JPH07311402A - モード記憶装置を備えたカメラ - Google Patents

モード記憶装置を備えたカメラ

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Publication number
JPH07311402A
JPH07311402A JP6101421A JP10142194A JPH07311402A JP H07311402 A JPH07311402 A JP H07311402A JP 6101421 A JP6101421 A JP 6101421A JP 10142194 A JP10142194 A JP 10142194A JP H07311402 A JPH07311402 A JP H07311402A
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JP
Japan
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mode
function
switch
camera
stored
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Pending
Application number
JP6101421A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Kitazawa
利之 北沢
Tetsushi Nakano
哲志 中野
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07311402A publication Critical patent/JPH07311402A/ja
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 撮影者が設定したモード/ファンクションの
記憶が、不用意に記憶されることがなく、また容易に記
憶させることができるモード記憶装置を備えたカメラを
提供する。 【構成】 撮影者により選択されたモード/ファンクシ
ョンを撮影に使用するモード/ファンクションとしてR
AM162に記憶するCPU161を有し、RAM16
2に記憶されているモード/ファンクションをRAM1
62とは別個に記憶するメモリー回路165(メモリ1
66)と、CPU161に、メモリー回路165に記憶
したモード/ファンクションを呼び出して撮影に使用さ
せるセットスイッチと、上記メモリー回路165に記憶
したモード/ファンクションの一部またはすべてを特定
の初期設定モード/ファンクションに書き換えさせるク
リアスイッチと、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、選択可能な複数のモー
ド/ファンクション、例えば露出モード、ドライブモー
ドなど複数のカメラの機能の中から撮影者により選択さ
れた機能を記憶し、さらにその記憶内容を一度に書き換
えあるいはクリアできるモード記憶装置を備えたカメラ
に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】近年のカメラ、特に一眼
レフカメラでは、撮影者が選択可能な多数の撮影モード
などのモード/ファンクションを有している。選択可能
なモード/ファンクションとしては、例えば、露出モー
ド、ドライブモードなどがあり、露出モードには選択可
能なオート露出モードとマニュアル露出モードがあり、
さらにオート露出モードの中には、フルオートのプログ
ラム露出モードや、セミオートのシャッタ優先、絞り優
先露出モードがあり、さらにプログラム露出モードの中
には、ノーマル、高速シャッタ優先、被写界深度優先プ
ログラム露出モードなど多数のプログラム露出モードが
ある。これらのモード/ファンクションは、通常カメラ
のROMに格納されていて、選択、あるいは変更および
設定された機能は、RAMなどの記憶手段に記憶され
る。そして、撮影に際して必要なときに、カメラの機能
を制御する制御手段、通常はマイクロコンピュータによ
り呼び出され、呼び出されたモード/ファンクションに
基づいて撮影処理がなされる。
【0003】また、従来、上記モード/ファンクション
の選択、変更および設定は、専用のスイッチ釦の操作に
より行ない、さらに、記憶手段に記憶された機能の呼出
しは、これも専用のスイッチ釦の操作により行なう構成
であった。そして、モード/ファンクションを一度変更
すると、その変更前のモード/ファンクションに戻すた
め、あるいはカメラに予め定められている初期設定モー
ドに戻すためには、変更時と同様の操作を一々繰り返さ
なければならなかった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、撮影者が選択または設定した
モード/ファンクションのすべてまたは一部を、一度に
特定の初期設定モード/ファンクションに変更できるモ
ード記憶装置を備えたカメラを提供することを目的とす
る。
【0005】
【発明の概要】この目的を達成する本発明は、変更可能
なモード/ファンクションの中からモード選択手段によ
り選択されたモード/ファンクションを記憶する記憶手
段を備えたカメラにおいて、上記記憶手段に記憶したモ
ード/ファンクションの一部またはすべてをそれぞれ特
定の初期設定モード/ファンクションに一度に書き換え
る書き換え手段を備えたこと、に特徴を有する。
【0006】請求項2に記載の発明は、変更可能なモー
ド/ファンクションの中からモード選択手段により選択
されたモード/ファンクションを撮影に使用するモード
/ファンクションとして記憶するモード記憶手段を備え
たカメラにおいて、上記モード記憶手段に記憶されてい
るモード/ファンクションを、上記モード記憶手段とは
別個に記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶したモ
ード/ファンクションを呼び出して撮影に使用する呼出
し手段と、上記記憶手段に記憶したモード/ファンクシ
