JPH03164071A - パルス幅変調形インバータの制御方法 - Google Patents
パルス幅変調形インバータの制御方法Info
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- JPH03164071A JPH03164071A JP1302180A JP30218089A JPH03164071A JP H03164071 A JPH03164071 A JP H03164071A JP 1302180 A JP1302180 A JP 1302180A JP 30218089 A JP30218089 A JP 30218089A JP H03164071 A JPH03164071 A JP H03164071A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は交流電動機を可変速制御するインバータ装置で
、特にパルス幅変調方式(PWM)の電圧形インバータ
における出方電圧歪を防止する方法に関する。
、特にパルス幅変調方式(PWM)の電圧形インバータ
における出方電圧歪を防止する方法に関する。
従来より、交流電動機等を駆動するインバータ装置では
、正弦波近似の出力電圧を得るために、正弦波の電圧指
令信号と、三角波の搬送波信号とを比較してパルス幅変
調(PWM)された電圧信号を得、該信号によりインバ
ータの出力電圧及び周波数を制御する方法が知られてい
る。
、正弦波近似の出力電圧を得るために、正弦波の電圧指
令信号と、三角波の搬送波信号とを比較してパルス幅変
調(PWM)された電圧信号を得、該信号によりインバ
ータの出力電圧及び周波数を制御する方法が知られてい
る。
第12図は従来のPWMインバータ1相分の構成を示す
。{はトランジスタT,とフライホイールダイオードF
D等からなる主回路、2はPWM波形発生部、3は主回
路1のトランジスタTrpとTrNとが同時にオンにな
ることを防止するためにPWM信号に遅延時間T4を設
けるためのオンデレイ部,4はトランジスタのベースド
ライブ回路である。
。{はトランジスタT,とフライホイールダイオードF
D等からなる主回路、2はPWM波形発生部、3は主回
路1のトランジスタTrpとTrNとが同時にオンにな
ることを防止するためにPWM信号に遅延時間T4を設
けるためのオンデレイ部,4はトランジスタのベースド
ライブ回路である。
第13図はPWM制御動作を示す。PWM信号発生部2
では電圧指令■一と搬送波Vcとを比較し、上下(P,
N)のトランジスタをオン,オフする期間を制御するP
W M信号(Upo, UNO)を出力する(第13
図(a),(b))。さらにオンデレイ部3により上下
トランジスタの短絡を防ぐため、両トランジスタがオフ
となるオンデレイ期間Tdを上記PWM信号に考慮した
PWM信号(UP, UN)を出力する(第↓3図(C
))。そして、このPWM信号に基づいてベースドライ
ブ回路4によりトランジスタをオン,オフして出力電圧
をPWM制御する。
では電圧指令■一と搬送波Vcとを比較し、上下(P,
N)のトランジスタをオン,オフする期間を制御するP
W M信号(Upo, UNO)を出力する(第13
図(a),(b))。さらにオンデレイ部3により上下
トランジスタの短絡を防ぐため、両トランジスタがオフ
となるオンデレイ期間Tdを上記PWM信号に考慮した
PWM信号(UP, UN)を出力する(第↓3図(C
))。そして、このPWM信号に基づいてベースドライ
ブ回路4によりトランジスタをオン,オフして出力電圧
をPWM制御する。
しかし、上記のようにオンデレイを設けているために、
その間間T,は上下トランジスタはオフしているが、ト
