JPH0731152Y2 - コンタクトレンズ検査用保持具 - Google Patents

コンタクトレンズ検査用保持具

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JPH0731152Y2
JPH0731152Y2 JP14115589U JP14115589U JPH0731152Y2 JP H0731152 Y2 JPH0731152 Y2 JP H0731152Y2 JP 14115589 U JP14115589 U JP 14115589U JP 14115589 U JP14115589 U JP 14115589U JP H0731152 Y2 JPH0731152 Y2 JP H0731152Y2
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hole
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光夫 今枝
良二 小川
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、コンタクトレンズの度数等の光学特性をレン
ズメータ等の光学器械にて検査する際に、コンタクトレ
ンズを保持して光学器械にセットするためのコンタクト
レンズ検査用保持具に関するものである。
(背景技術) この種のコンタクトレンズ検査用保持具としては、例え
ば特開昭57−154031号公報、実開昭61−115948号公報、
実開昭63−135249号公報等に開示されている如き構造の
ものがある。而して、それら公報に開示されている保持
具は、何れも、コンタクトレンズを直接保持する形式の
ものであるために、保持具へのコンタクトレンズのセッ
ト時や保持具からのコンタクトレンズの取外し時におい
て、コンタクトレンズを汚したり傷付け易いといった問
題があった。
すなわち、コンタクトレンズ、殊にハードコンタクトレ
ンズは、一般に、コンタクトレンズを径方向で挟持して
保持する一対の挟持アームを有するコンタクトレンズホ
ルダー(実開昭62−197128号公報等参照)にて保持さ
れ、容器本体と蓋体とからなる収納用ケース内に収納さ
れて保管されている。従って、従来の検査用保持具を用
いてコンタクトレンズの光学特性を測定するためには、
コンタクトレンズホルダーからコンタクトレンズを指で
取り出して保持具に直接設置することが必要となるので
あり、また検査完了後においては、保持具からコンタク
トレンズを指で取り出してコンタクトレンズホルダーに
保持させることが必要となるのであり、それ故に、コン
タクトレンズが汚れたり、傷付いたりし易いといった事
情があったのである。
(解決課題) ここにおいて、本考案は、このような事情を背景として
為されたものであり、その解決すべき課題とするところ
は、コンタクトレンズホルダーに保持されたコンタクト
レンズを指で触れることなく、検査用光学器械にセット
させ得るコンタクトレンズ検査用保持具を提供すること
にある。
(解決手段) そして、かかる課題を解決するために、本考案にあって
は、(a)光学器械に装着されるベース部と、(b)ベ
ース部を上下に貫通して設けられた検査光透過孔と、
(c)ベース部の上面側において、水平方向に延びる状
態で検査光透過孔を挟んで相対向して設けられ、コンタ
クトレンズホルダーの一対の挟持アームを互いに協働し
て保持して、コンタクトレンズホルダーを水平方向に案
内し、コンタクトレンズを、コンタクトレンズホルダー
の一対の挟持アーム間に保持した状態で、検査光透過孔
の上方にセットし得るようにした一対のガイド溝手段と
を含むように、コンタクトレンズ検査用保持具を構成し
たのである。
なお、かかる本考案に従うコンタクトレンズ検査用保持
具において、検査光透過孔としては、通孔を採用し、光
学器械に設置のアダプタに設けられた筒状のベース部取
付部に対して、該通孔において嵌挿して、ベース部を光
学器械にセットさせるようにすることが好ましく、その
際、アダプタのベース部取付部がベース部の上面に突出
しないように、通孔の長さ寸法乃至断面形状を設定する
ことが望ましい。
また、ガイド溝手段で案内されるコンタクトレンズホル
ダーに保持されているコンタクトレンズが検査光透過孔
上に達したときに、コンタクトレンズホルダーのそれ以
上の移動を阻止する移動阻止手段を設けるようにするこ
とが好ましい。この移動阻止手段としては、ガイド溝手
