が各ユニットに設けられ、積重ねられる
ユニット間の各段にガラス板等の板状物が収納されるよ
うに構成しているものである。
【0018】このため、各段ごとに異なるサイズの板状
物を収納することができる。さらに少量の板状物の運搬
や保管を行うような場合には、その量の板状物を収納で
きる程度に中間ユニットの使用個数を少なくしてユニッ
トの積み上げ段数を少なくすることにより、物流具サイ
ズを小さくできる。
【0019】さらに板状物をその長さ方向中間領域のみ
を各ユニットによって取り囲むようにして収納できるも
のであるため、板状物全体を取り囲むように収納する従
来の物流具と比較した場合、小型化および低重量化を図
ることができる。
【0020】また、ベースユニットの載架フレームおよ
び中間ユニットの載架兼被せフレームの上面側は前方が
開放されているため、そのフレームに板状物を載置した
りあるいはそのフレームから板状物を取り出したりする
際にその作業を妨げる部材が存在せず、板状物の収納作
業および取出し作業を良好に行うことができる。
【0021】この第2の発明において、前受フレームの
上端、背受フレームの上端、および載架フレームの前端
に位置決め用係止手段が設けられるとともに、前受フレ
ームの下端、背受フレームの下端、および被せフレーム
の後端に位置決め用被係止手段が設けられ、係止手段と
被係止手段との係止によりユニット積重ね状態における
各ユニット間の位置決めが図られる構成を採用する場合
には、積重ね時における各ユニットの位置決めを正確か
つ簡単に行えるものとなる。
【0022】
【実施例】
<第1の実施例>図1ないし図5はこの発明の第1の実
施例であるガラス板用積重ね式物流具を示す図である。
これらの図に示すようにこの物流具は、側面視H型の複
数個(5個)の積上げユニット(1)を備えている。
【0023】積上げユニット(1)は、前後に2本ずつ
計4本の角パイプ製支柱(3)(4)を有しており、対
応する前後支柱(3)(4)間に、水平方向に沿って角
パイプからなる2本の載架フレーム構成材(2a)(2
a)が架け渡されるとともに、前支柱(3)(3)間、
および後支柱(4)(4)間に、上記構成材(2a)と
同一平面内で横桟(5)がそれぞれ架け渡されている。
ここで、上記2本の載架フレーム構成材(2a)(2
a)によって載架フレーム(2)が構成されている。
【0024】この積上げユニット(1)において、前後
支柱(3)(4)の上部外側面には、それぞれクランプ
本体(40)が取り付けられている。図5に示すように
クランプ本体(40)は、積上げユニット(1)に固定
される取付金具(41)と、その取付金具(41)に枢
着された操作レバー(43)と、先端掛止部が取付金具
(41)から上方へ突出するように配置され、基端側が
操作レバー(43)に枢着されたフック(42)とを有
している。そして、レバー(43)を外側へ開くように
回転操作することにより、フック(42)が上方へ押し
上げられるとともに、レバー(43)を内側へ閉じるよ
うに回転操作することにより、フック(42)が下方へ
引き込まれるように構成されている。
【0025】また、前後支柱(3)(4)の下部外側面
には、後述するように積上げユニット(1)を積み重ね
た際に、そのユニット(1)の下段に位置する積上げユ
ニット(1)に設けられたクランプ本体(40)のフッ
ク(42)を掛脱自在な略U字型のフック受具(45)
がそれぞれ取り付けられている。なお、本実施例におい
ては、クランプ本体(40)およびフック受具(45)
によって、連結機構が構成されている。
【0026】前後支柱(3)(4)の上端閉塞板の中心
には、それぞれ上方へ突出する位置決めピン(8)が取
り付けられている。さらに前後支柱(3)(4)の下端
閉塞板の中心には、後に詳述するように積重ねユニット
(1)を積み重ねた際に、そのユニット(1)の下段に
位置する積重ねユニット(8)の位置決めピン(8)を
挿脱自在な位置決め穴(9)が形成されている。なお、
本実施例においては、位置決めピン(8)および位置決
め穴(9)によって位置決め用係止手段および被係止手