ランジスタと並列に設けられたフライホイールダイオー
ドを介して電流が流れる。
その間間T,は上下トランジスタはオフしているが、ト
ランジスタと並列に設けられたフライホイールダイオー
ドを介して電流が流れる。
これにより、インバータ出力端電位は負荷側の出力電流
方向によって定まり、正の出力電流では負の電位に、逆
に負の出力電流では正の電位となる。
方向によって定まり、正の出力電流では負の電位に、逆
に負の出力電流では正の電位となる。
すなわち、第13図(e)のようにオンデレイ間の電圧
は出力電流1nに対して逆電圧となり、インバータの出
力電圧は第t3図(d)となる。これは理想とする第1
3図(b)のPWM波形に対して、逆電圧分だけの誤差
を生じ(その誤差をオンデレイ電圧降下と呼ぶ),出力
電圧の低下や電流歪を発生する。また、オンデレイ期間
の逆電圧によってインバータ出力電圧の振幅や位相が変
化するため、電動機の乱調の発生原因にもなっている。
は出力電流1nに対して逆電圧となり、インバータの出
力電圧は第t3図(d)となる。これは理想とする第1
3図(b)のPWM波形に対して、逆電圧分だけの誤差
を生じ(その誤差をオンデレイ電圧降下と呼ぶ),出力
電圧の低下や電流歪を発生する。また、オンデレイ期間
の逆電圧によってインバータ出力電圧の振幅や位相が変
化するため、電動機の乱調の発生原因にもなっている。
このオンデレイ電圧降下の補償方法が例えば特開昭60
−118082号公報において論じられている。
−118082号公報において論じられている。
この補償原理はオンデレイ回路によってPWMの立上り
のパルスが第13図(c)のようにTa時間削られる分
を,あらかじめPWM原信号のパルス幅に補正すること
で、オンデレイによる電圧降下を補償するものである。
のパルスが第13図(c)のようにTa時間削られる分
を,あらかじめPWM原信号のパルス幅に補正すること
で、オンデレイによる電圧降下を補償するものである。
第14図は補償方式のブロック図であり、オンデレイ補
償回路51,52はPWM原信号Upoを共通入力とし
、補償回路51は入力U p oに対してその立上りを
オンデレイ時間だけ遅らせた出力を得,また、補償回路
52は入力Upoに対してその立上りをオンデレイ時間
だけ遅らせた出力を得る。
償回路51,52はPWM原信号Upoを共通入力とし
、補償回路51は入力U p oに対してその立上りを
オンデレイ時間だけ遅らせた出力を得,また、補償回路
52は入力Upoに対してその立上りをオンデレイ時間
だけ遅らせた出力を得る。
電流極性検出器6はインバータ出力電流の極性を検出し
、正極性であれば補償回路51の出力をオンデレイ回路
3の入力とし、また、逆極性であれば補償回路52の出
力をオンデレイ回路3とする。
、正極性であれば補償回路51の出力をオンデレイ回路
3の入力とし、また、逆極性であれば補償回路52の出
力をオンデレイ回路3とする。
これにより、出力電流極性に依存して発生するォンデレ
イ電圧降下を補償するようにしている。
イ電圧降下を補償するようにしている。
上記従来技術はオンデレイ補償回路において,PWM信
号のパルス幅の補正時間Taは一般にT a ”F T
aとした固定値が設定される。
号のパルス幅の補正時間Taは一般にT a ”F T
aとした固定値が設定される。
ところで、実際に誤差電圧を発生する時間TOは(1)
式で示すように、オンデレイ設定値T,からスイッチ素
子のターンオフタイムT。11 とターンオンタイムT
o nを考慮した値になる。
式で示すように、オンデレイ設定値T,からスイッチ素
子のターンオフタイムT。11 とターンオンタイムT
o nを考慮した値になる。
To= T d− Tart + Ton
