JPH11213398A - ディスク記録又は再生装置 - Google Patents

ディスク記録又は再生装置

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JPH11213398A
JPH11213398A JP1375398A JP1375398A JPH11213398A JP H11213398 A JPH11213398 A JP H11213398A JP 1375398 A JP1375398 A JP 1375398A JP 1375398 A JP1375398 A JP 1375398A JP H11213398 A JPH11213398 A JP H11213398A
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JP
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track
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JP1375398A
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Mitsuhiro Hayashi
満博 林
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スレッド機構の静止摩擦力を越えて、スレッ
ドモータが動き出すまでの間は、トラッキングアクチュ
エータにより、サーボ追従することになる。この時、ス
レッドエラー信号SEが正方向にしか現れないため、光
軸中心からずれる量が大きくなる。このため、再生機能
の低下やサーボオフセットの発生、またトラックジャン
プ時に、対物レンズが大きく振動するなどの問題が生じ
る。 【解決手段】 トラック追従時に、トラッキングエラー
信号TEから生成されたスレッドエラー信号SE対し
て、スレッドドライブ信号SDが静止摩擦力を越えて動
き出す電位の半分の電位を直流電圧成分として加算する
構成とする。上記により、トラック追従時のレンズ移動
量が小さく抑えられ、安定なトラッキングサーボとトラ
ックジャンプ動作を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状の記録
媒体を記録又は再生する装置に関し、特に、スレッドの
送り制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CDやDVDなどのディスク記録装置、
又は再生装置は、ピット列やランド、グルーブによって
作られているディスク上のトラックにピックアップから
の光スポットが追従するようにサーボがかけられてい
る。このサーボは、芯振れに対する追従は主にトラッキ
ングサーボにより、トラックの進行に対する追従は、主
にスレッドサーボによってなされる。
【0003】図5に従来のピックアップサーボ系の構成
を示す。10はディスク、20はディスク10を回転さ
せるスピンドルモータ、40はレーザーをディスク10
に照射し、ディスク10からの反射光を受光素子で受け
てディスク10から情報を検出する光ピックアップであ
る。50は光ピックアップ40から検出された信号から
RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエ
ラー信号FE、CLV信号を取り出すRFアンプ、60
はRFアンプ50から作られたフォーカスエラー信号F
Eをもとに、光ピックアップ40のフォーカスアクチュ
エータを駆動制御を行うフォーカスサーボ回路、30は
RFアンプ50から作られたCLV信号をもとに、スピ
ンドルを制御するスピンドルサーボ回路である。
【0004】70はRFアンプから作られたトラッキン
グエラー信号TEをもとに光ピックアップ40のトラッ
キングアクチュエータの駆動制御を行うトラッキングサ
ーボ回路で、位相補償回路72とトラッキングアクチュ
エータを駆動するドライバ71で構成されている。90
Cは位相補償回路72から取り出された信号をもとに、
スレッドモータ80を駆動制御するスレッドサーボ回路
で、ローパスフィルタ92Cとスレッドモータ80を駆
動するドライバ91Cで構成されている。
【0005】ディスク10上のトラックと光スポットの
ずれは、RFアンプ50に内蔵されたトラッキングエラ
ー検出回路で検出され、トラッキングエラー信号TEと
して出力される。トラッキングサーボ回路70はこのト
ラッキングエラー信号TEに基づいて光ピックアップ4
0内のトラッキングアクチュエータを駆動し、対物レン
ズの位置をずらしてトラックと光スポットのずれを打ち
消す。これにより、主に芯振れに対する追従がなされ
る。トラックの進行に対する追従は、トラッキングサー
ボでもある程度なされるが、トラッキングエラー信号T
Eをローパスフィルタ92Cで広域カットして得られる
