JPH07314847A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JPH07314847A
JPH07314847A JP6115587A JP11558794A JPH07314847A JP H07314847 A JPH07314847 A JP H07314847A JP 6115587 A JP6115587 A JP 6115587A JP 11558794 A JP11558794 A JP 11558794A JP H07314847 A JPH07314847 A JP H07314847A
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JP
Japan
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thermal head
solenoid
head
scanning direction
platen
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JP6115587A
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English (en)
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Izumi Matsushita
泉 松下
Kazuaki Sugimoto
一明 杉本
Tomoaki Yugawa
知明 湯川
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Priority to DE69505089T priority patent/DE69505089T2/de
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラテンに対するサーマルヘッドの押圧力を
解除する押圧解除機構を小型軽量化する。 【構成】 プラテン11にサーマルヘッド17を介して
対向する位置にロッド49が副走査方向にスライドする
よう細長いソレノイド44を配置し、このソレノイド4
4よりサーマルヘッド17に近接した位置に主走査方向
と平行に支持軸35を配置し、ソレノイド44に連結さ
れる長いアーム50とサーマルヘッド17の先端部に連
結される短いアーム51とが略直交したテコリンク48
を支持軸35で回動自在に軸支した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドをプラ
テンに圧接して印字すると共に、サーマルヘッドをプラ
テンから離反させることができるサーマルプリンタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的にラインタイプのサーマルプリン
タは、発熱素子を主走査方向に連設したサーマルヘッド
を具備しており、このサーマルヘッドの発熱素子に接す
るインクリボンを副走査方向に順次搬送するリボン搬送
機構が、巻取ローラや駆動モータで形成されている。さ
らに、サーマルヘッドの発熱素子にインクリボンを介し
て接する印刷用紙を副走査方向に順次搬送する用紙搬送
機構が、プラテンローラや駆動モータで形成されてお
り、サーマルヘッドを一端で回動自在に支持して前記イ
ンクリボンと前記印刷用紙とを介してプラテンに圧接す
るヘッド押圧機構が、ブラケットや板バネ部材などで形
成されている。
【0003】そして、上述のようなサーマルプリンタ
は、用紙搬送機構による印刷用紙の搬送とリボン搬送機
構によるインクリボンの搬送とに同期してサーマルヘッ
ドの発熱素子を選択的に発熱させることで、インクリボ
ンのインクを印刷用紙に選択的に転写してドットマトリ
クスの画像を印刷するようになっている。
【0004】ここで、このようなサーマルプリンタで
は、画像印刷を実行することなく印刷用紙を搬送する場
合、インクリボンを搬送することはインクリボンを無用
に消費することになるので好ましくない。そこで、この
ような場合にインクリボンを搬送することなく印刷用紙
のみを搬送するため、ヘッド押圧機構の押圧力に抗して
サーマルヘッドをプラテンから離反させるためのソレノ
イドを設けたサーマルプリンタがある。
【0005】このようなサーマルプリンタでは、例え
ば、一端で回動自在に軸支したサーマルヘッドの他端が
プラテンと離反して回動する方向にソレノイドを配置
し、このソレノイドをプリンタの本体フレームなどに固