段が構成されている。
【0027】一方、支柱(3)(4)の内面側および載
架フレーム(2)の上面には、収納されるガラス板
(G)との当たりを和らげたりするための弾性材(4
9)が貼り付けられている。
【0028】次に、上記構成の積重ねユニット(1)を
組み合わせて、玄関ドア用合わせガラス等、細長のガラ
ス板(G)を4段重ねで収納する場合について説明す
る。
【0029】まず図2(a)に示すように、ひとつの積
重ねユニット(1)を所定位置に配置しておき、同図
(b)に示すように、同サイズのガラス板(G)を所定
量重ね合わせて、前後支柱(3)(4)間に配置される
ようにしながらガラス板(G)の長さ方向中間領域にお
ける縁部を載架フレーム(2)に載置する。このとき、
ガラス板(G)の長さ方向両側領域は、ユニット(1)
の両側から外方へ突出させるように配置しておく。
【0030】続いて、クランプ本体(40)のレバー
(43)を開いてフック(42)を押上位置に設定した
状態で、図3(a)に示すように、新たな(2段目)の
積重ねユニット(1)を1段目のユニット(1)の上に
積重ねる。すなわち、2段目のユニット(1)の支柱
(3)(4)の下端を1段目のユニット(1)の支柱
(3)(4)上端に載置する。この場合、1段目のユニ
ット(1)側の4本の位置決めピン(8)を、それに対
応する2段目のユニット(1)の4個の位置決め穴
(9)内にそれぞれ挿入することにより、1段目および
2段目のユニット(1)の位置決めを図ることができ
る。
【0031】続いて、1段目のユニット(1)のフック
(42)を、2段目のユニット(1)のフック受具(4
5)内に臨ませてからレバー(43)を閉じて、フック
(42)をフック受具(45)に掛止し、両ユニット
(1)(1)の連結を図る。
【0032】次に図3(b)に示すように、同サイズの
ガラス板(G)を所定量重ね合わせて、上記と同様に、
2段目のユニット(1)の前後支柱(3)(4)間に配
置されるようにしてガラス板(G)の長さ方向中間領域
における縁部を載架フレーム(2)上に載置する。
【0033】このようにユニット(1)の積重ねと、ガ
ラス板(G)との収納とを交互に行って、ガラス板
(G)を収納していき、例えば図1(a)に示すよう
に、ガラス板(G)を4段重ねで収納する。
【0034】なお、ガラス板(G)を1段ないしは3段
で収納する場合には、ユニット(1)の使用個数を2個
ないし4個にすれば良く、さらにガラス板(G)を5段
以上に重ねる場合には、ユニット(1)の使用個数を6
個以上にすれば良い。
【0035】一方、上記のように収納されたガラス板
(G)を取出すには、上段側から順に、ユニット(1)
の取り外しと、ガラス板(G)の取り出しとを、交互に
行うようにすれば良い。
【0036】以上のように、この第1の実施例のガラス
板用積重ね式物流具によれば、ユニット(1)を積重ね
つつ、ユニット(1)間の各段にガラス板(G)を収納
するものであるため、各段ごとに異なるサイズのガラス
板(G)を収納することにより、異なったサイズのガラ
ス板(G)を支障なく収納できる。たとえば上記のよう
に4段重ねでガラス板(G)を収納する場合、4種類の
ガラス板(G)を収納できる。なお、異なったサイズの
ガラス板(G)を収納する場合、バランスを良好に保つ
ため、上段に向かうにしたがってサイズが小さくなるよ
うに、ガラス板(G)を積み上げていくのが良い。
【0037】また、ユニット(1)によってガラス板
(G)の長さ方向中間領域のみを取り囲むように収納で
きるものであるため、ガラス板全体を取り囲むように収
納する従来の物流具と比較した場合、小型化および低重
量化を図ることができ、運搬や、保管を行う際に移載作
業を良好に行えるとともに、積載効率を向上させること
ができる。
【0038】さらに本実施例において、少量のガラス板
(G)を収納する場合には、その量のガラス板を収納で
きる程度に、ユニット(1)の使用個数を少なくして積
み上げ段数を少なくすることにより、物流具が低く組み
立てられて、より一層積載効率の向上を図ることができ
る。
【0039】また本実施例においては、以下に説明する
