JPH07314576A - 自転車タイヤの製造方法 - Google Patents

自転車タイヤの製造方法

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JPH07314576A
JPH07314576A JP6131352A JP13135294A JPH07314576A JP H07314576 A JPH07314576 A JP H07314576A JP 6131352 A JP6131352 A JP 6131352A JP 13135294 A JP13135294 A JP 13135294A JP H07314576 A JPH07314576 A JP H07314576A
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隆昭 越智
Yoshinari Kato
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイドウォール部にゴムを積層しなくても異
色の文字を現出させることのできる自転車タイヤの製造
方法を提供する。 【構成】 サイドウォール部3に突出した模様部11を
有するオープンサイドタイプの自転車タイヤ1の製造方
法において、カーカス5を形成するスダレ層6の表面と
裏側とで薄層被覆するゴム層7、8の色を異ならせ凹部
を刻印した金型を用いてタイヤ成形物を加硫する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオープンサイドタイプの
自転車タイヤの製造方法に関するものであり、詳しくは
自転車タイヤのサイドウォール部に設ける文字や模様に
地色と異なる色を現出させた自転車タイヤの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地色と異なる色模様を表面に現出
させるタイヤは、一般にカラータイヤと呼ばれて広く知
られている。これらのタイヤを製造する方法についても
種々提案されている。
【0003】例えばその一つは特公昭51−46787
号公報に記載されているように未加硫タイヤ界面の所望
する位置に地色と異なる薄い未加硫ゴムを貼り、加硫加
圧によりこのゴム層を加硫金型凹溝に流動させて凸部を
形成し、この凸状ゴム層を削除して地色と異なる文字ま
たは模様を現出する方法である。
【0004】他の方法としては、米国特許第30416
74号明細書記載のようにセンタートレッドゴムと異色
のサイドゴムを有する2色のタイヤにおいて鮮明な円形
境界線を現出する方法などである。
【0005】しかし、このような従来の方法では2色の
タイヤの境界に模様を付したタイヤを製造する場合には
センターゴム、サイドゴム、サイド模様で境界を模様の
上部に正確に合わせれば理論的に製造が可能であるとし
ても通常のゴム加工技術では成型時における成形ドラム
上でのトレッドの貼り歪みとか、加硫時におけるバッグ
挿入時の歪みなどによりコンビタイヤの境界をタイヤ円
周方向に正確、且つ鮮明な円形に現出させる娘とは極め
て困難で、センターゴムと境界とのあいだに色の空間が
できたり、逆にオーバーラップした部分ができて規則的
な模様を現出させることはほとんど不可能に近い状態で
あった。
【0006】また、その他の方法として特開昭53−1
46779号に開示されているようにトレッドゴムの表
面に異色の薄いサイドゴムを積層貼着して所定形状の凹
部を刻印した金型を用いて加硫することによってトレッ
ドゴムとサイドゴムの積層した部分に所定形状の凸部を
形成した後表面に異色ゴムを切削除去することによって
サイドゴム中に異色のトレッドゴムを現出させる方法が
提案されている。
【0007】一方タイヤの種類として従来からあったカ
ーカスのトレッド部及びサイドウォール部の全表面に渡
ってゴム層を積層したタイプのタイヤに対してサイドウ
ォール部の厚手のゴム層を排して軽量化したオープンサ