定すると共にサーマルヘッドの他端に連結している。そ
こで、このソレノイドでサーマルヘッドの他端をプラテ
ンとは逆側に引っ張ることで、このプラテンからソレノ
イドを離反させるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなサーマル
プリンタでは、押圧解除機構でサーマルヘッドをプラテ
ンから離反させることで、インクリボンを搬送すること
なく印刷用紙を搬送することができる。
【0007】しかし、上述のように平板状のサーマルヘ
ッドの他端がプラテンと離反する方向に細長いソレノイ
ドを配置すると、このソレノイドとサーマルヘッドとが
形成する形状がL字状になって占有容積が増大し、サー
マルプリンタの小型軽量化を阻害することになる。特
に、インクリボンの供給ローラから巻取ローラまでイン
クリボンを搬送する機種では、供給ローラや巻取ローラ
の配置も規制されることになる。さらに、このようにヘ
ッド押圧機構の押圧力に抗してサーマルヘッドを引っ張
ることは、多大な駆動トルクが必要となるので大型のソ
レノイドが必要であり、さらにサーマルプリンタの小型
軽量化を阻害することになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】発熱素子を主走査方向に
連設した平板状のサーマルヘッドを設け、このサーマル
ヘッドの発熱素子に当接するインクリボンを副走査方向
に順次搬送するリボン搬送機構を設け、前記サーマルヘ
ッドの発熱素子に前記インクリボンを介して当接する印
刷用紙を副走査方向に順次搬送する用紙搬送機構を設
け、前記サーマルヘッドを一端で回動自在に支持してプ
ラテンに圧接するヘッド押圧機構を設け、このヘッド押
圧機構の押圧力に抗して前記サーマルヘッドを前記プラ
テンから離反させる押圧解除機構を設けたサーマルプリ
ンタにおいて、前記プラテンに前記サーマルヘッドを介
して対向する位置にロッドが副走査方向にスライドする
よう細長いソレノイドを配置し、このソレノイドと前記
サーマルヘッドとの間隙で前記ソレノイドより前記サー
マルヘッドに近接した位置に主走査方向と平行に支持軸
を配置し、前記ソレノイドに連結される長いアームと前
記サーマルヘッドの他端に連結される短いアームとが略
直交したテコリンクを形成し、このテコリンクを長短の
前記アームの直交部で前記支持軸により回動自在に軸支
し、この支持軸と前記テコリンクと前記ソレノイドとで
前記押圧解除機構を形成した。
【0009】
【作用】ソレノイドのロッドが副走査方向にスライドし
てテコリンクの長いアームの先端部を副走査方向に移動
させると、このテコリンクは略直交する長いアームと短
いアームとの直交部で回動自在に軸支されているので、
このテコリンクの短いアームの先端部に連結されたサー
マルヘッドの他端をプラテンから離反させる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて以下に説
明する。なお、本実施例で云う前後や上下などの方向
は、説明を簡略化するために便宜的に定義するものであ
り、これは実際の装置の設置や使用の方向を限定するも
のではない。
【0011】まず、本実施例で例示するラベルプリンタ
1では、図2に例示するように、連続紙からなる台紙2
の表面に多数のラベル3を剥離自在に一定間隔で貼付し
た印刷用紙であるラベルシート4と、黒色の印刷マーク
で指標が個々に形成されたタグを連設した印刷用紙であ
るタグシート(図示せず)との一方が、用紙搬送機構で
あるシート搬送機構5に選択的にセットされるようにな
っている。そこで、本実施例では、印刷用紙として前記
ラベルシート4を利用する場合について以下に順次説明
する。
【0012】そして、前記シート搬送機構5は、ここで
は供給ローラ6やシートガイド7,8や用紙支持部材で
あるガイドローラ9や用紙押圧部材の一部であるピンチ
ローラ10やプラテンローラ11やステッピングモータ
(図示せず)等で構成されている。なお、前記ガイドロ
ーラ9と前記プラテンローラ11とは、本体フレームに
片持ち状態で支持されて駆動ベルトで一個のステッピン
グモータ(図示せず)に各々連結されており、このステ
ッピングモータの回転に同期して同時に回転するように
なっている。
【0013】さらに、このラベルプリンタ1では、前記
ラベルシート4の前記台紙2を急角度に曲折して前記ラ
ベル3を剥離させる剥離部材12が前記プラテンローラ
11の前方に設けられている。また、前記剥離部材12
