JPH07312572A - 発信装置 - Google Patents

発信装置

Info

Publication number
JPH07312572A
JPH07312572A JP6281603A JP28160394A JPH07312572A JP H07312572 A JPH07312572 A JP H07312572A JP 6281603 A JP6281603 A JP 6281603A JP 28160394 A JP28160394 A JP 28160394A JP H07312572 A JPH07312572 A JP H07312572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
resonance
output
resonance circuit
information acquisition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6281603A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Uchida
賢二 内田
Junichi Zaitsu
純一 財津
Masayuki Yao
昌幸 八尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP6281603A priority Critical patent/JPH07312572A/ja
Publication of JPH07312572A publication Critical patent/JPH07312572A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Burglar Alarm Systems (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 監視対象への監視情報獲得用信号を電磁ノイ
ズ等の外乱による悪影響少なく発信させる。 【構成】 低周波域ないし極低周波域の電波を監視対象
Tが形態する監視札Pに対する監視情報獲得用信号とし
て出力する共振回路16と、この共振回路16の共振周
波数を変更するための共振周波数調整手段Fおよび/ま
たは前記共振回路16の出力を変更するための発信出力
調整手段Lを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、監視対象が携帯する監
視札に対して監視情報獲得用信号を発信する発信装置に
関する。この発信装置は、例えば、監視対象である商品
に付設した監視札としての盗難防止用タグとともに用い
られるもので、商店の入口に設けたゲートに組み込んで
おき、レジを通さない商品を持ってゲートを出ようとし
た場合に、この発信装置からの監視情報獲得用信号を受
けることで盗難防止用タグが未だに商品に付設されたま
まであるという監視情報を得てブザーを鳴動させる等に
より、盗難を未然に防止できるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】上述した発信装置においては、場合によ
っては必要となる監視札への電力搬送も可能であること
から、一般に、高周波域の電波を監視情報獲得用信号と
して出力するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の発信装置で監視情報獲得用信号として用いられていた
高周波域の電波は、電磁ノイズ等の外乱による悪影響を
受け易い問題があった。本発明の目的は、上記実情に鑑
み、外乱による悪影響を受けることの少ない監視装置等
における発信装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴構成
は、低周波域ないし極低周波域の電波を監視対象が携帯
する監視札に対する監視情報獲得用信号として出力する
共振回路と、この共振回路の共振周波数を変更するため
の共振周波数調整手段とを設けたことにある。
【0005】本発明の第2の特徴構成は、低周波域ない
し極低周波域の電波を監視対象が携帯する監視札に対す
る監視情報獲得用信号として出力する共振回路と、この
共振回路の出力を変更するための発信出力調整手段とを
設けたことにある。
【0006】本発明の第3の特徴構成は、低周波域ない
し極低周波域の電波を監視対象が携帯する監視札に対す
る監視情報獲得用信号として出力する共振回路と、この
共振回路の共振周波数を変更するための共振周波数調整
手段と、前記共振回路の出力を変更するための発信出力
調整手段とを設けたことにある。
【0007】本発明の第4の特徴構成は、第1の特徴構
成或いは第3の特徴構成において、共振周波数調整手段
を構成するに、共振回路を構成する複数の回路素子の組
合せを変更することでその共振周波数を段階的に変更す
るようにしたことにある。
【0008】本発明の第5の特徴構成は、第1の特徴構
成或いは第3の特徴構成において、共振周波数調整手段
を構成するに、共振回路を構成する複数の回路素子の組
合せの変更と、その共振回路に入力する基準発振周波数
の分周比の変更とによって、前記共振回路の出力を段階
的に変更するようにしたことにある。
【0009】本発明の第6の特徴構成は、第2の特徴構
成或いは第3の特徴構成において、発信出力調整手段を
構成するに、共振回路への入力電力に対する電力増幅回
路を構成する複数の回路素子の組合せを変更すること
で、前記共振回路の出力を変更するようにしたことにあ
る。
【0010】本発明の第7の特徴構成は、第3の特徴構
成において、共振周波数調整手段を構成するに、共振回
路を構成する複数の回路素子の組合せを変更することで
その共振周波数を段階的に変更するようにするととも
に、発信出力調整手段を構成するに、共振回路への入力
電力に対する電力増幅回路を構成する複数の回路素子の
組合せを変更することで、前記共振回路の出力を変更す
るようにしたことにある。
【0011】本発明の第8の特徴構成は、第3の特徴構
成において、共振周波数調整手段を構成するに、共振回
