JPH07312061A - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
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- JPH07312061A JPH07312061A JP6100020A JP10002094A JPH07312061A JP H07312061 A JPH07312061 A JP H07312061A JP 6100020 A JP6100020 A JP 6100020A JP 10002094 A JP10002094 A JP 10002094A JP H07312061 A JPH07312061 A JP H07312061A
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- JP
- Japan
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- tape
- roller
- flange
- reel
- tape guide
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安定した電磁変換特性を得る。
【構成】 磁気テープTを案内するテープガイドローラ
51を、磁気テープTをテープ幅方向片側に位置規制す
るローラフランジ52をその片側端部に有するテープガ
イドローラによって構成し、このテープガイドローラ5
1はローラフランジ52のテープ案内側に常時付勢され
ている。このため、テープ駆動時に磁気テープTがテー
プ上下端縁をテープガイドローラ51のローラフランジ
52とテープリール16のリールフランジ16cの各端
面に当接させてテープ幅方向に移動規制されるから、テ
ープ駆動時に磁気テープTの巻き乱れ発生を防止するこ
とができる。
51を、磁気テープTをテープ幅方向片側に位置規制す
るローラフランジ52をその片側端部に有するテープガ
イドローラによって構成し、このテープガイドローラ5
1はローラフランジ52のテープ案内側に常時付勢され
ている。このため、テープ駆動時に磁気テープTがテー
プ上下端縁をテープガイドローラ51のローラフランジ
52とテープリール16のリールフランジ16cの各端
面に当接させてテープ幅方向に移動規制されるから、テ
ープ駆動時に磁気テープTの巻き乱れ発生を防止するこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオテープカ
セット等に使用して好適なテープカセットに関するもの
である。
セット等に使用して好適なテープカセットに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のテープカセットとして
は、種々色々なものが採用されており、例えば図3に示
すように構成されている。
は、種々色々なものが採用されており、例えば図3に示
すように構成されている。
【0003】これを同図に基づいて説明すると、同図に
おいて、符号1で示すものは磁気テープTが臨む開口部
2を有するカセット筐体で、各々が互いに嵌合された上
下2つのハーフ3,4からなる角箱によって形成されて
いる。
おいて、符号1で示すものは磁気テープTが臨む開口部
2を有するカセット筐体で、各々が互いに嵌合された上
下2つのハーフ3,4からなる角箱によって形成されて
いる。
【0004】このカセット筐体1の両ハーフ3,4のう
ち下ハーフ4は、左右方向に所定の間隔をもって並列す
る2つの第1レバー枢軸5a,5bおよびこれら各第1
枢軸5a,5bに隣接するスプリング係止軸5cと第2
レバー枢軸5dを有する底板5と、この底板5の後方端
縁および左右端縁に一体に突設され右側方(正面から見
て)に開口する貫通孔6aを有する平面視略コ字状の壁
板6とによって構成されている。
ち下ハーフ4は、左右方向に所定の間隔をもって並列す
る2つの第1レバー枢軸5a,5bおよびこれら各第1
枢軸5a,5bに隣接するスプリング係止軸5cと第2
レバー枢軸5dを有する底板5と、この底板5の後方端
縁および左右端縁に一体に突設され右側方(正面から見
て)に開口する貫通孔6aを有する平面視略コ字状の壁
板6とによって構成されている。
【0005】また、この下ハーフ4の底板5には、左右
方向に所定の間隔をもって並列する支軸(テープガイド
ピン)7a,7bとテープガイド8a,8bが圧入固定
されている。
方向に所定の間隔をもって並列する支軸(テープガイド
ピン)7a,7bとテープガイド8a,8bが圧入固定
されている。
【0006】一方、このカセット筐体1の上ハーフ3
は、内部確認用の透明窓9aおよびスプリング係止用の
凹部9bを有する天井板9と、この天井板9の後方端縁
および左右端縁に一体に突設され前記壁板6の上端面に
対応する下端面を有する平面視略コ字状の壁板10とに
よって構成されている。
は、内部確認用の透明窓9aおよびスプリング係止用の
凹部9bを有する天井板9と、この天井板9の後方端縁
および左右端縁に一体に突設され前記壁板6の上端面に
対応する下端面を有する平面視略コ字状の壁板10とに
よって構成されている。
