JPH0731456Y2 - 二輪車用灯具 - Google Patents
二輪車用灯具Info
- Publication number
- JPH0731456Y2 JPH0731456Y2 JP11911989U JP11911989U JPH0731456Y2 JP H0731456 Y2 JPH0731456 Y2 JP H0731456Y2 JP 11911989 U JP11911989 U JP 11911989U JP 11911989 U JP11911989 U JP 11911989U JP H0731456 Y2 JPH0731456 Y2 JP H0731456Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- license
- tail lamp
- lamp
- guide groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は二輪車の尾灯として用いられる灯具に関し、特
にテールランプ,ストップランプ,及びライセンスラン
プとしての機能を有する灯具に関する。
にテールランプ,ストップランプ,及びライセンスラン
プとしての機能を有する灯具に関する。
〔従来の技術〕 従来、この種の灯具として、第3図及び第4図にそれぞ
れ縦断面図及びそのAA線横断面図を示す灯具が提案され
ている。これらの図において、1は後方に向けて開口さ
れた箱状をしたボディであり、その略中央部には電球2
を装着したソケット3を取着し、かつその内面はリフレ
クタ1aとして光を反射することができるように表面処理
されている。また、このボディ1の外面にはボルト4を
前方に向けて埋設支持しており、図外の二輪車の車体後
部に取着することができる。
れ縦断面図及びそのAA線横断面図を示す灯具が提案され
ている。これらの図において、1は後方に向けて開口さ
れた箱状をしたボディであり、その略中央部には電球2
を装着したソケット3を取着し、かつその内面はリフレ
クタ1aとして光を反射することができるように表面処理
されている。また、このボディ1の外面にはボルト4を
前方に向けて埋設支持しており、図外の二輪車の車体後
部に取着することができる。
前記ボディ1は周辺部に溝5を有しており、この溝5に
沿う1以上の箇所には係止穴5aを設けている。この溝5
には、赤色等の有色透明材料からなるテールランプレン
ズ6の開口縁を嵌合させ、かつその一部に設けた係止片
7を係止穴5aに係合させることで、ボディ1に対してテ
ールランプレンズ6を装着している。
沿う1以上の箇所には係止穴5aを設けている。この溝5
には、赤色等の有色透明材料からなるテールランプレン
ズ6の開口縁を嵌合させ、かつその一部に設けた係止片
7を係止穴5aに係合させることで、ボディ1に対してテ
ールランプレンズ6を装着している。
また、ボディ1の下辺の両側部には、テールランプレン
ズ6の下面に設けた方形の開口6aに合わせてそれぞれ後
方に向けて案内ステム8を突出しており、これら案内ス
テム8の両側にはそれぞれ案内溝9を形成している。そ
して、内側の案内溝9には、無色に近い透明材料からな
る方形のライセンス用レンズ10をその両側縁を案内させ
ながら挿入させている。このライセンス用レンズ10の後
側縁は、前記テールランプレンズ6に当接させ、この当
接構造により案内ステム8からの脱落が防止されてい
る。
ズ6の下面に設けた方形の開口6aに合わせてそれぞれ後
方に向けて案内ステム8を突出しており、これら案内ス
テム8の両側にはそれぞれ案内溝9を形成している。そ
して、内側の案内溝9には、無色に近い透明材料からな
る方形のライセンス用レンズ10をその両側縁を案内させ
ながら挿入させている。このライセンス用レンズ10の後
側縁は、前記テールランプレンズ6に当接させ、この当
接構造により案内ステム8からの脱落が防止されてい
る。
なお、案内ステム8の外側の案内溝9には、前記テール
ランプレンズ6の開口縁が挿入される。
ランプレンズ6の開口縁が挿入される。
このような灯具では、通常ボディ1は樹脂のモールド成
型等によって製造するが、その際の離型のために、案内
ステム8の案内溝9には後方に向けて抜き勾配が設けら
れる。このため、第6図に示すように、案内溝9に挿入