路を構成する複数の回路素子の組合せの変更と、その共
振回路に入力する基準発振周波数の分周比の変更とによ
って、前記共振回路の出力を段階的に変更するようにす
るとともに、発信出力調整手段を構成するに、共振回路
への入力電力に対する電力増幅回路を構成する複数の回
路素子の組合せを変更することで、前記共振回路の出力
を変更するようにしたことにある。
【0012】本発明の第9の特徴構成は、上記第1の特
徴構成から第8の特徴構成のうちの何れか1つの特徴構
成において、発信装置からの監視情報獲得用信号の発信
対象である監視札が、監視対象である商品に付設した盗
難防止用タグであり、前記監視情報が、商品に対する盗
難防止用タグ付設の有無情報であることにある。
【0013】本発明の第10の特徴構成は、上記第9の
特徴構成において、低周波域ないし極低周波域の電波を
監視情報獲得用信号として出力する共振回路を、レジの
近傍に置かれて勘定時に商品を載置するための商品載置
板に、板状の磁性電磁波吸収材料とともにその板状の磁
性電磁波吸収材料よりも商品載置側に位置させて組み込
んだことにある。
【0014】本発明の第11の特徴構成は、上記第10
の特徴構成において、共振回路とともに商品載置板に組
み込まれる板状の磁性電磁波吸収材料が、それの小板片
の複数個を、互いの間にリブを介在させた状態で繋ぎ合
わせたものであることにある。
【0015】
【作用】本発明の何れの特徴構成においても、共振回路
から監視情報獲得用信号として出力される電波を低周波
域ないし極低周波域のものとしてあるから、電磁ノイズ
等の外乱による悪影響を蒙ることを少なくできる。
【0016】そして、共振周波数を低周波域ないし極低
周波域のものとすることで、共振回路を構成する回路素
子の特性のばらつきや発振装置の設置場所の近傍に金属
が存在することがあるといった設置環境の違いによっ
て、コイルのインダクタンスやコンデンサの容量に変動
を生じることがあることから、第1の特徴構成において
は、共振周波数調整手段によって共振周波数を変更でき
るようにすることによって、回路素子のばらつきや設置
環境の違いに拘らず、所望の周波数で安定的に監視情報
獲得用信号を出力できるようにしてある。
【0017】また、共振周波数を低周波域ないし極低周
波域のものとすることで、共振回路に対する電力増幅回
路を構成する回路素子のばらつきや設置環境の違いによ
って出力に変動を生じることがあることから、第2の特
徴構成においては、発信出力調整手段によって共振回路
の出力を変更できるようにすることによって、回路素子
のばらつきや設置環境の違いに拘らず、所望の出力で安
定的に監視情報獲得用信号を出力できるようにしてあ
る。
【0018】さらに、第3の特徴構成においては、共振
周波数調整手段によって共振周波数を、一方、発信出力
調整手段によって共振回路の出力を、それぞれ変更でき
るようにすることで、回路素子のばらつきや設置環境の
違いに拘らず、所望の周波数でかつ所望の出力で安定的
に監視情報獲得用信号を出力できるようにしてある。
【0019】また、第4の特徴構成においては、共振周
波数の変更を、共振回路を構成する複数の回路素子の組
合せの変更で行うことで、特性可変型の回路素子を組み
込む構成に比して簡単な構成でありながら、必要な範囲
での共振周波数の変更を行えるようにしてある。
【0020】さらに、第5の特徴構成においては、共振
周波数の変更を、共振回路を構成する複数の回路素子の
組合せの変更と共振回路への基準周波数の分周比の変更
とによって行うことで、第4の特徴構成と同様に回路構
成の簡素化を図るとともに、分周比の変更では比較的粗
い共振周波数の変更を、一方、回路素子の組合せの変更
ではその後の微調整を行って、よりきめ細かい共振回路
の出力の変更を行えるようにしてある。
【0021】一方、第6の特徴構成においては、共振回
路の出力の変更を、共振回路に対する電力増幅回路を構
成する回路素子の組合せの変更で行うことで、特性可変
型の回路素子を組み込む構成に比して簡単な構成であり
ながら、必要な範囲での出力の変更を行えるようにして
ある。
【0022】また、第7の特徴構成においては、共振周
波数の変更と共振回路の出力の変更とをともに行える構
成にするにあたって、それらを何れも回路素子の組合せ
の変更で行うことで、回路の構成の簡素化を図れるよう
にしてある。
【0023】また、第8の特徴構成においては、共振周
波数の変更と共振回路の出力の変更とをともに行える構
成にするにあたって、第7の特徴構成と同様に、それら
を何れも回路素子の組合せの変更で行うことで、回路の
構成の簡素化を図るとともに、共振回路への基準周波数
の分周比を変更する構成も併用することで、よりきめ細
かい共振周波数の変更を行えるようにしてある。
【0024】一方、第9の特徴構成は、本発明による発
信装置を、商品の盗難防止用の監視システムにおける発
信装置として適用したものであって、例えば、レジの近
傍のように設置環境が様々に異なったり変動したりする
場所に商品付設の盗難防止用タグの取忘れを防止すべく
本発明の発信装置を設置するような場合に、共振周波数
の変更や共振回路の出力の変更を行えるようにすること
で、システムの設置時の対処をしやすくしてある。
【0025】そして、第10の特徴構成によれば、上記
の第9の特徴構成における商品盗難防止用の監視システ
ムにおけるタグ取忘れ警告用としての適用時に、商品載
置板に組み込むことによって必要な構成をコンパクトに
まとめることができる。しかも、発信回路が商品載置側
となる状態で板状の磁性電磁波吸収材料とともに組み込
まれたものであるから、この商品載置板を設置する机や
カウンターが金属製である場合に、発信回路に通電する
ことにより発生する磁場を磁性電磁波吸収材料が吸収す
ることとなって、金属製の机やカウンターにおいて上記
磁場の存在による渦電流の発生を防止することができ、
そのような渦電流が生じた場合に蒙る発信回路への悪影
響を回避できるのである。
【0026】また、第11の特徴構成によれば、板状の
磁性電磁波吸収材料が、一体物ではなくて小板片を組み
合わせたものとして構成されるから、特注品として製作