イドタイプのタイヤが特に自転車のレース用に用いられ
ており、最近では市販車にも装着されるようになってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特開昭53−1467
79号に開示されている方法は、地色のゴムと異色ゴム
の境界が明確に現れタイヤのサイドウォール部に製造メ
ーカー名や商品名等の文字を異色のゴムで形成するのに
適した方法であるといえるが、元々サイドウォール部に
2層のゴム層積層することが条件となるこの方法は、サ
イドウォール部にゴム層を積層しないオープンサイドタ
イプのタイヤの場合に適用することができなかった。
【0009】そのためオープンサイドタイプのタイヤに
付けられている文字は同色のゴムが文字の形に突出して
いるという形でしか標記することができないという問題
があった。そこで本願は、サイドウォール部にサイドゴ
ムを積層しなくても異色の文字を現出させることのでき
る自転車タイヤの製造方法の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明では一対のビード部を、ゴム層で両面薄層被
覆したスダレ層からなるカーカスで包み、該カーカスを
タイヤのサイドウォール部とトレッド部に延出させると
ともに前記トレッド部のみにトレッドゴムを積層し、更
にサイドウォール部の表面に突出した模様部を有するオ
ープンサイドタイプの自転車タイヤの製造方法におい
て、前記カーカスを形成するスダレ層の表面にゴム層を
薄層被覆し、スダレ層裏面には前記スダレ層表面に薄層
被覆するゴム層と異なる色のゴム層を薄層被覆してカー
カスとし、該カーカスで一対のビードワイヤを所定間隔
をおいて包み上面においてカーカスを重ね合わせて、こ
の重ね合わせ部の上にトレッドゴムを積層しタイヤ成形
物とし、タイヤの模様部に相当する部分に凹部を刻印し
た金型を用いて前記タイヤ成形物を加硫することを特徴
とする。
【0011】更に前記カーカスを形成するスダレ層の少
なくとも片面をゴム層で薄層被覆するとともに、スダレ
層の裏側であって少なくとも模様部を形成する部分に前
記スダレ層に薄層被覆するゴム層と異なる色で厚みが
0.01〜0.3mmのゴム層を配置し、該カーカスで
一対のビードワイヤを所定間隔をおいてスダレ層の表側
が外になるように包み、上面でカーカスを重ね合わせ
て、この重ね合わせ部の上にトレッドゴムを積層しタイ
ヤ成形物とし、タイヤのサイドウォール部に相当する部
分に所定形状の凹部を刻印した金型を用いて前記タイヤ
成形物を加硫することを特徴とする自転車タイヤの製造
方法も本発明に含まれる。
【0012】
【作用】本発明ではタイヤのサイドウォール部のスダレ
層に薄層被覆するゴム層の色とスダレ層の裏側に配置す
るゴム層に異色のゴム層を用いサイドウォール部に所定
形状の凹部のある金型を使用して、加硫時のゴムの流動
現象を利用してスダレ層裏側の異色のゴム層をスダレ層
表面側に浸出させることによって例えば文字などの所定
形状の模様をタイヤ表面から目視できるようにするもの
であって、タイヤのサイドウォール部にコーチングやフ
リクションによって薄層被覆するゴム層以外の厚手のサ
イドゴムを積層していないオープンサイドタイプのタイ
ヤにおいて、異色の模様付けをすることができ、タイヤ
の軽量化に対しても悪影響を与えることがない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の製造方法によって得られる自
転車タイヤ1の具体的実施例を図面を用いて説明する。
図1は本発明の製造方法によって得られた自転車タイヤ
1の要部切欠斜視図であり、図2は図1におけるA−A
断面拡大図である。自転車タイヤ1はオープンサイドタ
イプのタイヤであり、ビード部2及びサイドウォール部
3、トレッド部4からなっており、サイドウォール部3
の表面にカーカス5の地色と異なる色の突出した模様部
11を有している。
【0014】サイドウォール部3の表面に突出する模様
部11とは、タイヤのサイドウォール部3に設ける製造