スレッドエラー信号SEに基づいた、スレッドドライブ
信号SDによりスレッドモータ80を駆動して、ピック
アップ40全体を動かすことにより行う。
【0006】ピックアップ40がトラックを追従してい
るときの状態を図6に示す。図6(3)は、トラッキン
グエラー信号TEを、図6(2)は、トラッキングエラ
ー信号TEから得られるスレッドエラー信号SEを、図
6(1)は、スレッドモータを駆動するスレッドドライ
ブ信号SDを示している。スレッドドライブ信号SDを
スレッドモータ80に印加した場合、実際にスレッド移
動が開始されるポイントは、スレッド機構の静止摩擦力
に依存する。図6(1)の場合、スレッドドライブ信号
SDが加わってもスレッド機構の静止摩擦力を越えるS
Dを越えるまではスレッドモータ80が動き出さず、S
Dを越えるとスレッドモータ80が動き始め、スレッド
ドライブ信号SDがゼロになった時点でスレッドモータ
80が停止する。
【0007】また、スレッドドライブ信号SDをパルス
状にした例を示す。図7は、この例での光スポットがト
ラックを追従している状態のトラッキングエラー信号T
Eとスレッドエラー信号SEとスレッドドライブ信号S
Dの関係を示す。トラッキングエラー信号TE(図7
(3))をローパスフィルタ92Bに入力し、その出力
の直流成分を取り出して、スレッドエラー信号SE(図
7(2))を生成し、そのスレッドエラー信号SEをも
とにスレッドドライブ信号SD(図7(1))を生成す
る。図6と違い、スレッドドライブ信号SDをパルス駆
動にしたのは、スレッド機構の動摩擦力が大きいと、ス
レッドエラー信号SEがゼロになる前にスレッドモータ
80が停止してしまうことがあるので、静止摩擦力や動
摩擦力より大きな電圧でパルス駆動することにより、ス
レッド送りを安定にすることができるためである。
【0008】図7(1)、(2)に明らかなように、ス
レッドドライブ信号SDは、スレッドエラー信号SEが
しきい値VSTHを越えてからスレッドエラー信号SEが
0になるまでの間、パルスが発生するようになってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記技術にてスレッドドライブを行った場合、スレッドエ
ラー信号SEは、図6(2)、又は図7(2)に示すよ
うに正方向にしか現れていない。スレッド機構の静止摩
擦力を越えて、スレッドモータ80が動き出すまでの間
は、トラッキングアクチュエータにより、サーボ追従す
ることになる。この場合、対物レンズのトラッキング方
向の移動により、光軸中心からずれる量が大きくなるた
め、アクチュエータ構造によっては不要なレンズ傾きが
発生することによる再生機能の低下、あるいはサーボオ
フセットの発生が生じるという問題がある。
【0010】また、スレッド機構の静止摩擦力を越え
て、スレッドモータが動き出すまでの間は、トラッキン
グアクチュエータに大きな駆動電圧がかけられていると
きにトラックジャンプなどをおこなうと、対物レンズが
大きく振動してしまい、正確なトラックジャンプが行え
ないという問題も生じる。
【0011】本発明は、上記点に鑑み、トラック追従時
のレンズ移動量を小さく抑え、安定なトラッキングサー
ボとトラックジャンプ動作が実現できるディスク記録又
は再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ディスク状の記録媒体に対して情報の記録または再
生を行うことができるように、光スポットがディスクの
トラックを追従させるためにトラッキングアクチュエー
タとスレッドモータを有するディスク記録又は再生装置
において、オフセット電圧を発生する手段を設け、トラ
ッキングエラー信号から生成されたスレッドエラー信号
にオフセット電圧を加算することを特徴とするディスク
記録又は再生装置である。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記スレッドエ
ラー信号に加算するオフセット電圧は、オフセット電圧
が0の時にスレッドモータが動き出したときのスレッド
エラー信号の半分の値であることを特徴とする請求項1
に記載のディスク記録又は再生装置である。
【0014】請求項3に記載の発明は、前記オフセット
電圧を発生する手段は、トラックの進行方向(ディスク
の内周側から外周側、あるいは外周側から内周側)にあ
わせて極性を反転することを特徴とする請求項2に記載
のディスク記録又は再生装置である。
【0015】以上の構成により、本発明では、スレッド
エラー信号が静止摩擦力を越えて動き出す電位を測定
し、適宜それがレッドエラー信号に加算させるので、ト
ラック追従時のレンズ移動量が小さく抑えられ、安定な
トラッキングサーボとトラックジャンプ動作を実現でき
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、図面を用いて本発明の実
施例を説明する。
