JPH07313224A - 継ぎ目なし指輪およびその製造方法 - Google Patents
継ぎ目なし指輪およびその製造方法Info
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- JPH07313224A JPH07313224A JP13821894A JP13821894A JPH07313224A JP H07313224 A JPH07313224 A JP H07313224A JP 13821894 A JP13821894 A JP 13821894A JP 13821894 A JP13821894 A JP 13821894A JP H07313224 A JPH07313224 A JP H07313224A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】低コストの圧延、プレス、カット機等の機械加
工でありながら、立体感ある装飾性を持たせた継ぎ目な
し指輪およびその製造方法の提供。 【構成】シ−ムレスのリング状をなし、1〜4箇所にリ
ング幅と同一幅で軸方向に突出させた突部5を設け、突
部以外の部分をリング部6とし、カット柄、梨地部、お
よび/又は円周光沢部を突部とリング部において同一状
態に形成した構成、およびシ−ムレス状のリングを形成
し、カット柄、梨地部、および/又は円周光沢部を加工
して側面が同一平面をなす指輪を作成した後、指輪の上
下からパンチとダイでプレス加工することにより、リン
グ状の1〜4箇所にリング幅と同一幅で軸方向に突出さ
せた突部を設ける構成。
工でありながら、立体感ある装飾性を持たせた継ぎ目な
し指輪およびその製造方法の提供。 【構成】シ−ムレスのリング状をなし、1〜4箇所にリ
ング幅と同一幅で軸方向に突出させた突部5を設け、突
部以外の部分をリング部6とし、カット柄、梨地部、お
よび/又は円周光沢部を突部とリング部において同一状
態に形成した構成、およびシ−ムレス状のリングを形成
し、カット柄、梨地部、および/又は円周光沢部を加工
して側面が同一平面をなす指輪を作成した後、指輪の上
下からパンチとダイでプレス加工することにより、リン
グ状の1〜4箇所にリング幅と同一幅で軸方向に突出さ
せた突部を設ける構成。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシ−ムレスのリング状を
なす継ぎ目なし指輪に関し、特にその表面にカット柄、
梨地部、および/又は円周光沢部を有する継ぎ目なし指
輪に関するものである。
なす継ぎ目なし指輪に関し、特にその表面にカット柄、
梨地部、および/又は円周光沢部を有する継ぎ目なし指
輪に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の継ぎ目なし指輪は、圧延等の機械
加工で製造することから結婚リングやミニリング等の側
面が同一平面をなす甲丸リングや平リングが大多数であ
った。しかし、これらの指輪は量産には適するが、装飾
性が単調になる欠点があり、装飾性を付加するものとし
て外周面や肩部のカット柄、梨地部、又は円周光沢溝
や、異色貴金属を重ね合わせるコンビリング等に限られ
ていた。
加工で製造することから結婚リングやミニリング等の側
面が同一平面をなす甲丸リングや平リングが大多数であ
った。しかし、これらの指輪は量産には適するが、装飾
性が単調になる欠点があり、装飾性を付加するものとし
て外周面や肩部のカット柄、梨地部、又は円周光沢溝
や、異色貴金属を重ね合わせるコンビリング等に限られ
ていた。
【0003】特に、これらの継ぎ目なし指輪で立体感の
ある装飾性を出すには、鋳造等のキャスト成型によるも
のか、又は、彫刻機等を使った熟練のいる単品生産によ
るもの以外にはなく、前記機械加工による量産物では不
可能だったので、立体的な装飾性を持たせた指輪は、か
なりのコスト高となっていた。また、従来の継ぎ目なし
指輪は一度完成した指輪にしてしまうと、その再加工は
ほとんど不可能で在庫負担も大きかった。
ある装飾性を出すには、鋳造等のキャスト成型によるも
のか、又は、彫刻機等を使った熟練のいる単品生産によ
るもの以外にはなく、前記機械加工による量産物では不
可能だったので、立体的な装飾性を持たせた指輪は、か
なりのコスト高となっていた。また、従来の継ぎ目なし
指輪は一度完成した指輪にしてしまうと、その再加工は
ほとんど不可能で在庫負担も大きかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、キャ
スト成形や彫刻機によらない低コストの圧延、プレス、