ように各ユニット(1)に対するガラス板(G)の収納
作業および取出し作業を容易に行うことができる。すな
わち、上記のようなユニット積上げ式物流具は、ユニッ
ト積重ね状態において、多段に配置される載架フレーム
(2)間にガラス板(G)を収納するための間隔を形成
する必要がある。このとき本実施例の物流具では、支柱
(3)(4)を載架フレーム(2)の下方にも延びるよ
うに設けて、支柱(3)(4)の載架フレーム(2)よ
りも上部領域と、支柱(3)(4)の載架フレーム
(2)よりも下部領域とで、ユニット積重ね状態での載
架フレーム(2)間に上記の隙間を形成するようにして
いるため、支柱(3)(4)の載架フレーム(2)から
の上方突出量を、支柱(3)(4)の下方突出分だけ短
く形成できる。このように支柱(3)(4)の載架フレ
ーム(2)からの上方突出量を短くできるので、載架フ
レーム(2)にガラス板(G)を載置したり、あるいは
載架フレーム(2)上のガラス板(G)を取り出したり
するときに、ガラス板(G)が支柱(3)(4)に干渉
しにくくなり、ガラス板(G)の収納作業および取出し
作業を容易に行うことができる。
【0040】さらに本実施例においては、各ユニット
(1)はそれぞれ同構成であるため、部品の共通化によ
り、コストの削減および製作の容易化も図ることもでき
る。
【0041】なお、本実施例においては、図1(a)に
示すように、支柱(3)(4)の両側外面に、バンド取
付金具(50)を取り付けておいて、バンド(51)を
ガラス板(G)の端縁に掛け渡してバンド取付金具(5
0)に接続しておくことにより、ガラス板(G)の固縛
を図ることができ、ガラス板(G)の横ずれを確実に防
止できる。
【0042】<第2の実施例>図6ないし図10はこの
発明の第2の実施例であるガラス板用積重ね式物流具を
示す図である。これらの図に示すようにこの物流具は、
ベースユニット(10)と、ベースユニット(10)上
に積み重ねられる3個の中間ユニット(20)と、中間
ユニット(20)上に積み重ねられるトップユニット
(30)とを備えている。
【0043】ベースユニット(10)は、図1、図2
(a)および図4に示すようにガラス板(G)を支承し
得る載架フレーム(15)を有している。このフレーム
(15)は、同一水平面内で平行に配置される2本の角
パイプ製の載架フレーム構成材(11)(11)によっ
て形成されており、その構成材(11)(11)の前端
は、垂直方向に沿って配置された短寸の角パイプからな
る2本の前脚部(12)(12)の上端にそれぞれ固定
されるとともに、前脚部(12)(12)の上端間には
横桟(14a)が架け渡されている。さらに載架フレー
ム構成材(11)(11)の後端は、垂直方向に沿って
配置される2本の角パイプ製の後支柱(13)(13)
の中間領域下方側に固定されるとともに、後支柱(1
3)(13)間における上記載架フレーム(15)と同
じ高さ位置には、角パイプからなる横桟(14b)が架
け渡されている。ここで、後支柱(13)(13)の載
架フレーム(15)よりも上方領域によって背受フレー
ム(16)が形成されるとともに、後支柱(13)の載
架フレーム(15)よりも下方領域によって後脚部(1
7)が形成されている。
【0044】このベースユニット(10)において、前
脚部(12)(12)の上部外側面および背受フレーム
(16)の上部外側面には、上記第1の実施例で説明し
たものと同様のクランプ本体(40)が取り付けられる
とともに、ベースユニット(10)の前脚部(11)の
上端閉塞板および後支柱(13)の上端閉塞板の中心に
は、上記第1の実施例と同様の位置決めピン(18)が
取り付けられている。さらに、載架フレーム(15)上
面および背受フレーム(16)前面には、上記と同様の
弾性材(49)が貼り付けられている。
【0045】図6および図10に示すように中間ユニッ
ト(20)は、同一水平面内で平行に配置される2本の
角パイプ製の載架兼被せフレーム構成材(21)(2
1)からなる載架兼被せフレーム(25)を有してい
る。フレーム構成材(21)(21)の前端は、垂直方