=’ (1)ここで使用するスイッチ素子のToz
i+ Tonの特性が電流によって変化しないか、また
は同じ方向で変化するものであればオンデレイ補正時間
Ta(=To)を一定に設定しても問題がない。しかし
、特にトランジスタの場合にはスイッチング特性が第1
5図に示されるように、低電流になるに従いT o n
に比べT。Hが大きくなる。そのため、低電流では誤差
電圧の発生時間Toが小さくなり、オンデレイ補償時間
T&を一定に設定していたのでは、補償電圧が過大とな
る。これにより、特に低周波数,軽負荷で電tll機を
駆動したときには、電動機の電圧指令Vu”よりもオン
デレイ補償電圧の方が大きくなるため、補償電圧の過補
償は電動機の過電流につながり問題となる。さらに出力
電流の変極点近傍では第9図に示すように誤差電圧に対
して補償電圧が過大となり、電流のはね上りが発生し、
正弦波に対して波形歪が生じ、これによってトルクの脈
動が発生するといった問題がある。
=’ (1)ここで使用するスイッチ素子のToz
i+ Tonの特性が電流によって変化しないか、また
は同じ方向で変化するものであればオンデレイ補正時間
Ta(=To)を一定に設定しても問題がない。しかし
、特にトランジスタの場合にはスイッチング特性が第1
5図に示されるように、低電流になるに従いT o n
に比べT。Hが大きくなる。そのため、低電流では誤差
電圧の発生時間Toが小さくなり、オンデレイ補償時間
T&を一定に設定していたのでは、補償電圧が過大とな
る。これにより、特に低周波数,軽負荷で電tll機を
駆動したときには、電動機の電圧指令Vu”よりもオン
デレイ補償電圧の方が大きくなるため、補償電圧の過補
償は電動機の過電流につながり問題となる。さらに出力
電流の変極点近傍では第9図に示すように誤差電圧に対
して補償電圧が過大となり、電流のはね上りが発生し、
正弦波に対して波形歪が生じ、これによってトルクの脈
動が発生するといった問題がある。
本発明の目的は、PWM電圧制御におけるオンデレイ補
償を適切に行うことにより、過大電流や脈動トルクが発
生しない電動機駆動用のPWMインバータを提供するこ
とにある。
償を適切に行うことにより、過大電流や脈動トルクが発
生しない電動機駆動用のPWMインバータを提供するこ
とにある。
上記目的を達或するために,インバータ出力電流の極性
と大きさ(振幅値)を検出し,オンデレイ補償回路にお
けるPWMパルス幅の補正時間を電流の大きさによって
変えるようにしたものである。
と大きさ(振幅値)を検出し,オンデレイ補償回路にお
けるPWMパルス幅の補正時間を電流の大きさによって
変えるようにしたものである。
また、上記目的を達成するためにインバータ出力電流の
位相を検出し、オンデレイ補償回路におけるPWMパル
ス幅の補正時間を位相の大きさによって変えるようにし
たものである。
位相を検出し、オンデレイ補償回路におけるPWMパル
ス幅の補正時間を位相の大きさによって変えるようにし
たものである。
本発明におけるオンデレイ補償は、PWM電圧制御のパ
ルス幅期間を補正する.その補正時間Taはインバータ
主回路のスイッチ素子の特性に合せて出力電流の振幅値
に対応して大きさが変化する。したがって、低周波数,
低電流の状態でもインバータの誤差電圧とオンデレイ補
正電流は一致するので電流の過剰や波形歪が生じること
がない。
ルス幅期間を補正する.その補正時間Taはインバータ
主回路のスイッチ素子の特性に合せて出力電流の振幅値
に対応して大きさが変化する。したがって、低周波数,
低電流の状態でもインバータの誤差電圧とオンデレイ補
正電流は一致するので電流の過剰や波形歪が生じること
がない。
また,出力電流の位相θCよりオンデレイ補償する手段
によれば、出力電流の変極点0.180度位相近傍にお
