JPH07314703A - 連続型インクジェットプリンタ用ヘッド - Google Patents

連続型インクジェットプリンタ用ヘッド

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JPH07314703A
JPH07314703A JP6131320A JP13132094A JPH07314703A JP H07314703 A JPH07314703 A JP H07314703A JP 6131320 A JP6131320 A JP 6131320A JP 13132094 A JP13132094 A JP 13132094A JP H07314703 A JPH07314703 A JP H07314703A
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JP
Japan
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cleaning liquid
ink
nozzle
shutter
holding chamber
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Application number
JP6131320A
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English (en)
Inventor
Osamu Kitagawa
修 北川
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期間使用しない場合でもノズル先端におけ
るインクの乾燥・固化を防止し、使用する時にはノズル
から常に正しくインクを噴射することができるようにす
る。 【構成】 インク46の噴射を開始する時には洗浄液吸
引ポンプにより洗浄液保留室34内の洗浄液41を吸引
するとともに、シャッタ15を開放位置に移動させる。
インク46の噴射を終了する時にはシャッタ15を閉鎖
位置に移動させるとともに、洗浄液供給ポンプにより洗
浄液41を洗浄液保留室34に充満させる。 【効果】 インク46の噴射を行なわない間、ノズル3
2の先端の周辺が洗浄液41で満たされているため、長
期間使用しない場合もノズル32先端のインクが乾燥し
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続型インクジェット
プリンタ用のヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】連続型インクジェットプリンタにおいて
の印字は、インクを静電力により偏向させ或いは偏向さ
せないことにより、インクを用紙に到達させ、或いは、
用紙の前に設けたガータにより用紙に到達させないこと
によりなされる。
【0003】連続型インクジェットプリンタでは、イン
クを噴射するノズルはヘッドの用紙に面した側の壁面か
ら突出した繊細な管であるため、ブラシ等で擦るとノズ
ルが曲がったり折れたりする。そのため、従来の連続型
インクジェットプリンタ用ヘッドでは、洗浄を行なう場
合は、ノズルの周辺に囲いを設け、その中に洗浄液を流
すことによりノズルの先端を洗浄するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の連続型インクジ
ェットプリンタ用ヘッドでは、上記のように適宜ノズル
の周辺に洗浄液を流してノズル先端を洗浄するものの、
普段、インクを噴射していない時はノズル先端は空気に
晒されていた。そのため、長期間プリンタを使用しない
とノズル先端でインクが固まり、次に使おうとするとき
にインクが噴出されないという不具合が生じる。このよ
うな場合、上記のような従来の洗浄方法では十分に固化
したインクを除去することができず、ノズルを交換しな
ければならなかった。
【0005】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、長期間
使用しない場合でもノズル先端におけるインクの乾燥・
固化を防止し、使用する時にはノズルから常に正しくイ
ンクを噴射することのできる連続型インクジェットプリ
ンタ用ヘッドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る連続型インクジェットプリンタ
用ヘッドは、 a)ノズル先端の周囲を囲い、ノズル先端の前方にインク
通過孔、側方に洗浄液注入孔及び洗浄液排出孔を有する
洗浄液保留室と、 b)上記インク通過孔を閉塞する位置と開放する位置との
間で移動可能なシャッタと、 c)上記洗浄液注入孔に洗浄液を供給する洗浄液供給手段