ョンの一部またはすべてをそれぞれ特定の初期設定モー
ド/ファンクションに一度に書き換える書き換え手段
と、を備えたことに特徴を有する。
【0007】
【実施例】以下図示実施例に基づいて本発明を説明す
る。先ず、本発明を搭載した一眼レフカメラの外観およ
び操作手段の構成について、図1および図2を参照して
説明する。図1および図2は、本発明を適用した一眼レ
フカメラのカメラボディの一実施例であって、図1は同
カメラボディを撮影者側から見た平面図、図2は背面図
である。
【0008】このカメラボディ10は、上飾りカバー1
1に主要なスイッチ操作部材を備えている。上飾りカバ
ー11の上面中央よりもやや左側には、撮影モードなど
を表示する表示手段として液晶表示パネル21が装着さ
れている。液晶表示パネル21の右側には、モード呼出
しスイッチの操作部を兼ねるメインスイッチ31のスラ
イド操作部32が装着され、液晶表示パネル21の左側
にはモード変更スイッチ41のモード設定ダイヤル4
2、表示環43およびモード設定スイッチ51の設定釦
52が同軸上に装着されている。モード設定ダイヤル4
2は、一部分が上飾りカバー11の背面から露出し、表
示環43および設定釦52は上飾りカバー11の上面か
ら露出している。
【0009】メインスイッチ31の右前方には、メモリ
ースイッチ71のメモリー釦72およびクリアスイッチ
81のスイッチ釦82が装着されている。さらにこれら
の前方には、TV電子ダイヤルスイッチの回転自在なT
V操作ダイヤル92およびシャッタ釦93が装着されて
いる。
【0010】上飾りカバー11の背面には、スライド操
作部32の横位置に、AV電子ダイヤルスイッチ61の
回転自在なAV操作ダイヤル62が、上飾りカバー11
の背面から露出した状態で装着されている。AV操作ダ
イヤル62の横位置には、IFスイッチ111のIF釦
112および露出値をロックするMLスイッチ121の
ML釦122が装着されている。また、裏蓋13には、
測光モード選択釦96および露出補正釦97が装着され
ている。
【0011】メインスイッチ31、モードスイッチ4
1、設定スイッチ51、AV電子ダイヤルスイッチ6
1、メモリースイッチ71、クリアスイッチ81の構成
について、図3ないし図6を参照してより詳細に説明す
る。
【0012】図3は、メインスイッチ31の構造を、図
1のIII −III 切断線に沿って切断して示す部分断面図
である。メインスイッチ31は、スライド操作部32
と、スライド操作部32のボディ内面から突出形成され
た連動脚部33とを有する。スライド操作部32は、上
飾りカバー11に形成された、カメラボディ10の前後
方向に延びるガイド溝11a内に前後摺動自在に収納さ
れている。ガイド溝11aの底面には前後方向に延びる
長孔11bが形成されていて、この長孔11bに、連動
脚部33が前後方向に移動自在に嵌っている。
【0013】さらに上飾りカバー11の内面には、長孔
11bを塞ぐ位置にガイド板34が固定されている。こ
のガイド板34にも前後方向に延びる長孔34aが形成
されていて、この長孔34aを形成する両側縁部に、連
動脚部33に形成された溝33aが摺動自在に嵌合して
いる。スライド操作部32は、この溝33aと長孔34
aの縁部との嵌合により、前後動自在にガイドされかつ
上飾りカバー11から抜け止めされている。
【0014】長孔34からボディ内に突出した連動脚部
33の先端部には、接片ブラシ35がねじ止めされてい
る。接片ブラシ35は、互いに導通した3枚のフォーク
状の摺接接片35a、35b、35cを有し、各摺接接
片35a、35b、35cは、フレキシブルプリント基
板17上に形成されたパターン接片36a、36b、3
6cに摺接可能に対向している(図8参照)。フレキシ
ブルプリント基板17は、親板16を介してカメラボデ
ィ10内の本体ブロック15に固定されている。パター
ン接片36a、36b、36cは、各摺接接片35a、
35b、35cと摺接するように、各摺接接片35a、
35b、35cの移動方向に延設されている。
【0015】パターン接片36a、36b、36cは、
図示しないが、導通線部の一端部に形成されていて、各
導通線部を介して、パターン接片36aは、図示しない
電源のグランド端子に接続され、パターン接片36bお
よび36cはそれぞれ後述のスイッチ入力部163のス
イッチ入力端子に接続されている。なお、フレキシブル
プリント基板17は、カメラボディ10内を所定のルー
トで這っていて、各導通線部がスイッチ入力部163の
対応する入力端子に接続されている。
【0016】接片35a、36aと摺接接片35bおよ
びパターン接片36bとで、モード呼出しスイッチであ
るセットスイッチSW1を構成し、摺接接片35cおよ
びパターン接片36cとで電源スイッチSW2を構成し
ている。
【0017】摺接接片35a、35b、35cおよび接
片36a、36b、36cは、メインスイッチ31が初
期状態(スライド操作部32がオフ位置)にあるときに
は摺接接片35aとパターン接片36aのみが接触して
導通し、他の摺接接片35bとパターン接片36b、摺
接接片35cとパターン接片36cとは非接触の非導通
(オフ)状態、つまりセットスイッチSW1および電源
スイッチSW2はオフしている。
【0018】スライド操作部32が前方にスライドされ
て第2の位置(セット位置)に達した状態(メインスイ
ッチ31の第2の状態)では摺接接片35bが接片36
bに接触して導通し、セットスイッチSW1がオンす
る。さらにスライド操作部32が前方にスライドされて
第2の位置(電源オン位置)に達した状態(メインスイ
ッチ31の第3の状態)では摺接接片35cがパターン
接片36cに接触して導通し、電源スイッチSW2がオ
ンする。なお、摺接接片35aとグランド接片36aと
は常時導通していて、摺接接片35bと第1パターン接
片36bとは第2の位置と第3の位置との間では導通状
態を維持する。
【0019】図4は、モードスイッチ41および設定ス
イッチ51の構造を、図1のIV−IV切断線に沿って切断
して示す部分断面図である。
【0020】このモードスイッチ41は、操作部とし
