JPH07315210A - 車両用エアバルブの排気装置 - Google Patents

車両用エアバルブの排気装置

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Publication number
JPH07315210A
JPH07315210A JP13805694A JP13805694A JPH07315210A JP H07315210 A JPH07315210 A JP H07315210A JP 13805694 A JP13805694 A JP 13805694A JP 13805694 A JP13805694 A JP 13805694A JP H07315210 A JPH07315210 A JP H07315210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
vehicle
exhaust port
air valve
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP13805694A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Tanaka
慎一 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
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Publication of JPH07315210A publication Critical patent/JPH07315210A/ja
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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 路面から跳ね上げられた水あるいは泥水など
による不具合を回避できる簡潔構成の車両用エアバルブ
を提供する。 【構成】 前後の車軸に挟まれた車室外に取り付けられ
るエアバルブ装置において、バルブ本体1の下面に設け
た排気口11の開口縁を車両の前方に至るにつれて下位
となるように傾斜させて車両後方に向って開口させたこ
とにより、車両の走行にともなって路面から跳ね上げら
れた水あるいは泥水などが排気口11に直接流入しない
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車室外における前後車軸
で挟まれた部分に取り付けられる車両用のエアバルブ装
置に係り、詳しくは、バルブ本体の下面に設ける排気口
の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用エアブレーキ装置においては、例
えば図4に示したようにブレーキぺだるAで操作される
ブレーキバルブBとブレーキチャンバCをリレーバルブ
Dを介して連結することにより、ブレーキペダルAの踏
込み量に応じたエアをブレーキバルブBからリレーバル
ブDに送り、ブレーキチャンバCに送るエア圧を制御す
るようにしている。Eはコンプレッサ、Fはメインタン
ク、Gはエアタンク、Hはプレッシャゲージ、Iはプレ
ッシャガバナ、Jはセフティバルブ、Kはチェックバル
ブ、Lはブレーキである。
【0003】しかしながら、上記ブレーキバルブB、リ
レーバルブDあるいはアンチスキッドシステムのモジュ
レータなどで代表される各種のブレーキ用バルブあるい
はエアサスペンションのコントロールバルブなどのよう
に排気口を設けたエアバルブにおいては、大きな排気音
が発生する。従って、通常は前後の車軸で挟まれた車体
下面にエアバルブを取り付けることが多い。
【0004】また、一般にはバルブ本体の下面に排気口
を設けているために、路面から跳ね上げられてバルブ本
体に付着した水あるいは泥水などがバルブ本体の表面を
伝って排気口に流入して錆を発生し、もしくは排気弁の
作動不良を起す可能性があった。なお、このような不具
合を解消するためには排気弁を不錆材で構成し、また
は、排気口をカバーで覆うことも有効であるが、この場
合はいずれもコスト高を招くという不具合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであり、路面から跳ね上げられた水あ
るいは泥水などによる不具合を回避できる簡潔構成の車
両用エアバルブを提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、前後の車軸に挟まれた車室外に取り付けら
れるエアバルブ装置において、バルブ本体の下面に設け
た排気口の開口縁を車両の前方に至るにつれて下位とな
るように傾斜させて車両後方に向って開口させたことを
としている。
【0007】
【作用】車両の走行にともなって路面から跳ね上げられ
た水あるいは泥水などはバルブ本体の表面に付着する。
バルブ本体に付着した水あるいは泥水などは、該バルブ
本体の表面に沿って流下した後に排気口の開口縁に沿っ
て流下して滴下する。また、排気口の開口縁を車両の前
方に至るにつれて下位となるように傾斜させて車両後方
に向って開口させているために、路面から跳ね上げられ
た水あるいは泥水などが排気口に直接流入しない。
【0008】従って、路面から跳ね上げられた水あるい
は泥水などが万一にも排気口に直接流入することがな
く、錆の発生あるいは排気弁の作動不良を招くおそれが
ない。また、排気口の開口縁を傾斜させるのみで錆ある
いは作動不良を回避できるために、高価な不錆材料を用
いたりカバーを設ける必要性がなく、エアバルブのコス
ト高をもたらすおそれもない。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1は本発明を適用したリレーバルブの一実
施例を示す断面図である。この図1において、バルブ本
体1にはブレーキバルブの出力ポートに接続される入力
ポート2と、エアタンクに接続されるタンクポート3
と、ブレーキチャンバに接続される出力ポート4と、大
気に開放された排気ポート5を設けている。
【0010】バルブ本体1にはピストン6とフィードバ
ルブ7を昇降自在に設けている。そして、フィードバル
ブ7をスプリング8で弁座9に着座保持させるととも
に、ピストン6をスプリング10で持ち上げ作動させて
フィードバルブ7から浮上保持させることにより、タン
クポート3と出力ポート4を遮断保持させつつ、この出
力ポート4を排気ポート5に連通保持させている。
【0011】また、バルブ本体1の下面には排気ポート
5に連通保持された排気口11を設け、この排気口11
に常閉の排気弁12を取り付けて排気口11を覆ってい