向に沿って配置される2本の角パイプ製の前支柱(22
a)(22a)の上端に取り付けられるとともに、前支
柱(22a)(22a)の上端間には、角パイプからな
る横桟(24a)が架け渡されている。さらに載架兼被
せフレーム構成材(21)(21)の後端は、垂直方向
に沿って配置される2本の角パイプ製の後支柱(23)
(23)の下端に取り付けられるとともに、後支柱(2
3)(23)の下端間には、角パイプからなる横桟(2
4b)が架け渡されている。ここで、前支柱(22a)
(22a)によって、前受フレーム(22)が形成され
るとともに、後支柱(23)(23)によって背受フレ
ーム(26)が形成されている。
【0046】この中間ユニット(20)において、前受
フレーム(22)の上部外側面および背受フレーム(2
6)の上部外側面には、上記と同様のクランプ本体(4
0)がそれぞれ取り付けられるとともに、前受フレーム
(22)の下部外側面および背受フレーム(26)の下
部外側面には、フック受具(45)がそれぞれ取り付け
られている。
【0047】また中間ユニット(20)の前支柱(22
a)の上端閉塞板および後支柱(23)の上端閉塞板の
中心には、位置決めピン(28)が取り付けられるとと
もに、前支柱(22a)の下端閉塞板および後支柱(2
3)の下端閉塞板の中心には、位置決め孔(29)が形
成されている。
【0048】さらに中間ユニット(20)の載架兼被せ
フレーム(21)の上面、前受フレーム(22)の後
面、および背受フレーム(26)の前面には、上記と同
様の弾性材(49)が貼り付けられている。
【0049】図6および図11に示すようにトップユニ
ット(30)は、同一水平面内で平行に配置される2本
の角パイプ製の被せフレーム構成材(31)(31)か
らなる被せフレーム(35)を有している。被せフレー
ム構成材(31)(31)の前端間および後端間には、
それぞれ角パイプからなる横桟(34a)(34b)が
架け渡される。前側の横桟(34a)の両端下面には、
垂直方向に沿って配置される2本の前支柱(32a)
(32a)の上端が取り付けられ、この2本の前支柱
(32a)(32a)によって前受フレーム(32)が
形成されている。
【0050】このトップユニット(30)において、後
側の横桟(34b)の両端面および前受フレーム(3
2)の下部外側面には、フック受具(45)がそれぞれ
取り付けられるとともに、前支柱(32a)(32a)
の下端閉塞板および後側の横桟(34b)の両側下面に
は、位置決め孔(39)がそれぞれ形成されている。
【0051】さらにトップユニット(30)の前支柱
(32a)(32a)の内面側には、弾性材(49)が
貼り付けられている。
【0052】なお、この第2の実施例においても上記第
1の実施例と同様で、クランプ本体(40)およびフッ
ク受具(45)からなるクランプ機構によって連結機構
が構成されるとともに、位置決めピン(18)(28)
および位置決め穴(29)(39)によって位置決め用
係止手段および被係止手段手段が構成されるものであ
る。
【0053】次に、上記構成のユニット(10)(2
0)(30)からなる物流具を用いて、玄関ドア用合わ
せガラス等、細長のガラス板(G)を4段重ねで収納す
る場合について説明する。
【0054】まず図7(b)に示すように、同サイズの
ガラス板(G)を所定量重ね合わせて、ベースユニット
(10)の背受フレーム(16)に凭れ掛けさせるよう
にしながらガラス板(G)の長さ方向中間領域を載架フ
レーム(15)上に載置する。このとき、ガラス板
(G)の長さ方向両側領域は、ベースユニット(10)
の両側から外方へ突出させるように配置しておく。
【0055】続いて、図8(a)に示すように中間ユニ
ット(20)をベースユニット(10)上に積み重ね
る。すなわち、中間ユニット(20)の前受フレーム
(22)によりガラス板(G)をベースユニット(1
0)の背受フレーム(16)側へ押さえ込むようにし
て、中間ユニット(20)の前受フレーム(22)下端
および背受フレーム(26)下端を、ベースユニット
