JPH07311558A - 旗の巻上装置 - Google Patents

旗の巻上装置

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JPH07311558A
JPH07311558A JP10238994A JP10238994A JPH07311558A JP H07311558 A JPH07311558 A JP H07311558A JP 10238994 A JP10238994 A JP 10238994A JP 10238994 A JP10238994 A JP 10238994A JP H07311558 A JPH07311558 A JP H07311558A
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Kaoru Nobuhara
薫 延原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を少なくし、故障頻度を減少させ
る。 【構成】 中央部に支持孔24の穿設された支持本体2
と、これに離間状態で支持本体24の内面に設けられた
支持板3と、この支持板3と支持本体2とに挟持された
外周面に歯を有する歯車部材4と、一側部に係止柱51
が備えられかつ他側部にロープを巻き取るボビン6が設
けられた中心軸5と、係止柱51に着脱される操作ハン
ドル7とから構成され、歯車部材4は角孔43aに係止
柱51が貫入された状態で軸方向に摺動自在に寸法設定
されているとともにコイルバネ44によって支持本体2
側に押圧され、支持本体2の内面には歯車部材4が支持
本体2に押圧された状態で歯車部材4の歯に噛合する係
止突起23bが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポールに旗を掲揚する
ときに用いる旗の巻上装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、旗は高いポールの先端に掲揚され
る。ポールには頂部に滑車が設けられ、この滑車にロー
プが装着され、このロープがポールの基端側に設けられ
たボビンによって巻き取られるようになっている。旗を
ロープに結着した状態でボビンを軸心回りに回転操作す
ることにより、旗をポールに沿って昇降させることがで
きる。
【0003】このような旗の巻上装置は、滑車に装着さ
れた往復2条のロープがポールの外側に露出され、かつ
ボビンもポールの外部に付設されたロープ外装方式と、
2条のロープの内の1条が円筒状のポールの内部に内装
されているとともに、ボビンもポールの内部に設けられ
るロープ内装方式との2種類に分類することができる。
ロープ外装方式は2条のロープがポールから垂れ下がっ
ているため、これらの外部に露出したロープが掲揚され
た旗の見栄えを損なうという欠点が存在する。従って最
近では好んでロープ内装方式の巻き上げ装置が採用され
る傾向にある。
【0004】図9は、従来のロープ内装方式の旗の巻上
装置を例示する断面図である。この図に示すように、巻
上装置10は、筒状のポールPの基端側に穿設された装
着孔P1に装着される装置本体20と、この装置本体2
0の内部に内装された回転機構30と、この回転機構3
0の軸心回りの回転をロックするロック機構40と、ポ
ールP内で回転機構30に軸心回りに回転可能に連設さ
れたボビン50と、回転機構30のポールPから露出し
た部分に着脱自在に設けられたハンドル60とから構成
されている。
【0005】上記装置本体20は、円筒状の胴部210
と、この胴部210の基端側(図9の右側)に設けられ
たフランジ部220と、このフランジ部220の上下に
先端側(図9の左側)に向かって立設された支持ロッド
230と、この支持ロッド230にネジ止めされた支持
板240とから構成されている。そして、上記胴部21
0の先端側が装着窓P1からポールP内に嵌入され、フ
ランジ部220がポールPの表面にネジ止めされた状態
で装置本体20がポールPに固定されている。
【0006】上記回転機構30は、装置本体20の胴部
210に、軸心回りに回転可能でかつ水平方向に摺動可
