JPH0731371Y2 - 光学式デイスク再生装置 - Google Patents
光学式デイスク再生装置Info
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- JPH0731371Y2 JPH0731371Y2 JP1985024368U JP2436885U JPH0731371Y2 JP H0731371 Y2 JPH0731371 Y2 JP H0731371Y2 JP 1985024368 U JP1985024368 U JP 1985024368U JP 2436885 U JP2436885 U JP 2436885U JP H0731371 Y2 JPH0731371 Y2 JP H0731371Y2
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- disc
- data
- linear velocity
- constant
- signal
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は書込み可能なディスクを使用した光学式ディ
スク再生装置に関する。
スク再生装置に関する。
この光案は書込み可能なディスクを使用した光学式ディ
スク再生装置に関し、データ再生時、ディスク内周に記
録されたデータをアドレスするときに、アドレス指定か
らディスク内周における線速度が一定となるまでの間、
スピンドルロック信号に基づきレーザよりディスクに照
射されるビーム量をデータ再生時よりもさらに減少させ
るようにして、ディスクに無意味なデータが再書込みさ
れるような事故を未然に防止しうるようにしたものであ
る。
スク再生装置に関し、データ再生時、ディスク内周に記
録されたデータをアドレスするときに、アドレス指定か
らディスク内周における線速度が一定となるまでの間、
スピンドルロック信号に基づきレーザよりディスクに照
射されるビーム量をデータ再生時よりもさらに減少させ
るようにして、ディスクに無意味なデータが再書込みさ
れるような事故を未然に防止しうるようにしたものであ
る。
書込み可能なディスクを使用したいわゆるDRAW方式の光
学式ディスク記録再生装置では、ディスクに照射される
単位面積当りのレーザ光量が所定値を越えたときにデー
タの書込み(記録)が行われる。
学式ディスク記録再生装置では、ディスクに照射される
単位面積当りのレーザ光量が所定値を越えたときにデー
タの書込み(記録)が行われる。
また、データを記録再生する場合のディスク駆動方式と
しては、ディスクの回転数を一定にした状態でデータの
書込み及び再生を行なうCAV(Constant Angular Veloci
ty)駆動方式を採用する場合と、線速度が一定な状態で
記録再生が行われるようなCLV(Constant Linear Veloc
ity)駆動方式を採用する場合とがある。
しては、ディスクの回転数を一定にした状態でデータの
書込み及び再生を行なうCAV(Constant Angular Veloci
ty)駆動方式を採用する場合と、線速度が一定な状態で
記録再生が行われるようなCLV(Constant Linear Veloc
ity)駆動方式を採用する場合とがある。
ところで、このようなDRAW方式の光学式ディスク再生装
置では、データ再生時データの書込み可能な光量を越え
ないようにレーザパワーをコントロールする必要があ
る。
置では、データ再生時データの書込み可能な光量を越え
ないようにレーザパワーをコントロールする必要があ
る。
たとえば、直径20cmのディスクを使用したCAV,CLVの両
駆動方式が可能なディスク再生装置で、CAV駆動時のデ
ィスクの回転数が、例えば900rpmの一定回転であるとき
には、CLV駆動時では、線速度を一定にするために、内
周において900rpmで回転し、光学ヘッドが外周に行くに
したがい回転数が低下して外周においては525rpmとなる
ように制御されている。
駆動方式が可能なディスク再生装置で、CAV駆動時のデ
ィスクの回転数が、例えば900rpmの一定回転であるとき
には、CLV駆動時では、線速度を一定にするために、内
周において900rpmで回転し、光学ヘッドが外周に行くに
したがい回転数が低下して外周においては525rpmとなる