メーカー名、商品名、品番等の文字や単なる幾何的なパ
ターンのことである。
【0015】ビード部2の中のビードワイヤ2aは通常
のワイヤもしくは芳香族ポリアミド繊維、ガラス繊維、
カーボン繊維などの有機、無機の繊維構成ロープよりな
り、ゴム層7、8を両面に薄層被覆したスダレ層6から
なるカーカス5に前記ビード部2がつつまれている。そ
して、タイヤのサイド部はカーカス5がビード部2のと
ころで折り返されて2重構造になっており、タイヤの接
地部分であるトレッド部4においては前記カーカス5の
両端を重ね合わせているので3重になっている、トレッ
ド部4の表面にはトレッドゴム10が一体積層されてい
る。
【0016】本発明において薄層被覆というのは、一般
にゴム製品製造業者でいわれる布地へのゴム層のコーチ
ング及びフリクションのことであって、従来のタイヤの
ように厚手のゴム層を積層することとは異なり、極めて
薄いゴム層を布地上へのせて被覆することやゴムを布地
へ擦りつけて被覆することを意味している。
【0017】また、請求項1の自転車タイヤ1は、サイ
ドウォール部3の表側にカーカス5の地色とは異なる色
の文字、幾何パターン等の突出した模様部11を有して
いるが、その模様部11を異なった色で形成するため
に、スダレ層6に薄層被覆するゴム層は、スダレ層6の
表側に薄層被覆するゴム7の色とスダレ層6の裏側であ
って少なくとも前記模様部11の位置に薄層被覆するゴ
ム層8の色を異ならせている。そして、模様部11では
裏側に薄層被覆したゴム層8がタイヤの表側へ浸出して
いて、突出した模様部11の色は裏側のゴム層8の色に
なっており、タイヤの表面から見た場合表側の地色とは
異なる色が模様部11において目視でき、文字、幾何パ
ターン等の模様部11が確認しやすくなっている。
【0018】この場合、模様部11において地色と異な
る色が目視できるというのは、スダレ層6の裏側のゴム
層8がスダレ層6の表側のゴム層7を突き抜けてタイヤ
表面に露出している場合はもちろんのこと、スダレ層6
の表側のゴム層7の厚みが極薄になり裏側のゴム層8の
色が透けて確認できるような場合も含まれる。
【0019】模様部11における異色がより確認しやす
いようにするためには、表側のゴム層7の色を白色、黄
色、飴色等の明るい色にして、裏側のゴム層8の色を表
側のゴム層7の色よりも濃い色にすることが好ましい。
また、その逆で表側のゴム層7の色を濃い色にし裏側を
明るい色にしたものも好ましい。この薄層被覆するゴム
層7、8は、従来から自転車タイヤのカーカス5のコー
チングやフリクションに使われているゴムと同様天然ゴ
ムや合成ゴムに種々の配合材を配合したものであるが、
色を付けるために亜鉛華、二酸化チタン、炭酸カルシウ
ム、顔料などが配合されている。
【0020】また、スダレ層6は特に変わった構造を有
するものではなく、例えば経糸がポリアミド、ポリエス
テル、綿、アラミド等からなり、緯糸は綿、その他の合
成繊維からなるものがもちいられる。
【0021】請求項2の製造方法によって得られる自転
車タイヤ1の場合は、図4に示すようにカーカス5を形
成するスダレ層6の表側のみの片面かもしくは図示して
いないが両面にゴム層7が薄層被覆されており、スダレ
層6がビード部2で折り返されて2重になっているサイ
ドウォール部3のスダレ層6の間であって、少なくとも
模様部11を設ける箇所に厚みが0.01〜0.3mm
の薄層被覆したゴム層7とは異なる色のゴム層9が配置
されている。そして、その異なる色のゴム層9が、タイ
ヤの表面へ突出している模様部11の形に沿ってスダレ
層6の表側へ浸出しており、突出した模様部11の色は
裏側のゴム層9の色になっており、タイヤの表面から見
た場合表側の地色とは異なる色が模様部11において目
視でき、文字、幾何パターン等の模様部11が確認しや
すくなっている。
【0022】ゴム層9の厚みを0.01〜0.3mmと
するのは、0.01mm未満であると薄すぎて加硫する