より下方の後方には前記ラベル3が剥離した前記台紙2
を巻き取る台紙巻取機構13が設けられており、この台
紙巻取機構13は、ここではシートガイド14,15や
巻取ローラ16やステッピングモータ(図示せず)等で
構成されている。
【0014】前記プラテンローラ11にサーマルヘッド
17は接離自在に圧接されており、このサーマルヘッド
17と前記プラテンローラ11との間隙を前記ラベルシ
ート4やタグシートが通過するようになっている。この
ラベルプリンタ1では、供給ローラ18や巻取ローラ1
9やステッピングモータ(図示せず)やガイドフレーム
20等により、ロール状に巻回されたインクリボン21
を順次搬送するリボン搬送機構22が構成されており、
このリボン搬送機構22で搬送される前記インクリボン
21は、前記ラベルシート4やタグシートに重複した状
態で前記サーマルヘッド17と前記プラテンローラ11
との間隙を通過するようになっている。
【0015】なお、前記プラテンローラ11や前記剥離
部材12や前記サーマルヘッド17や前記供給ローラ1
8や前記巻取ローラ19や前記ガイドフレーム20など
は、このラベルプリンタ1の本体フレームに支持されて
いる。また、前記ガイドフレーム20は、前記インクリ
ボン21が所定の搬送経路を通過するようガイドすると
共に、前記サーマルヘッド17や後述するヘッド押圧機
構34や押圧解除機構52に指等が接触することを防止
している。
【0016】前記サーマルヘッド17の後方には、前記
インクリボン21を検知する透過型のフォトセンサ23
が配置されている。前記サーマルヘッド17の後方で前
記ガイドローラ9の前方には、前記ラベルシート4やタ
グシートを検知する透過型と反射型とを一体に組合せた
フォトセンサ24が並設されている。
【0017】そして、このラベルプリンタ1では、図3
に例示するように、前記ガイドローラ9は回転自在で本
体フレームに軸支され、前記ピンチローラ10は回転自
在かつ移動自在に支持されている。つまり、このピンチ
ローラ10は回動自在なブラケット25の先端部で回転
自在に軸支されており、このブラケット25と前記ピン
チローラ10とで用紙押圧部材であるローラユニット2
6が形成されている。そして、このローラユニット26
は前記ブラケット25の後端部で回動軸27により回動
自在に軸支されているので、前記ピンチローラ10の位
置で前記ガイドローラ9に接離自在となっている。
【0018】そして、このラベルプリンタ1では、前記
ローラユニット26の回動方向で湾曲する板バネ部材2
8が末端部の位置で前記シートガイド7の上面に装着さ
れており、この板バネ部材28は先端部で前記ローラユ
ニット26を上方から押圧するようになっている。ここ
で、この板バネ部材28の先端部には、下方に略直角に
曲折された被係合部である凹部29と、ここより先端側
で前方から上方に湾曲した凸部30とが形成されてい
る。
【0019】前記サーマルヘッド17はブラケット31
に装着されてヘッドユニット32となっており、このヘ
ッドユニット32は本体フレームに支持された回動軸3
3で回動自在に軸支されて前記プラテンローラ11に接
離できるようになっている。そして、このヘッドユニッ
ト32は、前記ブラケット31の上面にヘッド押圧機構
である板バネ部材34が装着されている。この板バネ部
材34は、前記ブラケット31から立設した支持部(図
示せず)に両端が保持されている。
【0020】そして、回転自在な支持軸である回動軸3
5に固定された押圧カム36が前記板バネ部材34の略
中央部に当接することで発生する押圧力により、前記ヘ
ッドユニット32の前記サーマルヘッド17は前記プラ
テンローラ11に圧接されるようになっている。
【0021】前記回動軸35は、本体フレームに回転自
在に軸支されており、一端に手動の操作レバー37が固
定され、他端にはギヤ列38を介してベルト駆動機構3
9が連結されている。そして、このベルト駆動機構39
が前記ローラユニット26の前記回動軸27に連結され
ている。この回動軸27に固定されたガイド部材40の
凸部41,42が前記ブラケット25の後端部に係合す
るようになっている。
【0022】より詳細には、前記サーマルヘッド17と
前記プラテンローラ11とが前記ラベルシート4等を介
して接触している状態で、前記操作レバー37を前記サ
ーマルヘッド17が前記プラテンローラ11から離反す
る方向に回動させると、前記ギヤ列38や前記ベルト駆
動機構39を介して前記ガイド部材40が前記操作レバ
ー37と逆方向に回動する。すると、このガイド部材4