能に嵌入されたドラム310と、このドラム310の先
端側に共回り可能に設けられた歯車320とから構成さ
れている。歯車320の先端側にはロープRを巻き取る
ボビン50が同心で設けられているとともに、ドラム3
10の基端面には着脱自在のハンドル60が設けられて
いる。
【0007】上記ドラム310の先端側に径の小さい接
続部310aが延設されており、この接続部310aが
歯車320の軸心部分に穿設された接続孔にコイルバネ
を介して嵌入された状態で両者は結合されている。そし
て、上記ドラム310と接続部310aとの間には先端
側に向かって先細りの傾斜部310bが形成されてい
る。
【0008】上記歯車320は、装置本体20の胴部2
10の先端面と支持板240との間に挟持されており、
その径は胴部210の径より大きく寸法設定されてい
る。従って、歯車320の歯330は胴部210の外周
よりも径方向に外部に突出した状態になっている。
【0009】そして、上記ロック機構40は、フランジ
部220の根本部分のブラケットBに支持軸周りに回転
可能に軸支された板状のストッパ410と、胴部210
に上記ストッパ410に対応して穿孔された貫通孔21
0aに貫入されるピン420とから構成されている。ス
トッパ410はコイル状小バネ430の付勢力によって
支持軸回りに反時計方向に付勢されているとともに、そ
の下縁部は上記ピン420の頭部に当接するようになっ
ている。
【0010】従って、上記コイル状小バネ430の付勢
力によってピン420はストッパ410を介して貫通孔
210aに押し込まれた状態になる。この状態でピン4
20の先端部はドラム310の傾斜部310bの最下部
にある接続部310aの外周面に当接するように寸法設
定されている。
【0011】そして、ピン420の先端が接続部310
aの外周面に当接した状態で、ストッパ410の先端部
が上記歯車320の歯330に噛合するように寸法設定
されているため、普段はストッパ410の歯車320へ
の噛合によって回転機構30の回転は阻止された状態に
なっている。従って、図外の旗の重みでロープRに張力
が働いても回転機構30と共回りするボビン50は回転
せず、旗の高さ位置が設定された状態になっている。
【0012】旗を巻き上げる場合には、まずハンドル6
0を介してドラム310を押圧すればよい。そうすれ
ば、付勢手段の付勢力に抗してドラム310は左方に移
動する。この移動によって傾斜部310bが二点鎖線で
示すように左方に移動し、この移動に誘導されてピン4
20が貫通孔210a内を上昇し、その頭部がストッパ
410を上方に押し上げるので、ストッパ410と歯車
320との噛合状態が解除され、回転機構30は軸心回
りに回転可能になる。
【0013】従って、ストッパ410によるロックを解
除した状態、すなわちハンドル60で回転機構30を押
圧した状態でハンドル60を回転操作することによって
ボビン50を回転させることが可能になり、その結果図
外の旗をボビン50に巻き取ることが可能になる。ハン
ドル60の押圧操作を解除すれば、コイル状小バネ43
0の付勢力に基づくピン420の下降によってストッパ
410が支持軸回りに反時計方向に回動し、再度ストッ
パ410が歯車320に噛合し、回転機構30はロック
状態になる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の上記
のような巻上装置10にあっては、全体的に部品点数が
多くまた複雑な構造になっているため、部品コストがか
さむとともに、組み立てに手間がかかるなど総じて製造
コストが高くなるという問題点を有している。
【0015】また、ロック機構40は、細い小さなコイ
ル状小バネ430と、このコイル状小バネ430によっ
て付勢された板状のストッパ410と、このストッパ4
10を回転機構30の水平動によって昇降させるピン4
20とからなり、可動部分が非常に多い構造になってい
るため極めて故障し易い。通常旗の巻上装置10は屋外
に野晒し状態で設けられるため、雨滴の侵入などによっ
て内部の腐食が起こり易すく(特にコイル状小バネ43
0が腐食してバネの機能を果たさなくなることが多