と、 d)上記洗浄液排出孔から洗浄液を吸引する洗浄液吸引手
段と、 e)インクの噴射を開始する時には洗浄液吸引手段により
洗浄液保留室内の洗浄液を吸引するとともにシャッタを
開放位置に移動させ、インクの噴射を終了する時にはシ
ャッタを閉鎖位置に移動させるとともに洗浄液供給手段
により洗浄液を洗浄液保留室に充満させる制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0007】なお、上記制御手段は、インクの噴射を開
始する時には、洗浄液吸引手段による洗浄液保留室内の
洗浄液の吸引とシャッタの開放位置への移動とを同時に
行なうようにすることが好ましい。
【0008】また、洗浄液注入孔は洗浄液保留室の下方
に、洗浄液排出孔は洗浄液保留室の上方に設けることが
好ましい。
【0009】
【作用】インクの噴射を終了する時には、制御手段は、
まず、シャッタを閉鎖位置に移動させ、洗浄液保留室の
前方のインク通過孔を閉塞させる。そして、洗浄液供給
手段を用いて洗浄液を洗浄液保留室に充満させる。これ
により、ノズル先端の周辺は洗浄液で満たされ、長期間
使用しない場合もノズル先端のインクが乾燥するおそれ
がない。
【0010】インクの噴射を開始する時には、制御手段
は、洗浄液吸引手段を用いて洗浄液保留室内の洗浄液を
吸引するとともに、シャッタを開放位置に移動させる。
これにより、ノズル先端周辺の洗浄液が排除され、ま
た、洗浄液保留室の前方のインク通過孔が開放されるた
め、ノズルがインクを噴出するとインクは正しく前方に
噴射され、正しい印字が可能となる。
【0011】このインクの噴射を開始する時に、洗浄液
保留室内の洗浄液の吸引と、シャッタの開放位置への移
動とを同時に行なうことにより、一つには、洗浄液保留
室が密閉状態から開放され、真空吸引とはならないた
め、洗浄液吸引手段による洗浄液の吸引が容易となる。
また、洗浄液がインク通過孔から漏れ出すことが防止さ
れ、漏洩洗浄液処理のための機構が不要となる。
【0012】更に、洗浄液注入孔を洗浄液保留室の下方
に、洗浄液排出孔を洗浄液保留室の上方に設けることに
より、洗浄液注入孔が上方にあると通路等に残留した洗
浄液が重力により滴下し、インクの噴射を妨げるという
事故が発生しやすいが、洗浄液注入孔を下方に設けてお
くと、このような事故が防止される。
【0013】
【実施例】本発明を実施した連続型インクジェットプリ
ンタ用ヘッドの構造を図1〜図4により説明する。本実
施例のヘッド10はカラー文字・画像を印字するための
ものであり、図2に示すように、それぞれY(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)のイン
クを噴射する4個のノズルユニット30、50、60、
70が並列に配置されて構成されている。4個のノズル
ユニット30、50、60、70の上下には、洗浄液を
供給及び排出するための洗浄液供給管11及び洗浄液排
出管13が設けられ、それらの内部に設けられた洗浄液
供給通路12及び洗浄液排出通路14は4個のノズルユ
ニット30、50、60、70の洗浄液注入孔36、5
6、66、76及び洗浄液排出孔37、57、67、7
7と連通している。洗浄液供給管11及び洗浄液排出管
13はそれぞれ洗浄液供給ポンプ23及び洗浄液吸引ポ
ンプ24(図3)に接続されている。
【0014】各ノズルユニット30、50、60、70
の構造は同一であるため、Y用ノズルユニット30の構
造を図1(a)により詳しく説明する。インクを噴射す
るノズル32は、印字用紙45に対して略垂直となるよ
うにインク供給ユニット31の先端に固定される。ノズ
ル32の内部にはインク通路33が設けられており、ノ
ズル32がインク供給ユニット31に固定されたとき、
ノズル32のインク通路33はインク供給ユニット31
のインク通路40と連通するようになっている。インク
供給ユニット31のインク通路40は、インク噴射ポン
プ25(図3)に接続されている。
【0015】インク供給ユニット31の先端には、ノズ
ル32の周囲を囲うように、洗浄液保留室34が設けら
れている。洗浄液保留室34の前方の壁面には、ノズル
32の先端と印字用紙45とを結ぶ線との交点を中心と
した貫通孔であるインク通過孔35が設けられており、
洗浄液保留室34の下方及び上方の側面にはそれぞれ、
洗浄液注入孔36及び洗浄液排出孔37が設けられてい
る。
【0016】洗浄液保留室34の前方の壁面、すなわ
ち、インク通過孔35が設けられた壁面は、それ以外の
部分から電気的に分離された電極(インク帯電用電極)
38として構成され、画像信号に応じてインクの帯電/
非帯電を行なう。本実施例の場合、印字しない場合にイ