いて,PWMパルス補正時間Taが変化する。これによ
って,電流変極点近傍でのオンデレイ過補償に伴う波形
歪が解消される。
によれば、出力電流の変極点0.180度位相近傍にお
いて,PWMパルス補正時間Taが変化する。これによ
って,電流変極点近傍でのオンデレイ過補償に伴う波形
歪が解消される。
以下、本発明の一実施例を説明する。第1図はPWM’
l圧制御形インバータのPWM制御回路の1相分の要部
を示す。ここでオンデレイ補償回路51.52はPWM
発生器2の電圧指令■。事と搬送波VCによるパルス幅
変調により得るPWM波形原信号Upoを共通入力とし
、そして、両回路からのPWM出力信号Upaはインバ
ータ出力電流極性検出器6からの極性に応じて選択され
る。さらに、そのPWM信号はオンデレイ回路3によっ
て主回路スイッチ素子の短絡防止を考慮したP W M
信号UP,UNを作或し、そのPWM信号に基づきドラ
イブ回路4よりスイッチング素子を動作させる。以上の
構成は前記した第l2図の従来例と同一である。本発明
はさらにオンデレイ補償回路51.52のオンデレイ補
正時間T&をインバータ出力電流の大きさに応じて変化
させるため、絶対値回路7により出力電流18の絶対値
1iuを検出し、そのli.Iの入力の大きさに応じて
関数器8からオンデレイ補正時間Ta を出力する。
l圧制御形インバータのPWM制御回路の1相分の要部
を示す。ここでオンデレイ補償回路51.52はPWM
発生器2の電圧指令■。事と搬送波VCによるパルス幅
変調により得るPWM波形原信号Upoを共通入力とし
、そして、両回路からのPWM出力信号Upaはインバ
ータ出力電流極性検出器6からの極性に応じて選択され
る。さらに、そのPWM信号はオンデレイ回路3によっ
て主回路スイッチ素子の短絡防止を考慮したP W M
信号UP,UNを作或し、そのPWM信号に基づきドラ
イブ回路4よりスイッチング素子を動作させる。以上の
構成は前記した第l2図の従来例と同一である。本発明
はさらにオンデレイ補償回路51.52のオンデレイ補
正時間T&をインバータ出力電流の大きさに応じて変化
させるため、絶対値回路7により出力電流18の絶対値
1iuを検出し、そのli.Iの入力の大きさに応じて
関数器8からオンデレイ補正時間Ta を出力する。
ここで、関数器8のTaはインバータ主回路スイッチ素
子の出力電流(コレクタ電流■c)とT。0,Taxi
の関係からなるスイッチング特性及びオンデレイ回路で
設定するオンデレイ時間T.に基づく(2)式の関数と
する。
子の出力電流(コレクタ電流■c)とT。0,Taxi
の関係からなるスイッチング特性及びオンデレイ回路で
設定するオンデレイ時間T.に基づく(2)式の関数と
する。
’ra(re)=Td−To1z(re)+Ton(I
c)−(2)例えば、第l5図で示すトランジスタを用
いた場合における、オンデレイ補正時間T&の特性を求
めると概略的に第2図となり,コレクタ電流Ic が小
さくなるに従いT&も小さくなる。これは一般のトラン
ジスタでも同様な傾向を示す。
c)−(2)例えば、第l5図で示すトランジスタを用
いた場合における、オンデレイ補正時間T&の特性を求
めると概略的に第2図となり,コレクタ電流Ic が小
さくなるに従いT&も小さくなる。これは一般のトラン
ジスタでも同様な傾向を示す。
なお,関数器8の設定においては(2)式のような関数
式でもよいが、第2図の特性曲線をあらかじめテーブル
化してもよい。
式でもよいが、第2図の特性曲線をあらかじめテーブル
化してもよい。
次にオンデレイ補償法の動作を第3図より説明する。こ
こでは代表して出力電流が正極性の場合について述べる
。したがって、オンデレイ補償回路は51が選択され,