ように制御されている。
このようにCAV駆動時においては、ディスクの回転数が
一定であるため、線速度はディスクの内周と外周では異
なり、内周において、約5.2メートル/秒(m/sec)と遅
く、外周に行くにしたがい速くなり、外周においては、
約8.7m/secとなる。
一定であるため、線速度はディスクの内周と外周では異
なり、内周において、約5.2メートル/秒(m/sec)と遅
く、外周に行くにしたがい速くなり、外周においては、
約8.7m/secとなる。
従って、書き込み時のレーザーパワーも単位時間当りの
レーザーパワーを同一とするために、内周では約14mWで
あり、外周に行くに従い徐々に大きくなり、外周におい
ては約17mWになるようにコントロールされ、常に最適パ
ワーにて書き込みが行われる。
レーザーパワーを同一とするために、内周では約14mWで
あり、外周に行くに従い徐々に大きくなり、外周におい
ては約17mWになるようにコントロールされ、常に最適パ
ワーにて書き込みが行われる。
データ読み取り時においては、線速度の遅い内周におい
て、書き込みが行われない値のレーザーパワーにて常時
読み取りが行われるため、線速度の速くなる外周におい
ても再書き込みのおそれがない。この例においては、内
周約5.2m/secの線速度に対して読み取り時のレーザーパ
ワーは約1.3mWの値が選ばれている。
て、書き込みが行われない値のレーザーパワーにて常時
読み取りが行われるため、線速度の速くなる外周におい
ても再書き込みのおそれがない。この例においては、内
周約5.2m/secの線速度に対して読み取り時のレーザーパ
ワーは約1.3mWの値が選ばれている。
これに対して、CLV駆動時においては、線速度が約5.2m/
secに固定されているため、レーザーパワーは書き込み
時においては約5mWであり読み取り時においては再書き
込みのおそれがなく、かつS/Nを良くするため出来るだ
け高い出力が望ましく、この例では約1.3mWの値に固定
されている。
secに固定されているため、レーザーパワーは書き込み
時においては約5mWであり読み取り時においては再書き
込みのおそれがなく、かつS/Nを良くするため出来るだ
け高い出力が望ましく、この例では約1.3mWの値に固定
されている。
しかしながら、CLVモードの再生時において、再生トラ
ックを変更しようとする場合、たとえば外周のトラック
から内周のトラックへ光学ヘッドをジャンプさせる時、
光学ヘッドは瞬時に移動するものの、ディスクの回転数
を変更して所定の回転数となるまでには、ディスクの慣
性等のため数秒かかる。このため、内周読み取り状態
が、回転速度900rpm、線速度5.2m/sec、レーザーパワー
1.3mWであるべきところが約525rpm、約3.0m/sec、1、3
mWとなり、単位時間当りのビーム光量が書き込み可能な
光量を越えるおそれがあり、無意味なデータが再書込み
される可能性がでてくる。
ックを変更しようとする場合、たとえば外周のトラック
から内周のトラックへ光学ヘッドをジャンプさせる時、
光学ヘッドは瞬時に移動するものの、ディスクの回転数
を変更して所定の回転数となるまでには、ディスクの慣
性等のため数秒かかる。このため、内周読み取り状態
が、回転速度900rpm、線速度5.2m/sec、レーザーパワー
1.3mWであるべきところが約525rpm、約3.0m/sec、1、3
mWとなり、単位時間当りのビーム光量が書き込み可能な
光量を越えるおそれがあり、無意味なデータが再書込み
される可能性がでてくる。
この問題を解決するために最内周での回転数が規定の回
転数にロックするまでの間だけレーザーの発射を禁止す
るように構成することも考えられるが、こうすると最内
周の指定アドレスを検索することができず、またトラッ
キングもとることができなくなってしまう。従って、レ
ーザは常時励起させておく必要がある。
転数にロックするまでの間だけレーザーの発射を禁止す
るように構成することも考えられるが、こうすると最内
周の指定アドレスを検索することができず、またトラッ
キングもとることができなくなってしまう。従って、レ
ーザは常時励起させておく必要がある。
そこで、この考案ではCLV駆動方式を採用するようなも
のであっても、無意味なデータが再書込みされるような