カット機等の機械加工でありながら、機械加工の継ぎ目
なし指輪の欠点である単調な装飾性から脱皮させて、立
体感ある装飾性を持たせた継ぎ目なし指輪およびその製
造方法を提供することにある。本発明の他の目的は、機
械加工で一度甲丸リングや平リングとして完成させた指
輪をそのまま販売してもよいが、再加工して全然別な立
体的な装飾性を持った指輪としても販売できるという、
2ウェイの継ぎ目なし指輪およびその製造方法を提供す
ることにある。
スト成形や彫刻機によらない低コストの圧延、プレス、
カット機等の機械加工でありながら、機械加工の継ぎ目
なし指輪の欠点である単調な装飾性から脱皮させて、立
体感ある装飾性を持たせた継ぎ目なし指輪およびその製
造方法を提供することにある。本発明の他の目的は、機
械加工で一度甲丸リングや平リングとして完成させた指
輪をそのまま販売してもよいが、再加工して全然別な立
体的な装飾性を持った指輪としても販売できるという、
2ウェイの継ぎ目なし指輪およびその製造方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、継ぎ目なし指
輪を、シ−ムレスのリング状をなし、かつ表面にカット
柄、梨地部、および/又は円周光沢部を有する継ぎ目な
し指輪において、リング状の1〜4箇所にリング幅と同
一幅で軸方向に突出させた突部を設け、突部以外の部分
をリング部とし、前記カット柄、梨地部、および/又は
円周光沢部が突部とリング部において同一状態に形成し
た構成、および、その製造方法を、シ−ムレス状のリン
グを形成し、サイズ拡張し、カット柄、梨地部、および
/又は円周光沢部を加工して側面が同一平面をなす指輪
を作成した後、その指輪を指輪内径より僅かに小さい外
径を有する芯出しポ−ルに外嵌させつつ指輪の上下から
パンチとダイでプレス加工することにより、リング状の
1〜4箇所にリング幅と同一幅で軸方向に突出させた突
部を設け、かつ、前記カット柄、梨地部、および/又は
円周光沢部が突部とリング部において同一状態に形成さ
せて製造することにより、前記目的を達成した。
輪を、シ−ムレスのリング状をなし、かつ表面にカット
柄、梨地部、および/又は円周光沢部を有する継ぎ目な
し指輪において、リング状の1〜4箇所にリング幅と同
一幅で軸方向に突出させた突部を設け、突部以外の部分
をリング部とし、前記カット柄、梨地部、および/又は
円周光沢部が突部とリング部において同一状態に形成し
た構成、および、その製造方法を、シ−ムレス状のリン
グを形成し、サイズ拡張し、カット柄、梨地部、および
/又は円周光沢部を加工して側面が同一平面をなす指輪
を作成した後、その指輪を指輪内径より僅かに小さい外
径を有する芯出しポ−ルに外嵌させつつ指輪の上下から
パンチとダイでプレス加工することにより、リング状の
1〜4箇所にリング幅と同一幅で軸方向に突出させた突
部を設け、かつ、前記カット柄、梨地部、および/又は
円周光沢部が突部とリング部において同一状態に形成さ
せて製造することにより、前記目的を達成した。
【0006】
【作用】本発明は前記構成により、甲丸リングや平リン
グとして一度完成した指輪を、前述のように指輪内径よ
り僅かに小さい外径の芯出しポ−ルに外嵌させつつ、そ
の上下からダイとパンチでプレス加工して突部を形成す
るので、突部におけるカット柄、梨地部、および/又は
円周光沢部がリング部と同一状態に形成でき、かつ、プ
レス加工前の指輪とは全く別な装飾性の高い立体感ある
指輪となる。もちろん、プレス前の指輪をそのまま販売
することもできる。
グとして一度完成した指輪を、前述のように指輪内径よ
り僅かに小さい外径の芯出しポ−ルに外嵌させつつ、そ
の上下からダイとパンチでプレス加工して突部を形成す
るので、突部におけるカット柄、梨地部、および/又は
円周光沢部がリング部と同一状態に形成でき、かつ、プ
レス加工前の指輪とは全く別な装飾性の高い立体感ある
指輪となる。もちろん、プレス前の指輪をそのまま販売
することもできる。
【0007】本発明の指輪における突部は、デザインの
展開によっては4箇所でもよいが、1ないし2箇所の場
合がより立体的なポイントがつき装飾効果の高いものと
なる。また、その突出寸法は少なくともそのリング幅と
ほぼ等しい大きさにすると、突部に強い立体的ポイント
が生じてより装飾性の高い指輪となる。しかし、この突
部を5箇所以上にしたり突出寸法をリング幅より小さく
すると、単に波形模様を表した比較的平面的な指輪とな
ってしまい、本発明の目的と離れてしまう。なお、前記
突部に宝石類やミラ−ボ−ル等を付けると、そこをポイ
ントとして強調する装飾効果が強烈となりより効果的で
ある。
展開によっては4箇所でもよいが、1ないし2箇所の場