(10)の前脚部(12)上端および背受フレーム(1
6)上端に載置する。この場合、ベースユニット(1
0)側の4本の位置決めピン(18)を、中間ユニット
(20)側の4個の位置決め孔(29)にそれぞれ挿入
することにより、中間ユニット(20)のベースユニッ
ト(10)に対する位置決めを図ることができる。
【0056】続いて、ベースユニット(10)に設けら
れたクランプ本体(40)のフック(42)をフック受
具(45)に掛止し、ベースユニット(10)と中間ユ
ニット(20)とを連結する。
【0057】次に図8(b)に示すように、同サイズの
ガラス板(G)を所定量重ね合わせて、上記中間ユニッ
ト(20)の背受フレーム(26)に凭れ掛けさせるよ
うにしながらガラス板(G)の長さ方向中間領域におけ
る縁部を載架兼被せフレーム(25)上に載置する。
【0058】次に図1(a)に示すように、上記とほぼ
同様にして、上記2段目の中間ユニット(20)上に新
たな(3段目の)中間ユニット(20)を積み重ねる。
すなわち新たな中間ユニット(20)の前受フレーム
(22)下端および背受フレーム(26)下端を、2段
目の中間ユニット(20)の前受フレーム(22)上端
および背受フレーム(26)上端に、各位置決め孔(2
9)にそれぞれ位置決めピン(28)が挿入されるよう
にして載置し、その後、2段目の中間ユニット(20)
に設けられたクランプ本体(40)のフック(42)を
3段目の中間ユニット(20)のフック受具(45)に
掛止することにより両中間ユニット(20)(20)を
連結する。
【0059】続いて3段目の中間ユニット(20)の載
架兼被せフレーム(25)にガラス板(G)を重ね合わ
せて載置した後、上記と同様にして、新たな(4段目
の)中間ユニット(20)を3段目の中間ユニット(2
0)上に積み重ね、クランプ機構により連結する。
【0060】次に4段目の中間ユニット(20)の載架
兼被せフレーム(25)にガラス板(G)を重ね合わせ
て載置し、トップユニット(30)の各位置決め孔(3
9)内に4段目の中間ユニット(20)の位置決めピン
(28)をそれぞれ挿入して、トップユニット(30)
を中間ユニット(20)上に積み重ね、その後4段目の
中間ユニット(20)に設けられたクランプ本体(4
0)のフック(42)をトップユニット(30)のフッ
ク受具(45)に掛止することにより両ユニット(2
0)(30)を連結する。
【0061】こうしてガラス板(G)の物流具への収納
が完了する。
【0062】なお、ガラス板(G)を2段または3段重
ねで収納する場合には、中間ユニット(20)の使用個
数を1個または2個にすれば良く、さらにガラス板
(G)を5段以上に重ねる場合には、中間ユニット(2
0)の使用個数を4個以上にすれば良い。
【0063】以上のように、この第2の実施例のガラス
板用物流具においても、上記第1の実施例と同様で、ユ
ニット(10)〜(30)によってガラス板(G)の長
さ方向中間領域のみを取り囲むように収納するものであ
るため、小型化および低重量化を図ることができ、運搬
や、保管を行う際に移載作業を良好に行えるとともに、
積載効率を向上させることができる。さらに各段ごとに
異なるサイズのガラス板(G)を収納することにより、
異なったサイズのガラス板(G)を支障なく収納するこ
とができる。さらに、少量のガラス板(G)を収納する
場合には、ユニットの積み上げ段数を少なくすることに
より、物流具が低く組み立てられて、より一層積載効率
の向上を図ることができる。
【0064】また本実施例においても、ガラス板(G)
の収納作業および取出し作業を容易に行うことができ
る。すなわち、ベースユニット(10)の載架フレーム
(15)および中間ユニット(20)の載架兼被せフレ
ーム(25)の上面側は前方が開放されているため、そ
のフレーム(15)(25)にガラス板(G)を載置し
たりあるいはそのフレーム(15)(25)からガラス
板(G)を取り出したりする際に、その作業の妨げとな
る部材が存在せず、ガラス板の収納作業および取出し作
業を容易に行うことができる。
【0065】また本実施例においても、図6(a)に示
