JPH0731512A - 用途可変デスク - Google Patents

用途可変デスク

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JPH0731512A
JPH0731512A JP22780093A JP22780093A JPH0731512A JP H0731512 A JPH0731512 A JP H0731512A JP 22780093 A JP22780093 A JP 22780093A JP 22780093 A JP22780093 A JP 22780093A JP H0731512 A JPH0731512 A JP H0731512A
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panel
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Kenichiro Kosugi
杉 健 一 郎 小
Chuya Sakamoto
本 忠 也 阪
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Itoki Crebio Corp
Itoki Co Ltd
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Itoki Crebio Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常のデスクワ−ク用のデスクとして使用で
きるようにしたオフィス用のデスクを、必要時には迅速
かつ手軽に面談用カウンタ−に模様替えすることができ
る機能を付与したデスクを提供すること。 【構成】 天板と脚部を具備すると共に前記天板の前端
側にパネル部材を立設して具備したデスクに於て、前記
パネル部材を天板に対し離接自在に設けると共に、当該
パネル部材の裏面を反転させその反転した面を前記天板
表面と略同面にしてその天板に対し当接的に配置するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は天板の広さを変更してデ
スクと面談カウンタ−とを選択的に兼用できるデスクに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、テ−ブル等の天板の広さを変
更するため、副天板をいわゆるバタ式で拡縮できるよう
にしたものが公知である。
【0003】しかし、オフィス用のデスクにおいて、い
わゆるバタ式により天板拡縮構造を採用することも不可
能ではないが、バタ式の副天板は、不使用時に本体天板
の下方に垂下する構造であるため、コストをかけた構造
の割には不使用時の機能,役割がなく、経済性や実用性
において不十分な面がある。
【0004】また、オフィス用のデスクは、一定の場所
に設置し、常時人が着いてデスクワ−ク等を行うことが
多いため、単にデスクの天板が拡張できる機能があるだ
けでは、利用価値の面でも、それ以上の効果は見込めな
い。
【0005】しかし乍ら、オフィス用のデスクであって
も、使用時期や業態などによってはそのデスクの使用者
が来訪者等と面談することがあるため、そのような場
合、当該デスクが面談用カウンタ−として利用できれ
ば、きわめて便利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、通
常のデスクワ−ク用のデスクとして使用できるようにし
たオフィス用のデスクを、必要時には迅速かつ手軽に面
談用カウンタ−に模様替えすることができる機能を付与
したデスクを提供することを課題としてなされたもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明デスクの構成は、天板と脚
部を具備すると共に前記天板の前端側にパネル部材を立
設して具備したデスクに於て、前記パネル部材を天板に
対し離接自在に設けると共に、当該パネル部材の裏面を
反転させその反転した面を前記天板表面と略同面にして
その天板に対し当接的に配置するようにしたことを特徴
とするものである。
【0008】また、本発明では、前記天板表面と略同面
に接合されるパネル部材の面を、当該パネル部材の裏面
とする一方、このパネル部材の表面は、ピンナップボ−
ド等の機能ボ−ド面に形成したことにも特徴をもたせた