せずとも市販の既製品を適宜組み合わせた製作形態をと
れる。しかも、それら小板片同志の間にリブを介在させ
てあるから割れを防止できるなど、強度の向上を図るこ
とができる。
【0027】
【発明の効果】以上、要するに、本発明による発信装置
においては、共振周波数を変更するための構成や共振回
路の出力を変更するための構成を備えさせることで、低
周波域ないし極低周波域の電波を監視情報獲得用信号と
して用いる場合に生じることのある回路素子のばらつき
や設置環境の違いによる悪影響を蒙ることを少なくしな
がら、電磁ノイズ等の外乱に強い周波数領域の電波を用
いて、監視情報獲得用の信号を安定して発信できる発信
装置を提供できた。
【0028】そして、第9の特徴構成のように、本発明
の発信装置を商品の盗難防止用の監視システムにおける
発信装置として適用した場合においては、特に、商品付
設の盗難防止用タグの取忘れの警告用に本発明の発信装
置をレジの近傍に設置するにあたって、設置環境の違い
や変化に対して、極めて簡単に対処して安定発信を維持
できるから、この種のシステムの設置やメンテナンスに
おいて有利な利点がある。
【0029】また、第10の特徴構成のように、発信回
路を板状の磁性電磁波吸収材料とともに商品載置側とな
るように位置させて商品載置板に組み込んだ場合には、
コンパクトで扱い易く、しかも、その商品載置板を設置
する机やカウンターが金属製の場合であってもその金属
から悪影響を蒙って出力が低下したり発信周波数が変化
したりすることを回避して、より一層安定した状態で監
視情報用の信号を発信できる利点がある。
【0030】さらに、第11の特徴構成のように、板状
の磁性電磁波吸収材料を複数の小板片のリブを介しての
連結により構成した場合には、上記のように金属製の設
置箇所からの悪影響を回避するための構成を、市販の既
製品の使用が可能になることでコスト的に有利に、か
つ、強度的にも有利に実現できる利点がある。
【0031】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の実施例を説
明する。
【0032】〔第1実施例〕図2に示すように、店舗の
出入口に、商品Mに付設の盗難防止用タグ1に対して監
視情報獲得用信号を発信する第1の発信装置2を備えた
第1の監視本体3を組み込んだ一対のゲートGを設ける
とともに、カウンターCに載置したレジRの近傍に、同
じく上記盗難防止用タグ1に対して監視情報獲得用信号
を発信する本発明の発信装置である第2の発信装置4を
組み込んだ商品載置板5と、前記第2の発信装置4から
の上記信号の発信を制御する発信制御手段6を備えた電
源ユニット7とからなる装置本体である第2の監視本体
8を設置して、商品盗難防止用の監視システムSを構成
してある。
【0033】この監視システムSは、以下のようにして
商品Mの盗難を防止するように構成してある。すなわ
ち、予め監視対象Tである各商品Mに、監視札Pの一例
としての盗難防止用タグ1を付設してある。この盗難防
止用タグ1には、図示しないが、前記第1及び第2発信
装置2,4からの監視情報獲得用信号を受信する受信装
置と、その受信装置が監視情報獲得用信号を受信するこ
とで盗難防止用タグ1が有るという監視情報を得て警報
音を出力する警報手段Aと、それら受信装置及び警報手
段Aに駆動電力を供給するバッテリーとを内蔵させてあ
る。そして、通常は、レジRにて勘定するときに店員が
警報解除操作を行った上で商品から盗難防止用タグ1を
取り外すのであるが、レジRで勘定することをせず盗難
防止用タグ1を取り付けたままの商品Mを店外に持ち出
そうとした場合には、ゲートGに組み込んだ第1の監視
装置3からの監視情報獲得用信号を盗難防止用タグ1の
受信装置が受信することで、警報手段Aによって警報音
を出させて盗難を防止するようにしてある。
【0034】この盗難防止用タグ1の商品Mへの付設
は、タグ本体に一端を固定したループ状のワイヤーを商
品の生地等に通した後にタグ本体に挿脱可能に取付けた
り、商品に挿通させたピンをタグ本体に挿脱可能に取付
けたりすることで行ってある。そして、このワイヤーや
ピンが、正当な操作、即ちレジでの警報解除操作を伴う
ことなく取り外されたり切断されたりした場合には、不
法持出しの場合と同じく、上述した警報手段Aを作動さ
せるように構成してある。
【0035】上述のように、商品Mに盗難防止用タグ1
を取り付けたままでゲートGを出ようとすると警報音が
鳴るものであるので、レジRでの勘定時に店員がタグ1
の取外しを忘れると、正当に購入したにも拘らず警報音
が鳴って顧客に不快感を与えてしまうことから、先に述
べたように、ゲートGに組み込んだ第1の監視本体3と
同様の構成の第2の監視本体8をレジRの近傍に設け
て、タグ1の取忘れを防止できるようにしてある。つま
り、商品載置板5に組み込んだ第2の発信装置4からの
監視情報獲得用信号を盗難防止用タグ1の受信装置が受
信したときに、盗難防止用タグ1の警報手段Aを作動さ
せるようにしてあり、そのことで店員にタグ1の取外し
を促すようにしてある。
【0036】次に、レジRの近傍に設置した上述の第2
の監視本体8についてさらに説明する。
【0037】図3に示すように、商品載置板5の内部に
は、監視情報獲得用信号を発信する第2の発信装置4を
構成する中空コイル状のアンテナ9と、このアンテナ9
の中空部のほぼ真中に位置してその商品載置板5上に商
品があるかないかを検知するための対象近接検知手段N
である硫化カドミウム(CdS)製の光電導セル10
と、前記アンテナ9からの発信状態を表示するためのL
ED表示装置11とを設けてある。
【0038】一方、この商品載置板5とコード接続され
た電源ユニット7には、前記アンテナ9からの監視情報
獲得用信号の発信を制御する発信制御手段6と、前記監
視情報獲得用信号の発信のための電力を100Vの商用
電源から変換して供給する電力供給手段とを設けてあ
る。前記発信制御手段6は、前記光電導セル10によっ
て商品載置板5上に商品Mがあることが検知されている
間のみ、前記アンテナ9からの監視情報獲得用信号の発