すように、前受フレーム(12)(22)(32)およ
び背受フレーム(16)(26)(36)の両側外面
に、バンド取付金具(50)を取り付けておいて、バン
ド(51)をガラス板(G)の端縁に掛け渡してバンド
取付金具(50)に接続しておくことにより、ガラス板
(G)の固縛を図ることができ、ガラス板(G)の横ず
れを確実に防止することができる。
【0066】なお上記各実施例では、板状物としてガラ
ス板を使用しているが、本発明においては、板状の部材
であればガラス板以外のものであっても使用することが
できる。
【0067】さらに、ユニット同士を連結するための連
結機構は、上記各実施例のクランプだけに限られるもの
ではなく、ユニット同士を分離可能に連結できるもので
あればどのようなものでも使用できる。
【0068】また、本発明は、上記実施例のものに限ら
れず、設計的な変更を加えることは可能である。たとえ
ば、前支柱間および後支柱間に新たに横桟を架け渡し
て、ガラス板の前面側および後面側を一層確実に保護で
きるように構成したり、あるいは収納されるガラス板の
サイズに合わせて、各ユニットの横幅を長く形成するよ
うにしても良い。
【0069】また、第1の実施例における積重ねユニッ
トの使用個数は特に限定されるものではなく、2個以上
であれば、何個でも使用しても良い。さらに第2の実施
例における中間ユニットの使用個数も1個以上であれば
何個でも使用しても良い。
【0070】また、ユニット間の位置決めを図るための
係止手段および被係止手段の方式も特に限定されるもの
ではなく、上記のピン挿入方式の他に、例えば嵌合方式
や、係合方式等を採用することができる。
【0071】
【発明の効果】以上のように、第1の発明の板状物用積
重ね式物流具は、水平な載架フレームの前部両側および
後部両側にそれぞれ上下に垂直に延びる4本の支柱が設
けられた側面視H型の複数の積重ねユニットの組み合わ
せからなるとともに、積重ねられた各ユニットを相互に
分離可能に連結する連結機構が各ユニットに設けられ、
積重ねられるユニット間の各段にガラス板等の板状物が
収納されるように構成しているものである。したがっ
て、各段ごとに異なるサイズの板状物を収納することに
より、異なったサイズの板状物を支障なく収納できる。
さらに少量の板状物の運搬や保管を行うような場合に
は、その量の板状物を収納できる程度にユニットの使用
個数を少なくしてユニットの積み上げ段数を少なくする
ことにより、物流具サイズを小さくできて積載効率の向
上を図り得る。さらに板状物をその長さ方向中間領域の
みを各ユニットによって取り囲むようにして収納できる
ものであるため、板状物全体を取り囲むように収納する
従来の物流具と比較した場合、小型化および低重量化を
図ることができ、運搬や保管を行う際における移載作業
を良好に行えるとともに、より一層、積載効率の向上を
図り得る。
【0072】またユニット積重ねタイプの物流具ではユ
ニット積重ね状態において、載架フレーム間に板状物を
収納するための間隔を形成する必要があるが、この第1
の発明の物流具では、支柱を載架フレームの下方にも延
びるように設けて、支柱の載架フレームよりも上部領域
と、支柱の載架フレームよりも下部領域とで、ユニット
積重ね状態での載架フレーム間に上記所定の隙間を形成
するようにしているため、支柱の載架フレームからの上
方突出量を、支柱の下方突出分だけ短く形成できる。こ
のように支柱の載架フレームからの上方突出量を短くで
きるので、載架フレームへガラス板を載置したり、ある
いは載架フレーム上の板状物を取り出したりするとき
に、板状物が支柱に干渉しにくくなり、板状物の収納作
業および取出し作業を容易に行える。
【0073】この第1の発明において、支柱の上端に位
置決め用係止手段が設けられるとともに、支柱の下端に
位置決め用被係止手段が設けられ、係止手段と被係止手
段との係止によりユニット積重ね状態における各ユニッ
ト間の位置決めが図られる構成を採用する場合には、積
重ね時における各ユニットの位置決めを正確かつ簡単に
行えて、ユニット組み立て作業ひいては板状物収納作業
