JPH034919A - 排ガス脱硫装置 - Google Patents

排ガス脱硫装置

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JPH034919A
JPH034919A JP1137987A JP13798789A JPH034919A JP H034919 A JPH034919 A JP H034919A JP 1137987 A JP1137987 A JP 1137987A JP 13798789 A JP13798789 A JP 13798789A JP H034919 A JPH034919 A JP H034919A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は排ガス脱硫装置に係り、特に脱硫性能を低下さ
せることなく吸収剤消費量を低減するに好適な排ガス脱
硫装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の湿式排煙脱硫装置の吸収剤供給量制御系統図を第
4図に示す。排ガスはダクト25から吸収塔26中に導
入され、ここで循環する吸収液21と気液接触される。
排ガス中のSO□が吸収液に吸収された後、排ガスは排
出ライン28を通って煙突から排出される。
一方、SO2を吸収した吸収液21は、塔底部から循環
タンク22に流下する。循環タンク22には吸収剤スラ
リ供給ライン29から吸収剤が供給されており、SO□
の吸収性能を回復した吸収液21は吸収塔循環ポンプ2
3により循環ライン27を通って吸収塔26に供給され
る。なお、循環液の一部は抜出しライン24を通って排
出され、後工程において酸化されて石膏となり回収され
る。
このような湿式排煙脱硫装置において、従来は吸収剤供
給量を次のように制御している。循環タンクルH計4で
吸収液のpi(値を検出し、調節計13bに入力する。
調節計13bでは塔頂に到る吸収液のpH値が設定値に
なるように信号を加算器9Cに入力する。
一方、負荷検出器30で系内に入るS Oz量、すなわ
ち脱硫プラントの負荷を検出し、加算器9Cに入力する
。加算器9cでは調節計13bからの信号と負荷検出器
30からの信号とを加算し、調節計13cに吸収剤スラ
リ流量デマンド信号18として入力する。吸収剤スラリ
供給ライン29の流量を吸収剤スラリ流量計5で検出し
、調節計13cに入力する。調節計13cは、これらの
信号に基づいて吸収剤スラリ流量調整弁14を制御する
なお、上述した吸収剤供給量制御方式を詳細な制御系統
図にしたものを第5図に示す。図においては、関数発生
器10dにおいて、SO□量の関数としてpH設定値を
与え、関数発生器10fにおいて、S02量の関数とし
て吸収剤過剰率先行値を与えるものである。
したがって、この吸収剤供給量制御方式は、過剰率先行
値信号(関数発生器torの出力信号)と吸収液pHの
設定値に対するフィードバンク信号(関数発生器10e
の出力信号)の加算値により、吸収剤供給量を決定する
ものであり、これまで実機において採用されてきた制御
方式である。
しかしながら、本制御方式では、特殊な運転状態におい
ては、良好な制御特性が得られないという点については
配慮されていなかった。
すなわち、吸収液の酸化状態は、SO□の吸収量と、生
成する亜硫酸の酸化量との大小関係によって、全量酸化
状態(So□吸収量〈酸化量)と部分酸化領域(So□
吸収量〉酸化量)に分けられる。−船釣には、高負荷で
部分酸化状態、低負荷では全量酸化状態となる。
ところが、低負荷から高負荷へ運転条件が移行する場合
には、全量酸化状態から部分酸化状態へ酸化状態が移行
するが、この遷移状態として、準全量酸化状態が発生す
る。
この準全量酸化状態においては、吸収液中にSO□を吸
収して生成する亜硫酸塩の固形物が存在しないので、亜
硫酸イオンが晶析困難となって吸収液中の亜硫酸イオン
が過飽和状態となるので、吸収液中のS02分圧が増加
するため脱硫性能が低下する。
また、過飽和状態の亜硫酸イオンが吸収剤の表面に析出
して、吸収剤の溶解反応が鈍くなり、必要な脱硫性能を
維持できる吸収液のpHを保持するためには、大量の吸
収剤供給が必要となる。
第6図に、吸収液の酸化状態と脱硫率の関係を示す。
以上のように、従来の制御方式では、準全量酸化状態に
おける吸収剤の供給方式に対して配慮がさ・れていなか
った。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は吸収液の酸化状態が準全量酸化状態に移
