JPH07313225A - 継ぎ目なし指輪およびその製造方法 - Google Patents
継ぎ目なし指輪およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH07313225A JPH07313225A JP13821994A JP13821994A JPH07313225A JP H07313225 A JPH07313225 A JP H07313225A JP 13821994 A JP13821994 A JP 13821994A JP 13821994 A JP13821994 A JP 13821994A JP H07313225 A JPH07313225 A JP H07313225A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- seamless
- protrusion
- width
- boundary line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Adornments (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】低コストの圧延、プレス、カット機等の機械加
工でありながら、立体感ある装飾性を持たせることので
きる継ぎ目なし指輪およびその製造方法の提供。 【構成】リング状の１〜４箇所にリング幅と同一幅で軸
方向に突出させた突部５を設け、突部以外の部分をリン
グ部６とし、異種貴金属２，３間の境界線がリング部と
ともに突部においても指輪の両側縁と平行をなす構成、
および、軸方向に積層したシ−ムレス状のリングを形成
し、カット柄、梨地部、および／又は円周光沢部等を加
工して側面が同一平面をなす指輪を形成した後、その指
輪をパンチとダイでプレス加工することにより、リング
状の１〜４箇所にリング幅と同一幅で軸方向に突出させ
た突部を設け境界線がリング部突部においても両側縁と
平行をなすよう形成させる構成。
工でありながら、立体感ある装飾性を持たせることので
きる継ぎ目なし指輪およびその製造方法の提供。 【構成】リング状の１〜４箇所にリング幅と同一幅で軸
方向に突出させた突部５を設け、突部以外の部分をリン
グ部６とし、異種貴金属２，３間の境界線がリング部と
ともに突部においても指輪の両側縁と平行をなす構成、
および、軸方向に積層したシ−ムレス状のリングを形成
し、カット柄、梨地部、および／又は円周光沢部等を加
工して側面が同一平面をなす指輪を形成した後、その指
輪をパンチとダイでプレス加工することにより、リング
状の１〜４箇所にリング幅と同一幅で軸方向に突出させ
た突部を設け境界線がリング部突部においても両側縁と
平行をなすよう形成させる構成。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はシ−ムレスのリング状を
なす継ぎ目なし指輪に関し、特にその表面が色調の異な
る貴金属を軸方向に積層させた、いわゆるコンビリング
の継ぎ目なし指輪に関するものである。
なす継ぎ目なし指輪に関し、特にその表面が色調の異な
る貴金属を軸方向に積層させた、いわゆるコンビリング
の継ぎ目なし指輪に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の継ぎ目なし指輪は、圧延等の機械
加工で製造することから結婚リングやミニリング等の側
面が同一平面をなす甲丸リングや平リングが大多数であ
った。しかし、これらの指輪は量産には適するが装飾性
が単調になる欠点があり、装飾性を付加するものとして
異色貴金属を重ね合わせるコンビリング、外周面や肩部
へのカット柄、梨地部、又は円周光沢溝等に限られてい
た。
加工で製造することから結婚リングやミニリング等の側
面が同一平面をなす甲丸リングや平リングが大多数であ
った。しかし、これらの指輪は量産には適するが装飾性
が単調になる欠点があり、装飾性を付加するものとして
異色貴金属を重ね合わせるコンビリング、外周面や肩部
へのカット柄、梨地部、又は円周光沢溝等に限られてい
た。
【０００３】特に、これらの継ぎ目なし指輪で立体感の
ある装飾性を出すには、鋳造等のキャスト成型によるも
のか、又は、彫刻機等を使った熟練のいる単品生産によ
るもの以外にはなく、前記機械加工による量産物では不
可能だったので、立体的な装飾性を持たせた指輪は、か
なりのコスト高となっていた。また、従来の継ぎ目なし
指輪は一度完成した指輪にしてしまうと、その再加工は