信を許容するように構成してある。即ち、商品Mが勘定
のためにレジRに持って来られて商品載置板5上に載せ
られている間だけ、言い換えれば実際に必要な間のみタ
グ取忘れ警告を行わせるべく電力消費の多い電波発信を
行うことで、省電力化を図るとともに、レジRの近くを
通り掛かっただけで警報手段Aが作動するといった誤動
作を少なくするようにしてある。また、図3には示して
いないが、スイッチ操作で、アンテナ9からの監視情報
獲得用信号を、上述のように光電導セル10による商品
近接検知中のみ発信させる状態と、常に発信する状態と
に切り換えることができるように構成してある。
【0039】次に、上述した第2の監視本体8の内部回
路とその動作を説明する。図1に全体のブロックを示
す。
【0040】発振回路12は、水晶発振子13からの数
MHz の基準周波数を発振し、分周回路14は、その基準
周波数を分周して数十KHz のクロック信号として電力増
幅回路15へ出力する。電力増幅回路15はこのクロッ
ク信号を増幅してアンテナ9を備えた共振回路16へコ
イル駆動電流として出力し、アンテナ9から数十KHzの
共振周波数で監視情報獲得用信号として発振するように
構成してある。そして、この第2の監視装置8において
は、上述のように数十KHz という比較的低い周波数の電
波を監視情報獲得用信号として出力することで、電磁ノ
イズ等の外乱の悪影響を蒙ることを少なくしてある。
【0041】他方、共振周波数が数十KHz で低周波域に
あって第2の監視本体8の設置状況や設置環境によって
はコイルのインダクタンスが変化して共振周波数が変わ
ったり出力が変わったりすることがあることから、常に
安定した周波数でかつ安定した出力で監視情報獲得用信
号を発信することができるように、電力増幅回路15に
発信出力調節手段Lを構成する出力レベル調節部17を
設けるとともに、共振回路16に共振周波数調節手段F
を構成する共振周波数調節部18を設けてある。さら
に、発信出力をモニタするために、電力増幅回路15か
ら共振回路16へのコイル駆動電流をモニタする電流モ
ニタ回路19を設け、その電流モニタ回路19によるモ
ニタ結果を、先に述べた商品載置板5に設けたLED表
示装置11によって表示するように構成してある。
【0042】また、前記分周回路14には、スイッチ2
0を介して、前記光電導セル10から商品検知回路21
を経た検知信号が入力してあり、そのスイッチ20の入
状態では光電導セル10による検知信号に応じて、商品
Mの近接検知中のみ分周回路14から電力増幅回路15
へのクロック信号の入力を許容し、そのスイッチ20の
切状態では分周回路14から常にクロック信号を電力増
幅回路15に入力させるようにし、もって、商品近接検
知中のみ前記アンテナ9から監視情報獲得用信号を発信
させるように構成してある。
【0043】図4は、上述した発振回路12と分周回路
14との具体構成を示す。分周回路14では、12ビッ
トカウンタ22とNAND回路23とを用いて基準周波
数を分周するが、12ビットカウンタ22とNAND回
路23との間に、12ビットカウンタ22の出力を1ビ
ット単位でシフトさせるためのシフトスイッチ24を介
装してある。このシフトスイッチ24は、NAND回路
23へのリセット信号の出力タイミングを変化させるこ
とで分周比を変更するものであり、そのことで、共振回
路16の共振周波数を、前記共振周波数調節部18によ
る調節範囲よりも大きい範囲で調節できるように構成し
てある。すなわち、上記シフトスイッチ24は、前記共
振周波数調節部18とともに共振周波数調節手段Fを構
成している。
【0044】図5は、前述した電力増幅回路15と共振
回路16との具体構成を示す。電力増幅回路15におい
て、出力レベル切換部17は、入力されるクロック信号
を分圧する部分に回路素子である複数の抵抗を並列に介
装して構成してあり、各別のディップスイッチSW1〜
SW4の入切によってそれら複数の抵抗の組合せを変更
して分圧比を変更することで、コイル駆動電流を、10
0%〜40%の範囲に変更調節できるようにしてある。
また、共振回路16において、共振周波数調節部18
は、回路素子である複数のコンデンサを並列接続した上
で、アンテナ9との間に直列に介装して構成してあり、
各別のディップスイッチSW5〜SW8の入切によって
それら複数のコンデンサの組合せを変更して合成容量を
変更することで、共振周波数を数十KHz に対して約±1
%の範囲に変更調節できるようにしてある。
【0045】図6は、前述した電流モニタ回路19と、
光電導セル10の出力を用いて商品Mの有無を検知する
商品感知回路21との具体構成を示す。
【0046】電流モニタ回路19では、前記電力増幅回
路15からの出力を取り込んでチェックするように構成
してあり、表示装置11を構成する赤色LED11aと
緑色LED11bとを用いて、電力供給状態をモニタで
きるようにしてある。即ち、正常な出力状態では緑色L
ED11bのみが点灯するようにし、出力が大きくて発
熱による回路素子の破損の虞がある場合には赤色LED
11aが点灯するようにしてある。従って、発信出力の
調整にあたっては、緑色LED11bが点灯しない、即
ち出力が小さくて盗難防止用タグ1への電波到達が困難
なときには、前記出力レベル切換部17を操作して赤色
LED11aが点灯しない範囲で出力を増大すればよ
い。
【0047】また、商品検知回路21への入力におい
て、光電導セル10は、商品載置板5上に商品Mがなく
入力光が明状態では低い抵抗値を示し、商品Mが商品載
置板5上に載せられて入力光が暗状態になれば抵抗値が
高くなるものであって、その抵抗値に応じて、前記NA
ND回路23へ、高抵抗時には“H”レベル信号を、低
抵抗時には“L”レベル信号を出力するように構成して
ある。
【0048】〔第2実施例〕図7〜図13に示す実施例
においては、商品盗難防止用の監視システムSの全体構
成は、先の実施例と同じであるが、細部において若干の
変更を加えてある。
【0049】まず、第2の監視本体8の内部回路の変更
部分を説明する。図7に全体のブロックを示す。
