JPH07311485A - 接触荷電手段の駆動装置 - Google Patents

接触荷電手段の駆動装置

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JPH07311485A
JPH07311485A JP6102565A JP10256594A JPH07311485A JP H07311485 A JPH07311485 A JP H07311485A JP 6102565 A JP6102565 A JP 6102565A JP 10256594 A JP10256594 A JP 10256594A JP H07311485 A JPH07311485 A JP H07311485A
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JP
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gear
driving
contact charging
charging means
transfer
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JP6102565A
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English (en)
Inventor
Yutaka Fukuchi
地 豊 福
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 格別なコスト上昇,大型化あるいは高重量化
をもたらすことなく、接触荷電手段を回転駆動する駆動
装置による顕像担持体の振動を低減する。 【構成】 画像形成装置の顕像担持体(11)に接触してそ
れに電位を付与する接触荷電手段(201)を回転駆動する
ための被駆動側ギア(304),該ギア(304)に直接又は間接
に噛合って該ギア(304)を回転駆動するための駆動側ギ
ア(303)および該駆動側ギア(303)を回転駆動する駆動手
段(300〜302)を備える接触荷電手段(201)の駆動装置(30
0〜202)において、前記被駆動側ギア(304)よりも前記駆
動側ギア(303)の、回転方向のねじり強度を高くしたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電写真方式の画像形
成装置の感光体,転写紙などの顕像担持体に接触して、
それに帯電電位,転写電位などの電位を与える、帯電ロ
−ラ又はベルト,転写ロ−ラ又はベルトなどの接触荷電
手段、を回転駆動するための駆動装置に関し、特に、接
触荷電手段を回転駆動する被駆動側ギア,該ギアに直接
又は間接に噛合って該ギアを回転駆動するための駆動側
ギアおよび該駆動側ギアを回転駆動する駆動手段を備え
る駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】静電写真方式の画像形成装置において
は、感光体に帯電ロ−ラ又は帯電ベルトを接触させて比
較的に低電圧を帯電ロ−ラ又は帯電ベルトに印加して感
光体を荷電する接触帯電方式、ならびに、顕像を形成し
た感光体に転写紙(記録紙)を密着させて該顕像を転写
紙に転写するため、転写紙の裏面に転写ロ−ラ又は転写
ベルトを接触させて比較的に低電圧を転写ロ−ラ又は転
写ベルトに印加する接触転写方式が知られている。
【0003】これらの接触帯電ロ−ラ,転写ロ−ラある
いはベルト等の接触荷電手段は、直接に感光体に、又は
転写紙を間に置いて間接に感光体に接触する際に、感光
体に対し傷や及び振動を与えることを極力避ける為に、
弾性材料が用いられている。この接触荷電手段は、感光
体の周速度と実質上同一の速度で回転駆動するために、
感光体を回転駆動する電気モ−タ(メインメ−タ)に、
ギアおよび必要に応じてクラッチを含む動力伝達機構を
介して結合される。該動力伝達機構が接触荷電手段に与
える回転トルクが、ギアの噛合いにより振動し、これが
接触荷電手段を介して感光体に加わり、感光体の周速度
が振動すると、感光体表面において円周方向に、帯電む
ら,記録画像光の露光むら(画素密度変動)等を生じ、
記録画像品質が低下する。これを防止するために従来
は、感光体ドラムにフライホィ−ルを結合して感光体の
運動(回転)慣性を大きくしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フライホイー
ルの付加は、画像形成装置のコスト上昇,大型化および
高重量化につながり、不利である。
【0005】本発明は、格別なコスト上昇,大型化ある
いは高重量化をもたらすことなく、接触荷電手段を回転