0の凸部42が前記ブラケット25の後端部の下面を上
方に押圧するので、このブラケット25は前記板バネ部
材28の押圧力に抗して上昇する。
【0023】また、上述のような状態では前記板バネ部
材28の凹部29が係合することで前記ブラケット25
は上方に保持されるので、この状態で前記操作レバー3
7を前記サーマルヘッド17が前記プラテンローラ11
に接触する方向に回動させると、前記ガイド部材40の
凸部41が前記ブラケット25の後端部の上面を下方に
押圧することにより、このブラケット25は降下する。
【0024】そこで、上述のように前記ヘッドユニット
32と前記ローラユニット26との開閉動作を連動させ
る開閉連動機構43が、前記ギヤ列38や前記ベルト駆
動機構39や前記ガイド部材40等で形成されている。
【0025】そして、このラベルプリンタ1では、図1
に例示するように、前記ガイドフレーム20の内部上面
にプッシュプル方式の細長いソレノイド44の本体45
を、前記プラテンローラ11に前記サーマルヘッド17
を介して対向する位置に副走査方向と略平行に配置して
いる。そこで、前記押圧カム36が固定された前記回動
軸35は、前記ソレノイド44の先端部と前記ヘッドユ
ニット32の先端部との間に設けられ、前記ソレノイド
44より前記ヘッドユニット32に近接した位置に支持
軸として配置されている。
【0026】また、前記ヘッドユニット32のブラケッ
ト31には、先端部から上方に延長アーム46が突設さ
れており、この延長アーム46の上端部には前方に凸部
47が突設されている。前記回動軸35でL字型のテコ
リンク48が回動自在に軸支されており、このテコリン
ク48は、前記回動軸35の位置から上方に向かって伸
びて前記ソレノイド44のロッド49に連結される長い
アーム50と、前記回動軸35の位置から前方に伸びて
前記ヘッドユニット32の延長アーム46の凸部47に
下側から係合する短いアーム51とを具備している。
【0027】このラベルプリンタ1では、前記板バネ部
材34の押圧力に抗して前記サーマルヘッド17を前記
プラテンローラ11から離反させる押圧解除機構52
が、前記ソレノイド44と前記テコリンク48とで形成
されている。
【0028】さらに、このラベルプリンタ1では、図4
に例示するように、前記ソレノイド44が、その駆動回
路53と共にソレノイド装着機構であるプレート54に
装着されることでソレノイドユニット55が形成されて
おり、図5に例示するように、このソレノイドユニット
55は、前記ガイドフレーム20の天板に形成された開
口孔56にビス57でネジ止めされている。そして、前
記ソレノイド44は、前記ロッド49の先端部に、この
先端部から前記ソレノイド44の本体45に向かって上
下方向に貫通した凹部58が形成されており、この凹部
58を左右方向に貫通した連結ピン59が係合部である
凸部として前記凹部58の内部に位置している。
【0029】また、前記テコリンク48は、前記アーム
50の入力端となる上端部に、上部が左右方向に開口し
た凹部60が形成されており、この凹部60に前記テコ
リンク48を包囲する前記ガイドフレーム20の開口孔
56が対向している。前記テコリンク48の前記凹部6
0の前後に位置する一対の凸部61,62は、前方に位
置する前記凸部61は長く形成されており、後方に位置
する前記凸部62は短く形成されている。
【0030】そこで、このラベルプリンタ1では、前記
ガイドフレーム20の開口孔56にソレノイドユニット
55のプレート54を装着すると、図1に例示したよう
に、前記テコリンク48は、前方に位置する長い前記凸
部61側の前記凹部60の内面が、前記ガイドフレーム
20の開口孔56の前縁部に連続するようになっている
ので、前記ソレノイド44のロッド49の凹部58に前
記テコリンク48の前記アーム50の入力端が進入し、
前記テコリンク48の前記凹部60に前記ソレノイド4
4の連結ピン59が上方から係合するようになってい
る。
【0031】さらに、このラベルプリンタ1では、前記
ヘッドユニット32の延長アーム46の上端部と前記ガ
イドフレーム20の天板前縁とにコイルスプリング63
を張架して、このコイルスプリング63の張力により前
記ヘッドユニット32を前記プラテンローラ11から離
反する上方に付勢している。
【0032】このような構成において、このラベルプリ
ンタ1は、シート搬送機構5がガイドローラ9やピンチ
ローラ10やプラテンローラ11によるラベルシート4
を順次搬送し、リボン搬送機構22が巻取ローラ19等