ほとんど不可能で在庫負担も大きかった。
ある装飾性を出すには、鋳造等のキャスト成型によるも
のか、又は、彫刻機等を使った熟練のいる単品生産によ
るもの以外にはなく、前記機械加工による量産物では不
可能だったので、立体的な装飾性を持たせた指輪は、か
なりのコスト高となっていた。また、従来の継ぎ目なし
指輪は一度完成した指輪にしてしまうと、その再加工は
ほとんど不可能で在庫負担も大きかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、キャ
スト成形や彫刻機によらない低コストの圧延、プレス、
カット機等の機械加工でありながら、機械加工による継
ぎ目なし指輪の欠点である単調な装飾性から脱皮させ
て、立体感ある装飾性を持たせることのできる継ぎ目な
し指輪およびその製造方法を提供することにある。本発
明の他の目的は、機械加工で一度甲丸リングや平リング
として完成させた指輪をそのまま販売してもよいが、そ
れを再加工して全然別な立体的な装飾性を持たせた指輪
としても販売できるという、２ウェイの継ぎ目なし指輪
およびその製造方法を提供することにある。
スト成形や彫刻機によらない低コストの圧延、プレス、
カット機等の機械加工でありながら、機械加工による継
ぎ目なし指輪の欠点である単調な装飾性から脱皮させ
て、立体感ある装飾性を持たせることのできる継ぎ目な
し指輪およびその製造方法を提供することにある。本発
明の他の目的は、機械加工で一度甲丸リングや平リング
として完成させた指輪をそのまま販売してもよいが、そ
れを再加工して全然別な立体的な装飾性を持たせた指輪
としても販売できるという、２ウェイの継ぎ目なし指輪
およびその製造方法を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、継ぎ目なし指
輪を、シ−ムレスのリング状をなし、かつ表面が色調の
異なる少なくとも２種類の貴金属を軸方向に積層した継
ぎ目なし指輪において、リング状の１〜４箇所にリング
幅と同一幅で軸方向に突出させた突部を設け、突部以外
の部分をリング部とし、前記異種貴金属間の境界線がリ
ング部とともに突部においても指輪の両側縁と平行をな
す構成、および、その製造方法を、表面の色調が異なる
少なくとも２種類の貴金属を軸方向に積層したシ−ムレ
ス状のリングを形成し、サイズ拡張し、カット柄、梨地
部、および／又は円周光沢部等を加工して側面が同一平
面をなす指輪を形成した後、その指輪を指輪内径より僅
かに小さい外径の芯出しポ−ルに外嵌させつつ指輪をパ
ンチとダイでプレス加工することにより、リング状の１
〜４箇所にリング幅と同一幅で軸方向に突出させた突部
を設け、かつ、前記異種貴金属間の境界線がリング部と
ともに突部においても指輪の両側縁と平行をなすよう形
成させて製造することにより、前記目的を達成した。
輪を、シ−ムレスのリング状をなし、かつ表面が色調の
異なる少なくとも２種類の貴金属を軸方向に積層した継
ぎ目なし指輪において、リング状の１〜４箇所にリング
幅と同一幅で軸方向に突出させた突部を設け、突部以外
の部分をリング部とし、前記異種貴金属間の境界線がリ
ング部とともに突部においても指輪の両側縁と平行をな
す構成、および、その製造方法を、表面の色調が異なる
少なくとも２種類の貴金属を軸方向に積層したシ−ムレ
ス状のリングを形成し、サイズ拡張し、カット柄、梨地
部、および／又は円周光沢部等を加工して側面が同一平
面をなす指輪を形成した後、その指輪を指輪内径より僅
かに小さい外径の芯出しポ−ルに外嵌させつつ指輪をパ
ンチとダイでプレス加工することにより、リング状の１
〜４箇所にリング幅と同一幅で軸方向に突出させた突部
を設け、かつ、前記異種貴金属間の境界線がリング部と
ともに突部においても指輪の両側縁と平行をなすよう形
成させて製造することにより、前記目的を達成した。
【０００６】
【作用】本発明は前記構成により、甲丸リングや平リン
グとして一度完成した指輪を、前述のように指輪内径よ
り僅かに小さい外径の芯出しポ−ルに外嵌させつつ、そ
の上下からダイとパンチでプレス加工して突部を形成す
るので、突部における異色貴金属間の境界線がリングと
ともに指輪の両側縁と平行をなすよう形成でき、かつ、
プレス加工前の指輪とは全く別な装飾性の高い立体感あ
る指輪となる。もちろん、プレス前の指輪をそのまま販
売することもできる。
グとして一度完成した指輪を、前述のように指輪内径よ
り僅かに小さい外径の芯出しポ−ルに外嵌させつつ、そ
の上下からダイとパンチでプレス加工して突部を形成す