駆動する駆動装置による顕像担持体の振動を低減するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像形成装置
の顕像担持体(11)に接触してそれに電位を付与する接触
荷電手段(201)を回転駆動するための被駆動側ギア(30
4),該ギア(304)に直接又は間接に噛合って該ギア(304)
を回転駆動するための駆動側ギア(303)および該駆動側
ギア(303)を回転駆動する駆動手段(300〜302)を備える
接触荷電手段(201)の駆動装置(300〜202)にお
いて、前記被駆動側ギア(304)よりも前記駆動側ギア(30
3)の、回転方向のねじり強度を高くしたことを特徴とす
る。なお、カッコ内には、理解を容易にするために、図
面に示し後述する実施例の対応要素の記号を、参考まで
に付記した。
【0007】
【作用】駆動側ギア(303)のねじり強度が高いことによ
り、駆動側ギア(303)の周方向のギア噛合いによる振動
が低減し、被駆動側ギア(304)に伝達される振動が低減
する。これにより接触荷電手段(201)の振動が低減し
て、接触荷電手段(201)に加わる振動が低減する。
【0008】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0009】
【実施例】図1に、本発明の一実施例の転写ベルト駆動
装置を組込んだ複写機の概要を示し、図2に、該転写ベ
ルト駆動装置のみを拡大して示す。図1に示す複写機
は、2色重ね記録(2色カラ−複写)が可能な複写機で
あり、黒単色記録モ−ド,赤又は青のカラ−単色記録モ
−ド、および、黒+赤又は青記録の2色記録モ−ド、の
3モ−ドの複写を選択的に行ないうるものであり、感光
体ドラム11は1個であるが、黒記録用の、第1帯電チ
ャージャ13,第1露光装置14および第1現像装置1
5でなる第1顕像形成ユニットと、赤又は青記録用の、
第2帯電チャージャ16,第2露光装置17および第2
現像装置18でなる第2顕像形成ユニットを備える。第
1現像装置15には黒色トナ−が収納され、第2現像装
置18には赤色又は青色トナ−が収納される。
【0010】感光体ドラム11は、メインモータ(30
0;図2)により回転駆動され、まず、除電ランプ及び
除電チャージャからなる除電装置12により光が照射さ
れて除電されることにより表面電位が0V〜100Vの
基準電位になる。次に、感光体ドラム11は、第1帯電
チャージャ13により均一に帯電され、表面電位が−8
50V前後になる。
【0011】また、デジタル記録画像情報(黒画像情
報)で変調された記録画像光が、レ−ザ露光装置(図示
せず)より露光系14の反射鏡141に投射され、そし
て感光体ドラム11に照射されると、これにより感光体
ドラム11に第1静電潜像が形成される。レーザ光14
2が照射された部分の表面電位は0〜−100Vにな
る。 第1静電潜像は、第1現像装置15により黒トナ
−で現像されて、黒顕像となる。第1現像装置15は、
現像動作時には現像ローラ151,152、撹拌ローラ
153、撹拌羽154が回転駆動されて、黒トナーとキ
ャリアとからなる現像剤を撹拌ローラ153及び撹拌羽
154により撹拌して現像ローラ151,152に送
り、これらのロ−ラ151,152から黒トナ−が、感
光体ドラム11の0〜−100Vの電位部に移る。
【0012】現像ロ−ラ151上の現像剤は、ドクタブ
レ−ド156により一部が掻き落とされて一定量に調整
された後に感光体ドラム11と現像スリーブ151,1
52との間を通過して現像容器155内に戻り、撹拌ロ
ーラ153及び撹拌羽154により再び撹拌されて搬送
される。また、ドクタ部材156により現像スリーブ1
51上から掻き落とされた現像剤は、セパレータ157
を経て現像容器155内に落下し、撹拌ローラ153及
び撹拌羽154により再び撹拌されて、現像ローラ15
1,152に送られる。このように現像剤が循環しなが
ら、感光体ドラム11と現像ロ−ラ151,152との
間を通過する現像剤により感光体ドラム11上の静電潜
像が現像される。また、現像容器155内の現像剤には
トナー補給部158がら黒トナーが補給される。現像ス
リーブ151,152には電源から−600V前後の現
像バイアス電圧が印加される。
【0013】上述の黒記録のために荷電,静像形成およ
び現像は、黒単色記録モ−ド又は2色記録モ−ドが操作
部により選択された場合にのみ行われ、単色カラ−記録
(赤又は青)モ−ドが操作部で選択された場合には実行
されない。
【0014】2色記録モ−ド又は単色カラ−記録モ−ド
が選択されているときには、感光体ドラム11は、第2
帯電チャージャ16により荷電され、露光装置17によ
り画像光が露光されて静電潜像を形成し、第2現像装置