て、上飾りカバー11に回動自在に軸支されたモードダ
イヤル42を備え、モードダイヤル42と同軸上に進退
動可能に軸支された設定釦52を備えている。上飾りカ
バー11の上面には、表示環43を収容する凹部11c
および表示環43の筒状軸部43aを回動自在に軸支す
る軸孔部11dが形成されている。この凹部11cおよ
び軸穴部11dを貫通した軸部43aは、さらにモード
ダイヤル42の軸穴42aに挿入され、一体化されてい
る。そして、円板状のコード板49が、モードダイヤル
42の端面に密着した状態で軸部43aの端面にねじ止
めされている。
【0021】モードダイヤル42の上端面と対向する上
飾りカバー11の内面には、円板状のクリックストップ
板45が固定されている。一方、クリックストップ板4
5と対向するモードダイヤル42の上面には、クリック
ストップボール46を収納するボール孔42bが形成さ
れ、このボール孔42b内に、ばね47で付勢されたス
トップボール46が挿入されている。ストップボール4
6は、ばね47によりクリックストップ板45方向に付
勢されて転動可能に接触し、クリックストップ板45に
設けられたストップ孔45aに嵌合したときにモードダ
イヤル42をその位置にクリックストップする。ストッ
プ孔45aは、周方向に所定間隔で複数個、本実施例で
は7個設けられている。
【0022】コード板49には、親板16上に装着され
たブラシ状の弾性接片48が摺接可能に接触している。
図示しないが、コード板49の表面には、複数の接片パ
ターンが形成され、弾性接片48には複数の接片を有す
る。そして、モードダイヤル42が停止するクリックス
トップ位置に応じた上記接片パターンに上記弾性接片2
8が接触し、オンする。
【0023】表示環43上端面には凹部43bが形成さ
れ、この凹部43bの底面に軸穴43cが形成されてい
て、これらの凹部43b、軸穴43cに、設定スイッチ
51の設定釦52が装着されている。設定釦52は、そ
の軸部53が軸穴43cを貫通している。なお、軸穴4
3cから突出した軸部53の先端部には、Eリングなど
の抜け止め部材が嵌着され、設定釦52が軸穴43cか
ら抜け落ちるのが防止されている。
【0024】軸部53の先端部と対向する親板16上に
は、円錐台状に形成された弾性脚部を有する設定スイッ
チ部材54が配置されている。設定スイッチ部材54
は、台部の下面に設けられた導電接片55と、この導電
接片55と対向する位置に設けられた、二以上の接片を
有するパターン接片56とを備えている。設定釦52、
設定スイッチ部材54、および接片55、56により設
定スイッチ51を構成している。設定釦52が押し下げ
られると、軸部53により接片55が脚部の弾性力に抗
して押し下げられ、パターン接片56に接触し、パター
ン接片56の二つの接片が導通接片55を介して導通、
つまりオンする。なお、図1において符号43aは、モ
ードダイヤル42がどのモード/ファンクションにセッ
トされているかを示す指標である。つまり、指標43a
と合致している表示環43に示されているモード/ファ
ンクションに関するスイッチがオンする。
【0025】図5は、AV操作ダイヤル62の構造を、
図1のV−V切断線に沿って切断して示す断面図であ
る。AV操作ダイヤル62は、上飾りカバー11の内面
に一体に形成された支柱18に固定された支持板63
に、軸64を介して回動自在に軸支されている。この軸
64は支持板63に回転不能に固定され、AV操作ダイ
ヤル62の上端部から突出した軸64の先端面には、円
板状のクリックストップ板65が固定されている。
【0026】一方、クリックストップ板65と対向する
AV操作ダイヤル62の上面には、クリックストップボ
ール66を収納するボール孔62bが形成され、このボ
ール孔62b内に、ばね67で付勢されたストップボー
ル66が挿入されている。ストップボール66は、ばね
67により付勢されてクリックストップ板65に転動可
能に接触し、クリックストップ板65に設けられたスト
ップ孔65aに嵌ったときにAV操作ダイヤル62をそ
の位置にクリックストップする。なお、ストップ孔65
aは、周方向に所定間隔で複数個設けられていて、AV
操作ダイヤル62を複数の回動位置にクリックストップ
する。
【0027】AV操作ダイヤル62の下面には、円板状
のコード板69が固定されている。このコード板69に
は、親板17上に装着されたブラシ状の弾性接片68が
摺接可能に接触している。図示しないが、コード板64
の表面には、弾性接片68が摺接する円周上に周期的な
導通/非導通パターンが形成されている。この導通/非
導通パターンは、AV操作ダイヤル62が、あるクリッ
クストップ位置から隣のクリックストップ位置まで移動
する間に、弾性接片68と1回非接触状態となるよう
に、つまり1回オフまたはオンするように構成されてい
る。
【0028】図6は、メモリースイッチ71およびクリ
アスイッチ81の構成を示す、図1のVI−VI切断線に沿
う断面図である。メモリースイッチ71の操作部である
メモリー釦72およびクリアスイッチ81の操作部であ
るクリア釦82は、上飾りカバー11に並設された釦孔
11e、11fにそれぞれぞれ、カメラボディ10の内
側から挿入されている。メモリー釦72、クリア釦82
はそれぞれ、ボディ内端部に釦孔11e、11fよりも
大径の抜け止め鍔73、83が一体に形成されている。
【0029】メモリー釦72、クリア釦82のボディ内
端面と対向するフレキシブルプリント基板17上には、
円錐台状に形成された弾性脚部を有する接点部材74、
84が配置されている。各接点部材74、84は、台状
部の下面に設けられた導電接片75、85と、これらの
導電接片75、85と対向する位置にそれぞれ設けられ
た、二以上の接片を有するパターン接片76、86とを
備えている。各パターン接片76、86はそれぞれ、ス
イッチ入力部73の対応する入力端子に接続されてい
る。なお、メモリー釦72、接点部材74、接片75お
よびパターン接片76によりメモリースイッチ71を構
成し、同様にクリア釦82、接点部材84、接片85お
よびパターン接片86によりクリアスイッチ81を構成