い)、この腐食と構造の複雑さとの相乗作用によって故
障の発生がさらに助長される。
【0016】結局、図9に示すような従来の巻上装置1
0においては、ロック機構40に故障が発生する頻度が
多く、また耐用期間が短いため、ユーザーサイドにおい
て頻繁に点検修理を行わなければならず、メンテナンス
コストがかかるという不都合が存在するのである。
【0017】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、部品点数が少なく、従って
製造コストが廉価であり、しかも故障頻度を減少させる
ことが可能な旗の巻上装置を提供することを目的として
いる。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記請求項1記載の旗の
巻上装置は、旗用の筒状ポールの下部側面に設けられた
装着窓からポール内に内装される旗の巻上装置であっ
て、上記装着窓を覆うようにポールに取り付けられる中
央部に支持孔の穿設された支持本体と、この支持本体の
内面側に離間状態で略平行に取り付けられた中央部に嵌
装孔を有する支持板と、この支持板と上記支持本体とに
挟持されかつ軸部が支持本体の支持孔に嵌入されるとと
もに、外周面に歯が設けられかつ軸心部に係止孔の貫設
された歯車部材と、一側部に上記係止孔に軸心回りに共
回り可能に貫入する係止柱が備えられかつ他側部にロー
プを巻き取るボビンが取り付けられた中心軸と、上記係
止柱に対応した規制孔を有する着脱自在のハンドルとか
ら構成され、上記中心軸は支持板の嵌装孔および歯車部
材の係止孔に嵌入された状態で水平方向の移動が規制さ
れ、上記歯車部材は係止孔に係止柱が貫入された状態で
付勢手段によって軸方向に支持本体側に押圧され、上記
支持本体の内面には歯車部材が支持本体に付勢手段によ
って押圧された状態で歯車部材の歯に噛合するととも
に、歯車部材の支持本体への押圧が解除された状態で上
記噛合が解除される係止突起が設けられていることを特
徴とするものである。
【0019】上記請求項2記載の旗の巻上装置は、請求
項1記載の旗の巻上装置において、上記支持板には、支
持本体に対向した面に上記歯車部材が嵌入するフードが
設けられていることを特徴とするものである。
【0020】上記請求項3記載の旗の巻上装置は、請求
項1または2記載の旗の巻上装置において、上記支持板
には、上記ボビンに対向した面にボビンの側面に当接す
るボス部が設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0021】上記請求項4記載の旗の巻上装置は、請求
項1乃至3のいずれかに記載の旗の巻上装置において、
上記付勢手段は、支持板と歯車部材との間で中心軸に嵌
め込まれたコイルバネによって形成されていることを特
徴とするものである。
【0022】
【作用】上記請求項1記載の旗の巻上装置によれば、普
段は付勢手段の付勢力によって歯車部材は支持本体側に
押圧されているため、この押圧によって歯車部材の歯に
支持本体の内面に設けられた係止突起が噛合し、歯車部
材の中心軸回りの回転はロックされた状態になってい
る。そして、歯車部材の回転ロックにより、歯車部材と
同心で共回りする中心軸の軸心回りの回転もロック状態
になっており、中心軸に設けられたボビンは軸心回りの
回転が阻止された状態になっている。その結果、ボビン
に巻かれているロープは張設状態が維持され、ロープの
ポール頂部から外部に垂下された部分に取り付けられて
いる旗の掲揚位置が定められた状態になる。
【0023】旗の高さ位置を変更するに際しては、ハン
ドルを中心軸の係止柱に装着し、歯車部材を押圧するこ
とによって、歯車部材は支持本体から離間する方向に摺
動し、この摺動によって歯車部材の歯に対する支持本体
の係止突起の噛合が解除された状態になる。この状態で
ハンドルを回すことにより歯車部材と共回りする中心軸
は回転するため、この回転によってボビンは回転し、回
転方向に応じてロープが巻き取られたり巻き戻されたり
するため、この巻き取りまたは巻き戻しに応じてロープ
に取り付けられた旗は昇降する。
【0024】旗が所望の高さ位置に到達したところでハ
