JPH07313836A - 脱臭剤の再生方法及び脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置 - Google Patents

脱臭剤の再生方法及び脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置

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JPH07313836A
JPH07313836A JP6115447A JP11544794A JPH07313836A JP H07313836 A JPH07313836 A JP H07313836A JP 6115447 A JP6115447 A JP 6115447A JP 11544794 A JP11544794 A JP 11544794A JP H07313836 A JPH07313836 A JP H07313836A
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JP
Japan
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deodorizing
deodorant
water
regenerating
cleaning
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JP6115447A
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English (en)
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Hiroko Enniyuu
寛子 圓入
Masayuki Kurematsu
雅行 榑松
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光材料処理装置から出る高温で湿気を帯び
た臭気のある排気より臭気を除去し、温湿度を下げ通常
のオフィスの室内空気の状態にして室内に排風し、部屋
や建物に大がかりなダクト工事を一切行うことなく排気
可能な処理装置を提供し、合せて脱臭剤の洗浄再生が処
理装置の稼働中に簡単確実に行えるようにする。 【構成】 水溶性臭気成分の脱臭方法において、非水溶
性の固形脱臭剤を装着した脱臭部に前記水溶性臭気成分
を含有する空気を導き脱臭すると共に、該固形脱臭剤を
水で定期的に洗浄し前記固形脱臭剤の臭気成分を除去し
脱臭性能を再生させ、繰返し使用することを特徴とする
水溶性臭気成分の脱臭剤の再生方法及び脱臭剤の再生機
能を備えた脱臭装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばフィルムや印画
紙などの感光材料を処理する感光材料用の処理剤から発
生する水溶性臭気成分を脱臭した脱臭剤の再生方法及び
脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真感光材料用の処理剤からは、アンモ
ニアガス、酢酸ガス、亜硫酸ガス、有機系ガス等、臭気
を含んだガスが蒸発し、感光材料処理装置近傍、処理液
タンク近傍、又それらが設置されている室内、暗室等で
は、臭気が充満し、環境を損なうことになる。特に感光
材料処理装置では、潜像を有するフィルムや印画紙等の
感光材料を顕画化する処理部と処理液で処理した感光材
料を乾燥する乾燥部からなっており、処理部の処理液の
温度は30〜38℃のかなり高温に維持されているため処理
液の蒸発が生じ易く、又乾燥部からは感光材料の乾燥で
処理液が蒸発し、高温で臭気をかなり含んだ排気が発生
するため、現像や焼付けを行う感光材料処理装置をオフ
ィス、写真店、写真現像所、病院のレントゲン室、印刷
所等の室内や暗室に設置する場合には、排気が装置本体
の外部に排出されないよう配慮する必要がある。
【0003】しかしながら、装置本体の隙間から排気が
外部にでないように密封することはコストが嵩む。ま
た、乾燥部を備えたものでは吸排気口が必要であるから
密封することができない。
【0004】このため、排気ダクトで装置本体から部屋
の外に排気させたものがあるが、排気ダクト等の設備工
事をする必要があり、建物によっては工事を簡単にする
ことができない場合もある。
【0005】また、排気ダクトで装置が大型化し、コス
トが嵩むとともに、処理装置の設置場所に一定の制限が
でてくる。
【0006】また、臭気を建物外に排気した場合、周辺
の大気環境を汚染することになり、特に人家の密集地で
は問題となる。
【0007】従って自現機から排気される空気から臭気
を除去し、自然状態に戻して自現機から室内に排気して
やることが必要になる。
【0008】例えばそのようなことを目的とした技術と
して、従来、特開昭62-211652号公報では、処理槽上部
にフードを配設し、脱臭剤を通して排気ファンにより排
気することが行われており、脱臭剤としては、アスコル