したライセンス用レンズ10が案内溝9のテーパ内で上下
方向に移動され易く、ライセンス用レンズ10の後端側に
おいてそのガタ寸法が大きなものとなる。
型等によって製造するが、その際の離型のために、案内
ステム8の案内溝9には後方に向けて抜き勾配が設けら
れる。このため、第6図に示すように、案内溝9に挿入
したライセンス用レンズ10が案内溝9のテーパ内で上下
方向に移動され易く、ライセンス用レンズ10の後端側に
おいてそのガタ寸法が大きなものとなる。
このため、ライセンス用レンズ10を装着した上でテール
ランプレンズ6を装着する際に、ライセンス用レンズ10
の後側縁とテールランプレンズ6の前側縁とが上下方向
に位置ずれを起こし、両者を正しく当接することができ
なくなる。したがって、ライセンス用レンズ10の後側縁
をテールランプレンズ6で保持することができず、ライ
センス用レンズ10の脱落を招くという問題がある。
ランプレンズ6を装着する際に、ライセンス用レンズ10
の後側縁とテールランプレンズ6の前側縁とが上下方向
に位置ずれを起こし、両者を正しく当接することができ
なくなる。したがって、ライセンス用レンズ10の後側縁
をテールランプレンズ6で保持することができず、ライ
センス用レンズ10の脱落を招くという問題がある。
また、組立時には両レンズを正しく当接させた場合で
も、その後における振動等によりライセンス用レンズ10
が案内溝9内で上下に振動され、テールランプレンズ6
との当接が外れて、ライセンス用レンズ10が脱落してし
まうという問題もある。
も、その後における振動等によりライセンス用レンズ10
が案内溝9内で上下に振動され、テールランプレンズ6
との当接が外れて、ライセンス用レンズ10が脱落してし
まうという問題もある。
本考案の目的は、ライセンス用レンズの脱落を防止した
二輪車用灯具を提供することにある。
二輪車用灯具を提供することにある。
本考案の二輪車用灯具は、テールランプレンズとの間に
ライセンス用レンズを挟んで保持するボディに、ライセ
ンス用レンズの両側縁を案内する案内溝を設け、かつラ
イセンス用レンズの両側縁にはこの案内溝の内面に接触
されるテーパ状をしたリブを一体に形成している。
ライセンス用レンズを挟んで保持するボディに、ライセ
ンス用レンズの両側縁を案内する案内溝を設け、かつラ
イセンス用レンズの両側縁にはこの案内溝の内面に接触
されるテーパ状をしたリブを一体に形成している。
この構成によれば、案内溝がテーパ状の場合でも、リブ
と案内溝との接触によってライセンス用レンズにおける
ガタが防止でき、ライセンス用レンズとテールランプレ
ンズとの衝接を確保してライセンス用レンズの脱落を防
止する。
と案内溝との接触によってライセンス用レンズにおける
ガタが防止でき、ライセンス用レンズとテールランプレ
ンズとの衝接を確保してライセンス用レンズの脱落を防
止する。
次に、本考案を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例の要部の斜視図である。即
ち、第3図及び第4図に示した構成の二輪車用灯具にお
いて、ライセンス用レンズ10はテールランプレンズ6の
下面に設けた開口6aに対応する形状の方形板状をしてお
り、無色に近い透明材料で形成している。そして、この
ライセンス用レンズ10は、その両側縁がボディ1に設け
た案内ステム8の内側の案内溝9に沿って挿入される。
ち、第3図及び第4図に示した構成の二輪車用灯具にお
いて、ライセンス用レンズ10はテールランプレンズ6の
下面に設けた開口6aに対応する形状の方形板状をしてお
り、無色に近い透明材料で形成している。そして、この
ライセンス用レンズ10は、その両側縁がボディ1に設け
た案内ステム8の内側の案内溝9に沿って挿入される。
ここで、前記ライセンス用レンズ10はその両側に沿った
上下面に、微小角度を有するテーパ状をしたリブ11を一
体に形成している。このリブ11は、前記案内ステム8を
モールド成型する際に必要とされる抜き勾配に相当する
テーパ角、換言すえば案内溝9のテーパ角に略等しいテ
ーパ角に形成されている。
上下面に、微小角度を有するテーパ状をしたリブ11を一
体に形成している。このリブ11は、前記案内ステム8を
モールド成型する際に必要とされる抜き勾配に相当する