ンドルを中心軸から取り去れば、付勢手段の付勢力によ
って歯車部材は押圧され支持部材に当止するため、この
当止によって歯車部材の歯に支持部材の係止突起が噛合
した状態になり、この噛合によって歯車部材の軸心回り
の回転がロックされ、その結果中心軸を介してボビンの
回転も阻止され、ロープの先端に取り付けられた旗の上
下位置が固定される。
【0025】上記請求項2記載の旗の巻上装置によれ
ば、支持板には、支持本体に対向した面に上記歯車部材
が嵌入するフードが設けられているため、このフードに
よって中心軸は外部から密閉された状態になり、中心軸
表面への雨滴や粉塵の付着が有効に抑止される。
【0026】上記請求項3記載の旗の巻上装置によれ
ば、支持板には、上記ボビンに対向した面にボビンの側
面に当接するボス部が設けられているため、このボス部
の端面にボビンの側面を摺接させることによってボビン
の径方向への傾きを有効に抑止することができる。
【0027】上記請求項4記載の旗の巻上装置によれ
ば、付勢手段は、支持板と歯車部材との間で中心軸に嵌
め込まれたコイルバネによって形成されているため、こ
のコイルバネを圧縮状態で中心軸に装着することによっ
て、コイルバネはその付勢力によって歯車部材を支持本
体に向けて押圧する。
【0028】
【実施例】図1は、本発明にかかる旗の巻上装置の一例
を示す分解斜視図であり、図2は図1の旗の巻上装置の
斜め背面視組立斜視図、図3は同斜め正面視組立斜視図
である。これらの図に示すように、巻上装置1は、旗を
掲揚するポールの外周曲面に対応した曲面を有する湾曲
板状の支持本体2と、この支持本体2の内面側に離間状
態で固定される平板状の支持板3と、この支持板3と上
記支持本体2とに挟持される歯車部材4と、上記支持本
体2、歯車部材4および支持板3を貫通して設けられる
中心軸5と、この中心軸5の先端側(図面の左方)に設
けられたロープを巻き取るためのボビン6と、上記中心
軸5の基端側(図面の右方)に設けられた操作ハンドル
7とから構成されている。
【0029】上記支持本体2の内面四隅には支持ロッド
21が突設され、これら支持ロッド21の端面にはネジ
孔21aが螺設されている。また、支持本体2の上下方
向に延びる中心線上の上下部には上下一対の固定孔22
が穿設されており、この固定孔22に雄ネジ22aを挿
通してポールに螺着するようになっている。
【0030】そして、支持本体2の中央部には、内面側
および外面側(図3)の双方に膨出した軸受け部23が
形成され、この軸受け部23の中央部分に上記歯車部材
4を軸心回りに回転可能に支持する支持孔24が穿設さ
れている。この軸受け部23の内方端面23aには、支
持孔24を挟んで水平方向に左右一対の係止突起23b
が突設されている。
【0031】上記支持板3の四隅には、上記固定孔22
の支持ロッド21に螺設されたネジ孔21aに対応する
挿通孔31が穿設されている。これらの挿通孔31に雄
ネジ31aを挿通し、支持ロッド21のネジ孔21aに
螺着することによって支持板3は支持本体2に固定され
た状態になる。
【0032】このような支持板3の中央部の支持本体2
に対向した面(裏面)には、上記支持本体2の軸受け部
23に対応したスリーブ32が設けられているととも
に、反対面にはボビン6の鍔部61の径より若干小径の
ボス部33が設けられている。また、支持板3のボス部
33から若干下方の位置にはブレーキ手段34が設けら
れている。
【0033】このブレーキ手段34は、図4に示すよう
に、支持板3の裏面に固定された筒体34aと、この筒
体34aの内部に内装されかつ頭部が筒体34aから支
持本体2側に突出した支持ピン34bと、この支持ピン
34bの先端側に固定されかつ支持板3に穿孔された貫
通孔35から外部に突出した円柱状のブレーキ片34c
と、上記筒体34a内で支持ピン34bに嵌め込まれか
つブレーキ片34cが外方に突出させるように付勢する
コイルバネ34dとによって構成されている。そして、
ブレーキ片34cの先端部はボビン6の鍔部61に当接
するように寸法設定されており、コイルバネ34dの付
勢力を調節することによりボビン6の中心軸5回りの回
転速度が調節されるようになっている。