事故が絶対に発生しないようにした光学式ディスク再生
装置を提案するものである。
のであっても、無意味なデータが再書込みされるような
事故が絶対に発生しないようにした光学式ディスク再生
装置を提案するものである。
上述の問題点を解決するため、本考案による光学式ディ
スク再生装置は、書込み可能なディスク上にレーザー光
を照射して信号の再生を行なう際に、線速度が一定にな
るようにディスクの回転速度が切換えられるようになっ
ていて、指定されたディスク上のアドレスに従ってディ
スクの回転速度を変える手段と、アドレス指定されたヘ
ッド位置での線速度が一定になったことを検出するスピ
ンドル・ロック検出回路と、アドレス指定がされてから
線速度が一定になるまでの期間、上記ディスクに照射す
るレーザビームの光量を通常再生時の光量よりも少ない
がアドレス検索が可能な光量にまで減少させる手段とを
設け、少なくともディスク内周に記録されたデータをア
ドレスするときに、アドレス指定からディスク内周にお
ける線速度が一定になるまでの間、レーザパワーを弱く
して記録内容を破壊しないようにする。
スク再生装置は、書込み可能なディスク上にレーザー光
を照射して信号の再生を行なう際に、線速度が一定にな
るようにディスクの回転速度が切換えられるようになっ
ていて、指定されたディスク上のアドレスに従ってディ
スクの回転速度を変える手段と、アドレス指定されたヘ
ッド位置での線速度が一定になったことを検出するスピ
ンドル・ロック検出回路と、アドレス指定がされてから
線速度が一定になるまでの期間、上記ディスクに照射す
るレーザビームの光量を通常再生時の光量よりも少ない
がアドレス検索が可能な光量にまで減少させる手段とを
設け、少なくともディスク内周に記録されたデータをア
ドレスするときに、アドレス指定からディスク内周にお
ける線速度が一定になるまでの間、レーザパワーを弱く
して記録内容を破壊しないようにする。
スピンドルロック信号SLは第4図に示すように線速度が
一定になるまでの間は“L"で、一定になると、“H"に反
転するような信号であるから、スピンドルロック信号SL
が“L"の期間中、レーザーLD(第1図)を励起するため
の基準電圧VRRがディスク再生時よりもさらに低下する
ように制御される。
一定になるまでの間は“L"で、一定になると、“H"に反
転するような信号であるから、スピンドルロック信号SL
が“L"の期間中、レーザーLD(第1図)を励起するため
の基準電圧VRRがディスク再生時よりもさらに低下する
ように制御される。
これによって、ディスク回転数が規定の回転数に上昇す
る間、レーザがディスク面に照射され続けても、ディス
クに無意味なデータが再書込みされるようなおそれはな
い。
る間、レーザがディスク面に照射され続けても、ディス
クに無意味なデータが再書込みされるようなおそれはな
い。
続いて、この考案に係る光学式ディスク再生装置の一例
を第1図以下を参照して詳細に説明する。
を第1図以下を参照して詳細に説明する。
第1図において、(10)は光学式ディスク再生装置の要
部の一例を示し、レーザ部(1)は半導体レーザダイオ
ードLDと、このレーザダイオードLDが正常に動作してい
るか否かをモニタするためのダイオード、例えばピンダ
イオードPDとで構成され、レーザダイオードLDはドライ
バー(2)の出力で励起される。データ書込み時は端子
(3)にオーディオ信号やビデオ信号などのデジタル信
号SVが供給されて、ドライバー出力がこのデジタル信号
SVによって変調される。
部の一例を示し、レーザ部(1)は半導体レーザダイオ
ードLDと、このレーザダイオードLDが正常に動作してい
るか否かをモニタするためのダイオード、例えばピンダ
イオードPDとで構成され、レーザダイオードLDはドライ
バー(2)の出力で励起される。データ書込み時は端子
(3)にオーディオ信号やビデオ信号などのデジタル信
号SVが供給されて、ドライバー出力がこのデジタル信号
SVによって変調される。
ピンダイオードPDに流れる電流ipはレーザダイオードLD
のビーム光量に対応するものであって、これが電流・電
圧変換器(4)に供給されて電圧VPに変換され、これが
電圧比較器(5)にて後述するような基準電圧VRと比較
され、その比較出力でドライバー(2)がコントロール