テーパ角、換言すえば案内溝9のテーパ角に略等しいテ
ーパ角に形成されている。
この構成によれば、案内溝9にライセンス用レンズ10を
挿入したときには、第2図に示すように、リブ11の上下
面が案内溝9の上下面に接触してライセンス用レンズ10
と案内溝9との間のガタを吸収するため、ライセンス用
レンズ10が案内溝9内で上下方向に動くことがない。し
たがって、その後にテールランプレンズ6をボディ1に
組み立てる際にも、ライセンス用レンズ10の後側縁とテ
ールランプレンズ6の前側縁とを正しく当接させること
ができ、ライセンス用レンズ10をボディ1とテールラン
プレンズ6との間に挟持させ、その脱落を防止すること
が可能となる。
挿入したときには、第2図に示すように、リブ11の上下
面が案内溝9の上下面に接触してライセンス用レンズ10
と案内溝9との間のガタを吸収するため、ライセンス用
レンズ10が案内溝9内で上下方向に動くことがない。し
たがって、その後にテールランプレンズ6をボディ1に
組み立てる際にも、ライセンス用レンズ10の後側縁とテ
ールランプレンズ6の前側縁とを正しく当接させること
ができ、ライセンス用レンズ10をボディ1とテールラン
プレンズ6との間に挟持させ、その脱落を防止すること
が可能となる。
また、組立後における振動によっても、ライセンス用レ
ンズ10が上下にガタ付くことはなく、その離脱が防止さ
れる。
ンズ10が上下にガタ付くことはなく、その離脱が防止さ
れる。
第5図は本考案の他の実施例の要部を示す第2図と同様
の断面図である。この実施例では、ライセンス用レンズ
10の両側部にテーパ状をしたリブ11を形成するととも
に、このライセンス用レンズ10の後側縁に下向きのテー
パ面12を形成し、またこれに対応するテールランプレン
ズ6の前側縁に上向きのテーパ面、即ち逆テーパ面13を
形成している。
の断面図である。この実施例では、ライセンス用レンズ
10の両側部にテーパ状をしたリブ11を形成するととも
に、このライセンス用レンズ10の後側縁に下向きのテー
パ面12を形成し、またこれに対応するテールランプレン
ズ6の前側縁に上向きのテーパ面、即ち逆テーパ面13を
形成している。
したがって、この構成では、前記実施例と同様にライセ
ンス用レンズ10のリブ11により、ライセンス用レンズ10
の上下方向のガタを防止することはもとより、ライセン
ス用レンズ10のテーパ面12と、テールランプレンズ6の
逆テーパ面13との係合により、ライセンス用レンズ10の
後側縁はテールランプレンズ6の前側縁によっても下方
から支持されることになる。これにより、ライセンス用
レンズ10と案内溝9との間のガタを更に有効に防止する
ことができる。
ンス用レンズ10のリブ11により、ライセンス用レンズ10
の上下方向のガタを防止することはもとより、ライセン
ス用レンズ10のテーパ面12と、テールランプレンズ6の
逆テーパ面13との係合により、ライセンス用レンズ10の
後側縁はテールランプレンズ6の前側縁によっても下方
から支持されることになる。これにより、ライセンス用
レンズ10と案内溝9との間のガタを更に有効に防止する
ことができる。
なお、この種の灯具において配光特性を変化させる場合
には、通常サブリフレクタを内装しているが、電球の位
置、換言すれば電球のフィラメント位置を前後移動させ
てもよい。
には、通常サブリフレクタを内装しているが、電球の位
置、換言すれば電球のフィラメント位置を前後移動させ
てもよい。
例えば、第3図において、電球を実線位置に設置してい
るときに、対米向けの配光特性となるように設計してい
る場合には、同図に仮想線Bで示すように電球を後方に
向けて8〜10mm程度オフセット配置することで、配光特
性を欧州向きの80°配光に設定することができる。
るときに、対米向けの配光特性となるように設計してい
る場合には、同図に仮想線Bで示すように電球を後方に
向けて8〜10mm程度オフセット配置することで、配光特
性を欧州向きの80°配光に設定することができる。
これにより、部品点数を増やすことなく、任意の配光特
性の尾灯としての灯具を容易に構成することが可能とな
る。
性の尾灯としての灯具を容易に構成することが可能とな
る。
以上説明したように本考案は、ボディに設けた案内溝の
内面に接触されるテーパ状をしたリブをライセンス用レ