【0017】図1は本発明の実施例の構成図であり、C
DやDVDを再生する再生装置を例にしている。10は
ディスク状の情報記録媒体で、20はディスク10を回
転させるスピンドルモータで、40はディスク10に対
してレーザービームを照射し、ディスク10からの反射
光よりディスク10に記録された信号を検出する光ピッ
クアップである。50は光ピックアップ40からの検出
信号からRF(EFM)信号、フォーカスエラー信号F
E、トラッキングエラー信号TE、CLV制御信号等を
生成するRFアンプ、30はCLV制御信号に基づいて
スピンドルの回転数を制御するスピンドルサーボ回路、
60はフォーカスエラー信号FEに基づき光ピックアッ
プ40のフォーカスアクチュエータの制御を行うフォー
カスサーボ回路である。
【0018】70はトラッキングエラー信号TEに基づ
き光ピックアップ40のトラッキングアクチュエータの
制御を行うトラッキングサーボ回路で、72はトラッキ
ングエラー信号TEに対して位相補償を行う位相補償回
路、71は位相補償回路72の出力を増幅してトラッキ
ングアクチュエータと駆動するドライバである。90A
は位相補償回路72から入力した信号に基づき、スレッ
ドモータ80の駆動を行うスレッドサーボ回路であり、
92Aはローパスフィルタ、95Aはスレッドエラー信
号SEの最大値を検出するスレッドエラーの最大直流電
圧検出部、93Aはスレッドエラーの最大直流電圧の1
/2の電圧を生成するオフセット電圧発生部、94Aは
直流電圧成分を加算する加算部、96Aはスイッチ、9
1Aはローパスフィルタ92Aの出力と直流電圧を加算
した出力を増幅してスレッドモータ80を駆動するドラ
イバである。
【0019】次に上記した実施例の動作を説明する。最
初に、加えるオフセット量を決めるため、スイッチ96
AをOFFした状態にする。スイッチをOFFした状態
では従来例と同じ動作を示すので、このときの光スポッ
トがトラックを追従している状態のトラッキングエラー
信号TEとスレッドエラー信号SEとスレッドドライブ
信号SDの関係は図6である。トラッキングエラー信号
TE(図6(3))をローパスフィルタ92Aに入力
し、その出力の直流成分を取り出して、スレッドエラー
信号SE(図6(2))を生成する。このスレッドエラ
ー信号SEを増幅してスレッドドライブ信号SD(図6
(1))を生成するが、スレッド機構に必ず摩擦がある
ので、スレッドドライブ信号SD(図6(1))がスレ
ッド機構の静止摩擦力を越えるまでは、スレッドモータ
80は動かない。しかし、スレッドドライブ信号SDが
スレッド機構の静止摩擦力SDを越えたとき、スレッド
モータ80が回転し、ピックアップ40全体が動き始め
る。そして、スレッドエラー信号SE(図6(2))が
ゼロになった時点でスレッドドライブ信号SD(図6
(1))もゼロになり、スレッドモータ80の回転が止
まる。スレッドドライブ信号SDがスレッド機構の静止
摩擦力を越えて、スレッドモータ80が回転し始めた時
のスレッドエラー信号SLDを、スレッドエラー信号SE
検出部95Aで検出し、オフセット電圧発生部93Aで
LDの1/2の電圧を生成する。
【0020】次に、スイッチ96Aを閉じて、加算部9
4Aでスレッドエラー信号SEの最大直流電圧SLDの1
/2の電圧(1/2SLD)をスレッドエラー信号SEに
加算する。この直流電圧(1/2SLD)を加算したと
きの光スポットがトラック10を追従している状態にお
けるトラッキングエラー信号TEとスレッドエラー信号
SEとスレッドドライブ信号SDの関係を図2に示す。
【0021】オフセット電圧発生部93Aで発生させる
オフセット電圧が1/2SLDなので、トラッキングエラ
ー信号TE(図2(4))がほぼ0の時(図2のT8、
T11、T14の点)、スレッドエラー+オフセット電
圧の信号SEoff(図2の(2))は1/2SLDとな
る。トラックが進行するにつれ、対物レンズ移動量が増
加し始める。そして、スレッドエラー+オフセット電圧
の信号SEoff(図2の(2))がSLDになった時
点で、スレッドモータが回転し始め、スレッドエラー+
オフセット電圧の信号(図2の(2))が0になった時
点でスレッドモータ80が停止する。このとき、図2
(4)のトラッキングエラー信号TEの最大値は、図6
のTEmaxに対して、1/2TEmaxまで下がる。従っ
て、この実施例ではスレッドモータ80が回転し始める
までの対物レンズ移動量は約半分に抑えられる。
【0022】次に、実施例の別の例を図3を用いて説明
する。ここでもCDやDVDを再生する再生装置を例に
している。10はディスク状の情報記録媒体で、20で
示されるスピンドルモータでディスク10を所定の回転
速度で回転させる。40はディスク10に対してレーザ
ービームを照射し、ディスク10からの反射光よりディ
スク10に記録された信号を検出する光ピックアップで
ある。50は光ピックアップ40からの検出信号からR
F信号、フォーカスエラー信号FE、トラッキングエラ
