JP2520574Y2 - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2520574Y2
JP2520574Y2 JP1991032367U JP3236791U JP2520574Y2 JP 2520574 Y2 JP2520574 Y2 JP 2520574Y2 JP 1991032367 U JP1991032367 U JP 1991032367U JP 3236791 U JP3236791 U JP 3236791U JP 2520574 Y2 JP2520574 Y2 JP 2520574Y2
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housing
wall
engaging
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fitting groove
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明人 西尾
邦夫 上原
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の前照灯等に適
用される車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用灯具は、図6乃至図8に示
す如く構成されていた。即ち、ハウジング1の周側壁の
開口端側に断面略コ字状の嵌合溝2を設けると共に、こ
の嵌合溝2の外側壁3に係合孔4を穿設する。また、レ
ンズ5の周側壁外面に係合突起6とストッパ壁7を突設
する。
【0003】そして、レンズ5の周側壁の開口端側を、
ハウジング1のホット・メルト8を充填した嵌合溝2内
に挿入して、レンズ5の係合突起6をハウジング1の係
合孔4に係合し、嵌合溝2の外側壁3の端部をストッパ
壁7に当接することにより、レンズ5をハウジング1に
装着保持した構成である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】斯かる従来の車両用灯
具にあっては、ハウジング1の嵌合溝2の外側壁3に係
合孔4を設け、レンズ5の周側壁に係合突起6を設けて
いるため、係合突起6が係合孔4に係合する際に、ハウ
ジング1の嵌合溝2の外側壁3がハウジング1の外側に
向かって強制的に拡開変位されて変形することにより、
ハウジング1の嵌合溝2の外側壁3とレンズ5の周側壁
との間に隙間が生じ、この隙間からハウジング1内に雨
水等が浸入する虞れがあった。
【0005】また、ハウジング1側に係合孔4を設け、
レンズ5側に係合突起6を設けているため、それらの成
形金型としては、型抜きの関係上、スライド構造を必要
とするため、金型構造が複雑となり、金型製作費が高か
った。
【0006】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、ハウジングにレンズを確実に装着保持し得ることは
勿論、ハウジング内への雨水等の浸入の虞がなく、しか
も、ハウジングとレンズの成形金型構造が簡単で、金型
製作費が安くて済む車両用灯具を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案の車両用灯具は、ハウジングの周側壁の開口端側
に設けた断面略コ字形の嵌合溝の外側壁端面に係合突起
を突設し、周側壁の開口端側が前記ハウジングの嵌合溝
に嵌合されるレンズの前記周側壁外面に、前記嵌合溝の
外側壁端面が当接するストッパ壁を突設し、このストッ
パ壁に、前記ハウジングの係合突起が係合する係合孔を
穿設し、この係合孔に前記係合突起を係合することによ
り、前記ハウジングに前記レンズを装着保持してなり、
前記係合突起は、前記係合孔に係合する際、前記ハウジ
ングの内側に向かって変位することを特徴とするもので
ある。
【0008】
【作用】ハウジングの嵌合溝の外側壁端面に設けた係合
突起を、レンズのストッパ壁に設けた係合孔に係合する
ことにより、ハウジングにレンズが装着保持される。ま
た、係合突起は、係合孔に係合する際にハウジングの内
側に向かって変位するので、ハウジングの嵌合溝の外側
壁とレンズの周側壁との間に隙間を生じない。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1乃至図5に基
づき説明する。
【0010】図1は本考案に係る車両用灯具の要部の正
面図、図2は図1のII−II線に沿う断面図、図3は図1
のIII −III 線に沿う断面図、図4は図1の車両用灯具
の要部の分解斜視図、図5は分解状態における図2と同
状図である。
【0011】各図中、10はハウジングで、その周側壁
の開口端側には断面略コ字形の嵌合溝11が設けられて
いる。この嵌合溝11の外側壁12の端面には、周方向
に間隔を存して複数の係合突起13が一体に突設されて
いる。この係合突起13は、方形板状の主体13aの先
端部外側面に、先端側に向かうに従い漸次突出量が小さ
くなる傾斜面状の突部13bを一体に突設してなる。
【0012】ハウジング10の嵌合溝11内にレンズ1
4の周側壁の開口端側が嵌合される。このレンズ14の
周側壁外面には、嵌合溝11の外側壁12の端面が当接
するストッパ壁15が一体に突設されている。このスト
ッパ壁15には、ハウジング10の係合突起13が係合
する係合孔16が穿設されている。
【0013】そして、レンズ14の周側壁の開口端側
を、ハウジング10のホット・メルト17を充填した嵌
合溝11内に挿入して、ハウジング10の係合突起13
をレンズ14の係合孔16に係合し、ハウジング10の
嵌合溝11の外側壁12の端面をレンズ14のストッパ
壁15に当接することにより、ハウジング10にレンズ
14が装着保持される。
【0014】斯かる装着保持時において、係合突起13
の突部13bが係合孔16を通過する際、主体13aが
弾性に抗してハウジング10の内側に向かって変位し、
突部13bが係合孔16を通過後は、主体13aが弾性
復帰して、突部13aと主体13aとの間の段部13c
が、ストッパ壁15の外側面に係止した状態となる。
【0015】
【考案の効果】以上の如く本考案の車両用灯具は、ハウ
ジングの周側壁の開口端側に設けた断面略コ字形の嵌合
溝の外側壁端面に係合突起を突設し、周側壁の開口端側
が前記ハウジングの嵌合溝に嵌合されるレンズの前記周
側壁外面に、前記嵌合溝の外側壁端面が当接するストッ
パ壁を突設し、このストッパ壁に、前記ハウジングの係
合突起が係合する係合孔を穿設し、この係合孔に前記係
合突起を係合することにより、前記ハウジングに前記レ
ンズを装着保持してなり、前記係合突起は、前記係合孔
に係合する際、前記ハウジングの内側に向かって変位す
ることを特徴とするものである。
【0016】従って、係合突起と係合孔との係合によ
り、ハウジングにレンズを確実に装着保持できることは
勿論、係合突起は、係合孔に係合する際、ハウジングの
内側に向かって変位するので、ハウジングの嵌合溝の外
側壁とレンズの周側壁との間に隙間を生じることがな
く、ハウジング内への雨水等の浸入の虞がない。
【0017】また、ハウジングとレンズの成形金型をス
ライド構造とする必要がないので、金型構造が簡単とな
り、金型製作費が安くて済む等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る車両用灯具の要部の正
面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】図1の車両用灯具の要部の分解斜視図である。
【図5】分解状態における図2と同状図である。
【図6】従来の車両用灯具の要部の側面図である。
【図7】図6のVII −VII 線に沿う断面図である。
【図8】分解状態における図7と同状図である。
【符号の説明】
10 ハウジング 11 嵌合溝 12 外側壁 13 係合突起 14 レンズ 15 ストッパ壁 16 係合孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの周側壁の開口端側に設けた
    断面略コ字形の嵌合溝の外側壁端面に係合突起を突設
    し、周側壁の開口端側が前記ハウジングの嵌合溝に嵌合
    されるレンズの前記周側壁外面に、前記嵌合溝の外側壁
    端面が当接するストッパ壁を突設し、このストッパ壁
    に、前記ハウジングの係合突起が係合する係合孔を穿設
    し、この係合孔に前記係合突起を係合することにより、
    前記ハウジングに前記レンズを装着保持してなり、前記
    係合突起は、前記係合孔に係合する際、前記ハウジング
    の内側に向かって変位することを特徴とする車両用灯
    具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5980138U (ja) * 1982-11-24 1984-05-30 市光工業株式会社 車輌用灯具

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