している。
【0030】メモリー釦72が押し下げられると、メモ
リー釦72により脚部の弾性力に抗して導電接片75が
押し下げられてパターン接片76に接触し、パターン接
片76が導通、つまり、メモリースイッチ71がオンす
る。同様にクリア釦82が押し下げられると、クリア釦
82により脚部の弾性力に抗して導電接片85が押し下
げられてパターン接片86に接触し、パターン接片86
が導通、つまり、クリアスイッチ81がオンする。
【0031】TV操作ダイヤル92の構成は、AV操作
ダイヤル62と同様であり、レリーズ釦93は公知のレ
リーズ釦の構成と同様であり、IF釦112およびML
釦122の構成は、メモリー釦72、クリア釦82の構
成と同様である。
【0032】以上は本発明を適用した一眼レフカメラボ
ディ10の機械的構成であるが、同カメラの制御回路の
構成について、さらに図9に示した要部のブロック回路
を参照して説明する。
【0033】メインスイッチ31(セットスイッチSW
1、電源スイッチSW2)、モードスイッチ41、設定
スイッチ51、メモリースイッチ71、クリアスイッチ
81、およびIFスイッチ111は、スイッチ入力部1
63に接続されていて、各スイッチ31、41、51、
81、111のON/OFF状態がこのスイッチ入力部163
により検知される。なお、図示しないが、他のスイッチ
類もこのスイッチ入力部163に入力されている。
【0034】スイッチ入力部163が検出したスイッチ
情報は、このカメラの各種機能を統括的に制御する、制
御手段としてのCPU161に入力される。CPU16
1は、入力したスイッチ情報に基づいて、予めROMに
格納されたプログラムにしたがって処理を実行する。ま
た、スイッチ入力部163が検知したスイッチ情報は、
記憶手段としてのメモリー回路165にも出力される。
なお、ROMには、カメラの機能に関する各種機能、変
更可能なモード/ファンクションおよび変更可能なモー
ド/ファンクションの初期設定データなどが格納されて
いる。
【0035】さらにCPU161は、撮影に使用する可
変モード/ファンクションなどのデータをメモリするモ
ード記憶手段としてのRAM162を内蔵している。C
PU161は、このRAM162が記憶しているモード
/ファンクションを呼び出して、表示回路167を介し
て表示部169に表示し、また撮影処理に使用する。表
示部169は、液晶表示パネル21および図示しないフ
ァインダ内表示器を含む。
【0036】メモリー回路165は、上記RAM162
に書き込まれたモード/ファンクションを記憶する記憶
手段としてのメモリ166を備えている。本願では、メ
モリ166が記憶したモード/ファンクションをメモリ
モードという。メモリ166としてはダイナミックRAM
、スタティックRAM 、あるいは書き換え可能なEEPROM
などを使用できる。なお、本実施例ではRAM162と
メモリ166とを別個のメモリ手段で示したが、これら
は同一のメモリ手段とし、その異なるメモリ領域、アド
レスに記憶する構成にしてもよい。
【0037】CPU161は、セットスイッチSW1が
オンしているときには、メモリ166が記憶しているモ
ード/ファンクションを呼出し、液晶表示パネル21に
表示し、撮影処理に使用し、一方、電源スイッチSW2
がオンしているときには、RAM162が記憶している
モード/ファンクションを呼び出して液晶表示パネル2
1に表示し、撮影処理に使用する。
【0038】変更可能なモード/ファンクションの変
更、選択は、モード/ファンクション選択手段を構成す
る、モードスイッチ41、設定スイッチ51、AV電子
スイッチ61、TV電子操作ダイヤル92およびCPU
161により実行される。本一眼レフカメラ10では、
モードスイッチ41で、変更するモード/ファンクショ
ンを選択し、設定スイッチ51のオンでそのモード/フ
ァンクションを選択可能状態とし、さらにこの選択可能
状態においてAV、TV操作ダイヤル62、92の回転
操作によりモード/ファンクション中のモード/選択肢
を選択変更する構成である。その構成の詳細は、例えば
本出願人の先願である特開平5−27298号公報に開
示されている。
【0039】ここで、本実施例ではモード/ファンクシ
ョンとして、撮影モード、ドライブモード、電子音モー
ド、フィルム巻戻しモード、ISO値設定モード、スト
ロボモード、測光モード、カスタムファンクションを有
している。
【0040】さらに各モード/ファンクションは、選
択、変更可能なモード/選択肢を含む。撮影モードは、
プログラム露出モード、絞り優先露出モード、シャッタ
優先露出モード、マニュアル露出モードなどを含む。ド
ライブモードは、1コマ撮影モード、連続撮影モード、
セルフタイマーモードなどを含む。電子音モードは、合
焦、非合焦時に電子音による警告をするかしないかの設
定を含む。ISO値設定モードは、フィルムのパトロー
ネに設けられたDXコードを読み込んでISO値を自動
設定するか、DXコードにかかわりなくマニュアルでI
SO値を設定するかを選択するモードである。フィルム
巻戻しモードは、フィルムを撮影し終えたときに自動的
にフィルムの巻戻しを開始するかどうかを選択するモー
ドである。ストロボモードは、先幕シンクロ/後幕シン
クロの切り替えを含み、測光モードは、スポット測光、
分割測光を含む。カスタムファンクションは、その他撮
影者の好みに応じた設定が可能なファンクションであ
る。
【0041】以上の撮影モード、ドライブモード、電子
音モード、フィルム巻戻しモード、ISO値設定モー
ド、ストロボモード、測光モード、カスタムファンクシ
ョン等における選択可能なモード/ファンクションは、
それぞれについて一つのモード/選択肢が初期設定モー
ドとして設定されていて、CPU161のROMに書き
込まれている。撮影者の操作により変更、設定されてい
なときには、それらの初期設定モードが読み出され、R
AM162に書き込まれ、表示、撮影に使用される。
【0042】モード/ファンクションの分類は任意であ
るが、本実施例では、後述するように、カスタムファン
クションは、撮影者が選択、変更、設定可能なモード/