るので、突部における異色貴金属間の境界線がリングと
ともに指輪の両側縁と平行をなすよう形成でき、かつ、
プレス加工前の指輪とは全く別な装飾性の高い立体感あ
る指輪となる。もちろん、プレス前の指輪をそのまま販
売することもできる。
【０００７】本発明の指輪における突部は、デザインの
展開によっては４箇所でもよいが、１ないし２箇所の場
合がより立体的なポイントがつき装飾効果の高いものと
なる。また、その突出寸法は少なくともそのリング幅と
ほぼ等しい大きさにすると、突部に強い立体的ポイント
が生じてより装飾性の高い指輪となる。しかし、この突
部を５箇所以上にしたり突出寸法をリング幅より小さく
すると、単に波形模様を表した比較的平面的な指輪とな
ってしまい、本発明の目的と離れてしまう。なお、前記
突部に宝石類やミラ−ボ−ル等を付けると、そこをポイ
ントとして強調する装飾効果が強烈となりより効果的で
ある。
展開によっては４箇所でもよいが、１ないし２箇所の場
合がより立体的なポイントがつき装飾効果の高いものと
なる。また、その突出寸法は少なくともそのリング幅と
ほぼ等しい大きさにすると、突部に強い立体的ポイント
が生じてより装飾性の高い指輪となる。しかし、この突
部を５箇所以上にしたり突出寸法をリング幅より小さく
すると、単に波形模様を表した比較的平面的な指輪とな
ってしまい、本発明の目的と離れてしまう。なお、前記
突部に宝石類やミラ−ボ−ル等を付けると、そこをポイ
ントとして強調する装飾効果が強烈となりより効果的で
ある。
【０００８】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明するが、本
発明はこの実施例に限定されるものではない。図１は本
発明の実施例で製造した指輪の斜視図、図２は同実施例
の一部を断面した正面図、図３は同実施例でプレス加工
する前の指輪の正面図、図４および図５は同実施例のプ
レス加工の説明図、図６は他の実施例の斜視図である。
発明はこの実施例に限定されるものではない。図１は本
発明の実施例で製造した指輪の斜視図、図２は同実施例
の一部を断面した正面図、図３は同実施例でプレス加工
する前の指輪の正面図、図４および図５は同実施例のプ
レス加工の説明図、図６は他の実施例の斜視図である。
【０００９】図１〜図２のプレス加工後の継ぎ目なし指
輪１は、プラチナ部分２と18Ｋイェロ−ゴ−ルド部分３
の色調の異なる２つの貴金属部分２，３を軸方向に積層
した、いわゆるコンビリングをプレス加工したものであ
って、さらに、２つの部分２，３の表面を梨地加工し、
その境界線をダイヤカットで溝切削して円周光沢部４と
したものである。指輪１の一箇所には突部５を軸方向に
突設させて突部５以外の部分をリング部６としてある。
突部５の幅はリング部６の幅Ｗと同一幅とし、突部５の
突出寸法Ｌはリング部６の幅Ｗより僅かに大きくしてあ
る。
輪１は、プラチナ部分２と18Ｋイェロ−ゴ−ルド部分３
の色調の異なる２つの貴金属部分２，３を軸方向に積層
した、いわゆるコンビリングをプレス加工したものであ
って、さらに、２つの部分２，３の表面を梨地加工し、
その境界線をダイヤカットで溝切削して円周光沢部４と
したものである。指輪１の一箇所には突部５を軸方向に
突設させて突部５以外の部分をリング部６としてある。
突部５の幅はリング部６の幅Ｗと同一幅とし、突部５の
突出寸法Ｌはリング部６の幅Ｗより僅かに大きくしてあ
る。
【００１０】図１〜図２の継ぎ目なし指輪１を製造する
には、まず、プラチナと18Ｋイェロ−ゴ−ルドをそれぞ
れ圧延し、表面がプラチナ部分２と18Ｋ部分３よりなる
シ−ムレスのコンビリング成形をし、拡張成形で所望の
サイズを出した後、両部分２，３の表面をホ−ニングに
より梨地加工をし、両部分２，３の境界線をダイヤカッ
トにより溝状の円周光沢部４の切削加工をして、図３に
示す甲丸リングの完成品としての指輪1aを形成した。な
お、この指輪1aはそのまま販売することもできる。
には、まず、プラチナと18Ｋイェロ−ゴ−ルドをそれぞ
れ圧延し、表面がプラチナ部分２と18Ｋ部分３よりなる
シ−ムレスのコンビリング成形をし、拡張成形で所望の
サイズを出した後、両部分２，３の表面をホ−ニングに
より梨地加工をし、両部分２，３の境界線をダイヤカッ
トにより溝状の円周光沢部４の切削加工をして、図３に
示す甲丸リングの完成品としての指輪1aを形成した。な
お、この指輪1aはそのまま販売することもできる。
【００１１】次に、この指輪1aを図４に示すようにプレ
ス型７の芯出しポ−ル８に外嵌させつつ、下方への凹部