されることによって書込み時及び再生時に必要なドライ
バー出力が所定レベルにコントロールされる。従って、
この閉ループ(7)によってレーザダイオードLDに対す
る励起パワーが自動的にコントロールされるから、この
閉ループ(7)は自動パワーコントロール(APC)ルー
プとして動作する。
のビーム光量に対応するものであって、これが電流・電
圧変換器(4)に供給されて電圧VPに変換され、これが
電圧比較器(5)にて後述するような基準電圧VRと比較
され、その比較出力でドライバー(2)がコントロール
されることによって書込み時及び再生時に必要なドライ
バー出力が所定レベルにコントロールされる。従って、
この閉ループ(7)によってレーザダイオードLDに対す
る励起パワーが自動的にコントロールされるから、この
閉ループ(7)は自動パワーコントロール(APC)ルー
プとして動作する。
APCループ(7)に供給される基準電圧VRはデータの書
込み時と再生時とでは異なった値に設定される。(15)
はこの基準電圧VRの設定回路であって、まずディスクの
回転数を一定にした状態でデータの書込み及び再生を行
なうCAV駆動方式においては、端子(16)に供給された
データ書込用アドレスデータSADRがD/A変換器(17)で
アナログ信号SAに変換され、このアナログ信号SAが基準
電圧制御回路(18)に制御電圧として供給されることに
より書込み用基準電圧VRWの値がコントロールされる。
込み時と再生時とでは異なった値に設定される。(15)
はこの基準電圧VRの設定回路であって、まずディスクの
回転数を一定にした状態でデータの書込み及び再生を行
なうCAV駆動方式においては、端子(16)に供給された
データ書込用アドレスデータSADRがD/A変換器(17)で
アナログ信号SAに変換され、このアナログ信号SAが基準
電圧制御回路(18)に制御電圧として供給されることに
より書込み用基準電圧VRWの値がコントロールされる。
すなわち、CAVの場合にはディスクの外周から内周に向
って書込み用基準電圧VRWを小さくしてレーザパワーが
内周に向かうほど小さくなるようにコントロールされ
る。
って書込み用基準電圧VRWを小さくしてレーザパワーが
内周に向かうほど小さくなるようにコントロールされ
る。
データ再生時はデータ再生用の基準電圧制御回路(19)
から得られる再生用基準電圧VRRが一定値に制御され
る。そのため、基準電圧制御回路(19)の入力段には第
1のスイッチング回路(21)が設けられ、CAVモード時
はこれがオンするように、端子(22)に供給されたモー
ド選択パルスSC(第2図参照。このパルSCは図示しない
がシステムコントローラで形成される。)によって第1
のスイチング回路(21)が制御される。これによって、
レーザパワーが再生に適した値(例えば1.3mW)となる
基準電圧VRRが電圧比較器(5)に供給される。(23)
は書込み、再生モードに関連した切換スイッチであっ
て、システムコントローラより送出された書込み、再生
モードパルスPSWによって切換えられる。
から得られる再生用基準電圧VRRが一定値に制御され
る。そのため、基準電圧制御回路(19)の入力段には第
1のスイッチング回路(21)が設けられ、CAVモード時
はこれがオンするように、端子(22)に供給されたモー
ド選択パルスSC(第2図参照。このパルSCは図示しない
がシステムコントローラで形成される。)によって第1
のスイチング回路(21)が制御される。これによって、
レーザパワーが再生に適した値(例えば1.3mW)となる
基準電圧VRRが電圧比較器(5)に供給される。(23)
は書込み、再生モードに関連した切換スイッチであっ
て、システムコントローラより送出された書込み、再生
モードパルスPSWによって切換えられる。
これに対し、CLV駆動方式においては、線速度が一定で
あるため、データ書込み時は一定のレーザパワーとなる
ように書込み用基準電圧VRWが一定値にコントロールさ
れる。そのため、書込み用基準電圧制御回路(18)の入
力端には第2のスイッチング回路(22)が設けられ、CL
Vモード時はこれがオンするようにモード選択パルスSC
によって第2のスイッチング回路(22)が制御される。
これによってD/A変換器(17)より出力されたアナログ
信号の値に拘わらず、書込み用基準電圧VRWは一定値に
