JPH07312875A - 電圧形インバータのpwm信号演算装置 - Google Patents

電圧形インバータのpwm信号演算装置

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JPH07312875A
JPH07312875A JP6100320A JP10032094A JPH07312875A JP H07312875 A JPH07312875 A JP H07312875A JP 6100320 A JP6100320 A JP 6100320A JP 10032094 A JP10032094 A JP 10032094A JP H07312875 A JPH07312875 A JP H07312875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compensation amount
delay
circuit
voltage
phase
Prior art date
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Pending
Application number
JP6100320A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Sasaki
俊之 佐々木
Shinichi Ishii
新一 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP6100320A priority Critical patent/JPH07312875A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インバータのパワーデバイスをPWM制御す
る場合の、オンディレイ時間による出力電圧歪みを小さ
くし、制御性能を向上させる。 【構成】 キャリア発生回路1からのキャリア信号CA
と、電圧指令値(ここではu相電圧)とをコンパレータ
2で比較してPWM信号を作成し、オンディレイ回路3
でいわゆるオンディレイ時間を考慮したオン/オフ信号
を生成して、インバータのパワーデバイスT1,T4を
駆動すると、このオンディレイ時間によってインバータ
出力電圧が歪むので、相電流(ここではu相電流)の大
小に応じてその補償量を変える補償量演算回路4を設け
て安定な補償を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電圧形インバータの
上下アームの電力変換素子(パワーデバイス)の短絡を
防止するために設けられた、オンディレイ時間のインバ
ータ出力電圧に与える影響を補償するオンディレイ補償
機能を持つパルス幅変調(PWM)信号演算装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3はインバータ回路1相分の構成を示
す構成図、図4はその動作を説明するための波形図であ
る。図3において、T1は上アームトランジスタ、T4
は下アームトランジスタ、D1,D4はダイオードであ
る。また、インバータの直流中間電圧Edcの中性点N
から、U相の電圧を見たものをU相の相電圧Euとし、
インバータの出力電流をiuとする。
【0003】図4(イ)のTcはキャリア周期を示して
おり、このキャリア周期ごとにトランジスタのオン/オ
フパターン、すなわちU相のPWM信号であるPWMu
により、出力電圧を制御する場合を考える。つまり、T
1,T4を同時にオンすると上下アーム短絡となるの
で、ここではPWMu信号の立ち上がりにより図4
(ニ)の如くT4をオフし、T4が完全にオフするまで
の待ち時間td後に、図4(ハ)の如くT1をオンす
る。
【0004】次に、PWMu信号の立ち下がりにより図
4(ハ)の如くT1をオフし、T1が完全にオフするま
での待ち時間td後に、図4(ニ)の如くT4をオンす
ることにより、上下アーム短絡を防止するようにしてい
る。このtd時間のことを、一般にオンディレイ時間と
言う。
【0005】次に、以上のような操作により、相電圧E
uがどのように変化するかを検討する。いま、相電流i
uが正の場合は図4(ホ)の如く、ダイオードD4によ
りT1がオンした時点で−Edc/2から+Edc/2
となり、T1がオフした時点で+Edc/2から−Ed
c/2となる。一方、相電流iuが負の場合は図4
(ヘ)の如く、ダイオードD1によりT4がオフした時
点で−Edc/2から+Edc/2となり、T4がオン
した時点で+Edc/2から−Edc/2となる。
【0006】以上のように、PWMu信号とインバータ
出力相電圧Euとの間に誤差が生じることになる。しか
も、それは相電流iuの極性に応じて異なるため、イン
バータの出力電圧の制御性能が悪化するという問題を生
じる。そこで、上記オンディレイ時間tdに相当する電
圧指令値(オンディレイ補償量)Vdを、電流が正のと
きは電圧指令値から減算し、電流が負のときは電圧指令
値にVdを加算することにより、上記問題の解決を図る
方法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
パワーデバイスでは、オンからオフに移行する際にスト
レージタイムtsによる遅れがあるため、オンディレイ
補償量cpは、 cp=td−ts となる。しかも、このtsは例えば図5に示すように、
相電流iuの関数となっているため、iuが小さいとき
に上記のようにすると過補償になってしまうという問題
がある。したがって、この発明の課題は相電流の極性に
よるインバータ出力相電圧の誤差を小さくし、制御性能
を向上させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、この発明では、キャリア信号を発生するキャリ