行して、脱硫性能が低下し、目標とする脱硫率を確保で
きない可能性があるという点について配慮がされておら
ず、あらゆる運転状態(酸化状M)において安定した脱
硫性能を確保できないという問題があった。
本発明の目的は、特殊な運転状態すなわち準全量酸化状
態においても、目標とする脱硫率を確保できる吸収剤の
供給量制御方式を提案することにある。
〔課題を解決するための手段] 上記目的は、排ガスと吸収液を接触させて排ガス中の硫
黄酸化物を吸収液に吸収させる吸収部と、吸収部で排ガ
スと接触した後の吸収液を収容する循環タンクと、循環
タンク中の吸収液を吸収部に循環させる循環装置と、上
記吸収部での排ガスと接触する前の吸収液のpHを測定
する吸収前pH測定装置と、吸収部で排ガスと接触する
前の吸収液のpHを所定値に設定するpH設定装置と、
吸収前pH測定装置とpH設定装置とからの両信号を比
較するpH比較装置と、循環タンクまたは循環装置への
吸収液供給量を測定する吸収液流量計と、pH比較装置
および吸収液流量計からの信号に基づき上記吸収液供給
量を制御する装置とを備えた排ガス脱硫装置において、
吸収部にて吸収液中に吸収される硫黄酸化物量を算出す
る吸収硫黄酸化物量算出装置と、吸収部にて排ガスと接
触してpHの低下した吸収液のpHを測定する吸収後p
H測定装置と、吸収前pH測定装置と吸収後pH測定装
置からの両信号を比較する吸収前後pH比較装置と、該
装置および吸収酸化物量算出装置からの信号に基づきp
H設定装置の設定値を調整する装置とを設けたことを特
徴とする排ガス脱硫装置により達成される。
〔作用〕
準全量酸化状態においては、吸収剤の活性が極端に低下
する。このため、吸収剤の溶解反応が鈍くなり、吸収塔
人口/出口のpHの差ΔpHが大きくなる。また、この
ΔpHはS02の吸収量に対応して増加する。
したがって、上記ΔpHとSO□O□量によって、準全
量酸化状態に移行したかどうかがオンラインで判定でき
る。この判定に基づいて、pHの設定値を増加させるこ
とにより、大量の吸収剤が投入できるので、準全量酸化
状態では、pHを増加させることにより脱硫率が極端に
低下することがない。
〔実施例〕
本発明の排ガス脱硫装置の具体的実施例を第1図に示す
。第2図は、本発明による排ガス脱硫装置の系統図であ
る。第1図において、12はpH補正器であり、排ガス
流量計1の出力信号と入口S02濃度計2の出力信号を
掛算器8aで掛は合わせ、総S02量信号15とする。
入口SO□O□計2の出力信号および出ロso、:a度
計3の出力信号より脱硫率信号16を求める。この脱硫
率信号I6と総S02量信号15を掛算器8bで掛は合
わせ、吸収SO□量信分信号とする。循環タンクルH計
4の出力信号と第2図に示した吸収塔出口pH計6の出
力信号との差を減算器7bで求め、ΔpH信号31とす
る。
pH補正器12では、第3図に示すように、吸収SO2
量信号19とΔT)H信号31により酸化状態を判定す
る。すなわち、一定のSO2吸収量に対しては、全量酸
化状態、部分酸化状態、準全量酸化状態の順にΔpHが
増加する。
この関係を用いて、pH補正器12の出力信号であるp
H補正信号20は、以下のように決定される。
全量酸化状態:0 部分酸化状態;△P1 準全量酸化状態:へP2 (ΔP2〉ΔP1) 通常の脱硫プラントにおいては、八P2=0.5、へP
、=0.1程度とする。
関数発生器10aでは、総S02量15に対して循環タ
ンクpHの設定値信号を与え、この信号に加算器9aで
、pH補正信号20を加算し、循環タンクルH計4の出
力信号との偏差を減算器7Cで求め、関数発生器10b
で信号処理して、加算器9bに入力する。関数発生器1
0cは総S。
2量信号15に対して吸収剤過剰率信号を与えるもので
あり、加算器9bでは、この吸収剤過剰率信号と関数発
生器10bの出力信号であるpHフィードバック信号を
加算して、吸収剤過剰率デマンド信号I7とし、掛算器
8cにおいて、この信号に吸収SO□量信分信号を掛け
て、吸収剤スラリ流量デマンド信号18とする。
引算器7dでは、吸収剤スラリ流埜デマンド信号18と
吸収剤スラリ流量計5の偏差を求め、この偏差信号を調
節計13aで信号処理し、吸収剤スラリ流量調整弁14
を開閉することにより、吸収剤供給量を調節する。
すなわち、本制御方式は、吸収剤過剰率先行値とpHフ
ィードバックから、吸収剤供給量を決定しているが、吸