ホールドされる。
あるため、データ書込み時は一定のレーザパワーとなる
ように書込み用基準電圧VRWが一定値にコントロールさ
れる。そのため、書込み用基準電圧制御回路(18)の入
力端には第2のスイッチング回路(22)が設けられ、CL
Vモード時はこれがオンするようにモード選択パルスSC
によって第2のスイッチング回路(22)が制御される。
これによってD/A変換器(17)より出力されたアナログ
信号の値に拘わらず、書込み用基準電圧VRWは一定値に
ホールドされる。
データ再生時は無意味なデータがディスクに再書込みさ
れないようにするため、スピンドルロック信号SLに基づ
きレーザパワーがコントロールされる。
れないようにするため、スピンドルロック信号SLに基づ
きレーザパワーがコントロールされる。
すなわち、(30)はディスク駆動用スピンドルのロック
検出回路であって、位相比較器(31)を有し、これには
システムコントローラより送出された基準周波数である
基準信号REF・FG(第3図A)が供給されると共に、ス
ピンドルに関連して設けられた周波数発電機(図示せ
ず)より検出されたスピンドル回転信号FG(同図C)が
供給される。
検出回路であって、位相比較器(31)を有し、これには
システムコントローラより送出された基準周波数である
基準信号REF・FG(第3図A)が供給されると共に、ス
ピンドルに関連して設けられた周波数発電機(図示せ
ず)より検出されたスピンドル回転信号FG(同図C)が
供給される。
位相比較器(31)ではこれら信号REF・FGとFGの各立上
りエッジ間の位相差が比較され、位相比較出力PDはシス
テムコントローラに供給されると共に、D型フリップフ
ロップ(32)のD端子に供給される。一方、基準信号RE
F・FGはインバータ(33)で位相反転され位相反転され
た基準信号 (第3図B)がクロックCKとしてフリップフロップ(3
2)に供給される。
りエッジ間の位相差が比較され、位相比較出力PDはシス
テムコントローラに供給されると共に、D型フリップフ
ロップ(32)のD端子に供給される。一方、基準信号RE
F・FGはインバータ(33)で位相反転され位相反転され
た基準信号 (第3図B)がクロックCKとしてフリップフロップ(3
2)に供給される。
システムコントローラより送出された基準回転周波数に
スピンドルの回転周波数が一致し、線速度が一定である
ときにはクロックCKによって取り込まれる比較出力PDの
レベルは常に“H"であることから、フリップフロップ
(32)からは第3図Eに示すスピンドルロック信号SLが
得られる。
スピンドルの回転周波数が一致し、線速度が一定である
ときにはクロックCKによって取り込まれる比較出力PDの
レベルは常に“H"であることから、フリップフロップ
(32)からは第3図Eに示すスピンドルロック信号SLが
得られる。
これに対し、アドレス検索時は基準信号REF・FGの周波
数にスピンドル回転信号FGの周波数が一致しなくなるか
ら(第2図A,F)、このときは位相比較出力PDのデュー
ティーが変化して(同図G)、同図Hに示すように、
“L"レベルのスピンドルロック信号SLが得られる。従っ
て、ディスクの線速度とスピンドルロック信号SLとの関
係は第4図に示すようになる。
数にスピンドル回転信号FGの周波数が一致しなくなるか
ら(第2図A,F)、このときは位相比較出力PDのデュー
ティーが変化して(同図G)、同図Hに示すように、
“L"レベルのスピンドルロック信号SLが得られる。従っ
て、ディスクの線速度とスピンドルロック信号SLとの関
係は第4図に示すようになる。
スピンドルロック信号SLは再生用基準電圧VRRの制御回
路(19)に供給され、スピンドルロック信号SLが“L"の
期間中、再生用基準電圧VRRが今までよりも低下するよ
うにコントロールされる。
路(19)に供給され、スピンドルロック信号SLが“L"の
期間中、再生用基準電圧VRRが今までよりも低下するよ
うにコントロールされる。
例えば、データ書込み時のレーザパワーが5mW(平均
値)であるときには、第4図Cに示すように最外周のデ
ータ再生時は約1.3mW位になるように再生用基準電圧VRR
が制御されるものであるから、最内周のデータがアドレ
スされたときはこれよりもさらに低い、例えば1.0mW程