ビン酸,鉄イオン沈着物質,シリカゲル,活性炭,ゼオ
ライト等が開示されている。
【0009】また、特開昭62-237925号公報では、貯液
槽に脱臭手段を備え、脱臭手段としては水,アルカリ,
酸,上記の脱臭剤などが使用されている。
【0010】更に、特開昭63-26656号公報では、乾燥部
からの排気や処理部からの排気より臭気を除去するため
の脱臭手段を使用したものが開示されている。
【0011】また、従来の脱臭剤の再生方法としては高
温蒸気や再焼成による再生が知られているが、これらの
方法では再生コストがかかり、その場で簡易に再生が出
来ずメンテナンスの面で不利であるという欠点があっ
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のように感光材料
処理装置から発生する臭気を含んだガスをそのまま排気
することはオフィスや作業場の環境を損ない、それを防
ぐための手段として建物内にダクトを設置して排気を大
気中に出す方法をとると高い費用がかかり、また周辺地
域で臭気問題の起こる可能性もあるため、処理装置より
発生するガスの臭気成分を除去して自然状態の清浄な空
気にして機外に排出するようにするのが理想であり、こ
のような技術の開発が上述のように今まで進められて来
ているが、まだ脱臭性能の向上や低コスト化やメンテナ
ンスの大幅簡易化を充分に満たしてくれる手段が得られ
ていない。
【0013】特に、従来技術では脱臭剤使用が脱臭効果
が高く、一般に非水溶性脱臭剤として活性炭は、冷蔵
庫、車、食器棚、タバコフィルター等の民生用から原子
力施設のガスフィルター,SOx,HOxを含めた大気汚染ガ
ス物質、下水、工場排水などの水質汚染物質の除去、更
には各種工業分野のプラント用まで幅広く使用されてい
る。しかし、脱臭性能の低下が短期間に起こり、脱臭剤
交換が頻繁に必要であるという問題があった。
【0014】本発明はこのような問題点を解決すること
を課題目的にする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者らは感光材料用
処理液から発生する酢酸、亜硫酸、アンモニア、アミン
等の臭気成分の水溶性が高いことに着目し、これら臭気
成分を吸着した脱臭剤を洗浄することにより、脱臭剤に
吸着した臭気成分を分離し、脱臭剤の脱臭性能を容易に
効率的に回復することを見いだし、本発明に至った。
【0016】本発明の脱臭剤の再生方法及び脱臭剤の再
生機能を備えた脱臭装置は、次の技術手段(1)〜(2
7)のいずれか1項によって達成される。
【0017】(1)非水溶性固形脱臭剤を収納した脱臭
部に水溶性臭気成分を含有する空気を導き脱臭すると共
に、該非水溶性固形脱臭剤を洗浄水で洗浄し、該非水溶
性固形脱臭剤の臭気成分を除去し、脱臭性能を再生させ
該非水溶性固形脱臭剤を繰り返し使用することを特徴と
する脱臭剤の再生方法。
【0018】(2)前記水溶性臭気成分が感光材料用の
処理剤から発生する臭気成分であることを特徴とする
(1)項に記載の脱臭剤の再生方法。
【0019】(3)前記洗浄水が前記脱臭部に直接噴射
され、該洗浄水を順次排水させる(1)項又は(2)項
に記載の脱臭剤の再生方法。
【0020】(4)洗浄後の前記洗浄水を感光材料処理
装置の水洗水と混合して排水することを特徴とする
(1)〜(3)項のいずれか1項に記載の脱臭剤の再生
方法。
【0021】(5)前記非水溶性固形脱臭剤を収納した
前記脱臭部を複数の部屋に仕切り、少なくとも一つの部
屋の洗浄は行わないようにしたことを特徴とする(1)
〜(4)項のいずれか1項に記載の脱臭剤の再生方法。
【0022】(6)非水溶性固形脱臭剤を収納した脱臭
部と水溶性臭気成分を含有する空気を該脱臭部に導くダ
クト及びブロワーとを有し、更に前記非水溶性固形脱臭
剤を洗浄し再生させる手段を有する脱臭剤の再生機能を
備えた脱臭装置。
【0023】(7)前記水溶性臭気成分が感光材料用処
理剤から発生する臭気成分であることを特徴とする
(6)項に記載の脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置。
【0024】(8)前記非水溶性固形脱臭剤の単位重量
当たりの表面積が1〜2000m2/gであることを特徴とす
る(6)項又は(7)項に記載の脱臭剤の再生機能を備
えた脱臭装置。
【0025】(9)前記非水溶性固形脱臭剤が活性炭素
材であることを特徴とする(6)〜(8)項のいずれか
1項に記載の脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置。
【0026】(10)前記活性炭素材がヤシガラであるこ
と特徴とする(9)項に記載の脱臭剤の再生機能を備え
た脱臭装置。
【0027】(11)前記活性炭素材は粒状活性炭であ
り、該粒状活性炭は不織布で覆われたカートリッジ構造
であることを特徴とする(9)項又は(10)項に記載の
脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置。