る。なお、排気ポート5からエアが流出した場合は、排
気弁12が自動的に開弁作動されるために、排気口11
から大気中に放出される。
【0012】ここに、本実施例では排気口11の開口縁
を車両の前方に至るにつれて下位となるように傾斜させ
ることにより、排気口11を車両後方に向って開口させ
ている。従って、車両の走行にともなって路面から跳ね
上げられた水あるいは泥水がバルブ本体1の周囲を車両
後方に向って移動したとしても、排気口11の内部に直
接飛び込んで排気ポート5を腐蝕させたり排気弁12の
作動不良を引き起こすことがない。
【0013】なお、バルブ本体1に付着した水あるいは
泥水などは、該バルブ本体1の表面に沿って流下した後
に排気口11の開口縁に沿って流下して滴下する。ま
た、排気口11の開口縁を傾斜させるのみで錆あるいは
作動不良を回避できるために、高価な不錆材料を用いた
りカバーを設ける必要性がなく、エアバルブのコスト高
をもたらすおそれもない。
【0014】図2は本発明を適用したリレーバルブの変
形例を示す断面図であり、この実施例ではエアバルブ全
体を前方下位となるように傾斜させて排気口11の開口
縁を傾斜させたものである。なお、このようにエアバル
ブを全体的に傾斜させて排気口11の開口縁を前方下位
となるように傾斜させるためには、図示しないアダプタ
あるいはブラケットでエアバルブを傾斜状態に取り付け
ればよい。
【0015】図3は本発明を適用したリレーバルブをエ
アオーバハイドロリックシステムのブレーキブースタに
組み付けた断面図であり、ハイドロリックエアブースタ
は、リレーバルブ13からパワーシリンダ14に供給さ
れたエア圧を受けるパワーピストン15を備えており、
このパワーピストン15にプッシュロッド16を介して
図示しないハイドロリックピストンを結合している。ま
た、この実施例ではパワーシリンダ14の端面に楔状の
アダプタ17を介してリレーバルブ13を取り付けるこ
とにより、リレーバルブ13の下面に設けた排気口11
の開口縁を前方下位に傾斜させている。
【0016】従って、本実施例による場合は、バルブ本
体1とパワーシリンダ14の間に楔状のアダプタ17を
介在させるのみで排気口11の開口縁を前方下位に傾斜
させることができるために、リレーバルブ13の構造を
変更する必要性がなく、製造コストの上昇を抑制できる
利点がある。
【0017】上記実施例ではいずれもバルブ本体の最下
端に排気口を設けているが、排気口より下方に突起物を
設けたバルブにも本発明を適用することができる。ま
た、実施例ではいずれも本発明をリレーバルブに適用し
ているが、例えばブレーキバルブ、排気口を有するエア
バルブ、アンチスキッドシステムのモジュレータなどで
代表される各種のブレーキ用バルブあるいはエアサスペ
ンションのコントロールバルブなどのように排気口を有
するエアバルブであれば本発明を適用することができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
係るエアバルブによれば、バルブ本体の下面に設けた排
気口の開口縁を車両の前方に至るにつれて下位となるよ
うに傾斜させて車両後方に向って開口させることによ
り、路面から跳ね上げられた水あるいは泥水などが排気
口に直接流入することを防止しているために、水あるい
は泥水などによる錆の発生あるいは排気弁の作動不良を
予防できる。また、排気口の開口縁を傾斜させるのみで
錆あるいは作動不良を回避できるために、高価な不錆材
料を用いたりカバーを設ける必要性もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明を適用したリレーバルブの一実施
例を示す断面図である。
【図2】本発明を適用したリレーバルブの変形例を示す
断面図である。
【図3】本発明を適用したリレーバルブをエアオーバハ
イドロリックシステムのブレーキブースタに組み付けた
断面図である。
【図4】車両用エアブレーキ装置の具体例を示す回路図
である。
【符号の説明】
1 バルブ本体 2 入力ポート 3 タンクポート 4 出力ポート 5 排気ポート 6 ピストン 7 フィードバルブ 8、10 スプリング 9 弁座 11 排気口 12 排気弁 13 リレーバルブ 14 パワーシリンダ 15 パワーピストン 16 プッシュロッド 17 アダプタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後車軸に挟まれた車室外に取り付けら
    れるエアバルブ装置であって、バルブ本体の下面に設け
    た排気口の開口縁を車両の前方に至るにつれて下位とな
    るように傾斜させて車両後方に向って開口させたことを
    特徴とする車両用エアバルブの排気装置。
JP13805694A 1994-05-27 1994-05-27 車両用エアバルブの排気装置 Pending JPH07315210A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13805694A JPH07315210A (ja) 1994-05-27 1994-05-27 車両用エアバルブの排気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13805694A JPH07315210A (ja) 1994-05-27 1994-05-27 車両用エアバルブの排気装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07315210A true JPH07315210A (ja) 1995-12-05

Family

ID=15212956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13805694A Pending JPH07315210A (ja) 1994-05-27 1994-05-27 車両用エアバルブの排気装置

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JP (1) JPH07315210A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020137805A1 (ja) * 2018-12-28 2020-07-02 いすゞ自動車株式会社 空気排出部のガード構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020137805A1 (ja) * 2018-12-28 2020-07-02 いすゞ自動車株式会社 空気排出部のガード構造
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