ものである。
【0009】更に、本発明では、パネル部材とデスク天
板との離接自在の構造は、前記パネル部材のデスク天板
に立設支持された位置を変位させて行うようにしたこと
に特徴をもたせている。
【0010】
【作用】デスク天板の前端側に立設され前面(表面)を
ピンナップボ−ド等の機能パネル面に形成したパネル部
材を、その後面(裏面)が天板面と同面になるように伏
倒させて支持することにより、前記パネル部材の裏面を
天板面と同面に形成できるから、天板の奥行きを拡大す
ることができ、従って、このように拡大された天板を持
つデスクは、面談等用のカウンタ−としても利用でき
る。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例を図に拠り説明する。図
1は本発明デスクの一例を手前側からみた斜視図、図2
は図1のデスクを面談用カウンタ−に形成した例の斜視
図、図3は本発明デスクの他の例を手前側からみた斜視
図、図4は図3のデスクを面談用カウンタ−の他の例に
形成した斜視図、図5は図3のデスクから図4のカウン
タ−に変更する例を示す側断面図、図6は図5の要部の
拡大側断面図、図7は本発明デスクの別の例を手前側か
らみた斜視図、図8は図7のデスクを面談用カウンタ−
に形成した例の斜視図、図9は図7のデスクの要部の側
面図である。
【0012】図1,図2に於て、1はデスクの天板、
2,2は該天板1の左,右側に前記天板1を支持するた
め配設したパネル状の脚部材、3,4は前記天板1の下
面に設けた引出し、5は天板1の前端側下面において両
脚部材2,2の間に設けた幕板で、上記1〜5の各部材
により本発明を適用するデスクの一例を形成する。な
お、本発明が適用できるデスクは、少なくとも天板1と
これを支持する左,右の脚部材2,2を具備したもので
あれば、天板1の形状や脚部材2の形状,構造は他のも
のであってもよい。
【0013】6は、上記天板1の前端側において、天板
1の左,右側端部、又は、左,右の脚部材2の上端部に
設けたパネル支持部材7,7に支持させて起伏自在に立
設したピンナップボ−ド状等をなすパネル部材である。
【0014】左,右のパネル支持部材7,7は、一例と
して、引出用のサスペンションレ−ルと同様の構造のア
ウタ−ケ−ス7aと、該ケ−ス7a内にその長さ方向にスラ
イド自在に挿装したスライダ7bとから形成し、左,右の
スライダ7b,7bの先端に、上記パネル部材6が水平なピ
ン状の軸6aによって起伏可能に枢着されている。6bはパ
ネル部材6の左,右側端において前記ピン状の軸6aを取
付けるために設けた側面からみて略L字状をなすブラケ
ット金具である。この金具6bを用いることにより、立設
するパネル部材6の下端は、天板1の前端より下方へ突
出した上下幅のものを用いることが可能になる。
【0015】上記のようなパネル部材6の支持構造によ
り、図1に示すように、天板1の前端側に立設されたパ
ネル部材6は、天板1に対しその前端において直立して
いるので、手前側の面、即ち、前面6cをピンナップボ−
ド等の機能パネルに形成し、これを机上パネルとして使
用することができる。なお、前面6cに形成する機能パネ
ル面をどのような面素材、或は、凹凸面構造等に形成す
るかは任意である。
【0016】図1の実線に示した直立状態のパネル部材
6は、その後面6dを、一例として天板1と同じ素材によ
り、天板1の面と視覚的,感触的に一体化できる材質,
構造に形成しているが、本発明においては、そのように
するか、或は、他の素材等により表面を形成するかも任
意である。
【0017】上記の直立状態のパネル部材6は、該部材
6を天板1前方の延長線上側に押すと、その支持部材7
におけるスライダ7bの作用によって、天板1の前端から
離れる方向に押出される。従って、この押出しを行い乍
らパネル部材6の上部を手前側に引く又は手前側に残す
と、図1に鎖線で示すように、当該パネル部材6が手前
側に伏倒し乍ら軸6aによる枢着部が前方へ進出する。つ
まり、パネル部材6の後面6dが、天板1と同面側に向き
を変えつつ伏倒されることとなる。
【0018】パネル部材6がその後面6dを上にして水平
に伏倒されると、図2に示すように、その後面6dと天板
1の上面とは、同面で一体化され、天板1の表面積がそ
の後面6dの面積分だけ、天板1の前端側に継ぎ足されて
拡張された効果をもたらす。