オンデレイ補正時間TaはPWM原信号の立下り時間が
T&時間だけ長くなる(第3図(C))。そのT&の時
間は出方電流の大きさIcz, 工ez, Ica・
・・の大さに応じたT1!,Ta2+ T’aa・・・
が設定される。そして、オンデレイ回路3においてはイ
ンバータ主回路の上下トランジスタP,Nをオン,オフ
するPWM信号を作成すると共に、短絡防止のためのオ
ンデレイ時間T,(デットタイム)がPWMパルス立上
り点から差し引かれ(第3図(d)).このPWM信号
UP,UNに基づいてトランジスタをスイッチング動作
させ、出力電圧をPWM制御する。この時のU相のPW
M出力電圧波形はトランジスタのターンオン,ターンオ
フタイムTon+ Taxiの遅れを考慮すると第3図
(e)となり、これは第3図(b)のPWM原信号Up
oと略一致した波形となる。すなわち、それはPとN側
のトランジスタが同時にオフになる時間To (= T
d Toti+Ton)において逆電圧の誤差電圧が発
生するが、PWMのオン時間をToと鴫等しいTa時間
長くして誤差電圧に相当した電圧を補償した結果である
。
こでは代表して出力電流が正極性の場合について述べる
。したがって、オンデレイ補償回路は51が選択され,
オンデレイ補正時間TaはPWM原信号の立下り時間が
T&時間だけ長くなる(第3図(C))。そのT&の時
間は出方電流の大きさIcz, 工ez, Ica・
・・の大さに応じたT1!,Ta2+ T’aa・・・
が設定される。そして、オンデレイ回路3においてはイ
ンバータ主回路の上下トランジスタP,Nをオン,オフ
するPWM信号を作成すると共に、短絡防止のためのオ
ンデレイ時間T,(デットタイム)がPWMパルス立上
り点から差し引かれ(第3図(d)).このPWM信号
UP,UNに基づいてトランジスタをスイッチング動作
させ、出力電圧をPWM制御する。この時のU相のPW
M出力電圧波形はトランジスタのターンオン,ターンオ
フタイムTon+ Taxiの遅れを考慮すると第3図
(e)となり、これは第3図(b)のPWM原信号Up
oと略一致した波形となる。すなわち、それはPとN側
のトランジスタが同時にオフになる時間To (= T
d Toti+Ton)において逆電圧の誤差電圧が発
生するが、PWMのオン時間をToと鴫等しいTa時間
長くして誤差電圧に相当した電圧を補償した結果である
。
したがって、本実施例によればオンデレイに伴う特に低
電流時においての出力電圧降下及び出力電流の波形歪を
防止できる効果がある。
電流時においての出力電圧降下及び出力電流の波形歪を
防止できる効果がある。
次に本発明の変形例を第4図により説明する。
前記本発明一実施例を異なるところは、オンデレ?回路
3におけるオンデレイ時間T,の設定を、関数器9によ
りインバータ出力電流の大きさに応じて変化させるよう
にしたことにある。ここで関数器9のTdは第15図で
示すようなインバータ主回路のスイッチ素子のスイッチ
ング特性(Ic−T o n , T o t t )
と短絡防止時間Taoより決定され、その関数式は(3
)式で示される。
3におけるオンデレイ時間T,の設定を、関数器9によ
りインバータ出力電流の大きさに応じて変化させるよう
にしたことにある。ここで関数器9のTdは第15図で
示すようなインバータ主回路のスイッチ素子のスイッチ
ング特性(Ic−T o n , T o t t )
と短絡防止時間Taoより決定され、その関数式は(3
)式で示される。
Td(Ic)=Tao+Tozz(Ic) To−(
Ic) ”(3)なお、オンデレイ補償回路51.
52における,オンデレイ補正時間Taは短絡防止時間
Taoを固定値で設定する。
Ic) ”(3)なお、オンデレイ補償回路51.