【0034】このような支持板3の中心部分には、上記
支持本体2の支持孔24に対向しかつ中心軸5を挿通す
るための嵌装孔36が穿設されている。
【0035】上記歯車部材4は、外周面の支持本体2側
に周方向に亘って等ピッチで係止歯42が凸設された歯
車本体41と、この歯車本体41の支持本体2側の側面
に突設された軸部43とから構成されている。上記軸部
43は軸心回りに回転可能に上記支持本体2の支持孔2
4に嵌入され、かつ、歯車本体41の側面が支持本体2
の軸受け部23の内方端面23aに当接した状態で、歯
車本体41の係止歯42が上記内方端面23aに突設さ
れた左右一対の係止突起23bに噛合するように寸法設
定されている。
【0036】また、上記支持板3に設けられたスリーブ
32の内径は上記歯車本体41の外径よりも若干大きめ
に寸法設定されており、支持板3が支持本体2に固定さ
れた状態で、歯車本体41の支持板3側はスリーブ32
内に嵌入されるとともに、上記軸部43は支持本体2の
支持孔24に嵌入されている。そしてこのように歯車部
材4が支持本体2と支持板3との間に装着された状態
で、歯車部材4は軸方向に正逆摺動可能になっており、
この正逆摺動によって歯車本体41はスリーブ32から
出没するようになっている。
【0037】上記歯車本体41の中央部にはコイルバネ
44を保持する保持孔41aが設けられているととも
に、上記軸部43の軸心部には保持孔41aに連通した
角孔(係止孔)43aが設けられている。従って、上記
保持孔41aにコイルバネ44を保持させた状態で歯車
部材4を挾持して支持板3を支持本体2に組み付けるこ
とによって、歯車部材4は上記コイルバネ44の付勢力
によって支持本体2の方向に付勢され、歯車本体41の
側面は軸受け部23の内方端面23aに当止し、歯車本
体41の係止歯42に係止突起23bが噛合した状態に
なる。
【0038】そして、上記係止突起23bの突出量は、
歯車部材4の軸方向の移動量よりも小さく寸法設定され
ているため、コイルバネ44の付勢力に抗して歯車部材
4を支持板3の方向に移動させることによって係止歯4
2に対する係止突起23bの噛合が解除され、歯車部材
4は軸心回りに回転可能な状態になる。
【0039】上記中心軸5は、上記歯車部材4の角孔4
3aに軸心回りの相対回動が規制された状態で嵌入する
の係止柱51と、この係止柱51の先端側に延設された
円柱軸52とから構成されている。この円柱軸52の両
側部には、左右一対の環状溝53が凹設されており、円
柱軸52がボビン6の装着孔62に嵌入され、かつ、中
心軸5が係止柱51側から支持板3の嵌装孔36に挿通
された状態で、一対のEリング54が上記環状溝53に
装着され、このEリング54によって、図4および図6
に示すように、ボビン6が円柱軸52から抜け出るのが
阻止されるとともに、中心軸5が支持板3から外れるの
が阻止されるようになっている。
【0040】なお、本実施例においては、先端側(図面
の左側)のEリング54とボビン6との間に座金55が
介在されているとともに、基端側(図面の右側)のEリ
ング54の外側に座金55が装着されている。
【0041】上記ボビン6の先端側の鍔部61には止め
孔63が穿設されており、図2に示すように、この止め
孔63にロープRの一側端を挿通して係止し、この状態
でボビン6を回転させてロープRを巻き取るようになっ
ている。また、ボビン6の装着孔62には、嵌入された
軸に対して一方向の軸心回りの回転は許容するが、他方
向への回転は許容しない、いわゆるフリーホイールFが
ボビン6に内装されている。本実施例においては、ボビ
ン6は中心軸5に装着された状態で、図2に細い矢印で
示すように、軸心回りに反時計方向には回転可能である
が、逆に時計方向の回転は規制された状態になってい
る。
【0042】上記操作ハンドル7は、一側部に、中心軸
5の係止柱51が軸心回りの相対回転が規制された状態
で嵌入される回転規制孔71aの設けられた係止筒71
と、この係止筒71の一側部に固定された操作扞72
と、この操作扞72の先端に固定された結合軸73a回
りに回転自在に軸支される把手73とから構成されてい
る。この操作ハンドル7は、巻上装置1が組み立てられ