ンズに一体に形成しているので、リブと案内溝との接触
によってライセンス用レンズにおけるガタが防止でき、
ライセンス用レンズとテールランプレンズとの衝接を確
保してライセンス用レンズの脱落を防止することができ
る効果がある。
内面に接触されるテーパ状をしたリブをライセンス用レ
ンズに一体に形成しているので、リブと案内溝との接触
によってライセンス用レンズにおけるガタが防止でき、
ライセンス用レンズとテールランプレンズとの衝接を確
保してライセンス用レンズの脱落を防止することができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の灯具の要部の斜視図、第2図は本考案
の作用を説明するための要部の縦断面図、第3図は本考
案が適用される灯具の縦断面図、第4図は第3図のAA線
に沿う横断面図、第5図は本考案の他の実施例の要部の
断面図、第6図は従来の問題点を説明するための一部の
断面図である。 1……ボディ、1a……リフレクタ、2……電球、3……
ソケット、4……ボルト、5……溝、5a……係止穴、6
……テールランプレンズ、7……係止片、8……案内ス
テム、9……案内溝、10……ライセンス用レンズ、11…
…リブ、12……テーパ面、13……逆テーパ面。
の作用を説明するための要部の縦断面図、第3図は本考
案が適用される灯具の縦断面図、第4図は第3図のAA線
に沿う横断面図、第5図は本考案の他の実施例の要部の
断面図、第6図は従来の問題点を説明するための一部の
断面図である。 1……ボディ、1a……リフレクタ、2……電球、3……
ソケット、4……ボルト、5……溝、5a……係止穴、6
……テールランプレンズ、7……係止片、8……案内ス
テム、9……案内溝、10……ライセンス用レンズ、11…
…リブ、12……テーパ面、13……逆テーパ面。
Claims (1)
- 【請求項1】電球を取着したボディにテールランプレン
ズを取着し、かつこのテールランプレンズと前記ボディ
との間にライセンス用レンズを挟むように保持する灯具
において、前記ボディにはライセンス用レンズの両側縁
を案内する案内溝を設けるとともに、ライセンス用レン
ズの両側縁部には前記案内溝の内面に接触されるテーパ
状をしたリブを一体に形成したことを特徴とする二輪車
用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11911989U JPH0731456Y2 (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 二輪車用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11911989U JPH0731456Y2 (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 二輪車用灯具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0358805U JPH0358805U (ja) | 1991-06-10 |
JPH0731456Y2 true JPH0731456Y2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=31667259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11911989U Expired - Lifetime JPH0731456Y2 (ja) | 1989-10-13 | 1989-10-13 | 二輪車用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0731456Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-10-13 JP JP11911989U patent/JPH0731456Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0358805U (ja) | 1991-06-10 |
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