ー信号TE、CLV制御信号等を生成するRFアンプ、
30はCLV制御信号に基づいてスピンドルの回転数を
制御するスピンドルサーボ回路、60はフォーカスエラ
ー信号FEに基づき光ピックアップ40のフォーカスア
クチュエータの制御を行うフォーカスサーボ回路であ
る。
【0023】70はトラッキングエラー信号TEに基づ
き光ピックアップ40のトラッキングアクチュエータの
制御を行うトラッキングサーボ回路で、72はトラッキ
ングエラー信号TEに対して位相補償を行う位相補償回
路、71は位相補償回路72の出力を増幅してトラッキ
ングアクチュエータを駆動するドライバである。90B
は位相補償回路72から入力した信号に基づき、スレッ
ドモータ80の駆動を行うスレッドサーボ回路であり、
92Bはトラッキングエラー信号TEの低域成分を取り
出しスレッドエラー信号SEに変換するローパスフィル
タ、97BはA/D変換器、93Bは直流電圧を印加す
るオフセット電圧発生部、94Bはオフセット電圧発生
部93Bで生成した電圧をスレッドエラー信号SEに加
算する加算部、100Bはしきい値電圧の発生部、99
Bはしきい値電圧とスレッドエラー信号SEを比較する
比較部、98Bはスレッドエラー信号SEのゼロレベル
を検出するゼロレベル検出、101Bはスレッドエラー
信号SEがしきい値を越えたときからスレッドエラー信
号SEが0になるまでの間、スレッド機構の静止摩擦力
よりも大きなパルス状のスレッドドライブ信号SDSD
SDを発生するスレッド駆動パルス発生部、91Bはス
レッドモータ80を駆動するドライバで構成される。
【0024】次に上記した実施例の動作を説明する。ま
ず最初に、加算するオフセット量を決めるため、オフセ
ット電圧を加えない状態で、トラックを追従させる。こ
のときの光スポットがトラックを追従している状態のト
ラッキングエラー信号TEとスレッドエラー信号SEと
スレッドドライブ信号SDの関係は従来例と同じである
ので図7を用いて説明する。
【0025】トラッキングエラー信号TE(図7
(3))をローパスフィルタ92Bに入力し、その出力
の直流成分を取り出して、スレッドエラー信号SE(図
7(2))を生成し、そのスレッドエラー信号SEをも
とにスレッドドライブ信号SD(図7(1))を生成す
る。スレッドドライブ信号SD(図7(1))は、スレ
ッドエラー信号SE(図7(2))がしきい値VSTH
越えてからスレッドエラー信号SEが0になるまでの
間、パルスが発生する。
【0026】次にしきい値電圧VSTHの1/2の電圧を
スレッドエラー信号SEとゼロレベル検出部98Bに加
えた時、光スポットがトラックを追従している状態での
トラッキングエラー信号TEとスレッドエラー信号SE
とスレッドドライブ信号SDの関係を図4に示す。トラ
ッキングエラー信号TE(図4の(4))がほぼ0の時
(図4のT28、T31、T34の点)、スレッドエラ
ー+オフセット電圧の信号SEoff(図4の(2))
には1/2VSTHのみが加算された状態(図4のT2
8、T31、T34の点)で、トラックが進行するにつ
れ、対物レンズ移動量が増加し始める。そして、スレッ
ドエラー+オフセット電圧の信号SEoff(図4の
(2))がしきい値電圧VSTHを越えた時点で、スレッ
ドドライブ信号SD(図4(1))にパルス信号が加わ
り、スレッドモータ80が回転し始め、スレッドエラー
信号SE+オフセット電圧の信号SEoff(図4
(2))が0になった時点で、スレッドドライブ信号S
D(図4(1))を0にしてスレッドモータ80が停止
する。このとき、図4(4)のトラッキングエラー信号
TE最大値は、図7のTEmaxに対して1/2TEmax
で下がる。従って、この場合も、スレッドモータ80が
回転し始めるまでの対物レンズ移動量は約半分に抑えら
れる。
【0027】なお、上記実施例では、トラック追従時
に、トラッキングエラー信号TEから生成されたスレッ
ドエラー信号SE対して、スレッドドライブ信号SDが
静止摩擦力を越えて動き出す電位の半分の電位を直流電
圧成分として加算する構成としたが、必ずしも加算する
直流電圧成分は、スレッドドライブ信号SDが静止摩擦
力を越えて動き出す電位の半分とする必要はない。任意
の値でも加算する直流電圧成分に応じて、トラック追従
時のレンズ移動量が小さく抑えられるため、安定なトラ
ッキングサーボとトラックジャンプ動作を実現できる。
【0028】しかし、特に、上記各実施例のように、加
算値を、スレッドドライブ信号SDが静止摩擦力を越え
て動き出す電位の半分とすることにより、図2(3)、
(4)又は図4(3)、(4)に明らかなように、トラ
ッキングエラー信号TE、スレッドエラー信号SEを
+、−に最大値の半分づつ、すなわち、トラック追従時
のレンズ移動量を絶対値で最小値の2分の1にできる利
点があり、有用である。
【0029】なお、DVDの2層ディスクでOppsi
te Trackタイプのものは、トラックがディスク