９を有するダイ10上に載置する。その指輪1aに対し、凹
部９よりリング部６の幅だけ小さい下方への凸部11を有
するパンチ12を上方から押圧しプレス加工した。プレス
型７のダイ10には、指輪１の内径とほぼ等しい内径の孔
13を同軸上に設けてあり、孔13には径で0.03mm小さいク
リアランスを有する芯出しポ−ル８を摺動自在、かつ上
端部を常時突出させて挿入してあり、芯出しポ−ル８は
ばね14により上方に付勢され、溝15およびビス16により
方向性と抜け防止をさせている。また、パンチ12には芯
出しポ−ル８の逃げ孔17を設けてある。
ス型７の芯出しポ−ル８に外嵌させつつ、下方への凹部
９を有するダイ10上に載置する。その指輪1aに対し、凹
部９よりリング部６の幅だけ小さい下方への凸部11を有
するパンチ12を上方から押圧しプレス加工した。プレス
型７のダイ10には、指輪１の内径とほぼ等しい内径の孔
13を同軸上に設けてあり、孔13には径で0.03mm小さいク
リアランスを有する芯出しポ−ル８を摺動自在、かつ上
端部を常時突出させて挿入してあり、芯出しポ−ル８は
ばね14により上方に付勢され、溝15およびビス16により
方向性と抜け防止をさせている。また、パンチ12には芯
出しポ−ル８の逃げ孔17を設けてある。
【００１２】プレス加工が終りパンチ12を上昇させる
と、指輪1aは突部５を有する指輪１に形成されるが、ダ
イ10と芯出しポ−ル８に食い付いてそのままでは取り外
せない。そこで、芯出しポ−ル８を指で下方に押して摺
動させ、指の力を抜くとばね14により芯出しポ−ル８は
再び上方に摺動するので、食い付きが解除され取り外し
可能となる。なお、食い付きを防止するため、ダイ９お
よびパンチ11にダイス鋼(SKD-11)を焼入れしたものを用
い、芯出しポ−ル７に炭素鋼(HP1-3) の焼入れしないも
のを用いて、互いの材質を変えると、より好適となる。
と、指輪1aは突部５を有する指輪１に形成されるが、ダ
イ10と芯出しポ−ル８に食い付いてそのままでは取り外
せない。そこで、芯出しポ−ル８を指で下方に押して摺
動させ、指の力を抜くとばね14により芯出しポ−ル８は
再び上方に摺動するので、食い付きが解除され取り外し
可能となる。なお、食い付きを防止するため、ダイ９お
よびパンチ11にダイス鋼(SKD-11)を焼入れしたものを用
い、芯出しポ−ル７に炭素鋼(HP1-3) の焼入れしないも
のを用いて、互いの材質を変えると、より好適となる。
【００１３】こうして形成された指輪１は、突部５の幅
がリング部６の幅と同一であり、突出寸法Ｌがリング部
６の幅Ｗより僅かに大きく、２つの部分２，３の境界線
である円周光沢部４は突部５においても指輪１の両側縁
に平行となり、また、突部５における円周光沢部４も光
沢が曇ることはなかった。さらに、バリはほとんど無
く、かつ突部５の側面に微細な疵が付いたが、梨地加工
をしてあるためほとんど識別できなかったので、羽布加
工等の後加工をすることなくそのまま突部５を有する継
ぎ目なし指輪として完成した。
がリング部６の幅と同一であり、突出寸法Ｌがリング部
６の幅Ｗより僅かに大きく、２つの部分２，３の境界線
である円周光沢部４は突部５においても指輪１の両側縁
に平行となり、また、突部５における円周光沢部４も光
沢が曇ることはなかった。さらに、バリはほとんど無
く、かつ突部５の側面に微細な疵が付いたが、梨地加工
をしてあるためほとんど識別できなかったので、羽布加
工等の後加工をすることなくそのまま突部５を有する継
ぎ目なし指輪として完成した。
【００１４】なお、ダイ10と芯出しポ−ル８のクリアラ
ンスは0.03mmから0.05mmが好適であり、それを越すとバ
リの発生、突部５における円周光沢部４の崩れや曇りが
発生し、それ未満だと芯出しポ−ル８の摺動がきつくな
って指輪１を取り外す上下動に支障をきたした。
ンスは0.03mmから0.05mmが好適であり、それを越すとバ
リの発生、突部５における円周光沢部４の崩れや曇りが
発生し、それ未満だと芯出しポ−ル８の摺動がきつくな
って指輪１を取り外す上下動に支障をきたした。
【００１５】図６は第２実施例の指輪１’で、プラチナ
部分２’および18Ｋ部分３’の外周面に、梨地加工をせ
ずにダイヤカットでカット柄を施し、その両肩部をダイ
ヤカットで肩切削して外周光沢部４’，４’を設けたも
ので、他の構成および作用は前述の実施例とほぼ同一で
ある。
部分２’および18Ｋ部分３’の外周面に、梨地加工をせ
ずにダイヤカットでカット柄を施し、その両肩部をダイ