合がより立体的なポイントがつき装飾効果の高いものと
なる。また、その突出寸法は少なくともそのリング幅と
ほぼ等しい大きさにすると、突部に強い立体的ポイント
が生じてより装飾性の高い指輪となる。しかし、この突
部を5箇所以上にしたり突出寸法をリング幅より小さく
すると、単に波形模様を表した比較的平面的な指輪とな
ってしまい、本発明の目的と離れてしまう。なお、前記
突部に宝石類やミラ−ボ−ル等を付けると、そこをポイ
ントとして強調する装飾効果が強烈となりより効果的で
ある。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明するが、本
発明はこの実施例に限定されるものではない。図1は本
発明の実施例で製造した指輪の斜視図、図2は同実施例
の一部を断面した正面図、図3は同実施例でプレス加工
する前の指輪の正面図、図4および図5は同実施例のプ
レス加工の説明図、図6は他の実施例の斜視図である。
発明はこの実施例に限定されるものではない。図1は本
発明の実施例で製造した指輪の斜視図、図2は同実施例
の一部を断面した正面図、図3は同実施例でプレス加工
する前の指輪の正面図、図4および図5は同実施例のプ
レス加工の説明図、図6は他の実施例の斜視図である。
【0009】図1〜図2のプレス加工後の継ぎ目なし指
輪1は18Kイェロ−ゴ−ルドで形成し、その外周面にダ
イヤカットによるカット柄部2を、その両肩部にダイヤ
カットの肩切削による円周光沢部3,3をそれぞれ設
け、指輪1の一箇所に突部4を軸方向に突設して突部4
以外の部分をリング部5としてある。突部4の幅はリン
グ部5の幅Wと同一幅とし、突部4の突出寸法Lはリン
グ部5の幅Wより僅かに大きくしてある。
輪1は18Kイェロ−ゴ−ルドで形成し、その外周面にダ
イヤカットによるカット柄部2を、その両肩部にダイヤ
カットの肩切削による円周光沢部3,3をそれぞれ設
け、指輪1の一箇所に突部4を軸方向に突設して突部4
以外の部分をリング部5としてある。突部4の幅はリン
グ部5の幅Wと同一幅とし、突部4の突出寸法Lはリン
グ部5の幅Wより僅かに大きくしてある。
【0010】図1〜図2の継ぎ目なし指輪1を製造する
には、まず、18Kイェロ−ゴ−ルドを圧延し、シ−ムレ
スのリング成形をし、拡張成形で所望のサイズを出した
後、ホ−ニングによる梨地加工、ダイヤカットによる外
周部のカット柄部2および両肩部の円周光沢部3,3の
切削加工をして、図3に示す甲丸リングの完成品として
の指輪1aを形成した。なお、この指輪1aはそのまま販売
することもできる。
には、まず、18Kイェロ−ゴ−ルドを圧延し、シ−ムレ
スのリング成形をし、拡張成形で所望のサイズを出した
後、ホ−ニングによる梨地加工、ダイヤカットによる外
周部のカット柄部2および両肩部の円周光沢部3,3の
切削加工をして、図3に示す甲丸リングの完成品として
の指輪1aを形成した。なお、この指輪1aはそのまま販売
することもできる。
【0011】次に、この指輪1aを図4に示すようにプレ
ス型6の芯出しポ−ル7に外嵌させつつ、下方への凹部
8を有するダイ9上に載置し、その指輪1aに対し、凹部
8よりリング部5の幅だけ小さい下方への凸部10を有す
るパンチ11を上方から押圧しプレス加工した。プレス型
6のダイ9には、指輪1の内径とほぼ等しい径の孔12を
設けてあり、孔12には径で0.03mm小さいクリアランスを
有する芯出しポ−ル7を摺動自在、かつ上端部を常時突
出させて挿入してあり、芯出しポ−ル7はばね13により
上方に付勢され、溝14およびビス15により方向性と抜け
防止をしている。また、パンチ11には芯出しポ−ル7の
逃げ孔16を設けてある。
ス型6の芯出しポ−ル7に外嵌させつつ、下方への凹部
8を有するダイ9上に載置し、その指輪1aに対し、凹部
8よりリング部5の幅だけ小さい下方への凸部10を有す
るパンチ11を上方から押圧しプレス加工した。プレス型
6のダイ9には、指輪1の内径とほぼ等しい径の孔12を
設けてあり、孔12には径で0.03mm小さいクリアランスを
有する芯出しポ−ル7を摺動自在、かつ上端部を常時突
出させて挿入してあり、芯出しポ−ル7はばね13により
上方に付勢され、溝14およびビス15により方向性と抜け
防止をしている。また、パンチ11には芯出しポ−ル7の
逃げ孔16を設けてある。
【0012】プレス加工が終りパンチ11を上昇させる
と、指輪1aは突部4を有する指輪1に形成されるが、ダ
イ9と芯出しポ−ル7に食い付いてそのままでは取り外
せない。そこで、芯出しポ−ル7を指で下方に押して摺
動させ、指の力を抜くとばね13により芯出しポ−ル7は