ときに必要な量のゴムがスダレ層6の表側へ浸出でき
ず、加硫後に模様部11の色が十分に裏側のゴム層9の
色になっていることが確認できないからであり、0.3
mmよりも厚くしても模様部11の色がより確認しやす
くなるという効果は微小であり、タイヤ自体の重量を増
やすことになるという悪影響のほうが大きくなるからで
ある。
【0023】そして、請求項1の場合、次のような製造
工程を経て自転車タイヤ1は得ることができる。まずス
ダレ層6の表側にゴム層7を薄層被覆して裏面には表側
へ薄層被覆したゴム層7と異なる色のゴム層8が薄層被
覆する。その両面にゴム層7、8を薄層被覆したスダレ
層6に一定間隔に配置したビードワイヤ2aを内包する
ように包み上部において所定の重ね合わせ代をとって重
ね合わせる。更に該スダレ層6を重ね合わせた上にトレ
ッドゴム10を積層する。このようにして得られたタイ
ヤ成形物をタイヤのサイドウォール部3に相当する面の
所定位置に文字などの所定形状の凹部を有する金型に入
れて加熱加圧する。この時カーカス5のスダレ層6に薄
層被覆したゴム層7、8は流動性を発現しタイヤの凹部
に流れ込むが、スダレ層6表側に薄層被覆したゴム層7
が凹部に流れ込んだ分、裏側のゴム層8がスダレ層6を
通して金型の凹部の形状に添ってスダレ層6の表側に浸
出する。そして、加熱加圧することによってゴムの加硫
が完了したタイヤにはスダレ層6裏側のゴム層8が表側
に浸出した部分において、スダレ層6の裏側のゴム層8
の色が目視できるようになっており、文字などの所定形
状に異なる色の模様部11を有するタイヤを得ることが
できる。
【0024】また、この実施例の場合スダレ層6の裏側
の全面に表側と色の異なるゴム層8を薄層被覆していて
工程上は工数が少ないという利点を持っているが、模様
部11のみ異なる色のゴム層8を薄層被覆したものでも
よい。
【0025】次に請求項2に係わる自転車タイヤ1の製
造方法について述べる。前述の請求項1の場合とほとん
ど変わるところはないが請求項2の場合、カーカス5を
形成するスダレ層6の表側のみかもしくは両面にゴム層
7を薄層被覆し、この薄層被覆したスダレ層6でビード
ワイヤ2aを内包するとき、このビード部2で折り返し
て2重になったスダレ層6のあいだであって少なくとも
タイヤの表面に模様を付けたい箇所のスダレ層6の裏側
に薄層被覆したゴム層7と異なる色の0.01〜0.3
mm厚みの薄いゴム層9を配置する。
【0026】後は前述の請求項1の実施例の場合と同様
にトレッドゴム10を積層し凹部を有する金型を用いて
加熱加圧することによってスダレ層6の表側に薄層被覆
したゴム層7は金型の凹部内に流れ込み、スダレ層6の
裏側に挟置したゴム層9がスダレ層6の表側に浸出して
加硫が完了したタイヤは、前記挟置したゴム層9が浸出
した模様部11においてスダレ層6の表側にその挟置し
たゴム層9の色をを目視することができ、文字などの所
定形状の模様部11が地色と異なる色であるタイヤを得
ることができる。次に本発明を具体的に実施した実験例
を挙げ、本発明の効果を確かめた。
【0027】
【実験例】表側に薄い黄色のゴム層7をフリクションし
たスダレ層6を用いてビードワイヤ2aをのせるととも
にサイドウォール部3に相当する部分に0.1mm厚み
の黒色のゴム層9を配置してカーカス5を形成し、トレ
ッドゴム10をのせる。そして、サイドウォール部3に
文字刻印のための凹部を有する金型を用いて加硫した。
加硫が終わって金型から取り出したタイヤは、金型の凹
部の箇所に模様部11である文字が凸部となって現れて
おりその文字の色は黒色であった。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明はサイドウォール
部にサイドゴムを積層しないオープンサイドタイプのタ
イヤの製造方法において、サイドウォール部を形成する
スダレに薄層被覆するゴム層の表側と裏側において色の
異なる色のゴム層を薄層被覆しているかまたは、2重に
なったスダレ層6のあいだに異なる色で厚みが0.01