た状態で、図3に示すように、支持孔24に嵌入された
歯車部材4の軸部43の角孔43aから外部に突出して
いる係止柱51に嵌め込まれて中心軸5を軸心回りに回
転させる用に供される。
【0043】図4は、ポールに旗の巻上装置が装着され
た状態を示す一部切欠き側面図であり、旗が掲揚された
状態を示している。この図に示すように、巻上装置1
は、ロープRの巻き付けられたボビン6および支持板3
が、装着窓P1から中空のポールP内に嵌装され、か
つ、支持本体2が雄ネジ22aによってポールPの外面
に固定された状態でポールPに装着されている。
【0044】ポールPの頂部には水平軸P3回りに回転
自在に軸支されたプーリP2が設けられており、このプ
ーリP2にロープRが張り掛けられ、先端側がポールP
の外部に垂下されている。そしてロープRの先端部には
輪状部R1が形成され、この輪状部R1がポールPに嵌
め込まれている。輪状部R1の根本部分には重錘Wが取
り付けられ、この重錘Wの重みによってロープRに張力
が発生し、ポールP外のロープRは下方に引張られてい
るとともに、ポールP内のロープRは上方に引張られた
状態になっている。旗Hは、ロープRのポールPから外
部に出た部分に結着されている。
【0045】従って、着脱自在の操作ハンドル7を巻上
装置1に装着し、中心軸5回りに所定方向に回転操作す
ることによってロープRがボビン6に巻き取られ、プー
リP2を介して外部に垂下している部分のロープRの上
昇によって、図4に示すように、旗Hは掲揚状態にな
る。
【0046】以下本発明の作用について、図5〜図8を
基に詳細に説明する。図5は、図2のA−A線断面図で
あってハンドルが装着されていない状態を示し、図6は
同状態の図2のB−B線断面図である。また、図7は、
図2のA−A線断面図であってハンドルが装着された状
態を示し、図8は同状態の図2のB−B線断面図であ
る。
【0047】まず図5および図6に示す状態では、コイ
ルバネ44の付勢力によって歯車部材4は支持本体2の
方向に付勢され、係止歯42の右側面は軸受け部23の
内方端面23aに当止した状態になっている。この状態
では、図6に示すように、支持本体2に設けられた係止
突起23bが歯車部材4の係止歯42に噛合した状態に
なっているため、この噛合によって歯車部材4は中心軸
5回りの回転が阻止された状態になっている。
【0048】そして、中心軸5の係止柱51は歯車部材
4の角孔43aに嵌入されているため、上記歯車部材4
の中心軸5回りの回転が阻止された状態においては中心
軸5は軸心回りの回転が規制されており、中心軸5に嵌
入されたボビン6はフリーホイールFの作用で図2に示
す時計方向には回転せず、従って、ボビン6に時計方向
に巻き付けられたロープRの重錘Wの重みによる上方へ
の移動は阻止され、掲揚された旗Hの高さ位置が固定さ
れる。
【0049】つぎに旗Hを上昇させるときには、図7お
よび図8に示すように、操作ハンドル7の係止筒71に
設けられた回転規制孔71aを係止柱51にに嵌め込
み、左方に押圧する。そうすれば、歯車部材4はコイル
バネ44の付勢力に抗して左方に移動し、歯車部材4の
係止歯42と軸受け部23の係止突起23bとの間の噛
合が解除され、歯車部材4に軸部43の角孔43aおよ
び中心軸5の係止柱51を介して結合された中心軸5は
軸心回りに回転可能状態になる。
【0050】この状態で、操作ハンドル7の把手73
を、図2の白抜き矢印に示す方向(反時計方向)に中心
軸5回りに回転させると、ボビン6は細い矢印で示すよ
うに同方向に回転してロープRを巻き取るため、ポール
P内のロープRは下方に移動し、ロープRのプーリP2
を介して折り返った部分が上方に移動することによって
その部分に結着された旗Hは上昇することになる。
【0051】そして、一旦上昇した旗Hを下降させるた
めには、操作ハンドル7による係止歯42への押圧を維
持した状態で把手73に加えている力を弛めればよい。
そうすれば、重錘Wの重みでポールP内のロープRは上
方へ引き上げられ、図2に示すボビン6は、フリーホイ
ールFの作用で中心軸5回りに時計方向に自然回転し、
これに伴って操作ハンドル7も同方向に回転し、ボビン
