JP2506334Y2 - セルホルダ用アダプタ - Google Patents

セルホルダ用アダプタ

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JP2506334Y2
JP2506334Y2 JP1990014539U JP1453990U JP2506334Y2 JP 2506334 Y2 JP2506334 Y2 JP 2506334Y2 JP 1990014539 U JP1990014539 U JP 1990014539U JP 1453990 U JP1453990 U JP 1453990U JP 2506334 Y2 JP2506334 Y2 JP 2506334Y2
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Inventor
良司 石坂
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日本分光工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はセルホルダ用アダプタ、特にそのセル保持機
構の改良に関する。
[従来の技術] 光学式分析装置等において液体試料を光路上に配置す
るため、該液体試料を透明セルに入れ、そのセルを光学
式分析装置に設置されたセルホルダに載置する。
このような一般的なセルホルダが第6図に示されてい
る。
同図において、セルホルダ10はその上面がテーパ状に
凹部12を形成しており、該凹部12上に円筒状セル14が載
置されている。すなわち、円筒状セル14の外周面が前記
セルホルダ10のテーパ状凹部12に接し、4点で支持され
る。
そして、前記円筒状セル14の長軸方向にそって、略中
央部に光16が透過し、入射光と透過光のスペクトル差を
検出することにより各種分析情報を得るのである。
[考案が解決しようとする課題] ところで、近年光学式分析装置の用途が広がるにつ
れ、各種のセルが開発されている。特に微量の試料の測
定用には極めて薄いセル、或いは特殊な形状のセルが用
いられ、光学式分析装置においても各種セルに対応して
その特定位置を前記光16の光路上に配置しなければなら
ない。
しかしながら、前記セルホルダ10ではこれらの各種形
状のセルに十分に対応することができないという課題が
あった。
また、各種セルをセルホルダ10に合せて設計してしま
うことは、該セルの価格を大幅に引上げる要因ともな
り、セルホルダ10と各種セルとの適合性を得ることので
きるアダプタの開発が強く要望されていた。
本考案は前記従来技術の課題に鑑みなされたものであ
り、その目的は一般的なセルホルダに対し、各種セルを
適合させることのできるセルホルダ用アダプタを提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本考案にかかるセルホル
ダ用アダプタは、セルホルダに載置される長尺状載置部
と、前記長尺状載置部の両端部に設置された側壁部と、
両側壁面部に張架されたスライド支持棒と、前記長尺状
載置上に配置され前記スライド支持棒にスライド自在に
支持されたスライド部と、前記スライド部に回動自在に
支持され、スライド支持棒に当接可能な押圧部材と該押
圧部材をスライド支持棒方向に付勢する弾性部材を含む
係止部と、を備え、前記係止部が、前記スライド部を所
望位置でスライド支持棒に位置決め係止することを特徴
とする。
[作用] 本考案にかかるセルホルダ用アダプタは前述した手段
を有するので、該アダプタをセルホルダ上に載置し、更
にそのアダプタにセルを載置する。
この際、セルはスライド部と一側壁部により支持さ
れ、たとえセルが薄板状であってもしっかりとした保持
が可能となる。
また、スライド部は係止部によりスライド支持棒に対
し位置決め係止されるので、該スライド部がセルを押圧
してしまうことはなく、セルに歪を生じさせ光学特性が
変化してしまうこともない。
尚、係止部をスライド支持棒に押圧される押圧部より
形成することで、例えばスライド部をネジ止めする場合
等に比較し、極めて容易にセルの保持を行なうことが可
能となる。
[実施例] 以下、図面に基づき本考案の好適な実施例を説明す
る。
第1図には本考案の一実施例にかかるセルホルダ用ア
ダプタが示されており、前記第6図と対応する部分には
符号100を加えて示し説明を省略する。
本実施例にかかるアダプタ100は、長尺状載置部120
と、側壁部122,124とを含む。
そして、前記長尺状載置部120は略V字状に形成さ
れ、両側壁122,124にその端部がネジ止め固定されてい
る。また、長尺状載置部122の底面は両側壁122,124の底
面より若干下方に突出しており、セルホルダ110のテー
パ状凹部112上には載置部120のみが接触する。更に、載
置部120の上面は、テーパ状凹部面126a,126bが形成さ
れ、両凹部面126a,126bの間には角型凹部128が設けられ
ている。
一方両側壁122,124の図中左側部にはスライド支持棒1
30が張架されている。
そして、スライド支持棒130にはスライド部132がスラ
イド移動可能に支持され、該スライド部132の図中左側
部には係止部134が設けられている。尚、スライド部132
底面は前記長尺状載置部120上に摺動移動可能に載置さ
れてる。
第2図には前記第1図にかかるアダプタ100の上面図
が示されており、第3図は第2図III-III線上での断面
図を示す。
同図より明らかなように、本実施例にかかるアダプタ