の内周側から最外周へ進む場合と、これとは逆にディス
クの最外周から内周側進むことがある。図1及び図3の
実施例において、図1の93Aおよび図3の93Bのオ
フセット電圧発生部で発生させる電圧を、スレッドドラ
イブ信号SDが静止摩擦力を越えて動き出す電位の半分
として、かつ正負の電圧を発生させられるようにしてお
けば、このような0pposite trackタイプ
のディスクにおいて、上記と同様に、トラック追従時の
レンズ移動量を小さく抑え、安定なトラッキングサーボ
とトラックジャンプ動作が実現できる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、スレッドエラー信号にオフセット電圧を加える
ことにより、トラック追従時のレンズ移動量を抑えるこ
とができ、トラッキングエラー信号のオフセットの発生
を低く押さえ、安定なトラッキングサーボが行える。
【0031】請求項2に記載の発明によれば、トラック
追従時のレンズ移動量を最小の半分に抑えることができ
るので、さらに、トラックジャンプ動作を安定にするこ
とができる。
【0032】さらに請求項3に記載の発明によれば、ト
ラックがディスクの内周側から最外周へ進む場合と、こ
れとは逆にディスクの最外周から内周側進むことがある
ディスクにも適用して同様の効果を奏することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成例を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の実施例の信号波形例を示すタイムチャー
トである。
【図3】本発明の他の実施例の構成例を示すブロック図
である。
【図4】図3の実施例の信号波形例を示すタイムチャー
トである。
【図5】従来の構成例を示すブロック図である。
【図6】図5の従来例の信号波形例を示すタイムチャー
トである。
【図7】他の従来の信号波形例を示すタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
10 ディスク 20 スピンドルモータ 30 スピンドルサーボ回路 40 光ピックアップ 50 RFアンプ 60 フォーカスサーボ回路 70 トラッキングサーボ回路 80 スレッドモータ 90A、90B、90C スレッドサーボ回路 93A、93B オフセット電圧発生部 94A、94B 加算部 95A スレッドエラー信号SE検出 96A スイッチ 101B スレッド駆動パルス発生回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状の記録媒体に対して情報の記
    録または再生を行うことができるように、光スポットが
    ディスクのトラックを追従させるためにトラッキングア
    クチュエータとスレッドモータを有するディスク記録又
    は再生装置において、オフセット電圧を発生する手段を
    設け、トラッキングエラー信号から生成されたスレッド
    エラー信号にオフセット電圧を加算することを特徴とし
    たディスク記録又は再生装置。
  2. 【請求項2】 前記スレッドエラー信号に加算するオフ
    セット電圧は、オフセット電圧が0の時にスレッドモー
    タが動き出したときのスレッドエラー信号の半分の値で
    あることを特徴とする請求項1に記載のディスク記録又
    は再生装置。
  3. 【請求項3】 前記オフセット電圧を発生する手段は、
    トラックの進行方向(ディスクの内周側から外周側、あ
    るいは外周側から内周側)にあわせて極性を反転するこ
    とを特徴とする請求項2に記載のディスク記録又は再生
    装置。
JP1375398A 1998-01-27 1998-01-27 ディスク記録又は再生装置 Pending JPH11213398A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009238345A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Sanyo Electric Co Ltd 光ピックアップ装置
US7688339B2 (en) 2004-12-23 2010-03-30 Koninklijke Philips Electronics N.V. System for scribing a visible label

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7688339B2 (en) 2004-12-23 2010-03-30 Koninklijke Philips Electronics N.V. System for scribing a visible label
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