を良好に行えるという利点がある。
【0074】第2の発明の板状物用積重ね式物流具は、
載架フレームの後端に背受フレームが設けられたベース
ユニットと、載架兼被せフレームの前端に前受フレーム
が、後端に背受フレームがそれぞれ設けられた1個以上
の中間ユニットと、被せフレームの前端に前受フレーム
が設けられたトップユニットとの組み合わせからなると
ともに、積重ねられた各ユニットを相互に分離可能に連
結する連結機構が各ユニットに設けられ、積重ねられる
ユニット間の各段にガラス板等の板状物が収納されるよ
うに構成しているものである。したがって、各段ごとに
異なるサイズの板状物を収納することにより、異なった
サイズの板状物を支障なく収納できる。さらに少量の板
状物の運搬や保管を行うような場合には、その量の板状
物を収納できる程度に、中間ユニットの使用個数を少な
くして積み上げ段数を少なくすることにより、物流具サ
イズを小さくできて積載効率の向上を図り得る。また、
板状物をその長さ方向中間領域のみを各ユニットによっ
て取り囲むようにして収納できるものであるため、板状
物全体を取り囲むように収納する従来の物流具と比較し
た場合、小型化および低重量化を図ることができ、運搬
や保管を行う際における移載作業を良好に行えるととも
に、より一層、積載効率の向上を図り得る。
【0075】また、ベースユニットの載架フレームおよ
び中間ユニットの載架兼被せフレーム上面側は前方が開
放されているため、そのフレームに板状物を載置したり
あるいはそのフレームから板状物を取り出したりする際
にその作業を妨げる部材が存在せず、板状物の収納作業
および取出し作業を容易に行える。
【0076】この第2の発明において、前受フレームの
上端、背受フレームの上端、および載架フレームの前端
に位置決め用係止手段が設けられるとともに、前受フレ
ームの下端、背受フレームの下端、および被せフレーム
の後端に位置決め用被係止手段が設けられ、係止手段と
被係止手段との係止によりユニット積重ね状態における
各ユニット間の位置決めが図られる構成を採用する場合
には、積重ね時における各ユニットの位置決めを正確か
つ簡単に行えて、ユニット組み立て作業ひいては板状物
収納作業を良好に行えるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はこの発明の第1の実施例であるガ
ラス板用積重ね式物流具を示す斜視図、図1(b)はそ
の物流具を分解して示す概略側面図である。
【図2】第1の実施例の物流具を示す図であって、図2
(a)は積重ねユニットを単独で示す斜視図、図2
(b)は積重ねユニットにガラス板を載置した状態を示
す斜視図である。
【図3】第1の実施例の物流具を示す図であって、図3
(a)は積重ねユニットを2段に積み重ねた状態を示す
斜視図、図3(b)は2段目の積重ねユニットにガラス
板を載置した状態を示す斜視図である。
【図4】図4(a)は第1の実施例の物流具における積
重ねユニットを示す正面図、図4(b)はそのユニット
の平面図、図4(c)は同じくそのベースユニットの側
面図である。
【図5】図5(a)は図4のX−X線断面図、図5
(b)は図5(a)の側面図である。
【図6】図6(a)はこの発明の第2の実施例であるガ
ラス板用積重ね式物流具を示す斜視図、図6(b)はそ
の物流具を分解して示す概略側面図である。
【図7】第2の実施例の物流具を示す図であって、図7
(a)はベースユニットを示す斜視図、図7(b)はベ
ースユニットにガラス板を載置した状態を示す斜視図で
ある。
【図8】第2の実施例の物流具を示す図であって、図8
(a)はベースユニットに中間ユニットを積み重ねた状
態を示す斜視図、図8(b)は中間ユニットにガラス板
を載置した状態を示す斜視図である。
【図9】図9(a)は第2の実施例の物流具におけるベ
ースユニットを示す正面図、図9(b)はそのベースユ
ニットの平面図、図9(c)は同じくそのベースユニッ
トの側面図である。
【図10】図10(a)は第2の実施例の物流具におけ
る中間ユニットを示す正面図、図10(b)はその中間