6に巻き取られているロープRは巻き戻され、その結果
旗Hは下降する。
【0052】上記自然回転において、ボビン6の鍔部6
1の側面は、支持板3の貫通孔35から突出したブレー
キ片34cに押圧されて適切な制動状態になっているた
め、ボビン6の軸心回りの回転速度は規制され、ロープ
Rの巻き戻しに適したものになっている。
【0053】なお、図2において、操作ハンドル7を上
記自然回転よりも速い回転速度で中心軸5回りに時計方
向に回転させたとしても、上記フリーホイールFの作用
によって中心軸5はボビン6に対して空回りするため、
ボビン6は自然回転の回転速度以上の速度では回転せ
ず、操作ハンドル7の早回しによるロープRの弛みによ
ってロープR同士が絡み合ったりする不都合が有効に回
避される。
【0054】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の旗の巻上装置
は、ポールに固定される支持本体と、この支持本体にポ
ール内で対向して設けられる支持板と、この支持板と支
持本体間に水平方向に移動可能な歯車部材と、この歯車
部材に貫入される先端にロープを巻き取るためのボビン
を備えた中心軸と、この中心軸に着脱自在に取り付けら
れるハンドルとから基本構成されたものである。従っ
て、まず従来のものに比べて非常に構造が簡単であり、
その結果部品点数が少なく、その結果部品コストおよび
組み立てコストを低減させることが可能になる。また構
造が簡単であるため、構造的により頑丈なものにするこ
とができるとともに、構造が簡単な分故障頻度を確実に
低減させることが可能になる。
【0055】また、ボビンによって巻き上げられた旗の
下降を阻止するために、上記支持本体の内面には歯車部
材が支持本体に付勢手段によって押圧された状態で歯車
部材の歯に噛合する係止突起が設けられた簡単な構造が
採用されているため、従来のように複雑でかつ故障し易
い係止機構を採用することなく、確実に歯車部材の軸心
回りの回転をロックすることが可能になり好都合であ
る。
【0056】また、係止突起が支持本体の内面に突設さ
れているため、これに対応した歯車部材の歯の部分を薄
く寸法設定することによって回転ロック機構を全体的に
薄く設定することができ、その分ボビンを長くすること
が可能になる。ボビンを長くすることによってロープの
巻き取り長がより長くなり、より高いポールにも適用可
能になる。
【0057】本発明の請求項2記載の旗の巻上装置によ
れば、支持板には、支持本体に対向した面に上記歯車部
材が嵌入するフードが設けられているため、このフード
によって中心軸は外部から密閉された状態になり、中心
軸表面への雨滴や粉塵の付着が有効に抑止され、中心軸
の腐食や故障を防止する上で好都合である。
【0058】本発明の請求項3記載の旗の巻上装置によ
れば、支持板には、上記ボビンに対向した面にボビンの
側面に当接するボス部が設けられているため、このボス
部の端面にボビンの側面を摺接させることによってボビ
ンの径方向への傾きを有効に抑止することができ、円滑
にボビンを回転させる上で好都合である。
【0059】本発明の請求項4記載の旗の巻上装置によ
れば、付勢手段は、支持板と歯車部材との間で中心軸に
嵌め込まれたコイルバネによって形成されているため、
このコイルバネを圧縮状態で中心軸に装着することによ
って、コイルバネはその付勢力によって歯車部材を支持
本体に向けて確実に押圧することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる旗の巻上装置の一例を示す分解
斜視図である。
【図2】図1の巻上装置の背面側から見た組立図であ
る。
【図3】図1の巻上装置の表面側から見た組立図であ
る。
【図4】ポールに旗の巻上装置が装着された状態を例示
する一部切欠き側面図である。
【図5】図2のA−A線断面図であり、ハンドルが装着
されていない状態を示す。
【図6】図2のB−B線断面図であり、ハンドルが装着
されていない状態を示す。
【図7】図2のA−A線断面図であり、ハンドルが装着
された状態を示す。
【図8】図2のB−B線断面図であり、ハンドルが装着
された状態を示す。