段内に突出せしめた突出部やガイド溝手段の端部を構成
する隔壁のように、コンタクトレンズホルダーの挟持ア
ームに当接する構成のものであってもよく、コンタクト
レンズホルダーの挟持アーム以外の所定部位や、コンタ
クトレンズホルダーに一体に組み付けられた部材、例え
ばコンタクトレンズホルダーを一体的に保持するレンズ
収納ケースの蓋体に当接する構成のものであってもよ
い。
更に、コンタクトレンズホルダーに保持されたコンタク
トレンズが、コンタクトレンズホルダーの移動によって
検査光透過孔上に移動させられたときに、コンタクトレ
ンズホルダーの一対の挟持アーム間においてコンタクト
レンズの移動方向の端縁に当接して、コンタクトレンズ
の中心を検査光透過孔の中心と略一致させるようなレン
ズ位置決め手段を設けることも可能である。なお、この
レンズ位置決め手段は、ベース部に対して着脱可能に装
着できるようにし、レンズ位置決め手段の交換により、
コンタクトレンズの直径に応じて、コンタクトレンズの
当接位置を調節できるようにすることが好ましい。
(作用・効果) かかる本考案に従うコンタクトレンズ検査用保持具にお
いては、コンタクトレンズが、ガイド溝手段で案内され
るコンタクトレンズホルダーに保持された状態で、ベー
ス部に形成された検査光透過孔上に位置せしめられるこ
ととなり、そのセット状態において、検査光は、コンタ
クトレンズホルダーの一対の挟持アーム間の部位におい
てコンタクトレンズを通過せしめられることとなる。
つまり、本考案に従うコンタクトレンズ検査用保持具を
用いれば、コンタクトレンズをコンタクトレンズホルダ
ーに保持した状態のままで、コンタクトレンズに指を触
れることなく、保持具、即ち光学器械にコンタクトレン
ズをセットしたり、取り外したりすることができるので
あり、それ故、光学器械(保持具)に対するコンタクト
レンズのセット時や取り外し時において、コンタクトレ
ンズを汚したり、傷付けたりするようなことを良好に防
止することができるのであり、しかも光学特性の測定に
支障を来すようなこともないのである。
そして、本考案に従う検査用保持具において、前述のよ
うに、検査光透過孔として通孔を採用し、この通孔にお
いてアダプタのベース部取付部に嵌挿してベース部を光
学器械に装着するようにすれば、保持具の構造が極めて
簡単で済むのであり、その際、アダプタのベース部取付
部がベース部の上面に突出しないように、通孔の長さ寸
法乃至断面形状を設定すれば、アダプタのベース部取付
部がコンタクトレンズに当接して、コンタクトレンズを
損傷させるようなことを確実に防止することができるの
である。
また、前述の如く移動阻止手段を設ければ、コンタクト
レンズのセット時において、コンタクトレンズホルダ
ー、ひいてはコンタクトレンズの検査光透過孔に対する
位置決めをより容易に行ない得て、コンタクトレンズの
光学検査をより簡単に行なうことが可能となるのであ
り、更に、前述の如きレンズ位置決め手段を設ければ、
コンタクトレンズの検査光透過孔に対する位置決めが更
に容易となって、コンタクトレンズの光学検査を一層簡
単に行なうことが可能となるのである。そして、前述の
ように、このレンズ位置決め手段をベース部に対して着
脱可能とし、レンズ位置決め手段の交換により、コンタ
クトレンズの当接位置を調節できるようにすれば、直径
の異なる様々なコンタクトレンズについて別々の保持具
を用意することなく、コンタクトレンズの位置決めを容
易に行なうようにすることが可能となるのである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
なお、ここでは、先ず、本考案に従う保持具と組み合わ
せて用いられるコンタクトレンズホルダーの代表的な一
例を説明し、しかる後、かかるコンタクトレンズホルダ
ーに保持したコンタクトレンズをレンズメータ等の光学
器械にセットするための本考案の実施例について説明す
る。
すなわち、先ず、第1図には、本考案に従う保持具と好
適に組み合わせて用いられるコンタクトレンズホルダー
10の正面図が、また第2図には、そのコンタクトレンズ
ホルダー10が収納ケース12に組み付けられた状態の断面
図が示されている。それらの図から明らかなように、コ
ンタクトレンズホルダー10(以下、単にホルダー10とい
う)は、U字状断面を呈する円弧状の一対の挟持アーム
16,16が連結部14から相対向するように延び出させられ