【0050】発振分周回路30は、内蔵の水晶発振子か
らの数MHzの基準周波数を分周して電力増幅回路15
に出力する。そして、発振分周回路30から電力増幅回
路15への監視情報獲得用信号発信励起用のクロック信
号の入力を制御するための、商品検知回路21からの制
御信号を、発信期間制限手段Iの一例である単安定のマ
ルチバイブレータ回路31を経て発振分周回路30に入
力させるように構成してある。この構成の詳細は後述す
る。そして、このマルチバイブレータ回路31と発振分
周回路30からの出力信号を用いて、監視情報獲得用信
号の発信時にそのことを発音により報知する手段として
のブザー回路32を設けてある。さらに、監視情報獲得
用信号の発信出力をLEDを用いて5段階で表示するた
めのレベルメータ33を設けてある。
【0051】一方、図8及び図9に示すように、レジR
近傍に置く商品載置板5において、共振回路16のアン
テナ9を、板状の磁性電磁波吸収材料の一例であるフェ
ライトシート35とともに、フェライトシート35より
も商品載置側に位置させて、両者の間にクッション材3
4を介在させて組み込んである。これは、商品載置板5
が置かれる机やカウンターが金属製である場合にその金
属による影響で監視情報獲得用信号の発信が不安定にな
ることを防止するためのものである。即ち、共振回路1
6のアンテナ9に通電すると金属製の机やカウンターの
内部に渦電流を生じさせる磁場が発生するが、この磁場
をフェライトシート35で吸収することによって、その
ような渦電流が生じた場合にそれから生じる磁場によっ
て逆にアンテナ9からの発信が悪影響を蒙ることを回避
できるようにしてある。因みに、フェライトシート35
の有無によるアンテナ9を構成するコイルのインダクタ
ンス値の変化についての実験の結果の一部を紹介する
と、測定周波数22KHzにおいて、コイルのみによる
供試体のインダクタンス値が、通常状態で0.903m
Hであるものがその下にアルミ板を置くことで0.25
3mHとなって、0.650mHのインダクタンス値の
変化を見たのに対して、図8に示すようにフェライトシ
ート35とともに組み込んだ状態のアンテナ9を構成す
るコイルのインダクタンス値が、通常状態で1.297
mHであるものがその下にアルミ板を置くことで1.1
05mHとなって、0.192mHのインダクタンス値
の変化で済み、フェライトシート35をともに組み込む
ことによるコイルの発信状態の安定化が明らかであっ
た。
【0052】そして、図9に示すように、板状の磁性電
磁波吸収材料の一例であるフェライトシート35を構成
するに、フェライトの小板片35aを8つ組み合わせて
ある。また、フェライトの小板片35aどうしの間には
リブ35bを介在させてあり、強度の向上を図って割れ
等が生じにくいようにしてある。
【0053】次に、発振分周回路30から電力増幅回路
15へのクロック信号の入力制御についてさらに説明す
る。図10に示すように商品検知回路21において、商
品載置板5に設けた商品載置検出用の光電導セル10を
組み込んだブリッジ回路からの信号を、微妙な光の変化
による誤動作を防止するためのヒステリシス特性を持た
す帰還抵抗R1を並列接続したコンパレータ36を経
て、マルチバイブレータ回路31に入力してある。この
マルチバイブレータ回路31からの出力を、スイッチ3
7を介して発振分周回路30に入力してあり、商品載置
板5の上に商品が載置されて光電導セル10の抵抗が変
化したタイミングから、所定時間の間のみ、発振分周回
路30からのクロック信号の発信を許容するように構成
してある。このことにより、商品Mが商品載置板5に載
せられて実際に監視情報が必要な時にのみ、最小限必要
な期間だけ監視情報獲得用信号を発信させて、省電力化
を図るとともに誤動作の発生を少なくしてある。つま
り、先の実施例の構成においては、光電導セル10の抵
抗値が変化している間中は常に監視情報獲得用信号を発
信していたから、例えば、この監視システムSの電源を
切り忘れて商店が営業を終了した場合には、夜間に照明
を切った状態で、商品載置板5上に商品Mがなくても常
に情報獲得用信号が発信されることになったり、或い
は、営業中に商品Mが商品載置板5上に載せられて盗難
防止用タグ1が取り外された後でもその近くに未だ盗難
防止用タグ1を付けたままの商品Mを持った人が通り掛
かるとタグ取り忘れと判断されて警告手段Aが作動して
しまうことがある。そのため、本実施例では、商品載置
の検知後所定時間のみ監視情報獲得用信号を発信させ
て、上記の不都合を回避できるようにしてある。なお、
上記所定時間は数秒程度でよく、その期間を変更できる
ように構成してある。また、発信期間切換手段Cの一例
であるスイッチ37の入切により、上述した商品載置検
知後の所定期間のみ情報獲得用信号の発信を許容する状
態と、商品Mが商品載置板5上に存在する間には常に情
報獲得用信号を発信する状態とに切り替えられるように
構成してある。
【0054】そして、前記マルチバイブレータ回路31
からの出力をスイッチ38を介して、発振分周回路30
からの出力とともに、ブザー回路32を構成するブザー
制御回路39に入力してある。このブザー制御回路39
は、前記マルチバイブレータ回路31の働きでパルス的
に情報獲得用信号を発信するタイミングでブザー40を
鳴動させて、使用者に注意を促すように構成してある。
なお、スイッチ38の入切により上記ブザー40を鳴動
させる状態と鳴動させない状態とを切り換えられるよう
に構成してある。また、スイッチ38は可変抵抗に置き
かえて、ブザー40の音量調節として構成することも可
能である。
【0055】図11及び図12は、第2の監視本体8の
内部回路の具体例を示す。なお、図中a〜eの端子記号
は、図13に示す商品載置板5の内部回路との接続用の
ソケットの端子記号である。
【0056】図11の発振分周回路30では、水晶発信
子13とインバータとによる構成で発振された数MHz
の基準周波数を14ビットカウンター40で分周して数
KHzとし、電力増幅回路15に送り出す。この構成に
よれば、先の第1実施例のようにバッファ回路を組み合
わせた構成において素子の遅延時間のバラツキ等で発信