【0028】(12)前記活性炭素材の粒度が3〜80メッ
シュであることを特徴とする(9)〜(11)項のいずれ
か1項に記載の脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置。
【0029】(13)前記活性炭素材による圧力損失が風
速1m/sの時10〜30mmAq.になるよう該活性炭素材の
充填厚さを設定することを特徴とする(9)〜(12)項
のいずれか1項に記載の脱臭剤の再生機能を備えた脱臭
装置。
【0030】(14)前記非水溶性固形脱臭剤がセラミッ
ク素材であることを特徴とする(6)項又は(7)項に
記載の脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置。
【0031】(15)前記セラミック素材がゼオライトで
あることを特徴とする(14)項に記載の脱臭剤の再生機
能を備えた脱臭装置。
【0032】(16)前記洗浄は前記脱臭部に直接洗浄水
を噴射し、前記洗浄水を順次排水させる手段を有するこ
とを特徴とする(6)〜(15)項のいずれか1項に記載
の脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置。
【0033】(17)前記脱臭部がカートリッジ構造とな
っており、該脱臭部を取り外して洗浄後、再装着して使
用可能としたことを特徴とする(6)〜(16)項のいず
れか1項に記載の脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置。
【0034】(18)前記脱臭部は多数孔を有する板状部
材からなるカートリッジ構造であることを特徴とする
(6)〜(17)項のいずれか1項に記載の脱臭剤の再生
機能を備えた脱臭装置。
【0035】(19)(17)項又は(18)項に記載の脱臭
部を洗浄する際、該脱臭部の洗浄容器が脱臭装置の一部
となっている、又は脱臭装置に内蔵されていることを特
徴とする脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置。
【0036】(20)(17)項又は(18)項に記載の脱臭
部が予備として少なくとも一つ脱臭装置に内蔵されてい
ることを特徴とする脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装
置。
【0037】(21)前記非水溶性固形脱臭剤は2種類以
上が併用されていることを特徴とする(6)〜(20)項
のいずれか1項に記載の脱臭剤の再生機能を備えた脱臭
装置。
【0038】(22)前記非水溶性固形脱臭剤は少なくと
も活性炭素材とセラミック素材とを併用していることを
特徴とする(21)項に記載の脱臭剤の再生機能を備えた
脱臭装置。
【0039】(23)(6)〜(22)項のいずれか1項に
記載の脱臭装置はタイマーが内蔵されていて、前記ブロ
ワーの稼働時間を積算させ、その積算時間により洗浄時
間を報知する手段又は前記洗浄手段を稼働させる制御手
段を有することを特徴とする脱臭剤の再生機能を備えた
脱臭装置。
【0040】(24)前記洗浄水の抵抗値又は電導度の測
定手段と、測定データにより前記洗浄手段を制御する制
御手段とを有することを特徴とする(6)〜(23)項の
いずれか1項に記載の脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装
置。
【0041】(25)前記測定手段を前記洗浄水による前
記非水溶性固形脱臭剤の洗浄の少なくとも前と後の2か
所に設け、測定結果により前記洗浄手段の制御を行うこ
とを特徴とする(24)項に記載の脱臭剤の再生機能を備
えた脱臭装置。
【0042】(26)前記洗浄水は電磁弁と定流量弁を介
して供給され、更に排水用ポンプを有していることを特
徴とする(6)〜(25)項のいずれか1項に記載の脱臭
剤の再生機能を備えた脱臭装置。
【0043】(27)前記洗浄手段が噴射手段であること
を特徴とする(6)〜(26)項のいずれか1項に記載の
脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置。
【0044】前記の脱臭剤の再生方法及び脱臭剤の再生
機能を備えた脱臭装置を提供することにより、脱臭剤の
再生を容易にし、脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置の
小型が図れ、操作性、安全性にも優れ、その場で簡易に
洗浄再生可能であり、メンテナンス面も優れ、連続使用
が可能であり、費用も安価になったものである。
【0045】
【作用】以下に、本発明の作用について一部実施例を併
用して説明する。
【0046】本発明では、非水溶性固形脱臭剤を洗浄水
で洗浄し、脱臭性能を再生させ、脱臭剤の交換頻度を大
幅に低減している。ここで洗浄水としては、水又は温水
で良く、水温が高いほうが効果的であるが0〜30℃の水
温でも短時間で再生可能である。また、酸性ガスの脱臭
剤の洗浄に用いる場合はアルカリ水溶液を使用すると効
果的である。