た構造の保持部18と、平板状の基部20と、保持部18の連
結部14と基部20とを連結する中空筒状の軸部22とからな
っており、軸部22において収納ケース12の蓋体24に着脱
可能に一体的に組み付けられるようになっている。そし
て、ホルダー10は、第2図に示されているように、蓋体
24が容器本体26に螺合されて組み付けられた状態におい
て、収納ケース12内に収容されるようになっている。
また、コンタクトレンズ28は、第2図に示されているよ
うに、かかるホルダー10の保持部18に、相対向する挟持
アーム16,16のU字溝30,30内に縁部を収容された状態
で、径方向に挟持されて保持されるようになっており、
常には、かかるホルダー10に保持された状態で収納ケー
ス12内に収納されて保管されるようになっている。
なお、良く知られているように、コンタクトレンズ28
は、挟持アーム16,16間において若干移動可能な状態で
緩く保持され、またそれら挟持アーム16,16間に、それ
ら挟持アーム16,16の弾力性乃至は柔軟性を利用して、
出し入れされる。
次に、第3図乃至第5図に基づいて、上述のホルダー10
を保持対象として構成された本考案の一実施例である保
持具32について説明する。
すなわち、第3図乃至第5図において、34は、ベース部
であって、所定厚さの矩形板状を成しており、その中央
部には、検査光透過孔としての通孔36が形成されてい
る。また、そのベース部34の上面には、ベース部34の相
対向する一対の縁部に沿って、通孔36を挟んで対向する
ように、一対の側壁部38,38が一体に突設されている。
そして、それら側壁部38,38の相対向する内側面に、そ
れら側壁部38,38の全長にわたって延びるように、一対
のガイド溝40,40が形成されている。
これらガイド溝40,40の離隔距離:Mは、前記ホルダー10
の相対向する挟持アーム16,16の外面側間隔:L(第1図
参照)と同等若しくはそれよりも若干小さく設定されて
おり、これにより、第6図に示されているように、ホル
ダー10が、保持部18の挟持アーム16,16をガイド溝40,40
で弾性的に若しくは遊びのない状態で保持されて、ベー
ス部34上を水平方向に案内され得るようになっている。
また、ベース部34に形成された通孔36は、第7図から明
らかなように、保持具32を光学器械に設置するためのア
ダプタ42の筒状のベース部取付部44よりも若干大きい直
径に設定されている。そして、これにより、保持具32
が、そのベース部34の通孔36においてアダプタ42のベー
ス部取付部44に嵌挿されて光学器械に着脱可能に装着さ
れ得るようになっている。
なお、アダプタ42は、光学器械に予め設置される。ま
た、アダプタ42は、ここでは、第7図から明らかなよう
に、全体として円錐筒形状を成しており、その上端部に
ベース部取付部44を一体に有している。さらに、ここで
は、アダプタ42のベース部取付部44の長さ寸法が保持具
32のベース部34の板厚と同一乃至それよりも若干小さく
設定されており、これによって、アダプタ42のベース部
取付部44が保持具32のベース部34の上面に突出しないよ
うにされている。
このような保持具32を用いてコンタクトレンズ28を光学
器械にセットするには、第6図に示すように、コンタク
トレンズ28を挟持アーム16,16間に、好ましくはそれら
の中央に保持せしめた状態で、且つホルダー10を収納ケ
ース12の蓋体24に一体的に組み付けた状態で、収納ケー
ス12の蓋体24を持って、ホルダー10の挟持アーム16,16
を保持具32のガイド溝40,40内に挿入する。そして、コ
ンタクトレンズ28が通孔36の上方に達する位置まで、ガ
イド溝40,40に沿ってホルダー10を移動させ、その移動
位置において度数等の光学特性の測定を行なう。
かかるコンタクトレンズ28の移動位置、即ち保持具32に
対するコンタクトレンズ28のセット位置においては、保
持具32のベース部34の通孔36(アダプタ42のベース部取
付部44)を通過した検査光が、ホルダー10の挟持アーム
16,16間の部位においてコンタクトレンズ28を通過する
ため、光学特性を支障なく検査することができる。
そして、このような構造の保持具32を用いれば、前述の
ように、ホルダー10にコンタクトレンズ28を保持した状
態のまま、コンタクトレンズ28を保持具32のセット位置
にセットし得るため、また保持具32のセット位置からコ
ンタクトレンズ28を取り外す場合にも、コンタクトレン