【0007】また、この上ハーフ3の天井板9には、後
述するリールを前記底板5に圧接するリール押えばね1
1が取り付けられている。
述するリールを前記底板5に圧接するリール押えばね1
1が取り付けられている。
【0008】12は断面視略コ字状の蓋体で、前記開口
部2の前方を開閉する前面板12aおよびこの前面板1
2aに連設され各々が互いに対向する2つの側壁板12
b,12cからなり、前記壁板10の両側部前方端縁と
前記壁板6の両側部前方端縁との間に回動自在に設けら
れている。
部2の前方を開閉する前面板12aおよびこの前面板1
2aに連設され各々が互いに対向する2つの側壁板12
b,12cからなり、前記壁板10の両側部前方端縁と
前記壁板6の両側部前方端縁との間に回動自在に設けら
れている。
【0009】この蓋体12はトーションスプリングSに
よって閉蓋方向に常時付勢されており、両側壁板12
b,12cにはレバー押圧用の突子13a,14aを有
する枢軸13,14が一体に設けられている。
よって閉蓋方向に常時付勢されており、両側壁板12
b,12cにはレバー押圧用の突子13a,14aを有
する枢軸13,14が一体に設けられている。
【0010】また、この蓋体12の両側壁板12a,1
2bのうち右側壁板12bには、表裏面に開口する係止
孔15が設けられている。
2bのうち右側壁板12bには、表裏面に開口する係止
孔15が設けられている。
【0011】16および17は各々が互いに左右方向に
所定の間隔をもって並列する2つのテープリールで、磁
気テープTを巻装可能なリールハブ16a,17aと、
これら各リールハブ16a,17aの両端部に設けられ
各々が互いに対向する上下2つの上リールフランジ16
b,17bと下リールフランジ16c,17cとからな
り、前記カセット筐体1内に回転自在に設けられてい
る。
所定の間隔をもって並列する2つのテープリールで、磁
気テープTを巻装可能なリールハブ16a,17aと、
これら各リールハブ16a,17aの両端部に設けられ
各々が互いに対向する上下2つの上リールフランジ16
b,17bと下リールフランジ16c,17cとからな
り、前記カセット筐体1内に回転自在に設けられてい
る。
【0012】これらテープリール16,17の上リール
フランジ16b,17bおよび下リールフランジ16
c,17cのうち各下リールフランジ16c,17cに
は、周方向に延在するリールブレーキ係合用の歯部1
8,19が設けられている。
フランジ16b,17bおよび下リールフランジ16
c,17cのうち各下リールフランジ16c,17cに
は、周方向に延在するリールブレーキ係合用の歯部1
8,19が設けられている。
【0013】20および21は各々が互いに左右方向に
所定の間隔をもって並列する2つのリールロックレバー
で、前記各歯部18,19に係合可能な爪部22a,2
3aおよび前記各第1レバー枢軸5a,5bが臨む筒部
22b,23bを有するレバー本体22,23と、これ
ら各レバー本体22,23に一体に延設され前記突子1
3a,14aが押圧可能な係合片24,25とからな
り、前記底板5上に回動自在に設けられている。
所定の間隔をもって並列する2つのリールロックレバー
で、前記各歯部18,19に係合可能な爪部22a,2
3aおよび前記各第1レバー枢軸5a,5bが臨む筒部
22b,23bを有するレバー本体22,23と、これ
ら各レバー本体22,23に一体に延設され前記突子1
3a,14aが押圧可能な係合片24,25とからな
り、前記底板5上に回動自在に設けられている。
【0014】これら各リールロックレバー20,21の
レバー本体22,23には、前記爪部22a,23aと
前記筒部22b,23bとの間において上方に突出する
逆L字状のスプリング係止片26,27が一体に設けら
れている。
レバー本体22,23には、前記爪部22a,23aと
前記筒部22b,23bとの間において上方に突出する
逆L字状のスプリング係止片26,27が一体に設けら
れている。
【0015】28は前記第2レバー枢軸5dが臨む筒部
28aを有するカバーロックレバーで、前記両リールロ
ックレバー20,21のうち右側のリールロックレバー
21の近傍に回動自在に設けられている。
28aを有するカバーロックレバーで、前記両リールロ
ックレバー20,21のうち右側のリールロックレバー
21の近傍に回動自在に設けられている。
【0016】このカバーロックレバー28の先端部には
右側方に突出しかつ前記貫通孔6aおよび前記係止孔1
5に挿通可能な爪部28bが一体に設けられており、こ
の爪部28bと前記筒部28aとの間には上方に突出す
る逆L字状のスプリング係止柱28cが一体に設けられ
ている。
右側方に突出しかつ前記貫通孔6aおよび前記係止孔1
5に挿通可能な爪部28bが一体に設けられており、こ
の爪部28bと前記筒部28aとの間には上方に突出す
る逆L字状のスプリング係止柱28cが一体に設けられ
ている。
【0017】29は前記爪部22aが前記歯部18に係
合するような方向に付勢力をもつ第1トーションスプリ
ングで、巻線部が前記両第1レバー枢軸5a,5bのう
ち左側の第1レバー枢軸5aの周囲に設けられ、かつ両
端部が前記スプリング係止軸5cと前記スプリング係止