ア信号発生回路と、検出される相電流の極性を判別しオ
ンディレイ補償量を演算する補償量演算回路と、この補
償量演算回路からのオンディレイ補償量を別途演算され
る相電圧指令値に加算した信号を、前記キャリア信号と
比較してパルス幅変調(PWM)信号を出力するコンパ
レータと、そのPWM信号を入力しオンディレイ時間を
考慮して電圧形インバータ各相の上下アームのパワーデ
バイスのオン/オフ信号を生成するオンディレイ回路と
からなる電圧形インバータのPWM信号演算装置におい
て、前記補償量演算回路におけるオンディレイ補償量
を、相電流の大きさに応じて変更することを特徴として
いる。この発明では、前記補償量演算回路を、ヒステリ
シス特性を持ち前記相電流の極性を判別するコンパレー
タから構成し、前記相電流値がヒステリシス幅以内のと
きは第1のオンディレイ補償量を出力し、ヒステリシス
幅以外のときは第2のオンディレイ補償量を出力するこ
とができる。
【0009】
【作用】相電流検出値に応じてオンディレイ補償量を変
えるようにする、特に、ヒステリシス幅を設けて電流の
極性判別を行ない、このヒステリシス幅内では電流が小
さく、ストレージタイムtsが大きくなるため補償量を
小さくし、ヒステリシス幅外では電流が大きく、ストレ
ージタイムtsが小さくなるため補償量を大きくするこ
とにより、相電流が小さいときにも過補償とならないよ
うにし、良好な制御を可能とする。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の実施例を示す構成図、図2
はその動作を説明するための波形図である。なお、図1
の1はキャリア発生回路、2はコンパレータ、3はオン
ディレイ回路、4はこの発明により特に設けられた補償
量演算回路をそれぞれ示している。
【0011】すなわち、補償量演算回路4は例えばヒス
テリシス特性を持つコンパレータからなり、U相の相電
流検出値iuを、図2(イ)に示すような一定のヒステ
リシス幅+iuhis,−iuhisと比較し、iuが
正でかつヒステリシス幅以内ならば、図2(ロ)に示す
ようにオンディレイ補償量−cp1を出力し、ヒステリ
シス幅以外ならばオンディレイ補償量−cp2を出力す
る。
【0012】これに対し、iuが負でかつヒステリシス
幅以内ならば、図2(ロ)に示すようにオンディレイ補
償量cp1を出力し、ヒステリシス幅以外ならばオンデ
ィレイ補償量cp2を出力する。補償量演算回路4の出
力は加算器5に与えられ、ここでU相電圧指令値Vu*
と加算され、その加算値がコンパレータ2でキャリア信
号CAと比較され、その大小関係により図4で説明した
PWMu信号が生成される。このPWMu信号はオンデ
ィレイ回路3に与えられ、ここで上述の如きT1,T4
の各パワーデバイスに対するオン/オフ信号が出力され
る。
【0013】なお、以上ではインバータ1相分について
のみ説明したが、他の相についても同様に構成するもの
とする。また、実施例ではヒステリシス特性を持つコン
パレータを用い、相電流検出値がヒステリシス幅以内か
以外かによりオンディレイ補償量を変えるようにしてい
るが、この発明はこのような場合に限らず、一般には相
電流検出値に応じてオンディレイ補償量を変えることが
できるのは言うまでもない。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、相電流検出値に応じ
てオンディレイ補償量を変えるようにしたので、相電流
が小さいときにも過補償となることがなく、したがって
良好な制御が可能となる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す構成図である。
【図2】図1の動作を説明するための波形図である。
【図3】インバータ回路の1例を示す構成図である。
【図4】図3の動作を説明するための波形図である。
【図5】相電流とストレージタイムとの関係を説明する
ためのグラフである。
【符号の説明】
1…キャリア発生回路、2…コンパレータ、3…オンデ
ィレイ回路、4…補償量演算回路、5…加算器、CA…
キャリア信号、cp1,2…オンディレイ補償量、iu
…U相電流。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリア信号を発生するキャリア信号発
    生回路と、検出される相電流の極性を判別しオンディレ
    イ補償量を演算する補償量演算回路と、この補償量演算
    回路からのオンディレイ補償量を別途演算される相電圧
    指令値に加算した信号を、前記キャリア信号と比較して
    パルス幅変調(PWM)信号を出力するコンパレータ
    と、そのPWM信号を入力しオンディレイ時間を考慮し
    て電圧形インバータ各相の上下アームのパワーデバイス
    のオン/オフ信号を生成するオンディレイ回路とからな
    る電圧形インバータのPWM信号演算装置において、 前記補償量演算回路におけるオンディレイ補償量を、相
    電流の大きさに応じて変更することを特徴とする電圧形
    インバータのPWM信号演算装置。
  2. 【請求項2】 前記補償量演算回路を、ヒステリシス特
    性を持ち前記相電流の極性を判別するコンパレータから
    構成し、前記相電流値がヒステリシス幅以内のときは第
    1のオンディレイ補償量を出力し、ヒステリシス幅以外
    のときは第2のオンディレイ補償量を出力することを特
    徴とする請求項1に記載の電圧形インバータのPWM信
    号演算装置。
JP6100320A 1994-05-16 1994-05-16 電圧形インバータのpwm信号演算装置 Pending JPH07312875A (ja)

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