ズ28をホルダー10に保持させたままの状態でよいため、
保持具32に対するコンタクトレンズ28のセット・取外し
に際して、コンタクトレンズ28に指を触れる必要がな
く、それ故、コンタクトレンズ28を汚したり、傷付けた
りするようなことを良好に防止することができる。
なお、本実施例においては、アダプタ42のベース部取付
部44が保持具32のベース部34の上面に突出しないように
されているため、アダプタ42のベース部取付部44にコン
タクトレンズ28が当たって損傷せしめられることも良好
に防止される。
また、かかる保持具32に対するコンタクトレンズ28のセ
ット・取外しは、ホルダー10を収納ケース12の蓋体24か
ら取り外した状態で行なうようにすることも可能である
が、上述のように、蓋体24にホルダー10を組み付けた状
態で行なった方がセット・取外し操作が簡単で済むため
に好ましくは、そのように、蓋体24にホルダー10を組み
付けた状態でセット・取外し操作を行なう場合には、蓋
体24が保持具32の側面、即ちベース部34乃至側壁部38の
側面に当接したときに、コンタクトレンズ28が通孔36の
上方に位置するようにすることが、セット操作をより容
易に行なう上で好ましい。
更に、ホルダー10の軸部22の直径が保持部18の厚さより
も大きいときには、ベース部34に対する軸部22の干渉を
回避するために、ベース部34の上面に軸部22を収容する
ための溝乃至段差部が適宜形成されることとなる。
次に、第8図乃至第10図に基づいて、前記ホルダー10を
保持対象とする本考案の別の実施例を説明する。なお、
ここでは、前記実施例と異なる点についてのみ詳述し、
前記実施例と同様の機能、構造のものについては、前記
実施例と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
すなわち、本実施例の保持具46においては、ガイド溝4
0,40の一端が、前記ホルダー10の保持部18(挟持アーム
16,16)に対応した湾曲面を有する隔壁48,48にて画定さ
れており、ホルダー10の保持部18が通孔36の上方に達し
たときに、挟持アーム16,16がそれら隔壁48,48に当接し
てホルダー10がそれ以上移動しないようにされている。
また、ガイド溝40、40に対するホルダー10の挿入方向と
反対側のベース部34の部位には、側壁部38,38間の中央
部に位置して、ベース部34端面と通孔36とを連通するよ
うに溝50が形成されている。そして、この溝50に対し
て、コンタクトレンズ28の移動位置を規定するためのレ
ンズ位置決め部材52が着脱可能に装着されている。
更に、ベース部34の上面には、ホルダー10の軸部22との
干渉を回避するための軸部収容溝53が形成されており、
またベース部34及び側壁部38,38の各外側角部並びに側
壁部38,38のホルダー挿入方向側の内側角部には、それ
ぞれ、面取り加工が施されて、保持具46へのホルダー10
のセット時において、それら角部への当接によってホル
ダー10やコンタクトレンズ28が損傷せしめられないよう
になっている。
ところで、前記レンズ位置決め部材52は、基台部54と、
この基台部54の上面に突出形成された当接部56とからな
っており、前記溝50内に基台部54を収容されてベース部
34に装着されるようになっている。そして、そのベース
部34に対する装着状態において、当接部56がベース部34
の上面に突出するようにされており、この当接部56が、
ホルダー10の挟持アーム16,16間において、ホルダー10
に保持されたコンタクトレンズ28の端縁に当接すること
によって、コンタクトレンズ28の移動位置が規制される
ようになっている。
ここで、当接部56は、ホルダー10で保持されたコンタク
トレンズ28の中心が通孔36の中心と一致乃至略一致した
ときに、コンタクトレンズ28の端縁に当接させられるこ
ととなるが、かかる当接位置の設定は、例えばセット対
象とするコンタクトレンズ28の直径に応じてレンズ位置
決め部材52を溝50内でスライドさせることにより、或い
はベース部34に対する基台部54の装着位置を固定してお
いて、通孔36側への当接部56の延び出し量が異なるレン
ズ位置決め部材52をコンタクトレンズ28の径寸法に応じ
て交換することにより、行なわれることとなる。
なお、レンズ位置決め部材52の交換によってコンタクト
レンズ28の移動位置を規定する場合には、ベース部34に