度になるように再生用基準電圧VRRが制御される。
値)であるときには、第4図Cに示すように最外周のデ
ータ再生時は約1.3mW位になるように再生用基準電圧VRR
が制御されるものであるから、最内周のデータがアドレ
スされたときはこれよりもさらに低い、例えば1.0mW程
度になるように再生用基準電圧VRRが制御される。
最内周における線速度が設定値になったときは、レーザ
パワーは元のパワー(約1.3mW)に戻される。このよう
にすれば、光学ヘッドが取付けられたスレッドが最外周
から最内周に移行したときから最内周の線速度が設定値
になるまでの間だけレーザパワーは約1.0mWに制御され
るから、ディスクが低速回転していても、単位時間当り
のレーザ光量が書込み可能な光量を越えるおそれは全く
ない。
パワーは元のパワー(約1.3mW)に戻される。このよう
にすれば、光学ヘッドが取付けられたスレッドが最外周
から最内周に移行したときから最内周の線速度が設定値
になるまでの間だけレーザパワーは約1.0mWに制御され
るから、ディスクが低速回転していても、単位時間当り
のレーザ光量が書込み可能な光量を越えるおそれは全く
ない。
第1及び第2のスイッチング回路(21),(22)はモー
ド選択パルスSCによって連動して切換えられる。
ド選択パルスSCによって連動して切換えられる。
なお、この構成によればスレッドが最内周から最外周に
移行する場合にもスピンドルのロックが外れるので、上
述と同じくレーザパワーが落とされる。このようなアド
レス検索時ではレーザパワーを落とさないでもデータの
再書込み等の不慮の事故は発生しない。なぜなら、線速
度は外周の方が速いのでデータ再生時のレーザパワーの
ままでも単位時間当りのレーザ光量が書込み可能な光量
を越えるおそれはないからである。
移行する場合にもスピンドルのロックが外れるので、上
述と同じくレーザパワーが落とされる。このようなアド
レス検索時ではレーザパワーを落とさないでもデータの
再書込み等の不慮の事故は発生しない。なぜなら、線速
度は外周の方が速いのでデータ再生時のレーザパワーの
ままでも単位時間当りのレーザ光量が書込み可能な光量
を越えるおそれはないからである。
しかし、最外周における検索時にレーザパワーを落とし
ても、データ検索、トラッキングサーボ等に対する支障
はないから、この考案では最内周から最外周にスレッド
が移行する場合にも、レーザパワーを制御する構成が採
られる。
ても、データ検索、トラッキングサーボ等に対する支障
はないから、この考案では最内周から最外周にスレッド
が移行する場合にも、レーザパワーを制御する構成が採
られる。
このようにしたのは、レーザパワーの制御系を簡略化す
るためである。
るためである。
因みに、スレッドがディスク最外周から最内周に移行す
るときのみレーザパワーを制御しようとすると、制御回
路(19)に供給すべき制御信号(スピンドルロック信号
SLに対応した信号)は、例えば第5図のように構成する
必要がある。
るときのみレーザパワーを制御しようとすると、制御回
路(19)に供給すべき制御信号(スピンドルロック信号
SLに対応した信号)は、例えば第5図のように構成する
必要がある。
第5図において、(40)はデータ不一致検出回路であっ
て、アドレス検索時、システムコントローラより送出さ
れたアドレス指定データ(例えば16ビットデータ)D
Aと、アドレス検索時に光学ヘッドでピックアップされ
たアドレスデータ(同様に16ビットデータ)DPがデジタ
ル減算器(41)に供給される。例えば、これらデータ
DA,DPのうち上位10ビットデータを用いて減算処理(DA
−DP)が実行され、その減算出力DDが符号判定器(42)
に供給されて、例えば外周指定時“L"となり、内周指定
時“H"となるような判別信号SDが形成される。
て、アドレス検索時、システムコントローラより送出さ
れたアドレス指定データ(例えば16ビットデータ)D
Aと、アドレス検索時に光学ヘッドでピックアップされ
たアドレスデータ(同様に16ビットデータ)DPがデジタ
ル減算器(41)に供給される。例えば、これらデータ
DA,DPのうち上位10ビットデータを用いて減算処理(DA
−DP)が実行され、その減算出力DDが符号判定器(42)
に供給されて、例えば外周指定時“L"となり、内周指定
時“H"となるような判別信号SDが形成される。