周波数が不安定になる虞がある場合に、発振の安定化が
図れる。
【0057】電力増幅回路15において、発信出力調整
手段Lを構成する出力レベル切換部17として、ドライ
バ41への入力矩形波電圧を変更する可変抵抗R2を設
けてある。また、共振回路16に対する共振周波数調整
手段Fを構成する共振周波数調節部18として、4種類
のコンデンサとそれらの組合せを切り換えて共振回路1
6のインダクタンスを変更するためのロータリーディッ
プスイッチ42を設けてある。なお、図11において4
3はマルチバイブレータ回路31の主要構成のワンショ
ットマルチバイブレータであり、また、ブザー制御回路
39において、44はスイッチング用のトランジスタ、
45は基準周波数を14ビットカウンタ40で分周した
信号を用いてブザー40の音色を変更するためのトラン
ジンスタである。
【0058】図12には、電流モニタ回路19とレベル
メータ33とを示してある。レベルメータ33において
は、電流モニタ回路19から入力された信号を用い、電
力増幅回路15からの出力の大小に応じてドライバ46
により制御される5つのLED47〜51によって5段
階表示を行うように構成してある。具体的には低出力側
から4つのLED47〜50は緑色とし、高出力側の1
つのLED51は赤色として過大出力状態を警告するよ
うにしてある。また、最低出力表示用のLED47と同
じ出力レベルで点灯するLED52を図13に示す商品
載置板5の内部回路に組み込んであり、作動モニター用
としてある。LED52は、接続を変更し、電源ON/
OFF表示とすることもある。
【0059】〔別実施例〕以下、本発明のさらに別の実
施例を説明する。
【0060】〈1〉先の2つの実施例では、本発明によ
る発信装置を、商品盗難防止用の監視システムに適用し
た例を説明したが、それ以外に、次のような適用も可能
である。
【0061】〈1-1〉本発明による発信装置を、非接触
の自動改札システムに適用する。即ち、この場合には、
監視対象Tは乗客であり、その乗客の携帯する監視札P
はICカード等からなる定期券や乗車券であり、その定
期券や乗車券に対して監視情報獲得用信号を発信する発
信装置を設けた装置本体を、改出札口用のゲートに設け
ればよい。このような自動改札システムでは、ICカー
ド等の定期券や乗車券が有する乗車区間情報や有効期間
情報やその定期券や乗車券の有無情報が監視情報であっ
て、改出札口用のゲートの発信装置から発信された監視
情報獲得用信号を受けたICカード等がその受信に応じ
て上述の監視情報を装置本体に向けて発信するようにす
るとともに、その装置本体に監視情報の受信装置と警報
手段とを備えさせておき、得られた監視情報に基づい
て、例えば、乗車券を持っていなかったり乗車区間が異
なっていたり有効期限が過ぎていたりした場合に、チャ
イム等の警報を発するように構成すればよい。
【0062】〈1-2〉本発明による発信装置を、駐車監
視システムに適用する。この場合には、監視対象Tは自
動車であり、その自動車の携帯する監視札Pは、駐車の
許可を受けて発給されるICカード等の駐車カードであ
る。そして、その駐車カードに対して監視情報獲得用信
号を発信する発信装置を設けた装置本体は、駐車場の入
口ゲートか、或いは、1台分の駐車スペースに埋設した
りその近傍にメータ等を設けるために立設したポール等
に設ければよい。このような駐車監視システムでは、駐
車カードが有する契約期間情報や一時駐車許可情報等や
その駐車カードの有無情報が監視情報であって、上記発
信装置から発信された監視情報獲得用信号を受けた駐車
カードがその受信に応じて上述の監視情報を装置本体に
向けて発信するようにするとともに、その装置本体に監
視情報の受信装置と警報手段とを備えさせておき、得ら
れた監視情報に基づいて、例えば、駐車カードを持って
いなかったり契約期間を過ぎていたりした場合に、チャ
イム等の警報を発するように構成すればよい。
【0063】〈2〉先の2つの実施例では、本発明の発
信装置を、商品盗難防止用の監視システムにおいて、タ
グ取忘れ警告に用いる等の第2の発信装置4に適用した
ものを説明したが、それに替えて、或いはそれに加え
て、同じ監視システムにおける盗難警告に用いる第1の
発信装置3に適用してもよい。
【0064】〈3〉監視情報獲得用信号として用いる電
波は、概ね数十KHz 以下の低周波域ないし極低周波域の
ものであれば任意の周波数のものを用いてよい。また、
発信装置4からの監視情報獲得用信号は、単一周波数の
ものだけでなく、複数種の監視情報を得るべく、異なる
周波数の複数の周波数で発信してもよい。
【0065】〈4〉共振周波数調節手段Fを構成する
に、先の第1実施例では、段階的に共振周波数を変更す
る共振周波数調節部18と分周回路14におけるシフト
スイッチ24とを設けたものを説明し、第2実施例では
分周回路14におけるシフトスイッチ24を省略して共
振周波数調節部18のみによって比較的細かい調節のみ
を行える構成としたものを説明したが、それに替えて、
共振周波数調節部18を、連続的な共振周波数の変更が
可能な可変容量型のコンデンサで構成することも可能で
ある。
【0066】〈5〉発信出力調節手段Lを構成するに、
先の第1実施例では、段階的に発信出力を変更する構成
を説明し、第2実施例では可変抵抗等を用いて連続的に
発信出力を変更できるようにした構成を説明したが、そ
れらを適宜組み合わせる等の構成の変更が可能である。
【0067】〈6〉先の第1実施例における表示装置1
1や第2実施例におけるレベルメータ33は、LEDに
限るものではなく、変化状態を連続的に表示できるメー
タ方式を用いるものであってもよい。
【0068】〈7〉発信出力の調節をモニタしながら容
易に行えるようにするモニタ回路19は、場合によって
は省略してもよい。
【0069】〈8〉本発明を実施するにあたって、共振
周波数調節手段Fと発信出力調節手段Lとは、先の実施
例のように両者を共に設けてもよいし、設置状況等に応
じて何れか一方のみを設けてもよい。また、そのことを
容易に実施できる形態として、共振周波数調節手段Fや