収液の酸化状態によってpHの設定値を変更するところ
に特徴がある。
第7図には、本発明の制御方式に基づいた制御特性を示
す。図に示したように、低負荷から負荷上昇させ、高負
荷に保持させるような運転状態の場合には、全量酸化状
態から準全量酸化状態へ移行する場合がある。このよう
な運転状態においても、本制御方式では、酸化状態を判
定して、吸収液のpHを変更させることにより、従来制
御方式に比較して、安定な脱硫性能を確保できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、吸収液の酸化状態をオンラインで判定
できるので、準全量酸化状態のような特殊な運転状態に
おいても、吸収液のpHを適切に増加させることにより
、必要な脱硫率を確保できるので、あらゆる運転条件に
おいて、安定した脱硫性能を確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による排ガス脱硫装置の制御系統図、
第2図は、本発明による排ガス脱硫装置の系統図、第3
図は、脱硫装置におけるS02吸収後の吸収液の酸化状
態と液のPH値の関係図、第4図は、従来技術による脱
硫装置の系統図、第5図は、従来技術による脱硫装置制
御系統図、第6図は、吸収液の酸化状態と脱硫率の関係
図、第7図は、本発明による脱硫装置による実験結果説
明図である。 1・・・排ガス流量計、2・・・入口SO□O□計、3
・・・出口Sow濃度計、4・・・循環タンクルH計、
5・・・吸収剤スラリ流量計、6・・・吸収塔出口pH
計、7・・・減算器、8・・・掛算器、9・・・加算器
、IO・・・関数発生器、11・・・割算器、12・・
・pH補正器、13・・・調節計、14・・・吸収剤ス
ラリ流@調整弁、15・・・総S Oz量信号、16・
・・脱硫率信号、17・・・吸収剤過剰率デマンド信号
、18・・・吸収剤スラリ流量デマンド信号、19・・
・吸収SO□量信分信号0・・・pH補正信号、21・
・・吸収液、22・・・循環タンク、23・・・吸収塔
循環ポンプ、24・・・抜出しライン、25・・・ダク
ト、26・・・吸収塔、27・・・循環ライン、28・
・・排出ライン、29・・・吸収剤スラリ供給ライン、
30・・・負荷検出器、31・・・ΔPH信号。 zJ 吸収液 循環タンク 吸収塔循環ポンフ 抜き出しライン 吸収塔 吸収剤スラリ供給ライン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)排ガスと吸収液を接触させて排ガス中の硫黄酸化
    物を吸収液に吸収させる吸収部と、吸収部で排ガスと接
    触した後の吸収液を収容する循環タンクと、循環タンク
    中の吸収液を吸収部に循環させる循環装置と、上記吸収
    部での排ガスと接触する前の吸収液のpHを測定する吸
    収前pH測定装置と、吸収部で排ガスと接触する前の吸
    収液のpHを所定値に設定するpH設定装置と、吸収前
    pH測定装置とpH設定装置とからの両信号を比較する
    pH比較装置と、循環タンクまたは循環装置への吸収液
    供給量を測定する吸収液流量計と、pH比較装置および
    吸収液流量計からの信号に基づき上記吸収液供給量を制
    御する装置とを備えた排ガス脱硫装置において、吸収部
    にて吸収液中に吸収される硫黄酸化物量を算出する吸収
    硫黄酸化物量算出装置と、吸収部にて排ガスと接触して
    pHの低下した吸収液のpHを測定する吸収後pH測定
    装置と、吸収前pH測定装置と吸収後pH測定装置から
    の両信号を比較する吸収前後pH比較装置と、該装置お
    よび吸収酸化物量算出装置からの信号に基づきpH設定
    装置の設定値を調整する装置とを設けたことを特徴とす
    る排ガス脱硫装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07313836A (ja) * 1994-05-27 1995-12-05 Konica Corp 脱臭剤の再生方法及び脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07313836A (ja) * 1994-05-27 1995-12-05 Konica Corp 脱臭剤の再生方法及び脱臭剤の再生機能を備えた脱臭装置

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