JPH07314543A - ブロー成形用金型 - Google Patents

ブロー成形用金型

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Publication number
JPH07314543A
JPH07314543A JP10703194A JP10703194A JPH07314543A JP H07314543 A JPH07314543 A JP H07314543A JP 10703194 A JP10703194 A JP 10703194A JP 10703194 A JP10703194 A JP 10703194A JP H07314543 A JPH07314543 A JP H07314543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
medium
blow molding
mold
front plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP10703194A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Takatori
宏幸 高取
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP10703194A priority Critical patent/JPH07314543A/ja
Publication of JPH07314543A publication Critical patent/JPH07314543A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱・冷却応答性が高く、ほぼ均一なキャビ
キィ面温度分布を有する金型で、成形サイクル短縮化を
図ったブロー成形用金型を提供するものである。 【構成】 キャビティ面を形成する表面板82と、表面
板82と平行で表面板82と適当間隔離間した裏面板8
4と、表面板82と裏面板84とを直交して連結し、か
つ、互いに離間する複数個の支柱86とから形成された
金型80であって、表面板82と裏面板84との間の空
間のうち支柱86を除いた空洞部を媒体の媒体流路80
Aとする構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロー成形機のブロー
成形用金型に係り、特に加熱・冷却応答性を向上して成
形サイクル短縮化を企図したブロー成形用金型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ダイスヘッドから筒状に射出または押し
出されたパリソンから中空状の樹脂製品をつくるブロー
成形では、ダイスヘッドからパリソンを射出または押し
出し、パリソンピンチによって袋状にされたパリソンに
プリブローを行って僅かに膨らませ、開放された金型内
に入れて金型を閉じ、金型とパリソンとの間に残留した
空気を、金型表面に通じる小さな空気抜き穴より真空ポ
ンプ装置を介して空気を吸引したうえ、パリソン内に高
圧の空気吹込みを行ってパリソンをキャビティに基づく
所定の形状としたあと金型で冷却して成形を完了する。
このようにして、成形された樹脂製品は金型を開いて取
り出される。図4に示すものは、従来のブロー成形機を
示す。図4のものは溶融樹脂をダイスヘッド2の側方1
個所より供給する、いわゆる、サイドフィード方式のブ
ロー成形機1を示し、押出機4により押圧された高温溶
融状態の樹脂は樹脂供給口2aを経由してダイスヘッド
2とマンドレル3との間に設けた環状の通路を通り、最
下端の環状空間通路7より吐出されてパリソンPを形成
する。そして、コア3aはマンドレル3を貫通したパリ
コン用ロッド6aに接続され、パリコンシリンダ6の作
動により上下方向僅かに進退動され、パリソンPの肉厚
を制御するために環状空間通路7の間隙(ダイギャップ
量、またはダイギャップ値)を調整できるようになって
いる。このようなブロー成形機1における左右一対のブ
ロー成形用金型8は、高度の表面転写性を有する樹脂成
形品を得る場合には、急速加熱や急速冷却を可能とする
熱的応答性の高い金型であることが要求され、そのため
には肉盗みや鋳込型などによって熱容量の小さい金型と
することが望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような熱容量の小
さい金型を得るためには、金型キャビティ面に近接して
金型内部に空洞部を設け、かつ、加熱媒体や冷却媒体の
媒体流路を形成して急熱または急冷するなどの手段を講
じていた。しかしながら、成形品形状が複雑化するにつ
れて、その複雑なキャビティ形状に合わせて媒体流路も
複雑化し、加工することが困難となりコスト増を招くと
いう問題が生じた。さらに、ハイサイクルで、かつ、高
表面転写製品を得るためには、1サイクル中の同一時刻
における金型表面全域に亘って温度分布が一様に均一で
あることが望まれ、この対応策として銅パイプなどによ
る鋳ぐるみや媒体管によって複雑なキャビティ形状に対
応させたとしても、温度分布の均一性は十分でなく、高
転写性やハイサイクル成形が達成されていなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明においては、ダイスヘッドとマンドレルと
の間に形成される環状の樹脂通路に供給された溶融樹脂
をダイスヘッド下端とコアとの間隙からなるノズルスリ
ットから押し出して形成されたパリソンを挟圧して成形
する左右一対のブロー成形用金型であって、金型のキャ
ビティ面を形成する表面板と、該表面板と平行で該表面
板より適当間隔離間した裏面板と、該表面板と該裏面板
とを直交して連結し、かつ、互いに離間する複数個の支
柱とから形成されるとともに、該表面板と該裏面板との
間の空間のうち該支柱を除いた空洞部の一方の側面から
他方の側面に向けて加熱媒体または冷却媒体が通過する
媒体流路を形成した。また、第2の発明では、金型の材
質はアルミニウム系またはマグネシウム系の合金とし、
媒体流路は崩壊性中子で形成する構成とした。
【0005】
【作用】本発明においては、表面板と裏面板との間に媒
体流路が設けられており、かつ、媒体流路を流れる加熱
媒体または冷却媒体は、媒体流路に直交して配設された
複数個の支柱にぶつかって流れ方向を変えながら一方の
側面から他方の側面へ流れるから、金型キャビティ面を
全体として均一な温度に加熱または冷却する。また、媒
体流路は表面板と裏面板の支柱を除いた大きな空洞部で
形成されており、大容量の媒体を流すことができるため
急速加熱または急速冷却が可能で成形サイクル短縮を図
ることができる。
【0006】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例について
詳細に説明する。図1〜図3は本発明の実施例に係り、