片26に係止されている。
合するような方向に付勢力をもつ第1トーションスプリ
ングで、巻線部が前記両第1レバー枢軸5a,5bのう
ち左側の第1レバー枢軸5aの周囲に設けられ、かつ両
端部が前記スプリング係止軸5cと前記スプリング係止
片26に係止されている。
【0018】30は前記爪部23aが前記歯部19に係
合するような方向に付勢力をもつ第2トーションスプリ
ングで、巻線部が前記両第1レバー枢軸5a,5bのう
ち右側の第1レバー枢軸5bの周囲に設けられ、かつ両
端部が前記スプリング係止片27と前記スプリング係止
柱28cに係止されている。
合するような方向に付勢力をもつ第2トーションスプリ
ングで、巻線部が前記両第1レバー枢軸5a,5bのう
ち右側の第1レバー枢軸5bの周囲に設けられ、かつ両
端部が前記スプリング係止片27と前記スプリング係止
柱28cに係止されている。
【0019】31および32は磁気テープTを案内する
左右2つのテープガイドローラで、前記テープガイドピ
ン7a,7bの周囲に回転自在に設けられている。
左右2つのテープガイドローラで、前記テープガイドピ
ン7a,7bの周囲に回転自在に設けられている。
【0020】なお、33および34はテープ弛み止め、
35および36は仕切壁である。
35および36は仕切壁である。
【0021】このように構成されたテープカセットにお
いては、不使用時にリールロックレバー20,21の爪
部22a,23aと下リールフランジ16c,17cの
歯部18,19との係合によってテープリール16,1
7の回転を阻止することができる。
いては、不使用時にリールロックレバー20,21の爪
部22a,23aと下リールフランジ16c,17cの
歯部18,19との係合によってテープリール16,1
7の回転を阻止することができる。
【0022】一方、使用時には、リールロックレバー2
0,21の爪部22a,23aと下リールフランジ16
c,17cの歯部18,19との係合解除によってテー
プリール16,17を回転操作することができる。
0,21の爪部22a,23aと下リールフランジ16
c,17cの歯部18,19との係合解除によってテー
プリール16,17を回転操作することができる。
【0023】このとき、カセット筐体1内の磁気テープ
Tは、テープ下方端縁(テープ下方エッジ)を下リール
フランジ16c,17cのフランジ端面に接触させなが
ら、テープガイドローラ31,32等のテープガイドに
よって案内される。
Tは、テープ下方端縁(テープ下方エッジ)を下リール
フランジ16c,17cのフランジ端面に接触させなが
ら、テープガイドローラ31,32等のテープガイドに
よって案内される。
【0024】ところで、この種のテープカセットにおい
ては、近年における高密度記録化に伴い所謂磁気テープ
Tの巻き乱れが電磁変換特性に与える影響を無視するこ
とができなくなってきており、このためテープ駆動時
(テープ使用時)にカセット筐体1内の磁気テープTが
テープ巻き位置を所定の高さ位置にして案内されること
が望ましい。
ては、近年における高密度記録化に伴い所謂磁気テープ
Tの巻き乱れが電磁変換特性に与える影響を無視するこ
とができなくなってきており、このためテープ駆動時
(テープ使用時)にカセット筐体1内の磁気テープTが
テープ巻き位置を所定の高さ位置にして案内されること
が望ましい。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のテー
プカセットにおいては、磁気テープTを上方に位置規制
する機能を備えておらず(磁気テープTは、下リールフ
ランジ16c,17cによって下方に位置規制され
る。)、このため磁気テープTがテープ幅方向に移動し
ていた。
プカセットにおいては、磁気テープTを上方に位置規制
する機能を備えておらず(磁気テープTは、下リールフ
ランジ16c,17cによって下方に位置規制され
る。)、このため磁気テープTがテープ幅方向に移動し
ていた。
【0026】すなわち、図4に示すようにテープガイド
ローラ31,32(一方のみ図示)の上端面と上ハーフ
3の内面との間に空隙gが形成されているため、テープ
駆動時にテープガイドローラ31,32が上下方向(テ
ープ幅方向)に往復し、この往復動作に追随して磁気テ
ープTが上下方向に進退してしまうからである。
ローラ31,32(一方のみ図示)の上端面と上ハーフ
3の内面との間に空隙gが形成されているため、テープ
駆動時にテープガイドローラ31,32が上下方向(テ
ープ幅方向)に往復し、この往復動作に追随して磁気テ
ープTが上下方向に進退してしまうからである。
【0027】なお、同図において、38はセンターピ
ン、39はVTR(ビデオテープレコーダ)用リール台
である。
ン、39はVTR(ビデオテープレコーダ)用リール台
である。
【0028】この結果、テープ使用時に磁気テープTの
巻き乱れが生じ、安定した電磁変換特性を得ることがで
きないという問題があった。
巻き乱れが生じ、安定した電磁変換特性を得ることがで
きないという問題があった。
【0029】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、テープ使用時に磁気テープの巻き乱れ発生を防