ユニットの平面図、図10(c)は同じくその中間ユニ
ットの側面図である。
【図11】図11(a)は第2の実施例の物流具におけ
るトップユニットを示す正面図、図11(b)はそのト
ップユニットの平面図、図11(c)は同じくそのトッ
プユニットの側面図である。
【符号の説明】
1…積重ねユニット 2…載架フレーム 3…前支柱 4…後支柱 8、18、28…位置決めピン(位置決め手段) 9、29、39…位置決め穴(位置決め手段) 10…ベースユニット 15、25…載架フレーム 16、26…背受フレーム 20…中間ユニット 25…載架兼被せフレーム 22、32…前受フレーム 30…トップユニット 36…被せフレーム 40…クランプ本体(連結機構) 45…フック受具(連結機構) G…ガラス板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に配置されてガラス板等の板状物を
    支承し得る載架フレームの前部両側および後部両側にそ
    れぞれ上下に垂直に延びる4本の支柱が設けられた側面
    視H型の複数の積重ねユニットの組み合わせからなり、 一の積重ねユニットの支柱下端を、他の積重ねユニット
    の支柱上端に載置することにより各ユニットを複数段に
    積重ね得るように構成され、 さらに前記各積重ねユニットには、積重ねられた各ユニ
    ットを相互に分離可能に連結するための連結機構が設け
    られてなることを特徴とするガラス板等の板状物用H型
    積重ね式物流具。
  2. 【請求項2】 前記支柱の上端に位置決め用係止手段が
    設けられるとともに、前記支柱の下端に位置決め用被係
    止手段が設けられ、係止手段と被係止手段との係止によ
    りユニット積重ね状態における各ユニット間の位置決め
    が図られるよう構成されてなる請求項1に記載のガラス
    板等の板状物用H型積重ね式物流具。
  3. 【請求項3】 ベースユニット、1個以上の中間ユニッ
    ト、およびトップユニットの組み合わせからなり、これ
    らの各ユニットを上記の順に積重ね得るガラス板等の板
    状物用積重ね式物流具であって、 前記ベースユニットは、水平に配置されてガラス板等の
    板状物を支承し得る載架フレームと、そのフレームの後
    端から上方へ垂直に延びる背受フレームとを有し、 前記中間ユニットは、水平に配置されて板状物を支承し
    得る載架兼被せフレームと、そのフレームの前端から下
    方へ垂直に延びる前受フレームと、前記載架兼被せフレ
    ームの後端から上方へ垂直に延びる背受フレームとを有
    し、 前記トップユニットには、水平に配置される被せフレー
    ムと、そのフレームの前端から下方へ垂直に延びる前受
    フレームとを有し、 上記各ユニットを積重ねた状態では、前記前受フレーム
    および背受フレームがそれぞれ垂直線上に並んで配置さ
    れる一方、最下段に位置する中間ユニットの前受フレー
    ム下端がベースユニットの載架フレーム前端に載置され
    るとともに、トップユニットの被せフレーム後端が最上
    段に位置する中間ユニットの背受フレーム上端に載置さ
    れるよう構成され、 さらに前記各ユニットには、積重ねられた各ユニットを
    相互に分離可能に連結するための連結機構が設けられて
    なることを特徴とするガラス板等の板状物用積重ね式物
    流具。
  4. 【請求項4】 前受フレームの上端、背受フレームの上
    端、および載架フレームの前端に位置決め用係止手段が
    設けられるとともに、前受フレームの下端、背受フレー
    ムの下端、および被せフレームの後端に位置決め用被係
    止手段が設けられ、係止手段と被係止手段との係止によ
    りユニット積重ね状態における各ユニット間の位置決め
    が図られるよう構成されてなる請求項3に記載のガラス
    板等の板状物用積重ね式物流具。
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