そして、この判別信号SDでフリップフロップ(43)をセ
ットし、スピンドルロク信号SLでリセットすれば、この
フリップフロップ(43)の反転端子からは、内周指定
時のみ“L"となる制御信号SFが得られる。
ットし、スピンドルロク信号SLでリセットすれば、この
フリップフロップ(43)の反転端子からは、内周指定
時のみ“L"となる制御信号SFが得られる。
従って、この制御信号SFを利用して制御回路(19)にお
いて再生用基準電圧VRRを変更すれば、最外周から最内
周に向うアドレス検索時のみレーザパワーが絞められる
ことになるから、上述の目的を実現できる。
いて再生用基準電圧VRRを変更すれば、最外周から最内
周に向うアドレス検索時のみレーザパワーが絞められる
ことになるから、上述の目的を実現できる。
しかし、この目的を達成するためには第5図からも明ら
かなように、スピンドルロック検出回路(30)のほか
に、データ不一致検出回路(40)やフリップフロップ
(43)を必要とし、回路構成が複雑化する欠点がある。
かなように、スピンドルロック検出回路(30)のほか
に、データ不一致検出回路(40)やフリップフロップ
(43)を必要とし、回路構成が複雑化する欠点がある。
なお、上述の説明では最外周に書込まれたデータを再生
している途中で最内周のアドレスが指定されたときの動
作について述べたが、この例はディスクの回転数差が最
も大きい場合(上例では3倍)であって、これほどの回
転数差がない場合、例えば2倍位から上述したような制
御動作を適用してもよい。
している途中で最内周のアドレスが指定されたときの動
作について述べたが、この例はディスクの回転数差が最
も大きい場合(上例では3倍)であって、これほどの回
転数差がない場合、例えば2倍位から上述したような制
御動作を適用してもよい。
以上説明したように、この考案ではデータ再生時、ディ
スク内周に記録されたデータをアドレスするときに、ア
ドレス指定からディスク内周における線速度が一定とな
るまでの間、スピンドルロック信号SLに基づきダイオー
ドLDよりディスクに照射されるビーム光量を減少させる
ようにしたから、ディスク内周における線速度が一定と
なるまでの間に、ビーム光量がデータ書込み可能なビー
ム光量を越えてしまうようなことがない。
スク内周に記録されたデータをアドレスするときに、ア
ドレス指定からディスク内周における線速度が一定とな
るまでの間、スピンドルロック信号SLに基づきダイオー
ドLDよりディスクに照射されるビーム光量を減少させる
ようにしたから、ディスク内周における線速度が一定と
なるまでの間に、ビーム光量がデータ書込み可能なビー
ム光量を越えてしまうようなことがない。
このように、この考案では書込み可能なディスクを使用
した光学式ディスク再生装置の欠点を極めて簡単な構成
で一掃できる特徴を有する。
した光学式ディスク再生装置の欠点を極めて簡単な構成
で一掃できる特徴を有する。
第1図はこの考案に係る光学式ディスク再生装置の要部
の一例を示す系統図、第2図はモード選択パルスの一例
を示す波形図、第3図及び第4図はその動作説明に供す
る波形図、第5図はこの考案の説明に供する制御信号形
成手段の一例を示す系統図である。 (1)はレーザ部、(7)はAPCループ、(5)は電圧
比較器、(15)は基準電圧VRの設定回路、(19)は基準
電圧VRの制御回路、(30)はスピンドルロック検出回
路、(31)は位相比較器、(32)はD型フリップフロッ
プ、SLはスピンドルロック信号である。
の一例を示す系統図、第2図はモード選択パルスの一例
を示す波形図、第3図及び第4図はその動作説明に供す
る波形図、第5図はこの考案の説明に供する制御信号形
成手段の一例を示す系統図である。 (1)はレーザ部、(7)はAPCループ、(5)は電圧
比較器、(15)は基準電圧VRの設定回路、(19)は基準
電圧VRの制御回路、(30)はスピンドルロック検出回
路、(31)は位相比較器、(32)はD型フリップフロッ
プ、SLはスピンドルロック信号である。
Claims (1)
- 【請求項1】書込み可能なディスク上にレーザー光を照
射して信号再生を行なう光学式ディスク再生装置であっ
て、線速度が一定になるようにディスクの回転速度を切