止することができ、もって安定した電磁変換特性を得る
ことができるテープカセットを提供するものである。
もので、テープ使用時に磁気テープの巻き乱れ発生を防
止することができ、もって安定した電磁変換特性を得る
ことができるテープカセットを提供するものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明に係るテープカセ
ットは、テープガイドローラを、磁気テープをテープ幅
方向片側に位置規制するローラフランジをその片側端部
に有するテープガイドローラによって構成し、このテー
プガイドローラはローラフランジのテープ案内側に常時
付勢されているものである。
ットは、テープガイドローラを、磁気テープをテープ幅
方向片側に位置規制するローラフランジをその片側端部
に有するテープガイドローラによって構成し、このテー
プガイドローラはローラフランジのテープ案内側に常時
付勢されているものである。
【0031】
【作用】本発明においては、テープ駆動時に磁気テープ
がテープ上下端縁をテープガイドローラのローラフラン
ジとテープリールのリールフランジの各端面に当接させ
てテープ幅方向に移動規制される。
がテープ上下端縁をテープガイドローラのローラフラン
ジとテープリールのリールフランジの各端面に当接させ
てテープ幅方向に移動規制される。
【0032】
【実施例】以下、本発明の構成等を図に示す実施例によ
って詳細に説明する。
って詳細に説明する。
【0033】図1は本発明に係るテープカセットを示す
断面図で、同図以下において図3および図4と同一の部
材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略す
る。
断面図で、同図以下において図3および図4と同一の部
材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略す
る。
【0034】同図において、符号51で示すものは磁気
テープTを案内する左右2つのテープガイドローラ(一
方のみ図示)で、前記各テープガイドピン7a,7bの
周囲に回転かつ進退自在に設けられている。
テープTを案内する左右2つのテープガイドローラ(一
方のみ図示)で、前記各テープガイドピン7a,7bの
周囲に回転かつ進退自在に設けられている。
【0035】これら各テープガイドローラ51の上側端
部には、磁気テープTをテープ幅方向上側に位置規制す
る環状のローラフランジ52が一体に設けられている。
部には、磁気テープTをテープ幅方向上側に位置規制す
る環状のローラフランジ52が一体に設けられている。
【0036】53は前記各ローラフランジ52のフラン
ジ端面52aに対接するスプリング座面53aを有する
左右2つのワッシャー(一方のみ図示)で、前記各テー
プガイドピン7a,7bの周囲に設けられており、全体
が良摺動性を有する例えばプラスチック材料からなる環
状体によって形成されている。
ジ端面52aに対接するスプリング座面53aを有する
左右2つのワッシャー(一方のみ図示)で、前記各テー
プガイドピン7a,7bの周囲に設けられており、全体
が良摺動性を有する例えばプラスチック材料からなる環
状体によって形成されている。
【0037】54は前記各テープガイドローラ51を下
方に付勢する左右2つのスプリング(一方のみ図示)
で、前記各テープガイドピン7a,7bの周囲に設けら
れ、かつ前記各ワッシャー53と前記上ハーフ3の内面
との間に弾装されており、全体が例えば金属材料からな
る圧縮コイルスプリングによって構成されている。
方に付勢する左右2つのスプリング(一方のみ図示)
で、前記各テープガイドピン7a,7bの周囲に設けら
れ、かつ前記各ワッシャー53と前記上ハーフ3の内面
との間に弾装されており、全体が例えば金属材料からな
る圧縮コイルスプリングによって構成されている。
【0038】なお、図中符号55は前記上ハーフ3の内
面に一体に設けられ前記テープガイドピン7a,7bの
上方端部が挿入可能な凹孔55aを有するピン保持部、
56は前記下ハーフ4の内面に一体に設けられ前記テー
プガイドピン7a,7bの下方端部を圧入可能な凹孔5
6aを有するピン取付部である。
面に一体に設けられ前記テープガイドピン7a,7bの
上方端部が挿入可能な凹孔55aを有するピン保持部、
56は前記下ハーフ4の内面に一体に設けられ前記テー
プガイドピン7a,7bの下方端部を圧入可能な凹孔5
6aを有するピン取付部である。
【0039】このように構成されたテープカセットにお
いては、テープ駆動時に磁気テープTがテープ上下端縁
をテープガイドローラ51のローラフランジ52とテー
プリール16,17のリールフランジ16c,17cの
各端面に当接させてテープ幅方向に移動規制される。
いては、テープ駆動時に磁気テープTがテープ上下端縁
をテープガイドローラ51のローラフランジ52とテー
プリール16,17のリールフランジ16c,17cの
各端面に当接させてテープ幅方向に移動規制される。
【0040】このとき、スプリング54の下方への弾撥
力を受けてテープガイドローラ51の下方端面が凹孔5
6aの開口周縁に当接している。
力を受けてテープガイドローラ51の下方端面が凹孔5