によりインクリボン21を順次搬送する。そして、これ
らの搬送機構5,22によるラベルシート4やインクリ
ボン21の搬送に同期して、サーマルヘッド17の発熱
素子(図示せず)が印字データに従って選択的に発熱駆
動される。このようにすることで、インクリボン21の
インクがラベル3に選択的に転写され、このラベル3に
インクで画像が印刷される。
【0033】そして、このラベルプリンタ1は、上述の
ようにラベルシート4を順次搬送して画像を印刷する場
合には、板バネ部材28が凸部30でローラユニット2
6のブラケット25の上面を下方に押圧することで、ピ
ンチローラ10がラベルシート4をガイドローラ9に圧
接するようになっている。また、押圧カム36が板バネ
部材34でヘッドユニット32のブラケット31を下方
に押圧することでサーマルヘッド17がインクリボン2
1とラベルシート4とをプラテンローラ11に圧接する
ようになっている。例えば、ラベルシート4のセットや
ジャム処理などの作業を実行する場合には、図1及び図
3において、CCW(Counter-clock-wise)に操作レバー
37を手動で回動させ、サーマルヘッド17をプラテン
ローラ11から離反させると共に、ピンチローラ10を
ガイドローラ9から離反させるようになっている。つま
り、サーマルヘッド17は、通常は押圧カム36により
板バネ部材34の弾発力でプラテンローラ11に圧接さ
れているが、操作レバー37の回動で押圧カム36が板
バネ部材34から離反してサーマルヘッド17の押圧が
解除されると、このサーマルヘッド17はコイルスプリ
ング63の張力でプラテンローラ11から離反する。
【0034】画像印刷を実行する場合にはソレノイド4
4は駆動されないので、押圧カム36が板バネ部材34
でヘッドユニット32を下方に押圧してインクリボン2
1とラベルシート4とをプラテンローラ11に圧接する
ようになっている。しかし、画像印刷を実行することな
くラベルシート4を搬送する場合にインクリボン21を
搬送することは好ましくないので、このような場合には
押圧カム36で保持された板バネ部材34の押圧力に抗
してサーマルヘッド17を押圧解除機構52がプラテン
ローラ11から離反させ、インクリボン21を搬送する
ことなくラベルシート4のみを搬送するようになってい
る。
【0035】より詳細には、このラベルプリンタ1で
は、ソレノイド44が本体45の内部にロッド49を引
き込むことで、このロッド49に連結されたテコリンク
48のアーム50の上端部が図1でCW(Clock-wise)に
回動してアーム51の前端部が上昇する。すると、この
アーム51が凸部47に係合したヘッドユニット32の
延長アーム46も上昇するので、このヘッドユニット3
2のサーマルヘッド17は板バネ部材34の押圧力に抗
してプラテンローラ11から僅かに離反させることにな
る。この離反量はラベルシート4との摩擦でインクリボ
ン21が移動しない程度で良く、操作レバー37を回動
した場合より小さくなっている。
【0036】そして、このラベルプリンタ1の押圧解除
機構52では、このように板バネ部材34の押圧力に抗
してプラテンローラ11からサーマルヘッド17を離反
させる場合に、ソレノイド44の駆動トルクをテコリン
ク48でアーム50,51の長さ比として増幅している
ので、ソレノイド44が小型化されている。しかも、テ
コリンク48で応力の作用方向を略直角に偏向すること
で、上述のように小型のソレノイド44を副走査方向と
略平行に配置しており、従来のようにサーマルヘッド1
7の前端部の上方に大型のソレノイド(図示せず)を副
走査方向と直交するよう立設する必要がないので全体を
小型軽量化している。
【0037】さらに、このラベルプリンタ1では、サー
マルヘッド17をプラテンローラ11に圧接する押圧カ
ム36が連結された回動軸35で、上述のような押圧解
除機構52のテコリンク48をも回転自在に軸支してい
るので、部品数を低減して全体の小型軽量化や生産性向
上に寄与している。
【0038】なお、このラベルプリンタ1では、ソレノ
イド44を駆動回路53と共にプレート54に装着して
ソレノイドユニット55を形成しているので、このソレ
ノイドユニット55の装着や交換が容易でメンテナンス
性や生産性の向上に寄与しており、例えば、このソレノ
イドユニット55をラベルプリンタ1のオプションとし
て汎用性の向上に寄与することも可能となっている。
【0039】しかも、図1に例示したように、テコリン
ク48のアーム50の凹部60の前方の内面となる凸部