【0047】そして、用途としては本発明の脱臭剤の再
生機能を備えた脱臭装置を感光材料処理装置に内蔵する
事も可能であるし、また該処理装置やその処理液タンク
の近傍に置いて連結して使用することも可能である。更
に、感光材料処理装置や処理液タンクが置いてある室内
や暗室内に設置連結して用いることも出来る。
【0048】本発明における非水溶性固形脱臭剤は、固
形脱臭剤を洗浄水で洗浄し、固形脱臭剤に吸着した臭気
成分を脱離させるため、多孔体構造により弱い吸着力で
臭気成分を吸着させる物理吸着する性質を持つものが好
ましい。そのため比表面積が1〜2000m2/gのものが好
ましく、また洗浄により再生し繰り返し使用するため、
脱臭剤は粉体より粒状のものが好ましい。
【0049】また、活性炭素材の粒度は、粒状活性炭を
密に充填した場合圧力損失の関係から3〜80メッシュで
あることが好ましく、特に3〜10メッシュが好ましい。
3メッシュ以下では活性炭間の隙間が大きくなるため必
要活性炭量が多くなり、低濃度ガス吸着には適していな
い。
【0050】しかし、請求項11に記載の如く粒状活性炭
を不織布で覆いカートリッジ構造としたものの場合は活
性炭の粒度は10〜80メッシュが好ましい。このようにカ
ートリッジ構造とするため、取扱い易く、洗浄効果が更
に良好となる。
【0051】ここで、カートリッジ構造とは多数孔(活
性炭素材粒度より小)を有する容器に粒状活性炭素材を
詰めた構造で、交換を簡易化したものであり、不織布で
覆ったカートリッジ構造とは通気性のある不織布内(厚
みを有したものの方が好ましい)に粒度の細かい活性炭
素材が埋め込まれており、更に外側を活性炭素材が洩れ
ない程度の不織布でカバーし形成されたものを指す。
【0052】好ましい固形脱臭剤としては、活性炭素
材、セラミック素材、金属素材のものが挙げられ、具体
的な例を以下に示す。
【0053】(活性炭素材)木材,ノコギリクズ,ヤシ
ガラ,リグニン,牛の骨,血液,亜炭,褐炭,泥炭,石
炭などの原料を炭化したのち活性化し精製したもの。
【0054】これらの中で特にヤシガラを主原料とした
ものが、活性炭の中でも気相用の吸着性能に優れ、特に
酸性ガスや有機ガスの吸着性が高く、更に低コストであ
ることから好ましい。また、黒鉛化カーボンブラックで
も良い。
【0055】更に、活性炭素材の形状としては、ペレッ
ト状(円柱状)に加工されているものと破砕状のものが
あるが、破砕状の方が表面積が広く、脱臭効率が良い。
円柱状のものでも活性炭素材の充填厚さhを調節するこ
とで十分な脱臭効果は得られるが必要容積が大きくなる
ため、コストや必要容積から破砕状のものが好ましい。
特に好ましくは洗浄に際し壊れにくく微粉が発生しない
ものである。
【0056】(セラミック素材)ゼオライト,合成ゼオ
ライト(カーボンモレキュラーシーブに代表される組成
式xM2/nO・Al2O3・ySiO2ZH2O ここでMはアルカリ土類
金属である),シリカゲル(SiO2),石英粉。
【0057】これらの中で特にゼオライトが好ましい。
【0058】(金属素材)鉄系(a-Fe2O3,テトンチット
(新日本製鉄社製)),チタン,ケイ素,スズ等の酸化
物(TiO2),アルミニウム系として活性アルミナ(AL2O
3 ),Cr2O3,ZnO 。
【0059】更に、脱臭剤は2種類以上を併用すること
が好ましく、特に活性炭素材とセラミック素材との併用
が好ましい。これは、活性炭素材が酸性ガス、中性ガス
を主に吸着し、セラミック素材がアンモニア、アミン類
を吸着する性質を持つためである。
【0060】請求項13に記載の活性炭素材の圧力損失に
関しては、風速1m/sの時10〜30mmAq.になるよう活
性炭粒度及び充填厚さを調節することで良好な脱臭性が
得られる。圧力損失を30mmAq.以上にするとファンが大
型化する。
【0061】請求項2又は7に記載の感光材料用の処理
液とは、ミニラボや大規模ラボで処理されるカラー又は
白黒感光材料の処理液、Xレイ感光材料の処理液、印刷
産業関係感光材料の処理液などである。
【0062】請求項3又は16に記載の脱臭剤の再生方法
及び脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置では、洗浄水は
脱臭部にスプレーノズル等の噴射手段により直接噴射
し、脱臭剤に吸着した臭気成分を洗い流す方式であり、
洗浄後pHが低くなるので、感光材料処理装置の水洗水
と混合して排水するか、pH調整手段を設けて排水する
ことが好ましい。これは、中和作用による下水での臭気
発生を防止し、更に下水道排出規制値を満足するためで
ある。
【0063】請求項17に記載の脱臭剤の再生機能を備え
た脱臭装置では、脱臭部を脱臭装置から取り外し可能な
カートリッジ構造としているため、洗浄する際、該脱臭
部を取り外しため水につけおきして洗浄する方式であ
り、前記洗い流す方式と比べかなり節水されるが、臭気
成分の脱離を効果的に行うために洗浄水を2回以上新し
いものと交換することが好ましい。
【0064】また、カートリッジ構造は多数孔を有する