ヤカットで肩切削して外周光沢部４’，４’を設けたも
ので、他の構成および作用は前述の実施例とほぼ同一で
ある。
【００１６】なお、指輪１はこの他様々なコンビリング
の組み合わせ、および様々なカット柄、梨地部、円周光
沢部が適用でき、また、それらの多様な組み合わせも可
能である。突部５も１個だけでなく２個を対向させた
り、２個を近接させて一方にまとめたり、または、３個
ないし４個を様々に配設させて製造してもよい。
の組み合わせ、および様々なカット柄、梨地部、円周光
沢部が適用でき、また、それらの多様な組み合わせも可
能である。突部５も１個だけでなく２個を対向させた
り、２個を近接させて一方にまとめたり、または、３個
ないし４個を様々に配設させて製造してもよい。
【００１７】
【発明の効果】本発明はこうした構成により、キャスト
成形や彫刻機によらない低コストの圧延、プレス、カッ
ト機等の機械加工でありながら、機械加工による継ぎ目
なし指輪の欠点である単調な装飾性から脱皮させて、立
体感ある装飾性を持たせることのできる継ぎ目なし指輪
を提供できるようになった。また、機械加工で一度甲丸
リングや平リングとして完成させた指輪をそのまま販売
してもよいが、再加工して全然別な立体的な装飾性を持
たせた指輪としても販売できるという、２ウェイの継ぎ
目なし指輪として、在庫を減らし販路を広げられる効果
もある。さらに、宝石類やミラ−ボ−ル等を突部に取付
ければ、そこをポイントとして強調する装飾効果がより
強烈となる。
成形や彫刻機によらない低コストの圧延、プレス、カッ
ト機等の機械加工でありながら、機械加工による継ぎ目
なし指輪の欠点である単調な装飾性から脱皮させて、立
体感ある装飾性を持たせることのできる継ぎ目なし指輪
を提供できるようになった。また、機械加工で一度甲丸
リングや平リングとして完成させた指輪をそのまま販売
してもよいが、再加工して全然別な立体的な装飾性を持
たせた指輪としても販売できるという、２ウェイの継ぎ
目なし指輪として、在庫を減らし販路を広げられる効果
もある。さらに、宝石類やミラ−ボ−ル等を突部に取付
ければ、そこをポイントとして強調する装飾効果がより
強烈となる。
【図１】本発明の実施例で製造した指輪の斜視図であ
る。
る。
【図２】同実施例の一部を断面した正面図である。
【図３】同実施例でプレス加工する前の指輪の正面図で
ある。
ある。
【図４】同実施例のプレス加工前の説明図である。
【図５】同実施例のプレス加工の説明図である。
【図６】他の実施例で製造した指輪の斜視図である。
１ プレス加工後の指輪 1a プレス加工前の指輪 ２ プラチナ部 ３ 18Ｋイェロ−ゴ−ルド部 ４ 円周光沢部 ５ 突部 ６ リング部 ７ プレス型 ８ 芯出しポ−ル ９ 凹部 10 ダイ 11 凸部 12 パンチ
Claims (5)
- 【請求項１】シ−ムレスのリング状をなし、かつ表面が
色調の異なる少なくとも２種類の貴金属を軸方向に積層
した継ぎ目なし指輪において、リング状の１〜４箇所に
リング幅と同一幅で軸方向に突出させた突部を設け、突
部以外の部分をリング部とし、前記異種貴金属間の境界
線がリング部とともに突部においても指輪の両側縁と平
行をなすことを特徴とする、継ぎ目なし指輪。 - 【請求項２】前記指輪表面にはカット柄、梨地部、およ
び／又は円周光沢部が形成してあり、その各層の境界線
又は円周光沢部がリング部とともに突部においても指輪
の両側縁と平行をなすことを特徴とする、請求項１記載
の継ぎ目なし指輪。 - 【請求項３】少なくとも前記突部における両側部の表面
が梨地状に形成してなる、請求項１又は２記載の継ぎ目
なし指輪。 - 【請求項４】前記突部が、その突出寸法を少なくともリ
ング部の幅とほぼ等しい大きさとしたことを特徴とす
る、請求項１，２、又は３記載の継ぎ目なし指輪。 - 【請求項５】表面の色調が異なる少なくとも２種類の貴
金属を軸方向に積層したシ−ムレス状のリングを形成
し、サイズ拡張し、カット柄、梨地部、および／又は円
周光沢部等を加工して側面が同一平面をなす指輪を形成
した後、その指輪を指輪内径より僅かに小さい外径の芯
出しポ−ルに外嵌させつつ指輪をパンチとダイでプレス
加工することにより、リング状の１〜４箇所にリング幅
と同一幅で軸方向に突出させた突部を設け、かつ、前記
異種貴金属間の境界線がリング部とともに突部において
も指輪の両側縁と平行をなすよう形成させたことを特徴