18により、赤トナ−又は青トナ−で現像される。
【0015】感光体ドラム11は、第2現像装置18の
所を通過してから転写前除電器19により除電され、転
写装置20の転写ベルト201により、感光体ドラム1
1上のトナー像が、給紙装置から送り込まれる記録紙に
転写される。記録紙は、給紙装置からレジストローラ2
1へ給紙され、レジストローラ21が記録紙を感光体ド
ラム11上のトナー像の先端部と記録紙の先端部とが一
致するようなタイミングで転写装置20へ送出する。
【0016】転写装置20は、転写ベルト201と、そ
れを支持する駆動ローラ202及び従動ローラ203
と、転写ベルト201の裏面に当接するバイアスローラ
204と、クリ−ニング装置205とを有し、駆動ロー
ラ202が、それと一体の被駆動ギア304(図2)、
ならびに、駆動側の中間ギア303,302およびピニ
オンギア301を介してメインモータ300に連結され
ていて、メインモータ300の回転時に転写ベルト20
1を回転駆動する。転写ベルト201は、図示しないベ
ルト接離機構により、転写時点のみ、感光体ドラム11
に押し付けられ、転写を終了したときには感光体ドラム
11から離される。
【0017】バイアスローラ204には、レジストロー
ラ21から転写装置20へ記録紙が送出される時に、図
示しない高圧電源から、感光体ドラム11上の黒トナー
及び色トナー(赤トナ−又は青トナ−)の帯電極性とは
反対極性の転写電圧が印加され、記録紙には、感光体ド
ラム11と転写ベルト201とのニップ部(接触面)で
トナー像が転写される。
【0018】転写ベルト201はその転写電圧により、
記録紙を吸着して搬送し、これにより記録紙が感光体ド
ラム11から分離される。仮に記録紙が感光体ドラム1
1から分離されないと、分離爪22により感光体ドラム
11から分離される。
【0019】転写ベルト201で搬送されて記録紙は、
図示しない定着装置で、加熱及び加圧される。これによ
りトナー像が記録紙に固着(定着)する。この記録紙は
複写機の外部へ排出される。転写ベルト201は記録紙
分離後にクリ−ニング装置205にてクリーニングされ
る。すなわち、ブラシ205a及びクリーニングブレー
ド205bにより、転写ベルト201上の残留トナーが
掻き落とされる。
【0020】感光体ドラム11は、記録紙分離後に、ク
リーニング装置23にてクリーニングされる。すなわち
ブラシ231及びクリーニングブレード232により残
留トナーが除去されて再び次の作像工程に移る。
【0021】転写ベルト201を回転駆動する機構を、
図2に拡大して示す。300はメインモータ、301は
モータ300の回転軸に固着されたピニオンギア、30
2は減速ギア、303はアイドラギア、304は駆動ロ
ーラ202に固定された転写駆動ギアであり、ギア30
4が被駆動ギアで、ギア301〜303が駆動側ギアで
ある。
【0022】この実施例でギア303は、歯数36枚
で、142.6rpmで回転駆動される。ギア304は、歯数3
0枚で、回転数171.6rpmで回転する。ギア303の材質
は、PBT(ポリブチル テレフタレート)で、ギア3
04の材質は、POM(ポリアセタール)である。ギア
303の材質をPBTとしたのは、転写装置20のバイ
アスローラ204へ高圧電源より高電圧が印加される
為、高絶縁性と、高難燃性(高自己消火性)を同時に満
すためである。この材質により、転写ベルト201がギ
ア303を介してリ−クすることがなく、しかも、仮に
他の部材を介して転写ベルト201がリ−クし発熱して
も、あるいはギアトレインの故障によりギアトレインが
発熱しても、ギア303が燃えることがなく、電気系統
又は機械系統の故障による発火のおそれがない。
【0023】ところで、ギア303の噛合いによりギア
303の回転方向の振動の周波数は、86.5Hz(=142.6r
pm×36枚÷60秒)と計算出来る。これはギア303の歯
1枚が、他のギアの歯と噛合う時に発生する噛合周波数
である。転写装置20の転写ベルト201が感光体ドラ
ム11に接触する為、86.5Hzの振動が、転写ベルト20
1から感光体ドラム11に伝わり、感光体ドラム11が
その周方向(回転方向)に86.5Hzに振動する(回転トル
ク変動を生ずる)。これによりレ−ザ光142で形成さ
れる静電潜像に86.5Hz相当するしま模様が発生
し、現像装置15で現像されコピー上にピッチむらを生
じることになる。
【0024】本発明者は、ギア303の歯底の肉厚を、
図3の(a),(b)および(c)に示すように、T1
〜T3とした。T1<T2<T3である。転写装置20
のフレーム208に加速度ピックアップ計401を付け
振動を調べた所、表1の様な結果を得た。
【0025】
【表1】
【0026】この結果は、ギア303の歯底の肉厚を厚