凹所を設けて、レンズ位置決め部材52の基台部54をその
凹所に固定的に嵌合させることによって、レンズ位置決
め部材52をベース部34に装着するようにすることも可能
である。
このような構造の保持具46にコンタクトレンズ28をセッ
トするには、好ましくは、第2図に示されているよう
に、ホルダー10の挟持アーム16,16の先端側にコンタク
トレンズ28を保持させた状態で、ホルダー10をガイド溝
40,40内に挿入し、挟持アーム16,16が隔壁48,48に当接
する位置までホルダー10を移動させる。このようにすれ
ば、レンズ位置決め部材52の当接部56に対する当接に基
づいて、コンタクトレンズ28の中心が通孔36の中心に自
動的に一致乃至略一致せしめられるため、コンタクトレ
ンズ28のセット操作が速やかに完了するのである。
なお、本実施例においても、前記実施例と同様に、ホル
ダー10にコンタクトレンズ28を保持した状態のまま、保
持具46のセット位置にコンタクトレンズ28をセットした
り、取り外したりすることができるため、コンタクトレ
ンズ28を汚したり、傷付けたりするようなことを良好に
防止することができる。
以上、本考案の幾つかの実施例を詳細に説明したが、こ
れらは文字通りの例示であり、本考案が、それらの具体
例に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲
で、種々なる変更,修正、改良等を施した態様で実施で
きることは、勿論である。
例えば、前記実施例では、何れも、アダプタ42のベース
部取付部44をベース部34上に突出させないために、通孔
36の長さ寸法がベース部取付部44の長さ寸法よりも長く
設定されていたが、通孔36の上部開口部に内向きのフラ
ンジ部を形成して、このフランジ部をベース部取付部44
の上端面に当接させたり、通孔36を下方に開口するテー
パ形状とするなど、通孔36の断面形状の工夫によってベ
ース部取付部44がベース部34上に突出しないようにする
ことも可能である。
また、前記第二の実施例においては、ガイド溝40,40の
端部を画定する隔壁48,48に挟持アーム16,16が当接する
ことに基づいて、ホルダー10の移動位置が規定されるよ
うになっていたが、側壁部38,38の全長にわたって延び
るガイド溝40,40内に所定の突出部を一体乃至一体的に
突出させ、その突出部に対する挟持アーム16,16の当接
によって、ホルダー10の移動位置を規定するようにする
ことも可能であり、更には、それらの隔壁48,48や突出
部に対する挟持アーム16,16の当接と同時に、ホルダー1
0の軸部22や該軸部22に一体的に組み付けられた収納ケ
ース12の蓋体24をベース部34や側壁部38に当接させて、
ホルダー10の移動位置を規定するようにすることも可能
である。
また、前記実施例においては、レンズ位置決め部材52が
ベース部34に着脱可能に装着されるようになっていた
が、レンズ位置決め部材52をベース部34に一体的に固定
して装着するようにすることも可能であり、またレンズ
位置決め部材52とベース部34とを一体に構成することも
可能である。
更に、前記実施例では、何れも、第1図及び第2図に示
す構造のホルダー10を保持対象としていたが、かかるホ
ルダー10の如き、一対の挟持アームを備えて、それらの
挟持アームでコンタクトレンズを径方向に挟持する形式
のコンタクトレンズホルダーであれば、本考案に従う保
持具の保持対象とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従う検査用保持具と組み合わせて好
適なコンタクトレンズホルダーの一例を示す正面図であ
り、第2図は、そのコンタクトレンズホルダーを用いて
コンタクトレンズを収納ケース内に保管した状態を示す
断面図である。第3図は、本考案に従う検査用保持具の
一例を示す平面図であり、第4図及び第5図は、それぞ
れ、第3図におけるIV−IV断面図及びV−V断面図であ
り、第6図は、第1図のコンタクトレンズホルダーにて
同検査用保持具にコンタクトレンズをセットした状態を
示す説明図であり、第7図は、同検査用保持具と、該検
査用保持具を光学器械に装着するためのアダプタとの組
み付け状態を示す説明断面図である。第8図は、本考案
に従う検査用保持具の別の一例を示す第3図に相当する
図であり、第9図は、第8図におけるIX−IX断面図であ