【0019】ここで、天板1の前端とパネル部材6の後
面6dの後端との突合せ目地が開いてしまわないように、
スライダ7bのストロ−ク量には、リミッタ又はストッパ
(図示せず)の作用が働き、図2の状態で前記スライダ
の進出ストロ−ク端となるように形成されているものと
する。
【0020】上記のパネル部材6の後面6dが天板1と一
体化されたデスクは、当該パネル部材6の前後幅分が天
板1よりデスクの前方側へ突出しているので、幕板5が
天板1の前端略直下に設けられていても、パネル部材6
の後面6dによる天板側に着く面談者は、椅子に掛けた姿
勢において、前記幕板5が邪魔になり難い。なお、幕板
5を予め天板1の前端より手前側に設けておけば、上記
問題が懸念されるおそれは皆無といってよい。
【0021】図1,図2の実施例においては、パネル部
材6による付加天板側に加わる荷重によるデスク転倒な
どの問題に予め対処するため、補助脚部材2aを、脚部材
2の前面下部において天板1の前後方向に関し出没自在
に設けている。なお、この補助脚部材2aは、脚部材2,
2の前端において幕板5に対し折畳自在に設けてもよ
い。
【0022】上記実施例からも明らかなように、本発明
デスクでは、デスク用の構成部材として立設して設けた
パネル部材を起伏自在にすると共に、伏倒させたとき、
そのパネル部材の裏面をデスク天板と一体化するように
したので、デスクとして使用するとき、カウンタ−とし
て使用するときのいずれにおいても、パネル部材の両面
に個々独立した役割をもたせることができ、従って、実
用上きわめて合理的な構造,機能である。
【0023】上記のような合理的機能は、図3〜図6に
示す構造のデスクにおいても同等に得られるので、次に
図3〜図6によって本発明の他の実施例について説明す
る。なお、図3〜図6において、図1,図2と同一部
材,同一部分は同一符号で示す。
【0024】図3,図4に示す実施例では、パネル部材
6を、ここでは側面略直角三角形状をなすブラケット状
の支持部材8により、デスク天板1の前端側に立設支持
する一方、前記支持部材8を脚部材2,2の前端側に取
付け、その支持部材8の水平姿勢になる部材の上面に、
前記パネル部材6を裏返して載架固定することにより、
図4に示すように、天板1の前端に裏返されたパネル部
材6による天板が延設拡張された形態になるようにし
た。
【0025】ここで、パネル部材6と支持部材8との関
係の一例を、図5により補足説明する。まず、天板1の
前端上面に立設されるパネル部材6は、側面からみて直
角三角形状のブラケット状をなす支持部材8の垂直部8a
に、原則として取外ししないように固定されており、当
該支持部材8の水平部8bが天板1の上面に、着脱用のビ
ス8c等により固定されている。これにより、パネル部材
6の前面6cは、先の実施例と同様の利用ができる。
【0026】一方、パネル部材6を支持部材8に取付け
たまま、この支持部材8の天板1に対する固定ビス8cを
緩めて外し、支持部材8を両側に付けたままパネル部材
6を裏返し、前記水平部8bを垂直な姿勢にし、この部8b
を脚部材2の前面に、前記ビス8cにより固着する。これ
により、パネル部材6の後面6dが、上面を向き天板1と
一体化されるのである。
【0027】上記ビス8cによる固着部分の一例の詳細
を、図6に示す。図6において、8dは支持部材8の水平
部8bに設けたビス穴で、ここではビス8cの頭が貫入でき
る拡大径部を有する長穴とし、この長穴の縁に前記ビス
8cの頭に形成したフランジ部8dが係止されるようにして
いる。このようにするとビス8cを緩めるだけで、支持部
材8の水平部8bをビス8cから脱離できるので、いちいち
ビス8cを取外す必要はない。この部分の固着係止構造を
天板1の上面における支持部材8の固定に用いることは
任意である。また、前記固着係止構造を他の構造すとる
ことも任意である。
【0028】図7〜図9は本発明の第三実施例を示すも
ので、この実施例においても、先の実施例と同一部材,
同一部分は同一符号により示す。この実施例では、天板
1の前端部に、パネル部材6の支持部材9を設ける点は
先の実施例と共通しているが、支持部材9の構造が少し
異なっている。
【0029】即ち、支持部材9は、ここでは左右からパ
ネル部材6を抱持する抱持片9aと、パネル部材6の下面
を下から受けて支持する支持辺9bと、前記左,右の抱持