再び上方に摺動するので、食い付きが解除され取り外し
可能となる。なお、食い付きを防止するため、ダイ9お
よびパンチ11にダイス鋼(SKD-11)を焼入れしたものを用
い、芯出しポ−ル7に炭素鋼(HP1-3) の焼入れしないも
のを用いて、互いの材質を変えると、より好適となる。
と、指輪1aは突部4を有する指輪1に形成されるが、ダ
イ9と芯出しポ−ル7に食い付いてそのままでは取り外
せない。そこで、芯出しポ−ル7を指で下方に押して摺
動させ、指の力を抜くとばね13により芯出しポ−ル7は
再び上方に摺動するので、食い付きが解除され取り外し
可能となる。なお、食い付きを防止するため、ダイ9お
よびパンチ11にダイス鋼(SKD-11)を焼入れしたものを用
い、芯出しポ−ル7に炭素鋼(HP1-3) の焼入れしないも
のを用いて、互いの材質を変えると、より好適となる。
【0013】こうして形成された指輪1は、突部4の幅
がリング部5の幅と同一であり、突出寸法Lがリング部
5の幅Wより僅かに大きく、カット柄部2および円周光
沢部3,3も突部4とリング部5が同一状態となり、か
つ各部の境界線も指輪1の両側縁に平行となり、また、
突部4における円周光沢部3,3も光沢が曇らなかっ
た。さらに、加工疵やバリもほとんど無かったので、羽
布加工等の後加工をすることなくそのまま突部4を有す
る継ぎ目なし指輪として完成した。
がリング部5の幅と同一であり、突出寸法Lがリング部
5の幅Wより僅かに大きく、カット柄部2および円周光
沢部3,3も突部4とリング部5が同一状態となり、か
つ各部の境界線も指輪1の両側縁に平行となり、また、
突部4における円周光沢部3,3も光沢が曇らなかっ
た。さらに、加工疵やバリもほとんど無かったので、羽
布加工等の後加工をすることなくそのまま突部4を有す
る継ぎ目なし指輪として完成した。
【0014】なお、ダイ9と芯出しポ−ル7のクリアラ
ンスは0.03mmから0.05mmが好適であり、それを越すとバ
リの発生、突部4におけるカット柄部2の崩れ、突部4
における円周光沢部3,3の曇りが発生し、それ未満だ
と芯出しポ−ル7の摺動がきつくなり、指輪1を取り外
す上下動に支障をきたした。
ンスは0.03mmから0.05mmが好適であり、それを越すとバ
リの発生、突部4におけるカット柄部2の崩れ、突部4
における円周光沢部3,3の曇りが発生し、それ未満だ
と芯出しポ−ル7の摺動がきつくなり、指輪1を取り外
す上下動に支障をきたした。
【0015】図6は第2実施例の指輪1’で、プラチナ
部分17と18Kイェロ−ゴ−ルド部分18の色調の異なる2
つの貴金属部分を軸方向に積層した、いわゆるコンビリ
ングをプレス加工したものであって、さらに、2つの部
分の表面を梨地加工し、各部分の境界線をダイヤカット
で溝切削して円周光沢部19としたものである。他の構成
および作用は前述の実施例とほぼ同一であるが、両側部
が梨地部となっているため、突部4の両側部に僅かな疵
等がついても梨地のため目につきにくいという効果がプ
ラスされた。
部分17と18Kイェロ−ゴ−ルド部分18の色調の異なる2
つの貴金属部分を軸方向に積層した、いわゆるコンビリ
ングをプレス加工したものであって、さらに、2つの部
分の表面を梨地加工し、各部分の境界線をダイヤカット
で溝切削して円周光沢部19としたものである。他の構成
および作用は前述の実施例とほぼ同一であるが、両側部
が梨地部となっているため、突部4の両側部に僅かな疵
等がついても梨地のため目につきにくいという効果がプ
ラスされた。
【0016】なお、指輪1はこの他様々なカット柄、梨
地部、円周光沢部が適用でき、また、それらの多様な組
み合わせも可能である。突部4も1個だけでなく2個を
対向させたり、2個を近接させて一方にまとめたり、ま
たは、3個ないし4個を様々に配設させて製造してもよ
い。
地部、円周光沢部が適用でき、また、それらの多様な組
み合わせも可能である。突部4も1個だけでなく2個を
対向させたり、2個を近接させて一方にまとめたり、ま
たは、3個ないし4個を様々に配設させて製造してもよ
い。
【0017】
【発明の効果】本発明はこうした構成により、キャスト
成形や彫刻機によらない低コストの圧延、プレス、カッ
ト機等の機械加工でありながら、機械加工の継ぎ目なし
指輪の欠点である単調な装飾性から脱皮させて、立体感
ある装飾性を持たせた継ぎ目なし指輪を提供できるよう
になった。また、機械加工で一度甲丸リングや平リング
として完成させた指輪をそのまま販売してもよいが、再
加工して全然別な立体的な装飾性を持った指輪としても
販売できるという、2ウェイの継ぎ目なし指輪として、
在庫を減らし販路を広げられる効果がある。さらに、宝