52における,オンデレイ補正時間Taは短絡防止時間
Taoを固定値で設定する。
以上の構戊によれば、使用するスイッチ素子のスイッチ
ング特性に基づいて、オンデレイ時間Tdが設定される
ため,第5図中斜線部における時間(T0,■一Ton
)は実機スイッチ素子のスイッチング遅れ時間が相殺さ
れるため誤差電圧は発生せず、最小限に設定した短絡防
止時間Taoで誤差電圧が発生する。しかし、その電圧
分は前段階のオンデレイ補償回路51.52で補償する
よう設定されているので、誤差電圧による電圧降下は生
しない。
ング特性に基づいて、オンデレイ時間Tdが設定される
ため,第5図中斜線部における時間(T0,■一Ton
)は実機スイッチ素子のスイッチング遅れ時間が相殺さ
れるため誤差電圧は発生せず、最小限に設定した短絡防
止時間Taoで誤差電圧が発生する。しかし、その電圧
分は前段階のオンデレイ補償回路51.52で補償する
よう設定されているので、誤差電圧による電圧降下は生
しない。
本発明によれば、インバータ主回路のスイッチ素子の電
流一スイッチング応答時間特性に合せてオンデレイ設定
時間を変化させるため、出力電流の大きさに対して誤差
電圧が一定となるという効果がある。
流一スイッチング応答時間特性に合せてオンデレイ設定
時間を変化させるため、出力電流の大きさに対して誤差
電圧が一定となるという効果がある。
次に本発明の他の実施例を第6図により説明する。前記
本発明の一実施例と異なるところは、インバータ出力電
流の位相検出器10及び関数器l1により、オンデレイ
補償回路51におけるオンデレイ補正時間Taを出力電
流位相に応じて変化させることにある.ここで、関数器
1■の入出力の特性は第傑7図あるいは第8図のような
形で設定し、どちらも位相θCが零や180度近傍にお
いてTaを変化させるようにしており、第7図は連続的
に第8図はステップ的にTaを変化させ、位相が90’
及び270’においてTaの絶対値が最大となるように
設定されている。
本発明の一実施例と異なるところは、インバータ出力電
流の位相検出器10及び関数器l1により、オンデレイ
補償回路51におけるオンデレイ補正時間Taを出力電
流位相に応じて変化させることにある.ここで、関数器
1■の入出力の特性は第傑7図あるいは第8図のような
形で設定し、どちらも位相θCが零や180度近傍にお
いてTaを変化させるようにしており、第7図は連続的
に第8図はステップ的にTaを変化させ、位相が90’
及び270’においてTaの絶対値が最大となるように
設定されている。
本発明の基動動作は第1図と同一であるが特に出力電流
の変極点近傍(例えば±10度,180±10度以内)
でのオンデレイ補償を簡易的に実現でき、また前記発明
のように出力電流の正確が値がわからなくても補償でき
るという効果がある。
の変極点近傍(例えば±10度,180±10度以内)
でのオンデレイ補償を簡易的に実現でき、また前記発明
のように出力電流の正確が値がわからなくても補償でき
るという効果がある。
また、第9図は本発明の他の実施例を示す。前記、第6
図の発明と異なるところは、インバータ出力電流の位相
検出信号θ。に基づき、その変極点から極性判別し、オ
ンデレイ補償回路51,52の出力を選択すると共に、
位相θCを入方とする関数器↓2からの出力Tdにより
、オンデレイ回路3のオンデレイ時間T.i を設定す
るものである。ここで、関数器l2の人出力特性は第1
0図あるいは第1l図のような形で設定し、どちらも位
相θ。が零や180度近傍においてT,が大きく,90
及び270度において最小のオンデレイ時r′JJTイ
◇とし、第10図は連続的に、第11図はステップ的に
T,がθCに対して変化する。
図の発明と異なるところは、インバータ出力電流の位相
検出信号θ。に基づき、その変極点から極性判別し、オ
ンデレイ補償回路51,52の出力を選択すると共に、
位相θCを入方とする関数器↓2からの出力Tdにより
、オンデレイ回路3のオンデレイ時間T.i を設定す
るものである。ここで、関数器l2の人出力特性は第1
0図あるいは第1l図のような形で設定し、どちらも位
相θ。が零や180度近傍においてT,が大きく,90
及び270度において最小のオンデレイ時r′JJTイ
◇とし、第10図は連続的に、第11図はステップ的に
T,がθCに対して変化する。
この基本動作は第4図と同一であるが、特に出力電流の
変極点近傍(例えば±10度,180±10度以内)に
おいてのオンデレイ補償が簡易的にでき、出力電流の大
きさに対して誤差電圧を略一定にすることができるとい
う効果がある。
変極点近傍(例えば±10度,180±10度以内)に
おいてのオンデレイ補償が簡易的にでき、出力電流の大
きさに対して誤差電圧を略一定にすることができるとい
う効果がある。
なお、上述した発明では、出力電流の極性と大きさ及び
位相をインバータ各相の出力電流から直接検出するよう
なブロック図で示したが、出力電流には一般にPWM電
圧制御に伴う高調波成分が基本波に重畳すること、及び