ファンクション中において、一つのグループとして一度
に初期設定値に書き換えることができる。残りのモード
/ファンクションは、上記一つのグループと一緒に初期
設定値に書き換えることができる。
【0043】本実施例では、電源スイッチSW2がオン
のときに設定釦52がオン操作されると、モードダイヤ
ル42により選択されたモード/ファンクションが変更
可能な状態になり、かつ液晶表示パネル21上の対応す
る表示が点滅を開始する。この状態でAV操作ダイヤル
62が回転操作されると、その変更可能状態のモードに
おいて選択可能なモードが順次変わり、液晶表示パネル
21に表示される。そして、設定釦52がオフされる
と、液晶表示パネル21に表示されているモードが選択
され、CPU161のRAM162にメモリされる。こ
のRAM162にメモリされたモード/ファンクション
が液晶表示パネル21に表示され、実際の撮影に使用さ
れる。
【0044】そして本実施例では、モードダイヤル42
によりカスタムファンクション「PF」が選択されてい
るときにIF釦112がオンされると、すべてのカスタ
ムファンクションが一度に初期化され、RAM162の
ファンクションデータが初期データに書き換えられる。
【0045】また、電源スイッチSW2がオンのときに
メモリースイッチ71がオンされると、RAM162に
メモリされているモードをメモリー回路165(メモリ
166)に書き込む。そして、メインスイッチ操作部3
2に連動するセットスイッチSW1がオン、電源スイッ
チSW2がオフしているときには、メモリー回路165
が記憶しているモード/ファンクションを呼び出して液
晶表示パネル21に表示し、さらに撮影に使用する。つ
まり、セットスイッチSW1がオンのときにはメモリー
回路165がメモリしているモードにより撮影し、電源
スイッチSW2がオンしているときにはCPU161の
RAM162にメモリしてあるモードにより撮影するの
である。
【0046】さらに、セットスイッチSW1がオンのと
きにクリアスイッチ81がオンされるとメモリー回路1
65は、CPU161の制御下で、メモリ166に記憶
してあるモード/ファンクションデータを消去(クリ
ア)する。このようにメモリー回路165がクリアされ
ると、CPU161は、変更可能なモード/ファンクシ
ョンに関しては初期設定モード/ファンクションをRO
Mから呼び出してメモリー回路165に記憶させ、その
初期設定モード/ファンクションにより表示、撮影処理
を実行する。
【0047】なお、メインスイッチ31は単独で設けな
くてもよく、他の機能に関するスイッチの操作部と併用
してもよい。その一実施例を、図7に示した。この実施
例では、モードダイヤル142のクリックストップ位置
に、オフ位置、セット位置およびオン位置を設け、セッ
ト位置においてセットスイッチSW1がオンし、さらに
オン位置において電源スイッチSW2がオンする構成に
してある。符号143は、表示環43と同様の表示環、
符号152は設定釦52と同様の設定釦である。
【0048】この本発明の特徴について、さらに図10
〜図14に示した表示態様および図15および図16に
示したフローチャートを参照して説明する。本発明は、
撮影者が選択、変更、設定可能な撮影機能、例えば露出
モード、ドライブモード、測光モード、ストロボモード
などを一括して呼出し、表示し、変更し、あるいは他の
モードに一括変更可能なことに特徴を有する。
【0049】液晶表示パネル21は多数の表示素子を備
え、それらの表示素子により以下の表示がなされる。図
10は、CPU161の内部ROMにメモリされた初期
設定値、つまり、撮影者が何ら選択、変更、設定してい
ないときの初期モードを表示している。図11は、撮影
者がモード変更、設定を行なった場合の状態を表示して
いる。図12は、メインスイッチ31(電源スイッチS
W2)がオンしている状態を示している。図において、
符号21aは露出モードを表わしていて、図10および
図12はプログラム露出モードを、図11はオート露出
モードを表示していて、符号21aおよび符号21gで
示した表示により絞り優先露出モードを表わしている。
ここで、符号21kで示した3/4円は、AV操作ダイ
ヤル62により絞値をマニュアル設定可能であることを
表示している。
【0050】符号21bは、露出補正を表示して、図1
1では、+0.5Evの露出補正がなされていることを
示している。符号21cはフィルムが装填されているこ
とを表示し、符号21dは撮影枚数を表示していて、図
10および図11は10枚目であることを示している。
符号21eは測光モードを表示していて、図10は分割
測光モードを示し、図11および図12はスポット測光
モードを示している。符号21fはシャッタ速度である
ことを、符号21gはシャッタ速度を示し、符号21h
は絞り値であることを、符号21iは絞り値を示してい
る。符号21m、21n、21pはドライブモードを示
していて、符号21mはセルフタイマーモード、符号2
1nは1コマ撮影モード、符号21pは連続撮影モード
を示している。符号21jは、電子音がオンであること
を表示している。
【0051】図13および図14はそれぞれ、本実施例
におけるカスタムファンクション設定中の状態およびカ
スタムファンクションをクリアした状態を示している。
図13において、符号22aはカスタムファンクション
の選択肢ナンバーが1であることを示し、符号22b
は、カスタムファンクションナンバーが1であることを
示している。本実施例において、カスタムファンクショ
ンナンバー1はフィルム巻戻し後フィルムリーダー部を
パトローネ内に引き込むかパトローネ外に残すかを選択
するファンクションであって、図13ではリーダー部を
パトローネ外に残す選択肢1が選択されていることを表
示している。
【0052】本実施例では、カスタムファンクションお
よび選択肢として下記のものを有しているが、これらに