ンクを帯電させるものとして説明を進める。また、洗浄
液保留室34と印字用紙45との間には上下に偏向電極
42、43が設けられ、それぞれ高圧直流電源及びアー
スに接続されている。さらに、印字用紙45の直前のや
や下方にはガータ44が設けられている。従って、電極
38で帯電されなかったインク46は、偏向電極42、
43で偏向されることなく直進し、印字用紙45に到達
する。一方、電極38で帯電されたインク46は、偏向
電極42、43で偏向され、ガータ44に当たる。
【0017】図4に示すように、4個のノズルユニット
30、50、60、70の前方にはシャッタ15が設け
られている。シャッタ15はシャッタ枠16に固定され
ており、シャッタ枠16は4個のノズルユニット30、
50、60、70を囲う固定枠20に対して上下に移動
可能となっている。すなわち、シャッタ枠16の側面に
はピン18が固定され、このピン18は固定枠20の側
面に設けられた上下方向の長孔19内でスライドするよ
うになっている。シャッタ枠16は固定枠20の上部に
連結された2本のバネ21により常時上方に付勢されて
おり、この状態においてシャッタ15は4個のノズルユ
ニット30、50、60、70のインク通過孔35等を
閉塞する。一方、シャッタ枠16の下部はソレノイド1
7に連結されており、ソレノイド17を励磁することに
よりシャッタ枠16が下方に引き下げられ、シャッタ1
5は4個のノズルユニット30、50、60、70のイ
ンク通過孔35等を開放する。
【0018】図3に示すように、本実施例のヘッド10
には制御部22が備えられており、上述の洗浄液供給ポ
ンプ23、洗浄液吸引ポンプ24、ソレノイド17及び
インク噴射ポンプ25の動作を制御する。なお、ヘッド
10自体に制御部22を設けるのではなく、上部機構で
あるインクジェットプリンタの制御部を用いてもよい。
【0019】次に、本実施例の連続型インクジェットプ
リンタ用ヘッド10の制御部22の動作を図6のフロー
チャートにより説明する。最初は、図示せぬインクジェ
ットプリンタの制御部から印字開始信号が来るまで待機
する(ステップS1)。印字開始信号が来た時点で、洗
浄液吸引ポンプ24を起動すると同時に、ソレノイド1
7を励磁する(ステップS2)。後述するように、これ
以前には洗浄液保留室34内には洗浄液41が保留され
ている状態となっている(図1(a))。従ってステッ
プS2の処理により、図1(b)に示すように、洗浄液
が洗浄液保留室34から排出されるとともに、ノズル3
2前方のインク通過孔35が開放される。洗浄液吸引ポ
ンプ24を起動してから所定時間経過した後(ステップ
S3)、吸引ポンプ24を停止し(ステップS4)、印
字を行なう(ステップS5)。なお、ステップS3にお
ける所定時間は、洗浄液吸引ポンプ24による洗浄液吸
引速度と洗浄液保留室34の容量を考慮して、洗浄液保
留室34内の全洗浄液が吸引されるに十分な時間を考慮
して予め定めておく。
【0020】ステップS5における印字の様子を図1
(b)により詳しく説明する。まず、インク噴射ポンプ
25によりインクを4本のノズル32、52、62、7
2から噴射させる(ステップS5)。ステップS2の処
理によりノズル32、52、62、72の周囲からは洗
浄液はもはや排除されているため、ノズル32、52、
62、72から噴射されたインク46は洗浄液41に妨
害されることなくインク通過孔35等を通過し、印字用
紙45の方向に向かう。前述の通り、インク46はイン
ク帯電用電極38により帯電されているため、偏向電極
42、43に直流電圧HVを印加することにより、イン
ク46の軌道を静電力により上下に偏向させることがで
き、一方、印字時のインク46はインク帯電用電極38
で帯電されないため、真直に飛行して印字用紙45に到
達する。従って、画像信号に応じてインク帯電用電極3
8に印加する電圧を制御することにより、印字/非印字
を制御することができる。なお、ここで言う「印字」に
は、文字を印字する場合の他、画像を記録する場合もも
ちろん含まれる。また、インク46が真直に飛行したと
きガータにより妨げられ、偏向されたときに印字用紙4
5に到達するように、画像信号の論理を逆にするととも
に、ガータの位置を変更してもよい。
【0021】このように印字を行ないつつ、ヘッド10
の制御部22はインクジェットプリンタの制御部から印
字終了コマンドが来るのを待つ(ステップS5、S
6)。印字終了コマンドが来ると、制御部22は、ま
ず、ソレノイド17を消磁する(ステップS7)。これ
により、シャッタ枠16は2本のバネ21により上方に
引き上げられ、シャッタ15は4個のノズルユニット3
0、50、60、70のインク通過孔35等を閉鎖す