〜0.3mmのゴム層を挟置して、その色の異なるゴム
層が凹部を有する金型を用いて加硫することによってタ
イヤの表側へ浸出させる方法であり、模様部が地色と異
なり文字、幾何パターンなどの模様を確認しやすいタイ
ヤを得ることができる。また、そのタイヤはカーカスの
表面に色の異なる厚手のゴム層を2層積層したものとは
異なり、オープンサイドタイプで軽量なタイヤである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法によって得られる自転車タイ
ヤの要部切欠斜視図である。
【図2】図1におけるA−A拡大断面図である。
【図3】タイヤの加硫前の図2に相当する拡大断面図で
ある。
【図4】請求項2に係わる図2に相当する断面図であ
る。
【符号の説明】
1 自転車タイヤ 2 ビード部 2a ビードワイヤ 3 サイドウォール部 4 トレッド部 5 カーカス 6 スダレ層 7 ゴム層 8 ゴム層 9 ゴム層 10 トレッドゴム 11 模様部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のビード部を、ゴム層で両面薄層被
    覆したスダレ層からなるカーカスで包み、該カーカスを
    タイヤのサイドウォール部とトレッド部に延出させると
    ともに前記トレッド部のみにトレッドゴムを積層し、更
    にサイドウォール部の表面に突出した模様部を有するオ
    ープンサイドタイプの自転車タイヤの製造方法におい
    て、前記カーカスを形成するスダレ層の表面にゴムを薄
    層被覆し、スダレ層裏面には前記スダレ層表面に薄層被
    覆するゴム層と異なる色のゴム層を薄層被覆してカーカ
    スとし、該カーカスで一対のビードワイヤを所定間隔を
    おいて包み上面においてカーカスを重ね合わせて、この
    重ね合わせ部の上にトレッドゴムを積層しタイヤ成形物
    とし、タイヤの模様部に相当する部分に凹部を刻印した
    金型を用いて前記タイヤ成形物を加硫することを特徴と
    する自転車タイヤの製造方法。
  2. 【請求項2】 一対のビード部を、少なくとも表側のみ
    ゴム層で薄層被覆したスダレ層からなるカーカスで包
    み、該カーカスをタイヤのサイドウォール部とトレッド
    部に延出させるとともに前記トレッド部のみにトレッド
    ゴムを積層し、更にサイドウォール部の表面に突出した
    模様部を有するオープンサイドタイプの自転車タイヤの
    製造方法において、前記カーカスを形成するスダレ層の
    少なくとも片面をゴム層で薄層被覆するとともに、スダ
    レ層の裏側であって少なくとも模様部を形成する部分に
    前記スダレ層に薄層被覆するゴム層と異なる色で厚みが
    0.01〜0.3mmのゴム層を配置し、該カーカスで
    一対のビードワイヤを所定間隔をおいてスダレ層の表側
    が外になるように包み、上面でカーカスを重ね合わせ
    て、この重ね合わせ部の上にトレッドゴムを積層しタイ
    ヤ成形物とし、タイヤのサイドウォール部に相当する部
    分に所定形状の凹部を刻印した金型を用いて前記タイヤ
    成形物を加硫することを特徴とする自転車タイヤの製造
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10244540A (ja) * 1997-01-29 1998-09-14 Pirelli Coordinamento Pneumatici Spa 車両用タイヤの加硫金型の製造方法及びその加硫金型並びにそのタイヤ
US20190241024A1 (en) * 2016-04-28 2019-08-08 Warwick Mills Inc. Light weight heat-sealed tire

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