瞬時値を扱うこと等から誤動作の懸念がある。そこで出
力電流の基本波成分を以下に示すようにして検出し,こ
れに基づいて、本発明を実施してもよい。
位相をインバータ各相の出力電流から直接検出するよう
なブロック図で示したが、出力電流には一般にPWM電
圧制御に伴う高調波成分が基本波に重畳すること、及び
瞬時値を扱うこと等から誤動作の懸念がある。そこで出
力電流の基本波成分を以下に示すようにして検出し,こ
れに基づいて、本発明を実施してもよい。
例えば三和インバータによる電動機運転時の1次電流の
基本波成分を精度良く検出する方法としては、(4)式
により固定子座標から回転子座標(d−q直交座標)に
変換することで、交流量を直流量として検出できる。し
たがってこれに基づき基本波の大きさ、並びに位相は次
式より求めることができる。
基本波成分を精度良く検出する方法としては、(4)式
により固定子座標から回転子座標(d−q直交座標)に
変換することで、交流量を直流量として検出できる。し
たがってこれに基づき基本波の大きさ、並びに位相は次
式より求めることができる。
・・・(4)
?こに、0:電圧位相θs 90’
これより4電流の大きさIt,位相θCはエ■=J曹”
+iq” ・・・(5)iq θ0=θ+jan−”一 ・・・
(6)1d として得られる。
+iq” ・・・(5)iq θ0=θ+jan−”一 ・・・
(6)1d として得られる。
また、本発明の実施例では、パワートランジスタをイン
バータ主回路のスイッチ素子の使用例として説明したが
、他のスイッチ素子(G T O ,FET,IGBT
等)においても同様にこれらのスイッチング特性を本発
明の関数器8,9,11.12に考慮して、オンデレイ
補償時間あるいはオンデレイ時間を電流あるいは電流位
相に応じて変化させても本発明と同様な効果が得られる
ことはもちろんである。
バータ主回路のスイッチ素子の使用例として説明したが
、他のスイッチ素子(G T O ,FET,IGBT
等)においても同様にこれらのスイッチング特性を本発
明の関数器8,9,11.12に考慮して、オンデレイ
補償時間あるいはオンデレイ時間を電流あるいは電流位
相に応じて変化させても本発明と同様な効果が得られる
ことはもちろんである。
本発明によれば、PWM電圧制御形インバータにおける
オンデレイ電圧降下を出力電流の状態に応じて補償する
ことにより,特に低周波数や軽負荷での過大電流や電流
歪及び脈動トルクが防止できるという効果がある。
オンデレイ電圧降下を出力電流の状態に応じて補償する
ことにより,特に低周波数や軽負荷での過大電流や電流
歪及び脈動トルクが防止できるという効果がある。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
関数器の特性図、第3図は本発明の動作の説明図、第4
図は他の実施例を示すブロック図、第5図は関数器の特
性図、第6図は他の実施例を示すブロック図、第7図,
第8図は関数器の特性図、第9図は他の実施例を示すブ
ロック図、第10図,第1工図は関数器の特性図、第1
2図は従来のPWM制御ブロック図、第13図はその動
作説明図,第l4図は従来技術のオンデレイ補償のブロ
ック図,第15図はトランジスタのスイッチング特性図
,第16図は従来オンデレイ補償による動作説明図であ
る。 3・・・オンデレイ回路、51.52・・・オンデレイ
補償回路、8,9,11,12・・・関数器。 茗1図 R a2 図 粥 3 図 錫 4 図 彌) 5 図 第6 図 第7図 第8図 ζ;9図 Zτ二〇図 拮11図 ′七:12図 第 13 図 男 14 図 コレ7?電流 工C 04冫
関数器の特性図、第3図は本発明の動作の説明図、第4
図は他の実施例を示すブロック図、第5図は関数器の特
性図、第6図は他の実施例を示すブロック図、第7図,
第8図は関数器の特性図、第9図は他の実施例を示すブ
ロック図、第10図,第1工図は関数器の特性図、第1
2図は従来のPWM制御ブロック図、第13図はその動
作説明図,第l4図は従来技術のオンデレイ補償のブロ
ック図,第15図はトランジスタのスイッチング特性図
,第16図は従来オンデレイ補償による動作説明図であ
る。 3・・・オンデレイ回路、51.52・・・オンデレイ
補償回路、8,9,11,12・・・関数器。 茗1図 R a2 図 粥 3 図 錫 4 図 彌) 5 図 第6 図 第7図 第8図 ζ;9図 Zτ二〇図 拮11図 ′七:12図 第 13 図 男 14 図 コレ7?電流 工C 04冫
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、可変周波数、可変電圧の交流を出力するPWM制御
のインバータであつて、該インバータスイッチ素子の短
絡を防止するオンデレイ(デッドタイム)によつて発生
する電圧降下を補償するオンデレイ補償回路において、
PWM波形信号のパルス幅をインバータ出力電流の大き
さ、あるいは該出力電流の位相に応じて修正するように
したことを特徴とするパルス幅変調形インバータの制御