【図9】従来の旗の巻上装置を例示する断面図である。
【符号の説明】
1 巻上装置 2 支持本体 21 支持ロッド 21a ネジ孔 22 固定孔 22a 雄ネジ 23 軸受け部 23a 内方端面 23b 係止突起 24 支持孔 3 支持板 31 挿通孔 32 スリーブ 33 ボス部 34 ブレーキ手段 34a 筒体 34b 支持ピン 34c ブレーキ片 35 貫通孔 4 歯車部材 41 歯車本体 41a 保持孔 42 係止歯 43 軸部 43a 角孔(係止孔) 44 コイルバネ 5 中心軸 51 係止柱 52 円柱軸 53 環状溝 54 Eリング 55 座金 6 ボビン 61 鍔部 62 装着孔 63 止め孔 7 操作ハンドル 71 係止筒 71a 回転規制孔 72 操作扞 73 把手 73a 結合軸 P ポール P1 装着窓 P2 プーリ R ロープ R1 輪状部 W 重錘

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旗用の筒状ポールの下部側面に設けられ
    た装着窓からポール内に内装される旗の巻上装置であっ
    て、上記装着窓を覆うようにポールに取り付けられる中
    央部に支持孔の穿設された支持本体と、この支持本体の
    内面側に離間状態で略平行に取り付けられた中央部に嵌
    装孔を有する支持板と、この支持板と上記支持本体とに
    挟持されかつ軸部が支持本体の支持孔に嵌入されるとと
    もに、外周面に歯が設けられかつ軸心部に係止孔の貫設
    された歯車部材と、一側部に上記係止孔に軸心回りに共
    回り可能に貫入する係止柱が備えられかつ他側部にロー
    プを巻き取るボビンが取り付けられた中心軸と、上記係
    止柱に対応した規制孔を有する着脱自在のハンドルとか
    ら構成され、上記中心軸は支持板の嵌装孔および歯車部
    材の係止孔に嵌入された状態で水平方向の移動が規制さ
    れ、上記歯車部材は係止孔に係止柱が貫入された状態で
    付勢手段によって軸方向に支持本体側に押圧され、上記
    支持本体の内面には歯車部材が支持本体に付勢手段によ
    って押圧された状態で歯車部材の歯に噛合するととも
    に、歯車部材の支持本体への押圧が解除された状態で上
    記噛合が解除される係止突起が設けられていることを特
    徴とする旗の巻上装置。
  2. 【請求項2】 上記支持板には、支持本体に対向した面
    に上記歯車部材が嵌入するフードが設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の旗の巻上装置。
  3. 【請求項3】 上記支持板には、上記ボビンに対向した
    面にボビンの側面に当接するボス部が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の旗の巻上装置。
  4. 【請求項4】 上記付勢手段は、支持板と歯車部材との
    間で中心軸に嵌め込まれたコイルバネによって形成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
    載の旗の巻上装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009255977A (ja) * 2008-03-27 2009-11-05 Shinmaywa Industries Ltd 荷箱蓋体の開閉装置
KR200469520Y1 (ko) * 2013-04-26 2013-10-22 김재준 국기 게양장치
KR101405490B1 (ko) * 2013-12-19 2014-07-01 정갑수 제설기 와이어용 보빈 및 이를 포함하는 제설기
CN106401266A (zh) * 2016-09-20 2017-02-15 黄爱华 一种可防止旗帜缠绕且倾斜度可调的旗杆
CN111312110A (zh) * 2020-03-04 2020-06-19 席志竹 一种广告牌

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