発信出力調節手段Lを、回路に対して後付けも可能な着
脱式のボードとして構成してもよい。
【0070】〈9〉板状の磁性電磁波吸収材料としての
フェライトシート35は、焼結フェライトであっても再
生フェライトであってもよく、またフェライト粉末をゴ
ムに練り混ぜたゴムフェライトの形態で実施してもよ
い。
【0071】〈10〉 尚、特許請求の範囲の項に図面
との対照を便利にするために符号を記すが、該記入によ
り本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】監視システムの概略図
【図2】監視装置の概略図
【図3】第1実施例の監視装置のブロック図
【図4】第1実施例の発振回路と分周回路の回路図
【図5】第1実施例の電力増幅回路と共振回路の回路図
【図6】第1実施例の電流モニタ回路と商品検知回路の
回路図
【図7】第2実施例の監視装置のブロック図
【図8】第2実施例の商品載置板の断面図
【図9】第2実施例の商品載置板の内部の平面図
【図10】第2実施例の商品検知回路とブザー回路を含
むブロック図
【図11】第2実施例の監視装置の内部回路図
【図12】第2実施例の監視装置の内部回路図
【図13】第2実施例の商品載置板の内部回路図
【符号の説明】
1 盗難防止用タグ 5 商品載置板 15 電力増幅回路 16 共振回路 35 磁性電磁波吸収材料 35a 小板片 35b リブ T 監視対象 P 監視札 F 共振周波数調節手段 L 発信出力調節手段 M 商品 R レジ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象(T)が携帯する監視札(P)
    に対して監視情報獲得用信号を発信する発信装置であっ
    て、低周波域ないし極低周波域の電波を前記監視情報獲
    得用信号として出力する共振回路(16)と、この共振
    回路(16)の共振周波数を変更するための共振周波数
    調整手段(F)とを設けてある発信装置。
  2. 【請求項2】 監視対象(T)が携帯する監視札(P)
    に対して監視情報獲得用信号を発信する発信装置であっ
    て、低周波域ないし極低周波域の電波を前記監視情報獲
    得用信号として出力する共振回路(16)と、この共振
    回路(16)の出力を変更するための発信出力調整手段
    (L)とを設けてある発信装置。
  3. 【請求項3】 監視対象(T)が携帯する監視札(P)
    に対して監視情報獲得用信号を発信する発信装置であっ
    て、低周波域ないし極低周波域の電波を前記監視情報獲
    得用信号として出力する共振回路(16)と、この共振
    回路(16)の共振周波数を変更するための共振周波数
    調整手段(F)と、前記共振回路(16)の出力を変更
    するための発信出力調整手段(L)とを設けてある発信
    装置。
  4. 【請求項4】 前記共振周波数調整手段(F)が、前記
    共振回路(16)を構成する複数の回路素子の組合せを
    変更することでその共振周波数を段階的に変更するもの
    である請求項1又は請求項3記載の発信装置。
  5. 【請求項5】 前記共振周波数調整手段(F)が、前記
    共振回路(16)を構成する複数の回路素子の組合せの
    変更と、その共振回路(16)に入力する基準発振周波
    数の分周比の変更とによって、前記共振回路の出力を段
    階的に変更するものである請求項1又は請求項3記載の
    発信装置。
  6. 【請求項6】 前記発信出力調整手段(L)が、前記共
    振回路(16)への入力電力に対する電力増幅回路(1
    5)を構成する複数の回路素子の組合せを変更すること
    で、前記共振回路(16)の出力を変更するものである
    請求項2又は請求項3記載の発信装置。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の共振周波数調整手段
    (F)と、請求項6記載の発信出力調整手段(L)とを
    備えた請求項3記載の発信装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の共振周波数調整手段
    (F)と、請求項6記載の発信出力調整手段(L)とを
    備えた請求項3記載の発信装置。
  9. 【請求項9】 前記監視札(P)が、監視対象(T)で
    ある商品(M)に付設した盗難防止用タグ(1)であ
    り、前記監視情報が、商品(M)に対する盗難防止用タ
    グ(1)付設の有無情報である請求項1〜請求項8の何
    れか1項に記載の発信装置。
  10. 【請求項10】 前記共振回路(16)が、レジ(R)
    の近傍に置かれて勘定時に商品(M)を載置するための
    商品載置板(5)に、板状の磁性電磁波吸収材料(3
    5)とともにその板状の磁性電磁波吸収材料よりも商品
    載置側に位置させて組み込まれたものである請求項9記
    載の発信装置。
  11. 【請求項11】 前記板状の磁性電磁波吸収材料(3
    5)が、それの小板片(35a)の複数個を、互いの間
    にリブ(35b)を介在させた状態で繋ぎ合わせたもの
    である請求項10記載の発信装置。
JP6281603A 1994-03-24 1994-11-16 発信装置 Pending JPH07312572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6281603A JPH07312572A (ja) 1994-03-24 1994-11-16 発信装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-54151 1994-03-24
JP5415194 1994-03-24
JP6281603A JPH07312572A (ja) 1994-03-24 1994-11-16 発信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07312572A true JPH07312572A (ja) 1995-11-28