部材から構成されることが好ましく、材料としてはプラ
スチック材、ステンレス等が挙げられる。プラスチック
材の種類としては特に限定はされないが、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ナイロン等が好ましい。
【0065】そして洗浄時の洗浄水の温度と洗浄時間の
関係は臭気成分の吸着量により異なるが図15のグラフに
示すように、図の斜線部の領域が各水温による洗浄時間
の好ましい領域であり、10分〜10時間が好ましい範囲で
ある。
【0066】この領域は洗浄排水のpHは約7になるま
で完全に臭気成分を脱離させた場合であり、洗浄水20℃
において10分間の洗浄でも、臭気成分の90%以上を脱離
させることが可能である。実際には、極めて低濃度ガス
を吸着した脱臭剤の洗浄に使用するので、短時間洗浄に
より洗浄頻度を多くする方が効果的である。
【0067】
【実施例】本発明の実施例を一部その作用とともに図を
用いて説明する。
【0068】図1に感光材料処理装置に外部接続した本
発明の一実施例の脱臭系統図を示す。図2に本発明の一
実施例の脱臭部の正面図、図3に図2の脱臭部の上面
図、図4に図3のE−E断面図、図7に脱臭試験用の実
験装置の断面図を示す。
【0069】図7の断面図に示すように、臭気成分を含
む空気の風路上に非水溶性脱臭剤として4〜8メッシュ
のヤシガラ破砕活性炭を装着する。このときの活性炭の
充填量を0.6〜2.8リットル(20cm×20cm×h)とし、充
填厚さ(充填層高さ)hを変化させたときの、脱臭部入
口酢酸濃度を5〜20ppm 、亜硫酸濃度を5〜12ppm にし
て圧力損失測定と酢酸ガス、亜硫酸ガスの脱臭性及び洗
浄による脱臭剤の再生の実験を行った。
【0070】結果は図8〜10に示すようになる。図8に
充填厚さ(充填層高さ)hを変化させた時の風速〔m/
s〕と圧力損失〔mmAq.〕の関係を示し、図9及び図10
に充填厚さ(充填粗層高さ)hを変化させた時の酢酸ガ
ス、亜硫酸ガスの脱臭性を示す。風速1m/s を基準
とした場合、図9及び図10から分かるように、活性炭素
材の充填厚さ(充填層高さ)hが5cm以上であれば両ガ
スの脱臭率は100%に近い良好な結果が得られる。脱臭
性は図8からも分かるように圧力損失への依存性が高い
が、圧力損失が風速1m/sにおいて30mmAq.以上にな
るとファンが大型化するため、本発明の装置に使用する
場合は活性炭素材の充填厚さは5〜7cmが好ましい。
【0071】更に、5cmに充填した活性炭素材を酢酸ガ
ス及び亜硫酸ガスの雰囲気下で強制的に吸着飽和状態に
した後、洗浄し再生試験を施した結果を図9及び図10に
おいて■印で示すが、洗浄前の活性炭素材の状態を示す
□印のものと比べると、ほぼ同様の脱臭性が回復される
ことが確認できた。
【0072】次に、表1に示す各種活性炭素材(全て原
料はヤシガラである)について酢酸ガス、亜硫酸ガスの
脱臭性及び洗浄による脱臭剤の再生の実験を行った。こ
のときの活性炭素材の活性炭充填量(充填厚さ)や脱臭
部入口の酢酸濃度と亜硫酸濃度、風路の風速は表2に示
し、活性炭素材の形状別の圧力損失は表3に示す。
【0073】
【表1】
【0074】
【表2】
【0075】
【表3】
【0076】次に、上記各活性炭素材について洗浄、乾
燥を繰り返したときの微粉発生による洗浄水の黒化度を
比較検討を行った。表4に洗浄水の黒化度を目視で5段
階に評価したものを示す。
【0077】
【表4】
【0078】これらから破砕状の活性炭素材の方が円柱
状の活性炭素材のものと比較して、洗浄、乾燥により壊
れやすく微粉が発生する可能性が高いことがわかるが、
破砕状のもののなかでもG4−8、太閤は良好な結果が
得られた。
【0079】次に、脱臭部の洗浄、乾燥を繰り返したと
きの脱臭能力(吸着量)への影響を次のような実験によ
り確認を行った。
【0080】4SA、G4−8、太閤の各活性炭素材20
gを酢酸ガス、亜硫酸ガスが過剰に存在する容器内に約
1日間放置し、各活性炭素材の重量変化を測定した。そ
れらを充分洗浄し、乾燥させた後、再度ガスを吸着さ
せ、重量変化を測定した。このときの吸着ガス量は活性
炭素材の重量に対する重量%濃度で示した。以上の操作
を数回繰り返して実験を行い、その結果を図13及び図14
に示す。
【0081】定量することは不可能であるが、6回程度
洗浄、乾燥を繰り返しても活性炭素材の吸着能は保持さ
れていることが確認できた。
【0082】更に、脱臭部を複数の部屋に仕切った実施
例の説明をする。説明においては、脱臭部を2系列に仕
切った例で説明するがこれに限定されないことは言うま
でもない。
【0083】脱臭部を2部屋に仕切り、処理槽上部9の
脱臭と乾燥部10の脱臭とを別々の排気ボックス13B、14
Bで行い、各ボックスの脱臭剤を更に2つに分けて、各
ボックスの各脱臭剤が交互に洗浄可能な脱臭剤の再生機
能を備えた脱臭装置を図1乃至図4に示す。
【0084】現像槽6、定着槽又は漂白定着槽7、水洗
槽8からなる処理槽上部9の空間に存在する臭気成分を
含んだ空気と乾燥部10の臭気成分を含んだ空気は、各々