限定されないことは言うまでもない。 〜:ファンクションナンバー 0〜2:選択肢ナンバー 0:初期設定値 フィルム巻戻し時の状態 0 パトローネに巻き込む 1 パトローネ外に残す フィルム巻き上げ完了時の状態 0 自動的に巻戻し 1 手動で巻戻し開始 露出補正値のステップ選択 0 0.5EVステップ 1 0.3EVステップ プログラムライン選択 0 ノーマルライン 1 高速シャッタ優先ライン 2 深度優先ライン
【0053】カスタムファンクションの変更/設定は、
電源スイッチSW2をオンし、モードダイヤル42をフ
ァンクション選択に、つまり表示環43の「PF」表示
を表示をマーク43mに合わせた状態で設定釦52を押
し、この押した状態でTV操作ダイヤル92およびAV
操作ダイヤル62を回転操作して行なう。
【0054】上記のようにモードダイヤル42をファン
クション選択にセットして設定釦52を押すと、設定ス
イッチ51がオンして液晶表示パネル21の表示が図1
3に示したカスタムファンクション変更表示状態に変わ
り、ファンクションナンバー1および現在選択されてい
る選択肢ナンバーが表示される。この表示状態でTV操
作ダイヤル92を回転操作すると、その回転方向に応じ
てファンクションナンバーが増減変化するとともに、そ
のファンクションナンバーにおいて選択されている選択
肢ナンバーが表示される。また、AV操作ダイヤル62
を回転操作すると、表示されている選択肢ナンバーが増
減変化する。ここで設定釦52を解放すると、変更され
た各カスタムファンクションナンバーにおける選択肢ナ
ンバーのデータがRAM162に書き込まれ、設定され
る。
【0055】図14は、上記カスタムファンクション選
択操作中に、メモリ166に書き込まれているファンク
ションがクリアされたことを示している。つまり、符号
23で示した「CL」が、カスタムファンクションを初
期設定値に変更、つまり初期化したことを示している。
このカスタムファンクションのクリアは、上記カスタム
ファンクション選択操作中に、IF釦112が押された
ときに実行する。なお、以上の表示態様は図示実施例に
限定されるものではなく、表示手段としては、液晶表示
パネル21のような液晶以外に、LEDなどの発光素子
を使用することも可能である。
【0056】以上はファンクション選択処理中のファン
クションクリア(初期化)処理であったが、本実施例で
は、同様にモード選択処理中にモードクリア(初期化)
処理を実行できる。
【0057】ファンクションクリア処理について、図1
5に示したフローチャートを参照して説明する。このフ
ローチャートは、CPU161のタイマ割り込み処理に
より実行されるサブルーチン処理の一つである。この処
理に入ると、先ず、メインスイッチ31がオフ状態であ
るかどうかをチェックし、オフ状態、あるいはセットス
イッチSW1および電源スイッチW2のいずれもがオフ
状態であればそのままこのフローチャートを抜ける(S
201またはS201、S203、S205)。セット
スイッチSW1、またはセットスイッチSW1および電
源スイッチW2がオンすると、以下の処理を実行する。
【0058】セットスイッチSW1はオンしているが、
電源スイッチSW2はオフのときには、ステップS20
5からステップS207に進んで以下の処理を実行す
る。
【0059】メモリ166にモード/ファンクションが
書き込まれているかどうかをチェックし、書き込まれて
いなければ、初期設定モードを液晶表示パネル21に表
示してリターンする(S207、S209)。これによ
り、初期設定モードでの撮影が可能になる。
【0060】メモリ166にモード/ファンクションが
書き込まれているときには、そのモード/ファンクショ
ンを呼び出して、液晶表示パネル21に表示する(S2
07、S211、S213)。そして、クリアスイッチ
81がオンしているかどうかをチェックし、オンしてい
なければリターンする(S215)。これにより、メモ
リ166に記憶されているモード/ファンクションによ
る撮影が可能になる。
【0061】クリアスイッチ81がオンしているときに
は、メモリ166が記憶しているモード/ファンクショ
ンをクリアし、液晶表示パネル21にクリア表示「C
L」を行ない、クリアスイッチ81がオフされるのを待
つ(S215、S217、S219、S221)。
【0062】クリアスイッチ81がオフされたら、液晶
表示パネル21を通常の表示に戻してリターンする(S
221、S223)。これにより、初期設定モード/フ
ァンクションにより撮影が可能になる。
【0063】電源スイッチSW2がオンしているときに
は、RAM162が記憶しているモード/ファンクショ
ンを呼び出して、液晶表示パネル21に表示する(S2
01、S203、S231)。そして、クリアスイッチ
81がオンしているかどうかチェックし、クリアスイッ
チ81がオフしていればリターンする(S233)。こ
れにより、RAM162に記憶されているモード/ファ
ンクションによる撮影が可能になる。
【0064】クリアスイッチ81がオンしていれば、す
べてのファンクションのファンクション選択肢を初期
化、つまりRAM162がメモリしているファンクショ
ンにかかるデータを初期値に書き換え、液晶表示パネル
21にクリア表示23「CL」を表示し、クリアスイッ
チ81がオフされるのを待つ(S233、S235、S
237、S239)。クリアスイッチ81がオフされた
ら、液晶表示パネル21を通常の表示に戻してリターン
する(S239、S241)。これにより、ファンクシ
ョンに関しては初期値により、モードに関してはRAM
162が記憶しているモードによる撮影が可能になる。
【0065】次に、図16を参照して第2の実施例につ
いて説明する。第2の実施例は、第1の実施例のステッ
プを簡素化したものである。このサブルーチンに入る
と、セットスイッチSW1をチェックして、オンしてい
なければこの処理を抜け、オンしていることを条件に下
記の処理を実行する(S301)。
【0066】セットスイッチSW1がオンしているが、
電源スイッチSW2がオンしていないときには、以下の
処理を実行する。先ず、クリアスイッチ81がオンして
いるかどうかをチェックし、オンしていなければ、メモ
リ166にモード/ファンクションが記憶されている場
合には、そのモード/ファンクションを呼び出してこれ