換えるようになった光学式ディスク再生装置において、 指定されたディスク上のアドレスに従ってディスクの回
転速度を変える手段と、 アドレス指定されたヘッド位置での線速度が一定になっ
たことを検出する検出回路と、 アドレス指定がされてから線速度が一定になるまでの期
間、上記ディスクに照射するレーザビームの光量を通常
再生時の光量よりも低いアドレス検索が可能な光量にま
で減少させる手段と、 を具備した光学式ディスク再生装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985024368U JPH0731371Y2 (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 | 光学式デイスク再生装置 |
DE8585103391T DE3571356D1 (en) | 1984-03-24 | 1985-03-22 | Optical disk player |
CA000477207A CA1244941A (en) | 1984-03-24 | 1985-03-22 | Optical disk player |
US06/714,870 US4660189A (en) | 1984-03-24 | 1985-03-22 | Optical disk player having reduced laser output during track changes |
EP85103391A EP0158193B1 (en) | 1984-03-24 | 1985-03-22 | Optical disk player |
AT85103391T ATE44419T1 (de) | 1984-03-24 | 1985-03-22 | Optisches plattengeraet. |
AU40246/85A AU567800B2 (en) | 1984-03-24 | 1985-03-22 | Optical disc player |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985024368U JPH0731371Y2 (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 | 光学式デイスク再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61140438U JPS61140438U (ja) | 1986-08-30 |
JPH0731371Y2 true JPH0731371Y2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=30518452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985024368U Expired - Lifetime JPH0731371Y2 (ja) | 1984-03-24 | 1985-02-22 | 光学式デイスク再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0731371Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2774609B2 (ja) * | 1989-09-18 | 1998-07-09 | 富士通株式会社 | ディスク装置及びディスク制御方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5641540A (en) * | 1979-09-10 | 1981-04-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Optical recording and reproducing unit |
-
1985
- 1985-02-22 JP JP1985024368U patent/JPH0731371Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61140438U (ja) | 1986-08-30 |
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