6aの開口周縁に当接している。
【0041】したがって、本実施例においては、磁気テ
ープTがテープ幅方向上側に外力を受けても、スプリン
グ54の弾撥力がテープガイドローラ51を下方に付勢
しているから、ローラフランジ52が不変の高さ位置を
維持してテープ駆動時に磁気テープTがテープ幅方向に
移動せず、磁気テープTの巻き乱れ発生を防止すること
ができる。
ープTがテープ幅方向上側に外力を受けても、スプリン
グ54の弾撥力がテープガイドローラ51を下方に付勢
しているから、ローラフランジ52が不変の高さ位置を
維持してテープ駆動時に磁気テープTがテープ幅方向に
移動せず、磁気テープTの巻き乱れ発生を防止すること
ができる。
【0042】また、本実施例においては、ワッシャー5
3が良摺動性部材からなるものであるから、ワッシャー
53の摩耗発生を防止することができる。
3が良摺動性部材からなるものであるから、ワッシャー
53の摩耗発生を防止することができる。
【0043】なお、本実施例においては、ばね部材とし
て圧縮コイルスプリング(スプリング54)からなるも
のを使用する例を示したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、図2(A)および(B)に示すように2
つのばね片61aを有する環状のばね部材61を使用し
ても実施例と同様の効果を奏する。
て圧縮コイルスプリング(スプリング54)からなるも
のを使用する例を示したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、図2(A)および(B)に示すように2
つのばね片61aを有する環状のばね部材61を使用し
ても実施例と同様の効果を奏する。
【0044】この場合、ばね部材61の成形は、環状体
にコ字状の切欠きを設けることにより矩形片を形成し、
この矩形片を折り曲げ形成することにより行われる。
にコ字状の切欠きを設けることにより矩形片を形成し、
この矩形片を折り曲げ形成することにより行われる。
【0045】また、ばね部材61として良摺動性部材か
らなるものを使用することにより、ワッシャー53は不
要になる。
らなるものを使用することにより、ワッシャー53は不
要になる。
【0046】さらに、本実施例においては、ビデオテー
プカセットに適用する場合を示したが、本発明はこれに
限定されず、他のテープカセットにも実施例と同様に適
用可能である。
プカセットに適用する場合を示したが、本発明はこれに
限定されず、他のテープカセットにも実施例と同様に適
用可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、磁
気テープを案内するテープガイドローラを、磁気テープ
をテープ幅方向片側に位置規制するローラフランジをそ
の片側端部に有するテープガイドローラによって構成
し、このテープガイドローラはローラフランジのテープ
案内側に常時付勢されているので、テープ駆動時に磁気
テープがテープ上下端縁をテープガイドローラのローラ
フランジとテープリールのリールフランジの各端面に当
接させてテープ幅方向に移動規制される。
気テープを案内するテープガイドローラを、磁気テープ
をテープ幅方向片側に位置規制するローラフランジをそ
の片側端部に有するテープガイドローラによって構成
し、このテープガイドローラはローラフランジのテープ
案内側に常時付勢されているので、テープ駆動時に磁気
テープがテープ上下端縁をテープガイドローラのローラ
フランジとテープリールのリールフランジの各端面に当
接させてテープ幅方向に移動規制される。
【0048】したがって、テープ駆動時に磁気テープの
巻き乱れ発生を防止することができるから、安定した電
磁変換特性を得ることができる。
巻き乱れ発生を防止することができるから、安定した電
磁変換特性を得ることができる。
【図1】本発明に係るテープカセットの要部を示す断面
図。
図。
【図2】(A)および(B)は他の実施例におけるテー
プカセットの要部を示す断面図とそのテープカセットに
使用されるばね部材等を拡大して示す分解斜視図。
プカセットの要部を示す断面図とそのテープカセットに
使用されるばね部材等を拡大して示す分解斜視図。
【図3】従来のテープカセットを示す分解斜視図。
【図4】従来におけるテープカセットの不良例を説明す
るために示す断面図。
るために示す断面図。
1…カセット筐体 7a…テープガイドピン 16…テープリール 16a…ハブ 16b,16c…リールフランジ 51…テープガイドローラ 52…ローラフランジ 53…ワッシャー 54…スプリング T…磁気テープ
Claims (3)
- 【請求項1】 カセット筐体内に回転自在に設けられ磁
気テープを巻回可能なハブおよびこのハブを介して対向
する上下2つのリールフランジを有するテープリール
と、このテープリールの径方向位置に設けられかつ前記
カセット筐体内に固定されたテープガイドピンと、この
テープガイドピンの周囲に回転かつ進退自在に設けられ
磁気テープを案内するテープガイドローラとを備えたテ
ープカセットにおいて、前記テープガイドローラを、磁
気テープをテープ幅方向片側に位置規制するローラフラ