100の係止部134は、スライド部132に設けられたバネ孔1
36に挿入されたコイルバネ(弾性部材)138と、スライ
ド部132に支点140を中心に回動自在に支持された押圧部
材142と、よりなる。
そして、該押圧部材142は、コイルバネ138の付勢力に
よりスライド支持棒130に押圧接触し、スライド部132の
左右方向でのスライド位置を位置決め係止する。
本実施例にかかるアダプタ100は概略以上のように構
成され、次に第4図及び第5図に示す側面図を参照しつ
つその作用について説明する。
まず、操作者はアダプタ100に例えば第4図に示すよ
うな薄型のセル114を載置する。この際、従来のように
セルホルダ110に直接載置すると該セル114は倒れてしま
い、セルホルダ110上にしっかりと載置することはでき
ない。
しかし、本実施例にかかるセルホルダ100によればス
ライド部132と側壁部122の両者により支持され、従来の
ようにセル114が倒れてしまうことはない。
ここでセル114を支持する際には、まずスライド部132
と側壁122の間隙を十分にとり、両者間にセル114を挿入
し長尺状載置部120上に載置する。
次に、操作者は指で係止部134の押圧部材142先端をつ
まみ、コイルバネ138の付勢力に抗して押圧部材142を第
3図矢印I方向に回動させてスライド支持棒130より引
離す。
この結果、スライド部132は自由に摺動移動可能とな
り、該スライド部132をセル114に当接させ、その状態で
前記押圧部材142を離す。そうすると、該スライド部132
は押圧部材142とスライド支持棒130の押圧状態により摺
動移動が困難となり、前記セル114をスライド部132と側
壁部122の間隙で支持することが可能となる。
尚、スライド部132は側壁部122方向に付勢されている
わけではないので、セル114に歪を生じさせてしまうこ
とはない。
次にセル114を保持したアダプタ100をセルホルダ110
のテーパ状凹部112上に載置する。
ここで、前述したように長尺状載置部120の底面は、
側壁部122,124の底面より下方に突出しているため、テ
ーパ状凹部112には長尺状載置部120のみで接触し、たと
え前記側壁部122,124の取付けに若干の誤差が生じたと
しても、アダプタ100がセルホルダ110上でぐらついてし
まうことはない。
この状態で光116を照射すると、該光116は側壁部124
の開孔144、スライド部132の開孔146、セル114、側壁部
122の開孔148を介して通過し、セル114内の試料の透過
光を得ることができる。
尚、第5図にはアダプタ100上にやや大型のセル114を
載置した状態が示され、本実施例にかかるアダプタ100
が各種形状のセルに対応可能であることが理解される。
尚、本実施例においては、係止部134を押圧部材142及
びコイルバネ138で構成した例について説明したが、こ
れに限られるものではなく例えばネジ締め等によりスラ
イド部132の摺動移動を停止することも好適である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案にかかるセルホルダ用ア
ダプタによれば、スライド部と一側壁部によりセルを支
持することとしたので、各種形状のセルが使用可能とな
る。
ここで、スライド部をスライド支持棒に所望位置で位
置決め係止する係止部を、スライド部に回動自在に支持
され、スライド支持棒に当接可能な押圧部材と、該押圧
部材をスライド支持棒方向に付勢する弾性部材と、より
構成することとしたので、該押圧部材が、スライド部と
一側壁部との間に載置されたセルを押圧しないから、セ
ルには応力による歪みを生じることがない。
また、押圧部材のスライド支持棒への押圧及びその押
圧の解除を容易に行うことができるので、スライド部の
容易な移動・停止を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかるアダプタの外観斜視
図、 第2図は第1図に示したアダプタの上面図、 第3図は第2図III-III線上でのアダプタの断面図、 第4図及び第5図は前記第1図に示したアダプタによる
セルの保持状態の説明図、 第6図は一般的なセルホルダの説明図である。 10,110……セルホルダ 14,114……セル 100……セルホルダ用アダプタ 120……長尺状載置部 122,124……側壁部 130……スライド支持棒 132……スライド部 134……係止部 138……コイルバネ(弾性部材) 142……押圧部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】セルホルダに載置される長尺状載置部と、 前記長尺状載置部の両端部に設置された側壁部と、 両側壁面部に張架されたスライド支持棒と、 前記長尺状載置上に配置され前記スライド支持棒にスラ
    イド自在に支持されたスライド部と、 前記スライド部に回動自在に支持され、スライド支持棒
    に当接可能な押圧部材と該押圧部材をスライド支持棒方
    向に付勢する弾性部材を含む係止部と、 を備え、 前記係止部が、前記スライド部を所望位置でスライド支
    持棒に位置決め係止することを特徴とするセルホルダ用
    アダプタ。
JP1990014539U 1990-02-15 1990-02-15 セルホルダ用アダプタ Expired - Lifetime JP2506334Y2 (ja)

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