排気口12から各排気管13、14により脱臭部150の各入口
側排気ボックス13B、14Bに、流入口13A、14Aから入
り、脱臭部内に装着された非水溶性固形脱臭剤151A、1
51B、151C、151Dにより脱臭されて出口側の合流排気
ボックス15Bに入り、そこから排気口15Aを経て、排気
ブロワー16により感光材料処理装置が設置されている室
内へ排気される。それと共に水道栓配管110からバルブ1
12を持つ配管114と、バルブ113を持つ配管115とによ
り、水道水が脱臭部に導かれ、固形脱臭剤を洗浄するよ
うに成したものである。例えば、排気ボックス13Bの脱
臭剤を151Aと151Bとの2つに仕切り、排気ボックス14
Bの脱臭剤を151C、151Dとの2つに仕切り、バルブ11
2及び113を切り替えて151A、151Cに洗浄水が流れてい
るときは、151B、151Dには洗浄水は流されず、各ボッ
クス内の臭気成分を含んだ空気は主として洗浄水の流れ
ていない方を通過して脱臭が行われるようにしてある。
勿論、洗浄水の流れている洗浄中の脱臭剤も空気は通過
して脱臭される作用は行われるが、極僅かの量である。
そして一方の洗浄が終了するとバルブ112、113の開閉を
逆に切り替えて、他方の脱臭剤の洗浄を行うようにさせ
る。この動作を繰り返すことにより脱臭剤の再生を行い
ながら脱臭動作、及び感光材料処理装置の動作を停止す
ることなく常に稼働可能とさせたものである。勿論、あ
る時間は脱臭剤の洗浄を2つとも停止されたまま脱臭の
機能だけ稼働させることも可能である。
【0085】洗浄水として、水道水を使用する効果は電
磁弁、排水ポンプ等の利用により自動制御が簡易であ
り、感光材料処理量がゼロに近い場合も問題なく脱臭を
維持できることにある。
【0086】脱臭剤を洗浄した洗浄済の洗浄水を感光材
料処理装置の水洗水として再使用させることも可能であ
る。それは、排水路121からポンプ123により水洗槽8に
汲み上げて使用することにより、節水の効果が得られ
る。
【0087】次に、水洗頻度の見極め実験を行った。
(実験−1) 使用脱臭剤は、活性炭素材で処理槽部の脱臭にG4−8
を0.8リットル、乾燥部の脱臭にG4−8を3.2リットル
使用した。
【0088】感光材料処理装置からの排気ガス濃度は以
下のようなものであった。
【0089】 酢酸ガス 亜硫酸ガス 風量 処理槽部 3〜7ppm 1〜3ppm 0.6m3/分 乾燥部 1〜2ppm 0.25〜5ppm 2.4m3/分 このような状態から始まり、感光材料処理装置の総運転
時間268時間で排気口より0.2〜0.5ppmの酢酸ガスが検出
された。また亜硫酸ガスの検出はなく0ppmであった。
従って、其以前の段階で脱臭剤の洗浄を行うことが好ま
しい。更に処理槽部からの脱臭に使用していた活性炭素
材(G4−8)0.8リットルについて以下の溶出試験を
行い、吸着された酢酸ガス及び亜硫酸ガスの重量を算出
した。(実験−2) 即ち、活性炭素材0.8lを純水4リットルの中に浸し、
脱臭剤に吸着した吸着成分の溶出させ、電導度の測定を
行い、更に4リットルの純水と交換して再度溶出させる
操作を繰り返した。これにより酢濃度と電導度の検出線
より吸着成分の概算を行った。
【0090】その結果を表5,表6に示す。純水の中に
溶出された吸着成分重量は、268時間で排気された総ガ
ス量とほぼ一致している。
【0091】
【表5】
【0092】
【表6】
【0093】洗浄後の活性炭素材は、そのまま脱臭部に
装着したままで1〜2時間程度で乾燥し、脱臭性能が再
生されることの確認がされた。
【0094】更に、本発明の他の態様の脱臭剤の再生機
能を備えた脱臭装置の脱臭系統図を図5及び図6に示
す。
【0095】図5は脱臭部がカートリッジ構造で取り外
し可能のとき、脱臭剤の洗浄容器と予備のカートリッジ
入れが兼用となっているものを示しているが、別に設け
ても構わない。
【0096】次に脱臭剤を2種類以上併用された脱臭装
置に関して説明するが、2種類以上併用とは、図5に示
すように例えば活性炭素材とセラミック素材の脱臭剤を
層にして用いても良いし、図6に示すように活性炭素材
とセラミック素材とを混合したものを用いても良い。
【0097】カートリッジ構造の脱臭部は取り外し、再
装着可能であるが、装着した状態のまま、直接洗浄水を
脱臭部にスプレーノズル等の噴射手段により噴射し、洗
浄することも出来る。
【0098】洗浄の制御は、洗浄水が脱臭剤を洗浄する
前後に洗浄水の電導度を測定する手段を設け、電導度差
が一定以下になったとき、好ましくは電導度差がなくな
ったときに洗浄を停止する手段をもっている。洗浄水の
洗浄前後で電導差がなくなるということは活性炭素材か
ら吸着成分が溶出しなくなったことを示しており、これ
により洗浄の完了程度が分かる。
【0099】
【発明の効果】本発明により感光材料処理装置などから
発生する臭気成分を含有する空気を臭気のない状態にし
て排気するのに際し、室内に大掛かりなダクトを設定し
たりすることなくそのまま室内に排気をしても、不快感