を液晶表示パネル21に表示し、リターンし(S30
5、S307、S309)、記憶されていないときには
初期設定モード/ファンクションをROMから呼び出し
て表示し、リターンする(S305、S307、S31
1)。以上の処理により、メモリ166にモード/ファ
ンクションが記憶されているときにはそのモード/ファ
ンクションでの撮影が可能になり、記憶されていないと
きには初期設定モード/ファンクションでの撮影が可能
になる。
【0067】クリアスイッチ81がオンされているとき
には、メモリ166が記憶しているモード/ファンクシ
ョンをクリアし、液晶表示パネル21にクリア表示23
「CL」を表示してリターンする(S305、S31
3、S315)。このフローチャートには、タイマー割
り込みあるいは図示しない他のルーチンでコールされる
ので、クリアスイッチ81がオンしている間はステップ
S301、S303、S305、S313、S315の
処理を実行してリターンする。そして、クリアスイッチ
81がオフしたら、メモリ166にはモード/ファンク
ションが記憶されていないので、液晶表示パネル21に
初期設定モード/ファンクションを表示してリターンす
る(S305、S307、S311)。以上の処理によ
り、メモリ166が記憶しているすべてのモード/ファ
ンクションがクリアされ、初期設定モード/ファンクシ
ョンでの撮影が可能になる。
【0068】セットスイッチSW1および電源スイッチ
SW2の双方がオンしているときには、ステップS32
1に進んで以下の処理を実行する(S301、S30
3、S321)。先ず、クリアスイッチ81がオンして
いるかどうかをチェックし、オンしていなければ、RA
M162が記憶しているモード/ファンクション(前回
使用モード)を液晶表示パネル21に表示してリターン
する(S321、S323)。この処理により、RAM
162が記憶しているモード/ファンクションによる撮
影が可能になる。
【0069】クリアスイッチ81がオンしているときに
は、すべてのファンクションのファンクション選択肢を
初期化、つまり、RAM162がメモリしているファン
クションにかかる選択肢を初期値に書き換え、液晶表示
パネル21にクリア表示23「CL」を表示してリター
ンする(S321、S325、S325)。クリアスイ
ッチ81がオンしている間は、このサブルーチンに入る
と上記処理を実行し、液晶表示パネル21のクリア表示
23「CL」を維持する(S301、S303、S32
1、S325、S325)。クリアスイッチ81がオフ
したら、RAM162が記憶しているモード/ファンク
ションを液晶表示パネル21に表示してリターンする
(S321、S323)。以上の処理により、RAMメ
モリ166が記憶しているモード/ファンクションの
内、ファンクションにかかるデータのみが初期設定ファ
ンクションに書き換えられ、RAM162が記憶してい
るモード/ファンクションによる撮影が可能になる。
【0070】以上の通り本実施例では、撮影者が変更可
能なモード/ファンクションのうち、変更可能なモード
/ファンクションを撮影者が簡単に一度に初期化するこ
とが可能なので、モード/ファンクションの変更、初期
化処理が非常に楽になる。
【0071】なお、上記ステップS217、S313で
はメモリ166が記憶しているモード/ファンクション
をクリアしたが、RAM162がメモリしているモード
/ファンクションを初期化する構成としてもよい。さら
に上記ステップS235、S325では、RAM162
がメモリしたファンクションを書き換えたが、メモリ1
66が記憶しているファンクションを書き換える構成と
してもよい。
【0072】また、本発明は、本実施例の説明における
モード、ファンクションの名称に何ら限定されるもので
はなく、撮影者が変更可能なカメラの機能をモード、フ
ァンクションにいかに振り分けるかは任意である。例え
ば、ある特種撮影のときにのみ変更する機能をグループ
化してファンクションとしてもよく、撮影結果に直接影
響する機能と影響しない機能とをグループ化し、いずれ
か一方のグループを単独で初期化できるグループとする
こともできる。また、モード/ファンクションまたはフ
ァンクションを初期化する操作釦、スイッチ手段も、ク
リア釦82あるいはIF釦112に限定されない。ファ
ンクションのみを初期化するときには、ファンクション
を選択する操作釦以外の釦であればよい。
【0073】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り本発明は、
複数の中から撮影者が選択可能なモードおよびファンク
ションを備え、変更されたモード/ファンクションを記
憶する記憶手段とを備え、モード選択操作とは別個の操
作により、上記記憶手段に記憶された一部またはすべて
を一度に特定のモード/ファンクションに初期化できる
ので、モード/ファンクションの変更および初期化処理
が非常に楽になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一眼レフカメラのカメラボデ
ィの一実施例を撮影者側から見て示した平面図である。
【図2】同カメラボディの背面図である。
【図3】図1のIII −III 断線に沿う部分断面図であ
る。
【図4】図1のIV−IV断線に沿う部分断面図である。
【図5】図1のV−V断線に沿う部分断面図である。
【図6】図1のVI−VI断線に沿う部分断面図である。
【図7】本発明を適用した一眼レフカメラのカメラボデ
ィの他の実施例を撮影者側から見て示した平面図であ
る。
【図8】図1に示したカメラのメインスイッチの接片構
造を示す図である。
【図9】同カメラの回路構成の一例を示すブロック図で
ある。
【図10】同カメラの表示態様を示す図である。
【図11】同カメラの表示態様を示す図である。
【図12】同カメラの表示態様を示す図である。
【図13】同カメラのファンクション選択中の表示態様
を示す図である。
【図14】同カメラのファンクションクリア時の表示態
様を示す図である。
【図15】同カメラの記憶モード/ファンクションクリ
ア処理の一実施例に関するフローチャートである。