る。そして、洗浄液供給ポンプ23を起動し、洗浄液4
1を洗浄液保留室34に注入する(ステップS8)。こ
のとき、洗浄液41の注入を促進させるため、洗浄液吸
引ポンプ24を作動させてもよい。洗浄液41には、イ
ンクの溶媒と同じもの、或いはそれに近い化学的組成を
有するものを使用することが望ましい。洗浄液供給ポン
プ23の起動から所定時間が経過した後(ステップS
9)、洗浄液供給ポンプ23を停止する。なお、ステッ
プS9における所定時間は、洗浄液供給ポンプ23によ
る洗浄液注入速度と洗浄液保留室34の容量を考慮し
て、洗浄液41が洗浄液保留室34に満たされるに十分
な時間を考慮して予め定めておく。このように、本実施
例のヘッドでは、図1(a)に示すように、印字を行な
わない間はノズル32、52、62、72の周囲は洗浄
液41で満たされているため、ノズル32、52、6
2、72の先端でインクが乾燥・固化することがない。
また、印字を開始するときはステップS2の処理により
洗浄液保留室34内の洗浄液41は直ちに排出され、イ
ンク46の噴射を妨害しない。
【0022】上記実施例のヘッド10では、洗浄液注入
孔36、56、66、76が洗浄液保留室34、54、
64、74の下方に、洗浄液排出孔37、57、67、
77が洗浄液保留室34、54、64、74の上方に設
けられている。これは次のような理由からである。洗浄
液注入孔が上方にあると、洗浄液注入通路(図2の記号
14に相当)に残留した洗浄液が重力により滴下し、イ
ンクの噴射及び飛行を妨げるという事故が発生しやすい
が、洗浄液注入孔を下方に設けておくと、このような事
故が防止される。もう一つの効果は、洗浄液41を洗浄
液保留室34、54、64、74に注入する際、洗浄液
41の注入速度を一定にしやすいということである。す
なわち、洗浄液注入孔を上方に設けた場合、洗浄液注入
孔が大きいと洗浄液供給ポンプ23から近い洗浄液保留
室(図2の場合、洗浄液保留室74)には速やかに洗浄
液41が注入されるが、遠い洗浄液保留室(図2の場
合、洗浄液保留室34)には、洗浄液供給ポンプ23か
ら近い方の洗浄液保留室74に洗浄液41が充満してか
らでないと注入されにくい。これを防止するためには全
ての洗浄液注入孔を小さい径にして洗浄液41を高圧で
供給する必要がある。しかし、全ての洗浄液注入孔の径
を小さくすると孔詰まりを誘発しやすい。それに対し、
洗浄液注入孔36、56、66、76を図2に示すよう
に下方に水平に配置することにより、全ての洗浄液注入
孔36、56、66、76の径を大きくすることがで
き、均一かつ速やかな洗浄液41の注入が可能となる。
【0023】上記実施例では、図4に示すように、シャ
ッタ15は上下方向に移動するようにしたが、図5に示
すように、シャッタ80にインク通過孔81、82、8
3、84を設けておき、シャッタ80を横方向に移動さ
せることにより各ノズルユニット30、50、60、7
0のインク通過孔35、55、65、75を閉鎖/開放
するようにしてもよい。また、上記実施例ではカラー印
字用のマルチノズルヘッドを採り上げたが、モノクロ印
字用のシングルノズルヘッドにおいても本発明は同様に
適用することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る連続型インクジェットプリ
ンタ用ヘッドでは、インクの噴射を行なわない間、ノズ
ル周辺が洗浄液で満たされているため、長期間使用しな
い場合もノズル先端のインクが乾燥するおそれがない。
従来の連続型インクジェットプリンタではできるだけ乾
燥の遅いインクを使用せざるを得なかったが、本発明に
係る連続型インクジェットプリンタ用ヘッドを用いるこ
とによりインクに対するそのような制約がなくなり、よ
り発色の優れたインク等、制約の少ないインクを用いる
ことができるようになる。
【0025】また、このインクの噴射を開始する時に、
洗浄液保留室内の洗浄液の吸引と、シャッタの開放位置
への移動とを同時に行なうことにより、次の2つの効果
が得られる。一つには、洗浄液保留室が密閉状態から開
放され、真空吸引とはならないため、洗浄液吸引手段に
よる洗浄液の吸引が容易となることである。2つ目は、
洗浄液がインク通過孔から漏れ出すことが防止され、漏
洩洗浄液処理のためのの機構が不要となることである。
【0026】更に、洗浄液注入孔を洗浄液保留室の下方
に、洗浄液排出孔を洗浄液保留室の上方に設けることに
より、洗浄液注入孔が上方にあると通路等に残留した洗
浄液が重力により滴下し、インクの噴射を妨げるという
事故が発生しやすいが、洗浄液注入孔を下方に設けてお
くと、このような事故が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である連続型インクジェッ