とする、継ぎ目なし指輪の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13821994A JPH07313225A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 継ぎ目なし指輪およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13821994A JPH07313225A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 継ぎ目なし指輪およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07313225A true JPH07313225A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=15216878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13821994A Pending JPH07313225A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 継ぎ目なし指輪およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07313225A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007138459A2 (en) | 2006-05-29 | 2007-12-06 | D-Effe S.R.L. | Openable ring |
-
1994
- 1994-05-27 JP JP13821994A patent/JPH07313225A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007138459A2 (en) | 2006-05-29 | 2007-12-06 | D-Effe S.R.L. | Openable ring |
| WO2007138459A3 (en) * | 2006-05-29 | 2008-02-14 | Effe S R L D | Openable ring |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7526927B2 (en) | Stamped hollow ring design | |
| JPH07313225A (ja) | 継ぎ目なし指輪およびその製造方法 | |
| JPH021619B2 (ja) | ||
| JPH07313224A (ja) | 継ぎ目なし指輪およびその製造方法 | |
| JP2001129635A (ja) | 異形リングの製造方法 | |
| JPH0751091B2 (ja) | 装身具の装飾方法 | |
| JPH091269A (ja) | 金属製リングの表面加飾方法 | |
| CN107900617B (zh) | 一种手镯膨胀压制作工艺 | |
| JPH0890129A (ja) | 転がり軸受用内輪・外輪の製造方法 | |
| JPH0576970A (ja) | 板金製プーリの軸穴形成方法 | |
| JP3668412B2 (ja) | 継ぎ目なし指輪の製造方法 | |
| JP7469784B2 (ja) | 金属製装身具 | |
| CN111528592B (zh) | 一种黄金吊坠结构的油压模冲成型方法 | |
| JPS6044133A (ja) | 圧印加工方法 | |
| JP2619502B2 (ja) | 鍛造成形方法及びこの方法に使用する予備成形型 | |
| JPH05300807A (ja) | 装身具の製造方法 | |
| JP2004097735A (ja) | 金属製リング状装身具 | |
| JPH05307088A (ja) | 時計用りゅうずの製造方法 | |
| JPS5838631A (ja) | 鍛造型 | |
| JPH0435601A (ja) | 装身具用飾り体の製造方法 | |
| JPH06254646A (ja) | スプーンの製造方法 | |
| JPH0716447B2 (ja) | コンビリングおよびその製造方法 | |
| KR20220030708A (ko) | 저중량 반지 및 그 제조방법 | |
| JP3159417U (ja) | 装飾品の構成部材 | |
| JPS59125701A (ja) | 裏面彫刻を表鏡面の反射光に映像として写し出す金属製鏡の製造法 |