Family

ID=26394887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6281603A Pending JPH07312572A (ja) 1994-03-24 1994-11-16 発信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07312572A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002197417A (ja) * 2000-12-15 2002-07-12 Samsung Sds Co Ltd 無接触形のicカード用のリーダライタ装置
JP2005174101A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 非接触icメディアリーダライタ装置
EP1569056A2 (de) * 2004-02-27 2005-08-31 Endress + Hauser GmbH + Co. KG Verfahren zum Betreiben eines Feldgerätes der Automatisierungstechnik
CN102855724A (zh) * 2012-04-13 2013-01-02 上海仁微电子科技有限公司 基于射频识别技术的实时监控系统及其监控方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002197417A (ja) * 2000-12-15 2002-07-12 Samsung Sds Co Ltd 無接触形のicカード用のリーダライタ装置
JP4699601B2 (ja) * 2000-12-15 2011-06-15 三星エスディーエス株式会社 無接触形のicカード用のリーダライタ装置
JP2005174101A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 非接触icメディアリーダライタ装置
EP1569056A2 (de) * 2004-02-27 2005-08-31 Endress + Hauser GmbH + Co. KG Verfahren zum Betreiben eines Feldgerätes der Automatisierungstechnik
EP1569056A3 (de) * 2004-02-27 2010-01-27 Endress + Hauser GmbH + Co. KG Verfahren zum Betreiben eines Feldgerätes der Automatisierungstechnik
CN102855724A (zh) * 2012-04-13 2013-01-02 上海仁微电子科技有限公司 基于射频识别技术的实时监控系统及其监控方法
CN102855724B (zh) * 2012-04-13 2015-09-23 上海仁微电子科技有限公司 一种基于射频识别技术的实时监控系统的监控方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8648721B2 (en) Security tag with integrated EAS and energy harvesting magnetic element
US6535116B1 (en) Wireless vehicle monitoring system
US20090072995A1 (en) Method and apparatus for transmitting information between a primary vehicle and a secondary vehicle
US8350720B2 (en) Method and apparatus for object recognition and warning system of a primary vehicle for nearby vehicles
US20090108989A1 (en) Personal access arrangement for a vehicle
EP0341828B1 (en) Antipilferage tags and their use
US3618067A (en) Movement detector
JPS61196080A (ja) 無線式利用者識別装置
JP4429904B2 (ja) 空気圧タイヤにおける圧力又は圧力変化をモニターし、無線送信するシステム
JP2000353974A (ja) 送受信装置
US6335679B1 (en) Vehicle alarm and pager system
JPH07312572A (ja) 発信装置
JP2004322917A (ja) 車両用ライト消し忘れ・ドアロックし忘れ警告装置
JP3170425B2 (ja) 監視装置
JP3197263U (ja) 盗難防止タグおよび盗難防止システム
US6246315B1 (en) Vehicle alarm
JP2002211356A (ja) シートベルトの装着検知装置
US4225821A (en) Electronic signalling device to alert CB radio equipped vehicles
JPH09212761A (ja) 被監視装置および監視装置
US20080224868A1 (en) Property anti-theft apparatus
EP1619639A2 (en) Electronic detection system for detecting antitheft and/or identification labels
JP2001254546A (ja) 電池消耗状態判別装置
JP2006290189A (ja) 車載通信装置
JPH0869581A (ja) 盗難防止装置
JPH09282566A (ja) 車両監視装置