方法。 2、特許請求の範囲第1項において、前記修正手段をイ
ンバータスイッチ素子のスイッチング特性(ターンオン
、ターンオフタイム等)に基づいてパルス幅を修正する
ようにしたことを特徴とするパルス幅変調形インバータ
の制御方法。 3、可変周波数、可変電圧の交流を出力するPWM制御
インバータであつて、該インバータのスイッチ素子の短
絡を防止するオンデレイ回路において、PWM波形信号
のオンデレイ時間(T_d)をインバータ出力電流の大
きさ、あるいは該出力電流の位相に基づいて設定するよ
うにしたことを特徴とするパルス幅変調形インバータの
制御方法。 4、特許請求の範囲第3項において、前記オンデレイ時
間の設定手段をインバータスイッチ素子のスイッチング
特性(ターンオン、ターンオフタイム等)に基づいて行
うようにしたことを特徴とするパルス幅変調形インバー
タの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1302180A JP2922941B2 (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | パルス幅変調形インバータの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1302180A JP2922941B2 (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | パルス幅変調形インバータの制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03164071A true JPH03164071A (ja) | 1991-07-16 |
JP2922941B2 JP2922941B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=17905896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1302180A Expired - Lifetime JP2922941B2 (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | パルス幅変調形インバータの制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2922941B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006320122A (ja) * | 2005-05-13 | 2006-11-24 | Nissan Motor Co Ltd | 電動機の制御装置 |
JP2011193612A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Ricoh Co Ltd | モータ駆動装置、および画像形成装置 |
JP2012100444A (ja) * | 2010-11-02 | 2012-05-24 | Nippon Soken Inc | 電力変換装置 |
WO2019155844A1 (ja) | 2018-02-09 | 2019-08-15 | オムロン株式会社 | モータ制御装置 |
-
1989
- 1989-11-22 JP JP1302180A patent/JP2922941B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006320122A (ja) * | 2005-05-13 | 2006-11-24 | Nissan Motor Co Ltd | 電動機の制御装置 |
JP2011193612A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Ricoh Co Ltd | モータ駆動装置、および画像形成装置 |
JP2012100444A (ja) * | 2010-11-02 | 2012-05-24 | Nippon Soken Inc | 電力変換装置 |
US8693221B2 (en) | 2010-11-02 | 2014-04-08 | Denso Corporation | Electric power converter apparatus |
WO2019155844A1 (ja) | 2018-02-09 | 2019-08-15 | オムロン株式会社 | モータ制御装置 |
US11063546B2 (en) | 2018-02-09 | 2021-07-13 | Omron Corporation | Motor control device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2922941B2 (ja) | 1999-07-26 |
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