を伴わないようになり、洗浄水で脱臭剤を自動的に再生
できるようになり、脱臭剤交換のような定期的メンテナ
ンスの回数が極力避けられるようになった。
【0100】また、脱臭剤の洗浄が感光材料処理装置の
稼働を停止させることなく効率よく行うことが可能にな
り、その洗浄に用いる洗浄水を感光材料処理装置の水洗
水に再利用させたり、逆に感光材料処理装置の処理液や
廃液を洗浄水とし再利用する事も可能になり、資源の有
効活用や節水効果も上がり、効率的な処理液や洗浄水の
使用が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の脱臭系統図。
【図2】本発明の一実施例の脱臭部の正面図。
【図3】その上面図。
【図4】図3のE−E断面図。
【図5】本発明の他の一実施例の脱臭系統図。
【図6】本発明の他の一実施例の脱臭系統図。
【図7】脱臭試験用の実験装置の断面図。
【図8】活性炭充填層高さをパラメータとした脱臭風速
と圧力損失の関係線図。
【図9】酢酸ガスの風速と脱臭率の関係線図。
【図10】亜硫酸ガスの風速と脱臭率の関係線図。
【図11】酢酸ガスにおける活性炭の種類と脱臭率の関
係を表わすグラフ。
【図12】亜硫酸ガスにおける活性炭の種類と脱臭率の
関係を表わすグラフ。
【図13】酢酸ガスにおける吸着量と活性炭の種類の関
係を表わすグラフ。
【図14】亜硫酸ガスにおける吸着量と活性炭の種類の
関係を表わすグラフ。
【図15】水温と洗浄時間の関係を示すグラフ。
【符号の説明】
9 処理槽上部 10 乾燥部 12 排気口 13,14 排気管 13A,14A 流入口 13B,14B 排気ボックス 15 合流排気管 15A 排気口 15B 合流排気ボックス 16 排気ブロワー 110 水道栓配管 112,113 バルブ 114,115 パイプ(配管) 118 出口 121 パイプ(排水路) 122 バルブ 150 脱臭部 151A,151B,151C,151D 固形脱臭剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/50 53/58 // G03D 3/00 Z B01D 53/34 123 D 131

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非水溶性固形脱臭剤を収納した脱臭部に
    水溶性臭気成分を含有する空気を導き脱臭すると共に、
    該非水溶性固形脱臭剤を洗浄水で洗浄し、該非水溶性固
    形脱臭剤の臭気成分を除去し、脱臭性能を再生させ該非
    水溶性固形脱臭剤を繰り返し使用することを特徴とする
    脱臭剤の再生方法。
  2. 【請求項2】 前記水溶性臭気成分が感光材料用の処理
    剤から発生する臭気成分であることを特徴とする請求項
    1に記載の脱臭剤の再生方法。
  3. 【請求項3】 前記洗浄水が前記脱臭部に直接噴射さ
    れ、該洗浄水を順次排水させる請求項1又は2に記載の
    脱臭剤の再生方法。
  4. 【請求項4】 洗浄後の前記洗浄水を感光材料処理装置
    の水洗水と混合して排水することを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の脱臭剤の再生方法。
  5. 【請求項5】 前記非水溶性固形脱臭剤を収納した前記
    脱臭部を複数の部屋に仕切り、少なくとも一つの部屋の
    洗浄は行わないようにしたことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか1項に記載の脱臭剤の再生方法。
  6. 【請求項6】 非水溶性固形脱臭剤を収納した脱臭部と
    水溶性臭気成分を含有する空気を該脱臭部に導くダクト
    及びブロワーとを有し、更に前記非水溶性固形脱臭剤を
    洗浄し再生させる手段を有する脱臭剤の再生機能を備え
    た脱臭装置。
  7. 【請求項7】 前記水溶性臭気成分が感光材料用処理剤
    から発生する臭気成分であることを特徴とする請求項6
    に記載の脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置。
  8. 【請求項8】 前記非水溶性固形脱臭剤の単位重量当た
    りの表面積が1〜2000m2/gであることを特徴とする請
    求項6又は7に記載の脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装
    置。
  9. 【請求項9】 前記非水溶性固形脱臭剤が活性炭素材で
    あることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記
    載の脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置。
  10. 【請求項10】 前記活性炭素材がヤシガラであること
    特徴とする請求項9に記載の脱臭剤の再生機能を備えた
    脱臭装置。