トプリンタ用ヘッドの、非印字時の縦断面図(a)及び
印字時の縦断面図(b)。
【図2】 図1(b)のII−II線における断面図。
【図3】 実施例の連続型インクジェットプリンタ用ヘ
ッドの制御系統のブロック図。
【図4】 実施例の連続型インクジェットプリンタ用ヘ
ッドの斜視図。
【図5】 シャッタの他の例を示す正面図。
【図6】 実施例の連続型インクジェットプリンタ用ヘ
ッドの制御部が行なう処理の流れを示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
10…連続型インクジェットプリンタ用ヘッド 11…洗浄液供給管 12…洗浄液供給通路 13…洗浄液排出管 14…洗浄液排出通路 15…シャッタ 17…ソレノイド 20…固定枠 21…バネ 22…制御部 23…洗浄液供給ポン
プ 24…洗浄液吸引ポンプ 25…インク噴射ポン
プ 30、50、60、70…ノズルユニット 32、52、62、72…ノズル 34、54、64、74…洗浄液保留室 35、55、65、75…インク通過孔 36、56、66、76…洗浄液注入孔 37、57、67、77…洗浄液排出孔 41…洗浄液 42…偏向電極 44…ガータ 45…印字用紙 46…インク 80…シャッタ 81、82、83、8
4…インク通過孔
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】ステップS5における印字の様子を図1
(b)により詳しく説明する。まず、インク噴射ポンプ
25によりインクを4本のノズル32、52、62、7
2から噴射させる(ステップS5)。ステップS2の処
理によりノズル32、52、62、72の周囲からは洗
浄液はもはや排除されているため、ノズル32、52、
62、72から噴射されたインク46は洗浄液41に妨
害されることなくインク通過孔35等を通過し、印字用
紙45の方向に向かう。前述の通り、非印字時のインク
46はインク帯電用電極38により帯電されているた
め、偏向電極42、43に直流電圧HVを印加すること
により、インク46の軌道を静電力により上下に偏向さ
せることができ、一方、印字時のインク46はインク帯
電用電極38で帯電されないため、真直に飛行して印字
用紙45に到達する。従って、画像信号に応じてインク
帯電用電極38に印加する電圧を制御することにより、
印字/非印字を制御することができる。なお、ここで言
う「印字」には、文字を印字する場合の他、画像を記録
する場合ももちろん含まれる。また、インク46が真直
に飛行したときガータにより妨げられ、偏向されたとき
に印字用紙45に到達するように、画像信号の論理を逆
にするとともに、ガータの位置を変更してもよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 29/17 B41J 3/04 104 A 29/00 L

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)ノズル先端の周囲を囲い、ノズル先端
    の前方にインク通過孔、側方に洗浄液注入孔及び洗浄液
    排出孔を有する洗浄液保留室と、 b)上記インク通過孔を閉塞する位置と開放する位置との
    間で移動可能なシャッタと、 c)上記洗浄液注入孔に洗浄液を供給する洗浄液供給手段
    と、 d)上記洗浄液排出孔から洗浄液を吸引する洗浄液吸引手
    段と、 e)インクの噴射を開始する時には洗浄液吸引手段により
    洗浄液保留室内の洗浄液を吸引するとともにシャッタを
    開放位置に移動させ、インクの噴射を終了する時にはシ
    ャッタを閉鎖位置に移動させるとともに洗浄液供給手段
    により洗浄液を洗浄液保留室に充満させる制御手段と、 を備えることを特徴とする連続型インクジェットプリン
    タ用ヘッド。
  2. 【請求項2】 制御手段が、インクの噴射を開始する時
    には、洗浄液吸引手段による洗浄液保留室内の洗浄液の
    吸引とシャッタの開放位置への移動とを同時に行なう請
    求項1記載の連続型インクジェットプリンタ用ヘッド。
  3. 【請求項3】 洗浄液注入孔が洗浄液保留室の下方に、
    洗浄液排出孔が洗浄液保留室の上方に設けられている請
    求項1又は請求項2に記載の連続型インクジェットプリ
    ンタ用ヘッド。
JP6131320A 1994-05-20 1994-05-20 連続型インクジェットプリンタ用ヘッド Pending JPH07314703A (ja)

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