り、第10図は、同検査用保持具の正面図である。 10:コンタクトレンズホルダー 12:収納ケース、16:挟持アーム 24:蓋体、28:コンタクトレンズ 32,46:保持具、34:ベース部 36:通孔(検査用透過孔) 38:側壁部、40:ガイド溝 42:アダプタ、44:ベース部取付部 48:隔壁、52:レンズ位置決め部材 56:当接部

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンタクトレンズをコンタクトレンズホル
    ダーの一対の挟持アーム間に挟持せしめて保持させた状
    態下において所定の検査用光学器械にセットするための
    コンタクトレンズ検査用保持具であって、 前記光学器械に装着されるベース部と、 該ベース部を上下に貫通して設けられた検査光透過孔
    と、 前記ベース部の上面側において、水平方向に延びる状態
    で該検査光透過孔を挟んで相対向して設けられ、前記コ
    ンタクトレンズホルダーの一対の挟持アームを互いに協
    働して保持して、該コンタクトレンズホルダーを水平方
    向に案内し、前記コンタクトレンズを、該コンタクトレ
    ンズホルダーの一対の挟持アーム間に保持した状態で、
    前記検査光透過孔の上方にセットし得るようにした一対
    のガイド溝手段とを、 含むことを特徴とするコンタクトレンズ検査用保持具。
  2. 【請求項2】前記検査光透過孔が通孔であり、且つ前記
    ベース部を前記光学器械にセットするためのアダプタに
    設けられた筒状のベース部取付部に対して、前記ベース
    部が該通孔において嵌挿されて該光学器械にセットせし
    められるようになっていると共に、かかるベース部の取
    付状態において、前記アダプタのベース部取付部が該ベ
    ース部の上面から突出しないように、該通孔の長さ寸法
    乃至断面形状が設定されていることを特徴とする請求項
    (1)に記載の保持具。
  3. 【請求項3】前記ガイド溝手段にて水平方向に案内され
    るコンタクトレンズホルダーに保持されているコンタク
    トレンズが前記検査光透過孔上に達したときに、該コン
    タクトレンズホルダーのそれ以上の移動を阻止する移動
    阻止手段を有する請求項(1)若しくは(2)記載の保
    持具。
  4. 【請求項4】前記移動阻止手段が、前記ガイド溝手段内
    に突出する突出部、若しくは該ガイド溝手段の端部を画
    定する隔壁であり、かかる突出部若しくは隔壁への前記
    一対の挟持アームの当接によって、該ガイド溝手段にて
    案内されるコンタクトレンズホルダーの移動位置が規定
    されるようになっている請求項(3)に記載の保持具。
  5. 【請求項5】前記移動阻止手段が、前記一対の挟持アー
    ム以外の前記コンタクトレンズホルダーの所定部位若し
    くは該コンタクトレンズホルダーに一体的に組み付けら
    れた部材が当接する当接部から構成され、かかる当接部
    への当接によって、前記ガイド溝手段にて案内されるコ
    ンタクトレンズホルダーの移動位置が規定されるように
    なっている請求項(3)に記載の保持具。
  6. 【請求項6】前記コンタクトレンズホルダーに保持され
    たコンタクトレンズが、該コンタクトレンズホルダーの
    移動によって前記検査光透過孔上に移動せしめられたと
    きに、かかるコンタクトレンズホルダーの前記一対の挟
    持アーム間において該コンタクトレンズの移動方向の端
    縁に当接して、該コンタクトレンズの中心を該検査光透
    過孔の中心と略一致せしめるレンズ位置決め手段を有し
    ている請求項(1)乃至(5)の何れかに記載の保持
    具。
  7. 【請求項7】前記レンズ位置決め手段が前記ベース部に
    対して着脱可能に装着されており、かかるレンズ位置決
    め手段を交換することにより、前記コンタクトレンズの
    直径に応じて、かかるレンズ位置決め手段に対する該コ
    ンタクトレンズの当接位置を調節し得るようになってい
    る請求項(6)に記載の保持具。
JP14115589U 1989-12-06 1989-12-06 コンタクトレンズ検査用保持具 Expired - Lifetime JPH0731152Y2 (ja)

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