くすることにより、すなわちギア303のねじり強度を
高くすることにより、転写ベルト201を回転駆動する
駆動装置から、転写ベルト201を介しての感光体ドラ
ム11への振動伝播が少くなり、感光体ドラム11の振
動が抑制されることを示している。
【0027】同様な実験をギア302に対しても行なっ
たが、85.6Hzの振動に対する変化は少なく、ギア304
の強度は、まったく関係無いことも確認出来た。結局、
転写装置20のギア304を駆動するアイドラギア30
3を、上述のギアトレインの中で最も強くするのが、振
動抑制に効果が高いことが分かった。したがって上述の
実施例において、ギア303はその材質を自己消火性が
高いPBT(ポリブチル テレフタレート)とし、かつ
図3の(c)に示すようにその歯底の肉厚を厚くT3と
して回転方向のねじり強度が被駆動ギア304より高い
ものとした。これにより、感光体ドラム11の振動を大
幅に低減している。
【0028】
【発明の効果】駆動側ギア(303)のねじり強度が高いこ
とにより、駆動側ギア(303)の周方向のギア噛合いによ
る振動が低減し、被駆動側ギア(304)に伝達される振動
が低減する。これにより接触荷電手段(201)の振動が低
減して、接触荷電手段(201)に加わる振動が低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の転写ベルト駆動装置を組
込んだ複写機の概要を示す縦断面図である。
【図2】 図1に示す転写ベルト201を回転駆動する
転写ベルト駆動装置の拡大側面図である。
【図3】 (a)および(b)は、ねじり強度が低いギ
ア(303相当、ただし比較例)の一部分の拡大断面図
であり、(c)は図2に示すねじり強度が高いギア30
3の一部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
11:感光体ドラム 12:除電装置 13:第1帯電チャ−ジャ 14:露光系 15:第1現像装置 16:第2帯電チャ
−ジャ 17:露光装置 18:第2現像装置 19:転写前除電器 20:転写装置 201:転写ベルト 202:駆動ロ−ラ 203:従動ロ−ラ 204:バイアスロ
−ラ 205:クリ−ニング装置 208:転写装置の
フレ−ム 21:レジストロ−ラ 22:分離爪 23:クリ−ニング装置 300:メインモ−
タ 301:ピニオンギア 302:減速ギア 303:アイドラギア 304:転写駆動ギ
ア 401:加速度ピックアップ計

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置の顕像担持体に接触してそ
    れに電位を付与する接触荷電手段を回転駆動するための
    被駆動側ギア,該ギアに直接又は間接に噛合って該ギア
    を回転駆動するための駆動側ギアおよび該駆動側ギアを
    回転駆動する駆動手段を備える接触荷電手段の駆動装置
    において、 前記被駆動側ギアよりも前記駆動側ギアの、回転方向の
    ねじり強度を高くしたことを特徴とする接触荷電手段の
    駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動側ギアの歯底肉厚が前記被駆動
    側ギアの歯底肉厚よりも厚い、請求項1記載の接触荷電
    手段の駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動側ギアの材質が前記被駆動側ギ
    アの材質よりも高強度のものである請求項1記載の接触
    荷電手段の駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動側ギアの材質は自己消火性が高
    いものである請求項1記載の接触荷電手段の駆動装置。
JP6102565A 1994-05-17 1994-05-17 接触荷電手段の駆動装置 Pending JPH07311485A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004048240A1 (en) * 2002-11-26 2004-06-10 Ricoh Company, Ltd. Inkjet recording device
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JP2012125156A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Shimano Inc 両軸受リール及びその設計方法

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