61の後面が、ガイドフレーム20の開口孔56の前縁
部に連続するようになっているので、この開口孔56に
ソレノイドユニット55を装着する場合にソレノイド4
4の連結ピン59がテコリンク48とガイドフレーム2
0との間隙に進入するようなことがなく、テコリンク4
8の凹部60にソレノイド44の連結ピン59を上方か
ら連結することが極めて容易となっている。
【0040】
【発明の効果】本発明は上述のように、発熱素子を主走
査方向に連設した平板状のサーマルヘッドを設け、この
サーマルヘッドの発熱素子に当接するインクリボンを副
走査方向に順次搬送するリボン搬送機構を設け、前記サ
ーマルヘッドの発熱素子に前記インクリボンを介して当
接する印刷用紙を副走査方向に順次搬送する用紙搬送機
構を設け、前記サーマルヘッドを一端で回動自在に支持
してプラテンに圧接するヘッド押圧機構を設け、このヘ
ッド押圧機構の押圧力に抗して前記サーマルヘッドを前
記プラテンから離反させる押圧解除機構を設けたサーマ
ルプリンタにおいて、前記プラテンに前記サーマルヘッ
ドを介して対向する位置にロッドが副走査方向にスライ
ドするよう細長いソレノイドを配置し、このソレノイド
と前記サーマルヘッドとの間隙で前記ソレノイドより前
記サーマルヘッドに近接した位置に主走査方向と平行に
支持軸を配置し、前記ソレノイドに連結される長いアー
ムと前記サーマルヘッドの他端に連結される短いアーム
とが略直交したテコリンクを形成し、このテコリンクを
長短の前記アームの直交部で前記支持軸により回動自在
に軸支し、この支持軸と前記テコリンクと前記ソレノイ
ドとで前記押圧解除機構を形成したことにより、テコリ
ンクでソレノイドの駆動トルクを増幅するので、このソ
レノイドを小型軽量化することができ、しかも、副走査
方向と略平行に配置したソレノイドの応力の作用方向を
テコリンクで偏向することで、デッドスペースの発生も
防止して全体を小型化することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマルプリンタの一実施例であるラ
ベルプリンタの押圧解除機構を例示する側面図である。
【図2】ラベルプリンタの内部構造を例示する縦断側面
図である。
【図3】ラベルプリンタの開閉連動機構を例示する斜視
図である。
【図4】ラベルプリンタのソレノイドユニットを例示す
る斜視図である。
【図5】ソレノイドユニットをガイドフレームに装着す
る状態を例示する分解斜視図である。
【符号の説明】
1 サーマルプリンタ 4 印刷用紙 5 用紙搬送機構 11 プラテン 17 サーマルヘッド 21 インクリボン 22 リボン搬送機構 34 ヘッド押圧機構 35 支持軸 44 ソレノイド 48 テコリンク 50,51 アーム 52 押圧解除機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱素子を主走査方向に連設した平板状
    のサーマルヘッドを設け、このサーマルヘッドの発熱素
    子に当接するインクリボンを副走査方向に順次搬送する
    リボン搬送機構を設け、前記サーマルヘッドの発熱素子
    に前記インクリボンを介して当接する印刷用紙を副走査
    方向に順次搬送する用紙搬送機構を設け、前記サーマル
    ヘッドを一端で回動自在に支持してプラテンに圧接する
    ヘッド押圧機構を設け、このヘッド押圧機構の押圧力に
    抗して前記サーマルヘッドを前記プラテンから離反させ
    る押圧解除機構を設けたサーマルプリンタにおいて、前
    記プラテンに前記サーマルヘッドを介して対向する位置
    にロッドが副走査方向にスライドするよう細長いソレノ
    イドを配置し、このソレノイドと前記サーマルヘッドと
    の間隙で前記ソレノイドより前記サーマルヘッドに近接
    した位置に主走査方向と平行に支持軸を配置し、前記ソ
    レノイドに連結される長いアームと前記サーマルヘッド
    の他端に連結される短いアームとが略直交したテコリン
    クを形成し、このテコリンクを長短の前記アームの直交
    部で前記支持軸により回動自在に軸支し、この支持軸と
    前記テコリンクと前記ソレノイドとで前記押圧解除機構
    を形成したことを特徴とするサーマルプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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