  11. 【請求項11】 前記活性炭素材は粒状活性炭であり、
    該粒状活性炭は不織布で覆われたカートリッジ構造であ
    ることを特徴とする請求項9又は10に記載の脱臭剤の再
    生機能を備えた脱臭装置。
  12. 【請求項12】 前記活性炭素材の粒度が3〜80メッシ
    ュであることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項
    に記載の脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置。
  13. 【請求項13】 前記活性炭素材による圧力損失が風速
    1m/sの時10〜30mmAq.になるよう該活性炭素材の充
    填厚さを設定することを特徴とする請求項9〜12のいず
    れか1項に記載の脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置。
  14. 【請求項14】 前記非水溶性固形脱臭剤がセラミック
    素材であることを特徴とする請求項6又は7に記載の脱
    臭剤の再生機能を備えた脱臭装置。
  15. 【請求項15】 前記セラミック素材がゼオライトであ
    ることを特徴とする請求項14に記載の脱臭剤の再生機能
    を備えた脱臭装置。
  16. 【請求項16】 前記洗浄は前記脱臭部に直接洗浄水を
    噴射し、前記洗浄水を順次排水させる手段を有すること
    を特徴とする請求項6〜15のいずれか1項に記載の脱臭
    剤の再生機能を備えた脱臭装置。
  17. 【請求項17】 前記脱臭部がカートリッジ構造となっ
    ており、該脱臭部を取り外して洗浄後、再装着して使用
    可能としたことを特徴とする請求項6〜16のいずれか1
    項に記載の脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置。
  18. 【請求項18】 前記脱臭部は多数孔を有する板状部材
    からなるカートリッジ構造であることを特徴とする請求
    項6〜17のいずれか1項に記載の脱臭剤の再生機能を備
    えた脱臭装置。
  19. 【請求項19】 請求項17又は18に記載の脱臭部を洗浄
    する際、該脱臭部の洗浄容器が脱臭装置の一部となって
    いる、又は脱臭装置に内蔵されていることを特徴とする
    脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置。
  20. 【請求項20】 請求項17又は18に記載の脱臭部が予備
    として少なくとも一つ脱臭装置に内蔵されていることを
    特徴とする脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置。
  21. 【請求項21】 前記非水溶性固形脱臭剤は2種類以上
    が併用されていることを特徴とする請求項6〜20のいず
    れか1項に記載の脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置。
  22. 【請求項22】 前記非水溶性固形脱臭剤は少なくとも
    活性炭素材とセラミック素材とを併用していることを特
    徴とする請求項21に記載の脱臭剤の再生機能を備えた脱
    臭装置。
  23. 【請求項23】 請求項6〜22のいずれか1項に記載の
    脱臭装置はタイマーが内蔵されていて、前記ブロワーの
    稼働時間を積算させ、その積算時間により洗浄時間を報
    知する手段又は前記洗浄手段を稼働させる制御手段を有
    することを特徴とする脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装
    置。
  24. 【請求項24】 前記洗浄水の抵抗値又は電導度の測定
    手段と、測定データにより前記洗浄手段を制御する制御
    手段とを有することを特徴とする請求項6〜23のいずれ
    か1項に記載の脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置。
  25. 【請求項25】 前記測定手段を前記洗浄水による前記
    非水溶性固形脱臭剤の洗浄の少なくとも前と後の2か所
    に設け、測定結果により前記洗浄手段の制御を行うこと
    を特徴とする請求項24に記載の脱臭剤の再生機能を備え
    た脱臭装置。
  26. 【請求項26】 前記洗浄水は電磁弁と定流量弁を介し
    て供給され、更に排水用ポンプを有していることを特徴
    とする請求項6〜25のいずれか1項に記載の脱臭剤の再
    生機能を備えた脱臭装置。
  27. 【請求項27】 前記洗浄手段が噴射手段であることを
    特徴とする請求項6〜26のいずれか1項に記載の脱臭剤
    の再生機能を備えた脱臭装置。
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