石類やミラ−ボ−ル等を突部に取付ければ、そこをポイ
ントとして強調する装飾効果がより強烈となる効果もあ
る。
成形や彫刻機によらない低コストの圧延、プレス、カッ
ト機等の機械加工でありながら、機械加工の継ぎ目なし
指輪の欠点である単調な装飾性から脱皮させて、立体感
ある装飾性を持たせた継ぎ目なし指輪を提供できるよう
になった。また、機械加工で一度甲丸リングや平リング
として完成させた指輪をそのまま販売してもよいが、再
加工して全然別な立体的な装飾性を持った指輪としても
販売できるという、2ウェイの継ぎ目なし指輪として、
在庫を減らし販路を広げられる効果がある。さらに、宝
石類やミラ−ボ−ル等を突部に取付ければ、そこをポイ
ントとして強調する装飾効果がより強烈となる効果もあ
る。
【図1】本発明の実施例で製造した指輪の斜視図であ
る。
る。
【図2】同実施例の一部を断面した正面図である。
【図3】同実施例でプレス加工する前の指輪の正面図で
ある。
ある。
【図4】同実施例のプレス加工前の説明図である。
【図5】同実施例のプレス加工の説明図である。
【図6】他の実施例で製造した指輪の斜視図である。
1 プレス加工後の指輪 1a プレス加工前の指輪 2 カット柄部 3 円周光沢部 4 突部 5 リング部 6 プレス型 7 芯出しポ−ル 8 凹部 9 ダイ 10 凸部 11 パンチ 19 円周光沢部
Claims (5)
- 【請求項1】シ−ムレスのリング状をなし、かつ表面に
カット柄、梨地部、および/又は円周光沢部を有する継
ぎ目なし指輪において、リング状の1〜4箇所にリング
幅と同一幅で軸方向に突出させた突部を設け、突部以外
の部分をリング部とし、前記カット柄、梨地部、および
/又は円周光沢部が突部とリング部において同一状態に
形成してなることを特徴とする、継ぎ目なし指輪。 - 【請求項2】前記カット柄、梨地部、および/又は円周
光沢部を軸方向に積層し、その各層の境界線又は円周光
沢部がリング部とともに突部においても指輪の両側縁と
平行をなすことを特徴とする、請求項1記載の継ぎ目な
し指輪。 - 【請求項3】少なくとも前記突部における両側部を梨地
部で形成したことを特徴とする、請求項1又は2記載の
継ぎ目なし指輪。 - 【請求項4】前記突部が、その突出寸法を少なくともリ
ング部の幅とほぼ等しい大きさとしたことを特徴とす
る、請求項1,2、又は3記載の継ぎ目なし指輪。 - 【請求項5】シ−ムレス状のリングを形成し、サイズ拡
張し、カット柄、梨地部、および/又は円周光沢部等を
加工して側面が同一平面をなす指輪を作成した後、その
指輪を指輪内径より僅かに小さい外径の芯出しポ−ルに
外嵌させつつ指輪をパンチとダイでプレス加工すること
により、リング状の1〜4箇所にリング幅と同一幅で軸
方向に突出させた突部を設け、かつ、前記カット柄、梨
地部、および/又は円周光沢部が突部とリング部におい
て同一状態に形成させたことを特徴とする、継ぎ目なし
指輪の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13821894A JPH07313224A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 継ぎ目なし指輪およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13821894A JPH07313224A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 継ぎ目なし指輪およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07313224A true JPH07313224A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=15216855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13821894A Pending JPH07313224A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 継ぎ目なし指輪およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07313224A (ja) |
-
1994
- 1994-05-27 JP JP13821894A patent/JPH07313224A/ja active Pending
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