【図16】同カメラの記憶モード/ファンクションクリ
ア処理の他の実施例に関するフローチャートである。
【符号の説明】
10 一眼レフカメラボディ 11 上飾りカバー 16 本体ブロック 17 フレキシブルプリント基板 21 液晶表示パネル 31 メインスイッチ 32 スライド操作部 41 モードスイッチ 42 モードダイヤル 51 設定スイッチ 52 設定釦 62 AV操作ダイヤル 71 メモリースイッチ 72 メモリー釦 81 クリアスイッチ 82 クリア釦 92 TV操作ダイヤル 111 IFスイッチ 112 IF釦 121 MLスイッチ 122 ML釦 161 CPU 162 RAM 163 スイッチ入力部 165 メモリー回路 166 メモリ SW1 セットスイッチ SW2 電源スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変更可能なモード/ファンクションの中
    からモード選択手段により選択されたモード/ファンク
    ションを記憶する記憶手段を備えたカメラにおいて、 上記記憶手段に記憶したモード/ファンクションの一部
    またはすべてをそれぞれ特定の初期設定モード/ファン
    クションに一度に書き換える書き換え手段、を備えたこ
    とを特徴とするモード記憶装置を備えたカメラ。
  2. 【請求項2】 変更可能なモード/ファンクションの中
    からモード選択手段により選択されたモード/ファンク
    ションを撮影に使用するモード/ファンクションとして
    記憶するモード記憶手段を備えたカメラにおいて、 上記モード記憶手段に記憶されているモード/ファンク
    ションを、上記モード記憶手段とは別個に記憶する記憶
    手段と、 上記記憶手段に記憶したモード/ファンクションを呼び
    出して撮影に使用する呼出し手段と、 上記記憶手段に記憶したモード/ファンクションの一部
    またはすべてをそれぞれ特定の初期設定モード/ファン
    クションに一度に書き換える書き換え手段と、を備えた
    こと、を特徴とするモード記憶装置を備えたカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、上記書き換
    え手段は、上記一部またはすべての書き換えを切り替え
    る切り替えスイッチ手段を備えていること、を特徴とす
    るモード記憶装置を備えたカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、上記変更可
    能なモード/ファンクションは二つのグループに分類さ
    れ、一方のグループは単独で、他方のグループは一方の
    グループと一緒に初期設定モード/ファンクションに書
    き換えられること、を特徴とするモード記憶装置を備え
    たカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項3において、上記切り替えスイッ
    チ手段は、カメラの電気部材への電力供給をオン/オフ
    するメインスイッチ手段と連動していること、を特徴と
    するモード記憶装置を備えたカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載のカメラはさら
    に、外部操作を受けて上記書き換え手段に書き換え処理
    を実行させるクリアスイッチ手段を備えていること、を
    特徴とするモード記憶装置を備えたカメラ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、上記クリアスイッチ
    手段は、他の機能と兼用のスイッチ手段および専用のス
    イッチ手段を含むこと、を特徴とするモード記憶装置を
    備えたカメラ。
  8. 【請求項8】 請求項7において、上記クリアスイッチ
    手段は、上記モード選択手段によって上記一部のモード
    /ファンクションを変更処理している間は、上記専用の
    スイッチ手段以外のスイッチ手段で構成されること、を
    特徴とするモード記憶装置を備えたカメラ。
JP6101421A 1994-05-13 1994-05-16 モード記憶装置を備えたカメラ Pending JPH07311402A (ja)

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JP6101421A JPH07311402A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 モード記憶装置を備えたカメラ
US08/835,195 US5721989A (en) 1994-05-13 1997-04-07 Camera having a mode memory device

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8102457B1 (en) 1997-07-09 2012-01-24 Flashpoint Technology, Inc. Method and apparatus for correcting aspect ratio in a camera graphical user interface
US8127232B2 (en) 1998-12-31 2012-02-28 Flashpoint Technology, Inc. Method and apparatus for editing heterogeneous media objects in a digital imaging device
US9224145B1 (en) 2006-08-30 2015-12-29 Qurio Holdings, Inc. Venue based digital rights using capture device with digital watermarking capability

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