片9aに内側向け対向突設した支持ピン9cと、前記支持辺
9bの上面に突設した規制突条9dとから形成されている。
【0030】一方、パネル部材6の側には、前記左右の
支持ピン9cを受け入れるガイド溝6eが左右側面にその長
さ方向に形成されていると共に、パネル部材6の前面6c
の上部とパネル部材6の下面とに、前記突条9dに対応し
て嵌合する溝6f,6gが形成されている。なお、脚部材
2,2の前端側には、ヒンジを介した開閉式の補助脚部
材2b,2bが設けられている。
【0031】上記デスクは、パネル部材6が天板1の前
端において直立するとき、該部材6の左右において抱持
片9aの支持ピン9cが、ガイド溝6eの下端よりやや上方に
位置して左右から支持されると共に、このパネル部材6
の下面が支持辺9b上に載架され、かつ、規制突条9dが溝
6fに嵌合されることにより直立状態に保持される。
【0032】直立状態のパネル部材6を、拡張天板に展
開する場合には、当該パネル部材6を少し直上に持上げ
て支持ピン9cをガイド溝6eの下端に位置付けて、パネル
部材6の下面の溝6fを規制突条9dから離脱させることに
より、このパネル部材6を前記ピン9cを支点として図9
の反時計方向に転回可能にし、この状態でパネル部材6
の下端側を前方へ引出しつつ上端側を反時計方向へ伏倒
させる。
【0033】そうすると、パネル部材6は、その後面6d
が上向きになりつつパネル部材6の下端が前方へせり出
され、同時に前面6cが下向きになりつつ支持部材9の支
持辺9bに接近し、図9に示すような水平姿勢となる。パ
ネル部材6が図9の水平姿勢になると、その前面6cの溝
6gが規制突条9dに嵌合するので、補助脚部材2cを開いて
前記パネル部材6を下面から支持させることにより、天
板1と一体的な拡張天板部が形成されることとなる。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上の通りであって、デスク用
の構成部材として立設して設けたパネル部材を起伏自在
にすると共に、このパネル部材を伏倒させたとき、その
パネル部材の裏面をデスク天板と一体化するようにした
ので、デスクとして使用するとき、及び、カウンタ−と
して使用するときのいずれの場合においても、パネル部
材の両面に個々独立した役割をもたせることができ、従
って、実用上きわめて合理的な構造,機能を具備したデ
スクを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明デスクの一例を手前側からみた斜視図。
【図2】図1のデスクを面談用カウンタ−に形成した例
の斜視図。
【図3】本発明デスクの他の例を手前側からみた斜視
図。
【図4】図3のデスクを面談用カウンタ−の他の例に形
成した斜視図。
【図5】図3のデスクから図4のカウンタ−に変更する
例を示す側断面図。
【図6】図5の要部の拡大側断面図。
【図7】本発明デスクの別の例の斜視図。
【図8】図7のデスクを面談用カウンタ−に形成した例
の斜視図。
【図9】図7のデスクの要部の側面図
【符号の説明】
1 デスクの天板 2 脚部材 3,4 引出し 5 幕板 6 パネル部材 6a 軸 6b ブラケット金具 6c パネル部材の前面 6d パネル部材の後面 7 パネル支持部材 7a アウタ−ケ−ス 7b スライダ 8 パネル支部部材 8a 垂直部 8b 水平部 8c 着脱用固定ビス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板と脚部を具備すると共に前記天板の
    前端側にパネル部材を立設して具備したデスクに於て、
    前記パネル部材を天板に対し離接自在に設けると共に、
    当該パネル部材の裏面を反転させその反転した面を前記
    天板表面と略同面にしてその天板に対し当接的に配置す
    るようにしたことを特徴とする用途可変デスク。
  2. 【請求項2】 このパネル部材の表面は、ピンナップボ
    −ド等の機能ボ−ド面に形成した請求項1の用途可変デ
    スク。
  3. 【請求項3】 パネル部材とデスク天板との離接自在の
    構造は、前記パネル部材のデスク天板に立設支持された
    位置を変位させて行うようにした請求項1又は2の用途
    可変デスク。
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