ンジをその片側端部に有するテープガイドローラによっ
て構成し、このテープガイドローラは前記ローラフラン
ジのテープ案内側に常時付勢されていることを特徴とす
るテープカセット。 - 【請求項2】 前記ローラフランジは前記テープガイド
ローラの上側端部に設けられていることを特徴とする請
求項1記載のテープカセット。 - 【請求項3】 前記テープガイドピンの周囲に前記ロー
ラフランジのフランジ端面に対向する端面を有する良摺
動性部材からなるワッシャーを設けると共に、このワッ
シャーの端面と前記カセット筐体の内面との間に介在す
るばね部材を弾装したことを特徴とする請求項1または
請求項2記載のテープカセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6100020A JPH07312061A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | テープカセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6100020A JPH07312061A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | テープカセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07312061A true JPH07312061A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14262876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6100020A Pending JPH07312061A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | テープカセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07312061A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6755368B2 (en) | 2002-05-09 | 2004-06-29 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Recording tape cassette |
JP2006269042A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-10-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | 記録テープカートリッジ |
EP1775727A2 (en) * | 2005-10-11 | 2007-04-18 | Fujifilm Corporation | Recording tape cartridge and driving device |
EP1775728A3 (en) * | 2005-10-11 | 2008-03-05 | Fujifilm Corporation | Recording tape cartridge |
-
1994
- 1994-05-13 JP JP6100020A patent/JPH07312061A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6755368B2 (en) | 2002-05-09 | 2004-06-29 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Recording tape cassette |
JP2006269042A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-10-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | 記録テープカートリッジ |
EP1775727A2 (en) * | 2005-10-11 | 2007-04-18 | Fujifilm Corporation | Recording tape cartridge and driving device |
EP1775727A3 (en) * | 2005-10-11 | 2008-03-05 | Fujifilm Corporation | Recording tape cartridge and driving device |
EP1775728A3 (en) * | 2005-10-11 | 2008-03-05 | Fujifilm Corporation | Recording tape cartridge |
US7407125B2 (en) | 2005-10-11 | 2008-08-05 | Fujifilm Corporation | Recording tape cartridge and driving device |
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