図1はブロー成形用金型の破断斜視図、図2はブロー成
形用金型の正面図、図3は他の実施例を示すブロー成形
用金型の正面図である。図1〜図2に示すように、金型
80はキャビティ82aを備えた表面板82と表面板8
2に平行で表面板82と100〜300mm程度離間し
た裏面板84とを連結する複数本の支柱86とからな
り、支柱86は、図2のように、表面板82、裏面板8
4と直交してほぼ全面に亘って格子状に配列される。そ
して、支柱86は周辺よりも中心付近に密に配列するの
が望ましい。金型80の対向する2つの側面には側面板
88、88が設けられるとともに、側面板88、88で
挟まれる側面の一方には、鋼板製の拡散管90が固設さ
れ、内部に媒体入口管90aより導入した媒体が拡散管
90の全面に拡がって流れるための分散板90bが設け
られる。一方、側面板88、88で挟まれる側面の他方
には鋼板製の集合管92が固設され、媒体入口管90a
より導入され、拡散管90および表面板82〜裏面板8
4間の媒体流路80Aを通過した媒体を集めて媒体出口
管92aより排出できるように構成される。金型80の
材質は軽量で、伝熱性の良好なアルミニウムやマグネシ
ウムまたはその合金とし、支柱86を除いた媒体流路8
0Aに相当する部分は崩壊性中子を使用して金型80を
鋳造する。
【0007】一方、図3に示すものは、本発明の他の実
施例を示すもので、図2のものとの違いは、図2のもの
が媒体入口管90aと媒体出口管92aがともに金型8
0の側面中央の位置に設けられているのに対して、図3
の実施例では、媒体入口管90aと媒体出口管92aと
をそれぞれ金型80の側面の片側に寄せて配設し、媒体
が金型80の媒体流路80Aの全面により均等に流れる
よう配慮したものである。なお、表面板82は強度上許
容できる範囲で極力薄肉とし、媒体による熱伝導性を高
めることが望ましい。
【0008】以上のように構成された本発明の金型80
においては、表面板82と裏面板84との間の支柱86
を除いた空洞部から形成された媒体流路80Aに、加熱
媒体や冷却媒体を大量に流すことができるので、急熱や
急冷効果が大きく、かつ、媒体流路80A内に複数個配
列された支柱86が、流れる媒体に乱れや攪拌効果を与
えるため、表面板82の中央にあるキャビティ82aは
ほぼ均一な温度分布となる。また、媒体流路80A内に
ブローピンやベント孔、金型温度検出用熱電対などを比
較的自由に配設することができる。
【0009】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のブロー成形
用金型は、媒体流路の容積が大きく大容量の媒体を流す
ことができるので、熱交換表面積が大きく加熱・冷却応
答性が向上するばかりでなく、キャビティ表面温度分布
を全表面に亘って一様に均一化を図ることができる。し
たがって、成形サイクル短縮化が図られるとともに高表
面転写成形の製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るブロー成形用金型の破断
斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係るブロー成形用金型の正面
図である。
【図3】本発明の他の実施例に係るブロー成形用金型の
正面図である。
【図4】従来のブロー成形機の全体概略側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ブロー成形機 2 ダイスヘッド 2a 樹脂供給口 3 マンドレル 3a コア 4 押出機 6 パリコンシリンダ 6a パリコン用ロッド 7 環状空間通路 8 金型(ブロー成形用金型) 80 金型(ブロー成形用金型) 80A 媒体流路 82 表面板 82a キャビティ 84 裏面板 86 支柱 88 側面板 90 拡散管 90a 媒体入口管 90b 分散板 92 集合管 92a 媒体出口管 100 断熱板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイスヘッドとマンドレルとの間に形成
    される環状の樹脂通路に供給された溶融樹脂をダイスヘ
    ッド下端とコアとの間隙からなるノズルスリットから押
    し出して形成されたパリソンを挟圧して成形する左右一
    対のブロー成形用金型であって、金型のキャビティ面を
    形成する表面板と、該表面板と平行で該表面板より適当
    間隔離間した裏面板と、該表面板と該裏面板とを直交し
    て連結し、かつ、互いに離間する複数個の支柱とから形
    成されるとともに、該表面板と該裏面板との間の空間の
    うち該支柱を除いた空洞部の一方の側面から他方の側面
    に向けて加熱媒体または冷却媒体が通過する媒体流路を
    形成したブロー成形用金型。
  2. 【請求項2】 金型の材質はアルミニウム系またはマグ
    ネシウム系の合金とし、媒体流路は崩壊性中子で形成さ
    れた請求項1記載のブロー成形用金型。
JP10703194A 1994-05-20 1994-05-20 ブロー成形用金型 Pending JPH07314543A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10703194A JPH07314543A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 ブロー成形用金型

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JP10703194A JPH07314543A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 ブロー成形用金型

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JPH07314543A true JPH07314543A (ja) 1995-12-05

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JP10703194A Pending JPH07314543A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 ブロー成形用金型

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JP (1) JPH07314543A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017515710A (ja) * 2014-05-28 2017-06-15 劉忠男 迅速加熱モールド用冷却システム成形方法

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